JP5093382B2 - 画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラム Download PDF

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本発明は、画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラムにかかるものである。
従来、連続調の画像を少ない階調数で表現するために、誤差拡散法やディザ法等のハーフトーン処理が行われている。誤差拡散法では、各画素の階調値の誤差を適当な配分係数値により周囲の画素に拡散させる。そして、誤差拡散法におけるドット分散を改善するため、いろいろな配分係数値が提案されている(例えば、非特許文献1)。
これらの提案されている配分係数値は、ほとんどが等方解像度におけるものであり、非等方解像度におけるものは少ないが、例えば、非等方解像度の場合には、解像度の高い方向の誤差拡散の配分係数値を大きくする方法が知られている(例えば、特許文献1)。
また、印字解像度よりも粗いハーフトーン解像度で多値誤差拡散を行う方法が知られており(例えば、特許文献2)、この方法を用いれば、処理の高速化が図れる。
特開平8−204958号公報 特開平7−038766号公報
Recent Progress in Digital Halftoning,IS&T(1994)
しかしながら、特許文献1の方法では、印字解像度が変化するたびに、実際に印字時における分散を確保するための係数の指標が不明確で最適な配分係数値を決定するのは困難である。また、特許文献2の方法では、ハーフトーン解像度を非等方解像度にしてしまうと、画質が悪化してしまう。
本発明の課題は、画質の悪化を防止し、且つ、より高速に、誤差拡散処理を行うことができる画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラムを提供することである。
請求項1に記載の発明は、色相の異なる2色以上のドットの粗密で画像を形成する画像形成装置において、
連続階調で表現された画像データの各画素の画像値を入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された画像値に基づいて誤差拡散処理を行って、連続階調で表現された前記画像データをドットデータに変換する誤差拡散処理手段と、
を備え、
所定解像度において、対象とする色のインクのドットが印字率100%で配置された場合の当該色の明度を最大明度としたとき、
前記誤差拡散処理手段は、
前記最大明度が所定値より低い色については、等方である第1処理解像度で誤差拡散処理を行う第1誤差拡散処理手段と、
前記最大明度が所定値以上の色については、前記第1処理解像度より粗い非等方である第2処理解像度で誤差拡散処理を行う第2誤差拡散処理手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、入力手段により、連続階調で表現された画像データの各画素の画像値が入力され、誤差拡散処理手段により、入力手段によって入力された画像値に基づいて誤差拡散処理が行われ、連続階調で表現された画像データがドットデータに変換され、所定解像度において、対象とする色のインクのドットが印字率100%で配置された場合の当該色の明度を最大明度としたとき、誤差拡散処理手段は、第1誤差拡散処理手段により、最大明度が所定値より低い色については、等方である第1処理解像度で誤差拡散処理を行い、第2誤差拡散処理手段により、最大明度が所定値以上の色については、第1処理解像度より粗い非等方である第2処理解像度で誤差拡散処理を行うので、最大明度が低く視覚的に目立つ色については、等方の第1処理解像度で誤差拡散処理が行われ、最大明度が高く視覚的に目立たない色については、第1処理解像度よりも粗い非等方の第2処理解像度で誤差拡散処理が行われることとなり、目立つ色についてはきれいな分散が得られることとなり画像の悪化を防止することができるとともに、目立たない色については第1処理解像度より粗い解像度で処理が行われて処理の高速化を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記誤差拡散処理手段は、
前記最大明度が40より低い色については、第1誤差拡散処理手段により誤差拡散処理を行い、
前記最大明度が40以上の色については、第2誤差拡散処理手段により誤差拡散処理を行うことを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、特に、最大明度が40より低い色については、第1誤差拡散処理手段により誤差拡散処理を行い、最大明度が40以上の色については、第2誤差拡散処理手段により誤差拡散処理を行うので、最大明度が40より低く視覚的に目立つ色については、等方の第1処理解像度で誤差拡散処理が行われ、最大明度が40以上であり視覚的に目立たない色については、第1処理解像度よりも粗い非等方の第2処理解像度で誤差拡散処理が行われることとなり、目立つ色についてはきれいな分散が得られることとなり画像の悪化を防止することができるとともに、目立たない色については第1処理解像度より粗い解像度で処理が行われて処理の高速化を図ることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記第2処理解像度における画素が配列するラスター方向の処理解像度は、前記ラスター方向に直交する方向の処理解像度より粗いことを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、特に、第2処理解像度における画素が配列するラスター方向の処理解像度は、ラスター方向に直交する方向の処理解像度より粗いので、誤差拡散処理された画像データのデータ量を従来の誤差拡散処理後のものと同等に抑えることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記第2誤差拡散処理手段は、前記ラスター方向に並ぶ複数画素を1つの画素群とし、当該画素群毎に誤差拡散処理を行うことを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、特に、第2誤差拡散処理手段は、ラスター方向に並ぶ複数画素を1つの画素群とし、当該画素群毎に誤差拡散処理を行うので、誤差拡散処理された画像データのデータ量を従来の誤差拡散処理後のものと同等に抑えることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜の何れか一項に記載の画像形成装置において、
前記第2誤差拡散処理手段は、量子化値とドットマトリクスとが対応付けられたドットマトリクスデータを備え、前記画素の前記画像値に対して多値誤差拡散処理を行って量子化値を得て、前記ドットマトリクスデータから前記量子化値に対応する前記ドットマトリクスを選択し、連続階調で表現された前記画像データを当該ドットマトリクスに基づいてドットが配置されたドットデータに変換することを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、請求項1〜の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、特に、第2誤差拡散処理手段は、量子化値とドットマトリクスとが対応付けられたドットマトリクスデータを備え、画素の画像値に対して多値誤差拡散処理を行って量子化値を得て、ドットマトリクスデータから量子化値に対応するドットマトリクスを選択し、連続階調で表現された画像データを当該ドットマトリクスに基づいてドットが配置されたドットデータに変換するので、従来の表示解像度と同じ処理解像度で誤差拡散処理を行う場合に比べて処理工程を省略することができるため処理の高速化を図ることができる。
