JP5824915B2 - コードレス電話装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コードレス電話装置に関する。
従来、コードレス電話装置は、親機と子機の間(以下「親子間」とも言う)で常に同期を取る必要がある。即ち、親機からのビーコン(無線信号)をもとに、子機は親機との間の通話音声データの送受信タイミングや周波数等の必要な情報を認識し、必要なときにすぐに応答できるようにしておくのである。
そのため、従来のコードレス電話装置では、子機で音声通話が行われていない場合の、親子間でデータ通信が行われていない期間(以下「待機期間」と称す)であっても、同期を維持すべく、親機は定期的にビーコンを送信し続けるようにしている。
一方、各種電子機器・通信機器等に対する省電力の要求は近年ますます高まっており、コードレス電話装置についても消費電力を少しでも多く低減することが望まれている。こういった省電力の要望に対し、例えば特許文献1には、待機期間中、同期信号の間欠受信時におけるキャリアセンスを素早く行うことによって子機の二次電池の使用時間を延ばす技術が記載されている。
特開平06−338838号公報
しかし、特許文献1に記載の技術においても、待機期間中に親子間で同期とりのための信号送受及び信号処理を行う必要があることに変わりはなく、大きな省電力効果は期待できない。
より大きな省電力効果を得る、という目的だけを考えれば、待機期間中は親子間の無線通信(ビーコンの送受含む)を完全に停止させるのが効果的である。しかし、単に待機期間中のビーコンの送受を停止するというだけでは、待機期間中に回線から着信(呼出信号の受信)があったときに、まず同期をとるための処理から行う必要があるため、同期とりの処理時間の分だけユーザが実際に使用(応答)できるようになるまでのタイムラグが生じてしまい、ユーザ(発呼側も含む)の使用感・使い勝手が損なわれてしまう。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、ユーザの使用感・使い勝手が損なわれるのを抑えつつ、より大きな省電力効果を得ることが可能なコードレス電話装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、電話回線に接続され、子機を載置するための子機載置部、及び子機との間で所定の無線通信方式により音声データの送受信を含むデータ通信を行う親機側無線通信手段を有する親機と、その親機との間で上記無線通信方式によりデータ通信を行う子機側無線通信手段を有する子機と、を備えたコードレス電話装置である。
親機は、電話回線側から提供される特定のサービスであって着呼時に呼出信号よりも前にそのサービスに対応した所定の起動情報が送信されてくるような構成の特定サービスに対応可能である。
また、親機は、子機が子機載置部に載置されているか否かを検出する子機検出手段と、親機側無線通信手段によるデータ通信が行われておらず且つ子機検出手段により子機が子機載置部に載置されていることが検出されている場合に該親機側無線通信手段の動作を停止させる親機側制御手段と、電話回線側から起動情報が送信されてきた場合にこれを検出する起動情報検出手段と、子機が子機載置部に載置されているときに上記無線通信方式とは異なる所定の特定通信方式にて子機との間で通信を行うための親機側補助通信手段と、を備えており、このうち親機側制御手段は、親機側無線通信手段の動作が停止している際に起動情報検出手段により起動情報が検出された場合、親機側無線通信手段の動作を開始させ、且つ、親機側補助通信手段にて、子機側無線通信手段を起動させるための起動コマンドを子機へ送信させる。また、親機側無線通信手段は、親機側制御手段により動作が開始された場合、該親機側無線通信手段と子機側無線通信手段との間のデータ通信を可能とするための所定の通信情報信号を所定の送信タイミング毎に送信するよう構成されている。
そして、子機は、子機側無線通信手段によるデータ通信が行われていない場合に該子機側無線通信手段の動作を停止させる子機側制御手段と、当該子機が親機の子機載置部に載置されているときに特定通信方式にて親機の親機側補助通信手段と通信を行うための子機側補助通信手段と、を備え、子機側制御手段は、子機側補助通信手段により親機からの起動コマンドが受信された場合、子機側無線通信手段の動作を開始させる。また、子機側無線通信手段は、子機側制御手段により動作が開始された場合、通信情報信号を受信し、その受信した通信情報信号に基づいて、親機とデータ通信を行うために必要な所定の子機起動処理を行う。さらに、子機側無線通信手段は、子機側制御手段により動作が開始された後、子機起動処理が完了した場合、起動完了コマンドを送信する。
また、上記特定サービスは、起動情報が送信されてきた後、親機から、少なくともその起動情報に対する所定の第1応答信号が電話回線へ送出された後に、呼出信号が送信されてくるよう構成されたものである。そして、親機は、親機側制御手段により親機側無線通信手段の動作が開始された後、その親機側無線通信手段にて子機からの起動完了コマンドが受信された場合に、電話回線へ第1応答信号を送出する、親機応答手段を備えている。
上記構成のコードレス電話装置では、子機が親機の子機載置部に載置されていて且つ親子間でデータ通信が行われていない間は、親機及び子機の各無線通信手段は、その動作(電波の送受)を完全に停止する。そのため、この間の各無線通信手段による消費電力は大幅に(0又はその近傍まで)低減される。
そして、着呼時、親機は自身の無線通信手段の動作を開始させるが、従来のように回線側からの呼出信号を受けてその動作を開始させるのではなく、特定サービスに対応した着呼の場合は呼出信号よりも前に起動情報が送信されてくることに着目し、その起動情報の受信(検出)時に自身の無線通信手段の動作を開始させる。つまり、呼出信号受信よりも前に親機側無線通信手段の動作を開始させる。また、その親機側無線通信手段の動作開始と共に、親機側補助通信手段によって子機へ起動コマンドを送信することにより、子機に対してもその子機側無線通信手段の動作を開始させる。
これにより、待機期間中に親機、子機ともに無線通信手段をそれぞれ停止させても、着呼時には呼出信号よりも前の起動情報をトリガとして各無線通信手段の動作を開始させるため、その分(起動情報受信から呼出信号受信までの時間分)、着呼時におけるユーザの使い勝手(使用感)が損なわれるのを抑止できる。
そのため、ユーザの使用感・使い勝手が損なわれるのを抑えつつ、より大きな省電力効果を得ることが可能なコードレス電話装置を提供することができる
