JP5830480B2 - 配線板およびそれを用いた電力変換装置 - Google Patents

配線板およびそれを用いた電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5830480B2
JP5830480B2 JP2013042499A JP2013042499A JP5830480B2 JP 5830480 B2 JP5830480 B2 JP 5830480B2 JP 2013042499 A JP2013042499 A JP 2013042499A JP 2013042499 A JP2013042499 A JP 2013042499A JP 5830480 B2 JP5830480 B2 JP 5830480B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
module
negative
positive
positive terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013042499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014171342A (ja
Inventor
明博 難波
明博 難波
健 徳山
健 徳山
中津 欣也
欣也 中津
壮志 松尾
壮志 松尾
佐藤 俊也
俊也 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2013042499A priority Critical patent/JP5830480B2/ja
Priority to PCT/JP2013/082525 priority patent/WO2014136335A1/ja
Publication of JP2014171342A publication Critical patent/JP2014171342A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5830480B2 publication Critical patent/JP5830480B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/003Constructional details, e.g. physical layout, assembly, wiring or busbar connections
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
    • H02M7/44Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/48Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M7/53Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M7/537Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only, e.g. single switched pulse inverters
    • H02M7/5387Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only, e.g. single switched pulse inverters in a bridge configuration

Description

本発明は、直流電力を交流電力に変換しあるいは交流電力を直流電力に変換するために使用する配線板およびそれを用いた電力変換装置に関し、特にハイブリッド自動車や電気自動車に用いられる配線板および電力変換装置に関する。
ハイブリッド自動車や電気自動車に用いられる電力変換装置は、ハイブリッド自動車や電気自動車の駆動トルクの増大に伴い出力電力の増大が求められている。出力電力の増大は通電電流の増大に繋がり、この通電電流を流すための配線板は抵抗損失とインダクタンスを低減することが求められる。
そこで特許文献1に示されるように、コンデンサモジュールの直流端子を積層状態で立ち上げ、次にコンデンサモジュールの直流端子の先端部に位置する接続部を、パワー半導体モジュールの積層状態の直流端子を両側から挟みこむ構造で溶接接続している。
しかしながら、コンデンサモジュールの直流端子がパワー半導体モジュールの積層状態の直流端子を挟み込むように形成される場合に、コンデンサモジュールの直流幅広導体から立ち上げられ幅狭直流端子が抵抗損失の抑制やインダクタンスの抑制の妨げとなるおそれがある。
特開2011−217550号公報
そこで本発明の課題は、コンデンサとパワー半導体モジュールとの間を接続する接続導体のインダクタンスの低減や損失の低減を図ることである。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、直流電流が入力される電気回路体と、前記直流電流を前記電気回路体に伝達するパワーボードと、を備え、前記パワーボードは、正極導体板と、該正極導体板と対向して配置される負極導体板と、前記正極導体板に接続される正極端子と、前記負極導体板に接続されかつ前記正極端子と対向する負極端子と、を有し、前記パワーボードには、貫通孔が形成され、前記正極端子または前記負極端子のいずれか一方の端子は、前記パワーボードの一方の面から突出し、前記正極端子または前記負極端子の他方の端子は、前記貫通孔を通って前記パワーボードの前記一方の面から突出し、前記電気回路体は、前記正極端子及び前記負極端子と電気的に接続される電力変換装置である。
本発明によれば、パワー半導体モジュールと積層状態の直流導体板を低インダクタンスかつ低損失で接続できる電力変換装置を提供することができる。
電力変換装置の電気回路図の例である。 上アームIGBTがオンからオフに変化した時のパワー半導体モジュールに流れる過渡電流を示した電気回路図の例である。 上アームIGBTがオフからオンに変化した時のパワー半導体モジュールに流れる過渡電流を示した電気回路図の例である。 実施例1の電力変換装置の構成図の例である。 実施例1の電力変換装置において、正極導体板と、負極導体板と、パワー半導体モジュールとの接続部の断面形状を示した図である。 実施例1の電力変換装置において、正極導体板と、負極導体板と、コンデンサモジュールとの接続部の断面形状を示した図である。 パワーボードとパワー半導体モジュールとの接続部の、パワーボード上の正極電流と負極電流の流れを示した図である。 実施例2の電力変換装置の構成図の例である。 実施例2の電力変換装置において、パワーボードとパワー半導体モジュールとの接続部の断面形状を示した図である。 実施例3の電力変換装置のパワーボードとパワー半導体モジュールとの接続を示した構成図の例である。 実施例3のパワー半導体モジュールの電気回路図の例である。 実施例3のパワー半導体モジュールの構成図の例である。 1対の中間正極端子と中間負極端子を有するパワー半導体モジュールの構成図の例である。 パワー半導体モジュール100の外観斜視図である。 パワー半導体モジュール100のケース103にモジュール封止体191を組み立てる工程を示す分解斜視図である。 パワー半導体モジュール100の上下アームの直列回路を構成する回路部品の分解斜視図である。 パワーボード300の外観斜視図である。 パワーボード300の上面図である。
以下、実施例について図面を用いて説明する。
本実施例では、パワー半導体モジュールと直流導体板とを低インダクタンスかつ低損失で接続できる電力変換装置の例を説明する。
図1は、本実施例の電力変換装置500の電気回路図の例である。本実施例の電力変換装置500の動作原理について図1を用いて説明する。電力変換装置500は、パワー半導体モジュール100と、コンデンサモジュール200と、正極導体板310と負極導体板320が積層されて構成されるパワーボード300(図4参照)と、から構成される。本実施例の電力変換装置500は、直流電流を3相の交流電流に変換、又は3相の交流電流を直流電流に変換する電力変換装置であり、3つのパワー半導体モジュール100U、100V、100Wから構成される。
それぞれのパワー半導体モジュールには、交流端子が設けられる。すなわち、パワー半導体モジュール100Uは、モジュール交流端子150Uを有する。パワー半導体モジュール100Vは、モジュール交流端子150Vを有する。パワー半導体モジュール100Wは、モジュール交流端子150Wを有する。モジュール交流端子150U、150V、150Wは、モータの3相端子と接続される。
