JP5829363B2 - 導入装置 - Google Patents

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Description

本発明は、孔内に挿入される導入装置に関する。
一般に内視鏡のような孔内への導入装置は、例えば被検体内の病変部を観察、処置等するために被検体内に挿入される可撓性を有する挿入部と、この挿入部をUD方向及びRL方向に湾曲させるための操作を行なう操作部とを有する。操作部は、挿入部をUD方向に湾曲させるUDアングルノブと、挿入部をRL方向に湾曲させるRLアングルノブとを有する。
このような導入装置では、UDアングルノブおよびRLアングルノブを操作して挿入部をUD方向及びRL方向に湾曲させて、病変部の観察、処置等を行うことができる。一般的な導入装置では、UD方向及びRL方向への湾曲動作は、挿入部内を通るワイヤ等を介して、指の力でなされることが多い。この場合、UDアングルノブおよびRLアングルノブは、操作入力方向がグリップ部の長手軸方向に沿うように配置されたものが多い。そして、このように一般的なUDアングルノブ・RLアングルノブの配置を有した導入装置には、今日までに多数の手技或いは観察法が確立されており、それらがマニュアル化されている。
さらに、内視鏡には、UD方向およびRL方向への湾曲部の湾曲をモータで駆動するようにしたものが存在する。
例えば、国際公開第2012−074013号の内視鏡では、挿入部の上下(UD)方向の湾曲を手動操作とし、左右(RL)方向の湾曲をモータの駆動によって自動で操作可能としている。操作部は、上下(UD)方向の操作のためのノブと、左右(RL)方向の操作のためのダイヤルと、を有している。
国際公開第2012−074013号 特開2006−320501号公報
例えば国際公開第2012−074013号の図20に示される導入装置では、左右(RL)ダイヤルの操作入力方向がグリップの長手軸と交差する方向となっているため、これまでに蓄積されている一般的な手技をそのまま利用することができず、操作性において改良の余地が存在していた。一方、一般的なUDアングルノブ・RLアングルノブの配置を有した導入装置では、手の小さい医師がRLアングルノブに指が届き難いという課題があった。
本発明の目的は、操作性を向上した導入装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る導入装置は、第1面と、前記第1面と隣接するとともに把持する手の親指側に位置される第2面と、を有する操作部と、第1方向と前記第1方向と交差する第2方向とに湾曲可能な湾曲部と、前記操作部の長手軸と交差する方向に前記第1面から突出する第1軸部を中心に回転可能で、前記湾曲部を前記第1方向に湾曲させる際に操作される第1回転体と、前記第1軸部よりも前記親指に近い位置で前記第1軸部に沿った方向に延びる第2軸部を中心に回転可能で、前記親指の操作範囲内で前記第2面側に設けられ、前記湾曲部を前記第2方向に湾曲させる際に操作される第2回転体と、を備える。
上記の構成によれば、操作性を向上した挿入装置を提供できる。
図1は、第1実施形態の内視鏡装置の全体構成を示した斜視図である。 図2は、図1に示す内視鏡装置の先端硬質部を端面側から示した正面図である。 図3は、図1に示す内視鏡装置の湾曲部の内部にある湾曲駒、第1ワイヤ、および第2ワイヤを示す断面図である。 図4は、図3に示すF4−F4線に沿った断面図である。 図5は、図1に示す内視鏡装置の操作部を第1面側(正面側)から示した正面図である。 図6は、図5に示す内視鏡装置の操作部を第2面側(側面側)から示した側面図である。 図7は、図5に示す内視鏡装置のF7−F7線に沿った断面図である。 図8は、第2実施形態の内視鏡装置の操作部を第1面側(正面側)から示した正面図である。 図9は、図8に示す内視鏡装置の操作部を第2面側(側面側)から示した側面図である。 図10は、第3実施形態の内視鏡装置の操作部を第1面側(正面側)から示した正面図である。 図11は、図10に示す内視鏡装置の操作部を第2面側(側面側)から示した側面図である。 図12は、第4実施形態の内視鏡装置の操作部を第1面側(正面側)から示した正面図である。 図13は、図12に示す内視鏡装置の操作部を第2面側(側面側)から示した側面図である。 図14は、図12に示す内視鏡装置のF14−F14線に沿った断面図である。 図15は、第5実施形態の内視鏡装置の操作部を第1面側(正面側)から示した正面図である。 図16は、図15に示す内視鏡装置の操作部を第2面側(側面側)から示した側面図である。 図17は、図15に示す内視鏡装置のF17−F17線に沿った断面図である。 図18は、第6実施形態の内視鏡装置の操作部を第1面側(正面側)から示した正面図である。 図19は、図18に示す内視鏡の湾曲部の少なくとも第1部分をU方向またはD方向に湾曲させた状態および湾曲部の第1部分および第2部分をU方向またはD方向に湾曲させた状態を示した模式図である。 図20は、図18に示す内視鏡装置の操作部を第2面側(側面側)から示した側面図である。 図21は、第7実施形態の内視鏡装置の操作部を第1面側(正面側)から示した正面図である。 図22は、図21に示す内視鏡装置の操作部を第2面側(側面側)から示した側面図である。 図23は、第8実施形態の内視鏡装置の操作部を第1面側(正面側)から示した正面図である。 図24は、図23に示す内視鏡装置の操作部を第2面側(側面側)から示した側面図である。 図25は、第9実施形態の内視鏡装置の操作部を第1面側(正面側)から示した正面図である。 図26は、図25に示す内視鏡装置の操作部を第2面側(側面側)から示した側面図である。 図27は、図25に示す内視鏡装置のF27−F27線に沿った断面図である。
[第1の実施形態]
図1は本発明の内視鏡装置の全体構成図を示す。図1に示すように、内視鏡装置11は、内視鏡12と、制御装置13と、光源装置14と、画像撮影装置15と、送気・送水・吸引装置16と、キーボード17と、モニタ18と、アクチュエータ部21と、を有する。
光源装置14は、制御装置13の制御下で、内視鏡12の後述する先端硬質部22にある照明レンズ23に光を供給する。送気・送水・吸引装置16は、制御装置13の制御下で、内視鏡12の先端硬質部22にあるノズル24に対して送気・送水を行ったり、ノズル24を介して生体内から液体や組織等を吸引したりする。画像撮影装置15は、制御装置13の制御下で、内視鏡12の先端硬質部22の対物レンズ25を通して撮影された被検体の画像を画像処理してモニタ18に表示する。
制御装置13は、内視鏡12の後述する操作部32に内蔵された回転検出センサ26(図7参照)に接続されている。回転検出センサ26は、第2回転体52の回転方向及び回転量を検出し、制御装置13に検出信号を送信する。制御装置13は、回転検出センサ26で検出した回転量に応じてアクチュエータ部21を作動させ、湾曲部38をR方向及びL方向に湾曲させる。
アクチュエータ部21は、内視鏡12の後述する湾曲部38をR方向(図2に示すRIGHT側)及びL方向(図2に示すLEFT側)に湾曲させるように駆動力を付与することができる。アクチュエータ部21は、例えば、サーボモータ等のモータで構成されている。アクチュエータ部21は、ユニバーサルコード31のコネクタ(制御装置13に接続されるコネクタ)の内部に内蔵される。
