JP5830838B2 - 記録媒体の取付構造および当該取付構造を備えた電子機器 - Google Patents

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本発明は、ハードディスクドライブ(HDD)等の記録媒体をカラオケ装置や各種の再生装置等の電子機器に取り付ける構造に関する。
従来、カラオケ装置は、膨大な楽曲データを記憶するために、ハードディスクドライブ(以下、「HDD」と称する。)が搭載されている。しかしながら、このようなHDDは、振動による誤動作や故障が生じやすい。したがって、HDDをカラオケ装置に搭載する際には、HDDに対する振動の抑制構造を備える必要がある。
例えば、特許文献1では、HDDを装置のシャーシに固定する際に、各固定部およびHDDがシャーシに接触する箇所にダンパおよびクッション材を配設している。
特開2006−164330号公報
しかしながら、上述のカラオケ装置のHDDは、装置の動作時に、ほぼ連続的に稼働し続けるものであり、一般的なパソコン等に利用されるHDDと比較して故障の発生頻度が必然的に高くなってしまう。したがって、一般的用途に利用されるHDDと比較して、交換の頻度が高くなる。
このため、従来技術のように、ダンパ等を介してHDDを直接シャーシに固定すると、交換作業の負荷が増加してしまう。また、HDDに直接ダンパおよびクッション材を設置しておき、シャーシに直接固定する方法では、HDDの交換毎に、ダンパやクッション材も同時に交換しなければならず、交換コストが高くなってしまう。
したがって、本発明の目的は、交換が容易且つ安価に行える記録媒体の取付構造を提供することにある。
この発明は、記録媒体の取付構造に関する。この記録媒体の取付構造は、所定の筐体を備える記録媒体に装着された媒体側フレームと、該媒体側フレームを着脱可能とし該媒体側フレームの装着時に当該媒体側フレームが固定される形状の本体側フレームと、本体側フレームが載置される装置シャーシとを備える。さらに、この記録媒体の取付構造では、装置シャーシに本体側フレームを固定する固定治具と、本体フレームと、装置シャーシおよび固定治具との間に介在させた緩衝部材と、を備える。
この構成では、記録媒体には媒体側フレームのみが装着されている。媒体側フレームと記録媒体とからなる一体部品は、装置シャーシに固定された本体側フレームに着脱可能になっている。ここで、本構成における着脱可能とは、挿嵌作業および少数の簡素なネジ止め作業等のみで、固定装着できるような構造を示す。そして、本体側フレームは、緩衝部材を介して装置シャーシに固定されている。
したがって、記録媒体は、媒体側フレームとともに、装置シャーシに対して容易に着脱が可能となるとともに、装置シャーシに固定されている場合には、装置シャーシ側からの振動が記録媒体に伝搬されることを、緩衝部材により抑制できる。
また、この発明の記録媒体の取付構造では、本体側フレームは側壁を備える。固定治具は、側壁に対向する第1固定用平板部を備える。側壁と第1固定用平板部との間に、緩衝部材が介在している。
この構成では、水平方向に対する具体的な取付構造を示している。
また、この発明の記録媒体の取付構造では、本端側フレームは、側壁を備えるとともに、該側壁から外方へ突出する平板状のフランジを備える。固定治具は、フランジの平板面と対向する第2固定用平板部を備える。フランジと装置シャーシとの間、およびフランジと第2固定用平板部との間に緩衝部材が介在している。
この構成では、垂直方向に対する具体的な取付構造を示している。
また、この発明の記録媒体の取付構造では、フランジは、本体側フレームにおける側壁に沿った両端近傍にそれぞれ形成されている。第2固定用平板部および緩衝部材は、フランジ毎に備えられている。
この構成では、垂直方向に対する具体的な取付構造を示しており、複数の固定構造を備える場合を示している。このように、複数の固定構造を備えることで、より堅固且つ安定した固定が可能になる。