正極導体板310の直流入出力正極端子319は、高電圧バッテリーの正極端子と接続される。負極導体板320の直流入出力負極端子329は、高電圧バッテリーの負極端子に接続される。
パワー半導体モジュール100は、上アームと下アームから構成されている。なお、以下で半導体素子として絶縁ゲート型バイポーラトランジスタを使用しており、以下略してIGBTと記す。パワー半導体モジュール100の上アームは、IGBT161とダイオード162から構成される。また、上アームには、IGBT161をオン・オフするための制御端子171が設けられている。パワー半導体モジュール100の下アームは、IGBT163とダイオード164から構成される。また、下アームには、IGBT163をオン・オフするための制御端子172が設けられている。
上アームのIGBT161のコレクタには、正極導体板310と接続するための第1モジュール正極端子111が設けられている。下アームのIGBT163のエミッタは、負極導体板320と接続するための第1モジュール負極端子121が設けられている。また上アームIGBT161のエミッタと下アームIGBT163のコレクタとの間には、モジュール交流端子150が設けられている。
電力変換装置500は、上アームの制御端子171および下アームの制御端子172に印加する制御信号を切り換えることで、直流電流から交流電流、又は交流電流から直流電流に変換できる。例えば、パワー半導体モジュール100の上アームIGBT161をオンにし、下アームIGBT163をオフの定常状態では、正極導体板310から第1モジュール正極端子111を通ってモジュール交流端子150に向かって電流が流れる。逆にパワー半導体モジュール100の上アームIGBT161をオフにし、下アームIGBT163をオンの定常状態では、モジュール交流端子150から第1モジュール負極端子121に向かって電流が流れる。
図2及び図3を用いて、IGBTがオン状態からオフ状態、又はオフ状態からオン状態に変化した際の、過渡状態の例を説明する。図2は、パワー半導体モジュール100Wの上アームIGBT161がオンの状態かつ下アームIGBT163がオフの状態から、上アームIGBT161をオフの状態に変化させたときに、パワー半導体モジュール100Wに流れる過度電流を示した電気回路図である。
過渡状態では、配線の寄生インダクタンスが回路動作を表現する上で重要な回路素子となる。そのため図2には、寄生インダクタンス314、324、114、124を追加している。寄生インダクタンス314は、正極導体板310の寄生インダクタンスである。寄生インダクタンス324は、負極導体板の寄生インダクタンスである。寄生インダクタンス114は、パワー半導体モジュール100Wと直流導体板310との接続導体部である正極接続端子の寄生インダクタンスである。寄生インダクタンス124は、パワー半導体モジュール100Wと直流導体板320との接続導体部である負極接続端子の寄生インダクタンスである。
パワー半導体モジュール100WのIGBT161をオンの状態では、正極導体板310から上アームIGBT161を通ってモジュール交流端子150Wに向かって電流411が流れる。そして、負極導体板320から下アームダイオード164を通ってモジュール交流端子150Wに向かって流れる還流電流421はゼロである。
パワー半導体モジュール100WのIGBT161をオンからオフに変化させると、上アームを流れる電流411が減少し、下アームを流れる還流電流421がゼロから増加する。IGBTの特性で決まる過渡状態が終了すると、上アームに流れていた電流411はゼロになり、下アームに流れる還流電流421のみになる。これらの電流変化により、寄生インダクタンス314、114、124、324に電圧が発生する。
図3は、パワー半導体モジュール100Wの上アームIGBT161がオフの状態かつ下アームIGBT163がオフの状態でかつ下アームダイオード164に還流電流421が流れている状態から、上アームIGBT161をオンの状態に変化させたときに、パワー半導体モジュール100Wに流れる過渡電流を示した電気回路図である。パワー半導体モジュール100WのIGBT161をオフの状態では、上アームを流れる電流411はゼロであり、下アームでは還流電流421が流れている。
IGBT161をオフからオンに変化させると、下アームダイオード164には逆方向バイアス電圧がかかるため、還流電流421は、ダイオード164のリカバリ期間を経てゼロに減少する。一方、上アームIGBT161に流れる電流411はゼロから増加する。これらの電流変化により、寄生インダクタンス314、114、124、324に電圧が発生する。
IGBTのオンからオフ、あるいはオフからオンへの状態変化により寄生インダクタンスに発生する電圧は、サージ電圧としてIGBT及びダイオードを破壊する恐れがある。そのためサージ電圧は、IGBTとダイオードの耐電圧以下になるように抑制する必要がある。サージ電圧は、電流の時間微分di/dtと寄生インダクタンスの積で決まるため、サージ電圧抑制のためにはこの積を低減する必要がある。電流の時間微分di/dtの低減は、IGBTのスイッチング損失が増加するため限界がある。そのため、寄生インダクタンスの低減が、サージ電圧抑制の効果的な手段となる。
寄生インダクタンスの低減には、電流経路長を短縮する方法の他に、逆方向に電流が流れる正極配線と負極配線を近接配置する方法がある。これにより相互インダクタンスを増加させ、インダクタンスを打ち消す効果がある。図2および図3では、正極導体板310と負極導体板320との間の相互インダクタンス315の関係を模式的に表現している。同様に、正極接続端子と負極接続端子との間の相互インダクタンス115の関係を模式的に表現している。
正極導体板310と負極導体板320との間の相互インダクタンス315を増加させる方法として、正極導体と負極導体を積層した積層構造が一般に使用される。これらの直流導体を積層構造にすることで、正極導体と負極導体を広い面積で対向させることができ、その結果、相互インダクタンスを増加できる。
しかし、パワー半導体モジュールと直流導体板との従来の接続方法では、その接続部において積層構造にするためには、直流導体板の導体幅と比べて幅の狭い導体を、直流導体板から引き延ばして接続する必要があり、接続部のインダクタンス低減には限界があった。この課題を解決するために、本実施例では図4に示す構成でパワー半導体モジュールと直流導体板を接続する。
図4は、本実施例の電力変換装置500の構成図の例である。電力変換装置500は、正極導体板310と負極導体板320が積層されて構成されるパワーボード300と、パワー半導体モジュール100と、コンデンサモジュール200と、から構成される。前述のように、電力変換装置500は、直流電流を3相の交流電流に変換、又は3相の交流電流を直流電流に変換する電力変換装置であり、3つのパワー半導体モジュール100を有する。
コンデンサモジュール200には、パワーボードと電気的に接続される正極端子及び負極端子が設けられる。コンデンサモジュール200の正極端子は、正極導体板310と電気的に接続される。コンデンサモジュール200の負極端子は、負極導体板320と電気的に接続される。
パワーボード300には、貫通孔331及び332、第1正極端子311、第1負極端子321が形成される。貫通孔331は、パワーボード300を構成する正極導体板310に形成される。貫通孔332は、負極導体板320に形成される。貫通孔331及び332は、正極導体板310と負極導体板320が積層した状態で、各々が重なるように形成される。また、第1正極端子311は、貫通孔331の外縁部に形成される。第1負極端子321は、貫通孔332の外縁部に形成される。
パワー半導体モジュール100の第1モジュール正極端子111は、正極導体板310の第1正極端子311と電気的に接続される。パワー半導体モジュール100の第1モジュール負極端子121は、負極導体板320の第1負極端子321と電気的に接続される。
図5は、正極導体板310と、負極導体板320と、パワー半導体モジュール100との接続部の断面形状を示した図である。正極導体板310と負極導体板320とは積層されており、パワーボード300を構成している。パワーボード300には、パワーボード300とパワー半導体モジュール100との接続部に、貫通孔331と貫通孔332とから成る貫通孔330が設けられている。
パワーボード300において、パワー半導体モジュール100と対向する面を第1表面341とする。本実施例においては、パワーボード300の第1表面側341側に負極導体板320が配置される。正極導体板310は、パワーボード300において第1表面341とは反対側に配置されている。