図1に示すように、内視鏡12は、ユニバーサルコード31と、操作部32と、操作部32に隣接して操作部32と一体的に設けられたグリップ部33と、グリップ部33から延びて孔内(被検体)に挿入される挿入部34と、を有する。内視鏡12は、導入装置の一例である。
内視鏡12は、ユニバーサルコード31を介して制御装置13、光源装置14、画像撮影装置15、及び送気・送水・吸引装置16に接続されている。ユニバーサルコード31の内部には、可撓性のシャフト(図示せず)が通されている。アクチュエータ部21の駆動力は、当該可撓性のシャフト(トルクシャフト)、当該シャフトから動力伝達を受けるように操作部32の内部に設けられたギヤ40および第2スプロケット39(図14参照)等を介して、第2スプロケット39に巻きかけられた1対の第2ワイヤ42にまで伝達される。
挿入部34は、操作部32の略中心を通る長手軸36に沿って設けられている(図1、図5等参照)。図1において、矢印Aは長手軸36の先端側を示しており、矢印Bは長手軸36の基端側を示している。挿入部34は、細長く可撓性を有する軟性部37と、この軟性部37の先端に設けられた湾曲部38と、この湾曲部38の先端に設けられた先端硬質部22と、を備えている。
図3、図4に示すように、軟性部37および湾曲部38の内部には、湾曲部38をU方向(図2に示すUP側)及びD方向(図2に示すDOWN側)に湾曲させるための1対の第1ワイヤ41と、湾曲部38をR方向及びL方向に湾曲させるための1対の第2ワイヤ42と、が挿通されている。湾曲部38は、挿入部34の長手軸36方向に沿って並んだ複数の湾曲駒43を有する。
図2に示すように、先端硬質部22には、対物レンズ25と、処置具挿通チャンネル44と、照明レンズ23と、先端硬質部22の先端面を洗浄する水や空気を供給したり、生体内の液体や組織等を吸引したりできるノズル24と、が設けられている。
図5、図6に示すように、操作部32は、例えば合成樹脂材料等によって内部空間を有するように形成されたケース45と、ケース45の第1面46側に設けられた第1回転体51と、ケース45の第2面47側に設けられた第2回転体52と、ケース45の第4面49側に設けられたボタン部53と、ケース45内部に設けられた回転検出センサ26(図7参照)と、を有している。
図5、図6に示すように、ケース45は、第1面46と、第1面46と隣接した位置に設けられた第2面47と、第1面46と対向する第3面48と、第2面47と対向する第4面49と、を有している。第1面46は、後述する第1回転体51の第1軸部61と交差する方向に延びている。第2面47は、操作部32を把持する手(左手)の親指側に位置されており、第1面46の外縁部から第1面46と交差(直交)する方向に延びている。第2面47は、後述する第1回転体51の第1軸部61の延びている方向に沿うように、第1面46の外縁部から延びているとも言い換えることができる。図7に示すように、第2面47には、第2回転体52の第2ダイヤル部64の一部を配置するための凹部47Aが設けられている。
第1面46及び第2面47はそれぞれ平面であっても曲面であっても良い。第1面46及び第2面47が曲面である場合、これらが長手軸36に対して外側に膨らんだ状態に形成されていることが好ましい。図7に示すように、第1軸部61とケース45との間および第2軸部63とケース45との間には、Oリング50が介在され、ケース内部を水密に維持している。
回転検出センサ26は、例えば、ポテンショメータで構成されているが、第2軸部63の回転量を検出できるセンサであれば他の種類のセンサ(例えば、ロータリーエンコーダ等)でもよい。回転検出センサ26は、第2回転体52の第2軸部63を介して第2ダイヤル部64の回転角度を読み取って、第2ダイヤル部64の回転方向及び回転量を検出する。
図5に示すように、ボタン部53は、ノズル24を介して内視鏡12の先端硬質部22に送気・送水を行う第1ボタン54(送気・送水ボタン)と、ノズル24を介して内視鏡12の先端硬質部22で吸引を行う第2ボタン55(吸引ボタン)と、を有している。
第1回転体51は、湾曲部38をU方向及びD方向、すなわち2方向に湾曲させる際に操作される、いわゆるUDノブである。医師が指等で第1回転体51を第1軸部61を中心に回転させると、その回転量に応じて、湾曲部38が図2に示すU方向又はD方向(これらを総称して第1方向とする)に湾曲される。
第1回転体51は、操作部32のケース45の第1面46から突出して、ケース45に対して回転可能に設けられた第1軸部61と、第1軸部61の先端部に固定され第1軸部61を中心に回転可能な第1ダイヤル部62と、ケース45内部に設けられ第1軸部61の基端部に固定された第1スプロケット35(図14参照)と、を有している。第1軸部61は、操作部32の長手軸36と交差する方向に延びている。第1ダイヤル部62は、略星形をなしており、例えば5個の爪を有している。第1スプロケット35には、湾曲部38をU方向及びD方向に湾曲させるための第1ワイヤ41が巻きかけられている。第1スプロケット35および第1ワイヤ41により、湾曲部38を手動で第1方向に湾曲させるための第1湾曲機構を構成する。
本実施形態の内視鏡装置11では、U方向及びD方向においては、モータ等の電動で湾曲部を湾曲させる機構が存在しない。しかしながら、後述するR方向及びL方向のように、モータ等のアクチュエータ部21を設けて、U方向及びD方向についても電動で湾曲部38を湾曲させてもよい。また、第1回転体51の第1軸部61は、長手軸36と交差するように(一例として、長手軸36に対して直交するように)形成されていることが好ましい。
第2回転体52は、湾曲部38をR方向及びL方向、すなわち2方向に湾曲させる際に操作される、いわゆるRLダイヤルである。医師が第2回転体52を第2軸部63を中心に回転させると、アクチュエータ部21が駆動され、アクチュエータ部21の駆動力によって湾曲部38が湾曲される。第2回転体52の回転量に応じて、湾曲部38は、図2に示すR方向及びL方向(これらを総称して第2方向とする)に電動で湾曲される。本実施形態では、第2方向は、第1方向と交差(直交)している。
図5、図6に示すように、第2回転体52は、第2面47側で第1回転体51の近傍に設けられており、操作部32を把持する左手の親指の操作範囲56内に設けられている。本実施形態では、第2回転体52は、第1面46と第3面48との間の位置に設けられている。すなわち、第2回転体52は、第1軸部61が延びる方向におけるケース45の厚み寸法の範囲内に設けられると言いかえることができる。
図5、図7に示すように、第2回転体52は、操作部32の第2面47に設けられる突出部分47Bから突出するとともにケース45に対して回転可能な第2軸部63と、第2軸部63の先端部に固定された第2ダイヤル部64と、第2軸部63に対して中立復帰力を付与する中立復帰機構65と、を有している。第2回転体52は、第2面47側に設けられている。
