JP5828877B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、抵抗を分割した抵抗分圧回路を含む半導体装置に関し、特に、フラッシュメモリの高電圧発生回路等に用いられる分圧回路に関する。
NAND型のフラッシュメモリでは、高速かつ低消費電力の要求を満足するために低電力供給になりつつある。そのため、フラッシュメモリは、プログラムや消去動作の際にチップ内部で発生された高電圧を用いている。プログラム動作中に、内部の高電圧発生回路は、大きな負荷のブロック(メモリセルアレイ)に安定的に高電圧を供給しなければならず、発生される電圧は約30Vになり得る。電圧レギュレータにおいて、このような高電圧を発生させる場合には、消費電力を低減させるために高抵抗素子の分圧回路が使用され、シンク電流を減少させている。
特許文献1では、基準電位とフィードバックノードとの間に第1の出力設定回路を設け、フィードバックノードと出力端子との間に第2の出力設定回路を設け、出力端子に負荷が接続されたとき、第1および第2の出力設定回路内のスイッチを短絡させ、分圧回路の低抵抗素子側の経路に電流を流すことで、負荷に応じてフィードバックノードの電位が速やかに変化されるようにしている。これにより、抵抗素子に付随する寄生容量による回路動作の不安定性を防止している。また、特許文献2では、直列接続された抵抗R1、R2を含む分圧回路において、抵抗R1、R2を半導体基板のウエル内の拡散領域によって形成し、抵抗R2のウエル領域に抵抗R1の拡散領域に設定された分圧ノードを接続することで、抵抗R1、R2の変化率差を抑制している。
特開2004−140144号公報 特開2013−38234号公報
図1に、従来の電圧レギュレータの回路例を示す。電圧レギュレータ10は、比較回路20と、比較回路20に接続された分圧回路30とを有する。比較回路20は、電圧源VDDに接続されたPMOSトランジスタT1、T2と、PMOSトランジスタT1、T2にそれぞれ直列に接続されたNMOSトランジスタT3、T4と、NMOSトランジスタT3およびT4に共通に接続されたNMOSトランジスタT5とを有する。トランジスタT1、T2のゲートは、ノードN1に共通接続され、ノードN1はさらに、分圧回路30のPMOSトランジスタT6のゲートに接続される。トランジスタT3のゲートには、基準電圧Vrefが供給され、トランジスタT4のゲートには、分圧回路30のノードN3に生成されたフィードバック電圧が供給される。トランジスタT5のゲートには、アクティブ信号が供給され、比較回路20を動作させるときトランジスタT5がオンされる。比較回路20は、基準電圧VrefとノードN3からのフィードバック電圧とを比較し、フィードバック電圧が基準電圧Vrefより低下すればノードN1の出力電圧を低下させる。これによりトランジスタT6を流れる電流が増加される。他方、比較回路20は、フィードバック電圧が基準電圧Vrefよりも上昇すればノードN1の出力電圧を上昇させる。これによりトランジスタT6を流れる電流を減少させる。
分圧回路30は、電圧源VDDに接続されたPMOSトランジスタT6と、トランジスタT6と基準電位(例えば、グランド電位)との間に直列に接続された抵抗R1、R2、R3、R4、R5、R6とを有する。図示する例では、トランジスタT6と抵抗R1とを接続するノードに出力Voutが形成される。また、抵抗R4と抵抗R5とを接続するノードN3にフィードバック電圧が生成され、フィードバック電圧が比較回路20のトランジスタT4のゲートへ供給される。ここで例示する電圧源VDDは、広義の電圧を意味し、高電圧を含み得るものである。従って、出力Voutからも高電圧が生成され得る。