また、動作開始からデータ通信可能となるまでに特定の処理(子機起動処理)を要するような構成において、仮に、呼出信号の受信後に親機、子機それぞれの無線通信手段が動作を開始したのでは、呼出信号受信からデータ通信可能となるまでの時間が長くなってユーザの使い勝手が損なわれるおそれが大きくなる。これに対し、本発明では、呼出信号より前の起動情報をトリガとして動作を開始することから、その分、子機起動処理の実行も早い段階で開始できる。そのため、上記のように親機とのデータ通信のために子機起動処理を行う必要があるようなコードレス電話装置に本発明を適用するとより効果的である。
また、上記構成のコードレス電話装置では、親機は、子機からの起動完了コマンド受信後(即ち、親子間のデータ通信が可能な状態になった後)に第1応答信号を送出するため、電話回線側から呼出信号が送信されたときは既に親子間のデータ通信が可能な状態となっている。そのため、呼出信号の受信後はユーザはすぐに音声通話を行うことができるため、ユーザの使い勝手が損なわれるのをより確実に抑えることができる。
また、上記特定サービスが、着呼時にまず電話回線の極性が反転されてその後に所定の端末起動信号が電話回線側から親機へ送信され、その端末起動信号に対して親機応答手段が第1応答信号を電話回線側へ送出すると、発呼者を特定するための発呼者特定情報が送信されてくるよう構成されたサービス(以下「発呼者情報通知サービス」とも言う)である場合には、起動情報は、請求項に記載のように、着呼時における電話回線の極性の反転、及びその後に電話回線側から送信される端末起動信号のうち、少なくとも一方又は双方とすることができる。
このように、呼出信号よりも前にまず極性反転や端末起動信号の送信が行われるような特定サービスに対応したコードレス電話装置においては、それらをトリガとして親機及び子機の各無線通信手段の動作を開始させることができるため、各無線通信手段の動作開始(呼出信号受信よりも前の動作開始)をより確実且つ迅速に行うことができる。
但し、例えば子機起動処理の実行に時間がかかるなど、何らかの要因によって、子機がその動作開始後に親機へ起動完了コマンドを送信するタイミングが遅くなってしまう可能性がある。そのような場合に、仮に、発呼者情報通知サービスが、電話回線側からの起動情報送信後、その起動情報に対する親機からの第1応答信号の受信待ち時間に上限が設定されているような仕様のサービスであるとすると、その上限時間内に親機が第1応答信号を送出できないおそれがある。
そこで、発呼者情報通知サービスが仮に上記のような上限時間が設定されている場合であってもそれに適切に対応できるよう、請求項に記載のように、親機応答手段は、親機側制御手段により親機側無線通信手段の動作が開始された後、予め設定した第1待機時間が経過してもその親機側無線通信手段にて子機からの起動完了コマンドが受信されなかった場合は、電話回線へ第1応答信号を送出するようにするとよい。
つまり、親機は、親機側無線通信手段の動作開始後、子機から起動完了コマンドを待つものの、その起動完了コマンドを受信することよりも特定サービス(発呼者情報通知サービス)を確実に享受することを優先して、子機からの起動完了コマンドがまだ受信されていなくても第1待機時間が経過した場合には第1応答信号を送出するのである。そのため、特定サービスの享受に悪影響を及ぼすことなく、ユーザの使用感・使い勝手が損なわれるのを最大限抑えることができる。
また、上記発呼者情報通知サービスが、更に、電話回線側から親機へ送信されてきた発呼者特定情報に対して親機が所定の第2応答信号を電話回線側へ送出すると、呼出信号が送信されてくるよう構成されたものである場合には、請求項に記載のように構成するとよい。即ち、親機応答手段は、親機側制御手段による親機側無線通信手段の動作開始後、子機から起動完了コマンドが受信されないまま第1待機時間が経過したことによって電話回線側へ第1応答信号を送出した場合は、その第1応答信号の送出に対して電話回線側からの発呼者特定情報が受信された後、親機側無線通信手段にて子機からの起動完了コマンドが受信された場合に、電話回線へ第2応答信号を送出する。
上記構成のコードレス電話装置によれば、仮に子機から起動完了コマンドが受信されないまま上記第1待機時間後に親機が第1応答信号を送出したとしても、その後、子機から起動完了コマンドが受信された後(即ち、親子間のデータ通信が可能な状態になった後)に第2応答信号を送出するようにすることで、電話回線側から呼出信号が送信されたときには既に親子間のデータ通信が可能な状態となるようにすることができる。そのため、子機における子機起動処理に要する時間が長くても、呼出信号の受信後はユーザはすぐに音声通話を行うことができるため、ユーザの使い勝手が損なわれるのをより確実に抑えることができる。
但し、仮に、発呼者情報通知サービスが、電話回線側からの発呼者特定情報の送信後、その発呼者特定情報に対する親機から第2応答信号の受信待ち時間に上限が設定されているような仕様のサービスであるとすると、その上限時間内に親機が第2応答信号を送出できないおそれがある。
そこで、発呼者情報通知サービスが仮に上記のように第2応答信号の送出に対して上限時間が設定されている場合であってもそれに適切に対応できるよう、請求項に記載のように構成するとよい。即ち、親機応答手段は、親機側制御手段による親機側無線通信手段の動作開始後に子機から起動完了コマンドが受信されないまま第1待機時間が経過したことにより電話回線側へ第1応答信号を送出した場合であって、その第1応答信号の送出に対して電話回線側からの発呼者特定情報が受信された後、予め設定した第2待機時間が経過しても子機からの起動完了コマンドが受信されなかった場合は、電話回線へ第2応答信号を送出する。
つまり、親機は、電話回線側からの発呼者特定情報の受信後、子機からの起動完了コマンドがまだ受信されていなくても第2待機時間が経過した場合には第2応答信号を送出するので、特定サービス(発呼者情報通知サービス)を確実に享受することができ、ユーザの使用感・使い勝手が損なわれるのを最大限抑えることができる。
実施形態のコードレス電話装置の概略構成を表す構成図である。 コードレス電話装置を構成する親機と子機の内部構成を表す構成図である。 実施形態のコードレス電話装置において、着信があった場合における親機と電話回線側(加入者線交換機)との間の接続動作シーケンスを表す説明図である。 親機及び子機にて実行されるメイン処理を表すフローチャートである。 図4のメイン処理におけるS140の通常モード時処理を表すフローチャートである。 図4のメイン処理におけるS150の低消費電力モード時処理(親機が実行する親機低消費電力モード時処理)を表すフローチャートである。 図4のメイン処理におけるS150の低消費電力モード時処理(子機が実行する子機低消費電力モード時処理)を表すフローチャートである。
