JP5826557B2 - 感知装置及び感知方法 - Google Patents

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Description

本発明は例えば圧電振動子上の吸着層に感知対象物が吸着されることにより圧電振動子の周波数が変化することを利用して試料液流体中の感知対象物の濃度等の測定を行う感知装置及び感知方法に関する。
試料流体中の感知対象物、例えば血液中あるいは血清中の微量なタンパク質を感知する方法として、水晶センサを備えた感知装置を用いて感知する方法が知られている。
この感知装置に用いられる水晶振動子の電極の上には、抗原抗体反応を利用して抗原を捕捉するための吸着層が形成されている。そしてこの吸着層に抗原を捕捉し、水晶振動子の発振周波数の変化分を抗原の捕捉量、即ち試料液中の感知対象物の濃度として評価するようにしている。このような感知装置には、水晶センサの周波数の安定性を確保するためにアナログコルピッツ発振回路が好適なものとして用いられる。
感知装置に用いられる水晶センサは、同じ周波数の水晶振動子を利用していても、水晶片や電極の形状が異なり、水晶センサの種別ごとのCI値(クリスタルインピーダンス値)が異なる場合がある。
発振回路を液相中において安定に発振させるためには、水晶振動子のCI値に対し、例えば3倍の発振余裕度が求められる。発振回路の等価直列抵抗に対し、水晶振動子のCI値が相対的に低すぎる場合には、発振の初期安定度や周波数ドリフト、温度特性等に弊害をもたらし、CI値が相対的に高すぎる場合には、発振余裕度が低くなり、溶液中、特に粘性の大きい溶液中では発振が不安定になる。
そのためアナログコルピッツ発振回路は、水晶センサの特性に合わせた発振回路を設計する必要があり、水晶センサの種別に応じた専用の発振回路を用意しなければならない。この結果、水晶センサの特性改善や性能向上が行われて、新しい水晶センサが開発される度に、また新たな発振回路を設定する必要が生じていた。
特許文献1においては、水晶振動子のQ値の測定精度を挙げるために電源電圧を調整する構成を記載している。
また、特許文献2においては、発振回路のインバータのサイズを可変な構造とし、外部からの設定によりインバータのサイズを制御し、発振余裕度を確保する技術が記載されている。しかし両文献1、2とも本発明の課題であるCI値の異なる水晶センサを、共通な発振回路で利用可能にする構成については開示されていない。
特開2008−185451 特開2006−287765
本発明はこのような事情の下になされたものであり、CI値が互いに異なる圧電振動子に対して発振回路を共通化できる感知装置及び感知方法を提供することにある。
本発明の感知装置は圧電片に設けられた電極上に試料流体中の感知対象物を吸着する吸着層が形成され、感知対象物の吸着により固有振動数が変わる圧電振動子を有する圧電センサを用い、この圧電振動子の発振周波数に基づいて感知対象物を感知する感知装置において、
互いにCI値の異なる複数種別の圧電振動子に対して共通化された発振回路と、
前記発振回路に駆動用の直流電圧を供給する電圧供給部と、
前記発振回路に接続される圧電振動子の種別情報を取り込むための情報取り込み部と、
前記情報取り込み部で取り込まれた種別情報に基づいて前記駆動用の直流電圧を、前記発振回路の負性抵抗が使用される圧電振動子のCI値に見合う負性抵抗になるように調整する電圧調整部と、
を備えたことを特徴とする。
また本発明の感知装置の前記電圧供給部は、レギュレータであり、
前記電圧調整部は水晶振動子の種別情報とレギュレータを調整するための情報とを対応付けたデータを記憶しているメモリと、
このメモリ内の前記データから、取り込まれた水晶振動子の種別情報に対応する情報を読み出すプログラムと、
を備えたことを特徴としてもよい。
本発明の感知方法は、圧電片に設けられた電極上に試料流体中の感知対象物を吸着する吸着層が形成され、感知対象物の吸着により固有振動数が変わる圧電振動子を有する圧電センサを用い、この圧電振動子の発振周波数に基づいて感知対象物を感知する感知方法において、
前記圧電振動子を発振させる発振回路に駆動用の直流電圧を供給する工程と、
前記発振回路に接続される圧電振動子の種別情報を取り込む工程と、
