JP2005028355A - 汚泥などの排出装置 - Google Patents

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Mitsuhiro Fujiwara
充弘 藤原
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Abstract

【課題】 装置の構造全体をより一層簡略化するとともにコストダウンを現実のものとし、さらに装置の施工にも有利になるようにした汚泥などの排出装置を提供すること。
【解決手段】 相対向する側壁とこれらに直交する前後の端壁とを有する沈澱池・曝気槽などの平面矩形をした処理池には、相対向する側壁に沿って平行なガイドレールが敷設され、これら両ガイドレールには、同レールに沿って進退駆動自在な縦走台車が設けられるとともに、両縦走台車間には、同台車とともに移動可能な横架材が水面より上方を通るようにして設けられ、かつ、前記横架材には、池内の汚泥や浮遊スカムなどの被吸引対象を吸い込むポンプが同横架材の長手方向に進退駆動自在でかつ昇降自在に吊持装備されて同ポンプにより吸い込まれる被吸引対象が池外に排出可能に構成されていることを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

発明の詳細な説明
産業上の利用分野
この発明は、汚泥などの排出装置に関する。
沈澱池などの処理池では池底に汚泥や砂などが沈殿するが、これらを池外に排出する装置として各種のものがある。
発明が解決しようとする課題
ところで、こうした汚泥などの排出装置としては、構造的に複雑化し今一つコスト的にも見合わないなどの現状がある。
この発明は前記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、装置の構造全体をより一層簡略化するとともにコストダウンを現実のものとし、さらに装置の施工にも有利になるようにした汚泥などの排出装置を提供することにある。
課題を解決するための手段
前記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、相対向する側壁とこれらに直交する前後の端壁とを有する沈澱池・曝気槽などの平面矩形をした処理池には、相対向する側壁に沿って平行なガイドレールが敷設され、これら両ガイドレールには、同レールに沿って進退駆動自在な縦走台車が設けられるとともに、両縦走台車間には、同台車とともに移動可能な横架材が水面より上方を通るようにして設けられ、かつ、前記横架材には、池内の汚泥や浮遊スカムなどの被吸引対象を吸い込むポンプが同横架材の長手方向に進退駆動自在でかつ昇降自在に吊持装備されて同ポンプにより吸い込まれる被吸引対象が池外に排出可能に構成されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、横架材は、縦走台車間を連結する部材とポンプから吸上げられた被吸引対象が導入され排出のため誘導される樋状のトラフからなる。トラフは樋状の部分を有するものであれば丸あるいは角パイプ状のものでもよい。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のものにおいて、横架材は、縦走台車間を連結するとともにポンプから吸上げられた被吸引対象が導入され排出のため誘導される樋状のトラフを兼ねたものになっている。
以下、図示した実施形態を参照してこの発明を詳細に説明する。
図1ないし図3は、この発明の一実施形態を示すもので、同実施形態は、矩形沈澱池を対象にして汚泥などの排出装置を構成したものである。
沈澱池は、相対向状をなす側壁1…と、これに直交する端壁2…とを備えて略正方形をした矩形をなしており、さらに、その上壁3と図2のように一方向に少し傾斜状をなす底壁4とを備えている。
両側壁1,1に対応する側の上壁にはそれぞれガイドレール5が互いに平行になるように敷設されている。同ガイドレール5は、縦走台車6,6が走行輪7…により進退駆動自在に装備されるとともに、両縦走台車6,6間には、前後の支柱8を介して池上を通るように横架材9が連結梁として横架固定されている。10は縦走用駆動源で、左右の縦走台車6を進退駆動させるためのものである。
前記横架材9は、I型鋼などにより形成されるとともに、その下フランジを介して電動トロリー11が池幅方向に対応して進退走行自在に構成されている。同トロリー11には、電動チェーンブロック12を備えるとともに、同ブロック12により巻き取り・繰り出し自在となるように、リンクチェーンやワイヤーロープ、プレートチェーンなどによる吊り部材13が設けられている。同吊り部材13の下端には、ポンプ14が吊り下げられ、同ポンプ14に下端が接続された可撓性排出路管15は、横架材9に伸縮移動自在に吊り下げられるとともに同管15の端部は池外にガイドレール5と平行に形成した既設あるいは新設などの連通トラフ16に図3のように臨んでいる。
この第1実施形態において、同装置は、図2の左側の仮想線のようにポンプ14を吊り上げた状態で待機することができる。この際、メンテナンスも可能である。この状態から図1および図2の矢印X方向に装置を走行させるとともに、図1の矢印Y方向に電動トロリー11を移行させ、さらに電動チェーンブロック12を駆動してポンプ14を2方向に下降させるようにする。これにより、ポンプ14を池底まで下げた状態に保持することができ、ポンプ14を駆動することで池底に沈殿した汚泥を吸い込むとともにその汚泥を排出路管15を通じて上方へ導き池外の連通トラフ16内へと導くことができる。こうしたものにおいては、ポンプ14を矢印X,Yである平面上のどの位置にも自在に移動することができるし、底壁4が少し傾斜していても電動チェーンブロック12の駆動制御により高さ制御しながら吸い込み駆動可能なものである。
