JP6180837B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エアバッグ装置に関する。
特許文献1には、エアバッグ装置について記載されている。このエアバッグ装置はメタルプレートを有している。メタルプレートは金属製の板材であり、その一部にホーン接点が設けられている。ホーン接点は、ハンドル側などに設けられた固定接点とともにホーン装置の回路を開閉するための接点であり、たとえば運転手によるエアバッグ装置の押圧操作により、固定接点と接触する可動接点となっている。
特許文献1では、エアバッグ装置は、ハンドル側の弾性部材と係合する複数のフックが形成された樹脂製のバックプレートを有しており、このバックプレートにメタルプレートが固定される。特許文献1では、金属製のメタルプレートと樹脂製のバックプレートとがインサート成型により一体化されている。或いは、金属製のメタルプレートに圧入用の貫通孔を設け、樹脂製のバックプレートに圧入用のピンが突設されている。そして、メタルプレートが当該ピンに圧入されてバックプレートに固定される。
また本発明に関連する技術として特許文献2が記載されている。
特開2012−153350号公報 特開平8−2424号公報
しかしながら、バックプレートとメタルプレートとを一体成形した場合、成形に時間とコストがかかる。またバックプレートをメタルプレートに圧入する場合、圧入する設備を必要とする。
そこで、本発明は、ホーン用導体を簡単に取付プレートに固定できるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明にかかるエアバッグ装置の第1の態様は、ホーン接点を有するステアリングホイールに取付けられるエアバッグ装置であって、エアバッグと、前記エアバッグを膨張展開させるインフレータと、折り畳まれた前記エアバッグを一方側から覆うカバーと、前記カバー、前記インフレータおよび前記エアバッグが固定されるとともに、外力により前記ステアリングホイールに近づき、前記外力の消失により元の位置に復帰するように、前記ステアリングホイールに取り付けられる取付プレートと、前記取付プレートに固定されており、前記取付プレートが前記ステアリングホイール側に近づいた押圧状態において、前記ホーン接点と接触する接触部を有し、前記取付プレートが元の位置に復帰した通常状態において、前記ホーン接点と離間するホーン用導体とを備え、前記取付プレートおよび前記ホーン用導体の一方は係止爪部を有し、他方は係止爪部と係止する係止部を有し、前記ホーン用導体が、前記取付プレートに垂直な方向で前記取付プレートへと押し込まれることで、前記係止爪部と前記係止部との少なくとも何れか一方が弾性変形して、前記係止部が前記係止爪部に係止し、前記係止爪部は、前記取付プレートに設けられ、前記係止部たる前記ホーン用導体の外周縁部と係止する
本発明にかかるエアバッグ装置の第2の態様は、第1の態様にかかるエアバッグ装置であって、前記ホーン用導体は、前記取付プレートの内側から外縁に向けて延在する板状の延在部を有し、前記延在部の前記外縁側の先端部に、前記接触部が設けられ、前記取付プレートは、前記延在部の前記先端部が配置されて、前記ホーン接点からの押圧力を、前記ホーン用導体を介して受け、弾性変形可能な弾性支持部を有し、前記係止爪部は、前記先端部および前記弾性支持部の一方に設けられる。
本発明にかかるエアバッグ装置の第3の態様は、第1または第2の態様にかかるエアバッグ装置であって、前記係止爪部は、前記取付プレートと共に一体で成形される。
本発明にかかるエアバッグ装置の第の態様は、第1から第のいずれか一つの態様にかかるエアバッグ装置であって、折り畳まれた前記エアバッグの開口辺縁部、前記インフレータのフランジ、前記取付プレート、及び、前記ホーン用導体を貫く締結部材によって、前記エアバッグ、前記インフレータ、前記取付プレートおよび前記ホーン用導体が締結固定される。