抵抗R1〜R6は、電圧依存性を抑制するため半導体基板上に形成された導電性のポリシリコン素子から構成される。ポリシリコン素子は、シリコン酸化膜等の絶縁膜を介して半導体基板表面に形成され、半導体基板が基準電位(例えば、グランド)にバイアスされるため、ポリシリコン素子と半導体基板間に寄生容量Cpが形成される。抵抗R1〜R6は、小さなシンク電流とするために高抵抗であり、最終的に寄生容量Cpと抵抗R1〜R6とによってRC回路が形成されると、分圧回路30の応答時間が遅延してしまう。さらに、比較回路20は、位相マージンを補償するためにノードN2とノードN1との間にRC素子を必要とし、そのRC素子の大きさが、レギュレータフィードバックループの寄生容量Cpに依存して大きくなってしまう。
本発明は、このような従来技術の課題を解決し、応答時間の遅延を抑制した半導体装置、分圧回路、電圧レギュレータを提供することを目的とする。
本発明に係る半導体装置は、半導体領域を含む半導体基板と、半導体領域上の絶縁膜を介して形成された導電性材料からなる抵抗とを有し、前記抵抗には、第1の電圧と基準電圧である第2の電圧とが供給され、前記半導体領域には、前記抵抗によって生成された第1の電圧と第2の電圧との中間電圧が供給される。
好ましくは第1の電圧をV1、第2の電圧をV2としたとき、前記中間電圧は、(V1−V2)/2である。好ましくは前記第1の電圧を可変するとき、前記中間電圧が可変される。好ましくは前記抵抗は、不純物がドーピングされたポリシリコン層である。好ましくは前記ポリシリコン層は、前記中間電圧を生成される位置で前記半導体領域に電気的に接続される。好ましくは前記ポリシリコン層は、第1の電圧に結合された第1のポリシリコン層と、第2の電圧に結合された第2のポリシリコン層とを含み、前記中間電圧を生成される位置で第1のポリシリコン層および第2のポリシリコン層が前記半導体領域に電気的に接続される。好ましくは前記半導体領域には、前記中間電圧が印加される領域に高不純物濃度の拡散領域が形成される。好ましくは前記拡散領域は、導電性部材によって前記抵抗の中間電圧を生成される位置に電気的に結合される。好ましくは前記半導体領域は、半導体基板内に形成されたウエル領域である。
本発明に係る半導体装置は、第1導電型の第1のウエル領域と、第1のウエル領域内に形成された第2の導電型の第2のウエル領域と、第2のウエル領域内に形成された第1導電型の第1および第2の拡散領域と、第2のウエル領域内に形成され、第1および第2の拡散領域と接合するように第1および第2の拡散領域の間に形成された第2導電型の第3の拡散領域と、第1の拡散領域に第1の電圧を印加する第1の導電部材と、第2の拡散領域に第2の電圧を印加する第2の導電部材と、第1の拡散領域、第2の拡散領域および第3の拡散領域とを電気的に接続する第3の導電部材とを含み、第1および第2の拡散領域は抵抗として機能する。
好ましくは第3の導電部材は、第1および第2の拡散領域によって形成された第1の電圧と第2の電圧との中間電圧を第3の拡散領域に供給する。好ましくは前記中間電圧は、第1の電圧をV1、第2の電圧をV2としたとき、(V1−V2)/2である。
本発明に係る電圧レギュレータは、上記記載の半導体装置によって構成された分圧回路と、分圧回路の前記抵抗によって分圧されたフィードバック電圧を受け取り、当該フィードバック電圧と基準電圧とを比較し、比較結果に応じた電圧を分圧回路に出力する比較回路とを含む。さらに本発明に係るフラッシュメモリは、分圧回路または電圧レギュレータを含む。
本発明によれば、抵抗によって生成された中間電圧を半導体領域に供給することで、半導体領域に形成される寄生容量を減少させることができる。これにより、半導体装置の応答時間を改善することができる。
