JP5829119B2 - チラシ束リフト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、チラシ束リフト装置に関し、殊に、新聞折込チラシ用のコレーターに付設され、丁合後のチラシ束が複数積み上げられた集積体を所定のタイミングで作業者が取り出しやすい位置まで持ち上げるチラシ束リフト装置に関する。
新聞販売店では、複数種類の新聞折込チラシをコレーターで1つの束に丁合してから新聞に折込む作業を行っている。そのコレーターにおいては、特開2007−70087号公報に記載されているように、液晶画面による比較的大きなディスプレイを有して、配達地区番号・配達するチラシの番号・そのチラシを登載した棚番号等を一覧に表示することに加え、現在の折込状況や給紙異常の発生状況等を表示可能としたものも普及している。
例えば、丁合後のチラシ束に給紙ミス(紙抜け)や重送等の給紙異常が発生することで個々のチラシ束に過不足が生じた場合、作業者はこれをアラーム等で認識し、必要に応じて装置が停止するまで積み上げられたチラシ束集積体の中から不良品のチラシ束を特定して、手作業で個々に修正しながら良品にする作業を行っているが、その際にどのチラシがどのように過不足しているかについて、前述のディスプレイによる表示が参考になる。
この場合、給紙異常が生じてもその後は正常な給紙を継続できるケースもあるところ、給紙異常発生の度に装置を停止していては作業能率の低下を招いてしまうため、良品と不良品とを別個に積載して給紙異常があっても可能であれば作業を続けるものとし、不良品がある程度溜まった時点で不良品側だけに修正を加えることが考えられる。
そこで、特開平6−305625号公報に記載されているように、目的に合致していない不良品の束は除去部材で良品の束と区別して振り分け、異なる排出口から排出させて異なる位置に積載する方式が提案されており、これにより不良品の修正作業の手間を軽減可能としている。しかし、不良品の束が積載されたチラシ束集積体には、様々な内容の給紙異常を含んでいることに加え各チラシ束には目印が付いていないことから、前述のディスプレイで給紙異常の発生状況を確認したとしても、どのような給紙異常がどのチラシ束で生じているのかを特定することは容易ではない。
また、斯かる場合、不良品の修正は折込作業の区切りの良いタイミングで行うのが作業効率の観点で好ましいところ、コレーター排出部の構造上、チラシ束集積体の高さが限定されている関係で、折込作業の区切りに関わらず、限られた所定高さに積み上がる度に折込作業の手を止めてディスプレイ表示と不良品を比較しながら行われるのが一般的である。せっかく不良品を異なる位置に排出して修正作業を軽減させようとしていることから、所定の高さに達したチラシ束集積体を修正せずに一度集めておいて折込作業の区切りの良い時に修正作業を行いたいものだが、そのチラシ束集積体にも目印が付いておらず複数の中から個々を特定しにくいため、ディスプレイの表示を参考にしたとしても、修正作業に手間を要する結果となってしまう。
一方、実開平7−2355号公報には、新聞折込チラシ用コレーターに付設され排出口下方で積載されたチラシ束集積体を作業者が取り出し易い高さ位置まで持ち上げる機能を有したチラシ束リフト装置が記載されており、作業者が重いチラシ束集積体を持ち上げる際の労力を軽減可能としている。また、この装置はチラシ束集積体を取り出し位置までリフトアップして支持しておくことで、コレーターの運転をそのまま継続可能とするため、作業者が取り出すまでチラシ束集積体の仮置き場としても機能する。したがって、このリフトアップされたチラシ束集積体における給紙異常等の給紙情報が個々に分かれば、作業者にとって極めて便利である。
特開2007−70087号公報 特開平6−305625号公報 実開平7−2355号公報
本発明は、上記のような問題を解決しようとするものであり、新聞折込チラシ用のコレーターで丁合され積み上げられたチラシ束集積体について、不良品のチラシ束の修正作業に要する手間を軽減できるようにすることを課題とする。
そこで、本発明は、複数種類のチラシを丁合しチラシ束にして排出口から排出するとともに丁合時に所定の給紙異常のあった不良品のチラシ束を自動的に良品とは異なる排出口から排出する振分け機能を備えたコレーターに付随して配置され、排出されたチラシ束が集積してなるチラシ束集積体を所定高さ位置までリフトアップするチラシ束用リフト装置において、各排出口の下方で排出されたチラシ束を積載して各々貯留する複数の積載棚と、この複数の積載棚のうち所定のもので所定量まで積み上げられたチラシ束集積体を上下方向に動作可能なリフト棚で作業者が取出し作業を行う高さの所定位置までリフトアップして支持するリフト手段とを備えており、そのリフト手段がリフト棚を複数有したのとして、異なる積載棚に積載された複数のチラシ束集積体のうち、少なくとも不良品のチラシ束を含むものについては、それ以外のものとは異なるリフト棚で異なる取り出し位置にリフトアップする、ことを特徴としたものとした。