本発明にかかるエアバッグ装置の第の態様は、第の態様にかかるエアバッグ装置であって、前記エアバッグの前記開口辺縁部によって外周から覆われて前記エアバッグの内部に配置される第2の取付プレートを更に備え、前記締結部材は前記第2の取付プレートに設けられる。
本発明にかかるエアバッグ装置の第の態様は、第1から第のいずれか一つの態様にかかるエアバッグ装置であって、前記ホーン用導体には位置決め用の貫通孔が形成され、前記取付プレートには、前記貫通孔を貫通する突起部が形成される。
本発明にかかるエアバッグ装置の第1の態様によれば、ホーン用導体を取付プレートに押し込むことで固定できる。よって、ホーン用導体を簡単に取付プレートに固定できる。
また、ホーン用導体を取付プレートに近づけた後に、ホーン用導体を取付プレートに水平な方向で移動させて固定する特許文献2に比して、ホーン用導体を取付プレートに取り付けやすい。一方向の押し込みによって固定できるからである。しかも、ホーン用導体に貫通孔を設け、係止爪部が当該貫通孔の周縁部と係止する構造に比して、係止箇所では貫通孔を設ける必要がない。よってホーン用導体の形状を簡易にできる。
本発明にかかるエアバッグ装置の第2の態様によれば、弾性支持部と延在部の先端部とが係止されるので、当該先端部が弾性支持部と一体的に撓むことができる。よって延在部が弾性支持部に衝突することを抑制でき、ひいては当該衝突に起因する異音の発生を抑制できる。
本発明にかかるエアバッグ装置の第3の態様によれば、製造が容易である。
本発明にかかるエアバッグ装置の第及び第の態様によれば、取付プレートとホーン用導体とをより強固に固定できる。しかも、エアバッグ、インフレータおよび取り付けプレートを固定するための締結部材を用いて取付プレートとホーン用導体とを固定するので、製造コストを抑制できる。
本発明にかかるエアバッグ装置の第の態様によれば、ホーン用導体を容易に位置決めできる。
実施形態に係るステアリングホイール及びエアバッグ装置の概念的な一例を示す分解斜視図である。 同上のステアリングホイール及びエアバッグ装置の概念的な一例を示す分解斜視図である。 取付プレートとホーン用導体との概念的な構成の一例を示す分解斜視図である。 取付プレートとホーン用導体との概念的な構成の一例を示す斜視図である。 取付プレートとホーン用導体との概念的な構成の一例を示す正面図である。 取付プレートとホーン用導体との概念的な構成の一例を示す断面図である。 取付プレートとホーン用導体との概念的な構成の一例を示す正面図である。 取付挿入部材が取付凹部に挿入される様子を示す模式的な断面図である。 取付プレートとホーン用導体との概念的な構成の一例を示す断面図である。 取付プレートとホーン用導体とインフレータとの概念的な構成の一例を示す斜視図である。
以下、実施形態に係るエアバッグ装置について説明する。図1及び図2はステアリングホイール10及びエアバッグ装置30を示す分解斜視図である。
<1.ステアリングホイール10とエアバッグ装置30との全体構成>
このエアバッグ装置30は、車両におけるステアリングホイール10に取付可能に構成されている。以下に、ステアリングホイール10及びエアバッグ装置30の全体構成について概略的に説明する。
<1−1.ステアリングホイール>
ステアリングホイール10は、車両の操舵を行うためのものであり、ホイール本体12とスポーク14と中央部材16とを備えている。ホイール本体12は、リング状に形成されており、人による操舵力を受ける部分である。中央部材16は、運転手から遠ざかる方向に延出するステアリングシャフトの先端部に連結可能に構成されている。スポーク14は、ホイール本体12の内周部分からその中央に向けて延びており、当該中央において中央部材16に連結されている。ここでは、スポーク14は、3つ設けられているが、2つ等であってもよい。そして、ステアリングホイール10を回転させると、その回転運動がスポーク14及び中央部材16を介してステアリングシャフトに伝達されるようになっている。