請求項に記載の発明は、色相の異なる2色以上のドットの粗密で画像を形成する画像形成方法において、
連続階調で表現された画像データの各画素の画像値を入力する入力工程と、
前記入力工程において入力された画像値に基づいて誤差拡散処理を行って、連続階調で表現された前記画像データをドットデータに変換する誤差拡散処理工程と、
を備え、
所定解像度において、対象とする色のインクのドットが印字率100%で配置された場合の当該色の明度を最大明度としたとき、
前記誤差拡散処理工程は、
前記最大明度が所定値より低い色については、等方である第1処理解像度で誤差拡散処理を行う第1誤差拡散処理工程と、
前記最大明度が所定値以上の色については、前記第1処理解像度より粗い非等方である第2処理解像度で誤差拡散処理を行う第2誤差拡散処理工程と、
を備えることを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、入力工程により、連続階調で表現された画像データの各画素の画像値が入力され、誤差拡散処理工程により、入力工程において入力された画像値に基づいて誤差拡散処理が行われ、連続階調で表現された画像データがドットデータに変換され、所定解像度において、対象とする色のインクのドットが印字率100%で配置された場合の当該色の明度を最大明度としたとき、誤差拡散処理工程において、第1誤差拡散処理工程により、最大明度が所定値より低い色については、等方である第1処理解像度で誤差拡散処理を行い、第2誤差拡散処理工程により、最大明度が所定値以上の色については、第1処理解像度より粗い非等方である第2処理解像度で誤差拡散処理を行うので、最大明度が低く視覚的に目立つ色については、等方の第1処理解像度で誤差拡散処理が行われ、最大明度が高く視覚的に目立たない色については、第1処理解像度よりも粗い非等方の第2処理解像度で誤差拡散処理が行われることとなり、目立つ色についてはきれいな分散が得られることとなり画像の悪化を防止することができるとともに、目立たない色については第1処理解像度より粗い解像度で処理が行われて処理の高速化を図ることができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の画像形成方法において、
前記誤差拡散処理工程では、
前記最大明度が40より低い色については、第1誤差拡散処理工程により誤差拡散処理を行い、
前記最大明度が40以上の色については、第2誤差拡散処理工程により誤差拡散処理を行うことを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、特に、最大明度が40より低い色については、第1誤差拡散処理工程により誤差拡散処理を行い、最大明度が40以上の色については、第2誤差拡散処理工程により誤差拡散処理を行うので、最大明度が40より低く視覚的に目立つ色については、等方の第1処理解像度で誤差拡散処理が行われ、最大明度が40以上であり視覚的に目立たない色については、第1処理解像度よりも粗い非等方の第2処理解像度で誤差拡散処理が行われることとなり、目立つ色についてはきれいな分散が得られることとなり画像の悪化を防止することができるとともに、目立たない色については第1処理解像度より粗い解像度で処理が行われて処理の高速化を図ることができる。
請求項に記載の発明は、請求項6又は7に記載の画像形成方法において、
前記第2処理解像度における画素が配列するラスター方向の処理解像度は、前記ラスター方向に直交する方向の処理解像度より粗いことを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、請求項6又は7に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、特に、第2処理解像度における画素が配列するラスター方向の処理解像度は、ラスター方向に直交する方向の処理解像度より粗いので、誤差拡散処理された画像データのデータ量を従来の誤差拡散処理後のものと同等に抑えることができる。
請求項に記載の発明は、請求項6又は7に記載の画像形成方法において、
前記第2誤差拡散処理工程では、前記ラスター方向に並ぶ複数画素を1つの画素群とし、当該画素群毎に誤差拡散処理を行うことを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、請求項6又は7に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、特に、第2誤差拡散処理工程では、ラスター方向に並ぶ複数画素を1つの画素群とし、当該画素群毎に誤差拡散処理を行うので、誤差拡散処理された画像データのデータ量を従来の誤差拡散処理後のものと同等に抑えることができる。
請求項10に記載の発明は、請求項の何れか一項に記載の画像形成方法において、
前記第2誤差拡散処理工程は、量子化値とドットマトリクスとが対応付けられたドットマトリクスデータを備え、前記画素の前記画像値に対して多値誤差拡散処理を行って量子化値を得て、前記ドットマトリクスデータから前記量子化値に対応する前記ドットマトリクスを選択し、連続階調で表現された前記画像データを当該ドットマトリクスに基づいてドットが配置されたドットデータに変換することを特徴としている。
請求項10に記載の発明によれば、請求項の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、特に、第2誤差拡散処理工程は、量子化値とドットマトリクスとが対応付けられたドットマトリクスデータを備え、画素の画像値に対して多値誤差拡散処理を行って量子化値を得て、ドットマトリクスデータから量子化値に対応するドットマトリクスを選択し、連続階調で表現された画像データを当該ドットマトリクスに基づいてドットが配置されたドットデータに変換するので、従来の表示解像度と同じ処理解像度で誤差拡散処理を行う場合に比べて処理工程を省略することができるため処理の高速化を図ることができる。
請求項11に記載の発明は、色相の異なる2色以上のドットの粗密で画像を形成する画像形成装置に、
連続階調で表現された画像データの各画素の画像値を入力する入力機能と、
前記入力機能により入力された画像値に基づいて誤差拡散処理を行って、連続階調で表現された前記画像データをドットデータに変換する誤差拡散処理機能と、
を実現させ、
所定解像度において、対象とする色のインクのドットが印字率100%で配置された場合の当該色の明度を最大明度としたとき、
前記誤差拡散処理機能は、
前記最大明度が所定値より低い色については、等方である第1処理解像度で誤差拡散処理を行う第1誤差拡散処理機能と、
前記最大明度が所定値以上の色については、前記第1処理解像度より粗い非等方である第2処理解像度で誤差拡散処理を行う第2誤差拡散処理機能と、
を備えることを特徴としている。
