JP5823828B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

エアバッグカバーを固定プレートに固定する技術に関する。
従来この種のエアバッグカバーとして、特許文献1或は特許文献2に開示のものがある。
特許文献1では、モジュールカバーに突片が突設され、この突片がリテーナに設けられた透口に差込まれている。また、透口の縁部から突設された舌片が、突片に形成された開口に入り込んでいる。さらに、開口から舌片が抜出ることを阻止するため、突片が押圧部材によって押圧されている。
特許文献2では、パッドカバーの係合爪が、バッグホルダの係合孔に挿通される。バッグホルダの係合孔周縁には、締結片が一体形成され、この締結片が係合爪に対して爪部と反対側の面に当接するように折曲げられる。
特開2001−63506号公報 特開2011−131753号公報
しかしながら、特許文献1では、押圧部材は突片の突設方向に対して直交する方向、即ち、リテーナの面に沿った方向に押付けるに過ぎない。このため、突片の突設方向では、モジュールカバーに対するリテーナの位置決め保持力が不十分で、がたつき或は押込によるモジュールカバーの位置ずれを生じる恐れがあった。特許文献2でも、同様に係合爪の突設方向での位置決め効果が弱く、上記と同様の問題が発生する恐れがあった。
そこで、本発明は、カバーを固定プレートに固定する際に、それらを結ぶ方向において、固定プレートに対してカバーをより確実に位置決め保持できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様は、エアバッグと、前記エアバッグを膨張展開可能なインフレータと、折畳まれた前記エアバッグを覆うカバーと、前記エアバッグ及び前記インフレータが取付けられた状態で、前記カバーの裏面側に配設される固定プレートと、を備え、前記カバーに前記固定プレートに向けて延びる固定片が突設される共に、前記固定プレートに前記固定片が挿入配置される固定孔が形成され、前記固定片に、前記固定片の基端側に向く第1当接部と、前記固定片の先端側に向けて内向き傾斜する傾斜面を有する第2当接部とが形成され、前記固定プレートに、前記固定片の基端側から前記第1当接部に当接する受部が設けられると共に、前記受部に対して前記固定片を挟んで反対側において前記固定片の先端側から前記傾斜面に当接可能な押付部が設けられた。
第2の態様は、第1の態様に係るエアバッグ装置であって、前記押付部は、前記固定プレートのうち前記固定孔の周縁部より延出する片状に形成され、前記固定片が前記固定孔に挿入配置された状態で、前記第2当接部に押付けられるようにその基端部で曲げられている。
第3の態様は、第2の態様に係るエアバッグ装置であって、前記押付部は、その先端側の2箇所で前記第2当接部に押付けられる。
第4の態様は、第1〜第3のいずれか1つの態様に係るエアバッグ装置であって、前記第1当接部は、前記固定片に形成された凹部のうち前記固定片の先端側の縁によって形成され、前記受部は、前記凹部内に配設されて、前記第1当接部と当接するように形成されている。
第5の態様は、第1〜第4のいずれか1つの態様に係るエアバッグ装置であって、前記固定プレートは、その周縁部に沿って延びる周壁を有し、前記受部は、前記周壁の一部分を突出させることによって形成されている。
第6の態様は、第1〜第5のいずれか1つの態様に係るエアバッグ装置であって、前記受部は、前記固定プレートの主面よりも前記カバー側の位置で前記第1当接部と当接する。
第1の態様によると、第1当接部と受部との当接によって、固定プレートに対する固定片の基端側への位置決めが図られる。また、第2当接部と押付部との当接によって、固定プレートに対する固定片の先端側への位置決めが図られる。これにより、カバーと固定プレートとを結ぶ方向において、固定プレートに対してカバーをより確実に位置決め保持できる。
第2の態様によると、押付部をより確実に第2当接部に押付けるようにすることができ、固定プレートに対してカバーをより確実に位置決め保持できる。
第3の態様によると、前記押付部は、その先端側の2箇所で前記第2当接部に押付けられるため、押付部と第2当接部とを安定して当接させることができる。
第4の態様によると、固定片の延出方向において、固定片の投影領域内で第1当接部と受部とを当接させることができる。このため、固定片の基端側に向う方向において、固定片をより確実に位置決めできる。
第1の態様によると、押付部が傾斜面に当接すると、固定片はその反対側にも押付けられる。このため、受部と第1当接部とがより確実に当接し、固定プレートに対してカバーをより確実に位置決め保持できる。