上記中央部材16には、エアバッグ装置30とステアリングホイール10とを固定するための取付構造が設けられる。例えば中央部材16には、取付突部162と取付凹部164とが設けられる。取付突部162は運転手側に突出している。また取付突部162はその先端側で爪部を有しており、エアバッグ装置30に設けられた係止体60(図2参照)と係止する。再び図1を参照して、取付凹部164は中央部材16に凹設されており、運転手側に開口している。取付凹部164には、エアバッグ装置30と固定される取付挿入部材25が挿入され、取付凹部164と取付挿入部材25とが互いに固定される。係止体60および取付挿入部材25については後にも述べる。
また中央部材16にはホーン接点166が設けられている。このホーン接点166は、いわゆるホーンを鳴らすためのものである。エアバッグ装置30は、運転手側からプッシュ可能にステアリングホイール10に固定されており、運転手がエアバッグ装置30を押し込むことで、ホーン接点166が、エアバッグ装置30に設けられるホーン接点72に当接し、この当接によってホーンが鳴る。
<1−2.エアバッグ装置>
エアバッグ装置30は、エアバッグ32と、インフレータ34と、カバー36と、取付プレート40と、係止体60と、ホーン用導体70とを備えている。
エアバッグ32は、布等で袋状に形成されており、カバー36内に収容可能なように折畳まれている。
インフレータ34は、エアバッグ32を膨張展開させる装置である。ここでは、インフレータ34は、短円柱状のインフレータ本体部34aと、インフレータ本体部34aの外周に形成された取付フランジ34bとを有している。インフレータ本体部34aには、点火装置及びガス発生剤等が組込まれている。そして、車両衝突時に衝撃検知部等からの検知信号等を受けると、当該点火装置がガス発生剤を点火する。これにより、ガス発生剤が燃焼し、この燃焼によって発生するガスがエアバッグ32内に供給される。これにより、エアバッグ32が運転手に向けて膨張展開する。取付フランジ34bは、外周縁が方形状をなすように延出する板状に形成され、その4つの角部分にネジ貫通孔34cが形成されている。
カバー36は、樹脂等により形成された部材であり、カバー本体37と立壁38とを有している。カバー本体37は、エアバッグ装置30がステアリングホイール10に取付固定された状態で、操舵装置(エアバッグ付きステアリングホイール)の前面を形成する部分である。このカバー本体37は、折り畳まれたエアバッグ32を一方側(ステアリングホイール10とは反対側)から覆う。立壁38は、カバー本体37の内面側で折畳まれたエアバッグ32の周りを囲うように、カバー本体37に突設されている。ここでは、立壁38は、角筒状に形成されているが、その他、円筒状、或は、エアバッグ32の周りを部分的に囲う形状に形成されていてもよい。そして、折畳まれたエアバッグ32が、カバー本体37及び立壁38で囲まれる空間内に収容される。なお、カバー本体37には、エアバッグ32の膨張展開力を受けて破断するティアラインが形成されている。
取付プレート40は、上記インフレータ34が取付けられた状態で、立壁38の開口を塞ぐようにエアバッグ32に取付けられる。
取付プレート40は、例えば立壁38の外周に沿った形状を有する板状部材に形成されている。ここでは、取付プレート40は、立壁38の開口と同じ形状の周縁を有する板部42と、板部42の外周囲に形成された周壁48とを有している。周壁48は立壁38に外嵌めされる。
板部42の中央部には、開口42hが形成され、この開口42h内にインフレータ34が配設される。
また、板部42のうち開口42hの周りには、ネジ貫通孔42cが形成されており、このネジ貫通孔42cを利用して、インフレータ34及びエアバッグ32が次のようにして取付けられる。まず上記エアバッグ32に挟込ブラケット50が取り付けられる。図1,2ではエアバッグ32と挟込ブラケット50とを分離して示しているものの、実際にはエアバッグ32の開口辺縁部が、挟込ブラケット50の周縁部をステアリングホイール10側から覆っている。つまり、挟込ブラケット50はエアバッグ32の内部に配設される。