このように、良品と不良品とを振り分ける機能を有したコレーターに付設するチラシ束用リフト装置を、各排出口の下方でチラシ束を積載・貯留する複数の積載棚を有して、そのうち所定のものをリフト棚でリフトアップするものとしたことにより、複数棚を有したコレーターにおいて積載棚及びリフト棚のリフト位置がチラシ束集積体の仮置き場として機能するとともに修正の必要なチラシ束集積体を所定位置に分けておけるため、いずれかの排出口の下でチラシ束が一杯になる度にいちいち折込作業を中断してこれを修正作業等を行う位置まで移動する手間を大きく軽減できるものとなるが、リフト棚を複数備えて不良品のチラシ束を含むものを異なる取り出し位置にリフトアップするものとしたことで、チラシ束集積体を複数のリフト棚で支持した状態で折込作業をより長く継続できるとともに、良品とは異なる位置で不良品を含むチラシ束集積体を支持可能となって、修正対象が明確となり作業が容易になる。
或いは、複数種類のチラシを丁合しチラシ束にして排出口から排出するとともに丁合時に所定の給紙異常のあった不良品のチラシ束を自動的に良品とは異なる排出口から排出する振分け機能を備えたコレーターに付随して配置され、排出されたチラシ束が集積してなるチラシ束集積体を所定高さ位置までリフトアップするチラシ束用リフト装置において、各排出口の下方で排出されたチラシ束を積載して各々貯留する複数の積載棚と、この複数の積載棚のうち所定のもので所定量まで積み上げられたチラシ束集積体を上下方向に動作可能なリフト棚で作業者が取出し作業を行う高さの所定位置までリフトアップして支持するリフト手段と、コレーターから作業結果のデータが入力されるプリンターとを備えており、異なる排出口から排出され異なる位置に積み上げた複数のチラシ束集積体のうち所定のものについて、そのチラシ束集積体を構成しているチラシ束の作業結果に関する所定の情報を表示した作業情報シートを、所定のタイミングで自動的にプリントアウトする設定が可能とされていることを特徴としたものとすれば、異なる位置に積み上げた複数のチラシ束集積体のうち所定のものについて、付設したプリンターでコレーターの作業結果の情報を表示する作業情報シートを自動でプリントアウトすることで、そのチラシ束集積体のうち所定のものについて固有の作業情報が容易に特定可能となるため、その後の修正作業が容易に行えるものとなる。
また、請求項1に記載したチラシ束用リフト装置において、コレーターから作業結果のデータが入力されるプリンターを備えて、異なる排出口から排出され異なる位置に積み上げた複数のチラシ束集積体のうち所定のものについて、そのチラシ束集積体を構成しているチラシ束の前記作業結果に関する所定の情報を表示した作業情報シートを所定のタイミングで自動的にプリントアウトする設定が可能とされていることを特徴としたものとしても、異なる位置に積み上げた複数のチラシ束集積体のうち所定のものについて、付設したプリンターでコレーターの作業結果の情報を表示する作業情報シートを自動でプリントアウトすることで、そのチラシ束集積体のうち所定のものについて固有の作業情報が容易に特定可能となるため、その後の修正作業が容易に行えるものとなる。
さらに、上述したプリンターを備えたチラシ束リフト装置において、前記情報には、前記チラシ束集積体を構成しているチラシ束でチラシの過不足を伴う所定の給紙異常があった場合に、その給紙異常の内容とこの給紙異常に係る過不足のあるチラシ束を作業者が特定可能とする情報が少なくとも含まれている、ことを特徴としたものとすれば、不良品を含むチラシ束集積体の修正作業が極めて容易になる。
さらにまた、前述した過不足のあるチラシ束を特定可能とする情報を作業情報シートの表示に含むものとしたチラシ束用リフト装置において、そのチラシ束を特定可能とする情報として、チラシ束集積体を構成しているチラシ束の部数及び過不足のあるチラシ束がチラシ束集積体の上又は下から数えて何番目にあるかを、作業情報シートに表示させる設定が可能とされていることを特徴としたものとすれば、修正対象になるチラシ束の特定作業が一層容易なものとなり、これに加えて、そのチラシ束を特定可能とする情報として過不足を伴う給紙異常の種類をその給紙異常に係るチラシ束の積載順に作業情報シートに表示させる設定を可能としたものとすれば、給紙異常のあるチラシ束の位置とその内容が視覚的に容易に認識可能なものとなり、且つ、その過不足のあるチラシ束について過不足に係るチラシを積載していた棚の番号又は/及び前記チラシの名称、過不足が過剰であるか不足であるか、不足の場合のチラシの合計不足枚数、のうちいずれか又はこれらの組み合わせを作業情報シートに表示させる設定を可能なものとすれば、修正に係る対象チラシ及びその修正に要する枚数等、作業に必要な情報がすぐに分かるため、修正作業がよりスムースに進みやすいものとなる。
そして、上述したプリンターを備えたチラシ束用リフト装置において、前記過不足のあるチラシ束に含まれるチラシの合計不足枚数を作業者の手動操作でプリントアウト可能なものとし、その集計範囲を、前記手動操作が折込作業開始後の初回であれば開始からその操作まで、2回目以降であれば前回から今回まで、とすることができ、その間に排出された過不足のあるチラシ束に含まれるチラシの合計不足枚数を、不足したチラシの棚番号又は/及びチラシ名と対応したものとしながら、前回の操作がいつの操作であるかを認識可能な形式にして、手動操作で作業情報シートをプリントアウトさせることが可能とされていることを特徴としたものとすれば、修正対象のチラシ束集積体がある程度溜まった時点で修正作業を行う際に、極めて便利なものとなる。