第5の態様によると、前記周壁の一部分を突出させることによって受部が形成されているため、受部の強度向上を図ることができ、固定プレートの基端側において固定プレートをより確実に位置決め保持できる。
第6の態様によると、第1当接部と受部との当接箇所と、第2当接部と押付部との当接箇所とを結ぶ方向を、固定片の突設方向に近い状態にすることができ、固定プレートに対してカバーをより確実に位置決め保持できる。

エアバッグ装置を示す分解斜視図である。 エアバッグ装置を示す分解斜視図である。 エアバッグ装置を示す正面図である。 エアバッグ装置を示す背面図である。 エアバッグ及びインフレータを省略したエアバッグ装置を示す斜視図である。 エアバッグ及びインフレータを省略したエアバッグ装置を示す背面図である。 図6のVII−VII線断面図である。 図6のVIII−VIII線断面図である。 カバーに取付ける前の固定プレートを示す背面図である。 カバーに取付後の固定プレートを示す背面図である。 カバーと固定プレートとの固定作業を示す説明図である。 カバーと固定プレートとの固定作業を示す説明図である。 図12のXIII−XIII線断面図である。 図12のXIV−XIV線断面図である。 カバーと固定プレートとの固定作業を示す説明図である。 カバーと固定プレートとの固定作業を示す説明図である。 図12のXVII−XVII線断面図である。 図12のXVII−XVIII線断面図である。 受部の変形例を示す図である。
以下、実施形態に係るエアバッグ装置について説明する。図1及び図2はエアバッグ装置10を示す分解斜視図であり、図3はエアバッグ装置10を示す正面図であり、図4はエアバッグ装置10を示す背面図である。
このエアバッグ装置10は、車両におけるステアリングホイールに取付けられるものである。ここでステアリングホイールは、車両の運転席前方に設けられ、車両の操舵を行うためのものである。ステアリングホイールは、通常、ステアリングシャフトの先端部に連結された中央部材の外周囲にスポークを介して環状のホイール本体が固定された構成とされている。本エアバッグ装置10は、上記中央部材に固定され、ホイール本体の中央部に配設固定されるものである。
エアバッグ装置10は、エアバッグ12と、インフレータ14と、カバー20と、固定プレート40とを備えている。
エアバッグ12は、布等で袋状に形成されており、カバー20内に収容可能なように折畳まれている。エアバッグ12には、インフレータ14からのガスが供給されるための開口12hが形成されている。
インフレータ14は、エアバッグ12を膨張展開可能に構成されている。ここでは、インフレータ14は、略短円柱状のインフレータ本体部14aと、インフレータ本体部14aの外周に設けられた取付フランジ14bとを有している。インフレータ本体部14aには、点火装置及びガス発生剤等が組込まれている。そして、車両衝突時に衝撃検知部等からの検知信号を受取ると、点火装置がガス発生剤を点火する。これにより、ガス発生剤が燃焼し、この燃焼によって発生するガスがエアバッグ12内に供給される。これにより、エアバッグ12が運転手に向けて膨張展開する。取付フランジ14bは、インフレータ本体部14aの外周囲の複数箇所から延出する板片状に形成され、それぞれに固定孔14cが形成されている。
カバー20は、折畳まれたエアバッグ12を覆うための部材である。ここでは、カバー20は、樹脂等により形成された部材であり、カバー本体22と、立壁30とを有している。
カバー本体22は、なだらかに湾曲するドーム状に形成されている。エアバッグ装置10がステアリングホイールに取付けられた状態で、カバー本体22の運転席側面部分は、ステアリングホイールのスポーク部分を覆う樹脂部分と面一状に連なるように配設される。カバー本体22が上記形状であることは必須ではなく、少なくとも折畳まれたエアバッグ12の運転席側を覆う部分を有していればよい。
立壁30は、カバー本体22の内面側に折畳まれた状態で配設されるエアバッグ12の周りを囲うように形成されている。ここでは、立壁30は、円筒状に形成されている。立壁3は、その他、角筒状、或は、エアバッグ12の周りを部分的に囲う形状に形成されていてもよい。そして、折畳まれたエアバッグ12が、カバー本体22及び立壁30で囲まれる空間内に収容される。なお、カバー本体22には、エアバッグ12の膨張展開力を受けて割れ容易なティアラインが形成されている。
固定プレート40は、エアバッグ12及びインフレータ14が取付けられた状態で、カバー20の裏面側に配設される部材である。