以下に、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本実施形態のコードレス電話装置の概略構成を示す。図1に示すように、本実施形態のコードレス電話装置1は、公衆回線(電話回線)7に接続された親機2と、子機5とを備えている。
親機2は、電話回線7を介して外部端末との間で通話音声信号や各種データの送受信が可能であり、また、デジタル方式のコードレス電話機能における子機5と電話回線7との間の音声信号の中継等を行う機能を備えた、通信BOXとして構成されている。
即ち、親機2は、子機5との間で所定のデジタルコードレス(以下「DCL」という)通信方式により通話音声データの送受信を行うDCL無線制御部15を備えている。本実施形態では、DCL通信方式として、2.4GHz帯の周波数帯域を用いた周波数ホッピング方式によるスペクトラム拡散通信方式(FHSS)が採用されている。
そして、子機5と外部端末(通話相手)との間で外線通話が行われる際、電話回線7から親機2に入力された通話音声信号は、DCL無線制御部15によってDCL通信方式での通話音声データに変調された上で、アンテナ16から無線送信される。また、アンテナ16にて受信された子機5からの通話音声データは、DCL無線制御部15にて復調等の処理がなされ、アナログの通話音声信号として電話回線7へ送出される。
また、子機5も、親機2との間で上記DCL通信方式による通話音声データの送受信を行うための、DCL無線制御部55及びアンテナ56を備えている。
また、親機2のDCL無線制御部15は、その動作中、親子間のデータ通信の同期をとるためのビーコン(本発明の通信情報信号に相当)を定期的に送信する。このビーコンは、子機5に対して自局(親機2)の存在を知らせるためのものであって、データ通信を行う際の通信スロットや通信周波数(ホッピング情報)など、親子間でデータ通信を行うために必要な各種情報を含むものである。
そして、子機5のDCL無線制御部55は、親機2から定期的に送信されるビーコンに基づいて、親子間のデータ通信を行うために必要な同期をとる処理(本発明の子機起動処理に相当)を行う。即ち、送受信タイミングを合わせると共にホッピング情報に基づいて送受信周波数を設定するなどの所定の処理を行う。このように、親機2のDCL無線制御部15はその動作中は継続してビーコンの定期的送信を行い、子機5のDCL無線制御部55はそのビーコンを受信してそれに基づいて常に同期をとっておくようにすることで、発呼時や着呼時など、データ通信を行うべきタイミングが到来した場合に、親子間のデータ通信(音声通話等)を迅速に開始することができるのである。
また、親機2は、子機5を載置可能であって子機5が載置されている間にその子機5を充電するための、充電台3を備えている。
また、本実施形態のコードレス電話装置1は、いわゆるナンバーディスプレイサービス(以下「NDサービス」と言う。本発明の特定サービスに相当。)に対応している。NDサービスは、よく知られているように、着信時、音声通話開始前に(呼出信号よりも前に)、回線側から、発呼者の電話番号や名称などの発呼者側の情報(発呼者情報。本発明の発呼者特定情報に相当。)を送出するサービスである。親機2は、着信時、この発呼者情報を受信すると、その発呼者情報に基づき、表示部20に発呼者の電話番号等を表示する。
更に、本実施形態のコードレス電話装置1では、使用状態に応じて動作モードの切り替えが行われる。その動作モード切り替えの詳細は後で説明するが、概要のみ簡単に説明すると、次の通りである。即ち、親機2の充電台3に子機5が載置されていて、且つ親子間でデータ通信が行われていない場合(即ち子機5による音声通話が行われていない場合)には、親機2及び子機5のそれぞれのDCL無線制御部15,55は、動作モードを低消費電力モードとして、その動作を完全に停止する。そして、その低消費電力モード時に、回線側から着信があった場合や、子機5が充電台3から持ち上げられた場合、或いは子機5にて電話番号入力等のキー入力操作がなされた場合は、各DCL無線制御部15,55は、動作モードを通常モードとして、それぞれ動作を再開する。
このように、本実施形態のコードレス電話装置1は、低消費電力モード時には各DCL無線制御部15,55は動作を完全に停止する。そのため、低消費電力モード時に例えば回線側から着信があった場合、親機2はその着信を受けて自身のDCL無線制御部15の動作を再開させることはできるが、子機5のDCL無線制御部55は動作停止中であるため、子機5は着信があったことをDCL無線通信によっては知ることができない。また例えば、低消費電力モード時に子機5において電話番号入力などのキー入力があった場合、子機5はそのキー入力を受けて自身のDCL無線制御部55の動作を再開させることができるが、親機2のDCL無線制御部15は動作停止中であるため、親機2は子機5で発呼操作があったことをDCL無線通信によっては知ることができない。
そこで本実施形態のコードレス電話装置1では、低消費電力モード時(即ち各DCL無線制御部15,55の動作停止中)、DCL無線通信とは別に、微小電力で親子間の信号の送受信ができるように構成されている。即ち、親機2においては、子機5が載置される充電台3の内部に、子機5との間で信号の送受信を行うための信号検出部31を備えている(図2参照)。また、子機5においても、親機2との間で信号の送受を行うための信号検出部63を備えている(図2参照)。これら各信号検出部31、63により、親機2は、充電台3に載置されている子機5との間で信号の送受信を行うことができる。この信号の送受信は、光信号を用いたごく簡易的な方式(以下「光通信」ともいう)であって、その消費電力もごく微量であり、親機2に電源が投入されている間は常時行えるようにされている。
次に、親機2及び子機5のより具体的な構成について、図2を用いて説明する。まず親機2は、図4〜図6に示す各処理(詳細は後述)を含む各種制御プログラムを実行するCPU11と、これら各種制御プログラム等が記憶されたROM12と、RAM13と、電話帳データや留守応答メッセージなどの各種データが記憶されるフラッシュメモリ14と、各種メニュー操作や設定等を行うための複数のボタン等(図示略)からなる操作部19と、既述の表示部20と、電話回線7に接続されて電話回線7側との間で通話音声信号や各種データの送受信などを行う回線I/F部17と、通話音声信号の各種処理(アナログ−デジタル変換や信号経路設定等)を行う音声処理部18と、を備え、これらがバス25を介して相互に接続されている。
