JP2013084893A - ファン固定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、ファンからその他の部品に伝達される振動を抑制することができるファン固定装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係るファン固定装置はファンを固定することに用いられ、電子装置内に固定される固定板と、前記ファンを収納するフレームと、複数の固定ピンと、を備え、前記固定板には、少なくとも1つの通風孔が設けられ、前記通風孔の両側には、前記固定板に対して垂直に延伸する係止部がそれぞれ設けられ、該両側の係止部は、L字状を呈し、且つ互いに対向し、前記フレームの両側には固定片がそれぞれ設置され、前記固定片の底面には少なくとも1つの振動緩衝部材が其々設置され、前記フレームは前記両側の係止部の間に配置され、前記振動緩衝部材は、対応する前記係止部に当接され、前記フレームは前記固定板に係合され、前記固定ピンによって、前記固定片及び対応する前記振動緩衝部材が前記係止部に其々固定される。
【選択図】図3
【解決手段】本発明に係るファン固定装置はファンを固定することに用いられ、電子装置内に固定される固定板と、前記ファンを収納するフレームと、複数の固定ピンと、を備え、前記固定板には、少なくとも1つの通風孔が設けられ、前記通風孔の両側には、前記固定板に対して垂直に延伸する係止部がそれぞれ設けられ、該両側の係止部は、L字状を呈し、且つ互いに対向し、前記フレームの両側には固定片がそれぞれ設置され、前記固定片の底面には少なくとも1つの振動緩衝部材が其々設置され、前記フレームは前記両側の係止部の間に配置され、前記振動緩衝部材は、対応する前記係止部に当接され、前記フレームは前記固定板に係合され、前記固定ピンによって、前記固定片及び対応する前記振動緩衝部材が前記係止部に其々固定される。
【選択図】図3
Description
本発明は、ファン固定装置に関するものである。
従来の電子装置のファンにおいて、ユーザーは、ネジ等でファンを固定板に固定してから、前記固定板を電子装置のケーシング内に固定するのが一般的である。しかし、このような固定方法では、当該ファンの振動が、前記固定板を通じて前記ケーシング内に収容された電子装置のその他の部品にも伝達するため、前記ファンの駆動に連動して前記部品を振動させてしまう問題がある。また、ファンの振動が激しい場合、大きな騒音が生じるだけでなく、ヘッドでデータ処理を行うハードディスクなどの電子素子にまでも大きな影響を与える虞がある。
本発明の目的は、前記課題を解決し、ファンからその他の部品に伝達される振動を抑制することができるファン固定装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るファン固定装置は、電子装置内に固定される1つの固定板と、ファンを収納する1つのフレームと、複数の固定ピンと、を備え、前記固定板には少なくとも1つの通風孔が設けられ、前記通風孔の両側には、前記固定板に対して垂直に延伸する係止部がそれぞれ設けられ、該両側の係止部は、L字状を呈し、且つ互いに対向し、前記フレームの両側には固定片がそれぞれ設置され、前記固定片の底面には、少なくとも1つの振動緩衝部材が其々設置され、前記フレームは、前記係止部の間に配置され、前記振動緩衝部材は、対応する前記係止部に当接され、前記フレームは前記固定板に係合され、前記固定ピンによって、前記固定片及び対応する前記振動緩衝部材が前記係止部に其々固定される。
本発明に係るファン固定装置は、ファンを収納するフレームの固定片と固定板の係止部との間に、振動緩衝部材を設置するので、前記ファンから伝達される振動を吸収し、係止部に伝達される振動を低減させることができる。
本発明の実施形態に係るファン固定装置は、ファン10を電子装置内に設置固定するのに使用される。図1〜図4に示したように、前記ファン固定装置は、電子装置のケーシングの底板70と、前記底板70上に前記底板70に対して垂直に固定された固定板20と、1つのフレーム30と、4つの固定ピン60と、4つの振動緩衝部材40と、を備える。
前記ファン10の外観形状は略正方形を呈し、且つ互いに対向する2つの端壁12を備え、該2つの端壁12の四隅には固定孔120がそれぞれ設けられている。
前記固定板20上には少なくとも1つの通風孔24が設けられ、該1つの通風孔24の上方には少なくとも1つの突出部26が配設されている。前記突出部26の底面は、前記底板70の方向へ傾斜した傾斜面で形成されている。前記少なくとも1つの通風孔24の両側には、2つのL字状を呈する係止部28が互いに対向して設置されている。前記2つの係止部28はそれぞれ、前記固定板20及び前記底板70に対して垂直に配置されていると共に前記固定板20から延伸する起立部280と、前記起立部280の上端から該起立部280に対して垂直に、且つ内側に延伸する延伸部282と、を備える。前記2つの係止部28の各々の前記延伸部282には、両側辺に、2つの貫通口284がそれぞれ設けられている。
