JP5824942B2 - ディザマトリクス作成装置及びディザマトリクス作成プログラム - Google Patents

ディザマトリクス作成装置及びディザマトリクス作成プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ディザマトリクスを作成するための技術に関する。
従来、ハーフトーン処理の手法として、誤差拡散法やディザ法などが知られている。ハーフトーン処理の対象となる入力画像が同一であっても、ハーフトーン処理の手法が異なると、生成される出力画像のパターンは異なる。このため、誤差拡散法及びディザ法に基づく二値化処理を実行可能な画像処理装置において、誤差拡散法により実現される色とディザ法により実現される色とを実質的に一致させるための技術が提案されている(特許文献1参照)。この技術では、誤差拡散法により実現される画像の色合いに合わせるように、ディザ法で用いられるディザマトリクスのしきい値を決定することで、ディザ法により実現される出力画像を、誤差拡散法により実現される出力画像に近づけるようにしている。
特開2000−99716号公報
しかしながら、前述した特許文献1に記載の技術は、二値化処理(出力値が二値であること)を前提としており、三値以上の出力値に変換するハーフトーン処理については考慮されていなかった。
本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、三値以上の出力値に変換するハーフトーン処理として、誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した場合と、ディザ法のハーフトーン処理を実行した場合とで、出力画像の画質を近づけるための技術を提供することを目的としている。
本明細書は上記目的を達成する構成を開示する。第1の構成は、入力画像に対して、誤差拡散法のハーフトーン処理と、ディザ法のハーフトーン処理と、を実行可能な画像処理装置のためのディザマトリクスを作成するディザマトリクス作成装置であって、前記ディザ法に用いられる前記ディザマトリクスのしきい値を調整する調整手段を備える。前記誤差拡散法は、前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値をN+1階調(Nは2以上の整数)の出力値に変換する処理法であって、前記N+1階調の出力値は、表現する濃度の異なるN種類のドットD1〜DNの形成及びドットの非形成からなるN+1種類のドットの形成態様に対応し、前記ドットD1〜DNは、表現する濃度がDJ>DJ-1の関係(Jは2以上N以下の整数)にあり、前記ドットの形成態様に対応する相対濃度値を入力濃度値から減算して得られる誤差値が、未処理の画素へ反映される処理法である。前記ディザ法は、前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値を、前記ディザマトリクスに配置されたしきい値のうち、その注目画素に対応するN個のしきい値DT1〜DTNに基づいて、N+1階調の出力値に変換する処理法であって、前記しきい値DT1〜DTNは、DTJ≧DTJ-1の関係にあり、入力濃度値が前記しきい値DTN以上である場合に、入力濃度値を前記ドットDNの形成に対応する出力値に変換し、入力濃度値が前記しきい値DTJ未満であって前記しきい値DTJ-1以上である場合に、入力濃度値を前記ドットDJ-1の形成に対応する出力値に変換し、入力濃度値が前記しきい値DT1未満である場合に、入力濃度値をドットの非形成に対応する出力値に変換する処理法である。前記調整手段は、前記入力画像に対して前記ディザ法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像を、同一の前記入力画像に対して前記誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像に近づけるように、前記しきい値DTK(Kは1以上N以下の整数)を調整する。この構成によれば、誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した場合と、ディザ法のハーフトーン処理を実行した場合とで、出力画像の画質を近づけることができる。なお、誤差拡散法では、処理済みの画素で発生した誤差値が反映される形で入力濃度値が補正され得るが、このように補正された入力濃度値(補正濃度値)も、第1の構成でいう入力濃度値に該当する。この点は、以下に説明する他の構成(例えば第6の構成や第10の構成)においても同様である。
第2の構成は、第1の構成のディザマトリクス作成装置であって、前記調整手段は、前記誤差拡散法で用いられる前記ドットDKの形成に対応する前記相対濃度値に基づいて、前記しきい値DTKを調整する。この構成によれば、誤差拡散法の出力画像の特性を、ディザ法へ容易に反映させることができる。
第3の構成は、第1又は第2の構成のディザマトリクス作成装置であって、前記調整手段は、前記ディザマトリクスに配置された前記しきい値DTJ-1のうち、前記しきい値DTJの最小値よりも低い値の前記しきい値DTJ-1の増加割合を、入力濃度値の増加に伴い前記ドットDJ-1が一定の割合で増加するように調整し、前記増加割合は、前記しきい値DTJ-1の増加割合が前記しきい値DTJ-1の最大値まで一定であると仮定した場合に、前記しきい値DTJ-1の最大値が、前記誤差拡散法で用いられる前記ドットDJ-1の形成に対応する前記相対濃度値となる値に調整される。この構成によれば、ディザ法の出力画像を、誤差拡散法で用いられるドットの相対濃度値に応じた濃度に調整することができる。
第4の構成は、第1〜第3の構成のいずれか1つのディザマトリクス作成装置であって、前記調整手段は、入力濃度値が一定の複数の画素で構成された基準画像に対して、前記誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した出力画像における前記ドットDKの使用率に基づいて、前記しきい値DTKを調整する。この構成によれば、ディザ法の出力画像に用いられる各ドットの使用率を、誤差拡散法の出力画像に近づけることができる。
第5の構成は、第4の構成のディザマトリクス作成装置であって、前記調整手段は、前記基準画像を構成する画素の入力濃度値のうち、前記誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した出力画像において前記ドットDKが1つ以上形成される最小の入力濃度値に基づいて、前記しきい値DTKの最小値を調整する。この構成によれば、ディザ法の出力画像において各ドットが使用される範囲を、誤差拡散法の出力画像に近づけることができる。
第6の構成は、第1〜第3の構成のいずれか1つのディザマトリクス作成装置であって、前記誤差拡散法は、前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値を、N個のしきい値ET1〜ETNに基づいてN+1階調の出力値に変換する処理法であって、前記しきい値ET1〜ETNは、ETJ≧ETJ-1の関係にあり、前記入力画像を構成する画素ごとに変動する変動値を前記しきい値ET1〜ETNに加算して補正しきい値CT1〜CTNを算出し、入力濃度値が前記補正しきい値CTN以上である場合に、入力濃度値を前記ドットDNの形成に対応する出力値に変換し、入力濃度値が前記補正しきい値CTJ未満であって前記補正しきい値CTJ-1以上である場合に、入力濃度値を前記ドットDJ-1の形成に対応する出力値に変換し、入力濃度値が前記補正しきい値CT1未満である場合に、入力濃度値をドットの非形成に対応する出力値に変換する処理法であり、前記調整手段は、前記しきい値DTKの最小値を、前記しきい値ETKに前記変動値の変動率を乗じた値に調整する。この構成によれば、誤差拡散法で用いられるしきい値及び変動値に基づき、ディザ法で用いられるしきい値の最小値を簡易的に算出することができる。
第7の構成は、第1の構成のディザマトリクス作成装置であって、前記誤差拡散法は、各入力濃度値と前記N種類のドットD1〜DNの各使用率とのあらかじめ設定された関係に従い実行されるものであり、前記調整手段は、入力濃度値が一定の複数の画素で構成された基準画像に対して、前記ディザ法のハーフトーン処理を実行した出力画像に基づく各入力濃度値と前記ドットDKの使用率との関係を、前記誤差拡散法で設定されている前記関係に近づけるように、前記しきい値DTKを調整し、前記誤差拡散法で設定されている前記関係において、入力濃度値の増加に伴い、前記N種類のドットD1〜DNの各使用率の合計値が減少する部分が存在する場合には、前記合計値が減少する部分が存在しないように補正した関係に近づけるように、前記しきい値DTKを調整する。この構成によれば、ディザ法の出力画像に用いられる各ドットの使用率を、誤差拡散法の出力画像に近づけることができる。
第8の構成は、第1〜第7の構成のいずれか1つのディザマトリクス作成装置であって、前記誤差拡散法は、あらかじめ設定されたしきい値マトリクスを用いるものであり、前記調整手段は、前記しきい値DTKを調整した後に、前記しきい値マトリクスの値を加算する。この構成によれば、誤差拡散法においてしきい値マトリクスを用いることによる出力画像の特性を、ディザ法の出力画像においても得られるようにすることができる。
第9の構成は、第1〜第8の構成のいずれか1つのディザマトリクス作成装置であって、前記調整手段は、あらかじめ設定された基本ディザマトリクスのしきい値を、各しきい値の大小関係が逆転しない範囲で調整することにより前記しきい値DTKを調整し、前記基本ディザマトリクスは、N個のしきい値DT1〜DTNに共通である。この構成によれば、N個のしきい値DT1〜DTNを、各しきい値の大小関係を保ちつつ調整することができる。
