JP5824562B1 - 除草用カッタ - Google Patents

除草用カッタ Download PDF

Info

Publication number
JP5824562B1
JP5824562B1 JP2014186594A JP2014186594A JP5824562B1 JP 5824562 B1 JP5824562 B1 JP 5824562B1 JP 2014186594 A JP2014186594 A JP 2014186594A JP 2014186594 A JP2014186594 A JP 2014186594A JP 5824562 B1 JP5824562 B1 JP 5824562B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
cover
rotation
weeding
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014186594A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016013119A (ja
Inventor
國雄 安心院
國雄 安心院
鎌中 祥行
祥行 鎌中
Original Assignee
株式会社ハウスビーエム
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ハウスビーエム filed Critical 株式会社ハウスビーエム
Priority to JP2014186594A priority Critical patent/JP5824562B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5824562B1 publication Critical patent/JP5824562B1/ja
Publication of JP2016013119A publication Critical patent/JP2016013119A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】汎用性が高く、農作物等へのダメージを与えにくい除草用カッタを提供する。【解決手段】除草用カッタ10は、回転駆動装置の回転出力部69に連結されて草を刈り取るもので、カッタ本体20と、これを上側から覆うカバー30と、カッタ本体20及びカバー30を回転出力部69に締結する締結具40と、を備える。カバー40は、カッタ本体42とともに回転出力部69に締結される被締結部42と、その回転半径方向外側に配置されるとともに、カッタ本体20の回転半径方向外側の端部よりもさらに外側に位置することにより当該カッタ本体20が除草対象以外の物と接触するのを阻止する外周面を有するカバー本体34と、被締結部32とカバー本体34との相対回転を許容する軸受36と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば刈払機の本体といった回転駆動装置に連結されて除草用の切断を行うカッタに関する。
従来、除草を行うための手段として、例えば特許文献1に記載される刈払機が知られている。この刈払機は、エンジン等を含む刈払機本体と、これに装着される回転刃であって前記刈払機本体により高速で回転駆動されながら草を刈り払うものと、有する。
特開2011−87549号公報
前記の刈払機には、次の解決すべき課題がある。
まず、前記刈払機に含まれる回転刃は、汎用性が低い。すなわち、この回転刃は刈払機本体とセットで使用されるものであり、他の回転駆動装置に連結されて使用されるものではない。市場では、種々の回転駆動装置に連結されることにより除草作用を発揮することが可能な汎用性の高い除草用カッタの提供が求められており、その要求への対応が重要な課題となっている。
また、別の課題として、前記の刈払機を畑地や田圃といった農地での除草に用いると、前記回転刃が誤って農作物に接触することにより当該農作物を傷めるおそれがある。これを回避する手段として、前記回転刃をその回転半径方向外側からガードするカバーを前記刈払機本体に装着して当該回転刃と農作物との接触を阻止することが考えられるが、こうすると前記回転刃とは別に前記カバーも前記刈払機本体に装着しなければならず、汎用性はますます低下する。
本発明は、このような事情に鑑み、回転駆動装置に連結されることにより除草作用を行うことが可能な除草用カッタであって、高い汎用性を有しながら、除草作業の際に誤って農作物といった除草対象外の物を傷めることを抑止することが可能なものを提供することを目的とする。