また、この発明の記録媒体の取付構造では、本体側フレームは、側壁面の内側に沿って媒体側フレームが挿通する、側壁を含む形状のガイド部と、側壁の挿通方向の一方端に形成された媒体側フレーム固定用のフランジと、備える。媒体側フレームは、本体側フレームに挿嵌された状態で、媒体側フレーム固定用のフランジに略当接する固定部材を備える。
この構成では、本体側フレームに対する媒体側フレームの具体的着脱機構を示している。
また、この発明は、上述の記録媒体の取付構造を備えた電子機器の機構に関する。当該電子機器は、さらに、シャーシを一部とする筐体と、該筐体内に配設されるとともに、記録媒体に接続する制御機能部とを備える。そして、電子機器の制御機能部は、記録媒体に記録されたデータを読み出して所定の処理を実行する。
この構成では、上述の記録媒体の取付構造を用いた電子機器の機構について示している。そして、上述の記録媒体の取付構造を備えることで、記録媒体の交換が容易で、且つ、記録媒体に対する振動抑制機構を備えた電子機器を実現できる。
この発明によれば、記録媒体の交換が容易且つ安価に行える記録媒体の取付構造を実現することができる。
本実施形態の記録媒体の取付構造をカラオケ装置(シャーシ)の正面側から見た斜視図である。 本実施形態の記録媒体の取付構造をカラオケ装置(シャーシ)の背面側から見た斜視図である。 本実施形態の記録媒体の取付構造におけるHDDを装着した状態での平面図である。 本実施形態の記録媒体の取付構造におけるHDDを装着した状態での底面図である。 本実施形態の記録媒体の取付構造におけるHDDを装着した状態での正面図である。 本実施形態の記録媒体の取付構造におけるHDDを装着した状態での背面図である。 本実施形態の記録媒体の取付構造におけるHDDを装着した状態での右側面図である。 本実施形態の記録媒体の取付構造におけるHDDを装着した状態での左側面図である。 本実施形態の記録媒体の取付構造におけるHDDを装着していない状態での平面図である。 装置側シャーシ10の平面図である。 本体側フレーム20のメインフレーム21の五面図である。 本体側フレーム20へのダンパ取付構造を示す斜視図である。 固定治具31の五面図である。 固定治具32の四面図である。 固定治具40の三面図である。 媒体側フレーム60の五面図である。
本発明の実施形態に係る記録媒体の取付構造について、図を参照して説明する。本実施形態に示す記録媒体の取付構造としては、カラオケ装置に装着する磁気記録媒体であるハードディスクドライブ(HDD)の取付構造を例に説明する。なお、本実施形態では、カラオケ装置へのHDDの取付構造を例にしているが、HDD等の内蔵側記録媒体の交換作業を或程度の頻度で行うような他の電子機器に対しても、本実施形態の取付構造は適用が可能であり、有用である。
図1は本実施形態の記録媒体の取付構造をカラオケ装置(シャーシ)の正面側から見た斜視図である。図2は本実施形態の記録媒体の取付構造をカラオケ装置(シャーシ)の背面側から見た斜視図である。図3は本実施形態の記録媒体の取付構造におけるHDDを装着した状態での平面図である。図4は本実施形態の記録媒体の取付構造におけるHDDを装着した状態での底面図である。図5は本実施形態の記録媒体の取付構造におけるHDDを装着した状態での正面図である。図6は本実施形態の記録媒体の取付構造におけるHDDを装着した状態での背面図である。図7は本実施形態の記録媒体の取付構造におけるHDDを装着した状態での右側面図である。図8は本実施形態の記録媒体の取付構造におけるHDDを装着した状態での左側面図である。図9は本実施形態の記録媒体の取付構造におけるHDDを装着していない状態での平面図である。
図1から図9に示すように、本実施形態の記録媒体の取付構造では、装置シャーシ10に、二個のHDDが装着される。二個のHDDは、装置シャーシ10の幅方向に対して平行に所定間隔を空けて、配列して装着される。このようなHDDの装置シャーシ10への装着には、本体側フレーム20、固定治具31,32、40、ダンパ51,52,53,54、媒体側フレーム60を用いる。
概略的な機構としては、まず、装置シャーシ10には、本体側フレーム20が、固定治具31,32,40により固定されている(図1から図9参照)。