第10の構成は、入力画像に対して、誤差拡散法のハーフトーン処理と、ディザ法のハーフトーン処理と、を実行可能な画像処理装置のためのディザマトリクスの作成に用いられるディザマトリクス作成プログラムであって、前記ディザ法に用いられる前記ディザマトリクスのしきい値を調整する調整手段としてコンピュータを機能させ、前記誤差拡散法は、前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値をN+1階調(Nは2以上の整数)の出力値に変換する処理法であって、前記N+1階調の出力値は、表現する濃度の異なるN種類のドットD1〜DNの形成及びドットの非形成からなるN+1種類のドットの形成態様に対応し、前記ドットD1〜DNは、表現する濃度がDJ>DJ-1の関係(Jは2以上N以下の整数)にあり、前記ドットの形成態様に対応する相対濃度値を入力濃度値から減算して得られる誤差値が、未処理の画素へ反映される処理法であり、前記ディザ法は、前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値を、前記ディザマトリクスに配置されたしきい値のうち、その注目画素に対応するN個のしきい値DT1〜DTNに基づいて、N+1階調の出力値に変換する処理法であって、前記しきい値DT1〜DTNは、DTJ≧DTJ-1の関係にあり、入力濃度値が前記しきい値DTN以上である場合に、入力濃度値を前記ドットDNの形成に対応する出力値に変換し、入力濃度値が前記しきい値DTJ未満であって前記しきい値DTJ-1以上である場合に、入力濃度値を前記ドットDJ-1の形成に対応する出力値に変換し、入力濃度値が前記しきい値DT1未満である場合に、入力濃度値をドットの非形成に対応する出力値に変換する処理法であり、前記調整手段は、前記入力画像に対して前記ディザ法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像を、同一の前記入力画像に対して前記誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像に近づけるように、前記しきい値DTK(Kは1以上N以下の整数)を調整する。この構成のディザマトリクス作成プログラムによれば、第1の構成のディザマトリクス作成装置としてコンピュータを機能させることができ、これにより前述した効果を得ることができる。
印刷システムの構成を示すブロック図である。 (A)は、誤差拡散法のパラメータであり、(B)は、第1実施形態のディザ調整用のパラメータであり、(C)は、第2実施形態のディザ調整用のパラメータである。 基本ディザマトリクスの一例を示す図である。 (A)は、基本ディザマトリクスのしきい値と調整処理後のしきい値との関係を示すグラフであり、(B)は、その関係を示す表の一部である。 ディザ法のハーフトーン処理のフローチャートである。 (A)は、各入力濃度値と各ドットサイズの使用率との関係の一例を示すグラフであり、(B)は、(A)に示す各ドットサイズの使用率に基づいて算出したディザマトリクスのしきい値の累積構成比を示すグラフである。 (A)は、各入力濃度値と各ドットサイズの使用率との関係の別例を示すグラフであり、(B)は、(A)に示す各ドットサイズの使用率に基づいて算出したディザマトリクスのしきい値の累積構成比を示すグラフである。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.全体構成]
図1は、パーソナルコンピュータ1とプリンタ2とがデータ通信可能に構成された印刷システムの構成を示すブロック図である。
パーソナルコンピュータ1は、汎用の情報処理装置であり、制御部11、記憶部12、通信部13、操作部14及び表示部15を備える。
制御部11は、パーソナルコンピュータ1の各部を統括制御するものであり、CPU111、ROM112及びRAM113を備える。記憶部12は、記憶データの書換えが可能な不揮発性の記憶装置であり、例えばハードディスク装置が用いられる。そして、記憶部12には、オペレーティングシステム(OS)121、グラフィックツール等のアプリケーションプログラム122、パーソナルコンピュータ1からプリンタ2を利用可能とするためのソフトウェア(プログラム)であるプリンタドライバ123などがインストールされている。通信部13は、プリンタ2との間でデータ通信を行うためのインタフェースである。操作部14は、ユーザからの外部操作による指令を入力するための入力装置であり、例えばキーボードやポインティングデバイス(マウスやタッチパッド等)が用いられる。表示部15は、各種情報をユーザが視認可能な画像として表示するための出力装置であり、例えば液晶ディスプレイが用いられる。
一方、プリンタ2は、インクジェット方式の記録装置であり、制御部21、記憶部22、通信部23、操作部24、表示部25及び印刷実行部26を備える。
制御部21は、プリンタ2の各部を統括制御するものであり、CPU211、ROM212及びRAM213を備える。記憶部22は、記憶データの書換えが可能な不揮発性の記憶装置であり、例えばフラッシュメモリが用いられる。通信部23は、パーソナルコンピュータ1などの外部装置との間でデータ通信を行うためのインタフェースである。操作部24は、ユーザからの外部操作による指令を入力するための入力装置であり、各種操作ボタンを備える。表示部25は、各種情報をユーザが視認可能な画像として表示するための出力装置であり、小型の液晶ディスプレイが用いられる。
印刷実行部26は、記録媒体としての用紙の搬送方向と直交する方向へ往復移動可能な記録ヘッド27を備える。記録ヘッド27の下面(用紙との対向面)には、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するためのノズルが形成され、記録ヘッド27の往復動作中にインク滴が吐出されることにより、用紙にドットが形成される。記録ヘッド27は、インク滴の吐出量を調整することで、サイズの異なる3種類のドットを形成可能であり、大ドット、中ドット、小ドット及びドット無しの4種類のドットの形成態様(4階調の濃度)を表現可能である。このため、印刷実行部26は、画像を構成する画素ごとのCMYK各色のドットの形成態様を示す印刷データ(4階調で表現された画像データ)に従って記録ヘッド27の駆動を制御し、印刷データの示すCMYK各色のドットを形成するための各色のインク滴を吐出させる。
[1−2.処理]
次に、本実施形態の印刷システムで実行される処理について説明する。パーソナルコンピュータ1では、実行中のアプリケーションプログラム122において印刷開始操作が行われることによりプリンタドライバ123が起動する。プリンタドライバ123が起動すると、パーソナルコンピュータ1の制御部11は、印刷対象の画像を表す256階調のRGB値で表現された画像データを、256階調のCMYK値で表現された画像データに変換する色変換処理を行う。さらに、色変換処理後の画像データを、4階調のCMYK値で表現された画像データ(印刷データ)に変換するハーフトーン処理を実行し、印刷データをプリンタ2へ供給する。その結果、プリンタ2は、パーソナルコンピュータ1から供給された印刷データの表す画像を印刷実行部26で印刷する。なお、パーソナルコンピュータ1では、演算処理の便宜上、256階調(0〜255の値)の4倍の1024階調(0〜1023の値)で表現された入力画像に対してハーフトーン処理を行い、4階調の出力画像へ変換する。
パーソナルコンピュータ1は、ハーフトーン処理として、誤差拡散法のハーフトーン処理及びディザ法のハーフトーン処理を実行可能に構成されている。ここで、第1実施形態のパーソナルコンピュータ1が実行する誤差拡散法及びディザ法について説明する。
第1実施形態のパーソナルコンピュータ1が実行する誤差拡散法は、入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の1024階調の入力濃度値を4階調の出力値に変換し、出力値(ドットの形成態様)に対応する相対濃度値を入力濃度値(補正濃度値)から減算して得られる誤差値が、未処理の画素へ反映される処理法(多値誤差拡散法)である。
具体的には、入力画像を構成する画素のうちの1つが、注目画素(処理対象の画素)として順に選択される。そして、注目画素の画素値(入力濃度値)が取得され、誤差バッファに登録されているその注目画素についての登録誤差値が入力濃度値に加算されて、補正濃度値が算出される。誤差バッファとは、画素ごとに登録誤差値を登録するためのバッファであり、注目画素の処理によって生じた誤差値(補正濃度値から相対濃度値を減算した値)が、その注目画素の周辺に位置する未処理の複数の画素に所定の割合で分散されて、各画素の登録誤差値として登録される。ここで、既に登録誤差値が登録されている場合には、その登録誤差値に加算される形で登録される。つまり、ある画素を注目画素として処理する段階では、その注目画素よりも前に処理された複数の周辺画素のそれぞれで生じた誤差値を所定の割合で積算した値が、その注目画素についての登録誤差値として登録された状態となっている。
