JPH0618108U - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

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JPH0618108U
JPH0618108U JP056024U JP5602492U JPH0618108U JP H0618108 U JPH0618108 U JP H0618108U JP 056024 U JP056024 U JP 056024U JP 5602492 U JP5602492 U JP 5602492U JP H0618108 U JPH0618108 U JP H0618108U
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JP
Japan
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base plate
locking portion
airbag cover
bag body
airbag
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Application number
JP056024U
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English (en)
Inventor
輝彦 小出
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を削減して組付作業性を向上させる
ことができるエアバッグ装置を得ることが目的である。 【構成】 ベースプレート18の四辺側部には長孔40
が形成されており、この長孔40へエアバッグカバー3
6の側壁部36Bの反乗員側端部に形成された係止部4
2が挿入係止されている。また、この状態でサポートプ
レート20の当接部20Aが係止部42の内側面42A
に当接配置されるので、係止部42が長孔40から離脱
することが阻止される。従って、従来のようにリベット
等を用いてエアバッグカバーをベースプレートに固定す
る構造ではないので、部品点数を削減することができる
と共に組付作業性を向上させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両急減速時に乗員側へ向けて膨出する袋体と、この膨出する袋体 によって押圧されて展開するエアバッグカバーと、このエアバッグカバーが取り 付けられると共に前記膨出する袋体を支持するベースプレートと、を備えたエア バッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エアバッグ装置、例えばステアリングホイールに取り付けられるタイプのエア バッグ装置では、ステアリングホイールのハブに支持されるベースプレートを備 えており、このベースプレートに車両急減速時にインフレータから噴出されるガ スによって膨出する袋体及びこの袋体をベースプレートとの間に格納するエアバ ッグカバーが取り付けられている。以下、この種の構造について簡単に説明する 。
【0003】 図5及び図6に示されるように、エアバッグ装置100は、略箱体形とされ頂 壁部102A及び側壁部102Bから成るエアバッグカバー102を備えている 。頂壁部102Aには乗員側から見てH型の薄肉部が形成されており、この薄肉 部から破断するようになっている。また、側壁部102Bは、箱体形状のベース プレート104の側壁部104Aに当接配置されている。さらに、エアバッグカ バー102の側壁部102Bの外側面には矩形状の当て板106が当接配置され ており、この状態で当て板106及びエアバッグカバー102がベースプレート 104の側壁部104Aに複数本のリベット108で固定されている。
【0004】 この構造によれば、車両急減速時になると袋体110が乗員側へ向けて膨出し ようとし、これによってエアバッグカバー102が破断して展開するが、このと きエアバッグカバー102に作用する荷重はリベット108によってベースプレ ート104に伝達されて支持されるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した構造による場合、エアバッグカバー102をベースプ レート104に固定するために複数本のリベット108が必要となるばかりか、 車両急減速時に応力が集中する部位であるリベット周辺部(図6の斜線部)を補 強すべく当て板106を用いているため、部品点数が増加し、組付作業も煩雑に なる。
【0006】 本考案は上記事実を考慮し、部品点数を削減して組付作業性を向上させること ができるエアバッグ装置を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、車両急減速時に乗員側へ向けて膨出する袋体と、この膨出する袋体 によって押圧されて展開するエアバッグカバーと、このエアバッグカバーが取り 付けられると共に前記膨出する袋体を支持するベースプレートと、を備えたエア バッグ装置であって、前記ベースプレートに設けられた開口部と、前記エアバッ グカバーの反乗員側の端部に設けられ、前記開口部内に挿入されて前記ベースプ レートに係止される係止部と、この係止部が前記ベースプレートに係止された状 態で前記係止部に当接して前記係止部が前記開口部から離脱するのを阻止する阻 止部材と、を有することを特徴としている。
【0008】
【作用】
上記構成によれば、ベースプレートには開口部が設けられており、この開口部 へエアバッグカバーの反乗員側の端部に設けられた係止部が挿入されてベースプ レートに係止される。そして、係止部がベースプレートに係止された状態で係止 部に阻止部材が当接される。これにより、係止部が開口部から離脱するのが阻止 される。従って、係止部が開口部から離脱するのを阻止すべく阻止部材が必要と なるが、従来用いられていた複数本のリベット等の締結部材や当て板が不要とな るので全体としては部品点数が削減される。また、部品点数が削減されたことに 関連して、リベット等の締結作業が不要となるので、エアバッグカバーのベース プレートへの組付作業が簡単になる。
【0009】 なお、車両急減速時になるとエアバッグカバーが膨出する袋体によって押圧さ れて展開し、袋体が乗員側へ向けて膨出される。