本体側フレーム20の固定治具31,32による固定箇所(本体側フレーム20の側面側)には、本体側フレーム20と固定治具31,32との間に、それぞれダンパ51,52を介在させている。本体側フレーム20の固定治具40による固定箇所(本体側フレーム20の背面側)には、本体側フレーム20と固定治具40との間に、ダンパ53を介在させている。また、本体側フレーム20と装置シャーシ10とが当接する箇所(本体側フレーム20の正面側)には、本体側フレーム20と装置シャーシ10との間に、ダンパ54を介在させている。
HDDには、媒体側フレーム60が装着されている。HDDを装着した媒体側フレーム60は、装置シャーシ10の正面側から、本体側フレーム20の内側に挿嵌されることで固定される。この際、本体側フレーム20の背面側のコネクタにHDDの外部端子を接続(嵌合)させるとともに、装置シャーシ10の正面側に形成された本体側フレーム20のフランジ205(図11参照)と媒体側フレーム60の固定部材620(図16参照)をネジ止めすることにより、図1、図2、図3に示すように、HDDを装着した媒体側フレーム60を装置シャーシ10に固定することができる。
一方、この本体側フレーム20および媒体側フレーム60の正面側の当接箇所でネジ止めを外し、HDDを装着した媒体側フレーム60を装置シャーシ10の正面側に引き抜くことで、HDDを装着した媒体側フレーム60を装置シャーシ10から外すことができる。
このような構造により、HDDを装置シャーシ10に固定した状態では装置シャーシ10からの振動がHDDへ伝搬することを抑制し、且つ、HDDを装置シャーシ10に対して容易に着脱することが可能になる。
次に、具体的な全体機構および各部の機構について説明する。
図10は装置側シャーシ10の平面図である。図11は本体側フレーム20のメインフレーム21の五面図である。図12は本体側フレーム20へのダンパ取付構造を示す斜視図である。図13は固定治具31の五面図である。図14は固定治具32の五面図である。図15は固定治具40の三面図である。
図10に示すように、装置シャーシ10は、幅方向に長く奥行き方向に短い形状からなる。装置シャーシ10は、底壁101、側壁100SR,100SL、正面壁100F、背面壁100Rが、金属板により一体成形されてなる。
底壁101には、幅方向の略中央の領域は、装置シャーシ10の内側へ突出する凸部102に整形されている。凸部102は、装置シャーシ10の奥行き方向に沿って長い形状からなる。なお、凸部102は奥行き方向に沿って長い形状でなくとも、奥行き方向に沿って複数の凸部が配列した形状であってもよい。
また、底壁101には、凸部102に対して、装置シャーシ10の幅方向に所定間隔をおいた両側に、凸部103が整形されている。凸部103は、装置シャーシ10を正面側から見て右側に二個、左側に二個形成されている。右側の二個の凸部103は装置シャーシ10の奥行き方向に沿って所定間隔で離間して整形されている。同様に、左側の二個の凸部103も装置シャーシ10の奥行き方向に沿って所定間隔で離間して整形されている。
なお、これらの凸部102,103は、HDDの高さを揃えるため等の必要な目的に応じて設ければよく、必要でなければ設けなくてもよい。
このような形状の装置シャーシ10に対して、図11に示す形状のメインフレーム21を有する本体側フレーム20が設置される。
本体側フレーム20は、図12に示すように、メインフレーム21と背面接続部材22とからなる。
メインフレーム21は、幅方向に短く奥行き方向に長い形状からなり、内側にHDD付き媒体側フレーム60が収納可能な形状からなる。メインフレーム21は、底板201、側板202SR,202SLが、金属板により一体成形されてなる。
底板201には、所定パターンで開口部210が形成されている。底板201の幅方向の両端付近には、奥行き方向に延び、メインフレーム21の内側へ隆起する凸部211がそれぞれ整形されている。装置へのHDDの装着時には、この凸部211の上端に、装着された媒体側フレーム60の底面が当接する。
側板202SR,202SLは、底板201に対して垂直な平面を有する形状からなり、互いに当該平面同士が平行になるように、整形されている。