請求項11に記載の発明によれば、入力機能により、連続階調で表現された画像データの各画素の画像値が入力され、誤差拡散処理機能により、入力機能によって入力された画像値に基づいて誤差拡散処理が行われ、連続階調で表現された画像データがドットデータに変換され、所定解像度において、対象とする色のインクのドットが印字率100%で配置された場合の当該色の明度を最大明度としたとき、誤差拡散処理機能は、第1誤差拡散処理機能により、最大明度が所定値より低い色については、等方である第1処理解像度で誤差拡散処理を行い、第2誤差拡散処理機能により、最大明度が所定値以上の色については、第1処理解像度より粗い非等方である第2処理解像度で誤差拡散処理を行うので、最大明度が低く視覚的に目立つ色については、等方の第1処理解像度で誤差拡散処理が行われ、最大明度が高く視覚的に目立たない色については、第1処理解像度よりも粗い非等方の第2処理解像度で誤差拡散処理が行われることとなり、目立つ色についてはきれいな分散が得られることとなり画像の悪化を防止することができるとともに、目立たない色については第1処理解像度より粗い解像度で処理が行われて処理の高速化を図ることができる。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の画像形成プログラムにおいて、
前記誤差拡散処理機能は、
前記最大明度が40より低い色については、第1誤差拡散処理機能により誤差拡散処理を行い、
前記最大明度が40以上の色については、第2誤差拡散処理機能により誤差拡散処理を行うことを特徴としている。
請求項12に記載の発明によれば、請求項11に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、特に、最大明度が40より低い色については、第1誤差拡散処理機能により誤差拡散処理を行い、最大明度が40以上の色については、第2誤差拡散処理機能により誤差拡散処理を行うので、最大明度が40より低く視覚的に目立つ色については、等方の第1処理解像度で誤差拡散処理が行われ、最大明度が40以上であり視覚的に目立たない色については、第1処理解像度よりも粗い非等方の第2処理解像度で誤差拡散処理が行われることとなり、目立つ色についてはきれいな分散が得られることとなり画像の悪化を防止することができるとともに、目立たない色については第1処理解像度より粗い解像度で処理が行われて処理の高速化を図ることができる。
請求項13に記載の発明は、請求項11又は12に記載の画像形成プログラムにおいて、
前記第2処理解像度における画素が配列するラスター方向の処理解像度は、前記ラスター方向に直交する方向の処理解像度より粗いことを特徴としている。
請求項13に記載の発明によれば、請求項11又は12に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、特に、第2処理解像度における画素が配列するラスター方向の処理解像度は、ラスター方向に直交する方向の処理解像度より粗いので、誤差拡散処理された画像データのデータ量を従来の誤差拡散処理後のものと同等に抑えることができる。
請求項14に記載の発明は、請求項11又は12に記載の画像形成プログラムにおいて、
前記第2誤差拡散処理機能は、前記ラスター方向に並ぶ複数画素を1つの画素群とし、当該画素群毎に誤差拡散処理を行うことを特徴としている。
請求項14に記載の発明によれば、請求項11又は12に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、特に、第2誤差拡散処理工程では、ラスター方向に並ぶ複数画素を1つの画素群とし、当該画素群毎に誤差拡散処理を行うので、誤差拡散処理された画像データのデータ量を従来の誤差拡散処理後のものと同等に抑えることができる。
請求項15に記載の発明は、請求項1114の何れか一項に記載の画像形成プログラムにおいて、
前記第2誤差拡散処理機能は、量子化値とドットマトリクスとが対応付けられたドットマトリクスデータを備え、前記画素の前記画像値に対して多値誤差拡散処理を行って量子化値を得て、前記ドットマトリクスデータから前記量子化値に対応する前記ドットマトリクスを選択し、連続階調で表現された前記画像データを当該ドットマトリクスに基づいてドットが配置されたドットデータに変換することを特徴としている。
請求項15に記載の発明によれば、請求項1114の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、特に、第2誤差拡散処理機能は、量子化値とドットマトリクスとが対応付けられたドットマトリクスデータを備え、画素の画像値に対して多値誤差拡散処理を行って量子化値を得て、ドットマトリクスデータから量子化値に対応するドットマトリクスを選択し、連続階調で表現された画像データを当該ドットマトリクスに基づいてドットが配置されたドットデータに変換するので、従来の表示解像度と同じ処理解像度で誤差拡散処理を行う場合に比べて処理工程を省略することができるため処理の高速化を図ることができる。
本発明によれば、目立つ色についてはきれいな分散が得られることとなり画像の悪化を防止することができるとともに、目立たない色については第1処理解像度より粗い解像度で処理が行われて処理の高速化を図ることができる。
また、誤差拡散処理された画像データのデータ量を従来の誤差拡散処理後のものと同等に抑えることができる。
また、従来の表示解像度と同じ処理解像度で誤差拡散処理を行う場合に比べて処理工程を省略することができるため処理の高速化を図ることができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の画像形成動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置のハーフトーン処理動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の誤差拡散処理動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の第1誤差拡散処理動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の第2誤差拡散処理動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る第2誤差拡散処理で使用されるドットマトリクスを説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の概略構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の第2誤差拡散処理動作の一例を示すフローチャートである。 本発明に第2の実施形態に係る第2誤差拡散処理で使用されるドットマトリクスを説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の最良の形態について詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。また、限定的な表現をする場合があるが、これに限られるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明を適用した、画像形成装置1の概略構成を示すブロック図である。第1の実施形態に係る画像形成装置1は、例えば、図1に示すように、画像データ入力部2,ラスタライザ3,色/階調補正モジュール4,ハーフトーンモジュール5,モニタ6,インクジェットプリンタ7,CPU(Central Processing Unit)8,RAM(Random Access Memory)9,記憶部10等を備えて構成される。そして、画像形成装置1は、シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)等の2色以上のドットの粗密で記録媒体上に画像データ入力部2から入力される画像データに基づく画像を形成する。 なお、第1の実施形態では、表示解像度(印字解像度)が、等方であり、例えば、1440dpi×1440dpiである場合について説明する。
画像データ入力部2は、例えば、画像読取部又はスキャナー及びパソコン等と接続される部分であり、画像データを入力する。