また、親機2は、既に説明したように、子機5との間でDCL無線通信方式による無線データ通信を行うための、アンテナ16を備えたDCL無線制御部15を備えている。このDCL無線制御部15は、図示しない電源回路からの電源供給を受けて動作し、CPU11により制御される。また、電源回路からの電源供給もCPU11により制御される。
また、親機2には、図1でも説明したように、子機5を充電するための充電台3が設けられており、この充電台3の内部に、子機5との間で光通信による信号送受信を行うための、発光部32及び受光部33からなる信号検出部31が設けられている。一方、子機5にも、発光部64及び受光部65からなる信号検出部63が設けられている。
そして、充電台3に子機5が載置されたとき、親機2側の発光部32と子機5側の受光部65とが互いに対向し、また、親機2側の受光部33と子機5側の発光部64とが互いに対向するように構成されている。つまり、本実施形態では、子機5が充電台3に載置されているときに親機2と子機5との信号送受信(光通信)が可能となるように構成されている。親機2において、信号検出部31の動作は、CPU11からの指令に基づき、子機起動信号制御部23により制御され、発光パターン・受光パターンによって送受信される信号が識別される。
また、親機2は、充電台3に載置された子機5への充電を制御する充電部34と、充電台3に子機5が載置された場合にこれを検出する子機検出部35を備えている。なお、子機検出部35は、子機が載置されていることを検出できる限り種々の構成を採用でき、例えば子機が載置されたときに子機の底面部によって押下されるスイッチを用いることができる。
回線I/F部17は、親機2と回線側(具体的には加入者線交換機)との間の各種信号・データの送受信や回線制御等を行うものであり、電話回線7の極性の反転を検出する極性反転検出部21や、NDサービスにおいて呼出信号よりも前に回線側から送信されてくる情報受信端末起動信号(CAR信号)を検出するCAR信号検出部22を備えている。
回線I/F部17は、より詳細には、半導体DAA(Data Access Arrangement )や、回線閉結・開放のための回路や回線側との直流的絶縁を図るための回路(トランス等)などの各種回路を備えて構成されているのであるが、これら詳細についてはここでは図示及び説明を省略する。尚、極性反転検出部21及びCAR信号検出部22は、例えば半導体DAAが有する機能として実現できる。また、極性反転検出部21については、周知のフォトカプラを用いた回路構成にて実現してもよい。
音声処理部18は、回線側から送られてくる発呼者の電話番号や名称などの発呼者情報を受信するための回路を備えている。例えば、音声処理部18は、モデム回路で構成されている。
次に、子機5の構成について説明する。図2に示すように、子機5は、図4,図5,図7に示す各処理(詳細は後述)を含む各種制御プログラムを実行するCPU51と、これら各種制御プログラム等が記憶されたROM52と、RAM53と、電話番号データなどの各種データが記憶されるフラッシュメモリ54と、音声通話を行う際に音声の入出力が行われるマイク58及びスピーカ59と、これらマイク58及びスピーカ59を介して行われる音声の入出力を制御する音声処理部57と、図示しない数字キーや各種機能キーを有する操作部60と、当該子機5の動作状態や操作メニュー、電話番号(NDサービスにおける発呼者電話番号を含む)などが表示される表示部61と、親機2の充電部34から供給される充電電力を受電して図示しないバッテリへの充電を制御する充電部66と、を備え、これらがバス67を介して相互に接続されている。
また、子機5は、既に説明したように、親機2との間でDCL通信方式による通話音声データ等の送受信を行うための、アンテナ56を備えたDCL無線制御部55と、親機2との間で光通信による信号送受信を行うための信号検出部63及びこれを制御する起動信号制御部62を備えており、これらもバス67に接続されている。
子機5の信号検出部63は、親機2の信号検出部31と同様、発光部64及び受光部65を備えている。そして、これら発光部64及び受光部65の動作は、親機2と同様、起動信号制御部62により制御され、発光パターン・受光パターンによって送受信される信号が識別される。
次に、NDサービスに対応した本実施形態のコードレス電話装置1における、回線側(加入者線交換機)との間の接続動作シーケンスを、図3を用いて説明する。図3に示すように、発信元で発呼が行われると、加入者線交換機(以下「交換機」と略す)において電話回線7の極性の反転が行われる。電話回線7は、周知の通りL1,L2の2本の線により構成され、何れか一方が地気、他方が−48V近傍とされる。そして、電話回線7の極性反転から0.1秒以上の所定時間の経過後、交換機からコードレス電話装置1へ情報受信端末起動信号(CAR信号)が送信される。
このCAR信号が親機2のCAR信号検出部22にて検出されると、親機2は、電話回線7を閉結して交換機との間で直流ループを形成することにより、交換機へ一次応答信号(本発明の第1応答信号に相当)を送出する。交換機は、極性反転から6秒以内にこの直流ループの形成(即ち一次応答信号)を検出すると、発呼者情報を送信する。尚、交換機は、極性反転から6秒以内に一次応答信号を検出しなかった場合は、発呼者情報を送信することなく、一般の着信と同様、呼出信号を送出する。そのため、NDサービスを享受するためには、親機2は、交換機が極性反転を行ってから6秒以内に一次応答信号を送出する必要がある。
親機2は、交換機からの発呼者情報の受信を完了すると、電話番号などの発呼者情報を表示部20に表示するとともに、電話回線7を一旦開放して直流ループを切断することにより、交換機へ受信完了信号(本発明の第2応答信号に相当)を送出する。交換機は、発呼者情報の送信から7秒以内にこの直流ループの切断(即ち受信完了信号)を検出すると、呼出信号を出力する。
この呼出信号は、一般の着信時に回線側から送出されてくる周知の信号であり、親機2は、この呼出信号を受信すると、その旨を子機5へDCL無線通信にて伝達し、これにより子機5にて呼出音を鳴動させる。尚、親機2においても呼出信号受信時に着呼を示す報知を行うようにしてもよい。