本発明は、回転出力部を有する回転駆動装置の当該回転出力部に連結されて草を刈り取る除草動作を行う除草用カッタを提供する。この除草用カッタは、回転しながら草と接触することにより当該草を切断することが可能な切断刃部を有するカッタ本体と、このカッタ本体をその上側から覆うカバーと、前記カッタ本体及び前記カバーが互いに重なった状態でこれらを貫通しながら前記回転出力部に連結されることにより当該カッタ本体及び当該カバーを当該回転出力部に着脱可能に締結する締結具と、を備える。前記カバーは、前記締結具が挿通可能な挿通孔を囲む形状を有し、当該締結具により前記カッタ本体とともに前記回転出力部に締結される被締結部と、この被締結部の回転半径方向外側に配置されるとともに、全周にわたり前記カッタ本体の回転半径方向外側の端部よりもさらに外側に位置しかつ当該端部よりも上側に位置することにより当該カッタ本体が前記草を切断することを許容しながら当該カッタ本体が除草対象以外の物と接触するのを阻止する外周面を有するカバー本体と、前記被締結部と前記カバー本体との間に介在して両者の相対回転を許容することにより前記カバー本体の外周面が前記カッタ本体とともに回転するのを阻止する軸受と、を有する。
この除草用カッタによれば、前記カッタ本体を上側から覆うカバーのカバー本体の外周面が、前記カッタ本体の外側端よりもさらに外側でかつ上側に位置して当該カッタ本体と除草対象外の物(例えば農作物;以下「非対象物」と称す。)との接触を阻止するため、その非対象物を傷めることなく容易に除草作業を進めることができる。しかも、当該カッタ本体及び当該カバーはこれらを貫通する共通の締結具によって回転駆動装置の回転出力部に締結されるので、種々の回転駆動装置に簡単に装着されることが可能であり、汎用性が高い。
さらに、前記カバーは、被締結部、カバー本体及び軸受を含み、当該軸受は、前記被締結部が前記カッタ本体とともに回転駆動装置の回転出力部に締結された状態でこの被締結部に対するカバー本体の相対回転を許容するので、前記カッタ本体及び前記被締結部とともにカバー本体の外周面が回転するのを抑止することが可能であり、これにより、当該カバー本体の外周面が前記非対象物と接触したときに当該非対象物にダメージを与えるのを有効に抑止することができる。
前記カッタ本体としては、その回転中心から回転半径方向の外側に向かって放射状に延びる複数のブレードを有し、各ブレードがその回転方向の前側縁部に位置する切断刃部を有するものが、好適である。このカッタ本体では、各ブレードとの間に草を受け入れるための十分な空間を形成することが可能であるから、当該草の詰まり等を起こしにくく、円滑に除草を進めることが可能である。
前記カッタ本体の各ブレードは、その回転方向の両側縁部にそれぞれ前記切断刃部を有することが、より好ましい。このようないわゆる両刃のブレードを具備するカッタ本体は、いずれの向きに回転駆動されても除草を行うことが可能であるから、汎用性はさらに高められる。
前記カバー本体は、前記被締結部が前記回転駆動装置の回転出力部に締結された状態で前記回転駆動装置と当接することにより当該回転駆動装置に対する当該カバー本体の相対回転を阻止する回転阻止部を有することが、好ましい。この回転阻止部は、前記カバーの軸受の回転抵抗が比較的大きい場合、つまり、当該軸受が前記被締結部に対する前記カバー本体の相対回転を許容する能力が比較的低い場合であっても、回転駆動装置そのものを利用することによって、前記カバー本体が前記被締結部と連れ回りしてしまうのをより確実に防ぐことができる。
また、本発明にかかる除草用カッタは、前記回転駆動装置の回転出力部に連結される中継部材をさらに備えてもよい。この場合、前記締結具は、前記カッタ本体及び前記カバーの被締結部を前記中継部材に締結することにより、当該カッタ本体及び当該カバー本体の被締結部を前記中継部材を介して前記回転出力部に締結することができる。
以上のように、本発明によれば、回転駆動装置に連結されることにより除草作用を行うことが可能な除草用カッタであって、高い汎用性を有しながら、除草作業の際に誤って農作物といった除草対象外の物を傷めることを有効に抑止することが可能なものが、提供される。