側板202SRは、底板201と反対側の端部が、底板201と平行になるように折り曲げられた折り曲げ部203Rを有する。同様に、側板202SLも、底板201と反対側の端部が、底板201と平行になるように折り曲げられた折り曲げ部203Lを有する。装置へのHDDの装着時には、これら折り曲げ部203R,203Lが、媒体側フレーム60に装着されたHDDの天面に当接する。
このような構成により、側板202SR,202SL、折り曲げ部203R,203L、底板201の凸部211が、装置へのHDDの着脱時にはガイド機構として機能し、装着時には固定機構の一部として機能する。
側板202SRには、平板面の長手方向(奥行き方向)の両端近傍に、側板202SRから外方へ向けて延びる形状のフランジ204Rが整形されている。同様に、側板202SLには、平板面の長手方向(奥行き方向)の両端近傍に、側板202SLから外方へ向けて延びる形状のフランジ204Lが整形されている。これらフランジ204R、204Lは、底板201と同一面上に整形されている。
側板202SR、202SLの平板面の長手方向の一方端には、固定用フランジ205が整形されている。固定用フランジ205は、側板202SR、202SLの平板面に対して垂直に延びる形状で整形されている。固定用フランジ205は、側板202SR、202SLから外方に向けて延びる形状からなる。固定用フランジ205には、ネジ穴が形成されている。
側板202SR、202SLの平板面の長手方向の他方端には、固定用フランジ206が整形されている。固定用フランジ206も、固定用フランジ205と同様な形状で整形されている。
このようなメインフレーム21に対して、図12に示すように、背面接続部材22が固定設置される。背面接続部材22は、絶縁性樹脂部材と、コネクタを備えた絶縁性基板とから形成される。背面接続部材22は、メインフレーム21の固定用フランジ206に対してネジ止めされている。これにより、本体側フレーム20が形成される。
さらに、本体側フレーム20は、図12に示すように、ダンパ51U,51D,52,53,54が貼り付けられている。具体的には、メインフレーム21の各二個のフランジ204R,204Lの両平板面の上面に、それぞれダンパ51Uが貼り付けられている。メインフレーム21の各二個のフランジ204R,204Lの両平板面の下面に、それぞれダンパ51Dが貼り付けられている。メインフレーム21の側板202SR,202SLの長手方向の略中央位置に、それぞれダンパ52が貼り付けられている。背面接続部材22の背面、すなわち、メインフレーム21への接合側と反対側の面に、ダンパ53が貼り付けられている。また、メインフレーム21の正面板にダンパ54が貼り付けられている。なお、各ダンパ51U,51D,52,53,54は、それぞれの所定箇所に対して貼り付けられてもよく、単に当接させているだけであってもよい。また、各ダンパ51U,51D,52,53,54は、全て同じ材質であってもよく、それぞれの設置位置に応じて異なる材質であってもよい。
このように、各所のダンパ51U,51D,52,53,54が貼り付けられた本体側フレーム20は、図13、図14、図15に示す固定治具31,32、40により、上述の装置シャーシ10へ固定される。まず、各固定治具31,32,40の具体的構造を説明する。
図13に示すように、固定治具31は、底板310、側板311,312が金属板により一体成形されてなる。固定治具31は奥行き方向に長く、幅方向に短い形状からなる。側板311,312は、底板310に対して垂直に延びる形状からなる。底板310には、長手方向(奥行き方向)の所定位置に、内側へ凹む二個の凹部313が整形されている。二個の凹部313の形成間隔は、本体側フレーム20のフランジ204R,204Lの形成間隔と同じである。凹部313の幅は、フランジ204R,204Lの幅以上で略同じ幅からなる。