続いて、このようにして算出された補正濃度値が、あらかじめ決められているしきい値との比較に基づいて量子化され、注目画素の出力値が決定される。本実施形態のように出力値が4階調の値(大ドット、中ドット、小ドット及びドット無し)である場合には、3つのしきい値ETS,ETM,ETL(ETS≧ETM≧ETL)が用いられる。具体的には、補正濃度値がしきい値ETL以上である場合に大ドットの形成に対応する出力値に変換され、しきい値ETL未満であってしきい値ETM以上である場合に中ドットの形成に対応する出力値に変換され、しきい値ETM未満であってしきい値ETS以上である場合に小ドットの形成に対応する出力値に変換され、しきい値ETS未満である場合にドットの非形成に対応する出力値に変換される。そして、出力値に対応する相対濃度値が補正濃度値から減算されることにより、注目画素の誤差値が算出される。本実施形態では、図2(A)に示すように、しきい値ETSが0、しきい値ETMが238、しきい値ETLが506に設定されている。また、小ドットの形成に対応する相対濃度値VSが238、中ドットの形成に対応する相対濃度値VMが506、大ドットの形成に対応する相対濃度値VLが1023に設定されている。
こうして算出された誤差値は、前述のとおり未処理の周辺画素へ所定の割合で分散され、誤差バッファにおいて各周辺画素についての登録誤差値として登録(既に登録されている値に加算)される。以上のような処理が、処理対象の画像を構成するすべての画素について行われることにより、4階調の出力画像データが生成される。
なお、誤差拡散法としては、周辺画素へ誤差を分散(拡散)する分散法(拡散法)と、周辺画素から誤差を収集する収集法とが知られている。ここでは分散法を用いた例について説明したが、収集法を用いてもよい。
一方、第1実施形態のパーソナルコンピュータ1が実行するディザ法は、入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の1024階調の入力濃度値を、ディザマトリクスに配置されたしきい値のうち、その注目画素に対応する3つのしきい値DTS,DTM,DTL(DTS≧DTM≧DTL)に基づいて、4階調の出力値に変換する処理法(多値ディザ法)である。つまり、ディザマトリクスには、入力画像に対して画素単位で対応する位置ごとに、3つのしきい値DTS,DTM,DTLが設定されている。そして、入力濃度値がしきい値DTL以上である場合に、入力濃度値を大ドットの形成に対応する出力値に変換する。また、入力濃度値がしきい値DTL未満であってしきい値DTM以上である場合に、入力濃度値を中ドットの形成に対応する出力値に変換する。また、入力濃度値がしきい値DTM未満であってしきい値DTS以上である場合に、入力濃度値を小ドットの形成に対応する出力値に変換する。また、入力濃度値がしきい値DTS未満である場合に、入力濃度値をドットの非形成に対応する出力値に変換する。
パーソナルコンピュータ1は、このような誤差拡散法及びディザ法のハーフトーン処理を、例えばユーザによる設定に基づいて、選択的に実行することができる。ただし、誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した場合と、ディザ法のハーフトーン処理を実行した場合とでは、出力画像の画質が異なるのが通常である。
そこで、パーソナルコンピュータ1は、入力画像に対してディザ法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像を、同一の入力画像に対して誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像に近づけるように、ディザマトリクスの3つのしきい値DTS,DTM,DTLを調整する調整処理を行う。
[1−3.調整処理]
以下、パーソナルコンピュータ1の制御部11が実行する調整処理(調整方法)について説明する。
制御部11は、あらかじめ用意されている基本ディザマトリクスのしきい値を増減調整することにより、ディザ法で用いられる3つのしきい値DTS,DTM,DTLを調整する。図3は、基本ディザマトリクスの一例を示す図であり、この基本ディザマトリクスには、0〜255のしきい値が1つずつ配置されている。ディザマトリクスにおけるしきい値の配置パターンとしては、入力濃度値の増加に伴い、ドットが分散して形成されるドット分散型(例えばベイヤパターンやブルーノイズ)や、ドットが集中して形成されるドット集中型が知られている。基本ディザマトリクスにおけるしきい値の配置パターンは、誤差拡散法のドット発生パターンに合わせることが好ましい。本実施形態で用いられる誤差拡散法は、ドット分散型のドット発生パターンであるため、基本ディザマトリクスのしきい値もドット分散型の配置パターンに設定されている。なお、誤差拡散法が、例えば孤立ドットの発生を防止するドット集中型のドット発生パターンである場合には、基本ディザマトリクスのしきい値も網点ディザなどのドット集中型の配置パターンに設定することが好ましい。
制御部11は、このような基本ディザマトリクスのしきい値を、各しきい値の大小関係が逆転しない範囲で増減調整することにより、3つのしきい値DTS,DTM,DTLを決定する。つまり、3つの基本ディザマトリクスを用いて、3つのしきい値DTS,DTM,DTLをそれぞれ調整する。そして、これら3つのしきい値DTS,DTM,DTLの調整には、共通の(同一の)基本ディザマトリクスが用いられる。ただし、CMYK各色のドットを重なりにくくするため、CMYK各色では異なる基本ディザマトリクスを用いることが好ましい。異なる基本ディザマトリクスとしては、全く別の(互いに関連性のない)配置のものの他、スクリーン角を変えたもの、回転させたもの、相対位置をずらしたもの、などが挙げられる。なお、前述したように、1024階調(0〜1023の値)で表現された入力画像に対してハーフトーン処理を行うため、基本ディザマトリクスのしきい値(0〜255)は、1〜1023の値へ調整される。
図4(A)は、基本ディザマトリクスのしきい値dithM(調整処理前のしきい値)と調整処理後のしきい値DTS,DTM,DTLとの関係を示すグラフであり、図4(B)は、その関係を示す表の一部である。しきい値DTSは、0〜TMの範囲では(TS,TM,TLの値の意味については後述する。)、基本ディザマトリクスのしきい値dithMに対して次の式(1)で規定される直線の関係を満たすように調整される。そして、しきい値DTSは、TMを超える範囲では、大ドットの形成に対応する相対濃度値VL(本実施形態では1023)へ向かった直線の関係を満たすように調整される。
DTS=dithM*(VS−TS−1)/dithMax+TS+1 …式(1)
しきい値DTMは、0〜TLの範囲では、基本ディザマトリクスのしきい値dithMに対して次の式(2)で規定される直線の関係を満たすように調整され、TLを超える範囲では、大ドットの形成に対応する相対濃度値VLへ向かった直線の関係を満たすように調整される。
DTM=dithM*(VM−TM)/dithMax+TM …式(2)
しきい値DTLは、基本ディザマトリクスのしきい値dithMに対して次の式(3)で規定される直線の関係を満たすように調整される。
DTL=dithM*(VL−TL)/dithMax+TL …式(3)
ここで、TS,TM,TLは、誤差拡散法の出力画像の特性に基づいて、ディザ調整用のしきい値として設定された値である。すなわち、本実施形態では、図2(B)に示すように、ディザ調整用のパラメータとして、ディザ調整用のしきい値TS,TM,TL及び相対濃度値VS,VM,VLがあらかじめ設定されている。ディザ調整用の相対濃度値VS,VM,VLは、誤差拡散法で用いられる相対濃度値と同一値に設定される。一方、ディザ調整用のしきい値は、誤差拡散法の各ドットサイズの使用率を考慮して設定される。具体的には、0〜1023の各入力濃度値のベタ画像(入力濃度値が一定の複数の画素で構成された基準画像)に対して、誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した出力画像に基づいて、小ドットが1つ以上形成される最小の入力濃度値をTS+1、中ドットが1つ以上形成される最小の入力濃度値をTM、大ドットが1つ以上形成される最小の入力濃度値をTLとする。なお、本実施形態では、TS=0、TM=134、TL=284に設定される。
つまり、上記式(1)によれば、dithM=0の場合にDTS=TS+1となることから明らかなように、しきい値DTSの最小値(小ドットが発生する最も低い入力濃度値)がTS+1(本実施形態では1)に調整される。同様に、上記式(2)によれば、しきい値DTMの最小値(中ドットが発生する最も低い入力濃度値)がTM(本実施形態では134)に調整され、上記式(3)によれば、しきい値DTLの最小値(大ドットが発生する最も低い入力濃度値)がTL(本実施形態では284)に調整される。つまり、各入力濃度値のベタ画像に対して誤差拡散法のハーフトーン処理した場合の小ドット、中ドット及び大ドットの各使用率に基づいて、3つのしきい値DTS,DTM,DTLが調整される。なお、使用率とは、全画素数に対して形成されるドット数の割合であり、例えば大ドットの使用率が100%であれば、すべての画素で大ドットが形成されることを意味する。
一方、上記式(1)によれば、しきい値DTSは、しきい値DTMの最小値TMまで(中ドットが発生するまで)の増加割合が、入力濃度値の増加に伴い小ドットが一定の割合で増加するように調整される。そして、dithM=dithMaxの場合にDTS=VSとなることから明らかなように、この増加割合は、しきい値DTSの増加割合が全範囲で(しきい値DTSの最大値まで)一定であると仮定した場合に、しきい値DTSの最大値が、誤差拡散法で用いられる小ドットの形成に対応する相対濃度値VSとなる値に調整される。つまり、入力濃度値の増加に伴い、入力濃度値が相対濃度値VSに達した段階で、すべての画素に小ドットが形成されるような増加割合(傾き)に設定されている。