本発明の第1の実施の形態に係る除草用カッタが回転駆動装置としての刈払機の本体に装着された例を示す斜視図である。 図1に示す例における前記除草用カッタの組立断面正面図である。 図1に示す例における前記除草用カッタの分解斜視図である。 前記除草用カッタのカッタ本体の平面図である。 図4のV−V線に沿った断面図である。 前記除草用カッタが回転駆動装置としてのディスクグラインダの本体に装着された例を示す組立断面正面図である。 図6に示す例における前記除草用カッタの分解斜視図である。 前記除草用カッタにおけるカッタ本体の形状についての第1の変形例を示す平面図である。 前記除草用カッタにおけるカッタ本体の形状についての第2の変形例を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る除草用カッタの組立断面正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る除草用カッタの組立底面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る除草用カッタの組立断面正面図である。 本発明の第4の実施の形態を示す組立断面正面図である。 本発明の第5の実施の形態を示す組立断面正面図である。
本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1〜図7は、本発明の実施の形態に係る除草用カッタ10を示す。この除草用カッタ10は、回転駆動装置の回転出力軸に連結されて駆動されることにより、草を刈り取る除草動作を行うものであり、図1〜図4は当該回転駆動装置として刈払機本体60が利用され、図6及び図7は当該回転駆動装置としてディスクグラインダの本体70が利用された例を示す。このように、前記除草用カッタ10は、刈払機本体60及びディスクグラインダの本体70のいずれにも装着されて使用されることが可能なものであり、高い汎用性を有するものである。
図1に示される刈払機本体60は、一方向に延びる本体軸62と、この本体軸62の中間部位に設けられた操作用のハンドル64と、当該本体軸62の上端に設けられた原動機66と、当該本体軸62の下端に設けられた刈払機ヘッド68と、を有する。前記本体軸62は、原動機66が生成する動力を前記刈払機ヘッド68に伝達する機構を内蔵する。刈払機ヘッド68は、図2に示す回転出力軸69と、伝達された動力を前記回転出力軸69に伝えて当該回転出力軸69を回転させる図略の変速機構と、を含む。
図2及び図3に示すように、前記除草用カッタ10は、除草のための切断を行うカッタ本体20と、このカッタ本体20をガードするためのカバー30と、これらカッタ本体20及びカバー30を前記刈払機本体60の回転出力軸69に締結する締結具40と、を備える。
前記カッタ本体20は、適当な金属材料その他の硬質材料、例えば工具鋼、により形成され、前記回転出力軸69に締結されることにより、当該回転出力軸69と一体に高速回転し、これにより、当該カッタ本体20と接触する草を切断することが可能な形状を有する。具体的に、前記カッタ本体20は、図4にも示すように、ボス部22と、複数枚のブレード24と、を一体に有し、全体が板状をなす。
前記ボス部22は、環状をなし、前記締結具40の挿通を許容する円形の挿通孔23を囲む。このボス部22は、前記カバー30とともに、前記締結具40によって前記回転出力軸69に締結される。
前記各ブレード24は、前記ボス部22から回転半径方向の外向きに放射状に延びる形状を有する。この実施の形態に係るカッタ本体20では、前記ボス部22において周方向に180°離間する2つの位置からそれぞれ外向きに各ブレード24が直線状に延びている。
前記各ブレード24は、その回転方向の両縁部にそれぞれ切断刃部26を有する。これらの切断刃部26は、前記カッタ本体20の回転時に草と接触することにより当該草を切断することが可能な形状を有する。具体的に、この実施の形態に係る各切断刃部26は、図5に示すように、前記回転方向の両縁部においてブレード24の上面に当該上面が先端に向かうに従って低くなる(つまりブレード24の肉厚が小さくなる)テーパーを与えることにより、形成されている。
前記カバー30は、前記カッタ本体20を上側から覆う部材であって、被締結部であるボス部32とカバー本体34と軸受36とを有する。
前記ボス部32は、前記締結具40によって前記カッタ本体20のボス部22とともに前記回転出力軸69に締結される部分である。当該ボス部32は、略円筒状をなし、前記ボス部22と同じく前記締結具40の挿通を許容する円形の挿通孔33を囲む。この実施の形態に係るボス部32は、前記ボス部22の内径とほぼ同じ内径を有する。すなわち、当該ボス部32が囲む挿通孔33の径と前記ボス部22が囲む挿通孔23の径はほぼ同一である。
この実施の形態に係るボス部32の上端部の内径は、前記挿通孔33の径よりも僅かに小さい径となっている。これは、当該ボス部32と前記刈払機ヘッド68の下面の突出部68aとの嵌合による芯出しのためであり、他に芯出しが可能な部分があれば当該内径の設定は必須ではない。