さらにまた、上述したプリンターを備えたチラシ束用リフト装置において、付設するコレーターの折込区域毎の折込作業完了による停止、又は折込区域内を細分化して停止までの部数を設定したことによる停止、又は特定の棚からの給紙停止が生じた場合に、それまでに積載されたチラシ束集積体を自動でリフトアップさせる設定が可能であるとともに、その停止の原因についての情報を表示した作業情報シートを自動プリントアウトする設定が可能とされている、ことを特徴としたものとすれば、その後の対応作業が一層容易なものとなる。
複数の排出口の下方で各々チラシ束を積載・貯留する複数の積載棚を有して、そのうちの所定のものをリフト棚でリフトアップする方式とした本発明によると、不良品のチラシ束の修正作業に要する手間を軽減できるものである。
本発明における第1の実施の形態のチラシ束用リフト装置の正面図である。 図1のチラシ束用リフト装置の積載棚位置で切断した部分縦断面図である。 図1のチラシ束用リフト装置の積載棚にチラシ束集積体を積載した状態を示す部分正面図である。 図3のチラシ束集積体をリフトタワーのリフト棚に移送した状態を示す部分正面図である。 図4の状態からチラシ束集積体を所定位置までリフトアップした状態を示す正面図である。 図5の状態からリフトアップしたチラシ束集積体の上に作業情報シートをプリントアウトして排出している状態を示す部分正面図である。 図3の状態から上段の積載棚に積載したチラシ束集積体のみをリフトアップする場合を説明するための部分正面図である。 (A)は図2の状態から各積載棚の停止板を開く態様を示した部分縦断面図、(B)は図2の状態から各積載棚の停止板を引き出す態様を示した部分縦断面図である。 上段左はチラシ束集積体の一例においてチラシ束を上から数える場合を説明するための斜視図、上段右はチラシ束を下から数える場合を説明するための斜視図、下段は各記号の意味を表示した一覧である。 (A)および(B)は図1のチラシ束用リフト装置によるプリント例の正面図であって、(A)が上から数えた場合、(B)が下から数えた場合である。 図1のチラシ束用リフト装置によるプリント例の正面図である。 図1のチラシ束用リフト装置によるプリント例の正面図である。 (A),(B),(C)は、図1のチラシ束用リフト装置によるプリント例の正面図である。 図1のチラシ束用リフト装置によるプリント例の正面図である。 図1のチラシ束用リフト装置でリフトアップした複数のチラシ束集積体を纏めて積み上げた状態を示す斜視図である。 本発明における第2の実施の形態のチラシ束用リフト装置の正面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を説明する。
図1は、本発明における第1の実施の形態であるチラシ束用リフト装置1Aの正面図、図2はその部分縦断面図を示しており、一点鎖線は実線で示したチラシ束用リフト装置1Aを付設したコレーター2を示している。このコレーター2は新聞折込チラシ用であって、複数種類のチラシを丁合しチラシ束にして排出口20,21から排出するとともに、図2に示すように丁合時に所定の給紙異常のあったチラシ束を、振り分け板23で自動的に良品用の排出口20とは異なる排出口21から排出させる振り分け機能を備えたものである。
そして、本発明のチラシ束用リフト装置1Aは、基本的な機能は一般にリフターと呼ばれるものと同様であるが、コレーター2の排出口20,21の下方で排出されたチラシ束を各々貯留して積載する複数の積載棚11a,11bと、そこで所定量まで積み上げられたチラシ束集積体を作業者が取り出し作業を行う高さの所定位置までリフトアップして支持する、リフト手段としての横移動用のコンベヤ(積載棚11a,11bが兼ねる)、図示しない動力装置を内蔵したリフトタワー10、動力装置によりリフトタワー10前面上を上下方向に移動する上下2段のリフト棚10a,10bを有している。
即ち、従来のものが単一の積載棚及び単一のリフト棚のみを有しているのに対し、複数の積載棚20,21を有して各々積載されたチラシ束集積体のうち所定のものをリフト棚10a,10bまで運び、作業員が取り出し作業を行う高さの支持位置までリフトアップ可能となっており、また、本実施の形態では複数のリフト棚を有して異なる支持位置までリフトアップ可能であるとともに、異なる積載棚に積載されたチラシ束集積体のうち、少なくとも給紙異常のあるチラシ束を含むものについて、所定のタイミングでそれ以外のチラシ束集積体とは異なる位置にリフトアップ可能なものとしている。
これにより、チラシ束集積体を作業者の取り出しやすい高さ位置で支持するだけではなく、その後に修正の必要な不良品のチラシ束集積体と良品のチラシ束集積体とを、各積載棚および各リフト棚を用いて異なる位置に分けながら保管できることから、以後の作業を容易に行いやすいものとしている。また、排出口を複数持つコレーターには作業効率確保の観点でリフト装置が必須であるとも言える。
これは、コレーターでは多種類のチラシを折り込めるように縦方向に最大限の棚を配置したい関係で、排出口で占める高さが限定され積載するチラシ束の高さも限定されるため、いずれかの排出口で一杯になる度に作業を停止していては作業効率が低下する結果となる。そこで、上述のようなリフト装置を付設して各排出口側が一杯になった時点でそれをリフトアップすれば作業をそのまま継続可能となり、リフト棚をチラシ束集積体の仮置き場として使用することにより、作業効率の低下を回避できるからである。