前記情報取り込み部で取り込まれた種別情報に基づいて前記駆動用の直流電圧を、前記発振回路の負性抵抗が使用される圧電振動子のCI値に見合う負性抵抗になるように調整する工程と、
を備えたことを特徴とする。

本発明によれば感知対象物が圧電振動子に吸着したことによる固有振動数の変化に基づいて感知対象物の濃度測定やその有無の判断を行う装置において、CI値が互いに異なる複数種別の圧電センサ(圧電振動子)に対して、アナログ発振回路駆動用の直流電圧を調整することで、その負性抵抗の適切化を図っている。従ってCI値が互いに異なる圧電振動子に対してアナログ発振回路を共通化することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る感知装置の全体を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る(a)水晶センサ及び水晶センサに用いられる(b)水晶振動子を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る感知装置の全体の回路を説明するための平面図である。 本発明の感知装置の発振回路と電源供給部の回路を説明するための平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る感知装置の全体の回路を説明するための平面図である。 本発明の他の実施の形態に係る圧電センサの全体の構成を示す縦断側面図である。
[第1の実施の形態]
圧電センサを用いた感知装置としては、試料液を溜める方式、通流させる方式など種々のものがあるが、この実施の形態では試料液を溜めて計測を行う感知装置について説明する。図1に示すように、感知装置は感知対象物を含む試料溶液が供給される圧電センサの一つである水晶センサ1とこの水晶センサ1が着脱自在に接続される発振回路ユニット2と、この発振回路ユニット2に接続される本体機3と、この本体機3に接続され、周波数測定部30におけるパラメータの設定及び、周波数情報を表示する役割を果たすパーソナルコンピュータからなるユーザーインターフェイス4と、を備えている。
図2(a)には水晶センサ1の外見が示され同図(b)には水晶センサ1内の水晶振動子の配線が示されている。水晶センサ1は配線基板であるプリント基板60の上にゴムシート61を重ね、このゴムシート61上に圧電振動子に相当する水晶振動子62を設け、その上から上蓋ケース63を装着することによって構成されている。水晶振動子62は、例えば円形の水晶板71の両面に励振用の電極72(図2(b)では裏面側の72は見えない)が設けられ、これら電極72は夫々プリント基板60上のプリント配線66,67に導電性接着剤等によって電気的に接続されている。一方電極72の表面側には、感知対象物を吸着するための吸着層73が形成されている。この吸着層73は例えば感知対象物である試料溶液中の抗原を抗原抗体反応で捕捉するための抗体から構成される。また上蓋ケース63には試料溶液の注入口64と、観察口65とが形成されている。
この水晶センサ1は既述のように発振回路ユニット2に対してプリント基板60を抜脱することにより着脱できるように構成されており、この水晶センサ1を差し込むと水晶振動子62がプリント配線66,67を介して発振回路ユニット2の発振回路20に電気的に接続される。水晶センサ1の使用については、感知対象物を含む試料溶液を注入口64から水晶センサ1内に注入すると試料溶液中に感知対象物が含まれる場合には、吸着層73が感知対象物と選択的に反応し、質量負荷効果により、水晶振動子1の発振周波数が変化する。
発振ユニット2は図3に示すようにアナログコルピッツ発振回路からなる発振回路20と複数種別の水晶センサ1に対して共通化され各水晶センサ1の水晶振動子62を発振回路20に接続するための前段側の接続端子21と、発振回路20を後述の本体機3の周波数測定部30にケーブル23を介して接続するための後段側の接続端子22と、発振回路20に駆動用の直流電圧を供給する電圧供給部に相当するレギュレータ5を備えている。