図14に示すように、固定治具32は、底板320、側板321,322,324が金属板により一体成形されてなる。固定治具32も奥行き方向に長く、幅方向に短い形状からなる。側板321,322,324は、底板310に対して垂直に延びて対向する形状からなる。側板321,322は、底板310に対して側板324と反対側に整形されており、側板321と側板324との間隔は、側板322と側板324との間隔(底板320の幅)よりも離間するように整形されている。
側板322には、長手方向(奥行き方向)に沿って所定間隔をおいて、フランジ323が整形されている。フランジ323は、底板320を平行になるように整形されている。フランジ323の形成間隔は、本体側フレーム20のフランジ204R,204Lの形成間隔と同じである。また、フランジ323を平面視した形状と、本体側フレーム20のフランジ204R,204Lを平面視した形状は略同じである。
図15に示すように、固定治具40は、底板410、正面板411、背面板412が金属板により一体成形されてなる。正面板411および背面板412は、底板410に対して垂直に延びて対向する形状からなる。背面板412にはネジ穴が形成されている。
次に、具体的な装置シャーシ10への本体側フレーム20の固定機構および固定方法を、図4を参照して説明する。
まず、本体側フレーム20は、装置シャーシ10の所定位置に載置される。この際、二個の本体側フレーム20は、それぞれ上述の装置シャーシ10の凸部102,103の間に配置される。さらに、二個の本体側フレーム20は、背面接続部材22が装置シャーシ10の背面側となり、各フランジ204R,204Lが凸部102,103上に乗るように配置される。
次に、固定治具31,32,40により、本体側フレーム20を装置シャーシ10へ固定する。これら固定治具31,32,40による固定は、特に順番は無く、略同時に進行しながら固定すればよい。
<固定治具31による固定機構>
固定治具31を装置シャーシ10の凸部102の上側から配置する。この際、固定治具31の凹部313が、本体側フレーム20の各フランジ204R,204Lを内包するように、配置する。また、固定治具31の側板311,312が本体側フレーム20の側板203R,203Lに貼り付けられたダンパ52に当接するように、本体側フレーム20および固定治具31を配置する。
この状態で、固定治具31を、装置シャーシ10へネジ止めする。この構造により、二個の本体側フレーム20の装置中央側の各フランジ204R,204Lは、固定治具31と装置シャーシ10とにより狭持されて固定される。
この際、本体フレーム20のフランジ204R,204Lには、両平板面にダンパ51U,51Dが装着されているので、フランジ204R,204Lと凸部102,103との間、およびフランジ204R,204Lと固定治具31の底板310との間には、ダンパ51が介在する。これにより、上下動による振動が本体側フレーム20に伝搬することを抑制できる。
また、固定治具31の側板311,312が本体側フレーム20の側板202SR,202SLに対して、ダンパ52を介して当接しているので、後述の固定治具32と固定治具31とで、本体側フレーム20を幅方向に沿って狭持することができる。この際、固定治具31と本体側フレーム20との間にダンパ52が介在することで、幅方向に沿った振動が本体側フレーム20に伝搬することを抑制できる。
<固定治具32による固定機構>
二個の固定治具32を装置シャーシ10の凸部103の上側から且つ各本体側フレーム20の側面側(上述の固定治具31と反対の側面側)から配置する。この際、固定治具32のフランジ323が、本体側フレーム20の各フランジ204R,204Lと平面視して略重なり合うように、固定治具32を配置する。さらに、固定治具32の側板321が本体側フレーム20の側板203R,203Lに貼り付けられたダンパ52に当接するように、固定治具32を配置する。
この状態で、固定治具32を装置シャーシ10へネジ止めする。この構造により、二個の本体側フレーム20の装置両端側の各フランジ204R,204Lは、固定治具32と装置シャーシ10とにより狭持されて固定される。