尚、底壁4が傾斜しているような場合には、ガイドレール5をそれに平行なように傾斜させることもできる。連通トラフ16は左右両側に配置してもよい。横架材9は複数本からなってもよい。前記実施形態では汚泥を排出する場合を説明したが、ポンプ14の高さを制御することで、水面上のスカムや水面から10cm前後の上澄水(清澄水)を吸上げるように構成することもできる。汚泥・スカム・上澄水を独自経路で排出できるようにしてもよい。
図4ないし図6は第2実施形態を示す。同実施形態の装置は、横架材9に電動トロリー11や電動チェーンブロック12、吊り部材13やポンプ14などを装備する点は上記と同一であるが、ポンプ14からの汚泥などの被吸引対象を吸上げ排出する方式が異なる。すなわち、20はトラフで、角樋状をした長尺物でなり、同トラフ20は、横架材9に平行な下段にあるように縦走台車6上に横架固定されている。このトラフ20の長手方向中間上にぽ14からの排出路管15の上端出口15aが臨み、トラフ20の一端に備えた排出パイプ21が連通トラフ16上に臨んでいる。トラフ20の長手方向端部は閉止されている。
尚、同トラフ20は、縦走台車6間にわたるようなものになっているが、その半分の長さで自由な先端側が横架材9に連結固定されるようにしてもよい。
また、前記では汚泥を被吸引対象としてトラフ20などを構成したが、前記したと同様にポンプ高さを上げれば、図示のままの装置で例えば、水面の浮遊スカムを吸上げたり上澄水を吸い上げたりすることができ、例えば、2ないし3本のトラフを配し(離間あるいは合体のいずれでもよい)、これら各トラフに、ポンプおよび排出路管などを個別に構成して汚泥・スカム・上澄水を個別に吸い上げ排出するように構成することもできる。そのうち横架材をトラフ機能をもつものとして利用してもよい。
図7ないし9に示す第3実施形態は、横架材をトラフ構造として兼用化したものである。すなわち、縦走台車6,6間には、図8に示すリップ付き溝型鋼(あるいはH形鋼やI形鋼、アングル材、丸や角パイプなど)でなる横架材25が固定横架され、この横架材25が樋形でトラフを兼ねるものとされ、同横架材25の一端の排出パイプ26を池外の連通トラフ27に臨ませてある。そして、横架材25には、横行台車28を備えて横行用駆動源29により駆動される上下の横行輪30により横架材25の長手方向に進退走行自在とし、さらに、同横行台車28からステー31を立ててそれに固定して張り出した横ステー32に電動チェーンブロック33を吊り掛けたものである。同ブロック33には、吊り部材34によりポンプ35が、ポンプ35からの排出路管36の上端は横行台車28を介して前記横架材25内に臨むように構成されている。
尚、図8に仮想線で示すように、ポンプ35の下端には、ローラー37を付けて移動しやすくしかも池底から一定隙間が形成されるようにしてもよい。また、ポンプ35の下部吸い込み口は仮想線のように大きくしかも角形や長円形などにして吸い込み効率をアップするようにしてもよい。これらのことは他の実施形態でも同様にいえることである。前記横架材25あるいはトラフ20は、その排出方向に少し下がるように設定すれば溜まりがなくなる。また、前記1つのトラフをその幅方向に分割して複数の通路となし、これらを汚泥やスカムなどの排出路としてもよい。
発明の効果
この発明は以上のようであるので、装置の構造全体をより一層簡略化するとともにコストダウンを現実のものとし、さらに装置の施工にも有利になるようにした汚泥などの排出装置を提供することができる。
この発明の第1実施形態を示す平面図。 図1のII−II線断面図。 図1のIII−III線断面図。 この発明の第2実施形態を示す平面図。 図4のV−V線断面図。 図4のVI−VI線断面図。 第3実施形態を示す平面図。 図7のVIII−VIII線断面図。 図7のIX−IX線断面図。
符号の説明
1…側壁 2…端壁 3…上壁 4…底壁 5…ガイドレール 6…縦走台車 9,25…横架材 11…電動トロリー 12…電動チェーンブロック 13,34…吊り部材 14,36…ポンプ 15,36…排出路管。

Claims (3)

  1. 相対向する側壁とこれらに直交する前後の端壁とを有する沈澱池・曝気槽などの平面矩形をした処理池には、相対向する側壁に沿って平行なガイドレールが敷設され、これら両ガイドレールには、同レールに沿って進退駆動自在な縦走台車が設けられるとともに、両縦走台車間には、同台車とともに移動可能な横架材が水面より上方を通るようにして設けられ、かつ、前記横架材には、池内の汚泥や浮遊スカムなどの被吸引対象を吸い込むポンプが同横架材の長手方向に進退駆動自在でかつ昇降自在に吊持装備されて同ポンプにより吸い込まれる被吸引対象が池外に排出可能に構成されていることを特徴とする汚泥などの排出装置。
  2. 請求項1記載のものにおいて、横架材は、縦走台車間を連結する部材とポンプから吸上げられた被吸引対象が導入され排出のため誘導される樋状のトラフからなる汚泥などの排出装置。
  3. 請求項1または2記載のものにおいて、横架材は、縦走台車間を連結するとともにポンプから吸上げられた被吸引対象が導入され排出のため誘導される樋状のトラフを兼ねたものになっている汚泥などの排出装置。
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