前記フレーム30は、第一固定部材32と、第二固定部材34と、を備える。前記第一固定部材32は、1つのボード320と、前記ボード320に対して垂直に、且つ前記ボード320の両側の側辺の上部に設置された2つの側板322と、を備える。前記2つの側板322の各々の底辺からは、固定片324が該側板322に垂直に、且つ互いに離れる方向に向かってそれぞれ延伸している。各々の前記固定片324には、2つの固定孔326がそれぞれ設けられている。前記第二固定部材34は、1つのボード341及び前記ボード341の上端に設置されたL字状の当止部340を備える。前記当止部340は、前記ボード341から垂直に延伸する第一部分344と、前記第一部分344から上方へ向かって該第一部分344に対して垂直に延伸する第二部分346と、を備える。
また、図2を参照すると、前記第一部分344と前記ボード341の間には、略アーチ状に折れ曲がった屈曲部が形成されており、該屈曲部の長手方向の中央部には、前記第一部分344から延伸して形成された1つの突起部342が設けられている。前記突起部342の底面は、前記ボード341の方向へ向かって下向きに傾斜した傾斜面で形成されている。
前記第一固定部材32の前記ボード320及び前記第二固定部材34の前記ボード341は、各々の中心部に1つの通風孔302が設けられている。また、前記ボード320及び前記ボード341の四隅には、係合孔300が其々設けられている。
前記4つの振動緩衝部材40は、ゴムなどの弾性材料からなり、且つ円盤状を呈しており、その中心部には、1つの貫通孔42がそれぞれ設けられている。
前記4つの固定ピン60は、1つの頭部62と前記頭部62の底面に突設された1つの軸部64と、をそれぞれ備える。
図3に示したように、本発明のファン固定装置を組立てる際、先ず、前記第一固定部材32と前記第二固定部材34を前記ファン10の両端にそれぞれ配置し、前記第一固定部材32の前記ボード320及び前記第二固定部材34の前記ボード341を前記ファンの2つの端壁12に其々当接させ、前記第一固定部材32の前記2つの側板322を前記ファン10の両側面に当接させ、前記第二固定部材34の前記当止部340の前記第一部分344を前記ファン10の上面に当接させる。次いで、複数の螺子50を、前記ボード320及び前記ボード341の各々の係合孔300を貫通させ、それぞれ対応する前記ファン10の前記固定孔120に係合させることで、前記ファン10を前記フレーム30内に固定する。
次いで、前記4つの振動緩衝部材40を2つの前記固定片324の下方に配置すると共に、前記固定ピン60の軸部64を、前記フレーム30の2つの前記固定片324の計4つの前記固定孔326及び計4つの前記振動緩衝部材40の各貫通孔42にそれぞれ貫通させると共に締め込み、固定ピン60と振動緩衝部材40とを互いに緊密に固定する。これにより、前記振動緩衝部材40を、対応する前記固定片324の底面にそれぞれ固定することができる。この時、前記固定ピン60の頭部62は、対応する前記固定片324の上面に係止される。次いで、前記フレーム30内に固定された前記ファン10を前記フレーム30と共に、前記固定板30の前記2つの係止部28の間に設置する。固定孔326及び貫通孔42を貫通した前記固定ピン60の軸部64は、前記係止部28の対応する前記2つの貫通口284に其々係合される。その後、前記第二固定部材34の前記突起部342が、前記固定板20の前記突出部26を上方から押圧すると、前記突出部26の反作用の力により、前記ボード341の上部は固定板20から離れる方向へ徐々に弾性変形する。次いで、前記突起部342の上面が前記突出部26の底面と同じ平面上までくると、前記ボード341は弾性復帰し、前記突起部342は前記突出部26の底面に係止される。この時、前記フレーム30の底部は前記底板70に当接される。各々の振動緩衝部材40は、対応する前記固定片324と前記係止部28の前記延伸部282との間に挟まることで、前記ファン10から伝達される振動を吸収し、係止部28に伝達される振動を低減させることができる。
また、前記ファン10を取り外す際、先ず前記4つの固定ピン60を取り外した後、前記第二固定部材34の前記第二部分346を、前記固定板20から離れる方向へ移動させると、前記突起部342は、前記固定板20の前記突出部26から解放されて、前記フレーム30を前記係止部28の間から取り出すことができる。その後、前記複数の螺子50を取り外せば、前記ファン10を前記フレーム30から取り外すことができる。
10 ファン
12 端壁
120 固定孔
20 固定板
24、302 通風孔
26 突出部
28 係止部
280 起立部
282 延伸部
284 貫通口
30 フレーム
32 第一固定部材
34 第二固定部材
300 係合孔
320、341 ボード
322 側板
324 固定片
326 固定孔
340 当止部
342 突起部
344 第一部分
346 第二部分
40 振動緩衝部材
42 貫通孔
50 螺子
60 固定ピン
62 頭部
64 軸部
70 底板
12 端壁
120 固定孔
20 固定板
24、302 通風孔
26 突出部
28 係止部
280 起立部
282 延伸部
284 貫通口
30 フレーム
32 第一固定部材
34 第二固定部材
300 係合孔
320、341 ボード
322 側板
324 固定片
326 固定孔
340 当止部
342 突起部
344 第一部分
346 第二部分
40 振動緩衝部材
42 貫通孔
50 螺子
60 固定ピン
62 頭部
64 軸部
70 底板
Claims (6)
- ファンを固定することに用いられるファン固定装置であって、