図5に示すように、第2軸部63は、長手軸36方向において第1軸部61と略同じ位置に設けられている。図5、図7に示すように、第2軸部63は、第1軸部61よりも操作部32を把持する手(左手)の親指に近い位置に設けられる。第2軸部63は、第1軸部61の延びる方向と沿った方向に延びており、より具体的には、第1軸部61と略平行に延びている。
第2ダイヤル部64は、円柱形をなしている。第2ダイヤル部64は、第1ダイヤル部62の直径よりも小さい直径を有している。第2ダイヤル部64の周面には、例えばローレット状に凹凸が設けられている。第2ダイヤル部64の一部は、第2面47に設けられた凹部47A内に配置されており、第2ダイヤル部64の他の部分が外界に露出されている。第2軸部63の基端部は、ケース45の内部で回転検出センサ26に接続されている。
アクチュエータ部21、可撓性のシャフト、ギヤ40、第2スプロケット39および第2ワイヤ42によって、湾曲部38を第2方向に湾曲させるための第2湾曲機構を構成する。
図7に示すように、中立復帰機構65は、引っ張りコイルばね66と、第2軸部63と引っ張りコイルばね66との間に介在された引っ張りワイヤ67と、を有している。引っ張りコイルばね66の作用によって、中立復帰機構65は、第2軸部63および第2ダイヤル部64に対して適切な中立復帰力を付与することができる。
なお、本実施形態では、R方向及びL方向に関して電動で湾曲部38を湾曲させる例について説明しているが、上記U方向及びD方向に湾曲部38を湾曲させる湾曲機構と同様に、手動でR方向及びL方向に湾曲部38を湾曲させる構造でもよい。
続いて、本実施形態の内視鏡装置11の動作について説明する。医師は、例えば、左手で操作部32を把持する。図5等に示すように、左手の親指と人差し指との間の位置にユニバーサルコード31を載置し、親指の指腹を第1ダイヤル部62の爪に配置し、中指、薬指及び小指でグリップ部33を支持する。そして、左手の人差し指の指腹を第1ボタン54(送気・送水ボタン)及び第2ボタン55(吸引ボタン)を操作可能な位置に配置する。また、右手で挿入部34を保持して孔内に挿入して、所望の検査或いは処置を行う。
医師が湾曲部38を図2に示すU方向及びD方向(第1方向)のどちらかの方向に湾曲させたい場合には、第1ダイヤル部62を左手の、例えば親指の指腹で、時計回り或いは反時計回りに回転させる。これによって、操作部32の内側で第1軸部61に固定された第1スプロケット35が回転し、当該第1スプロケット35に巻きかけられた1対の第1ワイヤ41の一方が操作部32の基端側に向かって引っ張られて湾曲部38がU方向及びD方向のどちらかの方向に湾曲する。具体的には、図5において第1回転体51を時計回りに回転させると、湾曲部38はD(下)方向に湾曲し、反時計回りに回転させると、湾曲部38はU(上)方向に湾曲する。
一方、医師が湾曲部38を図2に示すR方向及びL方向(第2方向)のどちらかの方向に湾曲させたい場合には、図5等に示すように、第2ダイヤル部64を、親指の指腹で、時計回り或いは反時計回りに回転させる。図5に示すように、例えば、第2ダイヤル部64を時計回りに回転させると、湾曲部38はR(右)方向に湾曲し、反時計回りに回転させると、湾曲部38はL(左)方向に湾曲する。本実施形態では、第2回転体52が第1回転体51の近傍に位置されているため、医師の親指が第2回転体52に届きやすく、操作性が良好となる。
回転検出センサ26は、第2ダイヤル部64の回転量に応じた電気信号を制御装置13に発信する。制御装置13は、アクチュエータ部21を作動させて、当該アクチュエータ部21は、可撓性のシャフト、ギヤ40、および第2スプロケット39を介してトルク(回転力)を1対の第2ワイヤ42にまで伝達する。第2ワイヤ42の一方が操作部32の基端側に向かって引っ張られて、湾曲部38がR方向及びL方向のどちらかの方向に湾曲する。また、医師が第2回転体52から親指を離すと、中立復帰機構65により第2回転体52が中立位置に復帰する。これに伴って、アクチュエータ部21が作動して、湾曲部38もR方向またはL方向に湾曲した状態から中立位置に復帰する。
第1実施形態によれば、導入装置は、第1面46と、第1面46と隣接するとともに把持する手の親指側に位置される第2面47と、を有する操作部32と、第1方向と第2方向とに湾曲可能な湾曲部38と、操作部32の長手軸36と交差する方向に第1面46から突出する第1軸部61を中心に回転可能で、湾曲部38を第1方向に湾曲させる際に操作される第1回転体51と、第1軸部61よりも前記親指に近い位置で第1軸部61に沿った方向に延びる第2軸部63を中心に回転可能で、前記親指の操作範囲56内で第2面47側に設けられ、湾曲部38を前記第2方向に湾曲させる際に操作される第2回転体52と、を備える。
この構成によれば、第2軸部63が第1軸部61よりも親指に近い位置に設けられるため、第2回転体52を第1回転体51よりも親指に近い位置に配置することができる。これによって、手の小さい医師でも第2回転体52に手が届きやすくなり、操作性を向上できる。上記構成によれば、第1回転体51および第2回転体52に対する操作入力方向が長手軸36に沿った方向となるため、第1回転体51および第2回転体52の配置を従来の一般的な内視鏡等の導入装置と同じにできる。このため、これまでに確立された一般的な手技を上記導入装置(内視鏡12)でそのまま使用でき、医師の利便性を向上できる。
第2軸部63は、長手軸36方向において第1軸部61と略同じ位置に設けられる。この構成によれば、第2回転体52への親指のアクセスが良好となり作業性を向上できる。
操作部32は、第1面46と対向する第3面48を有し、第2回転体52は、第1面46と第3面48との間の位置に設けられる。この構成によれば、第2回転体52をいわゆる操作部32の厚み寸法の範囲内に配置することができ、第2回転体52への親指のアクセスを良好にできる。
第2面47は、凹部47Aを有し、第2回転体52の一部は、凹部47A内に位置される。この構成によれば、第2回転体52が第2面47から突出する高さを小さくすることができ、意図せず第2回転体52を操作してしまうことを防止できる。
[第2の実施形態]
図8、図9を参照して、第2実施形態の内視鏡装置について説明する。第2実施形態の内視鏡装置11は、第2回転体52の第2軸部63の位置が第1の実施形態のものと異なっているが、他の部分は第1実施形態と共通している。このため、主として第1実施形態と異なる部分について説明し、第1実施形態と共通する部分については図示或いは説明を省略する。
図8、図9に示すように、第2回転体52は、第2面47側で第1回転体51の近傍に設けられており、操作部32を把持する左手の親指の操作範囲56内に設けられている。本実施形態では、第2回転体52は、第1面46と第3面48との間の位置に設けられている。つまり、第2回転体52は、第1軸部61が延びる方向におけるケース45の厚み寸法の範囲内に位置する。
第2回転体52は、操作部32の第2面47に設けられる突出部分47Bから突出するとともにケース45に対して回転可能な第2軸部63と、第2軸部63の先端部に固定された第2ダイヤル部64と、第2軸部63に対して中立復帰力を付与する中立復帰機構65と、を有している。第2回転体52は、第2面47側に設けられている。第2軸部63は、長手軸36方向において第1軸部61よりも操作部32の基端側に設けられている。第2軸部63は、第1軸部61の延びる方向と沿った方向に延びており、より具体的には、第1軸部61と略平行に延びている。