第1正極端子311は、正極導体板310に形成される。第1正極端子311は、貫通孔332を経由し、第1表面341から突出して形成される。また、負極導体板320の第1負極端子321も、第1表面341から突出して形成される。
パワー半導体モジュール100は、互いに対向する第1モジュール正極端子111と第1モジュール負極端子121とを有する。これら第1モジュール正極端子111及び第1モジュール負極端子121は、パワー半導体モジュール100本体から、パワーボード300の配置側に向かって突出して形成されている。第1モジュール正極端子111は、第1正極端子311と電気的に接続される。第1モジュール負極端子121は、第1負極端子321と電気的に接続される。
また、パワーボード300を挟んで、パワー半導体モジュール100と対向する位置には、第2の電気回路体である制御基板600が配置される。制御基板600は、パワー半導体モジュール100の信号端子と接続され、当該パワー半導体モジュール100の動作を制御する。
図6は、正極導体板310と、負極導体板320と、コンデンサモジュール200との接続部の断面形状を示した図である。上述のように、正極導体板310と負極導体板320は積層されており、パワーボード300を構成している。パワーボード300には、パワー半導体モジュール100との接続部と同様に、パワーボード300とコンデンサモジュール200との接続部に、貫通孔371と貫通孔372とから成る貫通孔370が設けられている。
コンデンサ正極端子361は、正極導体板310に形成される。コンデンサ正極端子361は、貫通孔372を経由し、第1表面341から突出して形成される。また、負極導体板320に形成されるコンデンサ負極端子362も、第1表面341から突出して形成される。
また、正極導体板310は、当該正極導体板310の端部にコンデンサ正極端子363を形成する。コンデンサ正極端子363は、負極導体板320の端部を跨いで第1表面341から突出して形成される。負極導体板320は、当該負極導体板320の端部にコンデンサ負極端子364を形成する。コンデンサ負極端子364は、第1表面341から突出して形成される。
コンデンサモジュール200は、第1コンデンサ210と、第2コンデンサ220と、を有する。第1コンデンサ210は、一方の面に形成される第1コンデンサ正極端子211と、前記一方の面と対向する他方の面に形成される第1コンデンサ負極端子212とを有する。第2コンデンサ220は、一方の面に形成される第2コンデンサ正極端子221と、前記一方の面と対向する他方の面に形成される第2コンデンサ負極端子222とを有する。
第1コンデンサ210は、第1コンデンサ正極端子211が第2コンデンサ負極端子222と対向するように、配置される。なお、図6においては、コンデンサモジュール200として、コンデンサが2個の場合で図示したが、図4のように、3個以上を配置しても構わない。
第1コンデンサ210の第1コンデンサ正極端子211は、正極導体板310のコンデンサ正極端子361と電気的に接続される。第1コンデンサ210の第1コンデンサ負極端子212は、負極導体板320のコンデンサ負極端子364と電気的に接続される。
第2コンデンサ220の第2コンデンサ正極端子221は、正極導体板310のコンデンサ正極端子363と電気的に接続される。第2コンデンサ220の第2コンデンサ負極端子222は、負極導体板320のコンデンサ負極端子362と電気的に接続される。
図7は、パワーボード300とパワー半導体モジュール100との接続部を示しており、パワーボード上に流れる第1正極電流411と第1負極電流412の流れを示した図である。図7を用いて本実施例の作用効果を説明する。
第1正極電流411は、正極導体板310上の電流を模式的に示している。第1正極電流411は、第1正極端子311を通ってパワー半導体モジュール100の第1モジュール正極端子111に流入する。
第1負極電流412は、負極導体板320上の電流を模式的に示している。第1負極電流412は、第1負極端子321を通ってパワー半導体モジュール100の第1モジュール負極端子121から流出する。
正極導体板310と負極導体板320とは、積層されたパワーボード300を形成しており、第1正極電流411と第1負極電流412が互いに逆向きに流れる領域413を有する。そのため、それぞれの電流に起因するインダクタンスを打ち消し合い、パワーボード上の寄生インダクタンスを低減される。
第1正極端子311と第1負極端子321の周辺部では、正極導体板310と負極導体板320とを積層構造にできないため、インダクタンスが増加する。しかし本実施例では、貫通孔330を通って第1正極端子311が構成されるため、貫通孔300を迂回する電流経路長を小さくすることができ、迂回によるインダクタンス増加を抑制できる。さらに、迂回する電流経路長を小さくすることができるため、電気抵抗による損失も抑制できる。
上記の作用効果は、パワーボード300とパワー半導体モジュール100との接続部についてのみに働くものではなく、パワーボード300とコンデンサモジュール200との接続部についても働く。すなわち、パワーボード300とコンデンサモジュール300との接続部である貫通孔370を通ってコンデンサ正極端子361が構成されるため、貫通孔370を迂回する電流経路長を小さくすることができ、迂回によるインダクタンス増加を抑制できる。さらに、迂回する電流経路長を小さくすることができるため、電気抵抗による損失も抑制できる。
以上のように、パワーボードを構成する正極導体板と負極導体板のいずれか一方を、パワーボードに形成された貫通孔を通ってパワーボードの一方の面から突出して形成させることで、正極導体板と負極導体板とを流れる電流による寄生インダクタンスを低減することができる。また、パワーボードの正極端子と負極端子とを対向して配置することで、それぞれの端子を流れる電流も互いに逆向きに流れ、寄生インダクタンスを低減することができる。また、電流の迂回経路を短くすることができるため、損失も低減することができる。
また、パワーボードの正極端子と負極端子を、パワー半導体モジュールの配置側へ突出させることで、パワーボード端子とパワー半導体モジュール端子の接続部が、これらの部品の内側に位置することになる。これによりパワーボード上面は平坦に形成され、パワーボード上部空間が広く利用することができる。
また、パワー半導体モジュールのモジュール正極端子及びモジュール負極端子は互いに対向して配置されるため、モジュール正極端子を流れる電流と、モジュール負極端子を流れる電流とは、互いに逆向きに流れる。したがって、相互インダクタンスの打ち消し効果により、インダクタンスの増加を抑制できる。
また、コンデンサモジュールとして、第1コンデンサと第2コンデンサを用いることにより、正極端子と負極端子の間隔距離が大きい電気回路体であるコンデンサにおいても、パワーボードの正極端子と負極端子を近づけて対向させることができる。したがって、相互インダクタンスの打ち消し効果により、インダクタンスの増加を抑制できる。
さらに本実施例においては、第1コンデンサの正極端子と、第2コンデンサの負極端子も、対向して配置されるため、パワーボードの端子に係るインダクタンスだけでなく、コンデンサの端子に係るインダクタンスも、電流の打ち消し効果により増加を抑制できる。
本実施例では、インダクタンスの低減と損失の低減だけでなく、パワーボードとパワー半導体モジュールの電気的接続を容易に行える電力変換装置の例を説明する。
本実施例の電力変換装置の構成を、図8と図9を用いて説明する。ただし、実施例1で既に説明した図1に示された同一の符号を付された構成と、同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
図8は、本実施例の電力変換装置の構成図の例である。また図9は、パワーボード300とパワー半導体モジュール100との接続部の断面形状を示した図である。パワーボード300は、パワーボード300とパワー半導体モジュール100との接続部に、貫通孔330が設けられている。また、パワーボード300には、第1正極端子311と第1負極端子321とが形成される。
本実施例では、第1正極端子311は、パワー半導体モジュール100が配置される第1表面341とは反対側の第2表面342に突出する。第1負極端子321は、貫通孔331を通り、第2表面342に突出する。
パワー半導体モジュール100の第1モジュール正極端子111及び第1モジュール負極端子121は、パワーボードに形成された貫通孔330を貫通して配置される。すなわち、第1モジュール正極端子111及び第1モジュール負極端子121は、第2表面342に突出して配置される。そして、第1モジュール正極端子111は、第1正極端子311と電気的に接続される。第2モジュール負極端子121は、第1負極端子321と電気的に接続される。