【0010】
【実施例】
以下、図1〜図3を用いて、本考案の一実施例に係るエアバッグ装置10につ いて説明する。
【0011】 図1に示されるように、エアバッグ装置10は、ステアリングホイール12の 芯金14に設けられたハブ14Aに取り付けられている。
【0012】 エアバッグ装置10は、矩形平板状のベースプレート18を備えている。ベー スプレート18の反乗員側の面には略矩形平板状でベースプレート18よりも一 回り小さい阻止部材としてのサポートプレート20が密着した状態で配置されて いる。これらのベースプレート18及びサポートプレート20の中央部には同軸 上に円形の貫通孔22(図3参照)、24が形成されており、これらの貫通孔2 2、24へは反乗員側から略円柱形のインフレータ26が挿入されて配置されて いる。
【0013】 インフレータ26には、その軸方向中間部に半径方向へ延出されたフランジ2 8が形成されており、このフランジ28がサポートプレート20の反乗員側の面 に当接配置されるようになっている。なお、このフランジ28には後述するリン グプレート34との締結用のボルト挿通孔(図示省略)が形成されている。また 、インフレータ26の乗員側周面には所定の間隔で複数のガス孔30が形成され ている。さらに、インフレータ26内には車両急減速時に作動して雷管を発火さ せる図示しない起動装置、雷管が発火した場合に大量のガスを発生するガス発生 剤等が封入されている。
【0014】 また、ベースプレート18の乗員側の面には袋体32(図1には二点鎖線で図 示)が折り畳まれた状態で配置されており、その開口側の縁部がリングプレート 34によってベースプレート18側へ押圧されてリベット(図示省略)で固定さ れている。なお、このリングプレート34には、袋体32の開口側の縁部をベー スプレート18との間に挟持固定するためのリベット用孔(図示省略)が形成さ れていると共に反乗員側へ向けて突出されたボルトが予め固定されている。
【0015】 上述した袋体32には、略箱体形とされ頂壁部36A及び側壁部36Bから成 るエアバッグカバー36が被嵌されている。エアバッグカバー36の頂壁部36 Aには乗員側から見てH型の薄肉部38が形成されており、車両急減速時になる と袋体32に押圧されて破断するようになっている。
【0016】 さて、図2及び図3に示されるように、ベースプレート18にはその四辺側部 に開口部としての長孔40がそれぞれ形成されている。各長孔40の幅方向寸法 はPとされ、また長手方向寸法はQもしくはQ’とされている。
【0017】 また、図2に示されるように、エアバッグカバー36の側壁部36Bには、そ の反乗員側端部に断面コ字形の係止部42が形成されている。係止部42の幅方 向寸法はRとされ、この幅方向寸法Rは前記ベースプレート18の長孔40の幅 方向寸法Pよりも小に設定されている。また、係止部42の溝44の高さ方向寸 法Tはベースプレート18の肉厚寸法Sよりも若干大とされている。
【0018】 さらに、サポートプレート20の四辺側部は反乗員側へ屈曲垂下されて当接部 20Aが形成されている。このサポートプレート20の貫通孔24の中心から前 記当接部20Aの外側端面までの距離Aは、ベースプレート18の貫通孔22の 中心からその長孔40の外側周面までの距離Bから、エアバッグカバー36の係 止部42の肉厚寸法Cを引いた寸法に設定されている。従って、図1に示される ようにエアバッグカバー36の係止部42がベースプレート18の長孔40へ挿 入係止された状態で、サポートプレート20をベースプレート18の反乗員側の 面に配置すると、サポートプレート20の当接部20Aがエアバッグカバー36 の係止部42の内側面42Aに当接し、エアバッグカバー36の係止部42がベ ースプレート18の長孔40から抜けるのを阻止するようになっている。
【0019】 以下に、エアバッグ装置10の組付手順を通して、本実施例の作用を説明する 。
【0020】 まず、袋体32をベースプレート18の乗員側の面に折り畳み状態で配置し、 この状態でリベットをベースプレート18の反乗員側から挿入してリングプレー ト34とベースプレート18とを固定する。これにより、袋体32がベースプレ ート18との間に挟持された状態となる。
【0021】 次いで、エアバッグカバー36の係止部42をベースプレート18の長孔40 へ挿入させながら、袋体32にエアバッグカバー36を被嵌させる。この際、係 止部42の幅方向寸法Rは、長孔40の幅方向寸法Rよりも小に設定されている ので、容易に係止部42を長孔40内へ挿入させることができる。次に、係止部 42の溝44内にベースプレート18の端部を係止させる。
【0022】 次いで、サポートプレート20をベースプレート18の反乗員側の面に当接配 置させる。この際、サポートプレート20の貫通孔24とベースプレート18の 貫通孔22とが同軸になるように位置決めすると、必然的に(前述した寸法A、 B、Cの関係から)サポートプレート20の当接部20Aがエアバッグカバー3 6の係止部42の内側面42Aに当接される。この状態では、当接部20Aによ ってエアバッグカバー36の係止部42がベースプレート18の長孔40から離 脱不可能となっている。
【0023】 その後、インフレータ26をサポートプレート20及びベースプレート18の 貫通孔24、22内へ挿入配置させる。この際、リングプレート34に予め固定 されたボルトにインフレータ26のフランジ28のボルト挿通孔が通される。そ して、ナットでインフレータ26とベースプレート18とを固定することにより 、エアバッグ装置10自体の組付作業が終了する。この時点では、サポートプレ ート20もインフレータ26のフランジ28とベースプレート18との間に挟持 されている。
【0024】 なお、上述したエアバッグ装置10がステアリングホイール12の芯金14の ハブ14Aに取り付けられた状態で、車両急減速時になると図示しない起動装置 が作動して雷管を発火させ、ガス発生剤が燃焼し大量のガスがインフレータ26 のガス孔30から袋体32内に噴出される。これにより、袋体32は膨張してエ アバッグカバー36を薄肉部38で破断させて展開させながら、乗員側へ向けて 膨出される。