本実施形態の内視鏡装置11の動作について説明する。医師が湾曲部38をU方向及びD方向(第1方向)のどちらかの方向に湾曲させる場合には、第1実施形態と同様の操作を行う。
医師が湾曲部38をR方向及びL方向のどちらかの方向に湾曲させたい場合には、図8等に示すように、第2ダイヤル部64を親指の腹で時計回り或いは反時計回りに回転させる。このとき、本実施形態では、第2回転体52(第2軸部63)が長手軸36方向において第1軸部61よりも操作部32の基端側に位置されているため、意図しないときに誤って第2回転体52を操作してしまうことが防止される。
制御装置13は、第2回転体52の回転量に応じてアクチュエータ部21を作動させる。これによって、湾曲部38がR方向及びL方向のどちらかの方向に湾曲する。また、医師が第2回転体52から親指を離すと、中立復帰機構65により第2回転体52が中立位置に復帰する。これに伴って、アクチュエータ部21が作動して、湾曲部38もR方向またはL方向に湾曲した状態から中立位置に復帰する。
第2実施形態によれば、第2軸部63は、長手軸36方向において第1軸部61よりも操作部32の基端側に設けられる。この構成によれば、医師が第1回転体51を操作する際に、誤って第2回転体52に触れてしまう可能性を低減でき、第2回転体52に対する誤操作を防止できる。また、第2回転体52をこのように配置しても、第2回転体52が親指の操作範囲56内にあり、かつ第1軸部61よりも前記親指に近い位置に配置されるため、第2回転体52に対する親指のアクセスは良好であり、導入装置の操作性を良好に維持できる。
なお、本実施形態の内視鏡装置11では、U方向及びD方向においては、電動で湾曲部38を湾曲させるモータ等の機構が存在しない。しかしながら、R方向及びL方向のように、モータ等のアクチュエータ部21を設けて、U方向及びD方向についても電動で湾曲部38を湾曲させてもよい。また、本実施形態では、R方向及びL方向に関して電動で湾曲部38を湾曲させる例について説明しているが、上記U方向及びD方向に湾曲部38を湾曲させる機構と同様に、手動でR方向及びL方向に湾曲部38を湾曲させる構造でもよい。
[第3の実施形態]
図10、図11を参照して、第3実施形態の内視鏡装置について説明する。第3実施形態の内視鏡装置11は、第2回転体52の位置が第1の実施形態のものと異なっているが、他の部分は第1実施形態と共通している。このため、主として第1実施形態と異なる部分について説明し、第1実施形態と共通する部分については図示或いは説明を省略する。
図10、図11に示すように、第2回転体52は、第2面47側で第1回転体51の近傍に設けられており、操作部32を把持する左手の親指の操作範囲56内に設けられている。本実施形態では、第2回転体52は、第1面46と第3面48との間の位置に設けられている。つまり、第2回転体52は、第1軸部61が延びる方向におけるケース45の厚み寸法の範囲内に位置する。
第2回転体52は、操作部32の第2面47に設けられる突出部分47Bから突出するとともにケース45に対して回転可能な第2軸部63と、第2軸部63の先端部に固定された第2ダイヤル部64と、第2軸部63に対して中立復帰力を付与する中立復帰機構65と、を有している。第2回転体52は、第2面47側に設けられている。第2軸部63は、長手軸36方向において第1軸部61よりも操作部32の先端側に設けられている。第2軸部63は、第1軸部61の延びる方向と沿った方向に延びており、より具体的には、第1軸部61と略平行に延びている。
本実施形態の内視鏡装置11の動作について説明する。医師が湾曲部38をU方向及びD方向(第1方向)のどちらかの方向に湾曲させる場合には、第1実施形態と同様の操作を行う。
医師が湾曲部38をR方向及びL方向のどちらかの方向に湾曲させたい場合には、図10等に示すように、第2ダイヤル部64を親指の腹で時計回り或いは反時計回りに回転させる。このとき、本実施形態では、第2回転体52(第2軸部63)が長手軸36方向において第1軸部61よりも操作部32の先端側に位置されているため、手が小さい医師でも第2回転体52の操作を無理なく行うことができる。
制御装置13は、第2回転体52の回転量に応じてアクチュエータ部21を作動させる。これによって、湾曲部38がR方向及びL方向のどちらかの方向に湾曲する。また、医師が第2回転体52から親指を離すと、中立復帰機構65により第2回転体52が中立位置に復帰する。これに伴って、アクチュエータ部21が作動して、湾曲部38もR方向またはL方向に湾曲した状態から中立位置に復帰する。
第3実施形態によれば、導入装置は、第2軸部63は、長手軸36方向において第1軸部61よりも操作部32の先端側に設けられる。この構成によれば、手が小さい医師(特に女性の医師)でも第2回転体52を容易に操作することができ、導入装置の操作性を向上できる。
なお、本実施形態の内視鏡装置11では、U方向及びD方向においては、電動で湾曲部38を湾曲させるモータ等の機構が存在しない。しかしながら、R方向及びL方向のように、モータ等のアクチュエータ部21を設けて、U方向及びD方向についても電動で湾曲部38を湾曲させてもよい。また、本実施形態では、R方向及びL方向に関して電動で湾曲部38を湾曲させる例について説明しているが、上記U方向及びD方向に湾曲部38を湾曲させる湾曲機構と同様に、手動でR方向及びL方向に湾曲部38を湾曲させる構造でもよい。
[第4の実施形態]
図12から図14を参照して、第4実施形態の内視鏡装置について説明する。第4実施形態の内視鏡装置11は、第2回転体52の設置位置が第1実施形態のものと異なっているが、他の部分は第1実施形態と共通している。このため、主として第1実施形態と異なる部分について説明し、第1実施形態と共通する部分については図示或いは説明を省略する。
図12、図13に示すように、第2回転体52は、第2面47側で第1回転体51の近傍に設けられており、操作部32を把持する左手の親指の操作範囲56内に設けられている。具体的には、第2回転体52は、第1回転体51よりも親指から遠い位置に設けられている。すなわち、第2回転体52は、ケース45の厚み寸法の範囲内からは外れているが、第2面47側に設けられている。本実施形態では、第1回転体51は、第2回転体52と第1面46(ケース45)との間の位置に設けられている。
図12から図14に示すように、第2回転体52は、第1回転体51の第1軸部61の内部に位置するとともにケース45に対して回転可能な第2軸部63と、第2軸部63と第1軸部61との間に介在されるとともに操作部32に内蔵されたフレーム71に固定された円筒部72と、円筒部72の先端に固定された支持部73と、支持部73上に設けられ支持部73に対して回転可能な第2ダイヤル部64と、支持部73に内蔵されて第2ダイヤル部64と第2軸部63との間に介在された一対のギヤ部74と、第2軸部63に対して中立復帰力を付与する中立復帰機構65と、を有している。
第2軸部63は、長手軸36方向において第1軸部61と略同じ位置に設けられている。第2軸部63は、第1軸部61の延びる方向と沿った方向に延びており、より具体的には、第1軸部61と略平行に延びている。