同様に、上記式(2)によれば、しきい値DTMは、しきい値DTLの最小値TLまで(大ドットが発生するまで)の増加割合が、入力濃度値の増加に伴い中ドットが一定の割合で増加するように調整される。そして、dithM=dithMaxの場合にDTM=VMとなることから明らかなように、この増加割合は、しきい値DTMの増加割合が全範囲で(しきい値DTMの最大値まで)一定であると仮定した場合に、しきい値DTMの最大値が、誤差拡散法で用いられる中ドットの形成に対応する相対濃度値VMとなる値に調整される。つまり、入力濃度値の増加に伴い、入力濃度値が相対濃度値VMに達した段階で、すべての画素に中ドットが形成されるような増加割合(傾き)に設定されている。
同様に、上記式(3)によれば、しきい値DTLは、入力濃度値の増加に伴い大ドットが一定の割合で増加するように調整される。そして、dithM=dithMaxの場合にDTL=VLとなることから明らかなように、この増加割合は、しきい値DTLの最大値が、誤差拡散法で用いられる大ドットの形成に対応する相対濃度値VLとなる値に調整される。つまり、入力濃度値の増加に伴い、入力濃度値が相対濃度値VLに達した段階で、すべての画素に大ドットが形成されるような増加割合(傾き)に設定されている。
以上のように、誤差拡散法で用いられる小ドットの形成に対応する相対濃度値VSに基づいてしきい値DTSが調整され、中ドットの形成に対応する相対濃度値VMに基づいてしきい値DTMが調整され、大ドットの形成に対応する相対濃度値VLに基づいてしきい値DTLが調整される。
[1−4.ディザ法のハーフトーン処理]
次に、パーソナルコンピュータ1の制御部11が実行するディザ法のハーフトーン処理の処理手順について、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、図5の処理のうち、S103〜S114の処理は、入力画像を構成する各画素のCMYK各色の入力濃度値について実行される。
制御部11は、まずS101で、印刷対象の画像を表す256階調のRGB値で表現された画像データを、1024階調のCMYK値で表現された画像データに変換する色変換処理を行う。
続いて制御部11は、S102で、前述した調整処理を行い、ディザマトリクスの3つのしきい値DTS,DTM,DTLを調整する。
続いて制御部11は、S103で、入力濃度値がしきい値DTL以上であるか否かを判定する。そして、入力濃度値がしきい値DTL以上であると判定した場合には、大ドットをオンに設定し(S104)、中ドットをオフに設定し(S105)、小ドットをオフに設定して(S106)、図5の処理を終了する。つまり、入力濃度値を大ドットの形成に対応する出力値に変換する。
一方、制御部11は、S103で、入力濃度値がしきい値DTL未満であると判定した場合には、S107へ移行して大ドットをオフに設定し、S108で、入力濃度値がしきい値DTM以上であるか否かを判定する。そして、入力濃度値がしきい値DTM以上であると判定した場合には、中ドットをオンに設定し(S109)、小ドットをオフに設定して(S110)、図5の処理を終了する。つまり、入力濃度値を中ドットの形成に対応する出力値に変換する。
一方、制御部11は、S108で、入力濃度値がしきい値DTM未満であると判定した場合には、S111へ移行して中ドットをオフに設定し、S112で、入力濃度値がしきい値DTS以上であるか否かを判定する。そして、入力濃度値がしきい値DTS以上であると判定した場合には、小ドットをオンに設定して(S113)、図5の処理を終了する。つまり、入力濃度値を小ドットの形成に対応する出力値に変換する。
一方、制御部11は、S112で、入力濃度値がしきい値DTS未満であると判定した場合には、S114へ移行して小ドットをオフに設定して、図5の処理を終了する。つまり、入力濃度値をドットの非形成に対応する出力値に変換する。
[1−5.効果]
以上説明したように、第1実施形態によれば、誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した場合と、ディザ法のハーフトーン処理を実行した場合とで、出力画像の画質(ひいてはプリンタ2による印刷画像の印刷画質)を近づけることができる。特に、誤差拡散法で用いられる相対濃度値に基づいてディザ法のしきい値を調整する方法によれば、誤差拡散法の出力画像の特性を、ディザ法へ容易に反映させることができるとともに、ディザ法の出力画像を、誤差拡散法で用いられるドットの相対濃度値に応じた濃度に調整することができる。
また、誤差拡散法の出力画像における小ドット、中ドット及び大ドットの各使用範囲に基づいて、3つのしきい値DTS,DTM,DTLを調整するようにしているため、ディザ法の出力画像に用いられる各ドットの使用範囲を、誤差拡散法の出力画像に近づけることができる。
さらに、3つのしきい値DTS,DTM,DTLに共通の基本ディザマトリクスを、各しきい値の大小関係が逆転しない範囲で調整するようにしているため、各しきい値の大小関係(ディザマトリクスにおけるしきい値の配置の特性)を保ちつつ調整することができる。
なお、第1実施形態では、パーソナルコンピュータ1が画像処理装置及びディザマトリクス作成装置に相当し、制御部11が調整手段に相当する。また、ドットD1〜DNが小ドット、中ドット及び大ドットに相当し(N=3)、しきい値DT1〜DTNが3つのしきい値DTS,DTM,DTLに相当する。
[2.第2実施形態]
第2実施形態は、基本的な構成及び処理は第1実施形態と同様であるが、ディザ調整用のしきい値TS,TM,TLの設定方法が異なる。第1実施形態との共通点については説明を省略する。
第2実施形態で用いられる誤差拡散法は、しきい値ETS,ETM,ETLを変動させることを前提としている。具体的には、注目画素ごとに変動する変動値がしきい値ETS,ETM,ETLに加算されて補正しきい値CTS,CTM,CTLが算出される。そして、補正濃度値が補正しきい値CTL以上である場合に大ドットの形成に対応する出力値に変換され、補正しきい値CTL未満であって補正しきい値CTM以上である場合に中ドットの形成に対応する出力値に変換され、補正しきい値CTM未満であって補正しきい値CTS以上である場合に小ドットの形成に対応する出力値に変換され、補正しきい値CTS未満である場合にドットの非形成に対応する出力値に変換される。なお、ここでいう変動値は、0を基準とした変動幅をもつ乱数(積算値が0に収束する値)である。
そして、第2実施形態では、制御部11は、ディザ調整用のしきい値TS,TM,TLを、しきい値ETS,ETM,ETLに変動値の変動率TV(しきい値変動最大値(変動幅)を最大相対濃度値(1023)で割った値であり、本実施形態では0.5625。)を乗じた値に調整する。具体的には、ディザ調整用のしきい値TS,TM,TLが、次の式(4)〜(6)に従い算出される。
S=ETS*TV …式(4)
M=ETM*TV …式(5)
L=ETL*TV …式(6)
上記式(4)〜(6)から、図2(C)に示すように、ディザ調整用のしきい値TS=0、TM=133、TL=284と算出される。
以上説明したように、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が得られる。さらに、誤差拡散法で用いられるしきい値ETS,ETM,ETL及び変動値の変動率TVに基づき、ディザ調整用のしきい値TS,TM,TL(ディザマトリクスの3つのしきい値DTS,DTM,DTLの各最小値)を簡易的に算出することができる。
[3.第3実施形態]
第3実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるが、前提とする誤差拡散法が異なる。第1実施形態との共通点については説明を省略する。
第3実施形態で用いられる誤差拡散法は、例えば図6(A)に示すように、各入力濃度値と、小ドット、中ドット及び大ドットの各使用率と、の関係があらかじめ設定されており、その関係に従い実行される。
このような誤差拡散法は既に知られているが、その一例について簡単に説明する。まず、図6(A)に示す関係(テーブル)に基づいて、注目画素の入力濃度値が、各ドットサイズに対応する分解濃度値に分解される。例えば、小ドット、中ドット及び大ドットの相対濃度値に、各使用率を乗じた値が分解濃度値とされる。そして、ドットサイズごとに、注目画素の分解濃度値に、ドットサイズごとに管理される誤差値が加算されて、補正分解値が算出され、補正分解値としきい値との比較に基づいて、注目画素の出力値が決定される。そして、ドットサイズごとに、出力値に対応する相対濃度値が補正分解値から減算されることにより、誤差値が算出される。つまり、各ドットサイズの分解濃度値を入力濃度値とした誤差拡散処理(二値化処理)が行われ、ドットサイズごとに誤差が管理される。
そして、制御部11は、0〜1023の各入力濃度値のベタ画像(入力濃度値が一定の複数の画素で構成された基準画像)に対して、ディザ法のハーフトーン処理を実行した出力画像に基づく各入力濃度値と小ドット、中ドット及び大ドットの各使用率との関係を、誤差拡散法で設定されている関係(例えば図6(A))に近づけるように、3つのしきい値DTS,DTM,DTLを調整する。具体的には、しきい値DTLを、大ドットの使用率の配分で算出し、しきい値DTMを、大ドット及び中ドットの使用率の和の配分で算出し、しきい値DTSを、大ドット、中ドット及び小ドットの使用率の和の配分で算出する。