ラスタライザ3は、例えば、CPU8が後述する入力プログラム10Aを実行することにより制御されて、画像データ入力部2から入力された多階調の画像データを必要に応じてベクターデータからラスターデータに変換する。
色/階調補正モジュール4は、例えば、CPU8が後述する入力プログラム10Aを実行することに基づいて、ラスタライザ3によりラスターデータに変換された画像データをCMYK等の連続階調で表現された画像データに変換する。
ハーフトーンモジュール5は、例えば、後述する第1誤差拡散処理プログラム10C及び第2誤差拡散処理プログラム10Dを実行することに基づいて、色/階調補正モジュール4によりCMYK等のデータに変換された画像データにハーフトーン処理を施す。
モニタ6は、例えば、液晶パネル等を備えて構成され、当該画像形成装置1の操作状況等を表示する。
インクジェットプリンタ7は、例えば、CMYK等の有色インクのドットを記録媒体上に配置することにより、当該画像形成装置1において画像処理された画像データに基づく画像を記録媒体上に形成する。より具体的には、CPU8が後述する第1誤差拡散処理プログラム10C,第2誤差拡散処理プログラム10Dを実行することにより生成したドット配置データに基づいて、CMYK等の有色インクのドットを記録媒体上に配置する。
CPU8は、例えば、記憶部10に格納された処理プログラム等を読み出して、RAM9に展開して実行することにより、画像形成装置1全体の制御を行う。
RAM9は、CPU8により実行された処理プログラム等を、RAM9内のプログラム格納領域に展開するとともに、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等をデータ格納領域に格納する。
記憶部10は、例えば、プログラムやデータ等が予め記憶されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体は、例えば、半導体メモリ等で構成されている。また、記憶部10は、CPU8が画像形成装置1全体を制御する機能を実現させるための各種データ,各種処理プログラム,これらプログラムの実行により処理されたデータ等を記憶する。より具体的には、記憶部10は、例えば、図1に示すように、入力プログラム10A,判断プログラム10B,第1誤差拡散処理プログラム10C,第2誤差拡散処理プログラム10D等を格納している。
なお、入力プログラム10A,第1誤差拡散処理プログラム10C,第2誤差拡散処理プログラム10Dは、画像形成プログラムとして機能する。
入力プログラム10Aは、例えば、CPU8に、連続階調で表現された画像データの各画素の画像値を入力する機能(入力機能)を実現させるプログラムである。より具体的には、入力プログラム10Aは、例えば、CPU8に、ラスタライザ3を制御して、画像データ入力部2から入力された多階調の画像データを必要に応じてベクターデータからラスターデータに変換させ、色/階調補正モジュール4を制御して、ラスターデータに変換された画像データをCMYK等の連続階調で表現された画像データに変換させ、当該画像データの各画素の画像値をハーフトーンモジュール5に入力する機能を実現させるプログラムである。CPU8は、かかる入力プログラム10Aを実行することにより、入力手段として機能する。
判断プログラム10Bは、例えば、CPU8に、画像データの各色毎に、第1誤差拡散処理と第2誤差拡散処理のどちらの誤差拡散処理を行うかを判断する機能を実現させるプログラムである。より具体的には、判断プログラム10Bは、例えば、CPU8に、画像データの対象とする色の最大明度が40より低いか否かを判断し、画像データの対象とする色の最大明度が40より低い場合には、当該画素に対して第1誤差拡散処理を行うと判断し、画像データの対象とする色の最大明度が40以上である場合には、当該画素に対して第2誤差拡散処理を行うと判断する機能を実現させるプログラムである。ここで、最大明度とは、所定解像度において対象とする色のインクのドットが印字率100%で配置された場合の当該色の明度である。例えば、720dpi×720dpiの解像度において印字率100%で配置された場合の各色の明度(最大明度)は、K:5,C:35,M:42,Y:75であり、この場合、K及びCの最大明度は40より低く、M及びYの最大明度は40以上であるので、CPU8は、判断プログラム10Bを実行することにより、K及びCについては第1誤差拡散処理を行うと判断し、M及びYについては第2誤差拡散処理を行うと判断する。また、第1誤差拡散処理とは、CPU8が後述する第1誤差拡散処理プログラム10Cを実行することによりなされる誤差拡散処理であり、第2誤差拡散処理とは、CPU8が後述する第2誤差拡散処理プログラム10Dを実行することによりなされる誤差拡散処理である。
第1誤差拡散処理プログラム10Cは、例えば、CPU8に、判断プログラム10Bを実行することによって、画像データの対象とする色の最大明度が40より低いと判断し、当該画素に対して第1誤差拡散処理を行うと判断した場合に、当該画素に対して、等方である第1処理解像度で誤差拡散処理を行う機能(誤差拡散処理機能の一部,第1誤差拡散処理機能)を実現させるプログラムである。
本実施形態では、処理する画像データの表示解像度は、例えば、1440dpi×1440dpi等の等方な解像度であるため、CPU8は、第1誤差拡散処理プログラム10Cを実行することにより、例えば、表示解像度と同じ等方な第1処理解像度で第1誤差拡散処理を行う。これにより、第1処理解像度は、例えば、1440dpi×1440dpi等の等方な処理解像度となる。
CPU8は、かかる第1誤差拡散処理プログラム10Cを実行することにより、誤差拡散処理手段の一部及び第1誤差拡散処理手段として機能する。
第2誤差拡散処理プログラム10Dは、例えば、CPU8に、判断プログラム10Bを実行することによって、画像データの対象とする色の最大明度が40以上であると判断し、当該画素に対して第2誤差拡散処理を行うと判断した場合に、当該画素に対して、第1処理解像度よりも粗い非等方である第2処理解像度で誤差拡散処理を行う機能(誤差拡散処理機能の一部,第2誤差拡散処理機能)を実現させるプログラムである。
本実施形態では、処理する画像データの表示解像度は、例えば、1440dpi×1440dpi等の等方な解像度であり、第1処理解像度は、表示解像度と同じ解像度としているので、CPU8は、第2誤差拡散処理プログラム10Dを実行することにより、主走査方向に並ぶ2画素を一つの画素群として、当該画素毎に第2誤差拡散処理を行う。これにより、第2処理解像度は、例えば、720dpi×1440dpi等の第1処理解像度より粗い非等方な処理解像度となる。
具体的には、第2誤差拡散処理プログラム10Dは、量子化値とドットマトリクスとが対応付けられたドットマトリクスデータを備え、CPU8に、座標(x,y)の画素に対して、多値誤差拡散処理を行って量子化値を得て、ドットマトリクスデータから当該量子化値に対応するドットマトリクスを選択し、連続階調で表現された画像データを当該ドットマトリクスに基づいてドットが配置されたドットデータに変換する機能を実現させるプログラムである。ここで、xは、例えば主走査方向の画素位置を表し、yは、副走査方向の画素位置を表す。
CPU8は、かかる第2誤差拡散処理プログラム10Dを実行することにより、誤差拡散処理手段の一部及び第2誤差拡散処理手段として機能する。
ここで、第2処理解像度において、ラスター方向の処理解像度はラスター方向に直交する方向の処理解像度よりも粗くなっている。従って、CPU8は、第2誤差拡散処理プログラム10Dを実行することにより、ラスター方向に並ぶ複数画素を1つの画素群とし、当該画素群毎に誤差拡散処理を行う。
