JP5824345B2 - 焙煎ゴマ加工品、その製造方法、ゴマ含有液状調味料 - Google Patents
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Description
焙煎ゴマ細片化処理物の20〜100質量%は、20タイラーメッシュパス且つ32タイラーメッシュオンに分級されるものであり、20タイラーメッシュパス且つ32タイラーメッシュオンに分級された焙煎ゴマ細片化処理物の30〜100質量%は、長径/短径の比が1〜1.2の範囲のものであることを特徴とする焙煎ゴマ加工品を提供する。ここで、“20タイラーメッシュパス”とは、Tyler規格の20メッシュの篩(目開き0.8mm)にかけたときに通過するという意味であり、“32タイラーメッシュオン”とは、Tyler規格の32メッシュの篩(目開き0.5mm)にかけたときに通過しないで捕集されるという意味である。
ゴマが、上述の焙煎ゴマ加工品であり、
ゴマ含有液状調味料は、該焙煎ゴマ加工品を、焙煎ゴマ細片化処理物のゴマ含有液状調味料中の含有量が1〜40質量%となるような量で含有し、
20℃でBH形粘度計で測定した粘度が0.1〜5Pa.sであるゴマ含有液状調味料を提供する。
日本食品衛生協会、2005年3月31日発行)により乾燥した場合、市販の振動粉末ふるい機を使用して分級することができる。分級して得られた焙煎ゴマ細片化処理物の質量を、分級前の焙煎ゴマ細片化処理物の全質量で除すれば、本発明の焙煎ゴマ加工品に使用される焙煎ゴマ細片化処理物中の20タイラーメッシュパス且つ32タイラーメッシュオンに分級された焙煎ゴマ細片化処理物の割合(質量%)を算出することができる。
焙煎ゴマ(外種皮付の焙煎金ゴマ)を2質量倍の清水に浸漬し、24時間吸水させた後、吸水させた焙煎ゴマを清水から取り出し、焙煎ゴマ粒子をすり鉢で細片化することにより焙煎ゴマ加工品(焙煎ゴマ細片化処理物の含有量=100質量%)を得た。
焙煎ゴマ(外種皮付の焙煎金ゴマ)をミルで粉砕することにより荒すりゴマを得た。実施例1で得られた焙煎ゴマ細片化処理物95質量部とこの荒すりゴマ5質量部とを混合することにより焙煎ゴマ加工品(焙煎ゴマ細片化処理物の含有量=100質量%)を得た。
実施例1で得られた焙煎ゴマ細片化処理物と荒すりゴマの使用量をそれぞれ90質量部と10質量部に変えた以外は、実施例2を繰り返すことにより焙煎ゴマ加工品(焙煎ゴマ細片化処理物の含有量=100質量%)を得た。
実施例1で得られた焙煎ゴマ細片化処理物と荒すりゴマの使用量をそれぞれ80質量部と20質量部に変えた以外は、実施例2を繰り返すことにより焙煎ゴマ加工品(焙煎ゴマ細片化処理物の含有量=100質量%)を得た。
実施例1で得られた焙煎ゴマ細片化処理物と荒すりゴマの使用量をそれぞれ70質量部と30質量部に変えた以外は、実施例2を繰り返すことにより焙煎ゴマ加工品(焙煎ゴマ細片化処理物の含有量=100質量%)を得た。
焙煎ゴマ(外種皮付の焙煎金ゴマの粉砕物)を5質量倍の清水に浸漬し、20時間吸水させた後、家庭用ミキサーに得られた焙煎ゴマ分散液を投入し、1分間強撹拌しながら焙煎ゴマを細片化した。得られた焙煎ゴマ細片化処理物を減圧乾燥した後、20タイラーメッシュパス且つ32タイラーメッシュオンに分級した。更に、焙煎ゴマの粒子のうち長径/短径の比が1〜1.2の範囲のもの選別して焙煎ゴマ加工品(焙煎ゴマ細片化処理物の含有量=100質量%)を得た。
実施例6と同様にして、焙煎ゴマ(外種皮付の焙煎金ゴマの粉砕物)を5質量倍の清水に浸漬し、20時間吸水させた後、家庭用ミキサーに得られた焙煎ゴマ分散液を投入し、1分間強撹拌しながら焙煎ゴマを細片化した。得られた焙煎ゴマ細片化処理物を減圧乾燥した後、20タイラーメッシュパス且つ32タイラーメッシュオンに分級した。続いて、焙煎ゴマの粒子のうち長径/短径の比が1〜1.2の範囲のもの選別した。更に、選別した20タイラーメッシュパス且つ32タイラーメッシュオンの細片化処理物80質量%に、分級時の20タイラーメッシュオンの細片化処理物20質量%を加えて混合することにより、焙煎ゴマ加工品(焙煎ゴマ細片化処理物の含有量=100質量%)を得た。
実施例2と同様にして荒すりゴマを得、この荒すりゴマを焙煎ゴマ加工品とした。この荒すりゴマの調製に使用した焙煎ゴマは全く吸水処理されていないものであった。
実施例7と同様にして、焙煎ゴマ(外種皮付の焙煎金ゴマの粉砕物)を5質量倍の清水に浸漬し、20時間吸水させた後、家庭用ミキサーに得られた焙煎ゴマ分散液を投入し、1分間強撹拌しながら焙煎ゴマを細片化処理して焙煎ゴマ加工品を得た。