図6(B)は、図6(A)に示す各ドットサイズの使用率に基づいて算出したディザマトリクスの3つのしきい値DTS,DTM,DTLの累積構成比を示すグラフである。図6(A)との対比のため、横軸(しきい値)は0〜255のスケールで示している。例えば図6(B)の範囲R1では、小ドット及び中ドットの使用率が0となるが、このような範囲では、そのドットサイズのしきい値(この例ではしきい値DTS,DTM)を、そのしきい値よりも大きいしきい値(この例ではしきい値DTM,DTL)以上の値に設定することで、そのドットサイズのドットが発生しないようにする。なお、そのようなドットサイズのしきい値自体が存在しないようにしてもよく、その場合、小ドット及び中ドットの累積構成比は、点線L1に示す状態となる(100%に達しない)。なお、図6(B)において、累積構成比が一定となっている(増加していない)範囲は、しきい値が存在しない範囲であり、例えば範囲R2には小ドットのしきい値は存在しない。
また、図7(A),(B)は、図6(A),(B)に対応する別例であって、図7(B)に示すように、入力濃度値の増加に伴い各ドットサイズの使用率の和が減少する範囲が含まれている。これは、誤差拡散法では、入力濃度値の増加に伴い、ドット数の総和が減少し得るためである。これに対し、ディザ法では、入力濃度値の増加に伴いドット数の総和が減少することはない(累積構成比が減少することはない)ので、使用率の和が減少する場合には、累積構成比が増加するまでの範囲のしきい値は存在しないようにする(点線L2)。つまり、誤差拡散法で設定されている関係において、入力濃度値の増加に伴い、小ドット、中ドット及び大ドットの各使用率の合計値が減少する部分が存在する場合には、合計値が減少する部分が存在しないように補正した関係に近づけるように、3つのしきい値DTS,DTM,DTLを調整する。
以上説明したように、第3実施形態によれば、ディザ法の出力画像に用いられる各ドットの使用率を、誤差拡散法の出力画像に近づけることができる。その結果、誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した場合と、ディザ法のハーフトーン処理を実行した場合とで、出力画像の画質(ひいてはプリンタ2による印刷画像の印刷画質)を近づけることができる。
[4.他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(1)誤差拡散法としては、あらかじめ設定されたしきい値マトリクスを用いるものが知られている。しきい値マトリクスには、ディザマトリクスと同様、入力画像に対して画素単位で対応する位置ごとに、平均値が0となる値が配置されたものであり、誤差拡散法で用いられるしきい値に、注目画素に対応するしきい値マトリクスの値を加算することで、しきい値を変化させることができる。つまり、しきい値に乱数を付加する手法と同様の効果があり、出力画像の粒状感を低減させることができる。
このような誤差拡散法を前提とした場合、まず、しきい値マトリクスを用いない誤差拡散法でのドットの出現頻度等に基づいて、ディザ法で用いられるディザマトリクスのしきい値の調整処理を行い、調整処理後の3つのしきい値DTS,DTM,DTLに、誤差拡散法で用いられるしきい値マトリクスの値を加算するようにしてもよい。このようにすれば、誤差拡散法においてしきい値マトリクスを用いることによる出力画像の特性を、ディザ法の出力画像においても得られるようにすることができる。
(2)上記実施形態では、ドットのサイズにより異なる濃度を表現する構成を例示したが、これに代えて、濃度の異なる複数種類のインクにより異なる濃度を表現する構成としてもよい。
(3)上記実施形態では、4階調を表現可能なプリンタ2を例示したが、これに限定されるものではなく、3階調又は5階調以上を表現可能なプリンタであってもよい。この場合、ハーフトーン処理では、プリンタで表現可能な階調数で表現された画像データ(印刷データ)を生成する。
(4)上記実施形態では、調整処理及びハーフトーン処理がパーソナルコンピュータ1で実行される構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、調整処理及びハーフトーン処理がプリンタ2で実行されるように構成してもよい。また、調整処理がパーソナルコンピュータ1で実行され、ハーフトーン処理がプリンタ2で実行されるように構成してもよい。また、上記実施形態では、調整処理がプリンタドライバ123の処理として実行されることを前提としているが、これに代えて、設計段階であらかじめ調整処理を実行しておき、調整処理後のしきい値がプリンタドライバ123やプリンタ2で利用されるようにしてもよい。ただし、設計段階ではなく、上記実施形態のようにユーザ側の装置で調整処理を実行可能とすれば、誤差拡散法のパラメータが変更されたような場合にも追従することができるという利点がある。
(5)上記実施形態は、本発明が適用された実施形態の一例に過ぎない。本発明は、ディザマトリクス作成装置、ディザマトリクス作成方法、ディザマトリクス作成装置としてコンピュータを機能させるためのディザマトリクス作成プログラム、そのディザマトリクス作成プログラムを記録した記録媒体(CD−ROMやDVD等の光ディスク、磁気ディスク、半導体製メモリ等)、などの種々の形態で実現することができる。
1…パーソナルコンピュータ、2…プリンタ、11,21…制御部、12,22…記憶部、13,23…通信部、14,24…操作部、15,25…表示部、26…印刷実行部、27…記録ヘッド、111,211…CPU、112,212…ROM、113,213…RAM、123…プリンタドライバ

Claims (13)

  1. 入力画像に対して、誤差拡散法のハーフトーン処理と、ディザ法のハーフトーン処理と、を実行可能な画像処理装置のためのディザマトリクスを作成するディザマトリクス作成装置であって、
    前記ディザ法に用いられる前記ディザマトリクスのしきい値を調整する調整手段を備え、
    前記誤差拡散法は、
    前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値をN+1階調(Nは2以上の整数)の出力値に変換する処理法であって、
    前記N+1階調の出力値は、表現する濃度の異なるN種類のドットD1〜DNの形成及びドットの非形成からなるN+1種類のドットの形成態様に対応し、
    前記ドットD1〜DNは、表現する濃度がDJ>DJ-1の関係(Jは2以上N以下の整数)にあり、
    前記ドットの形成態様に対応する相対濃度値を入力濃度値から減算して得られる誤差値が、未処理の画素へ反映される処理法であり、
    前記ディザ法は、
    前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値を、前記ディザマトリクスに配置されたしきい値のうち、その注目画素に対応するN個のしきい値DT1〜DTNに基づいて、N+1階調の出力値に変換する処理法であって、
    前記しきい値DT1〜DTNは、DTJ≧DTJ-1の関係にあり、
    入力濃度値が前記しきい値DTN以上である場合に、入力濃度値を前記ドットDNの形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記しきい値DTJ未満であって前記しきい値DTJ-1以上である場合に、入力濃度値を前記ドットDJ-1の形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記しきい値DT1未満である場合に、入力濃度値をドットの非形成に対応する出力値に変換する処理法であり、
    前記調整手段は、前記入力画像に対して前記ディザ法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像を、同一の前記入力画像に対して前記誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像に近づけるように、前記しきい値DTK(Kは1以上N以下の整数)を調整する構成にされ、前記誤差拡散法で用いられる前記ドットD K の形成に対応する前記相対濃度値に基づいて、前記しきい値DT K を調整する
    ことを特徴とするディザマトリクス作成装置。
  2. 入力画像に対して、誤差拡散法のハーフトーン処理と、ディザ法のハーフトーン処理と、を実行可能な画像処理装置のためのディザマトリクスを作成するディザマトリクス作成装置であって、
    前記ディザ法に用いられる前記ディザマトリクスのしきい値を調整する調整手段を備え、
    前記誤差拡散法は、
    前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値をN+1階調(Nは2以上の整数)の出力値に変換する処理法であって、
    前記N+1階調の出力値は、表現する濃度の異なるN種類のドットD 1 〜D N の形成及びドットの非形成からなるN+1種類のドットの形成態様に対応し、
    前記ドットD 1 〜D N は、表現する濃度がD J >D J-1 の関係(Jは2以上N以下の整数)にあり、
    前記ドットの形成態様に対応する相対濃度値を入力濃度値から減算して得られる誤差値が、未処理の画素へ反映される処理法であり、
    前記ディザ法は、
    前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値を、前記ディザマトリクスに配置されたしきい値のうち、その注目画素に対応するN個のしきい値DT 1 〜DT N に基づいて、N+1階調の出力値に変換する処理法であって、