従来のフラッシュメモリに用いられる電圧レギュレータの一例を示す回路図である。 本発明の実施例に係る電圧レギュレータの回路構成を示す図である。 抵抗とウエル領域間に生じる電位差を示すグラフである。 本発明の実施例に係る分圧回路の抵抗の構成を示す断面図である。 本発明の実施例に係る分圧回路の構成を示す断面図である。 本発明の他の実施例に係る分圧回路の抵抗の構成を示す断面図である。 本発明の他の実施例に係る分圧回路の構成を示す図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本発明の好ましい形態では、半導体装置に形成される電圧レギュレータを例示する。電圧レギュレータは、例えば、フラッシュメモリのプログラムや消去に必要とされる電圧を生成するための高電圧発生回路に利用される。なお、図面は、各部を分かり易くするために強調して示されており、実際のデバイスのスケールとは必ずしも一致しないことに留意すべきである。
図2は、本発明の実施例に係る電圧レギュレータの回路を示す図である。本実施例に係る電圧レギュレータ100は、比較回路20と、分圧回路110とを備えている。比較回路20は、従来技術の図1に示した比較回路20と実質的に同様に構成されるため、ここでは同一参照番号を付し説明を省略する。また、例示する電圧源VDDは、広義の電圧を意味し、電圧源VDDから供給される電圧は任意に設定することが可能であり、かつ出力Voutから供給される電圧もまた任意に設定することが可能であることに留意すべきである。例えば、電圧源VDDおよび出力Voutは、フラッシュメモリのプログラムや消去の際に必要とされる高電圧を含み得る。
分圧回路110は、電圧源VDDに接続されたPMOSトランジスタT6と、トランジスタT6と基準電位(例えば、グランド)との間に直列に接続された抵抗R1、R2、R3、R4、R5、R6とを有する。ここには便宜上、直列に接続された抵抗R1〜R6を示すが、抵抗は単一の抵抗素子または任意の数の抵抗素子であることができる。トランジスタT6と抵抗R1とを接続するノードには、負荷を接続するための出力Voutが形成される。抵抗R4と抵抗R5とを接続するノードN3には、フィードバック電圧が生成され、フィードバック電圧は比較回路20のトランジスタT4のゲートに供給される。
抵抗R1〜抵抗R6は、半導体基板上に形成されたポリシリコン素子から構成される。半導体基板は、例えば、P型またはN型のシリコン基板であり、シリコン基板の表面には絶縁膜としてシリコン酸化膜あるいは窒化シリコン膜などが形成され、絶縁膜上には抵抗素子としてのポリシリコン層が形成される。ポリシリコン素子に、リン、砒素あるいはボロン等の不純物をドーピングすることでポリシリコン素子に導電性が与えられる。ポリシリコン素子は、公知のフォトリソ工程によって所望の形状に加工される。
本実施例の特徴的な構成は、抵抗R1〜抵抗R6の所定の位置に設定されたノードNcで生成される中間電圧Vmが半導体基板内に形成されたウエル領域に供給されることである。例えば、電圧源VDDから抵抗R1に供給される電圧をV1、抵抗R6が接続される基準電圧をV2としたとき、ノードNcによって中間電圧Vm=(V1−V2)/2が生成されるようにする。基準電圧が0Vであれば、中間電圧Vm=V1/2である。図の例では、抵抗R3と抵抗R4とを接続するノードNcが中間電圧Vmを生成し、中間電圧Vmによってウエル領域がバイアスされる。また、ウエル領域に接合する半導体基板は基準電位(例えば、グランド)にバイアスされる。但し、中間電圧Vmは、(V1−V2)/2であることが好ましいが、必ずしもこれに限定されるものではないことに留意すべきである。
図3(A)は、抵抗とウエル領域間に生じる電位差を示すグラフであり、縦軸は電位差、横軸は抵抗の電圧降下が生じる位置を示す。ここで、基準電圧V2を接地電位(0V)とし、中間電圧Vm=V1/2とする。ウエル領域は、ノードNcによって生成された中間電圧Vmによってバイアスされるため、ノードNcとウエル領域は同電位であり、電位差がゼロである。ノードNcから抵抗R3、R2、R1に向けて抵抗上の電圧は上昇し、電圧V1が供給される位置で、抵抗とウエル領域間の電位差が最大となる。また、ノードNcから抵抗R4、R5、R6に向けて抵抗上の電圧が降下し、電圧V2が供給される位置で、抵抗とウエル領域間の電位差が最大となる。