前記カバー本体34は、前記ボス部32の回転半径方向外側に位置して前記カッタ本体22をその回転半径方向の外側及び上側からガードする形状を有する。具体的に、この実施の形態に係るカバー本体34は、基部34aと、天壁34bと、周壁34cと、を一体に有する。前記基部34aは、前記ボス部32と平行に配置される略円筒状をなし、当該ボス部32の外径よりも大きい内径を有する。前記天壁34bは、前記基部34aの上端から回転半径方向外向きに延び、前記ボス部22,32がともに前記回転出力軸69に締結された状態(以下「装着状態」と称する。)で前記カッタ本体20を上側からガードするドーナツ板状をなす。前記周壁34cは、前記天壁34bの外周縁から略下方に延びる外周部であり、前記装着状態で前記カッタ本体20の回転半径方向の外側の端部よりもさらに外側に位置する外周面を有する。つまり、この周壁34cの外径は、前記カッタ本体20の外接円の直径よりも大きい。
この周壁34cの下端位置は前記カッタ本体20の上面よりも僅かに上側にある。この相対位置は、前記カッタ本体20による草の切断を許容しながらそれ以外の非対象物、すなわち除草対象外の物(例えば農作物)、にカッタ本体20が接触するのを阻止するように、設定される。
前記軸受36は、前記ボス部32と前記カバー本体34とを相互に連結するのに加え、当該ボス部32に対する当該カバー本体34の相対回転を許容するように両者間に介在する。具体的に、この実施の形態に係る軸受36は、前記ボス部32の外周面上に固定される内輪36aと、前記カバー本体34の基部34aの内周面上に固定される外輪36bと、内輪36aと外輪36bとの間に介在する転動体(例えば剛球やころ)36cと、を有し、この転動体36cは前記内輪36a及びボス部32に対する前記外輪36b及び基部34aの相対回転を許容するように転動する。
この実施の形態に係るカバー本体34は、さらに、回転阻止部38を含む。この回転阻止部38は、前記カバー本体34の適所(図2及び図3に示す例では天壁34b)から上向きに突出し、回転駆動装置の適当な部位(図2及び図3に示す例では刈払機ヘッド68の側面)に当接することにより、当該回転駆動装置に対するカバー本体34の相対回転を阻止する。図2に例示される回転阻止部38は、前記天壁34bを上向きに貫通するボルト38aと、このボルト38aを固定するために当該ボルト38aに装着されるナット38bと、により構成されている。
前記締結具40は、前記ボス部22,32が囲む挿通孔23,33に挿通されながら前記回転出力軸69に連結される(螺合して締め付けられる)ことにより、当該ボス部22,32をこれらが軸方向に重なった状態で前記回転出力軸69に締結する。
具体的に、この実施の形態に係る締結具40は、ボルト42と、押え部材44と、平座金46と、を有する。
前記ボルト42は、ねじ軸部42aとそれよりも大径の頭部42bとを有する。ねじ軸部42aは、雄ねじが形成された外周面を有する。当該ねじ軸部42aの外径は、図2に示すように前記回転出力軸69に形成されているねじ孔69aに螺合可能な径に設定されている。
前記押え部材44は、前記回転出力軸69のねじ孔69aへの前記ボルト42のねじ込みに伴って当該押え部材44と前記刈払機ヘッド68との間に前記両ボス部22,32を挟み込むための部材である。
具体的に、この押え部材44は、装着状態で上から順に第1円筒部44a、第2円筒部44b及び押え部44cを一体に有する。第1及び第2円筒部44a,44bは、同じ外径、具体的には前記ボス部22,32の内側にほぼ隙間なく嵌入されることが可能な外径、を有する一方、互いに異なる内径を有する。第1円筒部44aの内径は、前記ボルト42のねじ軸部42aの外径よりも大きくかつ前記平座金46の外径よりも小さい。第2円筒部44bの内径は、前記平座金46の外径よりも僅かに大きい。前記押え部44cは、前記第2円筒部44bのさらに下側で当該第2円筒部44bの外周面よりも回転半径方向外向きに鍔状に突出する。
以上説明した形状の押え部材44は、前記ボルト42と前記回転出力軸69との螺合の進行に伴って前記両ボス部22,32を前記刈払機ヘッド68側すなわち上側に押え込むことが可能である。具体的には、図2に示されるように、互いに重ねられたボス部22,32の内側に押え部材44が嵌入され、かつ、ボルト42の頭部42bと第1円筒部44aとの下面に平座金46が介在する状態で、当該ボルト42のねじ軸部42aが回転出力軸69のねじ孔69aにねじ込まれることにより、当該押え部材44の押え部44cと刈払機ヘッド68の下面との間に両ボス部22,32を挟み込んで装着状態とすることが可能である。