    前記しきい値DT 1 〜DT N は、DT J ≧DT J-1 の関係にあり、
    入力濃度値が前記しきい値DT N 以上である場合に、入力濃度値を前記ドットD N の形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記しきい値DT J 未満であって前記しきい値DT J-1 以上である場合に、入力濃度値を前記ドットD J-1 の形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記しきい値DT 1 未満である場合に、入力濃度値をドットの非形成に対応する出力値に変換する処理法であり、
    前記調整手段は、前記入力画像に対して前記ディザ法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像を、同一の前記入力画像に対して前記誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像に近づけるように、前記しきい値DT K (Kは1以上N以下の整数)を調整する構成にされ、前記ディザマトリクスに配置された前記しきい値DTJ-1のうち、前記しきい値DTJの最小値よりも低い値の前記しきい値DTJ-1の増加割合を、入力濃度値の増加に伴い前記ドットDJ-1が一定の割合で増加するように調整し、
    前記増加割合は、前記しきい値DTJ-1の増加割合が前記しきい値DTJ-1の最大値まで一定であると仮定した場合に、前記しきい値DTJ-1の最大値が、前記誤差拡散法で用いられる前記ドットDJ-1の形成に対応する前記相対濃度値となる値に調整される
    ことを特徴とするディザマトリクス作成装置。
  3. 入力画像に対して、誤差拡散法のハーフトーン処理と、ディザ法のハーフトーン処理と、を実行可能な画像処理装置のためのディザマトリクスを作成するディザマトリクス作成装置であって、
    前記ディザ法に用いられる前記ディザマトリクスのしきい値を調整する調整手段を備え、
    前記誤差拡散法は、
    前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値をN+1階調(Nは2以上の整数)の出力値に変換する処理法であって、
    前記N+1階調の出力値は、表現する濃度の異なるN種類のドットD 1 〜D N の形成及びドットの非形成からなるN+1種類のドットの形成態様に対応し、
    前記ドットD 1 〜D N は、表現する濃度がD J >D J-1 の関係(Jは2以上N以下の整数)にあり、
    前記ドットの形成態様に対応する相対濃度値を入力濃度値から減算して得られる誤差値が、未処理の画素へ反映される処理法であり、
    前記ディザ法は、
    前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値を、前記ディザマトリクスに配置されたしきい値のうち、その注目画素に対応するN個のしきい値DT 1 〜DT N に基づいて、N+1階調の出力値に変換する処理法であって、
    前記しきい値DT 1 〜DT N は、DT J ≧DT J-1 の関係にあり、
    入力濃度値が前記しきい値DT N 以上である場合に、入力濃度値を前記ドットD N の形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記しきい値DT J 未満であって前記しきい値DT J-1 以上である場合に、入力濃度値を前記ドットD J-1 の形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記しきい値DT 1 未満である場合に、入力濃度値をドットの非形成に対応する出力値に変換する処理法であり、
    前記調整手段は、前記入力画像に対して前記ディザ法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像を、同一の前記入力画像に対して前記誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像に近づけるように、前記しきい値DT K (Kは1以上N以下の整数)を調整する構成にされ、入力濃度値が一定の複数の画素で構成された基準画像に対して、前記誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した出力画像における前記ドットDKの使用率に基づいて、前記しきい値DTKを調整する
    ことを特徴とするディザマトリクス作成装置。
  4. 請求項に記載のディザマトリクス作成装置であって、
    前記調整手段は、前記基準画像を構成する画素の入力濃度値のうち、前記誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した出力画像において前記ドットDKが1つ以上形成される最小の入力濃度値に基づいて、前記しきい値DTKの最小値を調整する
    ことを特徴とするディザマトリクス作成装置。
  5. 入力画像に対して、誤差拡散法のハーフトーン処理と、ディザ法のハーフトーン処理と、を実行可能な画像処理装置のためのディザマトリクスを作成するディザマトリクス作成装置であって、
    前記ディザ法に用いられる前記ディザマトリクスのしきい値を調整する調整手段を備え、
    前記誤差拡散法は、
    前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値を、N個のしきい値ET1〜ETNに基づいてN+1階調(Nは2以上の整数)の出力値に変換する処理法であって、
    前記N+1階調の出力値は、表現する濃度の異なるN種類のドットD 1 〜D N の形成及びドットの非形成からなるN+1種類のドットの形成態様に対応し、
    前記ドットD 1 〜D N は、表現する濃度がD J >D J-1 の関係(Jは2以上N以下の整数)にあり、
    前記ドットの形成態様に対応する相対濃度値を入力濃度値から減算して得られる誤差値が、未処理の画素へ反映される処理法であり、
    前記しきい値ET1〜ETNは、ETJ≧ETJ-1の関係にあり、
    前記入力画像を構成する画素ごとに変動する変動値を前記しきい値ET1〜ETNに加算して補正しきい値CT1〜CTNを算出し、
    入力濃度値が前記補正しきい値CTN以上である場合に、入力濃度値を前記ドットDNの形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記補正しきい値CTJ未満であって前記補正しきい値CTJ-1以上である場合に、入力濃度値を前記ドットDJ-1の形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記補正しきい値CT1未満である場合に、入力濃度値をドットの非形成に対応する出力値に変換する処理法であり、
    前記ディザ法は、
    前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値を、前記ディザマトリクスに配置されたしきい値のうち、その注目画素に対応するN個のしきい値DT 1 〜DT N に基づいて、N+1階調の出力値に変換する処理法であって、
    前記しきい値DT 1 〜DT N は、DT J ≧DT J-1 の関係にあり、
    入力濃度値が前記しきい値DT N 以上である場合に、入力濃度値を前記ドットD N の形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記しきい値DT J 未満であって前記しきい値DT J-1 以上である場合に、入力濃度値を前記ドットD J-1 の形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記しきい値DT 1 未満である場合に、入力濃度値をドットの非形成に対応する出力値に変換する処理法であり、
    前記調整手段は、前記入力画像に対して前記ディザ法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像を、同一の前記入力画像に対して前記誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像に近づけるように、前記しきい値DT K (Kは1以上N以下の整数)を調整する構成にされ、前記しきい値DTKの最小値を、前記しきい値ETKに前記変動値の変動率を乗じた値に調整する
    ことを特徴とするディザマトリクス作成装置。
  6. 入力画像に対して、誤差拡散法のハーフトーン処理と、ディザ法のハーフトーン処理と、を実行可能な画像処理装置のためのディザマトリクスを作成するディザマトリクス作成装置であって、
    前記ディザ法に用いられる前記ディザマトリクスのしきい値を調整する調整手段を備え、
    前記誤差拡散法は、
    前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値をN+1階調(Nは2以上の整数)の出力値に変換する処理法であって、
    前記N+1階調の出力値は、表現する濃度の異なるN種類のドットD 1 〜D N の形成及びドットの非形成からなるN+1種類のドットの形成態様に対応し、
    前記ドットD 1 〜D N は、表現する濃度がD J >D J-1 の関係(Jは2以上N以下の整数)にあり、