発振回路(アナログコルピッツ発信回路)20は、図4に示すように増幅部をなすトランジスタ24及び分割コンデンサC1,C2などを含み電圧供給部であるレギュレータ5から駆動用の直流電圧がトランジスタ24に供給される。25は発振回路20の発振周波数を制御するための制御電圧を供給する端子部、26はバッファアンプである。水晶振動子62は水晶センサ1を本体機2の端子部21に接続することにより、発振回路の一部として機能する。
レギュレータ5は図4に示すようにレギュレータ用IC(集積回路)を有し、IC50の出力端と接地との間に設けられた電圧調整用の可変抵抗部分として、互いに抵抗値が異なる例えば3つの抵抗R1〜R3とこれら抵抗R1〜R3を切り替え選択できるスイッチ部51とが設けられている。このスイッチ部51は本体機3からの制御信号により切り替えられて、その制御信号に対応する抵抗が選択されることとなる。
図3に戻って本体機3は、発振回路20に接続端子22及びケーブル23を介して接続された周波数測定部30と、この周波数測定部30で測定された周波数についてデータ処理を行う機能、及び発振回路ユニット2のレギュレータ5に対して電圧調整用の制御信号を供給する機能などを有する制御部40と、を備えている。周波数測定部30としては周波数カウンタを用いてもよいが、本件出願人が既に提案している特開2006−258787に記載されている回転ベクトルを利用したディジタル処理技術を用いて周波数を測定するようにしてもよい。
制御部40はコンピュータからなる。図中の46はバスであり、バス46には各種演算を行うCPU42、種別情報に応じたレギュレータ5の電圧の設定値を記憶しておくメモリ44及び、プログラム43が接続されている。このプログラム43は、パーソナルコンピュータからなるユーザーインターフェイス4により入力された水晶センサ(水晶振動子)の種別情報に応じて、電圧の設定値を読み出しレギュレータ5の出力電圧を設定するためのステップ群を備えている。なおプログラム43はプログラム格納部に格納されているが図3には図示しない。
メモリ44は周波数測定部30にて測定された発振周波数の時系列データが記憶されるエリアと、水晶センサの種別情報と発振回路20の駆動電圧(電源電圧)とを対応付けた電圧データと、が記憶されるエリアとを有している。電圧データについて述べる前に、ユーザーインターフェイス4について記載しておくと、ユーザーインターフェイス4は本体機3のメモリ44内に記憶されている周波数のデータを表示部41に表示させる機能、及び水晶センサの種別情報をメモリ44に入力する入力部などを備えている。
次に前記電圧データに関して述べる。感知装置に用いる水晶センサは、同じ周波数でも、その用途によって水晶振動子の電極のサイズが異なるため、CI値が異なる。
前述のように液相中で発振を行う場合、発振回路20の負性抵抗は、水晶振動子のCI値の3倍の負性抵抗を持つ回路が推奨されるため、例えば純水中のCI値が150Ω、及び450Ωの水晶センサを用いて発振させる場合、夫々450Ω、1350Ωの負性抵抗を持つ発振回路を準備することが好ましい。
ここで本発明者はアナログコルピッツ発振回路の駆動電力を調整することにより負性抵抗を変えることができることを見出した。このため感知装置に用いられる水晶センサ1の種別ごとにその水晶センサ1のCI値(液相中の水晶振動子のCI値)に見合う適切な負性抵抗が得られる駆動電圧値を予め把握しておき、水晶センサの種別と駆動電圧値を設定するための駆動電圧情報とを対応付けたデータ(電圧データ)をメモリ44に書き込んでおく。この実施の形態では水晶センサ1が3種類あるものとして説明を進めており、レギュレータ5の出力電圧の調整はスイッチ部51により、抵抗R1〜R3のいずれかを選択することにより行われる。即ち駆動電圧情報は3種類の水晶センサ1に対応する適切な電圧値が得られるように、夫々抵抗R1〜R3を選択するためのスイッチ部51の開閉状態を表す切り替え信号を出力するためのデータに相当する。従って制御部40のCPU42がメモリ44から切り替え信号をスイッチ部51に出力することにより、対応する駆動電圧により発振回路20が駆動されることになる。制御部40のプログラム43は、駆動電圧設定のための一連の動作を行うためのステップ群を備えている。この実施の形態では、プログラム43、メモリ44、スイッチ部51及び抵抗R1〜R3は発振装置20に供給される駆動用の直流電圧を調整する電圧調整部に相当し、抵抗R1〜R3は電圧供給部の一部を兼用しているということができる。