図3(B)は、図1に示す分圧回路30の抵抗とウエル領域間の電位差を表している。図1の分圧回路では、ウエル領域がGND(0V)にバイアスされているため、電圧V2が供給される位置で電位差が最小(ゼロ)であり、電圧V1が供給される位置で電位差が最大となる。このように本実施例では、ウエル領域を中間電圧Vmでバイアスすることにより、抵抗とウエル領域間の電位差を最大でV1/2に抑制することができ、それ故、ウエル領域、絶縁膜および抵抗によって形成される寄生容量Cpを従来の図1の分圧回路30の寄生容量よりも小さくすることができる。
図4(A)ないし(D)に、中間電圧Vmをウエル領域に供給する例を示す。図4(A)に示すように、P型のシリコン基板またはウエル領域200の表面には、シリコン酸化膜210が形成され、シリコン酸化膜210上にN型またはP型のポリシリコン層220A、220Bが形成される。ポリシリコン層220Aの一方の端部には、トランジスタT6からの電圧V1が供給される。また、ポリシリコン層220Bの一方の端部には、基準電圧として電圧V2が供給される。ポリシリコン層220Aおよびポリシリコン220Bの他方の端部はそれぞれノードNcを形成し、ノードNcは、金属部材230によって、N型のウエル領域240内に形成されたN型の不純物濃度が高い拡散領域250にオーミック接続される。こうして、N型のウエル領域250が中間電圧Vmによってバイアスされる。仮に、ポリシリコン層200A、200Bの幅および厚さが同一であり、かつ抵抗率が同一であれば、ポリシリコン層200A、200Bの長さがほぼ等しい。
図4(B)は、P型のウエル領域またはP型のシリコン基板200内にN型のウエル領域202が形成され、N型のウエル領域202内にP型のウエル領域242が形成された例を示している。ウエル領域242内にはP型の不純物濃度が高い拡散領域252が形成され、ポリシリコン層220A、220BのノードNcが金属部材230を介して拡散領域252に電気的に接続される。ここでは、Pウエル領域またはP型のシリコン基板202がグランドに接続される。
図4(C)は、図4(A)の分圧回路の具体的な構成の一例を示している。ポリシリコン層220A、220Bを形成した後、基板全面に層間絶縁膜260を形成し、層間絶縁膜260の所定の位置にコンタクトホールが形成される。そして、ポリシリコン層220Aには、電圧V1を供給する金属層270が接続され、ポリシリコン層220Bには、電圧V2を供給する金属層280が接続される。また、ポリシリコン層220A、220BのノードNcと拡散領域250とが金属層290によって電気的に結合される。
図4(D)は、抵抗が単一のポリシリコン層220から構成される例を示している。ポリシリコン層220は、ノードNcに対応する位置で分割されることなく拡散領域250に電気的に接続され、ノードNcと拡散領域250の接続のために金属層290が用いられない。
図5は、本実施例の分圧回路の構成を示す断面図である。図4(C)と同一構成については同一参照番号を付してある。P型のシリコン基板200内に2つのN型のウエル領域240A、240Bが形成される。ウエル領域240A内には、トランジスタT6のソース/ドレインとなるP型の拡散領域254が形成され、ウエル領域240A上にはゲート酸化膜を介してポリシリコンゲート222が形成される。ウエル領域240B内には、抵抗の中間電圧Vmを生成するノードNcと電気的に接続されるP型の拡散領域252が形成され、ウエル領域240B上には絶縁膜を介して2つのポリシリコン層220A、220Bが形成される。この絶縁膜は、ゲート酸化膜と同時に形成されることができ、2つのポリシリコン層220A、220Bは、ポリシリコンゲート222と同時に形成されることができる。