また、このチラシ束用リフト装置1Aは、図示しない制御手段と操作手段(操作パネル)を備えており、制御手段がコレーター2の制御手段と有線又は無線通信で接続可能とされてコレーター2における作業結果等についての所定の情報が制御手段に逐次入力されるとともに、その制御手段からコレーター2の作動を停止させる信号を出力できるようになっている。
さらに、斯かるチラシ束用リフト装置1Aには、そのリフトタワー10の上端側にプリンターが付設されており、異なる排出口から排出されて異なる位置で積み上げた複数のチラシ束集積体のうち、所定のもの(図では上段の積載棚で積載したもの)について、そのチラシ束集積体を構成しているチラシ束のコレーター2による作業結果に関する所定の情報を表示した作業情報シートを、例えばリフトアップ完了時点等の所定のタイミングで自動的にプリントアウトする設定が可能となっており、これが本実施の形態における重要な特徴部分となっている。
そして、その作業情報シートに表示する情報には、チラシ束集積体を構成しているチラシ束にチラシの過不足を伴う所定の給紙異常(例えば給紙抜けや重送等)があった場合に、この給紙異常の内容(種類)とこの給紙異常に係る過不足のあるチラシ束を作業者が特定できるようにする情報が少なくとも含まれるものとしている。
そのため、給紙異常のあるチラシ束を含むチラシ束集積体をリフトアップした時点で、これに関する作業情報シートをプリントアウトすることにより、その給紙異常の内容とその異常がどのチラシ束に含まれているかについて、作業者が容易に認識できるようになるため、その後の修正作業がスムースに進みやすいものとなる。
図3を参照して、本実施の形態では後に修正が必要となる給紙異常のあった不良品のチラシ束は、総て上側の排出口21から排出され、上段の積載棚11bに積み上げて貯留されチラシ束集積体101として積載され、正常な良品は下の排出口20から排出され下段の積載棚11aに積み上げて貯留されチラシ束集積体100として積載される。そして、予めユーザにより設定された条件に従い所定のタイミングでチラシ束集積体100,101をリフトアップするようになっており、図4は両積載棚11a,11bのチラシ束集積体を同時にリフトアップさせる場合を示している。
積載棚11a,11bには図示しない積載量検知手段が配設されており、制御手段がいずれかのチラシ束集積体100,101が予め定めた上限量に達したことを検知するとリフトアップ動作に入るとともに、コレーター2を停止させる信号を出力する設定とされており、積載棚11a,11bを横移動用のコンベヤとして機能させ、図4に示すようにチラシ束集積体100,101はリフトタワー10前面の下部待機位置にあるリフト棚10a,10bの積載面まで同時に移動する。
尚、本実施の形態では積載棚とリフト棚は各々2つであって同時に動作する場合を説明しているが、後述のように積載棚の数を異なる数としたり、これらが別々に移動又は異なるタイミングで作動したりする方式も実施可能である。例えば、所定の積載棚又は所定の積載棚の組み合わせにおいて上限量に達することにより、コレーター2を停止させる信号を出力するとともに総ての積載棚のチラシ束集積体を一斉にリフトアップさせる設定が可能なものとしても良い。
また、複数の積載棚で上限量に達した場合に、そのうちの単独又は所定の組み合わせにて自動リフトアップさせる設定としても良く、このようにすることで、その後の作業において便利な体制をユーザが適宜選択できるようになる。さらに、図2において、チラシ束が排出される際に弧を描くよう落下する関係でチラシ束のスムースな進入と揃いを確保するために、本実施の形態では積載棚11a,11bの積載面を排出方向先端側を下げて傾斜させた態様としているが、その後コンベヤとして作動した場合にその傾斜のため搬送中に荷崩れを起こす心配もある。そのため、このように積載棚を傾斜させる構成においては、コンベヤ搬送時にソレノイドやモーターで積載面を水平にして搬送させる方式が推奨される。
さらに、以上の構成とは別に又はそれと組み合わせて、コレーター2の折込区域毎の折込作業完了による停止、又は折込区域内を細分化して停止までの部数を設定したことによる停止、又は特定の棚から給紙停止が生じた場合に、それまでに積載されたチラシ束集積体を自動でリフトアップさせる設定を可能なものとしても良く、これに加えて、その停止の原因についての情報を表示した作業情報シートをプリンター15で自動プリントアウトする設定が可能なものとしても良い。このようにすることで、その後のチラシ束集積体における対応作業の容易化をさらに実現しやすいものとなる。
図5を参照して、チラシ束集積体100,101がリフト棚10a,10bの積載面まで移動すると、リフト棚10a,10bは、作業者が取り出し作業を行う所定の高さ位置まで同時にリフトアップ動作を行い、作業者が取り出すまでその位置で支持を継続し、作業者が取り出すことでリフト棚10a,10bはもとの待機位置に戻る。