次に、上述のような構成の第1の実施形態に係る画像形成装置1における画像形成動作の一例を図2に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、画像データ入力部2から画像データが入力されると(ステップS1)、CPU8は、入力プログラム10Aを実行することにより、ラスタライザ3を制御して、画像データ入力部2から入力された多階調の画像データを必要に応じてベクターデータからラスターデータに変換させる(ステップS2)。
次に、CPU8は、入力プログラム10Aの実行に基づいて、色/階調補正モジュール4を制御して、ラスターデータに変換された画像データをCMYK等の連続階調で表現された画像データに変換させ、当該画像データの各画素の画像値をハーフトーンモジュール5に入力する(ステップS3)。
なお、ステップS2及びステップS3は、入力工程を構成する。
次に、CPU8は、判断プログラム10Bを実行することにより、第1誤差拡散処理又は第2誤差拡散処理を行うかを判断し、判断結果に基づいて、第1誤差拡散処理プログラム10C又は第2誤差拡散処理プログラム10Dを実行することにより、ハーフトーンモジュール5を制御して、色/階調補正モジュール4によりCMYK等のデータに変換された画像データにハーフトーン処理を行わせる(ステップS4:誤差拡散処理工程)。
次に、CPU8は、ステップS4においてハーフトーン処理が行われた画像データをインクジェットプリンタ7に出力し、当該画像データに基づく画像を記録媒体上に形成させ(ステップS5)、本処理を終了する。
次に、第1の実施形態に係る画像形成装置1におけるハーフトーン処理の流れの一例を図3を参照しながら説明する。
まず、座標(x,y)=(0,0)の位置の画素に走査位置を合わせる(ステップS101)。ここで、xとは、主走査方向の画素位置を表し、yとは副走査方向の画素位置を表す。
次に、CPU8は、yがy座標の最大値であるymaxより小さいか否かを判断する(ステップS102)。
ステップS102において、CPU8が、yがy座標の最大値であるymaxより小さいと判断した場合には(ステップS102;Yes)、CPU8は、xがx座標の最大値であるxmaxより小さいか否かを判断する(ステップS103)。
ステップS103において、CPU8が、xがx座標の最大値であるxmaxより小さいと判断した場合には(ステップS103;Yes)、CPU8は、当該座標(x,y)における画素について誤差拡散処理を行う(ステップS104)。
次に、CPU8は、走査位置を主走査方向に「1」進み(ステップS105)、ステップS103に戻る。
ステップS103において、CPU8が、xがx座標の最大値であるxmaxより小さくないと判断した場合には(ステップS103;No)、CPU8は、当該座標yにおける主走査方向一列についてのハーフトーン処理が行われたと判断し、走査位置を副走査方向に「1」進み(ステップS106)、ステップS102に戻る。
一方、ステップS102において、CPU8が、yがy座標の最大値であるymaxより小さくないと判断した場合には(ステップS102;No)、CPU8は、全ての画素についてハーフトーン処理が行われたと判断し、本処理を終了する。
次に、第1の実施形態に係る誤差拡散処理の一例について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、CPU8は、判断プログラム10Bを実行することにより、画像データの対象とする色の最大明度が40より低いか否かを判断することにより、第1誤差拡散処理と第2誤差拡散処理のどちらの誤差拡散処理を行うかを判断する(ステップS201)。
ステップS201において、CPU8が、画像データの対象とする色の最大明度が40より低いと判断した場合には(ステップS201;Yes)、CPU8は、第1誤差拡散処理を行うと判断し、第1誤差拡散処理プログラム10Cを実行することにより第1誤差拡散処理を行う(ステップS202)。
ステップS201において、CPU8が、画像データの対象とする色の最大明度が40以上であると判断した場合には(ステップS201;No)、CPU8は、第2誤差拡散処理を行うと判断し、第2誤差拡散処理プログラム10Dを実行することにより大2誤差拡散処理を行う(ステップS203)。
次に、第1の実施形態に係る第1誤差拡散処理について、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、CPU8は、第1誤差拡散処理プログラム10Cを実行することにより、座標(x,y)における画素の画素値I(x,y)に(周辺誤差)を加算し、total値を算出する(ステップS301)。
ここで、画素値とは、座標(x,y)における画素の階調値を表し、「0」〜「255」までの256階調の値である。また、周辺誤差とは、既に誤差拡散処理された周辺画素から拡散された誤差の累積値である。
次に、CPU8は、ステップS301で得られたtotal値が127より大きいか否かを判断する(ステップS302)。
ステップS302において、total値が127以下であると判断した場合には(ステップS302;No)、CPU8は、当該画素にドットを配置しないことを決め、当該画素の(評価値)を0とする(ステップS303)。
ステップS302において、total値が127より大きいと判断した場合には(ステップS302;Yes)、CPU8は、当該画素にドットを配置することを決め、当該画素の(評価値)を255とする(ステップS304)。
次に、CPU8は、画素値I(x,y)から、ステップS303又はステップS304で得られた(評価値)を減算することにより、(誤差)を算出する(ステップS205)。
次に、CPU8は、ステップS305で得られた(誤差)を所定の分配係数値により周辺未処理画素へ拡散させ(ステップS306)、座標(x,y)における画素に対する第1誤差拡散処理を終了する。
次に、第1の実施形態に係る第2誤差拡散処理について、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、CPU8は、第2誤差拡散処理プログラム10Dを実行することにより、座標(x,y)における画素のxを2で割った余りが0となるか否かを判断することにより、当該画素が主走査方向の偶数画素目に該当するか否かを判断する(ステップS401)。
ステップS401において、CPU8が、座標(x,y)における画素のxを2で割った余りが1となり、当該画素における画素が主走査方向の偶数画素目に該当しないと判断した場合には(ステップS401;No)、CPU8は、本処理を終了する。
ステップS401において、CPU8が、座標(x,y)における画素のxを2で割った余りが0となり、当該画素における画素が主走査方向の偶数画素目に該当すると判断した場合には(ステップS401;Yes)、CPU8は、座標(x,y)における画素の画素値I(x,y)を128で割り、(余り)と(結果値)を算出する(ステップS402)。
ここで、画素値I(x,y)は、「0」〜「255」の256階調であるため、ステップS402で得られる(結果値)は、「0」又は「1」である。
次に、CPU8は、ステップS402で得られた(結果値)に(周辺誤差)を加算し、total値を算出する(ステップS403)。
次に、CPU8は、ステップS403で得られたtotal値が64より大きいか否かを判断する(ステップS404)。
ステップS404において、CPU8が、total値が64以下であると判断した場合には(ステップS404;No)、CPU8は、当該画素の(量子化値)=(結果値)とし、(評価値)を0とする(ステップS405)。