    前記ドットの形成態様に対応する相対濃度値を入力濃度値から減算して得られる誤差値が、未処理の画素へ反映される処理法であり、
    各入力濃度値と前記N種類のドットD1〜DNの各使用率とのあらかじめ設定された関係に従い実行されるものであり、
    前記ディザ法は、
    前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値を、前記ディザマトリクスに配置されたしきい値のうち、その注目画素に対応するN個のしきい値DT 1 〜DT N に基づいて、N+1階調の出力値に変換する処理法であって、
    前記しきい値DT 1 〜DT N は、DT J ≧DT J-1 の関係にあり、
    入力濃度値が前記しきい値DT N 以上である場合に、入力濃度値を前記ドットD N の形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記しきい値DT J 未満であって前記しきい値DT J-1 以上である場合に、入力濃度値を前記ドットD J-1 の形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記しきい値DT 1 未満である場合に、入力濃度値をドットの非形成に対応する出力値に変換する処理法であり、
    前記調整手段は、
    前記入力画像に対して前記ディザ法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像を、同一の前記入力画像に対して前記誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像に近づけるように、前記しきい値DT K (Kは1以上N以下の整数)を調整する構成にされ、
    入力濃度値が一定の複数の画素で構成された基準画像に対して、前記ディザ法のハーフトーン処理を実行した出力画像に基づく各入力濃度値と前記ドットDKの使用率との関係を、前記誤差拡散法で設定されている前記関係に近づけるように、前記しきい値DTKを調整し、
    前記誤差拡散法で設定されている前記関係において、入力濃度値の増加に伴い、前記N種類のドットD1〜DNの各使用率の合計値が減少する部分が存在する場合には、前記合計値が減少する部分が存在しないように補正した関係に近づけるように、前記しきい値DTKを調整する
    ことを特徴とするディザマトリクス作成装置。
  7. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のディザマトリクス作成装置であって、
    前記誤差拡散法は、あらかじめ設定されたしきい値マトリクスを用いるものであり、
    前記調整手段は、前記しきい値DTKを調整した後に、前記しきい値マトリクスの値を加算する
    ことを特徴とするディザマトリクス作成装置。
  8. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のディザマトリクス作成装置であって、
    前記調整手段は、あらかじめ設定された基本ディザマトリクスのしきい値を、各しきい値の大小関係が逆転しない範囲で調整することにより前記しきい値DTKを調整し、前記基本ディザマトリクスは、N個のしきい値DT1〜DTNに共通である
    ことを特徴とするディザマトリクス作成装置。
  9. 入力画像に対して、誤差拡散法のハーフトーン処理と、ディザ法のハーフトーン処理と、を実行可能な画像処理装置のためのディザマトリクスの作成に用いられるディザマトリクス作成プログラムであって、
    前記ディザ法に用いられる前記ディザマトリクスのしきい値を調整する調整手段としてコンピュータを機能させ、
    前記誤差拡散法は、
    前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値をN+1階調(Nは2以上の整数)の出力値に変換する処理法であって、
    前記N+1階調の出力値は、表現する濃度の異なるN種類のドットD1〜DNの形成及びドットの非形成からなるN+1種類のドットの形成態様に対応し、
    前記ドットD1〜DNは、表現する濃度がDJ>DJ-1の関係(Jは2以上N以下の整数)にあり、
    前記ドットの形成態様に対応する相対濃度値を入力濃度値から減算して得られる誤差値が、未処理の画素へ反映される処理法であり、
    前記ディザ法は、
    前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値を、前記ディザマトリクスに配置されたしきい値のうち、その注目画素に対応するN個のしきい値DT1〜DTNに基づいて、N+1階調の出力値に変換する処理法であって、
    前記しきい値DT1〜DTNは、DTJ≧DTJ-1の関係にあり、
    入力濃度値が前記しきい値DTN以上である場合に、入力濃度値を前記ドットDNの形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記しきい値DTJ未満であって前記しきい値DTJ-1以上である場合に、入力濃度値を前記ドットDJ-1の形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記しきい値DT1未満である場合に、入力濃度値をドットの非形成に対応する出力値に変換する処理法であり、
    前記調整手段は、前記入力画像に対して前記ディザ法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像を、同一の前記入力画像に対して前記誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像に近づけるように、前記しきい値DTK(Kは1以上N以下の整数)を調整する構成にされ、前記誤差拡散法で用いられる前記ドットD K の形成に対応する前記相対濃度値に基づいて、前記しきい値DT K を調整する
    ことを特徴とするディザマトリクス作成プログラム。
  10. 入力画像に対して、誤差拡散法のハーフトーン処理と、ディザ法のハーフトーン処理と、を実行可能な画像処理装置のためのディザマトリクスの作成に用いられるディザマトリクス作成プログラムであって、
    前記ディザ法に用いられる前記ディザマトリクスのしきい値を調整する調整手段としてコンピュータを機能させ、
    前記誤差拡散法は、
    前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値をN+1階調(Nは2以上の整数)の出力値に変換する処理法であって、
    前記N+1階調の出力値は、表現する濃度の異なるN種類のドットD 1 〜D N の形成及びドットの非形成からなるN+1種類のドットの形成態様に対応し、
    前記ドットD 1 〜D N は、表現する濃度がD J >D J-1 の関係(Jは2以上N以下の整数)にあり、
    前記ドットの形成態様に対応する相対濃度値を入力濃度値から減算して得られる誤差値が、未処理の画素へ反映される処理法であり、
    前記ディザ法は、
    前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値を、前記ディザマトリクスに配置されたしきい値のうち、その注目画素に対応するN個のしきい値DT 1 〜DT N に基づいて、N+1階調の出力値に変換する処理法であって、
    前記しきい値DT 1 〜DT N は、DT J ≧DT J-1 の関係にあり、
    入力濃度値が前記しきい値DT N 以上である場合に、入力濃度値を前記ドットD N の形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記しきい値DT J 未満であって前記しきい値DT J-1 以上である場合に、入力濃度値を前記ドットD J-1 の形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記しきい値DT 1 未満である場合に、入力濃度値をドットの非形成に対応する出力値に変換する処理法であり、
    前記調整手段は、前記入力画像に対して前記ディザ法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像を、同一の前記入力画像に対して前記誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像に近づけるように、前記しきい値DT K (Kは1以上N以下の整数)を調整する構成にされ、前記ディザマトリクスに配置された前記しきい値DT J-1 のうち、前記しきい値DT J の最小値よりも低い値の前記しきい値DT J-1 の増加割合を、入力濃度値の増加に伴い前記ドットD J-1 が一定の割合で増加するように調整し、
    前記増加割合は、前記しきい値DT J-1 の増加割合が前記しきい値DT J-1 の最大値まで一定であると仮定した場合に、前記しきい値DT J-1 の最大値が、前記誤差拡散法で用いられる前記ドットD J-1 の形成に対応する前記相対濃度値となる値に調整される
    ことを特徴とするディザマトリクス作成プログラム。
  11. 入力画像に対して、誤差拡散法のハーフトーン処理と、ディザ法のハーフトーン処理と、を実行可能な画像処理装置のためのディザマトリクスの作成に用いられるディザマトリクス作成プログラムであって、
    前記ディザ法に用いられる前記ディザマトリクスのしきい値を調整する調整手段としてコンピュータを機能させ、
