JP5828160B2 - 沈澱物除去装置 - Google Patents
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こうした機械駆動方式のものとは別に沈澱物を吸引除去してゆくという吸引方式のものがある。このものは構造的に非常に簡素化して安く提供できるものである。
その交換方式の1つに特許文献1に開示された技術がある。
しかし、この技術によれば、構造的には簡素化されるものの吸引箇所が一点であるため河川増水時などのように沈澱量が異常に多くなった場合には吸引し切れず詰まってしまうおそれがあった。
これらの図において1は沈澱池である処理池で、相対向する左右の側壁2,2とこれらに直交する前後の端壁3,3とを有する矩形の池で、図1および図2の左端方の端壁3上には図示しない多孔などの流入部が設けられ、整流化された汚水が矢印Zのように流入するようになっている。そして、その下流側直近には沈降促進用の傾斜板4…が前後に複数列をなして配備されている。これらで沈澱してくる汚泥(沈澱物)は、底壁5上に溜まり、従来は各種掻寄手段により図1および図2の左端のピット6内に掻き寄せられ落とされるように回収されていた。
尚、図1および図2は、紙面の都合で、沈澱池1を前後中程で寸断して上下に分けて図示してあるが、実際にはそのままの形でつながっているものであり、また、図2における底壁5は、水面7に対し平行な水平面として図示してあるが、実際は図の左方向に連続して僅かに下がり傾斜している。同底壁5は、図2において水平面とされることもある。
このガイドレール10は、図1および図2に示すものにおいて汚水の流入方向に対しその上流側半分である上側図示の部分に一対離間して配備し、残る一対は図1および図2の下側に図示するように下流側半分に対して配備されている。それらのガイドレール10は全て側壁2に直交する方向にその長手方向を向けてある。この実施形態では、上流側の一対のガイドレール10と下流側の一対のガイドレール10とはそれぞれ間隔を同じにしてある。
尚、各集泥スクレーパ18は本体としてそれに仮想線のような高さ調節可能な本スクレーパ19を付して底壁5への近接間隔を調節できるようにしてもよい。
また、第1斜板bと第2斜板cとは図5の右下欄のように分離してその間を汚泥の一部が抜け出るようにしておけば過剰な集泥を避けることができる。
さらに、集泥スクレーパ18は、右下欄のように、下端に凹凸18aを形成して汚泥一部が抜け出ることにより過剰な集泥を避けるようにしてもよい。多雨に伴う過度の沈澱があるときに有効に機能する。
また、集泥スクレーパ18は、右下欄のように、金属あるいは樹脂などによるブラシ状のものにしてもよい。
これにより、沈澱物は窄まった集泥域S内に矢印Aのように寄せ集められながら取り込まれ、その際、図示しない吸泥ポンプが駆動されて排泥管26から集泥管24を通じて吸引口15に吸引力が作用しているため、沈澱物(汚泥)は吸い込まれて集泥管24から排泥管26を通じて池外に排出されてゆく。
図6の実施形態は、同図下欄に示すように沈澱池の現実の沈澱物堆積量が上流側で多く下流側において少なくなるという傾向に対応して、集泥スクレーパ18(前記実施形態での集泥スクレーパとは異なる構成であるが同じ符号を付す:以下同じ)を、堆積量の多い側において短いピッチで折り曲げ状とし少ない側において長いピッチで折り曲げ状とするとともに吸引口15の配列ピッチもそれに合わせて配置したものである。なお、図1の下欄に示すさらに下流側の装置の集泥スクレーパ18については、図6と同じピッチのものとしたり、さらにピッチの長いものにすることがある。それは装置の運転状況による。
図8の実施形態は、前記実施形態のような折り曲げ回数が複数であるのに対し1回の折り曲げによる弓なり状としたものである。両端板付きとして集泥可能にしてある。
図9の実施形態は、1回のくの字折り曲げ状にしてある。吸引口15は複数配してもよい。
図10の実施形態は、例えば、往復運動の往時にのみ吸引できるように集泥スクレーパ18の前面側にのみ対応して吸引口15を配したものである。吸引口15を集泥スクレーパ18の後側に設ければ、復時にのみ吸引するように構成することができる。
図11の実施形態は、台車本体13の上部を前後に傾斜させて滑落面13bとして上面に沈澱物(汚泥)が溜まらないようにしたものである。尚、図の右部に同時図示のように滑落面13bの面をさらに清掃すべく側壁2に支持させたブラシ45を対応装備してもよい。このブラシ45は他方の側壁2にも設けてもよい。また、一方のみにブラシ45を設け、そのブラシ45を前後の滑落面13bを同時に清掃できるものにしてもよい。例えば、ブラシ45を図示よりも左側に長く伸ばしたり長いブラシにする。
また、台車本体13は四角パイプを斜め向きにしてあるので、強度的にも非常に強く軽量なものとなる。