ステップS404において、CPU8が、total値が64より大きいと判断した場合には(ステップS404;Yes)、CPU8は、(結果値)に「1」を加算することにより(量子化値)を算出し、(評価値)を127とする(ステップS406)。
ここで、ステップS402で得られる(結果値)は「0」又は「1」であるため、ステップS406の処理により得られる(量子化値)は「1」又は「2」となる。
次に、CPU8は、ステップS405及びステップS406において得られた(量子化値)に対応するドットマトリクスデータに基づいて、座標(x,y)における当該画素及び座標(x−1,y)における画素にドットを割り当てる(ステップS407)。
ここで、ドットマトリクスデータに基づくドットマトリクスの一例を図7に示す。
第1の実施形態に係る第2誤差拡散処理で使用されるドットマトリクスデータは、図7に示すように、2画素に対応するドットマトリクスのデータである。そして、(量子化値)=0の場合のドットマトリクスは、2画素のうちどちらにもドットを配置しないドットマトリクスである。(量子化値)=1の場合のドットマトリクスは、2画素のうちどちらか一方にドットを配置するドットマトリクスであり、2通りのドットマトリクスがある。(量子化値)=2の場合のドットマトリクスは、2画素の両方にドットを配置するドットマトリクスである。
次に、CPU8は、total値からステップS405又はステップS406で得られた(評価値)を減算することにより、(誤差)を算出する(ステップS408)。
次に、CPU8は、ステップS408で得られた(誤差)を所定の分配係数値により主走査方向の偶数画素目の周辺未処理画素へ拡散させ(ステップS409)、座標(x,y)における画素に対する第2誤差拡散処理を終了する。
以上に説明した第1の実施形態に係る画像形成装置1,画像形成方法,画像形成プログラムによると、CPU8が、入力プログラム10Aを実行することにより、連続階調で表現された画像データの各画素の画像値が入力され、CPU8が第1誤差拡散処理プログラム10C及び第2誤差拡散処理プログラム10Dを実行することにより、入力された画像値に基づいて誤差拡散処理が行われ、連続階調で表現された画像データがドットデータに変換され、CPU8が、第1誤差拡散処理プログラム10Cを実行することにより、最大明度が40より低い色については、等方である第1処理解像度で誤差拡散処理が行われ、CPU8が、第2誤差拡散処理プログラム10Dを実行することにより、最大明度が40以上の色については、第1処理解像度より粗い非等方である第2処理解像度で誤差拡散処理が行われるので、明度が低く視覚的に目立つ色については、等方の第1処理解像度で誤差拡散処理が行われ、明度が高く視覚的に目立たない色については、第1処理解像度よりも粗い非等方の第2処理解像度で誤差拡散処理が行われることとなり、目立つ色についてはきれいな分散が得られることとなり画像の悪化を防止することができるとともに、目立たない色については第1処理解像度より粗い解像度で処理が行われて処理の高速化を図ることができる。
また、第2処理解像度における画素が配列するラスター方向の処理解像度は、ラスター方向に直交する方向の処理解像度より粗く、第2誤差拡散処理手段は、ラスター方向に並ぶ複数画素を1つの画素群とし、当該画素群毎に誤差拡散処理を行うので、誤差拡散処理された画像データのデータ量を従来の誤差拡散処理後のものと同等に抑えることができる。
また、CPU8は、第2誤差拡散処理プログラム10Dを実行することにより、画素の画像値に対して多値誤差拡散処理を行って量子化値を得て、量子化値とドットマトリクスとが対応付けられたドットマトリクスデータから量子化値に対応するドットマトリクスを選択し、連続階調で表現された画像データを当該ドットマトリクスに基づいてドットが配置されたドットデータに変換するので、従来の表示解像度と同じ処理解像度で誤差拡散処理を行う場合に比べて処理工程を省略することができるため処理の高速化を図ることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る画像形成装置100は、例えば、図8に示すように、記憶部20の構成のみが、第1の実施形態に係る画像形成装置1と異なるので、その他の構成については同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
また、第2の実施形態では、表示解像度(印字解像度)が、非等方であり、例えば、2880dpi×1440dpiである場合について説明する。
記憶部20は、例えば、プログラムやデータ等が予め記憶されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体は、例えば、半導体メモリ等で構成されている。また、記憶部20は、CPU8が画像形成装置100全体を制御する機能を実現させるための各種データ,各種処理プログラム,これらプログラムの実行により処理されたデータ等を記憶する。より具体的には、記憶部20は、例えば、図8に示すように、入力プログラム10A,判断プログラム10B,第1誤差拡散処理プログラム20C,第2誤差拡散処理プログラム20D等を格納している。
なお、入力プログラム10A,第1誤差拡散処理プログラム20C,第2誤差拡散処理プログラム20Dは、画像形成プログラムとして機能する。
第1誤差拡散処理プログラム20Cは、例えば、CPU8に、判断プログラム10Bを実行することによって、画像データの対象とする色の最大明度が40より低いと判断し、当該画素に対して第1誤差拡散処理を行うと判断した場合に、当該画素に対して、等方である第1処理解像度で誤差拡散処理を行う機能(誤差拡散処理機能の一部,第1誤差拡散処理機能)を実現させるプログラムである。
本実施形態では、処理する画像データの表示解像度は、例えば、2880dpi×1440dpi等の主走査方向の解像度が高い非等方な解像度であるため、CPU8は、第1誤差拡散処理プログラム20Cを実行することにより、例えば、主走査方向(x方向)に並ぶ2画素を1つの画素群とし、当該画素群毎に第1誤差拡散処理を行う。これにより、第1処理解像度は、例えば、1440dpi×1440dpi等の等方な処理解像度となる。
具体的には、第1誤差拡散処理プログラム20Cは、量子化値とドットマトリクスとが対応付けられたドットマトリクスデータを備え、CPU8に、座標(x,y)の画素に対して、多値誤差拡散処理を行って量子化値を得て、ドットマトリクスデータから当該量子化値に対応するドットマトリクスを選択し、連続階調で表現された画像データを当該ドットマトリクスに基づいてドットが配置されたドットデータに変換する機能を実現させるプログラムである。
CPU8は、かかる第1誤差拡散処理プログラム20Cを実行することにより、誤差拡散処理手段の一部及び第1誤差拡散処理手段として機能する。
第2誤差拡散処理プログラム20Dは、例えば、CPU8に、判断プログラム10Bを実行することによって、画像データの対象とする色の最大明度が40以上であると判断し、当該画素に対して第2誤差拡散処理を行うと判断した場合に、当該画素に対して、第1処理解像度よりも粗い非等方である第2処理解像度で誤差拡散処理を行う機能(誤差拡散処理機能の一部,第2誤差拡散処理機能)を実現させるプログラムである。