次に本実施の形態の作用について説明する。今、図3に示す例えば液相におけるCI値が200Ωの水晶センサ1(10)を用いて、感知対象物の感知を行うものとすると、まずオペレータがユーザーインターフェイス4により水晶センサ10の種別情報を入力する。制御部40のCPU42は入力された種別情報に基づいて、メモリ44の電圧データから駆動電圧情報を読み出し、スイッチ部51を介してレギュレータ5の電圧調整用の抵抗(例えばR1)を選択する。これによりレギュレータ5は、発振回路20に供給される電源電圧(駆動電圧)の電圧値を水晶センサ10に対して予め決めておいた値に設定し、負性抵抗を水晶センサ10の水晶振動子の液層のCI値の3倍に近い値に調整する。この結果、発振回路の発振余裕度は水晶センサ10のCI値の3倍付近になるため、安定した発振ができる。
この状態で行われる測定の一例について述べておく。先ず水晶センサ10に参照水、例えば純水を注入し、発振回路20の周波数が安定した後、試料液を加え、純水の場合の周波数と試料を加えたときの周波数との差を求めて、予め作成した検量線に基づいて試料中の感知対象物の有無、あるいは濃度を求める。この作業はユーザーインターフェイス4により周波数検出部にて検出された周波数をリアルタイムでグラフとして表示させるようにしてもよいし、あるいは本体機3のメモリ44内に格納された周波数の時系列データを後から読み出してもよい。
次に同じ周波数であって液相におけるCI値が異なる水晶センサに変換する場合には、同様に水晶センサの種別をユーザーインターフェイス4により、種別情報を入力することにより、レギュレータ5の電圧調整用の抵抗が例えばR2に切り替えられ、水晶センサに見合う駆動電圧に調整される。
上述のように、本実施の形態の感知装置では、感知対象物が圧力振動子に吸着したことによる固有振動数の変化に基づいて感知対象物の濃度測定やその有無の判断を行う装置において、CI値が互いに異なる複数種別の圧電センサ(圧電振動子)に対して、アナログ発振回路20の駆動用の直流電圧を調整することでその負性抵抗の適切化を図っている。従ってCI値が互いに異なる圧電振動子に対してアナログ発振回路20を共通化することができる。
[第2の実施の形態]
また本発明は電圧供給部としてスイッチングレギュレータを用いてもよい。この場合にはスイッチングレギュレータに用いられるスイッチング素子のオン、オフのデューティー比とスイッチングレギュレータの出力電圧(発振装置20への供給電圧)とが対応するので、メモリ44内の電圧データは、水晶センサ1の種別情報と前記デューティー比を設定するためのデータとが対応したものとなる。スイッチングレギュレータは出力電圧を連続的に変えることができることから、新たな種別の水晶センサを追加して使用する場合にもメモリ44内にその種別と当該水晶センサに対応する駆動電圧に相当するデューティー比のデータとを書き込むことにより対応できる。
[第3の実施の形態]
また第3の実施の形態は、使用する水晶センサ1の種別情報を、ユーザーインターフェイス4からオペレータが入力することに代えて、図5に示すように水晶センサ10を発振回路ユニット2に接続したときに、水晶センサ10から発振回路ユニット2を介して制御部40に入力するように構成している。水晶センサ10のプリント基板60には種別情報が書き込まれたメモリを有するICチップ1aが設けられると共に、プリント基板60にはこのICチップ1aから信号路が伸びている。そして当該信号路の端部には、水晶センサ10を発振回路ユニット2に差し込んだときに発振回路ユニット2側の専用の端子部28に接続される端子部27を設けている。また発振回路ユニット2と本体機3とを接続するケーブル23内には水晶センサ10の前記ICチップ1a内のデータを制御部40に送るための信号路が設けられている。従って水晶センサ10を発振回路ユニット2に接続したときにICチップ1aから当該水晶センサ10の種別情報が制御部40に送られ、制御部40はこの種別情報に対応する発振回路20の駆動電圧に対応するデータを読み出してレギュレータ5などの電圧供給部に制御信号を送ることになる。