次に本実施例の作用効果を説明する。実施例1におけるパワーボード上の電流の流れを図7に示したが、本実施例におけるパワーボード300上の電流の流れ方は実施例1と同様である。つまり、パワーボード上を迂回する電流の経路長を小さくすることができ、迂回によるインダクタンスの増加を抑制できる。さらに電気抵抗を小さくすることができ、損失の増大も抑制できる。
図9はパワーボード300とパワー半導体モジュール100との接続部の断面形状を示した図である。本実施例における、パワーボード300とパワー半導体モジュール100との接続端子である、第1モジュール正極端子111、第1モジュール負極端子121、第1正極端子311、第1負極端子321に流れる電流を、電流431〜434で示す。電流431は、第1正極端子311に流れる正極電流を示す。電流432は、第1モジュール正極端子111に流れる正極電流を示す。電流433は、第1負極端子321に流れる負極電流を示す。電流434は、第1モジュール負極端子121に流れる負極電流を示す。
電流431と電流432は同強度で逆向きであるため、電流431と電流432との間の相互インダクタンスによる打ち消し効果により、端子111、131のインダクタンスの増加を抑制できる。同様に、負極電流433と434は同強度で逆向きであるため打ち消し効果により、端子121、321のインダクタンスの増加を抑制できる。
また、パワー半導体モジュール100の第1モジュール正極端子111及び第1モジュール負極端子121は互いに対向して配置されるため、第1モジュール正極端子111を流れる電流432と、第1モジュール負極端子121を流れる電流433とは、互いに逆向きに流れる。したがって、相互インダクタンスの打ち消し効果により、インダクタンスの増加を抑制できる。
以上のように、本実施例によると、パワーボードを構成する正極導体板と負極導体板のいずれか一方を、パワーボードに形成された貫通孔を通ってパワーボードの一方の面から突出して形成させることで、正極導体板と負極導体板とを流れる電流による寄生インダクタンスを低減することができる。また、パワーボードの正極端子と負極端子とを対向して配置することで、それぞれの端子を流れる電流も互いに逆向きに流れ、寄生インダクタンスを低減することができる。また、電流の迂回経路を短くすることができるため、損失も低減することができる。
さらに本実施例では、パワーボード300とパワー半導体モジュール100の接続端子111、121、311、312が、パワー半導体モジュール100とは反対側のパワーボード第2表面342に突出するため、これら端子の電気的接続が容易にできる。これらの接続端子を接続する方法としては、例えば、溶接、固定部材による挟持などがある。
本実施例では、インダクタンスを更に低減できる電力変換装置の例を説明する。ただし、実施例1又は2で既に説明した構成と同一の符号を付された構成と、同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
本実施例の電力変換装置の構成を、図10と図11を用いて説明する。図10は、本実施例の電力変換装置のパワーボード300とパワー半導体モジュール100との接続を示した構成図の例である。
パワーボード300は、パワーボード300とパワー半導体モジュール100との接続部に、貫通孔330が設けられている。パワーボード300を構成する正極導体板310は、当該正極導体板310と電気的に接続された第1正極端子311と第2正極端子312とを有する。また、負極導体板320は、当該負極導体板320と電気的に接続された第1負極端子321と第2負極端子322とを有する。
第1正極端子311、第2正極端子312、第1負極端子321、第2負極端子322は、すべてパワー半導体モジュール100が配置される第1表面341とは反対側の第2表面342に突出する。そして、第1負極端子321及び第2負極端子322は、貫通孔330を通って第2表面342に突出する。
第1正極端子311と第1負極端子321は、貫通孔330を挟んで対向して設置される。第2正極端子312は、第1負極端子321の側部に配置される。第2負極端子322は、第1正極端子311の側部に配置される。つまり、第2正極端子312と第2負極端子322も、貫通孔330を挟んで対向して設置される。
本実施例のパワー半導体モジュール100は、第1モジュール正極端子111と、第1モジュール負極端子121と、第2モジュール正極端子112と、第2モジュール負極端子122と、を有する。第1モジュール正極端子111と第2モジュール正極端子112は、電気的に接続されている。第1モジュール負極端子121と第2モジュール負極端子122は、電気的に接続されている。
第1モジュール正極端子111と、第1モジュール負極端子121と、第2モジュール正極端子112と、第2モジュール負極端子122は、実施例2における第1モジュール正極端子111及び第1モジュール負極端子121と同様に、パワー半導体モジュール100の本体部からパワーボード300の配置側へ向かって突出し、貫通孔330を貫通する。第1モジュール正極端子111は、第1正極端子311と電気的に接続される。第1モジュール負極端子121は、第1負極端子321と電気的に接続される。第2モジュール正極端子112は、第2正極端子312と電気的に接続される。第2モジュール負極端子122は、第2負極端子322と電気的に接続される。
図11は本実施例のパワー半導体モジュール100の電気回路図の例である。パワー半導体モジュール100は、上アームのIGBT161とダイオード162と、下アームのIGBT163とダイオード164とで構成される。上アームのIGBT161は制御端子171に印加される制御信号によりオン状態とオフ状態とが切り換えられる。また下アームのIGBT163は制御端子172に印加される制御信号によりオン状態とオフ状態とが切り換えられる。
上アームのIGBT161のコレクタは、正極導体板310と電気的に接続するための第1モジュール正極端子111と第2正極モジュール端子112とが設けられている。下アームのIGBT163のエミッタは、負極導体板320と電気的に接続するための第1モジュール負極端子121と第2モジュール負極端子122とが設けられている。また上アームIGBT161のエミッタと下アームIGBT163のコレクタとの間は、モジュール交流端子150が設けられている。
次に本実施例の作用効果を説明する。本実施例の効果は、実施例2で説明した効果に加え、以下に示すインダクタンス低減効果がある。
図10には、パワーボード300上の電流の流れを、第1正極電流411、第1負極電流412、第2正極電流421、第2負極電流422、として模式的に表現している。
正極導体板310と負極導体板320は、積層されたパワーボード300を形成している。したがって、正極導体板310上を流れる第1正極電流411と第2正極電流421と、
負極導体板320上を流れる第1負極電流412と第2負極電流422とは、領域414において互いに逆向きに流れる。ゆえに、パワーボード上の寄生インダクタンスを低減することができる。
さらに、領域423においても、第1正極端子311と第2負極端子322とが隣接して配設されるため、第1正極端子311に流れ込む第1正極電流411と、第2負極端子322から流れ出す第2負極電流422とが、互いに逆向きに流れるためインダクタンスを低減できる。
同様に、領域424においても、第2正極端子312と第1負極端子321とが隣接して配置されるため、第2正極端子322に流れ込む第2正極電流421と、第1負極端子421から流れ出す第1負極電流412とが、互いに逆向きに流れるため、インダクタンスを低減できる。
以上のように、第1正極端子311と、第2正極端子312と、第1負極端子321と、第2負極端子322とを、貫通孔330に貫通させてパワーボードの一方の面から突出して形成させることで、正極導体板と負極導体板とを流れる電流による寄生インダクタンスを低減することができる。また、パワーボードの正極端子と負極端子とを対向して配置することで、それぞれの端子を流れる電流も互いに逆向きに流れ、寄生インダクタンスを低減することができる。また、電流の迂回経路を短くすることができるため、損失も低減することができる。
さらに、正極端子と負極端子とを隣り合って配置させることによって、インダクタンス打ち消し効果を更に高めることができる。