本実施形態の内視鏡装置11の動作について説明する。医師が湾曲部38をU方向及びD方向(第1方向)のどちらかの方向に湾曲させる場合には、第1実施形態と同様の操作を行う。
医師が湾曲部38をR方向及びL方向のどちらかの方向に湾曲させたい場合には、図12等に示すように、第2ダイヤル部64を親指の腹で時計回り或いは反時計回りに回転させる。このとき、本実施形態では、第2回転体52が左手の親指の操作範囲56で第2面47側に位置されているため、第2回転体52に対する操作性が良好となる。
制御装置13は、第2回転体52の回転量に応じてアクチュエータ部21を作動させる。これによって、湾曲部38がR方向及びL方向のどちらかの方向に湾曲する。また、医師が第2回転体52から親指を離すと、中立復帰機構65により第2回転体52が中立位置に復帰する。これに伴って、アクチュエータ部21が作動して、湾曲部38もR方向またはL方向に湾曲した状態から中立位置に復帰する。
第4実施形態によれば、第1回転体51は、第2回転体52と第1面46との間の位置に設けられる。この構成によれば、第2回転体52は、ケース45の厚み寸法の範囲内からは外れているが、第2面47側で把持する手の親指の操作範囲56内に設けられている。このため、第2回転体52の操作性を良好に維持できるとともに第2回転体52の誤操作を防止できる。本実施形態では、ケース45の厚み寸法内に第2回転体52を設けるスペースがない場合で、第2面47側に第2回転体52を設けたい場合に、特に有用である。
なお、本実施形態の内視鏡装置11では、U方向及びD方向においては、電動で湾曲部38を湾曲させるモータ等の機構が存在しない。しかしながら、R方向及びL方向のように、モータ等のアクチュエータ部21を設けて、U方向及びD方向についても電動で湾曲部38を湾曲させてもよい。また、本実施形態では、R方向及びL方向に関して電動で湾曲部38を湾曲させる例について説明しているが、上記U方向及びD方向に湾曲部38を湾曲させる湾曲機構と同様に、手動でR方向及びL方向に湾曲部38を湾曲させる構造でもよい。
[第5の実施形態]
図15から図17を参照して、第5実施形態の内視鏡装置について説明する。第5実施形態の内視鏡装置11は、回転検出センサ26の位置が第1の実施形態のものと異なっているが、他の部分は第1実施形態と共通している。このため、主として第1実施形態と異なる部分について説明し、第1実施形態と共通する部分については図示或いは説明を省略する。
図15、図16に示すように、第2回転体52は、第2面47側で第1回転体51の近傍に設けられており、操作部32を把持する左手の親指の操作範囲56内に設けられている。本実施形態では、第2回転体52は、第1面46と第3面48との間の位置に設けられている。つまり、第2回転体52は、第1軸部61が延びる方向におけるケース45の厚み寸法の範囲内に位置する。
回転検出センサ26は、第1実施形態とは異なり、操作部32の内部で、第2回転体52から外れた位置に設けられている。図17に示すように、第2回転体52と回転検出センサ26との間には、回転検出用のワイヤ75が介在されており、第2回転体52の回転量を当該回転検出用のワイヤ75を介して回転検出センサ26で検出できる。回転検出用のワイヤ75は、ベルトやギヤ等で代用することもできる。
また、回転検出センサ26には、引っ張りワイヤ67を介して中立復帰機構65(引っ張りコイルばね66)が接続されている。中立復帰機構65は、医師が第2回転体52から指を離した際に、回転検出センサ26およびそれに接続された第2回転体52を中立位置に戻すことができる。
本実施形態の内視鏡装置11の動作について説明する。医師が湾曲部38をU方向及びD方向(第1方向)のどちらかの方向に湾曲させる場合には、第1実施形態と同様の操作を行う。医師が湾曲部38をR方向及びL方向のどちらかの方向に湾曲させたい場合には、図15等に示すように、第2ダイヤル部64を親指の腹で時計回り或いは反時計回りに回転させる。
制御装置13は、回転検出センサ26で検出された第2回転体52の回転量に応じてアクチュエータ部21を作動させる。これによって、湾曲部38がR方向及びL方向のどちらかの方向に湾曲する。また、医師が第2回転体52から親指を離すと、中立復帰機構65により回転検出センサ26および第2回転体52がそれぞれ中立位置に復帰する。これに伴って、アクチュエータ部21が作動して、湾曲部38もR方向またはL方向に湾曲した状態から中立位置に復帰する。
第5実施形態によれば、操作部32内で回転検出センサ26のレイアウトの自由度を向上できる。これによって、操作部32の小型化を進めることができ、手が小さな医師でも握りやすく且つ操作性も良好な操作部32を有した導入装置を実現できる。
なお、本実施形態の内視鏡装置11では、U方向及びD方向においては、電動で湾曲部38を湾曲させるモータ等の機構が存在しない。しかしながら、R方向及びL方向のように、モータ等のアクチュエータ部21を設けて、U方向及びD方向についても電動で湾曲部38を湾曲させてもよい。また、本実施形態では、R方向及びL方向に関して電動で湾曲部38を湾曲させる例について説明しているが、上記U方向及びD方向に湾曲部38を湾曲させる湾曲機構と同様に、手動でR方向及びL方向に湾曲部38を湾曲させる構造でもよい。
[第6の実施形態]
図18から図20を参照して、第6実施形態の内視鏡装置について説明する。第6実施形態の内視鏡装置11は、第3回転体81が設けられる点、および第1回転体51および第2回転体52に対応する湾曲部38の動作が第1実施形態のものと異なっているが、他の部分は第1実施形態と共通している。このため、主として第1実施形態と異なる部分について説明し、第1実施形態と共通する部分については図示或いは説明を省略する。
図19に示すように、本実施形態では、湾曲部38は、長手軸36方向の先端側にある第1部分38Aと、長手軸36方向の基端側にある第2部分38Bと、を有している。
第1回転体51は、湾曲部38の第1部分38AをU方向及びD方向に湾曲させる際に操作される、いわゆる第1UDノブである。医師が指等で第1回転体51を第1軸部61を中心に回転させると、その回転量に応じて、図19に示すように、湾曲部38の少なくとも第1部分38AがU方向又はD方向(これを総称して第1方向とする)に湾曲される。
図18に示すように、第1回転体51は、操作部32のケース45の第1面46から突出して、ケース45に対して回転可能に設けられた第1軸部61と、第1軸部61の先端部に固定され第1軸部61を中心に回転可能な第1ダイヤル部62と、ケース45内部に設けられ第1軸部61の基端部に固定された第1スプロケット35(図14参照)と、を有している。第1スプロケット35には、湾曲部38をU方向及びD方向に湾曲させるための第1ワイヤ41が巻きかけられている。本実施形態では、医師は、指の力で湾曲部38の第1部分38AをU方向及びD方向に湾曲させる。