以上において本発明は、例えば第1の実施の形態におけるスイッチ部51の切り替え用の作動部を発振回路ユニット2に設け、オペレータがこの作動部により使用する水晶センサの種別に応じた抵抗(R1〜R3のいずれか)を選択するようにしてもよい。この場合には当該作動部が水晶センサの種別情報の読み込み部に相当する。
また本発明の感知装置は試料液を溜めるタイプの圧電センサを用いた感知装置に限らず、試料液を流すフロータイプの圧電センサを用いた感知装置でもよい。図6にこのような感知装置が示されている。
図6中、100は上部材、101は下部材、102はプリント基板、103は水晶振動子、105は水晶片、106、107は電極、108は押圧部材、109は給液ポート、110は排液ポートである。上部材100は下部材101に対して分離可能に構成され、水晶振動子103を交換できるようになっている。このフロータイプの測定ユニットでは、試料液は給液ポート109から水晶振動子103の表面側の空間を介して排液ポート110側に流れ、参照液あるいは試料液を通流させながら水晶振動子103の発振周波数を測定する。この種の感知装置においては、例えば感知対象物の種類や測定濃度範囲などに応じて水晶振動子103の表面側の通液空間の高さを変え、その高さに応じて水晶振動子103の電極106、107のサイズや形状を変えることがあり、本発明ではその場合においても発振回路を共通化できることから有効な技術である。
また1枚の水晶片に励振電極を2対設け、一方の対においては電極上に感知対象物を吸着する吸着層を設けると共に、他方の対に置いては吸着層を設けない構成とし、これら2対の発振周波数を夫々測定してその周波数を感知対象物の濃度として評価するシステムが知られている。他方の電極の対に対応する水晶振動領域は、温度変化により固有振動数が変わるが、感知対象物の存在によっては固有振動数が変わらない。このため両電極対に対応する水晶振動領域の周波数差に応じた値を評価することにより温度変化に基づく測定誤差が少なくなる。このような水晶振動子を用いる場合にも本発明を適用することができる。
1 水晶センサ
2 発振回路ユニット
20 発振回路
3 本体機
30 周波数測定部
4 ユーザーインターフェイス
40 制御部
5 レギュレータ

Claims (3)

  1. 圧電片に設けられた電極上に試料流体中の感知対象物を吸着する吸着層が形成され、感知対象物の吸着により固有振動数が変わる圧電振動子を有する圧電センサを用い、この圧電振動子の発振周波数に基づいて感知対象物を感知する感知装置において、
    互いにCI値の異なる複数種別の圧電振動子に対して共通化された発振回路と、
    前記発振回路に駆動用の直流電圧を供給する電圧供給部と、
    前記発振回路に接続される圧電振動子の種別情報を取り込むための情報取り込み部と、
    前記情報取り込み部で取り込まれた種別情報に基づいて前記駆動用の直流電圧を、前記発振回路の負性抵抗が使用される圧電振動子のCI値に見合う負性抵抗になるように調整する電圧調整部と、
    を備えたことを特徴とする感知装置。
  2. 前記電圧供給部は、レギュレータであり、
    前記電圧調整部は水晶振動子の種別情報とレギュレータを調整するための情報とを対応付けたデータを記憶しているメモリと、
    このメモリ内の前記データから、取り込まれた水晶振動子の種別情報に対応する情報を読み出すプログラムと、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の感知装置。
  3. 圧電片に設けられた電極上に試料流体中の感知対象物を吸着する吸着層が形成され、感知対象物の吸着により固有振動数が変わる圧電振動子を有する圧電センサを用い、この圧電振動子の発振周波数に基づいて感知対象物を感知する感知方法において、
    前記圧電振動子を発振させる発振回路に駆動用の直流電圧を供給する工程と、
    前記発振回路に接続される圧電振動子の種別情報を取り込む工程と、
    前記情報取り込み部で取り込まれた種別情報に基づいて前記駆動用の直流電圧を、前記発振回路の負性抵抗が使用される圧電振動子のCI値に見合う負性抵抗になるように調整する工程と、
    を備えたことを特徴とする感知方法。
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