なお、前記ボルト42のねじ軸部42a及び頭部42bの径が十分に大きければ、前記押え部材44が省略されてボルト42が単独で締結具を構成することも可能である。すなわち、ボルト42の頭部42bが押え部材として機能することも可能である。
図1〜図5に示す除草用カッタ10は、前記と同じ要領で、図6及び図7に示すディスクグラインダの本体70にも装着されることが可能である。具体的に、このディスクグラインダの本体70は、図示されないモータと、このモータの出力によって回転駆動される回転出力軸72と、を有し、この回転出力軸72に前記除草用カッタ70が連結されることが可能である。
この回転出力軸72は、前記回転出力軸69と異なり、雄ねじ部を構成するが、図6及び図7に示すような簡単なアダプタ48を用いるだけで、前記回転出力軸69に対してと同様に、前記カッタ本体20及び前記カバー30を前記回転出力軸72に締結することができる。具体的に、当該アダプタ48は、略円筒状をなし、その内周面の上部が前記回転出力軸72と螺合可能なねじ孔48aを構成し、当該内周面の下部が前記ボルト42と螺合可能なねじ孔48bを構成している。また、回転出力軸72の回転速度が前記回転出力軸69のそれよりも高い場合には、前記平座金46に加えて図6及び図7に示すようなバネ座金47が適宜加えられてもよい。
このように、前記除草用カッタ10は、共通する基本構成要素によって、刈払機本体60の回転出力軸69及びディスクグラインダ本体70の回転出力軸72のいずれにも連結されることが可能であり、汎用性が高い。しかも、当該除草用カッタ10はカッタ本体20に加えてカバー30を含み、これらがともに共通の締結具40によって前記回転出力軸69,72に締結されるので、高い汎用性を有しながらも、カッタ本体20が除草対象外の非対象物に接触するのを阻止することができる。
例えば、図2に示されるように回転出力軸69に除草用カッタ10が連結された状態で当該回転出力軸69が回転すると、これと一体にカッタ本体20及びカバー30のうちのボス部32が回転する。この時、カッタ本体20はカバー30よりも僅かに下側に位置しているため、当該カッタ本体20のブレード24の切断刃部26によって草の根元部分を切断して当該草を刈り取ることができる一方、当該カバー30のカバー本体34における周壁34cの外周面が前記カッタ本体20の外側端よりも外側の位置で農作物等の非対象物に当たることにより、当該非対象物に前記カッタ本体20が接触してダメージを与えることを阻止できる。
さらに、前記カバー30においては、前記ボス部32とその外側のカバー本体34との間に軸受36が介在しているため、当該ボス部32と一体にカバー本体34が高速回転することが防がれ、これにより、当該カバー本体34と非対象物との接触による当該非対象物のダメージが効果的に抑えられる。特に、この実施の形態では、前記カバー本体34に含まれる回転阻止部38が図2に示される刈払機本体60の刈払機ヘッド68や図6に示されるディスクグラインダ本体70の適当な部位と当接することにより当該刈払機ヘッド68や当該ディスクグラインダ本体70に対するカバー本体34の相対回転を阻止するため、前記軸受36の回転抵抗が比較的大きい場合、すなわち、当該軸受36がボス部32に対するカバー本体34の相対回転を許容する能力が比較的低い場合でも、前記刈払機本体60やディスクグラインダ本体70そのものを利用して当該ボス部32にカバー本体34が連れ回りするのを確実に防ぐことができる。
さらに、この実施の形態に係るカッタ本体20は、放射状に延びる複数のブレード24を有し、各ブレード24同士の間に十分な空間が確保されているから、草の詰まりが生じにくい。しかも、各ブレード24の回転方向両縁部に切断刃部26が与えられているから、当該カッタ本体20がいずれの方向に回転駆動されても、除草動作を行うことが可能である。特に、図2に示される刈払機本体60及びディスクグラインダ本体70が回転駆動装置として用いられる場合、前者の回転出力軸69は右回転であることが多く、逆に後者の回転出力軸72は左回転であることが多いため、前記のような両刃式のブレード24は有効である。
ただし、本発明に係るカッタ本体の具体的な形状は特に限定されない。例えば図8に示すカッタ本体20Aのように、前記カッタ本体20と同じく複数のブレード24Aを有するものであっても、使用時に回転する方向が決まっている場合には、その回転方向の前側にのみ切断刃部26が与えられればよい。また、「回転半径方向外側に放射状に延びる」とは必ずしも直線状に延びるものに限られない。例えば、図8に示すカッタ本体20Bのように、回転半径方向の外側に向かうに従って回転方向前側に湾曲する形状のブレード24Bを有するものでは、より確実に草を捕まえることが可能である。また、当該ブレードの本数も限定されないことはいうまでもない。あるいは、本発明に係るカッタ本体は、特許文献1に記載されるような円板状の回転板とその外周部に装着される複数の刃部とを有するものであってもよい。