そして、ユーザが子機5をオフフックすると、親機2が電話回線7を再び閉結して交換機との間で直流ループを形成することにより、交換機へ二次応答信号を送出する。交換機は、この二次応答信号を検出すると、先に反転された電話回線7の極性を復極させる。これにより、音声通話が開始される。
ところで、本実施形態のコードレス電話装置1では、親機2の充電台3に子機5が載置されていて且つ親子間でデータ通信が行われていない場合には、親機2及び子機5の動作モードは低消費電力モードに移行し、各DCL無線制御部15,55は動作を完全に停止する。そのため、低消費電力モード時において着呼があった場合、まずは各DCL無線制御部15,55の動作を再開させて親子間の同期とりを行い、子機5での音声通話が可能となるようにする必要がある。
一方、本実施形態のコードレス電話装置1は、NDサービスに対応しており、NDサービスにおいては、着呼時、回線側から呼出信号が送信されるよりも前に、電話回線7の極性反転(以下「極反」と略すこともある)及びCAR信号の送信が行われる。そのため、親機2は、その極反及びCAR信号のうち何れか一方又は両方(本発明の起動情報に相当)の受信をもって、呼出信号受信よりも前に着呼があったことを検出することができる。
そこで本実施形態では、後で説明するように、低消費電力モード時に極反又はCAR信号入力のどちらか一方があった場合には、着呼があったものと判断して、呼出信号の受信を待たずに親機2及び子機5の各DCL無線制御部15,55の動作を開始させ、同期とりを行わせる。
次に、本実施形態のコードレス電話装置1において親機2及び子機5でそれぞれ実行される各種処理について、図4〜図7の各フローチャートを用いて具体的に説明する。
まず、親機2及び子機5の双方で実行されるメイン処理について、図4を用いて説明する。図4のメイン処理は、親機2及び子機5に電源が投入された時にそれぞれのCPU11,51が実行を開始するものである。各CPU11、51は、この処理を開始すると、まずS110にて所定の初期化処理を行い、その後通常動作を開始する(S120)。動作開始直後の初期状態においては、親機2及び子機5のいずれも、動作モードは通常モードである。即ち、通常モードフラグがオンされ、低消費電力モードフラグがオフされた状態である。
そして、S130にて、低消費電力モードフラグがオフされているか否か判断し、オフされているならば(つまり通常モードフラグがオンされているならば)、S140に進み、通常モード時処理を行う。逆に、低消費電力モードフラグがオンされているならば、S150に進み、低消費電力モード時処理を行う。
次に、図4のメイン処理における、S140の通常モード時処理の具体的内容について、図5を用いて説明する。図5(a)は親機2にて実行される通常モード時処理(親機通常モード時処理)であり、図5(b)は子機5にて実行される通常モード時処理(子機通常モード時処理)である。
まず、親機通常モード時処理について、図5(a)を用いて説明する。親機2のCPU11は、この親機通常モード時処理に移行すると、まずS210にて、子機5が充電台3に載置されているか否かを判断する。そして、子機5が載置されていない場合はそのままこの親機通常モード時処理を終了するが、子機5が載置されている場合は、S220にて、子機5にて音声通話中か否かを判断する。そして、音声通話中であればそのままこの親機通常モード時処理を終了するが、音声通話中でなければ、S230に進み、DCL無線通信にて子機5へ子機低消費電力移行コマンドを送信し、続くS240で親機2からのビーコン送出を停止する。つまり、親機2のDCL無線制御部15への電源供給を停止してその動作を完全に停止させる。さらにS250にて、親機低消費電力モードフラグをオンにする。尚、このS250では、親機通常モードフラグをオフにする処理も併せて行う。
次に、子機通常モード時処理について、図5(b)を用いて説明する。子機5のCPU51は、この子機親機通常モード時処理に移行すると、まずS310にて、親機2からDCL無線通信にて子機低消費電力移行コマンドを受信したか否か判断する。そして、子機低消費電力移行コマンドを受信しない間はそのままこの子機通常モード時処理を終了するが、子機低消費電力移行コマンドを受信した場合は、S320に進み、子機5のDCL無線通信を停止する。つまり、子機5のDCL無線制御部55への電源供給を停止してその動作を完全に停止させる。更に、S330にて、子機低消費電力モードフラグをオンにする。尚、このS330では、子機通常モードフラグをオフにする処理も併せて行う。
次に、図4のメイン処理における、S150の低消費電力モード時処理の具体的内容について、図6及び図7を用いて説明する。図6は親機2にて実行される低消費電力モード時処理(親機低消費電力モード時処理)であり、図7は子機5にて実行される低消費電力モード時処理(子機低消費電力モード時処理)である。
まず、親機低消費電力モード時処理について、図6を用いて説明する。親機2のCPU11は、この親機低消費電力モード時処理に移行すると、まずS410にて、極性反転検出部21により電話回線7の極性反転が検出されたか、又はCAR信号検出部22により回線側からのCAR信号入力が検出されたかを判断する。そして、いずれも検出されなかった場合は、S600に進む。
S600では、子機5が充電台3から持ち上げられたか否かを判断する。このとき、子機5が充電台3に載置されているならば、S610に進み、子機5から光通信にて親機起動要求を受信したか否かを判断する。そして、子機5から親機起動要求を受信しない間は、S410に戻る。一方、S600にて子機5の持ち上げが検出された場合、又はS610にて子機5からの光通信による親機起動要求が受信された場合は、S620に進み、親機2からのビーコン送出を再開する。つまり、親機2のDCL無線制御部15への電源供給を再開し、これによりDCL無線制御部15の動作を再開させるのである。
親機2からのビーコン送出を再開した後は、S630に進み、子機5で発呼のための操作が行われたか否か判断する。つまり、S620のビーコン送出に至った要因が、子機5における発呼のための操作(電話番号入力などのキー入力操作)なのか、それとも子機5が充電台3から持ち上げられたことなのかを判断する。
そして、子機5が充電台3から持ち上げられただけで発呼操作自体はまだ行われていない場合は、S590に進んで、親機低消費電力モードフラグをオフにする。尚、このS590では、親機通常モードフラグをオンにする処理も併せて行う。逆に、子機5にて発呼操作が行われた場合は、S640に進んで、電話回線7を閉結するなど、発呼のための所定の処理を行い、S570に進む。