第2回転体52は、湾曲部38の第2部分38BをU方向及びD方向に湾曲させる際に操作される、いわゆる第2UDダイヤルである。医師が第2回転体52を第2軸部63を中心に回転させると、アクチュエータ部21が駆動され、第1ワイヤ41と略平行に配置された一対のワイヤを介して、アクチュエータ部21の駆動力によって湾曲部38の第2部分38Bが湾曲される。第2回転体52の回転量に応じて、湾曲部38の第2部分38Bは、図19に示すU方向及びD方向(これらを総称して第2方向とする)に電動で湾曲される。
本実施形態では、第2回転体52の操作に対応する第2方向は、第1回転体51の操作に対応する第1方向と一致している。なお、第1回転体51を操作して湾曲部38の第1部分38Aを湾曲させた状態で、第2回転体52を操作して湾曲部38の第2部分38Bをさらに湾曲させると、図19に示すように湾曲部38がU方向或いはD方向に最大で湾曲した状態となる。
図18、図20に示すように、第2回転体52は、第2面47側で第1回転体51の近傍に設けられており、操作部32を把持する左手の親指の操作範囲56内に設けられている。本実施形態では、第2回転体52は、第1面46と第3面48との間の位置に設けられている。つまり、第2回転体52は、第1軸部61が延びる方向におけるケース45の厚み寸法の範囲内に位置する。
第2回転体52は、操作部32の第2面47に設けられる突出部分47Bから突出するとともにケース45に対して回転可能な第2軸部63と、第2軸部63の先端部に固定された第2ダイヤル部64と、第2軸部63に対して中立復帰力を付与する中立復帰機構65と、を有している。第2回転体52は、第2面47側に設けられている。第2軸部63は、長手軸36方向において第1軸部61と略同じ位置に設けられている。第2軸部63は、第1軸部61の延びる方向と沿った方向に延びており、より具体的には、第1軸部61と略平行に延びている。
第3回転体81は、湾曲部38の第1部分38AをR方向及びL方向に湾曲させる際に操作される、いわゆるRLノブである。医師が指等で第3回転体81を第3軸部82を中心に回転させると、その回転量に応じて、湾曲部38の少なくとも第1部分38Aが図2に示すR方向又はL方向(これを総称して第3方向とする)に湾曲される。本実施形態では、第3方向は、第1方向(第2方向)と交差(直交)している。
第3回転体81は、操作部32のケース45の第1面46から突出して、ケース45に対して回転可能に設けられた第3軸部82と、第3軸部82の先端部に固定され第3軸部82を中心に回転可能な第3ダイヤル部83と、ケース45内部に設けられ第1軸部61の基端部に固定された第3スプロケット(図示せず)と、を有している。第3スプロケットには、湾曲部38をR方向及びL方向に湾曲させるための第2ワイヤ42が巻きかけられている。本実施形態では、医師は、指の力で湾曲部38をR方向及びL方向に湾曲させる。
本実施形態の内視鏡装置11の動作について説明する。医師が湾曲部38を図2に示すU方向及びD方向(第1方向)のどちらかの方向に湾曲させたい場合には、第1ダイヤル部62を左手の親指の指腹で、時計回り或いは反時計回りに回転させる。これによって、操作部32の内側で第1軸部61に固定された第1スプロケット35が回転し、当該第1スプロケット35に巻きかけられた1対の第1ワイヤ41の一方が操作部32の基端側に向かって引っ張られる。これによって、湾曲部38の少なくとも第1部分38AがU方向及びD方向のどちらかの方向に湾曲する。具体的には、図19に示すように、第1回転体51を時計回りに回転させると、湾曲部38の第1部分38AはD(下)方向に湾曲して、湾曲部38は中立位置NからD側の通常湾曲位置D1に移動する。第1回転体51を反時計回りに回転させると、湾曲部38の第1部分38AはU(上)方向に湾曲して、湾曲部38は中立位置NからU側の通常湾曲位置U1に移動する。
さらに、医師が、U方向及びD方向(第1方向)のどちらかの方向において、湾曲部38を最大湾曲状態まで湾曲させたい場合には、第2ダイヤル部64を左手の親指の指腹で、時計回り或いは反時計回りに回転させる。制御装置13は、第2回転体52の回転量に応じてアクチュエータ部21を作動させる。アクチュエータ部21の駆動力は、可撓性のシャフト、操作部32の内部に設けられたギヤおよびスプロケット等を介して、当該スプロケットに巻きかけられた1対のワイヤにまで伝達される。一対のワイヤ中のいずれか一方が引っ張られることで、湾曲部38の第2部分38BがU方向及びD方向のどちらかの方向に湾曲する。これによって、湾曲部38は、第1部分38Aでの湾曲と相まって最大湾曲状態(D側の最大湾曲位置D2、U側の通常湾曲位置U2)となる。また、医師が第2回転体52から親指を離すと、中立復帰機構65により第2回転体52が中立位置に復帰する。これに伴って、アクチュエータ部21が作動して、湾曲部38の第2部分38BもU方向またはD方向に湾曲した状態から中立位置に復帰する。
一方、医師が湾曲部38をR方向及びL方向のどちらかの方向に湾曲させたい場合には、第3ダイヤル部83を親指の腹で時計回り或いは反時計回りに回転させる。これによって、操作部32の内側で第3軸部82に固定された第3スプロケットが回転し、当該第3スプロケットに巻きかけられた1対の第2ワイヤ42の一方が操作部32の基端側に向かって引っ張られて湾曲部38の少なくとも第1部分38AがU方向及びD方向のどちらかの方向に湾曲する。
本実施形態によれば、湾曲部38は、先端側の第1部分38Aと、基端側の第2部分38Bと、を含み、前記第2方向は、前記第1方向と一致しており、第1回転体51は、湾曲部38の少なくとも第1部分38Aを前記第1方向に湾曲させる際に操作され、第2回転体52は、湾曲部38の少なくとも第2部分38Bを前記第2方向に湾曲させる際に操作される。この構成によれば、第1回転体51および第2回転体52が湾曲部38を同じ方向に湾曲にさせる場合でも、第2回転体52の操作性を良好にすることができる。
なお、本実施形態の内視鏡装置11では、第1回転体51に対応して湾曲部38をU方向及びD方向に湾曲させる機構と、第3回転体81に対応して湾曲部38をR方向及びL方向に湾曲させる機構には、モータ等が存在しない。しかしながら、これらについても、第2回転体52に対応して湾曲部38をU方向及びD方向に湾曲させる機構と同様に、モータ等のアクチュエータ部21を設けてもよい。また、第2回転体52に対応して湾曲部38をU方向及びD方向に湾曲させる機構には、手動でU方向及びD方向に湾曲部38を湾曲させる機構を用いても良い。
[第7の実施形態]
図21、図22を参照して、第7実施形態の内視鏡装置について説明する。第7実施形態の内視鏡装置11は、第2回転体52の位置が第6実施形態のものと異なっているが、他の部分は第6実施形態と共通している。このため、主として第6実施形態と異なる部分について説明し、第6実施形態と共通する部分については図示或いは説明を省略する。
図21、図22に示すように、第2回転体52は、第2面47側で第1回転体51の近傍に設けられており、操作部32を把持する左手の親指の操作範囲56内に設けられている。本実施形態では、第2回転体52は、第1面46と第3面48との間の位置に設けられている。つまり、第2回転体52は、第1軸部61が延びる方向におけるケース45の厚み寸法の範囲内に位置する。