【0025】 このように本実施例では、ベースプレート18の四辺側部に長孔40を形成す ると共にエアバッグカバー36の側壁部36Bの反乗員側の端部に長孔40より も狭幅な係止部42を形成して、係止部42を長孔40内に挿入係止させた後、 サポートプレート20の当接部20Aによってエアバッグカバー36の抜け止め を阻止するように構成したので、従来構造に比べ、サポートプレート20が増え るものの複数本のリベット108や当て板106を廃止することができる。この ため、全体としては部品点数の削減を図ることができる。さらに、エアバッグカ バー36とベースプレート18との組付は係止部42の長孔40への挿入係止作 業とサポートプレート20の配置作業とによってなされるので、従来におけるリ ベット108による締結作業等を廃止することができることとの層状効果として 、組付作業性を向上させることができる。
【0026】 また、本実施例では、エアバッグカバー36の係止部42と長孔40との係止 状態は長孔40の長手方向寸法Qの全域に亘って維持されるので、従来のような リベット108を用いた構造を採った場合に生じる各リベット108回りにおけ る応力集中が生じるといったことがなくなる。すなわち、車両急減速時にエアバ ッグカバー36が展開した際の負荷(荷重)は係止部42全体に分散されるので 、応力が一点に集中(実際には、複数本のリベット108を用いているので各リ ベット108付近毎に集中)することがない。従って、エアバッグカバー36の ベースプレート18への組付構造自体から従来の当て板106を廃止することが できるのみならず、荷重分散機能を充分備えていることからも補強材としての機 能を持つ当て板106を廃止することができる。
【0027】 なお、本実施例では、四辺側部に長孔40が形成されたベースプレート18を 用いたが、これに限らず、例えば図4に示されるようなベースプレート50を用 いてもよい。このベースプレート50は、車両急減速時に展開する側壁部36B を支持する一対の側部50Aには長孔40が形成されており、他の一対の側部5 0B(ステアリングホイール12の静止状態で上下に位置する側部)は反乗員側 へ向けて屈曲されている。この一対の側部50Bにはリベット用孔52が形成さ れており、リベットでベースプレートに固定されるようになっている。
【0028】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るエアバッグ装置は、ベースプレートに開口 部を設けると共にエアバッグカバーの反乗員側端部に開口部に挿入されてベース プレートに係止される係止部を設け、係止部がベースプレートに係止された状態 で阻止部材が係止部に当接し係止部が開口部から離脱するのを阻止するように構 成したので、部品点数を削減して組付作業性を向上させることができるという優 れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るエアバッグ装置を示す
断面図である。
【図2】図1のエアバッグカバー、ベースプレート、及
びサポートプレートを分離した状態で示す断面図であ
る。
【図3】図2のベースプレートを一部省略した状態で示
す平面図である。
【図4】図2、図3のベースプレートの変形例を示す斜
視図である。
【図5】従来例に係るエアバッグ装置の一部(エアバッ
グカバーとベースプレートとの締結部付近)を示す断面
図である。
【図6】図5のエアバッグ装置を示す側面図である。
【符号の説明】
10 エアバッグ装置 18 ベースプレート 20 サポートプレート(阻止部材) 32 袋体 36 エアバッグカバー 40 長孔(開口部) 42 係止部 50 ベースプレート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両急減速時に乗員側へ向けて膨出する
    袋体と、 この膨出する袋体によって押圧されて展開するエアバッ
    グカバーと、 このエアバッグカバーが取り付けられると共に前記膨出
    する袋体を支持するベースプレートと、 を備えたエアバッグ装置であって、 前記ベースプレートに設けられた開口部と、 前記エアバッグカバーの反乗員側の端部に設けられ、前
    記開口部内に挿入されて前記ベースプレートに係止され
    る係止部と、 この係止部が前記ベースプレートに係止された状態で前
    記係止部に当接して前記係止部が前記開口部から離脱す
    るのを阻止する阻止部材と、 を有することを特徴とするエアバッグ装置。
JP056024U 1992-08-10 1992-08-10 エアバッグ装置 Pending JPH0618108U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP056024U JPH0618108U (ja) 1992-08-10 1992-08-10 エアバッグ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP056024U JPH0618108U (ja) 1992-08-10 1992-08-10 エアバッグ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0618108U true JPH0618108U (ja) 1994-03-08

Family

ID=13015496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP056024U Pending JPH0618108U (ja) 1992-08-10 1992-08-10 エアバッグ装置

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Country Link
JP (1) JPH0618108U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013077208A1 (ja) * 2011-11-21 2013-05-30 芦森工業株式会社 エアバッグ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013077208A1 (ja) * 2011-11-21 2013-05-30 芦森工業株式会社 エアバッグ装置

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