すなわち、固定プレート40は、立壁30の開口を閉塞可能な程度の広がりを有する板状部材に形成されている。ここでは、固定プレート40は、金属板等で形成された部材であり、立壁30の開口と同じ形状の円形板部42と、円形板部42の外周囲に形成された周壁48とを有している。そして、円形板部42が立壁30の開口を閉塞した状態で、周壁48が立壁30の開口外周縁部に外嵌めされる。
円形板部42の中央部には、開口42hが形成され、この開口42h内にインフレータ14が配設される。また、円形板部42のうち開口42hの外周囲には、ネジ挿通孔42cが形成されている。このネジ挿通孔42cを利用してエアバッグ12及びインフレータ14が固定プレート40に固定される。すなわち、エアバッグ12内であって上記開口12h周りに挟込ブラケット16が配設される。挟込ブラケット16は、金属板等で形成された部材であり、ここでは、略方形板状に形成されている。挟込ブラケット16の中央部には、インフレータ14を配設可能な開口16hが形成されている。また、挟込ブラケット16の各角部にネジ部17が突設されている。挟込ブラケット16がエアバッグ12内に配設された状態で、各ネジ部17はエアバッグ12のうち上記開口12hの周りに形成された孔を通ってエアバッグ12外に突出している。また、インフレータ本体部14aが固定プレート40の開口42h内に配設されると共に、取付フランジ14bが、その各固定孔14cをネジ挿通孔42cと同じ位置に配設した状態で、固定プレート40に重ねて配設される。この状態で、エアバッグ12より突出する各ネジ部17が固定孔14c及びネジ挿通孔42cを通って固定プレート40から突出するように、挟込ブラケット16が固定プレート40に重ね合される。そして、固定プレート40から突出する各ネジ部17に、ナット18を螺合締結する。これにより、インフレータ14が固定プレート40に取付固定されると共に、エアバッグ12が挟込ブラケット16と固定プレート40との間に挟込まれた状態で固定プレート40に取付固定される。この状態では、インフレータ14の少なくとも一部はエアバッグ12内に配設され、インフレータ14で生じたガスがエアバッグ12内に供給可能とされている。
この固定プレート40に対して上記カバー20が取付固定される。その取付構造については後に説明する。
また、固定プレート40には、ネジ固定孔41hを有するネジ固定片41が形成されている。ここでは、固定プレート40の外周囲の2箇所から2つのネジ固定片41がカバー20とは反対側に延びるように形成されている。そして、本ネジ固定片41をステアリングホイール側の中央部材等にねじ止固定することで、エアバッグ装置10がステアリングホイールに取付固定される。もっとも、本エアバッグ装置10をステアリングホイールに取付ける構成は上記例に限られない。例えば、エアバッグ装置10及びステアリングホイールの一方に突設された係止部材を、他方側に形成された係止孔に嵌め込み固定すること等によって、エアバッグ装置10がステアリングホイールに取付固定されてもよい。
固定プレート40とカバー20との取付構造についてより具体的に説明する。
図5はエアバッグ12及びインフレータ14を省略したエアバッグ装置10を示す斜視図であり、図6は同じくエアバッグ12及びインフレータ14を省略したエアバッグ装置10を示す背面図であり、図7は図6のVII−VII線断面図であり、図8は図6のVIII−VIII線断面図である。
カバー20には、固定プレート40に向けて延びる固定片32が形成されている。ここでは、立壁30の開口周縁部において間隔をあけた複数(ここでは4つ)箇所から複数(ここでは4つ)の固定片32が形成されている。なお、固定片32は、カバー本体22に直接形成されていてもよい。
固定片32は、立壁30の開口周縁部の内周部から固定プレート40に向けて延びるように形成されている。固定片32は、カバー20の外周側から見ると方形を呈する板状に形成されている。固定片32のうちカバー20の内側を向く面は平坦な面に形成されている。固定片32のうちカバー20の外側を向く面は、円形板部42の外周形状に倣って外側に凸となる曲面に形成されている。固定片32の先端部のうちカバー20の外側を向く部分は、その先端側に向けてカバー20の内向きに傾斜する傾斜面に形成されており、本固定片32を後述する固定孔50に容易に挿入できるようになっている。
この固定片32には、その基端側に向く第1当接部33aと、その先端側に向く第2当接部34aとが形成されている。