これにより、発呼先との間で音声通話が可能となり、通話が行われることとなる。そして、通話が終了するまではS570の判断処理を繰り返し、通話が終了すると、S580に進み、電話回線7を開放するなど、通話終了・回線切断のための所定の処理を行って、S590に進む。
一方、S410にて、極反及びCAR信号の何れか一方又は双方が検出された場合は、S420に進み、CAR信号タイマをセットし、計時を開始する。このCAR信号タイマ及び後述する1次閉結タイマは、例えばCPU11内に備えられている。勿論、CPU11とは別にタイマを備えるようにしてもよい。CAR信号タイマのセット(計時開始)後は、S430に進み、光通信にて子機5へ起動コマンドを送信する。
そして、S440にて、S620と同様に親機2からのビーコン送出を再開し、続くS450にて、CAR信号タイマが5秒経過したか否かを判断する。ここで、CAR信号タイマがまだ5秒経過していない場合は、S460に進み、子機5からDCL無線通信にて起動完了コマンドを受信したか否かを判断する。この起動完了コマンドは、後述するように、親機2がS430で光通信により送信した起動コマンドに対し、子機5がDCL無線制御部55の動作を再開させて親子間のDCL無線通信の同期取りを行い、その同期取りが完了したときに親機2へ無線送信されるものである。つまり、子機5においてDCL無線通信の準備が整ったことを示すコマンドである。
子機5から起動完了コマンドが受信されない間は、子機5でまだ同期取りの処理実行中であることが予想されるため、S450に戻る。CAR信号タイマの5秒経過前に子機5から起動完了コマンドを受信した場合は、S470にて電話回線7の一次閉結(即ち一次応答信号の送信)を行い、続くS480で、交換機から送信されてきた発呼者情報を受信して、S540に進む。これにより、親機2の表示部20に相手電話番号などの発呼者情報を表示可能となる。一方、子機5から起動完了コマンドを受信しないまま5秒が経過した場合は、S490に進み、S470と同様に電話回線7の一次閉結(一次応答信号送信)を行う。
S450における5秒という判断時間(本発明の第1待機時間に相当)は、交換機が極性反転を行ってから6秒以内に一次応答信号を返さないと発呼者情報が送信されてこなくなるというNDサービスの仕様を考慮したものである。つまり、親機2は、原則的には子機5からの起動完了コマンドが受信されるまでは一次閉結は行わないものの、5秒を超えてもなお一次閉結を行わずに起動完了コマンドを待ち続けるようにすると、発呼者情報が送信されなくなってしまうおそれがある。そこで、CAR信号タイマに対して5秒という判断時間を設定し、CAR信号タイマが5秒経過したら、たとえ子機5から起動完了コマンドが受信されていなくても、NDサービス享受を優先すべく、回線閉結(一次応答信号送信)を行うのである。
S490にて電話回線7を一次閉結した後は、S500に進み、一次閉結タイマをセットしてその計時を開始する。そして、S510にて、S480と同様、交換機から送信されてきた発呼者情報を受信して、S520に進む。
S520では、一次閉結タイマが6秒経過したか否かを判断する。一次閉結タイマがまだ6秒経過していない場合は、S530に進み、子機5からDCL無線通信にて起動完了コマンドを受信したか否かを判断する。子機5から起動完了コマンドが受信されない間は、子機5でまだ同期取りの処理実行中であることが予想されるため、S520に戻る。一次閉結タイマの6秒経過前に子機5から起動完了コマンドを受信した場合は、S530からS540に進み、電話回線7の開放(即ち受信完了信号の送信)を行う。子機5から起動完了コマンドを受信しないまま6秒が経過した場合も、S540に進み、電話回線7を開放する。
S520における6秒という判断時間(本発明の第2待機時間に相当)は、交換機が発呼者情報を送信してから7秒以内に受信完了信号を返さないと交換機によって回線が開放されて発呼側・着呼側ともに話中音が送出されてしまうというNDサービスの仕様を考慮したものである。つまり、親機2は、原則的には子機5からの起動完了コマンドが受信されるまでは回線開放(受信完了信号の送信)は行わないものの、一次閉結タイマが6秒を超えてもなお受信完了信号の送信を行わずに起動完了コマンドを待ち続けるようにすると、音声通話に正常に移行できなくなってしまうおそれがある。そこで、一次閉結タイマに対して6秒という判断時間を設定し、一次閉結タイマが6秒経過したら、たとえ子機5から起動完了コマンドが受信されていなくても、NDサービス享受を優先すべく、回線開放(受信完了信号の送信)を行うのである。
S540で親機2が回線開放を行うと、これに対して交換機から呼出信号が送信されてくるため、S550にてこれを検出する。そして、呼出信号の検出後、S560にて、電話回線7を再び閉結する(即ち二次応答信号を送出する)。これにより音声通話が可能となり、通話が行われることとなる。通話が終了するまではS570の判断処理を繰り返す。S570以降の処理は、既に説明した通りである。
次に、子機低消費電力モード時処理について、図7を用いて説明する。子機5のCPU51は、この子機低消費電力モード時処理に移行すると、まずS710にて、親機2から光通信にて起動コマンド(図6のS430参照)を受信したか否かを判断する。起動コマンドを受信した場合はS750に進むが、起動コマンドを受信していない場合は、S720にて、子機5が充電台3から持ち上げられたか否かを判断する。この判断は、例えば充電部66が親機2の充電部34から供給される電力の有無によって判断したり、或いは、子機7自身に親機2に載置されているか否かを検出可能な検出手段を設けてそれによって判断したりするなど、種々の方法で判断することができる。
S720で子機5が持ち上げられていると判断した場合は、S750に進むが、子機5が充電台3に載置されたままである場合は、更にS730にて、子機5において電話番号入力などのキー入力操作がなされたか否かを判断する。キー入力操作もなされていない場合は、S710に戻るが、キー入力操作がなされた場合は、S740に進み、親機2へ光通信にて親機起動要求を送信して、S750に進む。
S750では、子機5のDCL無線制御部55への電源供給再開によりそのDCL無線制御部55の動作を再開させ、これにより親機2からのビーコンのサーチを再開する。S760にて、親機2からのビーコンをもとに、親子間の同期を再開する。つまり、同期取りを行うことで、親子間で同期がとれた状態とし、これによりDCL無線通信が可能な状態とする。