本実施形態では、処理する画像データの表示解像度は、例えば、2880dpi×1440dpi等の主走査方向の解像度が高い非等方な解像度であり、第1処理解像度は、例えば、主走査方向に並ぶ2画素を1つの画素群としているので、CPU8は、第2誤差拡散処理プログラム20Dを実行することにより、主走査方向に並ぶ4画素を一つの画素群として、当該画素毎に第2誤差拡散処理を行う。これにより、第2処理解像度は、例えば、720dpi×1440dpi等の第1処理解像度より粗い非等方な処理解像度となる。 具体的には、第2誤差拡散処理プログラム20Dは、量子化値とドットマトリクスとが対応付けられたドットマトリクスデータを備え、CPU8に、座標(x,y)の画素に対して、多値誤差拡散処理を行って量子化値を得て、ドットマトリクスデータから当該量子化値に対応するドットマトリクスを選択し、連続階調で表現された画像データを当該ドットマトリクスに基づいてドットが配置されたドットデータに変換する機能を実現させるプログラムである。
CPU8は、かかる第2誤差拡散処理プログラム20Dを実行することにより、誤差拡散処理手段の一部及び第2誤差拡散処理手段として機能する。
そして、上述のような構成の第2の実施形態に係る第1誤差拡散処理は、図6に示す第1の実施形態に係る第2誤差拡散処理と同様の処理となる。
次に、第2の実施形態に係る第2誤差拡散処理について、図9に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、CPU8は、第2誤差拡散処理プログラム20Dを実行することにより、座標(x,y)における画素のxを4で割った余りが0となるか否かを判断することにより、当該画素が主走査方向の4の倍数の画素目に該当するか否かを判断する(ステップS501)。
ステップS501において、CPU8が、座標(x,y)における画素のxを4で割った余りが0以外となり、当該画素における画素が主走査方向の4の倍数の画素目に該当しないと判断した場合には(ステップS501;No)、CPU8は、本処理を終了する。 ステップS501において、CPU8が、座標(x,y)における画素のxを4で割った余りが0となり、当該画素における画素が主走査方向の4の倍数の画素目に該当すると判断した場合には(ステップS501;Yes)、CPU8は、座標(x,y)における画素の画素値I(x,y)を64で割り、(余り)と(結果値)を算出する(ステップS502)。
ここで、画素値I(x,y)は、「0」〜「255」の256階調であるため、ステップS502で得られる(結果値)は、「0」,「1」,「2」,「3」の何れかである。
次に、CPU8は、ステップS502で得られた(結果値)に(周辺誤差)を加算し、total値を算出する(ステップS503)。
次に、CPU8は、ステップS503で得られたtotal値が32より大きいか否かを判断する(ステップS504)。
ステップS504において、CPU8が、total値が32以下であると判断した場合には(ステップS504;No)、CPU8は、当該画素の(量子化値)=(結果値)とし、(評価値)を0とする(ステップS505)。
ステップS504において、CPU8が、total値が32より大きいと判断した場合には(ステップS504;Yes)、CPU8は、(結果値)に「1」を加算することにより(量子化値)を算出し、(評価値)を63とする(ステップS506)。
ここで、ステップS502で得られる(結果値)は「0」,「1」,「2」,「3」の何れかであるため、ステップS506の処理により得られる(量子化値)は「1」,「2」,「3」,「4」の何れかとなる。
次に、CPU8は、ステップS505及びステップS506において得られた(量子化値)に対応するドットマトリクスデータに基づいて、座標(x−3,y)、座標(x−2,y)、座標(x−1,y)、座標(x,y)における画素にドットを割り当てる(ステップS507)。
ここで、ドットマトリクスデータに基づくドットマトリクスの一例を図10に示す。
第2の実施形態に係る第2誤差拡散処理で使用されるドットマトリクスデータは、図10に示すように、4画素に対応するドットマトリクスのデータである。そして、(量子化値)=0の場合のドットマトリクスは、4画素のうちどちらにもドットを配置しないドットマトリクスである。(量子化値)=1の場合のドットマトリクスは、4画素のうち何れかの画素にドットを配置するドットマトリクスであり、4通りのドットマトリクスがある。(量子化値)=2の場合のドットマトリクスは、4画素のうち何れかの2画素にドットを配置するドットマトリクスであり、6通りのドットマトリクスがある。(量子化値)=3の場合のドットマトリクスは、4画素のうち何れかの3画素にドットを配置するドットマトリクスであり、4通りのドットマトリクスがある。(量子化値)=4の場合のドットマトリクスは、4画素の全てにドットを配置するドットマトリクスである。
次に、CPU8は、total値からステップS505又はステップS506で得られた(評価値)を減算することにより、(誤差)を算出する(ステップS508)。
次に、CPU8は、ステップS508で得られた(誤差)を所定の分配係数値により主走査方向の4の倍数の画素目の周辺未処理画素へ拡散させ(ステップS509)、座標(x,y)における画素に対する第2誤差拡散処理を終了する。
以上に説明した、第2の実施形態に係る画像形成装置100,画像形成方法,画像形成プログラムによれば、第1の実施形態に係る画像形成装置1,画像形成方法,画像形成プログラムと同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、CPU8が入力プログラム10Aを実行することにより入力した画像データのラスター方向(主走査方向)の解像度がラスター方向に直交する方向(副走査方向)の解像度よりも高く、表示解像度が非等方な場合であっても、CPU8が第1誤差拡散処理プログラム20Cを実行することにより、ラスター方向に並ぶ複数画素を1つの画素群とされ、当該画素群毎に多値誤差拡散処理が行われるので、第1処理解像度を等方とすることができ、処理をより高速化することができる。
なお、本実施形態では、対象とする色の最大明度が40より小さい場合には、当該画素に対して第1誤差拡散処理を行い、対象とする色の最大明度が40以上である場合には、第2誤差拡散処理を行うこととしたが、第1誤差拡散処理を行うか又は第2誤差拡散処理を行うかの判断基準はこれに限られるものではなく、視覚的に目立つ色に対しては、第1誤差拡散処理を行い、視覚的に目立たない色に対しては、第2誤差拡散処理を行うものであれば、なんであってもよい。
例えば、同一色相で複数種類のインクのドットを含まない色に対しては、第1誤差拡散処理を行い、同一色相で複数種類のインクのドットを含む色に対しては、第2誤差拡散処理を行うこととしてもよい。
また、所定の大きさよりも大きいドットを含む色に対しては、第1誤差拡散処理を行い、所定の大きさよりも大きいドットを含まない色に対しては、第2誤差拡散処理を行うこととしてもよい。
また、明度の低いブラック(K)に対しては、第1誤差拡散処理を行い、K以外の色に対しては、第2拡散処理を行うこととしてもよい。
また、第1処理解像度は等方であればよく、第2処理解像度は、第1処理解像度よりも粗い非等方なものであればよく、本実施形態に例示したものに限られるものではない。具体的には、表示解像度がX×Yで、X=nYである場合、第1処理解像度は、主走査方向に並ぶn画素を1つの画素群として、当該画素群毎に第1誤差拡散処理を行うものであればよく、第2処理解像度は、主走査方向に並ぶ2n画素を1つの画素群として、当該画素毎に第2誤差拡散処理を行うものであればよい。
また、第1処理解像度は、等方でなくてもよく、表示解像度と同じ解像度であってもよい。これにより、視覚的に目立つ色について、表示解像度において可能な範囲で、よりきれいな分散を得ることができる。
また、所定の量子化値に対応するドットマトリクスが複数ある場合に、当該複数のドットマトリクスの中から、第2誤差拡散処理が行われている画素のドット配置に使用されるドットマトリクスを選択する順番は、所定の順番であってもよいし、乱数によって決定される順番であってもよい。