ここでは、固定片32にその表裏に貫通する凹部33が形成されている。より具体的には、凹部33は、固定片32のうち固定プレート40が配設される位置においてその幅方向に沿って延びる長孔状に形成されている。そして、その凹部33のうち固定片32の先端側にある縁部(内周面)、即ち、固定片32の基端側を向く縁部が第1当接部33aとして用いられる。なお、凹部33は必ずしも貫通している必要はなく、固定片32の外周側に形成された凹み状の部分であってもよい。つまり、凹部は、貫通、非貫通に拘らず、固定片32の外周から見て凹みとして観察される部分であればよい。
また、固定片32のうちカバー20の内側を向く面に突部34が形成されている。より具体的には、突部34は、固定片32のうち固定プレート40が配設される位置においてその幅方向に沿って延びる突条に形成されている。また、突部34のうち固定片32の先端側の部分は、固定片32の先端側に向けて内向き傾斜する傾斜面に形成されている。換言すれば、突部34のうち固定片32の先端側の部分外面は、突部34の先端側に向けて徐々に突出寸法を小さくする傾斜面に形成されている。この傾斜面が、上記第2当接部34aとして用いられる。ここでは、突部34のうち固定片32の基端側の部分も、突部34の先端側に向けて徐々に突出寸法が小さくなる傾斜面に形成されている。
なお、上記凹部33の長さ寸法(固定片32の幅方向寸法)は、突部34の長さ寸法(固定片32の幅方向寸法)よりも短い(ここでは1/3程度)。凹部33は、突部34の頂点部分の中央部に貫通し、その両側部には第2当接部34aが広がっている(図5参照)。
図9はカバー20に取付ける前の固定プレート40を示す背面図であり、図10はカバー20に取付後の状態の固定プレート40を示す背面図である。
図1〜図10に示すように、固定プレート40には、上記固定片32が挿入配置される固定孔50が形成されている。より具体的には、固定プレート40の円形板部42のうち各固定片32と対応する複数(ここでは4つ)の位置に固定孔50が形成されている。固定孔50は、固定片32の幅及び厚みよりも大きい(ここでは多少大きい)開口を有する細長い孔形状に形成されている。そして、固定片32がその先端部を固定プレート40から突出させた状態で固定孔50に挿入配置される。
また、固定プレート40に、上記固定片32の基端側から第1当接部33aに当接する受部52が形成されると共に、固定片32の先端側から第2当接部34aに当接可能な押付部54が形成されている。
ここでは、固定孔50のうち固定プレート40の外周側の縁部に受部52が形成されている。より具体的には、固定孔50のうち固定プレート40の外周側の縁部の中央部より固定孔50内に向けて延びる受部52が形成されている。ここでは、受部52は、固定プレート40を形成する金属板と同じ部材で当該固定プレート40と一体形成されている。また、受部52は、固定プレート40の背面側(カバー20の反対側)を向くように折曲げられると共に、その幅方向中央部が半筒状となって一種の補強リブを形成するように曲げられている。これにより、固定プレート40の厚み方向における力を十分な強度で受けることができるように形成されている。もっとも、受部52は、固定プレート40と一体形成されていることは必須ではなく、別部材を溶接、ネジ止等して受部を形成してもよい。そして、上記固定片32が固定孔50内に挿入配置されると、カバー20の外周側から受部52が凹部33内に配設され、受部52が固定片32基端側から凹部33の上記第1当接部33aに対して当接可能な状態となる。なお、固定プレート40の平面視において、受部52と凹部33とは互いに重複する位置関係に設定されており、固定片32を固定孔50に挿入配置すると、受部52が凹部33内に配設されるようになっている。
また、押付部54は、固定プレート40のうち固定孔50の周縁部より延出する片状に形成されている。より具体的には、固定孔50のうち固定プレート40の中央側の縁部より固定プレート40の背面側(カバー20の反対側)に向けて延びるようにして、押付部54が形成されている。ここでは、押付部54は、固定プレート40を形成する金属板と同じ部材で当該固定プレート40と一体形成されている。また、押付部54は、その幅方向中間部が凹み、その幅方向両端部が突出する板形状に形成されている。押付部54のうちその幅方向中間部で凹む部分は、上記凹部33と対応する部分であり、そして、押付部54の幅方向両端部に突出する2つの部分54aが凹部33の両側外方で上記第2当接部34aに押付けられるようになっている。
固定プレート40をカバー20に取付ける前の状態では、押付部54は、固定プレート40の背面側に向けて折曲げられており、固定片32を固定孔50に挿入する際に、固定片32と押付部54とが干渉しないようになっている。そして、固定片32の固定孔50に挿入配置された状態で、押付部54の基端部で曲げるように当該押付部54が第2当接部34aに向けて塑性変形され当該第2当接部34aに押付けられるようになっている。なお、ここでは、押付部54をその基端部で曲げ易いように、当該基端部に沿って細長いスリット54sが形成されている。