親子間の同期がとれた後は、S770にて、DCL無線通信により、親機2へ起動完了コマンドを送信する。そして、S780にて、子機低消費電力モードフラグをオフにする尚、このS780では、子機通常モードフラグをオンにする処理も併せて行う。
以上説明したように、本実施形態のコードレス電話装置1では、待機期間中は、動作モードが低消費電力モードとなって、親機2及び子機5の各DCL無線制御部15,55の動作が完全に停止される。そのため、消費電力を大幅に低減することができる。低消費電力モード時、NDサービスにおいて呼出信号よりも前に行われる、極反及びCAR信号送信の何れか一方が検出されたら、極反及びCAR信号送信の何れか一方をトリガとして、動作モードを通常モードに移行させて各DCL無線制御部15,55の動作を再開させ、親子間のDCL無線通信の同期取りを開始させる。つまり、呼出信号よりも前に同期取りを開始させ、その分、呼出信号の受信後にすぐに応答できるよう構成されている。
そのため、ユーザの使用感・使い勝手が損なわれるのを抑えつつ、より大きな省電力効果を得ることが可能なコードレス電話装置を提供することができる。
特に、本実施形態では、NDサービスの仕様上、交換機側において、最初の極反から一次応答信号受信までの最大待ち時間が6秒に設定され、また、発呼者情報の送信から受信完了信号の受信までの最大待ち時間が7秒に設定されていることから、その最大待ち時間を有効活用し、親子間の同期がとれるまでは極力次のステップに進まないようにしている。つまり、仕様上可能な範囲内で、可能な限り、回線側から呼出信号が受信された時には既に親子間の同期がとれている状態となるようにしている。
そのため、NDサービスの享受に悪影響を及ぼすことなく、ユーザの使用感・使い勝手が損なわれるのを最大限抑えることができる。
[変形例]
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の実施の形態は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、低消費電力モード時、親機2のDCL無線制御部15及び子機のDCL無線制御部55を完全に停止(電源供給を停止)させるようにしたが、このように動作を完全に停止させるのは必須ではなく、例えば、ビーコンの送信を含む電波送受は完全に停止させるものの電源供給自体は継続して所定の最小限の動作は継続させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、CAR信号タイマに基づく判断時間を5秒、一次閉結タイマに基づく判断時間を6秒に設定したが、これら判断時間はあくまでも一例であり、適宜設定することができる。これら各タイマによる判断は、必ずしも行わなければならないわけではなく、NDサービスの確実な享受よりも親子間の迅速な同期取りを優先するような場合は、何れか一方(又は双方)を省略してもよい。
また、上記実施形態では、NDサービスにおける最初の極反又はそれに続くCAR信号の何れか一方をトリガとして各DCL無線制御部15,55の動作を再開させるようにしたが、CAR信号のみをトリガとするようにしてもよいし、極反とCAR信号の双方が検出されたことをトリガとするようにしてもよい。
また、上記実施形態では、NDサービスに対応していることを利用して、極反又はCARをトリガとして各DCL無線制御部15,55の動作を開始させるようにしたが、本発明の適用は、NDサービス対応のコードレス電話装置に限らず、呼出信号の前に何らかのトリガとなりうるような信号等が検出されるような特定サービスに対応したコードレス電話装置に対しても適用可能である。
また、上記実施形態では、親機2における、子機5が充電台3に載置されているか否かの確認を、親機2が備える子機検出部35の検出結果に基づいて行うようにしたが、これは一例であり、他の手段によって子機5の載置の有無を確認するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、親機2と子機5との間の信号送受信を光通信によって行うようにしたが、この光通信もあくまでも一例であり、親機2と子機5との間で微小な電力によって必要な信号の送受信ができる限り、種々の通信方法を採用することができる。
1…コードレス電話装置、2…親機、3…充電台、5…子機、7…電話回線、11,51…CPU、12,52…ROM、13,53…RAM、14,54…フラッシュメモリ、15,55…DCL無線制御部、16、56…アンテナ、17…回線I/F部、18,57…音声処理部、19,60…操作部、20,61…表示部、21…極性反転検出部、22…CAR信号検出部、23…子機起動信号制御部、25,67…バス、31,63…信号検出部、32,64…発光部、33,65…受光部、34,66…充電部、35…子機検出部、58…マイク、59…スピーカ、62…起動信号制御部

Claims (6)

  1. 電話回線に接続され、子機を載置するための子機載置部、及び前記子機との間で所定の無線通信方式により音声データの送受信を含むデータ通信を行う親機側無線通信手段を有する親機と、
    前記親機との間で前記無線通信方式により前記データ通信を行う子機側無線通信手段を有する前記子機と、
    を備えたコードレス電話装置であって、
    前記親機は、
    前記電話回線側から提供される特定のサービスであって着呼時に呼出信号よりも前にそのサービスに対応した所定の起動情報が送信されてくるような構成の特定サービスに対応可能であって、
    前記子機が前記子機載置部に載置されているか否かを検出する子機検出手段と、
    前記親機側無線通信手段による前記データ通信が行われておらず且つ前記子機検出手段により前記子機が前記子機載置部に載置されていることが検出されている場合に該親機側無線通信手段の動作を停止させる親機側制御手段と、
    前記電話回線側から前記起動情報が送信されてきた場合にこれを検出する起動情報検出手段と、
    前記子機が前記子機載置部に載置されているときに前記無線通信方式とは異なる所定の特定通信方式にて該子機との間で通信を行うための親機側補助通信手段と、
    を備え、前記親機側制御手段は、前記親機側無線通信手段の動作が停止している際に前記起動情報検出手段により前記起動情報が検出された場合、前記親機側無線通信手段の動作を開始させ、且つ、前記親機側補助通信手段にて、前記子機側無線通信手段を起動させるための起動コマンドを前記子機へ送信させ、