ポリシリコンゲート222、ポリシリコン層220A、220Bを覆うように層間絶縁膜260が形成され、層間絶縁膜260のコンタクトホールを介して金属層270、280、290、300、310、320が形成される。金属層310は、電圧源VDDに電気的に接続され、金属層300は、比較回路20のノードN1に電気的に接続される。金属層270は、トランジスタT6と抵抗R1とを接続し、また、出力Voutを提供する。金属層290は、ポリシリコン層220A、220BのノードNcで生成される中間電圧Vmを拡散領域252を介してウエル領域240Bに提供する。金属層320は、ノードN3のフィードバック電圧を比較回路20のトランジスタT4のゲートに供給する。金属層280は、ポリシリコン層220Bを基準電圧V2(GND)に接続する。
本実施例によれば、抵抗によって寄生容量Cpが形成されるウエル領域に、当該抵抗によって生成された中間電圧Vmを印加することで、ウエル領域を基準電位でバイアスする場合と比較して、寄生容量Cpを小さくすることができる。それ故、レギュレータフィードバックループの寄生負荷が小さくなり、位相を補償する素子を減少させかつ電圧レギュレータの応答時間が改善される。
次に、本発明の他の実施例について説明する。上記した実施例では、抵抗としてポリシリコン層を用いたが、他の実施例では、抵抗としてシリコン基板内に形成された拡散領域を用いる。図6は、他の実施例に係る分圧回路の要部を示す断面図である。
同図に示すように、P型のウエル領域またはP型のシリコン基板400内にN型のウエル領域402が形成され、P型のウエル領域またはシリコン基板400がGNDにバイアスされる。ウエル領域402内にはさらにP型のウエル領域404が形成される。ウエル領域404内には、離間された2つのN型の拡散領域420A、420Bが形成され、拡散領域420Aおよび420Bと接合するようにその間にP型の拡散領域430が形成される。N型の拡散領域420A、420Bは、抵抗として機能し、拡散領域430は、ウエル領域404に中間電圧Vmをバイアスするためのコンタクト領域として機能する。基板表面には、絶縁膜440が形成され、絶縁膜440の所定の箇所には、拡散領域420A、420B、430、ウエル領域404とのコンタクトホールが形成される。導電部材450は、拡散領域420Aにコンタクトホールを介して電気的に接続され、拡散領域420Aに電圧V1を供給する。導電部材460は、ノードNcに対応する位置で、N型の拡散領域420A、420BおよびP型の拡散領域430を電気的に接続する。これにより、ノードNcで生成された中間電圧Vmが拡散領域430を介してP型のウエル領域404をバイアスする。導電部材470は、ノードN3に対応する位置で拡散領域420Bに接続され、フィードバック電圧を比較回路20へ供給する。導電部材480は、拡散領域420BをGNDに接続する。
抵抗が拡散領域によって形成された場合、拡散領域のPN接合に寄生容量が形成されるが、本実施例の場合にも、ウエル領域404を中間電圧Vmでバイアスすることによって、寄生容量を小さくすることができ、その結果、分圧回路の応答時間の遅延を抑制することができる。
上記実施例では、より好ましい態様として、分圧回路を形成するためのウエル領域をレギュレーション電圧レベルの1/2の中間電圧Vmでバイアスし、寄生容量を減少させるようにしたが、中間電圧Vmは、必ずしも1/2に限らず、抵抗に供給される電圧V1と基準電圧V2の間の任意の値に設定するようにしてもよい。
他の好ましい態様として、出力Voutを任意の大きさに変更することが可能である。例えば、電圧源VDDの電圧を変更することにより出力Voutが変更される。電圧源VDDから供給される電圧は、電圧源VDDに接続された抵抗値を回路上で切り替えることによって変更することができる。その際、同時に中間電圧Vmを変更できるようにしてもよい。例えば、ノードNcにバイアス用の抵抗を選択的に接続できるようにし、ノードNcの中間電圧Vmを可変することも可能である。