第2回転体52は、操作部32の第2面47に設けられる突出部分47Bから突出するとともにケース45に対して回転可能な第2軸部63と、第2軸部63の先端部に固定された第2ダイヤル部64と、第2軸部63に対して中立復帰力を付与する中立復帰機構65と、を有している。第2回転体52は、第2面47側に設けられている。第2軸部63は、長手軸36方向において第1軸部61よりも操作部32の基端側に設けられている。第2軸部63は、第1軸部61の延びる方向と沿った方向に延びており、より具体的には、第1軸部61と略平行に延びている。
本実施形態の内視鏡装置11の動作について説明する。医師が湾曲部38を図2に示すU方向及びD方向(第1方向)のどちらかの方向に湾曲させたい場合には、第1ダイヤル部62を左手の親指の指腹で、時計回り或いは反時計回りに回転させる。これによって、操作部32の内側で第1軸部61に固定された第1スプロケット35が回転し、当該第1スプロケット35に巻きかけられた1対の第1ワイヤ41の一方が操作部の基端側に向かって引っ張られて湾曲部38の少なくとも第1部分38AがU方向及びD方向のどちらかの方向に湾曲する。
さらに、医師が、U方向及びD方向(第1方向)のどちらかの方向において、湾曲部38を最大湾曲状態まで湾曲させたい場合には、第2ダイヤル部64を左手の親指の指腹で、時計回り或いは反時計回りに回転させる。制御装置13は、第2回転体52の回転量に応じてアクチュエータ部21を作動させる。これによって、湾曲部38の第2部分38BがU方向及びD方向のどちらかの方向に湾曲し、湾曲部38が第1部分38Aでの湾曲と相まって最大湾曲状態をとる。このとき、本実施形態では、第2回転体が長手軸方向において第1軸部よりも操作部32の基端側に位置されているため、意図しないときに誤って第2回転体52が操作されてしまうことが防止される。
また、医師が第2回転体52から親指を離すと、中立復帰機構65により第2回転体52が中立位置に復帰する。これに伴って、アクチュエータ部21が作動して、湾曲部38の第2部分38BもU方向またはD方向に湾曲した状態から中立位置に復帰する。
一方、医師が湾曲部38をR方向及びL方向のどちらかの方向に湾曲させたい場合には、第6実施形態と同様の操作を行う。
第7実施形態によれば、導入装置は、第2軸部63は、長手軸36方向において第1軸部61よりも操作部32の基端側に設けられる。この構成によれば、医師が第1回転体51を操作する際に、誤って第2回転体52に触れてしまう可能性を低減でき、第2回転体52に対する誤操作を防止できる。また、第2回転体52をこのように配置しても、第2回転体52が親指の操作範囲56内にあり、かつ第1軸部61よりも前記親指に近い位置に配置されるため、第2回転体52に対する親指のアクセスは良好であり、導入装置の操作性を良好に維持できる。
なお、本実施形態の内視鏡装置11では、第1回転体51に対応して湾曲部38をU方向及びD方向に湾曲させる機構と、第3回転体81に対応して湾曲部38をR方向及びL方向に湾曲させる機構には、モータ等が存在しない。しかしながら、これらについても、第2回転体52に対応して湾曲部38をU方向及びD方向に湾曲させる機構と同様に、モータ等のアクチュエータ部21を設けもよい。また、第2回転体52に対応して湾曲部38をU方向及びD方向に湾曲させる機構には、手動でU方向及びD方向に湾曲部38を湾曲させる機構を用いても良い。
[第8の実施形態]
図23、図24を参照して、第8実施形態の内視鏡装置について説明する。第8実施形態の内視鏡装置は、第2回転体52の位置が第6実施形態のものと異なっているが、他の部分は第6実施形態と共通している。このため、主として第6実施形態と異なる部分について説明し、第6実施形態と共通する部分については図示或いは説明を省略する。
図23、図24に示すように、第2回転体52は、第2面47側で第1回転体51の近傍に設けられており、操作部32を把持する左手の親指の操作範囲内56に設けられている。本実施形態では、第2回転体52は、第1面46と第3面48との間の位置に設けられている。つまり、第2回転体52は、第1軸部61が延びる方向におけるケース45の厚み寸法の範囲内に位置する。
第2回転体52は、操作部32の第2面47に設けられる突出部分47Bから突出するとともにケース45に対して回転可能な第2軸部63と、第2軸部63の先端部に固定された第2ダイヤル部64と、第2軸部63に対して中立復帰力を付与する中立復帰機構65と、を有している。第2軸部63は、長手軸36方向において第1軸部61よりも操作部32の先端側に設けられている。第2軸部63は、第1軸部61の延びる方向と沿った方向に延びており、より具体的には、第1軸部61と略平行に延びている。
本実施形態の内視鏡装置11の動作について説明する。医師が湾曲部38を図2に示すU方向及びD方向(第1方向)のどちらかの方向に湾曲させたい場合には、第1ダイヤル部62を左手の親指の指腹で、時計回り或いは反時計回りに回転させる。これによって、操作部32の内側で第1軸部61に固定された第1スプロケット35が回転し、当該第1スプロケット35に巻きかけられた1対の第1ワイヤ41の一方が操作部32の基端側に向かって引っ張られて湾曲部38の少なくとも第1部分38AがU方向及びD方向のどちらかの方向に湾曲する。
さらに、医師が、U方向及びD方向(第1方向)のどちらかの方向において、湾曲部38を最大湾曲状態まで湾曲させたい場合には、第2ダイヤル部64を左手の親指の指腹で、時計回り或いは反時計回りに回転させる。制御装置13は、第2回転体52の回転量に応じてアクチュエータ部21を作動させる。これによって、湾曲部38の第2部分38BがU方向及びD方向のどちらかの方向に湾曲し、湾曲部38が第1部分38Aでの湾曲と相まって最大湾曲状態をとる。このとき、本実施形態では、第2回転体52が長手軸36方向において第1軸部61よりも操作部32の先端側に位置されているため、手が小さい医師でも第2回転体52の操作を無理なく行うことができる。
また、医師が第2回転体52から親指を離すと、中立復帰機構65により第2回転体52が中立位置に復帰する。これに伴って、アクチュエータ部21が作動して、湾曲部38の第2部分38BもU方向またはD方向に湾曲した状態から中立位置に復帰する。
一方、医師が湾曲部38をR方向及びL方向のどちらかの方向に湾曲させたい場合には、第6実施形態と同様の操作を行う。
第8実施形態によれば、導入装置は、第2軸部63は、長手軸36方向において第1軸部61よりも操作部32の先端側に設けられる。この構成によれば、手が小さい医師(特に女性の医師)でも第2回転体52を容易に操作することができ、導入装置の操作性を向上できる。
なお、本実施形態の内視鏡装置11では、第1回転体51に対応して湾曲部38をU方向及びD方向に湾曲させる機構と、第3回転体81に対応して湾曲部38をR方向及びL方向に湾曲させる機構には、モータ等が存在しない。しかしながら、これらについても、第2回転体52に対応して湾曲部38をU方向及びD方向に湾曲させる機構と同様に、モータ等のアクチュエータ部21を設けもよい。また、第2回転体52に対応して湾曲部38をU方向及びD方向に湾曲させる機構には、手動でU方向及びD方向に湾曲部38を湾曲させる機構を用いても良い。
[第9の実施形態]