図10及び図11は、本発明の第2の実施の形態に係る除草用カッタ10Cを示す。この除草用カッタ10Cは、図2に示される除草用カッタ10と同等の基本的構成を有するが、その押え部材44の押え部44cの下面に、当該押え部44cの摩耗度合いを認識するための溝44dが形成されている。この押え部材44の押え部44cはカッタ本体20のブレード24の下面よりも下方に突出して使用時に地面に対して摺接するため、摩耗しやすく、しかも、当該押え部44cが破損するとカッタ本体20及びカバー30の保持ができなくなる。そこで、当該押え部44cの下面に前記のような溝44dを与えて当該溝44dの深さから当該押え部44cの摩耗度合いを認識できるようにすれば、当該押え部44cが破損する前に押え部材44の交換をすることができる。
あるいは、第3の実施の形態として図12に示す除草用カッタ10Dのように、カッタ本体20のボス部22と各ブレード24との間に段部28を介在させて当該ブレード24の下面24dを前記ボス部22の下面さらには前記押え部44cの下面よりも下側に位置させることも有効である。この段部28は、ブレード24の下面24dを地面に接触させて前記押え部44cと地面との接触を阻止することを可能にし、これにより、当該押え部44cの摩損を防ぐことができる。
本発明にいう「締結具」は、カッタ本体及びカバーを回転駆動装置に設けられた既存の回転出力軸に直結するものに限られない。例えば、図6及び図7に示されるアダプタ48は、前記カッタ本体20及びカバー30のボス部32とディスクグラインダ本体70の回転出力軸72との間に介在する中継部材であり、同図に示される締結具40はその中継部材である前記アダプタ48に前記カッタ本体20及び前記ボス部32を締結することにより、当該カッタ本体20及び当該ボス部32を当該アダプタ48を介して前記回転出力軸72に間接的に締結する。本発明は、このような中継部材を備える場合に当該中継部材の具体的な形状や寸法も限定されない。
例えば図13に第4の実施の形態として示すような電動工具80であって雄ねじ部を有する回転出力軸82を備えた電動工具80に除草用カッタ10を連結する場合、前記と同様にアダプタ48を中継部材として適用することが可能であるが、当該回転出力軸82と当該アダプタ48との間にさらなる中継部材が介在してもよい。
そのさらなる中継部材として、図14に示す第5の実施の形態では、長尺の複数の中継軸91,92と、複数の中継アダプタ93,94と、が前記回転出力軸82と前記アダプタ48との間に介在している。前記中継軸91は、前記アダプタ48に連結される先端部91aと、その反対側の端部であって前記中継アダプタ93を介して前記中継軸92の先端部92aに連結される基端部91bと、を有する。前記中継軸92は、前記先端部92aと、その反対側の端部であって前記中継アダプタ94を介して前記電動工具80の回転出力軸82に連結される基端部92bと、を有する。また、前記中継軸91,92を含む中継部材の導入に合わせて回転阻止部も延長させることを可能にすべく、第5の実施の形態に係る回転阻止部38′は、継ぎ足し可能な複数の中継軸38c,38dを含む。
図13及び図14に示す第4及び第5の実施の形態によれば、共通の電動工具80を用いながら、その回転出力軸82と前記カッタ本体20及びボス部32との中継部材の介入によって、複数種の姿勢で除草作業を行うことが可能になる。例えば図13に示す形態では中腰の姿勢で、図14に示す形態では立ち姿勢で、それぞれ除草作業を行うことが可能となるように各中継部材の長さを設定することが可能である。
前記第5の実施の形態においても、中継部材の具体的な構造は限定されない。例えば、図14に示される中継軸91,92及び中継アダプタ93が単一のシャフトあるいはそれよりも軽量な中空のパイプに置き換えられてもよい。
10,10C,10D 除草用カッタ
20,20A,20B カッタ本体
22 ボス部
23 挿通孔
24,24A,24B ブレード
26 切断刃部
30 カバー
32 ボス部(被締結部)
33 挿通孔
34 カバー本体
34c 周壁
36 軸受
38,38′ 回転阻止部
40 締結具
42 ボルト
44 押え部材
46 平座金
48 アダプタ(中継部材)
60 刈払機本体(回転駆動装置)