図7に他の好ましい態様の分圧回路を示す。出力Voutと抵抗R1との間にP型のトランジスタT10が直列に接続され、さらに出力Voutと抵抗R2および抵抗R3間のノードNtに直列にP型のトランジスタT11が接続される。トランジスタT10、T11のゲートには、出力Voutのトリミングを制御するための相補的な関係の信号Trim、/Trimが接続される。信号TrimによってトランジスタT10がオンされるとき、トランジスタT11がオフされ、反対に、トランジスタT10がオフされるとき、トランジスタT11がオンされる。トランジスタT10がオンされるとき、出力Voutには、抵抗1〜R8が接続され、トランジスタT11がオンされるとき、出力Voutには、抵抗R3〜R8が接続される。
さらに、抵抗R4と抵抗R5との間のノードNc1とウエル領域との間にNMOSトランジスタT120が接続され、抵抗R5と抵抗R6との間のノードNc2とウエル領域との間にNMOSトランジスタT21が接続される。トランジスタT20、T21のゲートには、それぞれ選択信号S1、S2が接続される。信号TrimがHレベルのとき(すなわちトランジスタT10がオンして、抵抗R1〜R8が出力Voutに接続されているとき)、信号S1がHレベル、信号S2がLレベルであり、トランジスタT20がオンし、トランジスタT21がオフされる。これにより、ノードNc1が短絡され、中間電圧VmはVm1となり、このVm1がウエル領域に供給される。このとき、Vm1の電位は、出力Vout/2である。他方、信号TrimがLレベルのとき(すなわちトランジスタT11がオンして、抵抗R3〜R8が出力Voutに接続されているとき)、信号S1がLレベル、信号S2がHレベルとなり、トランジスタT20がオフし、トランジスタT21がオンする。これにより、ノードNc2が短絡され、中間電圧VmはVm2となり、このVm2がウエル領域に供給される。このとき、Vm2の電位は、出力Vout/2である。
また上記実施例では、電圧レギュレータに分圧回路を用いる例を示したが、本実施例の分圧回路は、半導体装置の電圧レギュレータ以外にも所望の電圧を必要する回路に利用することができる。例えば、フラッシュメモリのプログラム電圧や消去電圧を発生させる高電圧発生回路等に利用することができる。
本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10、100:電圧レギュレータ
20:比較回路
30、110:分圧回路
200:シリコン基板
210:シリコン酸化膜
200、220A、220B:ポリシリコン層
230:金属部材
240:ウエル領域
250、252:拡散領域
260:層間絶縁膜
270、280、290、300、310:金属層
400、402、404:ウエル領域
420A、420B、430:拡散領域
440:絶縁膜
450、460、470、480:導電部材

Claims (12)

  1. 半導体領域を含む半導体基板と、
    半導体領域上の絶縁膜を介して形成された導電性材料からなる抵抗と、
    第1の電圧を供給する電圧源に接続された第1のノードと、
    基準電圧である第2の電圧を前記抵抗に供給する第2のノードと、
    第1のノードと前記抵抗との間に形成された出力ノードと、
    前記出力ノードと前記抵抗の第1の部分との間に直列に接続された第1のトランジスタと、
    前記出力ノードと前記抵抗の第1の部分と異なる第2の部分との間に第1のトランジスタと並列に接続された第2のトランジスタと、
    前記抵抗により生成される電圧であって第1の電圧と第2の電圧の中間電圧を提供する接続ノードを前記半導体領域に電気的に接続する接続手段とを有し、