図25から図27を参照して、第9実施形態の内視鏡装置について説明する。第9実施形態の内視鏡装置11は、回転検出センサ26の位置が第6実施形態のものと異なっているが、他の部分は第6実施形態と共通している。このため、主として第6実施形態と異なる部分について説明し、第6実施形態と共通する部分については図示或いは説明を省略する。
図25、図26に示すように、第2回転体52は、第2面47側で第1回転体51の近傍に設けられており、操作部32を把持する左手の親指の操作範囲56内に設けられている。本実施形態では、第2回転体52は、第1面46と第3面48との間の位置に設けられている。つまり、第2回転体52は、第1軸部61が延びる方向におけるケース45の厚み寸法の範囲内に位置する。
回転検出センサ26は、第6実施形態とは異なり、操作部32の内部で、第2回転体52から外れた位置に設けられている。第2回転体52と回転検出センサ26との間には、回転検出用のワイヤ75が介在されており、第2回転体52の回転量を当該回転検出用のワイヤ75を介して回転検出センサ26で検出できる。回転検出用のワイヤ75は、ベルトやギヤ等で代用することができる。
また、回転検出センサ26には、別のワイヤを介して中立復帰機構65が接続されている。中立復帰機構65は、医師が第2回転体52から指を離した際に、回転検出センサ26およびそれに接続された第2回転体52を中立位置に戻すことができる。
本実施形態の内視鏡装置11の動作について説明する。医師が湾曲部38を図2に示すU方向及びD方向(第1方向)のどちらかの方向に湾曲させたい場合には、第1ダイヤル部62を左手の親指の指腹で、時計回り或いは反時計回りに回転させる。これによって、操作部32の内側で第1軸部61に固定された第1スプロケット35が回転し、当該第1スプロケット35に巻きかけられた1対の第1ワイヤ41の一方が操作部32の基端側に向かって引っ張られて湾曲部38の少なくとも第1部分38AがU方向及びD方向のどちらかの方向に湾曲する。
さらに、医師が、U方向及びD方向(第1方向)のどちらかの方向において、湾曲部38を最大湾曲状態まで湾曲させたい場合には、第2ダイヤル部64を左手の親指の指腹で、時計回り或いは反時計回りに回転させる。制御装置13は、第2回転体52の回転量に応じてアクチュエータ部21を作動させる。これによって、湾曲部38の第2部分38BがU方向及びD方向のどちらかの方向に湾曲し、湾曲部38が第1部分38Aでの湾曲と相まって最大湾曲状態をとる。このとき、本実施形態では、第2回転体52が長手軸36方向において第1軸部61よりも操作部32の先端側に位置されているため、手が小さい医師でも第2回転体52の操作を無理なく行うことができる。
また、医師が第2回転体52から親指を離すと、中立復帰機構65により第2回転体52が中立位置に復帰する。これに伴って、アクチュエータ部21が作動して、湾曲部38の第2部分38BもU方向またはD方向に湾曲した状態から中立位置に復帰する。
一方、医師が湾曲部38をR方向及びL方向のどちらかの方向に湾曲させたい場合には、第6実施形態と同様の操作を行う。
第9実施形態によれば、操作部32内で回転検出センサ26のレイアウトの自由度を向上できる。これによって、操作部32の小型化を進めることができ、手が小さな医師でも握りやすく且つ操作性も良好な操作部を有した導入装置を実現できる。
なお、本実施形態の内視鏡装置では、第1回転体51に対応して湾曲部38をU方向及びD方向に湾曲させる機構と、第3回転体81に対応して湾曲部38をR方向及びL方向に湾曲させる機構には、モータ等が存在しない。しかしながら、これらについても、第2回転体52に対応して湾曲部38をU方向及びD方向に湾曲させる機構と同様に、モータ等のアクチュエータ部を設けもよい。また、第2回転体52に対応して湾曲部38をU方向及びD方向に湾曲させる機構には、手動でU方向及びD方向に湾曲部38を湾曲させる機構を用いても良い。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変形実施することができる。また、上記各実施形態の内視鏡装置を組み合わせて一つの内視鏡装置を構成することもできる。
上記各実施形態では導入装置の一例として内視鏡12を用いる例について説明した。導入装置の他の例には、光源装置14及び先端硬質部22の照明レンズ23等を含む照明光学系や、画像撮影装置15、モニタ18及び先端硬質部22の対物レンズ25等を含む観察光学系が存在しないものが含まれる。
11…内視鏡装置、12…内視鏡、32…操作部、36…長手軸、38…湾曲部、38A…第1部分、38B…第2部分、46…第1面、47…第2面、47A…凹部、48…第3面、51…第1回転体、52…第2回転体、56…操作範囲、61…第1軸部、62…第1ダイヤル部、63…第2軸部、64…第2ダイヤル部。

Claims (6)

  1. 第1方向および前記第1方向と交差する第2方向に湾曲可能な湾曲部と、
    前記湾曲部を湾曲操作するために把持され、第1面と、前記第1面と隣接するとともに把持する手の親指側に位置される第2面と、を有する操作部と、
    前記操作部の長手軸と交差する方向に前記第1面に設けられる第1軸部を中心に回転可能で、前記湾曲部を前記第1方向に湾曲させる際に操作される第1回転体と、
    前記第1軸部よりも前記親指に近く前記長手軸方向において前記第1軸部よりも前記操作部の先端側の位置で前記第1軸部に沿った方向に延びる第2軸部を中心に回転可能で、前記親指の操作範囲内で前記第2面側に設けられ、前記湾曲部を前記第2方向に湾曲させる際に操作される第2回転体と、
    を備える導入装置。
  2. 前記操作部は、前記第1面と対向する第3面を有し、
    前記第2回転体は、前記第1面と前記第3面との間の位置に設けられる請求項に記載の導入装置。
  3. 前記第2面は、凹部を有し、
    前記第2回転体の一部は、前記凹部内に位置される請求項に記載の導入装置。
  4. 前記第2軸部は、前記第1軸部と略平行である請求項1に記載の導入装置。
  5. 前記湾曲部を前記第2方向に湾曲させる駆動力を発生する発生するアクチュエータと、前記第2回転体の回転量を検知する回転検出手段を備え、
    前記回転検出手段が検知した前記第2回転体の回転量に基づき、前記アクチュエータに前記駆動力を発生させ前記湾曲部を前記第2方向に湾曲させる請求項1に記載の導入装置。
  6. 先端側の第1部分と基端側の第2部分とを有し、湾曲可能な湾曲部と、
    前記湾曲部を湾曲操作するために把持され、第1面と、前記第1面と隣接するとともに把持する手の親指側に位置される第2面と、を有する操作部と、
    前記操作部の長手軸と交差する方向に前記第1面に設けられる第1軸部を中心に回転可能で、前記湾曲部の前記第1部分を湾曲させる際に操作される第1回転体と、
    前記第1軸部よりも前記親指に近く前記長手軸方向において前記第1軸部よりも前記操作部の先端側の位置で前記第1軸部に沿った方向に延びる第2軸部を中心に回転可能で、前記親指の操作範囲内で前記第2面側に設けられ、前記湾曲部の前記第2部分を湾曲させる際に操作される第2回転体と、
    を備える導入装置。
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