69 回転出力軸(回転出力部)
70 ディスクグラインダ本体(回転駆動装置)
72 回転出力軸(回転出力部)
80 電動工具(回転駆動装置)
82 回転出力軸(回転出力部)
91,92 中継軸(中継部材)
93,94 中継アダプタ(中継部材)

Claims (5)

  1. 回転出力部を有する回転駆動装置の当該回転出力部に連結されて草を刈り取る除草動作を行う除草用カッタであって、
    回転しながら草と接触することにより当該草を切断することが可能な切断刃部を有するカッタ本体と、
    このカッタ本体をその上側から覆うカバーと、
    前記カッタ本体及び前記カバーが互いに重なった状態でこれらを貫通しながら前記回転出力部に連結されることにより当該カッタ本体及び当該カバーを当該回転出力部に着脱可能に締結する締結具と、を備え、
    前記カバーは、前記締結具が挿通可能な挿通孔を囲む形状を有し、当該締結具により前記カッタ本体とともに前記回転出力部に締結される被締結部と、この被締結部の回転半径方向外側に配置されるとともに、全周にわたり前記カッタ本体の回転半径方向外側の端部よりもさらに外側に位置しかつ当該端部よりも上側に位置することにより当該カッタ本体が前記草を切断することを許容しながら当該カッタ本体が除草対象以外の物と接触するのを阻止する外周面を有するカバー本体と、前記被締結部と前記カバー本体との間に介在して両者の相対回転を許容することにより前記カバー本体の外周面が前記カッタ本体とともに回転するのを阻止する軸受と、を有する、除草用カッタ。
  2. 請求項1記載の除草用カッタであって、前記カッタ本体として、その回転中心から回転半径方向の外側に向かって放射状に延びる複数のブレードを有し、各ブレードがその回転方向の前側縁部に位置する切断刃部を有する、除草用カッタ。
  3. 請求項2記載の除草用カッタであって、前記カッタ本体の各ブレードは、その回転方向の両側縁部にそれぞれ前記切断刃部を有する、除草用カッタ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の除草用カッタであって、前記カバー本体は、前記被締結部が前記回転駆動装置の回転出力部に締結された状態で前記回転駆動装置と当接することにより当該回転駆動装置に対する当該カバー本体の相対回転を阻止する回転阻止部を有する、除草用カッタ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の除草用カッタであって、前記回転駆動装置の回転出力部に連結される中継部材をさらに備え、前記締結具は前記カッタ本体及び前記カバーの被締結部を前記中継部材に締結することにより当該カッタ本体及び当該カバー本体の被締結部を前記中継部材を介して前記回転出力部に締結する、除草用カッタ。
JP2014186594A 2014-06-13 2014-09-12 除草用カッタ Active JP5824562B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014186594A JP5824562B1 (ja) 2014-06-13 2014-09-12 除草用カッタ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014122029 2014-06-13
JP2014122029 2014-06-13
JP2014186594A JP5824562B1 (ja) 2014-06-13 2014-09-12 除草用カッタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5824562B1 true JP5824562B1 (ja) 2015-11-25
JP2016013119A JP2016013119A (ja) 2016-01-28

Family

ID=54696319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014186594A Active JP5824562B1 (ja) 2014-06-13 2014-09-12 除草用カッタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5824562B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102431875B1 (ko) * 2020-06-08 2022-08-11 투와이 주식회사 전동호미