なお本実施例では、正極端子と負極端子が2対で構成される場合について説明したが、2対以上の正極端子と負極端子から構成される電力変換装置でも良い。また、本実施例では、パワーボード300の正極端子311、312と負極端子321、322とが、パワー半導体モジュール100が配置される側とは反対側の第2表面342に突出して形成される例を説明したが、これら端子311、312、321、322が、パワー半導体モジュール100と向かい合う側のパワーボード第1表面341に突出して形成される電力変換装置でも良い。
続いて、上記の実施例3の電力変換装置に用いられるパワー半導体モジュール100の構成例について説明する。
図12は、本実施例の電力変換装置に用いられるパワー半導体モジュール100の構成図の例である。図11に示したように、パワー半導体モジュール100は、上アームのIGBT161とダイオード162と、下アームのIGBT163とダイオード164とで構成される。
本実施例のパワー半導体モジュール100は、内部のIGBTやダイオードを保護するために、樹脂でモールドされている。パワー半導体モジュール100のモールド端子面190には、パワーボード300の端子と接続するための、第1モジュール正極端子111と、第2モジュール正極端子112と、第1モジュール負極端子121と、第2モジュール負極端子122と、が設置されている。これらのモジュール端子は、インダクタンスを低減するために、正極端子と負極端子が交互に設置されている。本実施例においては、第1負極端子121、第1正極端子111、第2負極端子122、第2正極端子112、という順に設置されている。
また、これらの端子(第1負極端子121、第1正極端子111、第2負極端子122、第2正極端子112)は、それぞれの主面が一つの仮想面上と重なるように配置されている。
これらの端子には、パワーボード300の端子と接続するための中間端子が接続されている。第1正極端子111は、パワーボード300の第1正極端子311と接続するための第1中間正極端子131が電気的に接続される。第1負極端子121は、パワーボード300の第1負極端子321と接続するための第1中間負極端子141が電気的に接続される。第2正極端子112は、パワーボード300の第2正極端子312と接続するための第2中間正極端子132が電気的に接続される。第2負極端子122は、パワーボード300の第2負極端子322と接続するための第2中間負極端子132が電気的に接続される。
第1中間正極端子131は、第1正極端子111と接続される一部が屈曲し、第1正極端子111の主面と重なる仮想面とは異なる仮想面上に、当該第1中間正極端子131の主面が重なるように、形成される。第1中間正極端子131の主面とは、パワーボード300の第1正極端子311と接続される部分である。第2中間負極端子142も同様に屈曲し、当該第2中間負極端子142の主面と第1中間正極端子131の主面とが一つの仮想面上と重なるように形成される。
そして、第1中間正極端子131及び第2中間正極端子132は、第1中間正極端子131の端子幅と第2中間正極端子132の端子幅の和が、第1正極端子111の端子幅と第2正極端子112の端子幅の和よりも大きくなるように形成される。また、第1中間負極端子141及び第2中間負極端子142は、第1中間負極端子141の端子幅と第2中間負極端子142の端子幅の和が、第1負極端子121の端子幅と第2負極端子122の端子幅の和よりも大きくなるように形成される。
本実施例の電力変換装置に用いられるパワー半導体モジュール100は、モールド端子面190に設置された第1モジュール正極端子111と、第2モジュール正極端子112と、第1モジュール負極端子121と、第2モジュール負極端子122と、のそれぞれの主面が一つの仮想面上と重なるように形成されている。そのため、パワー半導体モジュール100のモールド工程において、端子部分のモールド治具の形状を簡単化できるため、モールド工程を容易化できる。
また、モールド端子面190に設置された端子(第1モジュール正極端子111、第2モジュール正極端子112、第1モジュール負極端子121、第2モジュール負極端子122)は、正極端子(111、112)と負極端子(121、122)とが交互に配置されており、これによりインダクタンスを低減できる。
また、パワー半導体モジュール100のモールド端子面190に設置される端子(第1モジュール正極端子111、第2モジュール正極端子112、第1モジュール負極端子121、第2モジュール負極端子122)の端子幅は、端子部分の電気抵抗による損失を低減するために、広くすることが望まれる。しかし端子幅を広くすると、それに伴いパワー半導体モジュール100のモールド端子面190の幅が広くなり、結果としてパワー半導体モジュールが大きくなるため、端子幅を広げることは限界がある。本実施例のパワー半導体モジュールによれば、パワー半導体モジュールの端子の端子幅より広い幅を持つ中間端子を接続することで、パワー半導体モジュールを大きくしなくても、接続端子部分の損失を低減できる。
図12では、2対の中間端子を設置したパワー半導体モジュールの構成を例として説明した。ここでさらに、図12のパワー半導体モジュールの変形例として図13のパワー半導体モジュールを示す。
図13は、第1中間正極端子131と第1中間負極端子141を有するパワー半導体モジュール100の構成例である。図13に示すパワー半導体モジュール100は、図12とは異なり、中間端子として1対のみを有する。本パワー半導体モジュールは、実施例1又は実施例2の電力変換装置に用いることができる。
第1中間正極端子131は、パワー半導体モジュール100のモールド端子面190に設置された第1モジュール正極端子111と第2モジュール正極端子112とに、電気的に接続される。第1中間負極端子141は、モールド端子面190に設置された第1モジュール負極端子121と第2モジュール負極端子122とに電気的に接続される。
第1中間正極端子131は、当該第1中間正極端子131の端子幅が、第1モジュール正極端子111の端子幅と第2モジュール正極端子112の端子幅の和よりも広くなるように形成される。第1中間負極端子141は、当該第1中間負極端子141の端子幅が、第1モジュール負極端子121の端子幅と第2モジュール負極端子122の端子幅の和よりも広くなるように形成される。
図13に示すパワー半導体モジュールの作用効果については、図12に示すパワー半導体モジュールと同様に、端子部分の電気抵抗による損失を低減することである。
上記のパワー半導体モジュールのより詳細な実施形態の一例について図14を用いて説明する。なお、図12に示すパワー半導体モジュール100と、図13に示すパワー半導体モジュール100とは、構造的に中間端子部の構造が異なるのみであり、パワー半導体モジュールの内部構造については同一の構成であるため、ここでは代表して図12のパワー半導体モジュールについての実施形態を図14を用いて説明する。
図14は、図12に示すパワー半導体モジュール100の詳細な実施形態の一例について説明するための図である。
図14(a)は、パワー半導体モジュール100の外観斜視図である。パワー半導体モジュール100は、端子を出力する開口部以外は全閉な構造となっているケース103を有する。ケース103は、側壁及び底面を形成する枠体104と、パワー半導体素子を冷却する放熱フィン105と、フランジ部106と、により構成される。
放熱フィン105は、ケース103の側壁及び底面と直交する最も広い長手の面に形成される。放熱フィン105は、対向する反対の面にも同様の形状で形成されている。
フランジ部106は、パワー半導体モジュール100を電力変換装置に組み付ける際の位置決めの役割を果たす。本実施例のパワー半導体モジュール100は、放熱フィン105が形成される放熱部が直接冷媒と接する形式の電力変換装置を想定しており、前記フランジ部106は、冷媒と接する放熱部と、端子部との間の気密性を確保する役割も果たす。フランジ部106に設けられた溝部106Aには、例えばOリングのような気密性を確保する部材が配置される。なお、ここでは前記のような直冷方式の電力変換装置について例示し説明したが、本実施形態のパワー半導体モジュールは、特にこれらの用途に限定されるわけではなく、他の方式の電力変換装置に利用しても良い。
絶縁モールド端子193は、第1中間正極端子131と、第1中間負極端子141と、第2中間正極端子132と、第2中間負極端子142と、中間交流端子151と、中間制御端子173、174と、モールド部材194と、により構成される。中間交流端子151は、パワー半導体モジュール100のモジュール交流端子150(図1参照)と、電力変換装置の交流出力端子とを接続する部材である。中間制御端子173は、パワー半導体モジュール100の制御端子171(図11参照)と、電力変換装置内に設置される制御回路部とを接続する。中間制御端子174は、パワー半導体モジュール100の制御端子172(図11参照)と、電力変換装置内に設置される制御回路部とを接続する。