    第1のトランジスタおよび第2のトランジスタのゲートには、相補的な関係の信号が接続され、第1のトランジスタがオン状態にあり、第2のトランジスタがオフ状態にあるとき、第1の電圧が前記抵抗の第1の部分に供給され、第1のトランジスタがオフ状態にあり、第2のトランジスタがオン状態にあるとき、第1の電圧が前記抵抗の第2の部分に供給され、
    前記接続手段は、第1の中間電圧を提供する第1の接続ノードと前記半導体領域とを接続する第3のトランジスタと、第2の中間電圧を提供する第2の接続ノードと前記半導体領域とを接続する第4のトランジスタとを含み、第3のトランジスタおよび第4のトランジスタのゲートには、前記相補的な信号と同期する関係の選択信号が接続され、第1のトランジスタがオンするとき、第3のトランジスタがオンし、かつ第4のトランジスタがオフされ、第1の接続ノードは、第1の中間電圧として(V1−V2)/2を生成し(V1は、第1の電圧、V2は、第2の電圧)、第2のトランジスタがオンするとき、第3のトランジスタがオフし、かつ第4のトランジスタがオンされ、第2の接続ノードは、第2の中間電圧として(V1−V2)/2を生成する、半導体装置。
  2. 前記抵抗は、不純物がドーピングされたポリシリコン層である、請求項に記載の半導体装置。
  3. 前記ポリシリコン層は、前記中間電圧を生成される位置で前記半導体領域に電気的に接続される、請求項に記載の半導体装置。
  4. 前記ポリシリコン層は、第1の電圧に結合された第1のポリシリコン層と、第2の電圧に結合された第2のポリシリコン層とを含み、前記中間電圧を生成される位置で第1のポリシリコン層および第2のポリシリコン層が前記半導体領域に電気的に接続される、請求項2または3に記載の半導体装置。
  5. 前記半導体領域には、前記中間電圧が印加される領域に高不純物濃度の拡散領域が形成される、請求項1ないし4いずれか1つに記載の半導体装置。
  6. 前記拡散領域は、導電性部材によって前記抵抗の中間電圧を生成される位置に電気的に結合される、請求項1ないし5いずれか1つに記載の半導体装置。
  7. 前記半導体領域は、半導体基板内に形成されたウエル領域である、請求項1ないしいずれか1つに記載の半導体装置。
  8. 第1導電型の第1のウエル領域と、
    第1のウエル領域内に形成された第2の導電型の第2のウエル領域と、
    第2のウエル領域内に形成された第1導電型の第1および第2の拡散領域と、
    第2のウエル領域内に形成され、第1および第2の拡散領域と接合するように第1および第2の拡散領域の間に形成された第2導電型の第3の拡散領域と、
    第1の拡散領域に第1の電圧を印加する第1の導電部材と、
    第2の拡散領域に第2の電圧を印加する第2の導電部材と、
    第1の拡散領域、第2の拡散領域および第3の拡散領域とを電気的に接続する第3の導電部材とを含み、第1および第2の拡散領域は抵抗として機能する、請求項1ないしいずれか1つに記載の半導体装置。
  9. 第3の導電部材は、第1および第2の拡散領域によって形成された第1の電圧と第2の電圧との中間電圧を第3の拡散領域に供給する、請求項に記載の半導体装置。
  10. 請求項1ないしいずれか1つに記載の半導体装置によって構成された分圧回路。
  11. 請求項1ないし10いずれか1つに記載の半導体装置によって構成された分圧回路と、分圧回路の前記抵抗によって分圧されたフィードバック電圧を受け取り、当該フィードバック電圧と基準電圧とを比較し、比較結果に応じた電圧を分圧回路に出力する比較回路とを含む、電圧レギュレータ。
  12. 請求項1ないしいずれか1つに記載の半導体装置、請求項10に記載の分圧回路、または請求項11に記載の電圧レギュレータを含むフラッシュメモリ。
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