実施例1〜7、比較例1〜2の焙煎ゴマ加工品を用い、以下に説明するように容器入りゴマだれを調整した。得られた9種類の容器入りゴマだれについて、20℃で1週間保存した後、開封し、内容物であるゴマだれの“焙煎ゴマ風味”と“口当たり”とを、専門パネラーにより以下に説明するように評価した。得られた結果を表1に示す。
焙煎ゴマ加工品10質量部、砂糖5質量部、醤油1質量部、マヨネーズ3質量部、澱粉1質量部及び清水80質量部とをボールに投入し、スプーンで混合することによりゴマだれを調製した。このゴマだれを、蓋付きポリエチレンテレフタレート製容器に250mL容量ずつ充填して密栓し、容器入りゴマだれを製造した。粘度はいずれも0.1〜5Pa.sであった。
表2の配合割合に従って、撹拌タンクに、醤油、食酢、砂糖、生卵黄、グアーガム、キサンタンガム及び清水を投入して均一に混合することにより水相を調製した。続いて、ミキサーに、得られた水相を投入し、撹拌しながら油相であるサラダ油を注加して乳化処理した後、焙煎ゴマ加工品を2回に分けて更に混合することにより、ゴマ含有酸性乳化液状調味料を調製した。得られたゴマ含有酸性乳化液状調味料を、蓋付きポリエチレンテレフタレート製容器に250mL容量ずつ充填して密栓し、容器入りゴマ含有酸性乳化液状調味料(粘度0.6Pa・s)を製造した。
表3の配合割合に従って、撹拌タンクに醤油、食酢、砂糖、卵黄、グアーガム、キサンタンガム、焙煎ゴマ加工品及び清水を投入して均一に混合することにより水相を調製した。続いて、得られた水相をミキサーに投入し、撹拌しながら油相であるサラダ油を注加して乳化処理することにより、ゴマ含有酸性乳化液状調味料を調製した。得られたゴマ含有酸性乳化液状調味料を蓋付きポリエチレンテレフタレート容器に250mL容量ずつ充填して密栓し、容器入りゴマ含有酸性乳化液状調味料(粘度0.8Pa・s)を製造した。
実施例8において、焙煎ゴマ加工品として実施例3の焙煎ゴマ加工品を用いた以外は、実施例8と同様に容器詰めゴマ含有酸性乳化液状調味料を製造した。
実施例8において、焙煎ゴマ加工品として実施例4の焙煎ゴマ加工品を用いた以外は、実施例8と同様に容器詰めゴマ含有酸性乳化液状調味料を製造した。
実施例8において、焙煎ゴマ加工品として実施例6の焙煎ゴマ加工品を用いた以外は、実施例8と同様に容器詰めゴマ含有酸性乳化液状調味料を製造した。
実施例8〜12で得られた容器詰めゴマ含有酸性乳化液状調味料を室温で2週間保存した後、開封し、内容物である調味料の焙煎ゴマ風味を評価したところ、いずれのゴマ含有酸性乳化液状調味料も焙煎ゴマ風味を強く感じられるものであり、また、いずれも口当たりはなめらかであった。即ち、“焙煎ゴマ風味”評価がA評価であり、“口当たり”評価もA評価であった。
Claims (5)
- 焙煎ゴマ細片化処理物の製造方法であって、
焙煎ゴマを水性媒体中に浸漬して増加率が110〜300質量%となるように膨潤させ、
該膨潤した焙煎ゴマを細片化処理し、
得られた焙煎ゴマ細片化処理物が下記条件を満たす、
焙煎ゴマ細片化処理物の製造方法。
<焙煎ゴマ細片化処理物>
1)前記焙煎ゴマ細片化処理物の20〜100質量%が、20タイラーメッシュパス且つ32タイラーメッシュオンに分級されるもの
2)前記20タイラーメッシュパス且つ32タイラーメッシュオンに分級された焙煎ゴマ細片化処理物の30〜100質量%が、長径/短径の比が1〜1.2の範囲 - 請求項1記載の焙煎ゴマ細片化処理物の製造方法であって、
得られた焙煎ゴマ細片化処理物が下記条件を満たす、
焙煎ゴマ細片化処理物の製造方法。
<焙煎ゴマ細片化処理物>
1)前記焙煎ゴマ細片化処理物の25〜100質量%が、20タイラーメッシュパス且つ32タイラーメッシュオンに分級されるもの
2)前記20タイラーメッシュパス且つ32タイラーメッシュオンに分級された焙煎ゴマ細片化処理物の35〜100質量%が、長径/短径の比が1〜1.2の範囲 - 請求項1又は2記載の焙煎ゴマ細片化処理物の製造方法によって得られた焙煎ゴマ細片化処理物を含有させる
液状食品の製造方法。 - 請求項3記載の液状食品の製造方法であって、
前記焙煎ゴマ細片化処理物の液状食品中の含有量が1〜50質量%含有させる
液状食品の製造方法。 - ゴマを含有するゴマ含有液状調味料の製造方法であって、
ゴマが、請求項1又は2記載の焙煎ゴマ細片化処理物の製造方法によって得られた焙煎ゴマ細片化処理物であり、
該焙煎ゴマ細片化処理物のゴマ含有液状調味料中の含有量が1〜40質量%含有させ、
20℃でBH形粘度計で測定した粘度を0.1〜5Pa.sとする
ゴマ含有液状調味料の製造方法。
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