本実施の形態では、上段のリフト棚10bに積載したチラシ束集積体101はチラシの過不足のあるチラシ束で構成されており、その上方の近傍でプリンター15の排出口150が開口しているため、図6に示すようにリフト棚10bが支持位置に達することで作業情報シート170をプリントアウトし、これがチラシ束集積体101の上面に留まるようになっている。
そのため、本来目印のなかった修正対象のチラシ束集積体101であっても、その作業情報シート170の存在でその修正作業の対象として容易に識別できるとともに、そのチラシ束集積体101において必要とされる修正作業の内容の特定が容易なものとなる。尚、この作業情報シート170は、チラシ束集積体の所定位置で外から見えるように挟んでおくか、着脱自在の粘着剤付事務用付箋と同様に粘着部分を有したものにして見える位置に貼っておくことにより、図15に示すチラシ束集積体103のように多数の修正すべきチラシ束集積体を重ねて溜めておき、後で纏めて修正作業を行う場合において、個々の集積体の識別とその作業内容の特定が極めて容易に行えるようになる。
また、このチラシ束用リフト装置1Aは、図7に示すように、設定により上段の積載棚11bのチラシ束集積体101のみをリフト棚10bに移動してリフトアップさせることもできる。尚、このように積載棚11bのチラシ束集積体101のみをリフトアップさせる際には、コレーター2の運転を停止させない設定とすることが好適と考えられる。
即ち、このようにすることで、たまたま不良品の上段が先に一杯になった場合でも、下段で良品のチラシ束が上限に達する前にいちいち総ての積載棚をリフトアップしてコレーターを止めてしまう無駄を回避することができる。さらに、各積載棚11a,11bに積載したチラシ束集積体100,101は、作業者による手動操作によっていつでもリフトアップ可能なものとすれば一層便利である。
ところで、積載棚11a,11bには、図2に示したように、排出口20,21から排出されて滑り込んだチラシ束の先端を衝突させて停止させる停止板111,112が配設されているが、その積載棚11a,11bにおける積載空間は上側の積載棚11bの底面及び折段25の底面と、正面側の停止板111,112とで取り囲まれているため、排出されたチラシ束の一部又は総てをその位置で取り出す必要が生じた場合に、この停止板111,112が邪魔になる。
そこで、図8(A)に示すように、停止板111a,112aを手動又はフットペダル等の操作手段を操作することで下向きに開くものとしておくこと、又は図8(B)に示すように引出し式に前方に引き出せる方式の停止板111b,112bとしておき、定荷重バネやロータリーダンパーで戻り動作を行うものとして、積載棚11a,11bの前方側が必要時に各々開口してチラシ束集積体100,101を取り出しやすい状態にするものとしても良い。
尚、丁合されたチラシ束は、ピンチローラで付勢されて排出され各積載棚11a,11bに自然落下して重なりながら貯留されていくが、その排出スピードが適度でないと正確に重なりにくいことに加え、上段と下段では最適な排出スピードが異なる。そのため、振り分けの方向に応じてピンチローラの駆動モーターによる速度を自動で変更し、排出スピードを適度に調整する機能をコレーター2に設けておくことが好ましい。
次に、本実施の形態のチラシ束用リフト装置1Aでプリントアウトする作業情報シート170の表示内容について、以下に詳細に説明する。尚、その説明に先立って、シートの構成やエラー表示の記号・ナンバー、各用語の意味、本実施の形態のコレーター2における排出口の振り分け方法等の基本設定の内容について解説する。
A01:給紙ミスとよばれる紙抜けを指す。1部目は止めずに不足のあるチラシ束として判断し、その棚で2部目が給紙可能な設定の場合、給紙が成功すれば作業は継続し、不成功の場合は従来の方式の給紙ミス1部目と判断して停止する。
A02:給紙部に詰まりが生じた棚詰まりを指す。1部目は止めず2部目は給紙を停止する。この段階で2部が不良品のチラシ束と確定し、2部目の給紙時間の間に詰まりが解消した場合は3部目を給紙し、それが成功すれば給紙を継続、不成功であれば3部目が従来の給紙ミス又は棚詰まりの1枚目として停止する。
A03:コレーター中心部の上から下にチラシが移動する際の縦詰まりを指す。この場合は総て停止動作をさせる。
A04:重送を指す。作業は継続され、総て不良品のチラシ束と判定する。
A02〜A04の複合:A02及びA03のいずれかによる停止命令のうち早い方が優先されて停止動作に入り、複合しながら停止命令なしで続く給紙が成功した場合、作業は継続される。
移段ミス:連段設定の場合で上方の離れた棚に給紙を移段する際、給紙のタイミングに間に合わないことで紙抜けが生じたことを指す。この場合、そのチラシ束は不良品と判定されるが、次は正常に給紙できるため作業は継続される。
また、本実施の形態のコレーター2では、給紙異常のある総てのチラシ束を不良品用の排出口21bに振り分けた場合、その積載棚(分配トレー)11bの容量が大きくない関係で対応に要する手間と時間が問題になりやすいことから、ユーザ設定により良品貯留用の積載棚(排出受)11aとの振り分け(分配)方法について、複数種類のモードに切り替え可能となっている。以下の表1はその分配設定の内容についての一覧であり、それに続く記載は各分配設定の内容の解説である。
分配設定0:重送と移段時の紙抜けによるミスは作業継続可能であるため停止させずにその分を分配トレーに排出させ、加えて前述の止めない分も分配トレーに排出させる。