モールド部材194には、これらの中間端子(第1中間正極端子131、第1中間負極端子141、第2中間正極端子132、第2中間負極端子142、中間交流端子151、中間制御端子173、174)を貫通させるための複数の貫通孔が形成される。当該モールド部材194により、これらの中間端子は互いに電気的に絶縁される。
また、別体の絶縁板材を各端子間に組み付けて絶縁を確保する構成としても良い。
図14(b)は、パワー半導体モジュール100のケース103にモジュール封止体191を組み立てる工程を示す分解斜視図である。パワー半導体素子(上アームのIGBT161とダイオード162、下アームのIGBT163とダイオード164)を封止して内蔵するモジュール封止体191は、前記ケース103の挿入口107に挿入される。その際、絶縁部材108が、モジュール封止体191のそれぞれの面と対向して配置される。
図14(c)は、パワー半導体モジュール100の上下アームの直列回路を構成する回路部品の分解斜視図である。図14(c)においては、モジュール封止体191の封止材は図示していない。
上アーム回路を構成するIGBT161は、当該IGBT161のコレクタ電極が導体板181に接合されるように配置される。上アーム回路を構成するダイオード162は、当該ダイオード164のカソード電極が導体板181に接合されるように配置される。電極板182は、IGBT161及びダイオード162を挟んで、電極板181と対向して配置される。電極板181は、IGBT161のエミッタ電極と、ダイオード162のアノード電極と接合される。上アーム回路のパワー半導体素子(IGBT161、ダイオード162)は、電極板181と電極板182に平行に挟まれるようにして、並列に接続される。
下アーム回路を構成するIGBT163は、当該IGBT163のコレクタ電極が導体板184に接合されるように配置される。下アーム回路を構成するダイオード164は、当該ダイオード164のカソード電極が導体板184に接合されるように配置される。電極板185は、IGBT163及びダイオード164を挟んで、電極板184と対向して配置される。電極板185は、IGBT163のエミッタ電極と、ダイオード164のアノード電極と接合される。下アーム回路のパワー半導体素子(IGBT163、ダイオード164)は、電極板184と電極板185に平行に挟まれるようにして、並列に接続される。
導体板182と導体板184は、導体板182に形成された中間電極183Aと、導体板184に形成された中間電極183Bとが金属接合されることにより、接続される。すなわち、上アーム回路のパワー半導体素子(IGBT161、ダイオード162)と下アーム回路のパワー半導体素子(IGBT163、ダイオード164)は、直列に接続される回路を構成する。
また、信号端子171、172は、不図示のボンディングワイヤなどによりIGBTのゲート電極等と接続される。
導体板182と導体板185は、同一平面上に配置される。また、図14(b)に示すように、これらの導体板182、185は、IGBTとダイオードが接合される面とは反対側の面がモジュール封止体191の封止材から露出するように配置される。
導体板181と導体板184は、同一平面上に配置される。また、図14(b)に図示されないが、これらの導体板181、184は、IGBTとダイオードが接合される面とは反対側の面がモジュール封止体191の封止材から露出するように配置される。
上記の導体板182、183、184、185の露出面は、ケース103の放熱フィン105と対向して配置される。
また、モジュール封止体191のモジュール端子面190からは、第1モジュール正極端子111、第1モジュール負極端子121、第2モジュール正極端子112、第2モジュール負極端子122が突出して配置される。前述のように、これらの端子は、それぞれの主面が一つの仮想面上と重なるように配置される。また、インダクタンスを低減するために、正極端子と負極端子が交互に設置されている。
本実施例のパワー半導体モジュール100においては、ケース103は、電気伝導性を有する部材、例えばCu、Cu合金、Cu−C、Cu−CuOなどの複合材、あるいはAl、Al合金、AlSiC、Al−Cなどの複合材などから形成されている。また、ケース103は、溶接など防水性の高い接合法で、あるいは鍛造、鋳造法などにより成形されている。
モジュール封止体191の封止材としては、例えばノボラック系、多官能系、ビフェニル系のエポキシ樹脂系を基とした樹脂を用いることができ、SiO2,Al2O3,AlN,BNなどのセラミックスやゲル、ゴムなどを含有させ、熱膨張係数を導体部315,320,318,319に近づける。これにより、部材間の熱膨張係数差を低減でき、使用環境時の温度上昇にともない発生する熱応力が大幅に低下するため、パワー半導体モジュールの寿命をのばすことが可能となる。また、モールド部材194の成型材には、PPS(ポリフェニルサルファイド)やPBT(ポリブチレンテレフタレート)といった高耐熱な熱可塑性樹脂が適している。
導体板とパワー半導体素子との接合などに用いる金属接合剤は、例えばSn合金系の軟ろう材(はんだ)やAl合金・Cu合金等の硬ろう材や金属のナノ粒子・マイクロ粒子を用いた金属焼結材を用いることができる。
また、図14のパワー半導体モジュールと接続されるパワーボードの実施形態の一例について図15を用いて説明する。
図15(a)は、パワーボード300の外観斜視図である。パワーボード300は、積層された正極導体板310(不図示)と負極導体板320(不図示)とを被覆する絶縁被覆材302を備える。絶縁被覆材302は、正極導体板310と負極導体板320を互いに電気的に絶縁する。
また、本実施例のパワーボード300は、交流導体板350(不図示)も、正極導体板310及び負極導体板320と同様に、絶縁被覆材302に被覆される。交流導体板350は、パワー半導体モジュール100のモジュール交流端子150と接続される導体板である。
パワーボード300には、貫通孔330が形成される。貫通孔330の外縁部には、図10で説明したように、パワーボード300とパワー半導体モジュール100の端子とを接続する、第1正極端子311、第1負極端子321、第2正極端子312、第2負極端子322が形成される。第1負極端子321及び第2負極端子322は、貫通孔330を通って、パワーボード300の第2表面342に突出して形成される。
第2負極端子322の側部には、交流端子351が形成される。交流端子351は、交流導体板350とパワー半導体モジュール100のモジュール交流端子150とを電気的に接続する。なお、本実施例では、交流端子351を、第1正極端子311、第1負極端子321、第2正極端子312、第2負極端子322と同様に貫通孔330内に形成しているが、貫通孔330とは別に交流端子351を形成する貫通孔を形成する構成としても良い。
また、パワーボード300には、制御端子173を貫通させるための貫通孔335が形成される。制御端子174は、貫通孔330を貫通する構成となっている。しかしながら、制御端子174を貫通させるための貫通孔を別途形成する構成としても良い。
コンデンサ端子360も、パワーボード300の正極端子、負極端子と同様に、パワーボード300の正極導体板310及び負極導体板320に形成される。
正極導体板310は、パワーボード300の絶縁被覆部材302から露出して形成される直流入出力正極端子319を有する。また、負極導体板320は、パワーボード300の絶縁被覆部材302から露出して形成される直流入出力負極端子329を有する。交流導体板350は、パワーボード300の絶縁被覆部材302から露出して形成される交流入出力端子352を有する。
図15(b)は、パワーボード300の上面図である。図15(b)には、パワーボード300の絶縁被覆部材302に覆われる正極導体板310と負極導体板320のうち、正極導体板310を点線で図示している。また、交流導体板350も同様に図示している。
正極導体板310は、直流入出力正極端子319と、コンデンサ端子360と、第1正極端子311と、第2正極端子312と、を有する。また、正極導体板310は、貫通孔330と、貫通孔335とを形成する。
正極導体板310と負極導体板320を、絶縁被覆材302を介して対向して積層配置することで、インバータ主回路の配線インダクタンスを低減することができる。