1,100 画像形成装置
8 CPU(入力手段,誤差拡散処理手段,第1誤差拡散処理手段,第2誤差拡散処理手段,入力機能,誤差拡散処理機能,第1誤差拡散処理機能,第2誤差拡散処理機能)
10A 入力プログラム(入力手段,入力機能)
10C,20C 第1誤差拡散処理プログラム(誤差拡散処理手段,第1誤差拡散処理手段,誤差拡散処理機能,第1誤差拡散処理機能)
10D,20D 第2誤差拡散処理プログラム(誤差拡散処理手段,第2誤差拡散処理手段,誤差拡散処理機能,第2誤差拡散処理機能)

Claims (15)

  1. 色相の異なる2色以上のドットの粗密で画像を形成する画像形成装置において、
    連続階調で表現された画像データの各画素の画像値を入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された画像値に基づいて誤差拡散処理を行って、連続階調で表現された前記画像データをドットデータに変換する誤差拡散処理手段と、
    を備え、
    所定解像度において、対象とする色のインクのドットが印字率100%で配置された場合の当該色の明度を最大明度としたとき、
    前記誤差拡散処理手段は、
    前記最大明度が所定値より低い色については、等方である第1処理解像度で誤差拡散処理を行う第1誤差拡散処理手段と、
    前記最大明度が所定値以上の色については、前記第1処理解像度より粗い非等方である第2処理解像度で誤差拡散処理を行う第2誤差拡散処理手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記誤差拡散処理手段は、
    前記最大明度が40より低い色については、第1誤差拡散処理手段により誤差拡散処理を行い、
    前記最大明度が40以上の色については、第2誤差拡散処理手段により誤差拡散処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2処理解像度における画素が配列するラスター方向の処理解像度は、前記ラスター方向に直交する方向の処理解像度より粗いことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2誤差拡散処理手段は、前記ラスター方向に並ぶ複数画素を1つの画素群とし、当該画素群毎に誤差拡散処理を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2誤差拡散処理手段は、量子化値とドットマトリクスとが対応付けられたドットマトリクスデータを備え、前記画素の前記画像値に対して多値誤差拡散処理を行って量子化値を得て、前記ドットマトリクスデータから前記量子化値に対応する前記ドットマトリクスを選択し、連続階調で表現された前記画像データを当該ドットマトリクスに基づいてドットが配置されたドットデータに変換することを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 色相の異なる2色以上のドットの粗密で画像を形成する画像形成方法において、
    連続階調で表現された画像データの各画素の画像値を入力する入力工程と、
    前記入力工程において入力された画像値に基づいて誤差拡散処理を行って、連続階調で表現された前記画像データをドットデータに変換する誤差拡散処理工程と、
    を備え、
    所定解像度において、対象とする色のインクのドットが印字率100%で配置された場合の当該色の明度を最大明度としたとき、
    前記誤差拡散処理工程は、
    前記最大明度が所定値より低い色については、等方である第1処理解像度で誤差拡散処理を行う第1誤差拡散処理工程と、
    前記最大明度が所定値以上の色については、前記第1処理解像度より粗い非等方である第2処理解像度で誤差拡散処理を行う第2誤差拡散処理工程と、
    を備えることを特徴とする画像形成方法。
  7. 前記誤差拡散処理工程では、
    前記最大明度が40より低い色については、第1誤差拡散処理工程により誤差拡散処理を行い、
    前記最大明度が40以上の色については、第2誤差拡散処理工程により誤差拡散処理を行うことを特徴とする請求項に記載の画像形成方法。
  8. 前記第2処理解像度における画素が配列するラスター方向の処理解像度は、前記ラスター方向に直交する方向の処理解像度より粗いことを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成方法。
  9. 前記第2誤差拡散処理工程では、前記ラスター方向に並ぶ複数画素を1つの画素群とし、当該画素群毎に誤差拡散処理を行うことを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成方法。
  10. 前記第2誤差拡散処理工程では、量子化値とドットマトリクスとが対応付けられたドットマトリクスデータを備え、前記画素の前記画像値に対して多値誤差拡散処理を行って量子化値を得て、前記ドットマトリクスデータから前記量子化値に対応する前記ドットマトリクスを選択し、連続階調で表現された前記画像データを当該ドットマトリクスに基づいてドットが配置されたドットデータに変換することを特徴とする請求項の何れか一項に記載の画像形成方法。
  11. 色相の異なる2色以上のドットの粗密で画像を形成する画像形成装置に、
    連続階調で表現された画像データの各画素の画像値を入力する入力機能と、
    前記入力機能により入力された画像値に基づいて誤差拡散処理を行って、連続階調で表現された前記画像データをドットデータに変換する誤差拡散処理機能と、
    を実現させ、
    所定解像度において、対象とする色のインクのドットが印字率100%で配置された場合の当該色の明度を最大明度としたとき、
    前記誤差拡散処理機能は、
    前記最大明度が所定値より低い色については、等方である第1処理解像度で誤差拡散処理を行う第1誤差拡散処理機能と、
    前記最大明度が所定値以上の色については、前記第1処理解像度より粗い非等方である第2処理解像度で誤差拡散処理を行う第2誤差拡散処理機能と、
    を備えることを特徴とする画像形成プログラム。
  12. 前記誤差拡散処理機能は、
    前記最大明度が40より低い色については、第1誤差拡散処理機能により誤差拡散処理を行い、
    前記最大明度が40以上の色については、第2誤差拡散処理機能により誤差拡散処理を行うことを特徴とする請求項11に記載の画像形成プログラム。
  13. 前記第2処理解像度における画素が配列するラスター方向の処理解像度は、前記ラスター方向に直交する方向の処理解像度より粗いことを特徴とする請求項11又は12に記載の画像形成プログラム。
  14. 前記第2誤差拡散処理機能は、前記ラスター方向に並ぶ複数画素を1つの画素群とし、当該画素群毎に誤差拡散処理を行うことを特徴とする請求項11又は12に記載の画像形成プログラム。
  15. 前記第2誤差拡散処理機能は、量子化値とドットマトリクスとが対応付けられたドットマトリクスデータを備え、前記画素の前記画像値に対して多値誤差拡散処理を行って量子化値を得て、前記ドットマトリクスデータから前記量子化値に対応する前記ドットマトリクスを選択し、連続階調で表現された前記画像データを当該ドットマトリクスに基づいてドットが配置されたドットデータに変換することを特徴とする請求項1114の何れか一項に記載の画像形成プログラム。
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