分配設定1:明らかに止めなくても良い状況のA04及び移段時の紙抜け以外は排紙受に排出させる。
分配設定2:良品以外のA01〜A04給紙関係アラームは総て分配トレーに排出させる。
分配設定3:従来の方式である分配させない設定。
図9の上段斜視図は、給紙異常のあるチラシ束を振り分けて積載したチラシ束集積体の一例の外観を示しているが、左が上から何部目と数える場合で、右が下から何部面と数える場合である(数字は折段から来たチラシに実際に印刷されているのではなく単に数える順番を示す)。また、下段には後述する作業情報シートの図に表示した各記号の意味を示している。
図10は、本実施の形態のチラシ束用リフト装置1Aによるプリント例を示しており、左が図9上段左側のチラシ束集積体のように上から何部目であるかを積載順に従って表示した方式の作業情報シート170a、右が図9上段右側のチラシ束集積体のように下から何部目であるかを積載順に従って表示した方式の作業情報シート170bである。
図示したように、各作業情報シート170a,170bでは、実際のチラシ束集積体におけるチラシ束の積載順と上下方向同一の順番にて、各チラシの積載順に各々対応させながらその作業情報を表示している。即ち、何番の棚のチラシがどのような給紙異常となっているか、その記号、ナンバー、エラー内容が、各枠内でチラシ束におけるチラシの積載順通りに表示されている。したがって、作業者はこの表示を参照することにより、上又は下から表示順通りに修正を進めることができ、修正作業の効率改善に大いに資するものとなる。
また、その左端の数字からチラシ束の総数が分かることに加え、下部の不足枚数集計の部分にはチラシの合計不足毎数が棚毎に表示されており、修正に必要なチラシを最初に総て揃えてから作業に入ることができ、極めて利便性に優れている。尚、この例では、チラシ束用リフト装置1Aで不良品を含むチラシ束集積体がリフトアップされる度にその作業情報についてプリントアウトする設定となっている。
したがって、例えば図15に示したチラシ束集積体103(複数のチラシ束集積体を溜めてさらに重ねたもの)のように、プリントアウトする度に各回のチラシ束集積体の間に挟むように付けて重ねて保管しておくことにより、後でまとめて修正作業を行う際に本来目印のなかった各チラシ束集積体と個々の作業情報との対応関係が明確になって極めて便利である(後述の各作業情報シートも同様)。
図11は、チラシ束集積体の作業情報について、上記内容に加えて過不足のある各チラシの名称を表示させた場合の作業情報シート170cを示している。斯かる設定とすることで、作業者が棚番号だけではそのチラシ名がすぐに分からない場合であっても、不足して必要となったチラシをすぐに必要枚数用意することができ、短時間で修正作業に入って完了させることが可能になる。
尚、A03の縦詰まりは位置を特定できてもその棚のチラシであることを特定できないことから、チラシ名を表示させない構成も想定される。さらに、図12の作業情報シート170dのように、下部の情報だけプリントアウトさせる設定も可能である。このような必要最小限の情報だけでも作業を進めることは可能であり、単純な表示の方がやりやすい作業者には好適である。
図13は、地区(区域)毎の折込作業完了による停止、折込区域内を細分化して停止までの部数を設定したことによる停止、又は特定の棚からの給紙停止の場合に、それまで積載されていたチラシ束集積体を自動でリフトアップさせるとともに、停止の原因やそれまでの作業結果について作業情報シートに表示させる設定の場合のプリント例を示している。
図13(A)は、折込作業完了の場合であって折込完了の旨、地区部数、予定総数、折込完了部数、残折込部数等の作業結果の情報が作業情報シート170eに表示されている。また、(B)の作業情報シート170fは折込区域を細分化した場合であり、(C)の作業情報シート170gは前記チラシ切り替え報告の内容が後入れだった場合である(共通部分は省略)。作業者はこれらの内容を参照することで、作業結果のチェックも併せて行えるようになる。
また、本実施の形態のチラシ束用リフト装置1Aは、自動プリントアウトの設定と手動プリントアウトの設定とを切り替えられるようになっており、図14の作業情報シート170hは、折込み開始後初めての手動操作であれば開始から今回まで、その前に手動操作を行っている場合は前回から今回までの間に排出された不良品のチラシ束に含まれる不足チラシの合計枚数を、不足チラシの棚番号及びチラシ名と対応した状態としながら、前回の操作がいつの操作であるかを認識可能な形式にて手動でプリントアウトしたものである。
上述したように、本実施の形態のチラシ束用リフト装置1Aは、リフトアップしたチラシ束集積体の各作業情報について、ユーザ設定により様々な内容・形式を選択して作業情報シートをプリントアウトできることから、ユーザのニーズに合致した内容の情報をタイムリーに提供してその修正作業において大いに活用できるものである。