    前記誤差拡散法は、
    前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値をN+1階調(Nは2以上の整数)の出力値に変換する処理法であって、
    前記N+1階調の出力値は、表現する濃度の異なるN種類のドットD 1 〜D N の形成及びドットの非形成からなるN+1種類のドットの形成態様に対応し、
    前記ドットD 1 〜D N は、表現する濃度がD J >D J-1 の関係(Jは2以上N以下の整数)にあり、
    前記ドットの形成態様に対応する相対濃度値を入力濃度値から減算して得られる誤差値が、未処理の画素へ反映される処理法であり、
    前記ディザ法は、
    前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値を、前記ディザマトリクスに配置されたしきい値のうち、その注目画素に対応するN個のしきい値DT 1 〜DT N に基づいて、N+1階調の出力値に変換する処理法であって、
    前記しきい値DT 1 〜DT N は、DT J ≧DT J-1 の関係にあり、
    入力濃度値が前記しきい値DT N 以上である場合に、入力濃度値を前記ドットD N の形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記しきい値DT J 未満であって前記しきい値DT J-1 以上である場合に、入力濃度値を前記ドットD J-1 の形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記しきい値DT 1 未満である場合に、入力濃度値をドットの非形成に対応する出力値に変換する処理法であり、
    前記調整手段は、前記入力画像に対して前記ディザ法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像を、同一の前記入力画像に対して前記誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像に近づけるように、前記しきい値DT K (Kは1以上N以下の整数)を調整する構成にされ、入力濃度値が一定の複数の画素で構成された基準画像に対して、前記誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した出力画像における前記ドットD K の使用率に基づいて、前記しきい値DT K を調整する
    ことを特徴とするディザマトリクス作成プログラム。
  12. 入力画像に対して、誤差拡散法のハーフトーン処理と、ディザ法のハーフトーン処理と、を実行可能な画像処理装置のためのディザマトリクスの作成に用いられるディザマトリクス作成プログラムであって、
    前記ディザ法に用いられる前記ディザマトリクスのしきい値を調整する調整手段としてコンピュータを機能させ、
    前記誤差拡散法は、
    前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値を、N個のしきい値ET 1 〜ET N に基づいてN+1階調(Nは2以上の整数)の出力値に変換する処理法であって、
    前記N+1階調の出力値は、表現する濃度の異なるN種類のドットD 1 〜D N の形成及びドットの非形成からなるN+1種類のドットの形成態様に対応し、
    前記ドットD 1 〜D N は、表現する濃度がD J >D J-1 の関係(Jは2以上N以下の整数)にあり、
    前記ドットの形成態様に対応する相対濃度値を入力濃度値から減算して得られる誤差値が、未処理の画素へ反映される処理法であり、
    前記しきい値ET 1 〜ET N は、ET J ≧ET J-1 の関係にあり、
    前記入力画像を構成する画素ごとに変動する変動値を前記しきい値ET 1 〜ET N に加算して補正しきい値CT 1 〜CT N を算出し、
    入力濃度値が前記補正しきい値CT N 以上である場合に、入力濃度値を前記ドットD N の形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記補正しきい値CT J 未満であって前記補正しきい値CT J-1 以上である場合に、入力濃度値を前記ドットD J-1 の形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記補正しきい値CT 1 未満である場合に、入力濃度値をドットの非形成に対応する出力値に変換する処理法であり、
    前記ディザ法は、
    前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値を、前記ディザマトリクスに配置されたしきい値のうち、その注目画素に対応するN個のしきい値DT 1 〜DT N に基づいて、N+1階調の出力値に変換する処理法であって、
    前記しきい値DT 1 〜DT N は、DT J ≧DT J-1 の関係にあり、
    入力濃度値が前記しきい値DT N 以上である場合に、入力濃度値を前記ドットD N の形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記しきい値DT J 未満であって前記しきい値DT J-1 以上である場合に、入力濃度値を前記ドットD J-1 の形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記しきい値DT 1 未満である場合に、入力濃度値をドットの非形成に対応する出力値に変換する処理法であり、
    前記調整手段は、前記入力画像に対して前記ディザ法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像を、同一の前記入力画像に対して前記誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像に近づけるように、前記しきい値DT K (Kは1以上N以下の整数)を調整する構成にされ、前記しきい値DT K の最小値を、前記しきい値ET K に前記変動値の変動率を乗じた値に調整する
    ことを特徴とするディザマトリクス作成プログラム。
  13. 入力画像に対して、誤差拡散法のハーフトーン処理と、ディザ法のハーフトーン処理と、を実行可能な画像処理装置のためのディザマトリクスの作成に用いられるディザマトリクス作成プログラムであって、
    前記ディザ法に用いられる前記ディザマトリクスのしきい値を調整する調整手段としてコンピュータを機能させ、
    前記誤差拡散法は、
    前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値をN+1階調(Nは2以上の整数)の出力値に変換する処理法であって、
    前記N+1階調の出力値は、表現する濃度の異なるN種類のドットD 1 〜D N の形成及びドットの非形成からなるN+1種類のドットの形成態様に対応し、
    前記ドットD 1 〜D N は、表現する濃度がD J >D J-1 の関係(Jは2以上N以下の整数)にあり、
    前記ドットの形成態様に対応する相対濃度値を入力濃度値から減算して得られる誤差値が、未処理の画素へ反映される処理法であり、
    各入力濃度値と前記N種類のドットD 1 〜D N の各使用率とのあらかじめ設定された関係に従い実行されるものであり、
    前記ディザ法は、
    前記入力画像を構成する画素ごとに、注目画素の入力濃度値を、前記ディザマトリクスに配置されたしきい値のうち、その注目画素に対応するN個のしきい値DT 1 〜DT N に基づいて、N+1階調の出力値に変換する処理法であって、
    前記しきい値DT 1 〜DT N は、DT J ≧DT J-1 の関係にあり、
    入力濃度値が前記しきい値DT N 以上である場合に、入力濃度値を前記ドットD N の形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記しきい値DT J 未満であって前記しきい値DT J-1 以上である場合に、入力濃度値を前記ドットD J-1 の形成に対応する出力値に変換し、
    入力濃度値が前記しきい値DT 1 未満である場合に、入力濃度値をドットの非形成に対応する出力値に変換する処理法であり、
    前記調整手段は、
    前記入力画像に対して前記ディザ法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像を、同一の前記入力画像に対して前記誤差拡散法のハーフトーン処理を実行した場合の出力画像に近づけるように、前記しきい値DT K (Kは1以上N以下の整数)を調整する構成にされ、
    入力濃度値が一定の複数の画素で構成された基準画像に対して、前記ディザ法のハーフトーン処理を実行した出力画像に基づく各入力濃度値と前記ドットD K の使用率との関係を、前記誤差拡散法で設定されている前記関係に近づけるように、前記しきい値DT K を調整し、
    前記誤差拡散法で設定されている前記関係において、入力濃度値の増加に伴い、前記N種類のドットD 1 〜D N の各使用率の合計値が減少する部分が存在する場合には、前記合計値が減少する部分が存在しないように補正した関係に近づけるように、前記しきい値DT K を調整する
    ことを特徴とするディザマトリクス作成プログラム。
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