この際、本体フレーム20のフランジ204R,204Lには、両平板面にダンパ51U,51Dが装着されているので、フランジ204R,204Lと凸部102,103との間、およびフランジ204R,204Lと固定治具31の底板310との間には、ダンパ51が介在する。これにより、上下動による振動が本体側フレーム20に伝搬することを抑制できる。
また、本体側フレーム20の両側板202SR,202SLが固定治具32と上述の固定治具31とにより狭持されて固定される。この際、固定治具32と本体側フレーム20との間にもダンパ52が介在することで、幅方向に沿った振動が本体側フレーム20に伝搬することを抑制できる。
<固定治具40による固定機構>
複数(図では4個)の固定治具40を、本体側フレーム20の背面側と装置シャーシ10の背面壁100Rとの間に配設する。この際、固定治具40の正面板411が本体側フレーム20に装着されたダンパ53に当接するように、配置する。この状態では、本体側フレーム20の前面側に装着されたダンパ54は、装置シャーシ10の正面壁100Fの内側に当接している。この状態で、固定治具40を、装置シャーシ10へネジ止めする。この構造により、本体側フレーム20は、装置の奥行き方向に沿った両端で、ダンパ53,54を介在した状態で、装置シャーシ10および固定治具40により狭持されて固定される。そして、ダンパ53,54が介在することで、奥行き方向に沿った振動が本体側フレーム20に伝搬することを抑制できる。
このように、振動抑制機構を備えながら装置シャーシ10に固定された本体側フレーム20に対して、図11に示す媒体側フレーム60に固定されたHDDを装着する。図16は媒体側フレーム60の五面図である。
図16に示すように、媒体側フレーム60は、底板610、正面板611、側板612が金属板により一体形成されてなる。媒体側フレーム60は、HDDの表面および背面を除く四面を、外方側からほぼ囲む形状からなる。底板610には大きく開口630が形成されている。この開口630により、媒体側フレーム60とHDDの駆動回路系基板との接触を防止している。
正面板611および側板612は、底板610に対して垂直に延びる形状からなる。側板612の正面板611側の端部には、固定部材620が形成されている。固定部材620は、側板612から屈曲して延びる平板部と当該平板部に設けられたネジ部とからなる。
HDDは、駆動回路系基板側の面が底板610側となり、背面側のコネクタが露出するように、媒体側フレーム60に固定される。このようにHDDと媒体側フレーム60とが一体化された媒体側一体部材は、上述の本体側フレーム20のガイド機構に沿って、本体側フレーム20に装着される。
媒体側一体部材は、本体側フレーム20に装着されると、HDDの背面側のコネクタが、本体側フレーム20の背面接続部材22のコネクタに挿嵌されて接続される。これにより、媒体側一体部材と本体側フレーム20とが、装置の背面側で固定される。
また、媒体側一体部材は、本体側フレーム20に装着されると、固定部材620が、本体側フレーム20の固定用フランジ205に当接する。この状態で、固定部材620のネジを固定用フランジ205のネジ穴に螺合させることで、固定される。これにより、媒体側一体部材と本体側フレーム20とが、装置の正面側で固定される。
さらに、上述の本体側フレーム20のガイド機構に沿って挿嵌することで、媒体側一体部材の上下面および側面も本体側フレーム20に対して固定される。
このように、本実施形態の機構を用いることで、HDDを装置シャーシに装着した状態では、HDDが媒体側フレーム60、本体側フレーム20を介して装置シャーシ10に固定されるが、本体側フレーム20に装着された各ダンパ51,52,53,54により、装置シャーシ10からの各種の振動がHDDに伝搬することを抑制することができる。さらに、媒体側フレーム60およびHDDが、本体側フレーム20に対して、二個のネジ止めとコネクタ接続のみで固定されているので、HDDを装置シャーシ10に対して容易に着脱することができる。