図16は、本発明における第2の実施の形態であるチラシ束用リフト装置1Bを示している。その基本的な構成は前述のチラシ束用リフト装置1Aと共通しているが、付設させるコレーター3が、3つの排出口20,21,22を有して通常の良品以外の排出口をその内容に応じて2種類に分けている関係から、これに対応して3つの積載棚11a,11b,11cを有したものとして、2つのリフト棚10a,10bを上下に備えたリフトタワー10の隣に第2のリフトタワー12を配設し、コンベヤ13で下段の積載棚11aをリフト棚12aまで横方向に接続して、良品のチラシ束集積体100をそれ以外のチラシ束集積体とは別の平面位置からリフトアップするようにした点を特徴としている。
この場合、給紙異常の種類毎の上下の振り分け方法はコレーター3側の操作でユーザが適宜設定できる方式であるが、例えばチラシの不足を含むチラシ束とチラシの過剰を含むチラシ束を上下に振り分けて分けて積載し、別個にリフトアップする方式とすれば、その後の修正作業が一層容易なものとなる。
また、本実施の形態の変形例として、2つの排出口を持つコレーター2に対し、2つの積載棚11a,11bを備えて2つのリフトタワー10,12のリフト棚で異なる平面位置からリフトアップする方式、或いは、3つのリフトタワーで総ての積載棚からのチラシ束集積体を異なる平面位置から各々リフトアップさせる方式も想定可能である。
尚、上述した各実施の形態に共通して、チラシ束用リフト装置1A,1Bにおいて各積載棚11a,11b,11cには、積載されたチラシの上限量を検出するセンサが配設されており、いずれかの積載棚でチラシ束集積体が上限量に達した場合に作業を停止させる信号をコレーター2,3に送信するのが基本設定となっている(停止させない設定への変更も可能)。
このセンサとしては、排出されたチラシ束を上から押さえて正確に重ねるための帯板状ガイド17,18の基端側にスイッチ式検出機構を設けることが想定される。その際に、帯板状ガイド17,18の先端側下面がチラシ束集積体の横移動の抵抗になることが懸念されるが、良品側の帯状板ガイドの跳ね上げ機構を上段側まで延長してこちらも同時又は個別に跳ね上げる方式、或いはチラシ束集積体の移動方向に沿ってその上面に接しながら回転する樽型ローラーを帯板状ガイド17,18先端側に軸着しておくこと等により、解決可能である。
また、図示は省略するが、リフトタワー10,12の各リフト棚10a,10b,12aにおいて、本願出願人が先に出願した特開2004−1984号公報に記載されているような紙束捌き装置の紙を載せるヘッド部分と同様の機能を設けることにより、リフト棚にチラシ束集積体を載せて上昇している間にチラシ束の不揃いを揃えた状態にして、作業者の受取りを待つ状態にすることができる。
この場合、リフト棚がチラシ束集積体を受け取ったら、チラシ束集積体の底面を正面に向けるように回転しながらチラシの長辺が水平に対し数十度傾く位置に回転して支持し(チラシ短辺側を下から支える支持板が必要)、下になった角部分に各チラシ束の角と折られたチラシの角が集合して整列するように、振動やエアブロー等を加えて捌き作業を行う方式が想定される。
その際、正面を向いたチラシ束集積体の底面を正面側で支える板が揺動して揃い動作を補助するものとし、作業者の取り出し時にはその板が手前に開いて容易に取り出せる構成としても良い。また、捌き作業中にチラシがリフト棚の側面ガイドに沿って持ち上がらないように、板とチラシの間に起毛カーペット等を配置することで良好な結果が得られやすくなる。その際、起毛がコンベヤからチラシ束集積体が乗り移る時の抵抗にならないよう、その上面側で進退動作する仮受け板を設けて、チラシ束集積体の侵入時に突出しその後抜く方式としても良い。
さらに、上述したコレーター2,3が、作業情報や設定内容等を一覧に表示するディスプレイを有したもの、或いは、ディスプレイを備えたパソコンやタブレットPC等の端末に接続して通信可能な方式である場合、上述した各作業情報シートの表示内容を有線又は無線による接続でコレーター2,3を介するか端末に直接送信して、これらを各画面に表示可能としておくことが好ましい。これにより、シートを確認する作業者だけでなく、管理者等の他のスタッフもチラシ束集積体毎の作業情報を共有することができ、チームによる分業体制にて一層詳細且つ的確な修正作業が実現可能なものとなる。
さらにまた、上述した実施の形態ではリフト棚が複数の場合を説明したが、上下に複数段配置した積載棚と単一のリフト棚を有したものとして、例えばエレベータの階数選択のようにリフトアップ対象として選択したチラシ束集積体の高さでリフト棚が待機してリフトアップする方式とすることが可能である。この場合、複数のリフト棚の場合よりも時間を要する難点はあるが、部品点数の削減による構成の簡略化の観点では有効である。
或いは、単一のリフト棚で良品のチラシ束集積体をリフトアップするものとして、プリントアウトした作業情報シートの情報をコレーターの分配トレー上の不良品のチラシ束集積体に適用する方式も可能である。加えて、上述の説明では積載棚がコンベヤとして機能し、離れた位置のリフト棚には他のコンベヤを仲介させる方式を述べたが、リフトタワーをコレーターの斜め前方に配置することで積載棚をそのままリフトアップさせる方式も想定できる。
以上、述べたように、新聞折込チラシ用のコレーターで丁合されたチラシ束の集積体について、本発明により、これに含まれる不良品のチラシ束の修正作業に要する手間を大きく軽減できるようになった。