    前記親機側無線通信手段は、前記親機側制御手段により動作が開始された場合、該親機側無線通信手段と前記子機側無線通信手段との間のデータ通信を可能とするための所定の通信情報信号を所定の送信タイミング毎に送信するよう構成されており、
    前記子機は、
    前記子機側無線通信手段による前記データ通信が行われていない場合に該子機側無線通信手段の動作を停止させる子機側制御手段と、
    当該子機が前記親機の前記子機載置部に載置されているときに前記特定通信方式にて前記親機の前記親機側補助通信手段と通信を行うための子機側補助通信手段と、
    を備え、前記子機側制御手段は、前記子機側補助通信手段により前記親機からの前記起動コマンドが受信された場合、前記子機側無線通信手段の動作を開始させ
    前記子機側無線通信手段は、前記子機側制御手段により動作が開始された場合、前記通信情報信号を受信し、その受信した通信情報信号に基づいて、前記親機と前記データ通信を行うために必要な所定の子機起動処理を行い、
    前記子機側無線通信手段は、前記子機側制御手段により動作が開始された後、前記子機起動処理が完了した場合、起動完了コマンドを送信し、
    前記特定サービスは、前記起動情報が送信されてきた後、前記親機から、少なくともその起動情報に対する所定の第1応答信号が前記電話回線へ送出された後に、前記呼出信号が送信されてくるよう構成されたものであり、
    前記親機は、前記親機側制御手段により前記親機側無線通信手段の動作が開始された後、その親機側無線通信手段にて前記子機からの前記起動完了コマンドが受信された場合に、前記電話回線へ前記第1応答信号を送出する、親機応答手段を備えている
    ことを特徴とするコードレス電話装置。
  2. 請求項に記載のコードレス電話装置であって、
    前記特定サービスは、着呼時にまず前記電話回線の極性が反転されてその後に所定の端末起動信号が前記電話回線側から前記親機へ送信され、その端末起動信号に対して前記親機応答手段が前記第1応答信号を前記電話回線側へ送出すると、発呼者を特定するための発呼者特定情報が送信されてくるよう構成されたものであり、
    前記起動情報は、着呼時における前記電話回線の極性の反転、及びその後に前記電話回線側から送信される前記端末起動信号のうち、少なくとも一方又は双方である
    ことを特徴とするコードレス電話装置。
  3. 請求項に記載のコードレス電話装置であって、
    前記親機応答手段は、前記親機側制御手段により前記親機側無線通信手段の動作が開始された後、予め設定した第1待機時間が経過してもその親機側無線通信手段にて前記子機からの前記起動完了コマンドが受信されなかった場合は、前記電話回線へ前記第1応答信号を送出する
    ことを特徴とするコードレス電話装置。
  4. 請求項に記載のコードレス電話装置であって、
    前記特定サービスは、前記電話回線側から前記親機へ送信されてきた前記発呼者特定情報に対して前記親機が所定の第2応答信号を前記電話回線側へ送出すると、前記呼出信号が送信されてくるよう構成されたものであり、
    前記親機応答手段は、前記親機側制御手段による前記親機側無線通信手段の動作開始後、前記子機から前記起動完了コマンドが受信されないまま前記第1待機時間が経過したことによって前記電話回線側へ前記第1応答信号を送出した場合は、その第1応答信号の送出に対して前記電話回線側からの前記発呼者特定情報が受信された後、前記親機側無線通信手段にて前記子機からの前記起動完了コマンドが受信された場合に、前記電話回線へ前記第2応答信号を送出する
    ことを特徴とするコードレス電話装置。
  5. 請求項に記載のコードレス電話装置であって、
    前記親機応答手段は、前記親機側制御手段による前記親機側無線通信手段の動作開始後に前記子機から前記起動完了コマンドが受信されないまま前記第1待機時間が経過したことにより前記電話回線側へ前記第1応答信号を送出した場合であって、その第1応答信号の送出に対して前記電話回線側からの前記発呼者特定情報が受信された後、予め設定した第2待機時間が経過しても前記子機からの前記起動完了コマンドが受信されなかった場合は、前記電話回線へ前記第2応答信号を送出する
    ことを特徴とするコードレス電話装置。
  6. 子機と親機とを有し、前記親機に電話回線が接続可能なコードレス電話装置であって、
    前記親機は、
    前記子機を載置するための子機載置部と、
    前記子機が前記子機載置部に載置されているか否かを検出する子機検出部と、
    第1の発光部と第1の受光部とからなる第1の信号検出部と、
    第1のアンテナと、
    前記第1のアンテナに接続された第1の無線制御部と、
    前記電話回線が接続され、前記電話回線から送信されるCAR信号を検出する回線インターフェース部と、
    第1のCPUと、
    を備え、
    前記第1のCPUは、
    前記第1の無線制御部が前記第1のアンテナを介して前記子機とデータ通信を行っておらず、かつ、前記子機検出部が前記載置されていることを検出した場合、前記第1の無線制御部の動作を停止させることと、
    前記第1の無線制御部の動作を停止させている際に、前記回線インターフェース部がCAR信号を検出した場合、前記第1の無線制御部の動作を開始させ、且つ、前記第1の信号検出部の前記第1の発光部の発光によって、前記第2の無線制御部を起動させるための起動コマンドを前記子機へ送信させることと、
    を実行し、
    前記子機は、
    第2の発光部と第2の受光部とからなる第2の信号検出部と、
    第2のアンテナと、
    前記第2のアンテナに接続された第2の無線制御部と、
    第2のCPUと、
    を備え、
    前記第2のCPUは、
    前記第2の無線制御部が前記第2のアンテナを介して前記親機とデータ通信を行っていない場合、前記第2の無線制御部の動作を停止させることと、
    前記第2の信号検出部が記親機からの前記起動コマンドを受信した場合、前記第2の無線制御部の動作を開始させ、前記親機と前記データ通信を行うための処理が完了後、前記第2の無線制御部に前記第2のアンテナを介して起動完了コマンドを送信するように指示することと、
    を実行し、
    前記第1のCPUは、
    更に、
    前記第1の無線制御部が前記起動完了コマンドを受信した際、前記回線インターフェース部に対して前記電話回線を閉結するように指示すること、
    を特徴とするコードレス電話装置。
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