絶縁被覆材302は、例えばノボラック系、多官能系、ビフェニル系のエポキシ樹脂系を基とした樹脂を用いることができ、SiO2,Al2O3,AlN,BNなどのセラミックスやゲル、ゴムなどを含有させ、熱膨張係数を導体部315,320,318,319に近づけた材料を用いることができる。他には、PPS(ポリフェニルサルファイド)やPBT(ポリブチレンテレフタレート)といった高耐熱な熱可塑性樹脂でも良い。また、ガラスクロスを含浸したガラスエポキシ等のプリント基板材料でも良い。絶縁被覆部材とバスバーは、接着材で接着されていても良い。また、導体板は、例えば、Cu合金やAl合金といった熱伝導率が高く、電気抵抗が低い材料が適しており、絶縁被覆部材との接着強度を向上するために、表面に酸化処理や粗化処理が施されていても良い。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
100 パワー半導体モジュール
102 封止体
103 ケース
104 枠体
105 放熱フィン
106 フランジ
106A 溝部
107 挿入口
108 絶縁部材
111 第1モジュール正極端子
112 第2モジュール正極端子
114 正極接続端子の寄生インダクタンス
115 正極接続端子と負極接続端子との間の相互インダクタンス
121 第1モジュール負極端子
122 第2モジュール負極端子
124 負極接続端子の寄生インダクタンス
131 第1中間正極端子
132 第2中間正極端子
141 第1中間負極端子
142 第2中間負極端子
150 モジュール交流端子
151 中間交流端子
161 上アームのIGBT
162 上アームのダイオード
163 下アームのIGBT
164 下アームのダイオード
171 上アームの制御端子
172 下アームの制御端子
173 上アームの中間制御端子
174 下アームの中間制御端子
181 導体板
182 導体板
183A 中間電極
183B 中間電極
184 導体板
185 導体板
190 モールド端子面
191 モジュール封止体
193 絶縁モールド端子
194 モールド部材
200 コンデンサモジュール
201 コンデンサ正極端子
202 コンデンサ負極端子
210 第1コンデンサ
211 第1コンデンサ正極端子
212 第1コンデンサ負極端子
220 第2コンデンサ
221 第2コンデンサ正極端子
222 第2コンデンサ負極端子
300 パワーボード
302 絶縁被覆部材
310 正極導体板
311 第1正極端子
314 正極導体板の寄生インダクタンス
315 正極導体板と負極導体板との間の相互インダクタンス
312 第2正極端子
319 直流入出力正極端子
320 負極導体板
321 第1負極端子
322 第2負極端子
324 負極導体板の寄生インダクタンス
329 直流入出力負極端子
330 貫通孔
331 貫通孔
332 貫通孔
335 貫通孔
341 第1表面
342 第2表面
350 交流導体板
351 交流端子
352 交流入出力端子
361 コンデンサ正極端子
362 コンデンサ負極端子
363 コンデンサ正極端子
364 コンデンサ負極端子
370 貫通孔
371 貫通孔
372 貫通孔
411 第1正極電流
412 第1負極電流
421 第2正極電流
422 第2負極電流
500 電力変換装置
600 制御基板

Claims (8)

  1. 直流電流が入力される電気回路体と、前記直流電流を前記電気回路体に伝達するパワーボードと、を備え、
    前記パワーボードは、正極導体板と、該正極導体板と対向して配置される負極導体板と、前記正極導体板に接続される正極端子と、前記負極導体板に接続されかつ前記正極端子と対向する負極端子と、を有し、
    前記パワーボードには、貫通孔が形成され、
    前記正極端子または前記負極端子のいずれか一方の端子は、前記パワーボードの一方の面から突出し、
    前記正極端子または前記負極端子の他方の端子は、前記貫通孔を通って前記パワーボードの前記一方の面から突出し、
    前記電気回路体は、前記正極端子及び前記負極端子と電気的に接続される電力変換装置。
  2. 請求項1に記載された電力変換装置であって、
    前記電気回路体とは異なる第2電気回路体を備え、
    前記正極端子及び前記負極端子は、前記パワーボードに対して前記電気回路体が配置される側に向かって突出し、
    前記第2電気回路体は、前記パワーボードを挟んで前記電気回路体と対向して配置される電力変換装置。
  3. 請求項1に記載された電力変換装置であって、
    前記正極端子及び前記負極端子は、前記パワーボードに対して前記電気回路体が配置される側とは反対側に向かって突出し、
    前記電気回路体の端子は、前記貫通孔を通って前記正極端子及び前記負極端子と電気的に接続される電力変換装置。
  4. 請求項1乃至3に記載されたいずれかの電力変換装置であって、
    前記電気回路体は、前記直流電流を交流電流に変換するパワー半導体モジュールであって、
    前記パワー半導体モジュールは、モジュール正極端子と、該モジュール正極端子と対向するモジュール負極端子と、を有し、
    前記モジュール正極端子は、前記正極端子と電気的に接続され、
    前記モジュール負極端子は、前記負極端子と電気的に接続される電力変換装置。
  5. 請求項1乃至3に記載されたいずれかの電力変換装置であって、
    前記電気回路体は、前記直流電流を平滑化する第1コンデンサと第2コンデンサであって、
    前記第1コンデンサは、第1コンデンサ正極端子を有し、
    前記第2コンデンサは、第2コンデンサ負極端子を有し、
    前記第1コンデンサ正極端子は、前記正極端子と電気的に接続され、
    前記第2コンデンサ負極端子は、前記負極端子と電気的に接続される電力変換装置。
  6. 請求項5に記載された電力変換装置であって、
    前記第2コンデンサは、前記第2コンデンサ負極端子が前記第1コンデンサ正極端子と対向するように配置される電力変換装置。
  7. 請求項4に記載された電力変換装置であって、
    前記モジュール正極端子は、第1モジュール正極端子と、第2モジュール正極端子と、を有し、
    前記モジュール負極端子は、前記第1モジュール正極端子と対向する第1モジュール負極端子と、前記第2モジュール正極端子と対向する第2モジュール負極端子と、を有し、
    前記正極端子は、第1正極端子と、第2正極端子と、を有し、
    前記負極端子は、前記第1正極端子と対向する第1負極端子と、前記第2正極端子と対向する第2負極端子と、を有し、
    前記第1正極端子は、前記第2正極端子とは前記貫通孔を挟んで反対側に配置され、
    かつ前記第1正極端子は、前記第2負極端子の側部に配置され、
    前記第1モジュール正極端子は、前記第1正極端子と電気的に接続され、
    前記第1モジュール負極端子は、前記第1負極端子と電気的に接続され、
    前記第2モジュール正極端子は、前記第2正極端子と電気的に接続され、
    前記第2モジュール負極端子は、前記第2負極端子と電気的に接続される電力変換装置。
  8. 請求項7に記載された電力変換装置であって、
    前記パワー半導体モジュールは、前記第1モジュール正極端子と接続される第1中間正極端子と、前記第2モジュール正極端子と接続される第2中間正極端子と、前記第1モジュール負極端子と接続される第1中間負極端子と、前記第2モジュール負極端子と接続される第2中間負極端子と、を有し、
    前記第1正極端子は、前記第1中間正極端子と電気的に接続され、
    前記第2正極端子は、前記第2中間正極端子と電気的に接続され、
    前記第1負極端子は、前記第1中間負極端子と電気的に接続され、
    前記第2負極端子は、前記第2中間負極端子と電気的に接続され、
    前記第1モジュール正極端子、前記第2モジュール正極端子、前記第1モジュール負極端子及び前記第2モジュール負極端子は、それぞれの主面が一つの仮想面上と重なるように配置され、
    前記第1中間正極端子及び前記第2中間正極端子は、前記第1中間正極端子の幅と前記第2中間正極端子の幅との和が、前記第1モジュール正極端子の幅と前記第2モジュール正極端子の幅との和よりも大きくなるように形成され、
    前記第1中間負極端子及び前記第2中間負極端子は、前記第1中間負極端子の幅と前記第2中間負極端子の幅との和が、前記第1モジュール負極端子の幅と前記第2モジュール負極端子の幅との和よりも大きくなるように形成される電力変換装置。
JP2013042499A 2013-03-05 2013-03-05 配線板およびそれを用いた電力変換装置 Active JP5830480B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013042499A JP5830480B2 (ja) 2013-03-05 2013-03-05 配線板およびそれを用いた電力変換装置