上記カバー20と固定プレート40との固定作業について説明する。なお、以下の説明で参照する各図でも、説明の便宜上、エアバッグ12及びインフレータ14は省略されている。
まず、図11〜図14に示すように、カバー20の背面側に固定プレート40を配設し、各固定片32を各固定孔50に対応する位置に配設する。
次に、図15〜図18に示すように、固定プレート40とカバー20とを相対的に接近する方向に移動させて、各固定片32を各固定孔50内に挿入する。これにより、固定プレート40によってカバー20の立壁30の開口が閉塞される。
固定片32を固定孔50に挿入する際、固定片32の先端部の斜面が受部52に接触することで、固定片32は受部52の反対側、即ち、カバー20の内側に弾性変形する。そして、受部52が前記斜面を越えて凹部33に達すると、固定片32が元の形に弾性復帰して、受部52が凹部33に嵌り込むようになる。
この後、図5〜図8に示すように、押付部54の基端部で曲げるように当該押付部54を第2当接部34aに向けて塑性変形させると、その先端部の両側2つの部分が第2当接部34aに押付けられるようになっている。これにより、カバー20と固定プレート40とが固定される。
このように構成されたエアバッグ装置10では、受部52と第1当接部33aとが当接することによって、固定プレート40に対する固定片32の基端側への位置決めが図られている。また、押付部54と第2当接部34aとの当接によって、固定プレート40に対する固定片32の先端側への位置決めが図られている。これらにより、固定片32を含むカバー20が、固定プレート40に対して固定片32の延出方向(即ち、固定プレート40とカバー20とを結ぶ方向)において位置決めされる。従って、固定プレート40に対してカバー20をより確実に位置決め保持できる。これにより、カバー20のがたつき抑制が図られる。また、カバー20が周囲の部分、例えば、スポークに被せられた樹脂部分等に対して凹んでしまうといった自体も抑制される。
なお、受部52と第1当接部33aとが当接する部分は、押付部54と第2当接部34aとの当接部分よりも、固定片32の基端側にあることが好ましいが、これは必須ではない。
また、上記実施形態では、受部52と第1当接部33aとの当接部分は、円形板部42の裏面主面よりも裏面側の位置にあるが(図7参照)、この当接部分は、円形板部42の裏面主面と同じ位置、或は、円形板部42よりもカバー20側に設定されていてもよい。
また、押付部54は、固定プレート40のうち固定孔50の周縁部より延出する片状に形成され、固定片32が固定孔50に挿入配置された状態で、押付部54が変形されて第2当接部34aに押付けられるため、押付部54をより確実に第2当接部34aに押付けるようにすることができ、固定プレート40に対してカバー20をより確実に位置決め保持できる。
また、押付部54は、2箇所の部分54aで第2当接部34aに当接するため、押付部54と第2当接部34aとを安定して当接させることができる。
また、受部52は、固定片32に形成された凹部33内に配設されて第1当接部33aと当接するため、これらの当接部分を固定片32の延出方向における当該固定片32の投影領域内に配設することができる。これにより、固定片32の基端側に向う方向において、固定片32をより確実に位置決め保持できる。
また、第2当接部34aは、固定片32の先端側に向けて内向き傾斜する傾斜面に形成され、押付部54は受部52の反対側から第2当接部34aに当接するため、押付部54が第2当接部34aに当接すると、固定片32はその反対側に押付けられる。これにより、受部52がより確実に凹部33内に嵌り込んで受部52と第1当接部33aとがより確実に当接する。従って、固定プレート40に対してカバー20をより確実に位置決め保持できる。また、固定片32は、固定プレート40の方向においても位置決めされるため、この点においても、固定プレート40とカバー20とのより確実な位置決めを図ることができる。
なお、受部52の代りに、図19に示す受部152を採用してもよい。
図19では、受部152は、周壁48に対応する周壁148の一部分を突出させることによって形成されている。より具体的には、受部152は、周壁148のうち円形板部42よりも手前側の部分(カバー側の部分)を突出させることによって形成されている。ここでは、周壁148に当該周壁148の延在方向に沿って一対の切込み148aを形成し、その間の部分を周壁148の内側に膨出させることによって受部152を形成している。膨出させる形状は、三角柱状、半円柱状等の形状にするとよい。