1A,1B チラシ束用リフト装置、2,3 コレーター、10,12 リフトタワー、10a,10b,12a リフト棚、11a,11b,11c 積載棚、15 プリンター、20,21,22 排出口、100,101,103 チラシ束集積体、170,170a,170b,170c,170d,170e,170f,170g,170h 作業情報シート

Claims (7)

  1. 複数種類のチラシを丁合しチラシ束にして排出口から排出するとともに丁合時に所定の給紙異常のあった不良品のチラシ束を自動的に良品とは異なる排出口から排出する振分け機能を備えたコレーターに付随して配置され、排出されたチラシ束が集積してなるチラシ束集積体を所定高さ位置までリフトアップするチラシ束用リフト装置において、前記各排出口の下方で排出されたチラシ束を積載して各々貯留する複数の積載棚と、該複数の積載棚のうち所定のもので所定量まで積み上げられた前記チラシ束集積体を上下方向に動作可能なリフト棚で作業者が取出し作業を行う高さの所定位置までリフトアップして支持するリフト手段とを備え、前記リフト手段は前記リフト棚を複数有しており、異なる前記積載棚に積載された複数の前記チラシ束集積体のうち少なくとも前記不良品のチラシ束を含むものについては、それ以外のものとは異なるリフト棚で異なる取り出し位置にリフトアップする、ことを特徴としたチラシ束用リフト装置。
  2. 複数種類のチラシを丁合しチラシ束にして排出口から排出するとともに丁合時に所定の給紙異常のあった不良品のチラシ束を自動的に良品とは異なる排出口から排出する振分け機能を備えたコレーターに付随して配置され、排出されたチラシ束が集積してなるチラシ束集積体を所定高さ位置までリフトアップするチラシ束用リフト装置において、前記各排出口の下方で排出されたチラシ束を積載して各々貯留する複数の積載棚と、該複数の積載棚のうち所定のもので所定量まで積み上げられた前記チラシ束集積体を上下方向に動作可能なリフト棚で作業者が取出し作業を行う高さの所定位置までリフトアップして支持するリフト手段と、前記コレーターから作業結果のデータが入力されるプリンターとを備えており、異なる前記排出口から排出され異なる位置に積み上げた複数の前記チラシ束集積体のうち所定のものについて、該チラシ束集積体を構成しているチラシ束の前記作業結果に関する所定の情報を表示した作業情報シートを、所定のタイミングで自動的にプリントアウトする設定が可能とされている、ことを特徴としたチラシ束用リフト装置。
  3. 前記コレーターから作業結果のデータが入力されるプリンターを備えており、異なる前記排出口から排出され異なる位置に積み上げた複数の前記チラシ束集積体のうち所定のものについて、該チラシ束集積体を構成しているチラシ束の前記作業結果に関する所定の情報を表示した作業情報シートを、所定のタイミングで自動的にプリントアウトする設定が可能とされている、ことを特徴とする請求項1に記載したチラシ束用リフト装置。
  4. 前記情報には、前記チラシ束集積体を構成しているチラシ束でチラシの過不足を伴う所定の給紙異常があった場合に、該給紙異常の内容と該給紙異常に係る過不足のあるチラシ束を作業者が特定可能とする情報が少なくとも含まれている、ことを特徴とする請求項2又は3に記載したチラシ束用リフト装置。
  5. 前記チラシ束を特定可能とする情報として、前記チラシ束集積体を構成しているチラシ束の部数及び前記過不足のあるチラシ束が前記チラシ束集積体の上又は下から数えて何番目にあるかを前記作業情報シートに表示させる設定が可能とされているとともに、前記過不足を伴う給紙異常の種類を該給紙異常に係るチラシ束の積載順に前記作業情報シートに表示させる設定が可能とされており、且つ、前記過不足のあるチラシ束について、前記過不足に係るチラシを積載していた棚の番号又は/及び前記チラシの名称、前記過不足が過剰であるか不足であるか、前記不足の場合のチラシの合計不足枚数、のうちいずれか又はこれらの組み合わせを前記作業情報シートに表示させる設定が可能とされている、ことを特徴とする請求項4に記載したチラシ束用リフト装置。
  6. 前記過不足のあるチラシ束に含まれるチラシの合計不足枚数を作業者の手動操作でプリントアウト可能とされており、その集計範囲を、前記手動操作が折込作業開始後の初回であれば開始からその操作まで、2回目以降であれば前回から今回まで、とすることができ、その間に排出された前記過不足のあるチラシ束に含まれるチラシの合計不足枚数を、不足したチラシの棚番号又は/及びチラシ名と対応したものとしながら、前回の操作がいつの操作であるかを認識可能な形式にして、手動操作で前記作業情報シートをプリントアウトさせることが可能とされている、ことを特徴とする請求項2,3,4又は5に記載したチラシ束用リフト装置。
  7. 前記コレーターの折込区域毎の折込作業完了による停止、又は前記折込区域内を細分化して停止までの部数を設定したことによる停止、又は特定の棚からの給紙停止が生じた場合に、それまでに積載された前記チラシ束集積体を手動又は自動でリフトアップさせる設定が可能であるとともに、前記停止の原因についての情報を表示した前記作業情報シートを自動プリントアウトする設定が可能とされている、ことを特徴とする請求項2,3,4,5又は6に記載したチラシ束用リフト装置。
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