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002199808A (ja) * 2000-12-29 2002-07-16 Masanori Kuwabara 芝刈り機用カッターブレード
JP2005160443A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Miyawaki Seisakusho:Kk 草刈機
JP2006197900A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Kobayashi Tekkosho:Kk 刈払機
JP2013507985A (ja) * 2009-10-26 2013-03-07 アン ジョン ヤン, 軸受ユニット及びこれを用いた草刈機用保護カバー

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002199808A (ja) * 2000-12-29 2002-07-16 Masanori Kuwabara 芝刈り機用カッターブレード
JP2005160443A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Miyawaki Seisakusho:Kk 草刈機
JP2006197900A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Kobayashi Tekkosho:Kk 刈払機
JP2013507985A (ja) * 2009-10-26 2013-03-07 アン ジョン ヤン, 軸受ユニット及びこれを用いた草刈機用保護カバー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016013119A (ja) 2016-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9936635B2 (en) Power tool
WO2007108326A1 (ja) 刈払い機の地面滑動ガイド及び刈払い機
WO1995015076A1 (en) A cutting tool
WO2015130201A1 (en) Cutting blade
US9441678B2 (en) Shearable drive coupling assembly
JP5824562B1 (ja) 除草用カッタ
EP2939516B1 (en) Spring plate configured to overlap with asymmetric/eccentric quick change knife nut for proper assembly
JP2006197900A (ja) 刈払機
JP3136543U (ja) 刈払い機用刈刃ガード及びこれを備えた刈払い機
KR20140040925A (ko) 예초기용 칼날 연결구조체
KR20210146510A (ko) 예초기 칼날 안전장치의 결합구조
JP6695303B2 (ja) 刈払機
JP2007222148A (ja) 草苅用カッタ−
JP6247243B2 (ja) 刈払機の刃物取付構造
JP4413985B2 (ja) 刈払機用アタッチメント及び刈払機
KR200269315Y1 (ko) 기계 호미
JP3187237U (ja) 除草用回転刃
JP3117704U (ja) 草刈機における刃
JP2015012850A (ja) 草刈り機用回転刃のための接地体、この接地体の取付け構造、および草刈り機
KR20110138117A (ko) 농업용 관리기 탈부착용 로터리식 제초기 및 그 칼날
JP3192185U (ja) 草刈機用草根除去アダプター
JP3202893U (ja) 除草用カッタ
CN219938970U (zh) 切割组件及具有其的割草机
JP6321739B2 (ja) 携帯式草刈機のクラッチハウジングと操作桿との結合構造
JP2017212905A (ja) 刈払機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150929

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151009

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5824562

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250