挟込ブラケット50は、金属板等で形成された部材であり、ここでは、板形状に形成されている。挟込ブラケット50の中央部には、インフレータ34を配設可能な開口50hが形成されている。また、挟込ブラケット50の各角部にネジ部51が突設されている(図2参照)。各ネジ部51はエアバッグ32の開口辺縁部に形成された孔32cを通ってエアバッグ32外に突出する。ネジ部51が開口辺縁部を貫通することにより、エアバッグ32が挟込ブラケット50に対して固定される。
また、カバー36の立壁38には爪部381が形成されており、この爪部381が、エアバッグ32によって覆われた挟込ブラケット50の周縁に対して、エアバッグ32の外側から係止される。これにより、カバー36が挟込ブラケット50に固定される。
取付プレート40には、ネジ部51に対応する位置にネジ貫通孔42cが形成される。取付プレート40は、ネジ部51がネジ貫通孔42cを貫通した状態で、ネジ部51にナット52(図1参照)を螺合締結することで、挟込ブラケット50に取り付けることができる。
ただしここでは、ネジ部51とナット52とを用いて、インフレータ34とホーン用導体70をも取り付ける。
ホーン用導体70は例えば板状の金属部材である。このホーン用導体70には、ステアリングホイール10のホーン接点166と対応する位置にホーン接点72が形成されるとともに、ネジ貫通孔42cと対応する位置でネジ貫通孔70cが形成されている。
このホーン用導体70は、ネジ貫通孔70cをネジ貫通孔42cと同じ位置に配設した状態で、取付プレート40に重ねて配置される。
また、インフレータ本体部34aが取付プレート40の開口42h内に配設されると共に、取付フランジ34bが、そのネジ貫通孔34cをネジ貫通孔42cと同じ位置に配設した状態で、取付プレート40(或いはホーン用導体70)のステアリングホイール10側に重ねて配設される。
この状態で、各ネジ部51がネジ貫通孔42c及びネジ貫通孔34c,70cを通って取付プレート40から突出するように、挟込ブラケット50が取付プレート40に重ね合される。そして、取付プレート40から突出する各ネジ部51に、ナット52を螺合締結する。これにより、インフレータ34およびホーン用導体70が取付プレート40に取付固定されると共に、カバー36及びエアバッグ32が取付プレート40に取付固定される。この状態では、インフレータ34の少なくとも一部はエアバッグ32内に配設されている。
また、取付プレート40には、エアバッグ装置30をステアリングホイール10に取付固定するための取付構造が設けられる。ここでは、取付挿入部材25と係止体60とを用いてエアバッグ装置30がステアリングホイール10に取付けられる。
取付挿入部材25は、コイルスプリング251を介して取付プレート40(より詳細には板部42)に固定される。このコイルスプリング251は取付挿入部材25の筒状部に外嵌めされており、筒状部に形成されたフランジ部に当接する。一方で、板部42には、一対の柱部422が突設されており、一対の柱部422の先端には爪部が設けられている。この柱部422は、例えば取付挿入部材25の筒状部とコイルスプリングとの間を通って、取付挿入部材25に設けられた係止部の縁部に引っ掛かる。これによって、取付挿入部材25が取付プレート40に取付けられる。またコイルスプリング251は、板部42にも当接しており、取付挿入部材25と板部42とが互いに離れる方向に付勢する。
取付挿入部材25は、外力を受けて板部42に近づくことができる。このときコイルスプリング251は外力によって縮む。また外力が消失すると、取付挿入部材25はコイルスプリング251の付勢力によって元の位置に戻る。