なお、このような機構は、特にカラオケ装置において有用である。カラオケ装置は、上述の装置シャーシ10を含む筐体内に、HDDと制御機能部を実現する回路基板とが備えられている。そして、カラオケ装置では、動作時にHDDはほぼ連続的に駆動しており、一般的なパソコン用のHDDよりも駆動頻度が高くなるため、故障確率も高くなりやすい。したがって、交換頻度も必然的に高くなりやすい。一方でカラオケ装置は、外部からの振動を受けやすい。したがって、本実施形態の構成を用いれば、振動対策が為され、メンテナンス性に優れたカラオケ装置を構成することが可能となる。
また、上述の構成におけるフランジ数、ダンパ数、固定するHDD数等は一例であり、装置仕様等に応じて、その数は適宜設定すればよい。また、上述の説明では、HDDを例に説明したが、他の記録媒体であっても、上述の構成を適用することができる。
10−装置シャーシ、101−底壁、100SR,100SL−側壁、100F−正面壁、100R−背面壁、102,103−凸部、
20−本体側フレーム、21−メインフレーム、201−底板、202SR,202SL−側板、203R,203L−折り曲げ部、204R,204L−フランジ、205、206−固定用フランジ、211−凸部、22−背面接続部材、
31,32,40−固定治具、310−底板、311,312−側板、313−凹部、320−底板、321,322,324−側板、323−フランジ、410−底板、411−正面板、412−背面板、
51U,51D,52,53,54−ダンパ、
60−媒体側フレーム、610−底板、611−正面板、612−側板、
HDD−ハードディスクドライブ

Claims (4)

  1. 所定の筐体を備える記録媒体に装着された媒体側フレームと、
    該媒体側フレームを着脱可能とし、該媒体側フレームの装着時に当該媒体側フレームが固定される形状の本体側フレームと、
    該本体側フレームが載置される装置シャーシと、
    該装置シャーシに前記本体側フレームを固定する固定治具と、
    前記本体側フレームと、前記装置シャーシおよび前記固定治具との間に介在させた緩衝部材と、を備え、
    前記本体側フレームは、側壁と、該側壁から外方へ突出する平板状の当接用フランジと、固定用フランジと、を備え、
    前記固定治具は、前記側壁に対向する第1固定用平板部と、前記当接用フランジの平板面と対向する第2固定用平板部と、を備え、
    前記側壁と前記第1固定用平板部との間、前記当接用フランジと前記装置シャーシとの間、および前記当接用フランジと前記第2固定用平板部との間に前記緩衝部材が介在することにより、該本体側フレームは、前記装置シャーシおよび固定治具により狭持され
    前記固定用フランジは、平板状であり、前記側壁の両端において該側壁から外方へ突出し、かつネジ穴が形成されていて、
    前記当接用フランジは、前記装置シャーシおよび固定治具にネジ止めされない、記録媒体の取付構造。
  2. 請求項1に記載の記録媒体の取付構造であって、
    前記当接用フランジは、前記本体側フレームにおける前記側壁に沿った両端近傍にそれぞれ形成されており、
    前記第2固定用平板部および前記緩衝部材は、前記当接用フランジ毎に備えられている、記録媒体の取付構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の記録媒体の取付構造であって、
    前記本体側フレームは、側壁面の内側に沿って前記媒体側フレームが挿通する、側壁を含む形状のガイド部と、
    前記側壁の前記挿通方向の一方端に形成された前記媒体側フレーム固定用のフランジと、備え、
    前記媒体側フレームは、前記本体側フレームに挿嵌された状態で、前記媒体側フレーム固定用のフランジに略当接する固定部材を備える、記録媒体の取付構造。
  4. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の記録媒体の取付構造を備えるとともに、
    前記装置シャーシを一部とする筐体と、
    該筐体内に配設されるとともに、前記記録媒体に接続する制御機能部とを備え、
    該制御機能部は、前記記録媒体に記録されたデータを読み出して所定の処理を実行する、電子機器。
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