電子装置内に固定される固定板と、
前記ファンを収納するフレームと、
複数の固定ピンと、を備え
前記固定板には少なくとも1つの通風孔が設けられ、前記通風孔の両側には、前記固定板に対して垂直に延伸する係止部がそれぞれ設けられ、該両側の係止部は、L字状を呈し、且つ互いに対向し、前記フレームの両側には固定片がそれぞれ設置され、前記固定片の底面には少なくとも1つの振動緩衝部材が其々設置され、前記フレームは前記両側の係止部の間に配置され、前記振動緩衝部材は、対応する前記係止部に当接され、前記フレームは前記固定板に係合され、前記固定ピンによって、前記固定片及び対応する振動緩衝部材が前記係止部に其々固定されることを特徴とするファン固定装置。 - 前記固定ピンは前記固定片と対応する振動緩衝部材を貫通し且つ対応する係止部に係合される軸部と、前記固定片の上面に係止される頭部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のファン固定装置。
- 前記ファンは対向する2つの端壁を備え、前記フレームは前記ファンの1つの端壁に固定される第一固定部材と、もう1つの端壁に固定される第二固定部材と、を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のファン固定装置。
- 前記第一固定部材は、ボードと、前記ボードに対して垂直に、且つ前記ボードの両側にそれぞれ設置された側板と、を備え、前記固定片は、前記両側の側板の各底辺から互いに離れる方向に向かって前記側板に対して垂直に延伸することを特徴とする請求項3に記載のファン固定装置。
- 前記固定板には、前記通風孔の上方に、突出部が配設され、前記第二固定部材は、ボードと前記ボードの上端に設置されるL字状の当止部とを備え、前記当止部は、前記ファンの上面に当接される第一部分と前記第一部分から上方へ向かって垂直に延伸する第二部分とを備え、前記第一部分と前記第二部分との間には、屈曲部が形成されており、該屈曲部の長手方向の中央部には、前記第一部分から延伸して形成された突起部が突設され、前記フレームが前記係止部の間に配置され、前記振動緩衝部材が対応する前記係止部に当接される際、前記突起部は、前記突出部の底面に係止されることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のファン固定装置。
- 前記振動緩衝部材は、弾性材料からなることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のファン固定装置。
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CN201110305747.4A CN103049056A (zh) | 2011-10-11 | 2011-10-11 | 风扇固定装置 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013084893A true JP2013084893A (ja) | 2013-05-09 |
Family
ID=48041319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012107562A Pending JP2013084893A (ja) | 2011-10-11 | 2012-05-09 | ファン固定装置 |
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CN (1) | CN103049056A (ja) |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021042954A (ja) * | 2015-10-30 | 2021-03-18 | 株式会社エイテック | 標的システム |
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WO2020135796A1 (zh) * | 2018-12-29 | 2020-07-02 | 深圳市道通智能航空技术有限公司 | 一种风扇组件、惯性测量组件以及无人飞行器 |
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2011
- 2011-10-11 CN CN201110305747.4A patent/CN103049056A/zh active Pending
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- 2012-05-09 JP JP2012107562A patent/JP2013084893A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021042954A (ja) * | 2015-10-30 | 2021-03-18 | 株式会社エイテック | 標的システム |
JP7032827B2 (ja) | 2015-10-30 | 2022-03-09 | 株式会社エイテック | 標的システム |
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