PCT/JP2013/082525 WO2014136335A1 (ja) 2013-03-05 2013-12-04 配線板およびそれを用いた電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013042499A JP5830480B2 (ja) 2013-03-05 2013-03-05 配線板およびそれを用いた電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014171342A JP2014171342A (ja) 2014-09-18
JP5830480B2 true JP5830480B2 (ja) 2015-12-09

Family

ID=51490878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013042499A Active JP5830480B2 (ja) 2013-03-05 2013-03-05 配線板およびそれを用いた電力変換装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5830480B2 (ja)
WO (1) WO2014136335A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015145679A1 (ja) 2014-03-27 2015-10-01 株式会社日立製作所 電力変換ユニット、電力変換装置、及び電力変換装置の製造方法
JP5778840B1 (ja) * 2014-09-25 2015-09-16 株式会社日立製作所 電力変換ユニットおよび電力変換装置
US9536671B2 (en) * 2014-12-01 2017-01-03 Telsa Motors, Inc. Planar capacitor terminals
JP6349275B2 (ja) * 2015-03-05 2018-06-27 日立オートモティブシステムズ株式会社 電力変換装置
JP6544021B2 (ja) * 2015-04-24 2019-07-17 株式会社デンソー 電力変換装置
JP6371001B2 (ja) 2015-05-27 2018-08-08 株式会社日立製作所 電力変換装置
JP6528080B2 (ja) * 2015-06-26 2019-06-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
JP5894321B1 (ja) * 2015-07-09 2016-03-30 株式会社日立製作所 電力変換ユニットおよび電力変換装置
JP2017200262A (ja) * 2016-04-25 2017-11-02 株式会社デンソー 電力変換装置
JP6950326B2 (ja) 2017-07-25 2021-10-13 株式会社デンソー 電力変換装置
DE112017008003T5 (de) * 2017-08-30 2020-07-02 Mitsubishi Electric Corporation Hauptstromkreis-verdrahtungsglied und leistungswandlungsvorrichtung
CN108598074B (zh) * 2018-06-15 2024-02-02 华北电力大学 一种新型封装结构的功率模块
WO2021054024A1 (ja) * 2019-09-17 2021-03-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 コンデンサおよびコンデンサの製造方法
US20220375846A1 (en) * 2019-11-15 2022-11-24 Mitsubishi Electric Corporation Semiconductor device
JP2023062905A (ja) * 2021-10-22 2023-05-09 日立Astemo株式会社 電力変換装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005065412A (ja) * 2003-08-12 2005-03-10 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 電力変換装置のスタック構造
FR2877505B1 (fr) * 2004-11-02 2007-04-13 Fci Expansion 2 Sa Ensemble conducteur d'electricite, dispositif comprenant un composant electrique raccorde sur l'ensemble conducteur, et systeme de raccordement comprenant un tel ensemble
JP4285435B2 (ja) * 2005-04-05 2009-06-24 株式会社デンソー 電力変換装置
JP4525631B2 (ja) * 2006-02-24 2010-08-18 株式会社デンソー 電力変換装置
JP4452953B2 (ja) * 2007-08-09 2010-04-21 日立オートモティブシステムズ株式会社 電力変換装置
JP4580997B2 (ja) * 2008-03-11 2010-11-17 日立オートモティブシステムズ株式会社 電力変換装置
JP5446761B2 (ja) * 2009-11-16 2014-03-19 株式会社デンソー 電力変換装置
WO2011093239A1 (ja) * 2010-01-27 2011-08-04 株式会社日立製作所 配電実装部品及びそれを用いたインバータ装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014136335A1 (ja) 2014-09-12
JP2014171342A (ja) 2014-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5830480B2 (ja) 配線板およびそれを用いた電力変換装置
JP6300978B2 (ja) 電力用半導体モジュール
JP6349275B2 (ja) 電力変換装置
JP6979864B2 (ja) パワー半導体装置及びその製造方法
JP5218541B2 (ja) スイッチングモジュール
JP6591556B2 (ja) 電力変換装置
WO2015072105A1 (ja) パワーモジュール
JP6421055B2 (ja) 電力変換装置
JP2019110228A (ja) 電力変換装置
JP2014183078A (ja) 半導体装置
JP2019170099A (ja) パワー半導体装置
JP6838243B2 (ja) 電力変換装置
US10021802B2 (en) Electronic module assembly having low loop inductance
US9679700B2 (en) Capacitor module and power conversion device
JP2014096412A (ja) 半導体モジュール
JP6123722B2 (ja) 半導体装置
JP7331497B2 (ja) 電力変換装置
JP7069885B2 (ja) 半導体装置
WO2022202292A1 (ja) パワー半導体装置および電力変換装置
JP7142784B2 (ja) 電気回路装置
US20230395457A1 (en) Power Semiconductor Device, Power Conversion Device, and Electric System
JP2018037452A (ja) パワー半導体モジュール
JP2016214012A (ja) 電力変換装置
JP2019201076A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150929

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151026

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5830480

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350