さらに、台車本体13の下向き斜面に集泥スクレーパ18を取り付けてあるので、集泥スクレーパ18は強くしかも台車本体13側も補強されるメリットがある。また、台車本体13の下斜面および集泥スクレーパ18は拡大状になっているので、底壁上で浮遊する沈澱物をも広く寄せ集めて排除する機能もある。
尚、台車本体13は丸パイプにすることがある。
尚、図14の右欄に示すように、ガイドレール10および走行手段16は滑動容易な樹脂製のものにしてもよい。この場合の組み合わせ形状は、三角溝状であったり右欄のような角溝状であったりする。47はブラケットである。
33は進退用スプロケット、34は連結体、35はフォークであり、フォーク35は台車本体13に前後から当って進退させるようになっている。集泥スクレーパ18および補助集泥スクレーパ18´は、輪内に取付板51を備え、止着具52により台車本体13の底面に取付けられるようになっている。
尚、図20のように、立上げ管21と連通管22を省略して台車本体13に統合して、台車本体13上に直接排泥管26を接続してもよい。しかし、図17に示す実施形態のように台車本体13に平行に連通管22を横架し立上げ管21…を介して相互を結合した構造のものの方が強度が高く得られるとともに、強度が高く得られるので、上下2本構造では、逆に台車本体13の直径をより小さいものにすることができるようになる。
また、図21に示すように、台車本体13は、半丸形あるいは半楕円形で底面を閉止した筒型のものにしてもよい。
尚、図17の左側の吸引口15の口径を大きくし右側の吸引口15の口径を小さくしておけば、図6の下段に示すように上流側と下流側とで異なる汚泥量に対応することができる。
また、前記実施形態では集泥スクレーパ18および補助集泥スクレーパ18´は丸輪形をしていたが、図5ないし図10に示すような集泥スクレーパにしてもよい。
また、同沈澱物除去装置は往復駆動の双方で吸引を行うようにしてあるが、例えば、往復の一方においてのみ吸引をしその逆の方向においては吸引をしないようにすることもある。
さらに、ガイドレール10は、一対設けられていたが、例えば、その中間に1本のみモノレール式として設けてもよく、この場合、平行な一対のレールでもってモノレール式を構成してもよい。
さらに、図6のように、沈澱量は上流側において多く下流側では少なくなる傾向にあり、そのことに対応して、集泥スクレーパ18は、図6のように、上流側においてピッチを短くし下流側が長くなるようにしてもよい。
この場合、複数列の台車12は、Mの間隔をもって連結部材75で連結され、同図の仮想線の状態を後退位置から実線の前進位置までストロークLのもとに進退するようになっている。このストロークLは、沈澱物を全て吸引するため、前記装置間隔Mと同じかそれ以上にする。両側のガイドレール10,10は、前記したように池幅中央を通るモノレール式とすることができる。この場合、台車12の左右が上下に振れないようにゲージ輪を付すことができる。また、前記装置は前後4列に台車12を配したものであったが、より多くの列数、例えば、2倍の8列のように配して構成すれば、ストロークは前記実施形態のLの1/2程度の短いもので済むことになる。
また、沈澱物除去装置は、エアーを噴出し可能にして図2の傾斜板4に付着滞留する汚泥を落とすように制御することができる。さらに、装置からは仮想線のように支柱76を介してブラシのような清掃部材77を装備して、進退を利用して沈澱池の上壁底面を清掃するようにしてもよい。
Claims (1)
- 相対向する左右の側壁とこれらに直交する前後の端壁とを有する平面矩形をした沈澱池の底壁上には、前記側壁あるいは端壁に平行なガイドレールの複数本が離間した状態で敷設され、これらのガイドレールには、長手方向両端が閉止された長尺状の筒体であり該筒体内に導入される汚泥と汚水とを吸引力により池外へ排出する排泥管をその上部に連通して備える台車本体がその筒体の中心をガイドレールに直交する方向に向けかつ筒体底面が前記底壁の上方に平行に離れた状態に設置されて、走行手段を介してガイドレールの長手方向に対応する前後の向きに進退駆動されるように構成されるとともに、前記台車本体の底面は、矩形で帯長状の平坦面であるとともに複数個の吸引口を該底面長手方向に間隔を置きかつ該底面の前記前後の方向に対応する幅間中央に配列される状態で有し、前記台車本体の底側には、沈澱した汚泥を前記進退駆動に伴い寄せ集めながら前記各吸引口に誘導する集泥スクレーパを装備し、この集泥スクレーパは、板面を縦向きにした板状のもので形成され進退する際に前方となる開口の横幅が広く奥部に至るに従って狭まり状でその狭まった奥域の上方に前記吸引口全体がそれぞれ対応して臨むようにされた凹状の集泥域を形成するスクレーパ部分が進退する方向である前後のうちの一方の側において隣り合いかつ他方の側においても隣合うような配置をもって台車本体の長手方向に連続して複数設けられている沈澱物除去装置。
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