この変形例によると、周壁148の一部分を突出させることによって受部152が形成されているため、受部152の強度向上を図ることができる。特に、受部152は、固定片32の延在方向に沿って延びる板部分が存在する態様で突出しているため、当該板部分の延在方向において固定片32の基端側への力を受けることができ、より強固な力で上記力を受けることができる。
また、受部152は、固定プレート40の主面よりもカバー20側の位置で、第1当接部33aと当接するため、第1当接部33aと受部152との当接箇所と、第2当接部34aと押付部54との当接箇所とを結ぶ方向を、固定片32の突出方向に近い状態にすることができ、固定プレート40に対してカバー20をより確実に位置決め保持できる。これを実現するためには、受部は必ずしも周壁に形成されている必要はなく、固定孔の周縁部からカバーに延出するように形成され、固定プレートの主面よりもカバー側で第1当接部に当接するように形成されていてもよい。
また、上記実施形態において、固定プレート40に上記押付部54を一体形成する代りに、固定プレートに別のリング状バネ部材を嵌め込み等して固定し、このリング状バネ部材を上記突部34に当接させて固定片32を押え付けるようにしてもよい。
また、固定プレート40に、上記固定片32の基端側から第1当接部33aに当接する受部52が形成されると共に、固定片32の先端側から第2当接部34aに当接可能な押付部54が形成されている。
なお、上記実施形態及び各変形例は、相互に矛盾しない限り、適宜組合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 エアバッグ装置
12 エアバッグ
14 インフレータ
20 カバー
32 固定片
33 凹部
33a 第1当接部
34 突部
34a 第2当接部
40 固定プレート
42 円形板部
48、148 周壁
50 固定孔
52、152 受部
54 押付部
148 周壁

Claims (6)

  1. エアバッグと、
    前記エアバッグを膨張展開可能なインフレータと、
    折畳まれた前記エアバッグを覆うカバーと、
    前記エアバッグ及び前記インフレータが取付けられた状態で、前記カバーの裏面側に配設される固定プレートと、
    を備え、
    前記カバーに前記固定プレートに向けて延びる固定片が突設される共に、前記固定プレートに前記固定片が挿入配置される固定孔が形成され、
    前記固定片に、前記固定片の基端側に向く第1当接部と、前記固定片の先端側に向けて内向き傾斜する傾斜面を有する第2当接部とが形成され、
    前記固定プレートに、前記固定片の基端側から前記第1当接部に当接する受部が設けられると共に、前記受部に対して前記固定片を挟んで反対側において前記固定片の先端側から前記傾斜面に当接可能な押付部が設けられた、
    エアバッグ装置。
  2. 請求項1記載のエアバッグ装置であって、
    前記押付部は、前記固定プレートのうち前記固定孔の周縁部より延出する片状に形成され、
    前記固定片が前記固定孔に挿入配置された状態で、前記第2当接部に押付けられるようにその基端部で曲げられている、エアバッグ装置。
  3. 請求項2記載のエアバッグ装置であって、
    前記押付部は、その先端側の2箇所で前記第2当接部に押付けられる、エアバッグ装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のエアバッグ装置であって、
    前記第1当接部は、前記固定片に形成された凹部のうち前記固定片の先端側の縁によって形成され、
    前記受部は、前記凹部内に配設されて、前記第1当接部と当接するように形成されている、エアバッグ装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のエアバッグ装置であって、
    前記固定プレートは、その周縁部に沿って延びる周壁を有し、
    前記受部は、前記周壁の一部分を突出させることによって形成されている、エアバッグ装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載のエアバッグ装置であって、
    前記受部は、前記固定プレートの主面よりも前記カバー側の位置で、前記第1当接部と当接する、エアバッグ装置。
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