また取付挿入部材25はステアリングホイール10の取付凹部164と固定される。たとえば取付挿入部材25は、筒状部の先端(フランジ部よりもステアリングホイール10側の端部)に設けられる鍔部を有している。一方で、取付凹部164の底部周縁には溝部が形成されている。そして、取付挿入部材25が取付凹部164に挿入された状態で、この鍔部が溝部に嵌って係止される。これにより、取付挿入部材25が取付凹部164に固定される。
かかる構造により、エアバッグ装置30は運転手からの外力を受けてステアリングホイール10側へと移動することができる。そしてエアバッグ装置30のホーン接点72がステアリングホイール10のホーン接点166に当接することにより、ホーンが鳴る。また外力が消失すれば、コイルスプリング251の付勢力によってエアバッグ装置30が元の位置に戻る。
また、上記取付構造とは別の構造(係止体60)が取付プレート40に設けられる。これは例えば次の事態に備えるためである。すなわち、エアバッグ32が膨張展開するときには、大きな衝突力またはエアバッグの膨張展開力が生じる。これにより、取付挿入部材25と取付凹部164との固定、または、取付挿入部材25と板部42との固定部が破損する事態が生じ得る。そこで、このような事態が生じても他の構造によってエアバッグ装置30とステアリングホイール10との固定を維持するのである。
係止体60は弾性変形可能な線状体であり、例えば金属ワイヤである。係止体60は、取付プレート40に支持されており、取付突部162と係止される。なお係止体60は、取付突部162と常時当接して係止されている必要はない。係止体60は、取付挿入部材25による固定部が破損したときに取付突部162に当接して、エアバッグ装置30とステアリングホイール10との固定を維持すればよい。
本実施の形態では、ホーン用導体70を取付プレート40に取り付ける構造について、詳述する。
<2.ホーン用導体と取付プレートとの取り付け>
<2−1.係止構造>
図3は、取付プレート40の概念的な構成の一例を示す斜視図である。図3は、ステアリングホイール10側から見た取付プレート40を示している。なお、以下で参照する他の斜視図についても、ステアリングホイール10側から見た構成が示される。
また図3では、取付プレート40に対するホーン用導体70の位置を示すべく、ホーン用導体70を模式的に示している。図4は、ホーン用導体70が取り付けられた取付プレート40の概念的な構成の一例を示す斜視図である。図5は、ホーン用導体70が取り付けられた取付プレート40の平面図である。図6は、図5のA−A断面図である。
以下では、説明の便宜上、互いに直交する前後方向、上下方向および左右方向を設定する。ここでは、前後方向は取付プレート40の主面の法線(板部42の法線)に沿う方向であり、上下方向は運転手がエアバッグ装置30を見たときの上下方向である。
ホーン用導体70は導電性の板状部材であり、例えば金属によって形成されている。図3〜5の例示では、ホーン用導体70は互いに別体のホーン用導体74,76を含む。ホーン用導体74は、上方側で開口42hの周縁部に沿う周縁部742と、周縁部742から板部42の外縁に向かって延在する延在部744とを有している。延在部744は対で形成されており、一対の延在部744は、周縁部742から互いに反対方向に延在する。延在部744は例えば略長方形状の形状を有している。
一対の延在部744の先端部には、それぞれホーン接点(特許請求の範囲でいう接触部に相当)72が形成されている。ホーン接点72は、ステアリングホイール10側(図3,4において紙面上方)に膨らむ形状を有している。このホーン接点72は、ステアリングホイール10のホーン接点166(図1も参照)と対応する位置に設けられる。
また、取付プレート40には、係止爪部426が突設されている。図6を参照して、係止爪部426は、ステアリングホイール10側(図6において紙面上方)に突出する柱部4264と、柱部4264の先端に設けられて、ホーン用導体74(ここでは延在部744)の外周縁部と係止する爪部4262とを有している。
なお、図3〜6の例示では、係止爪部426は、板部42と連結される弾性支持部428に設けられているものの、板部42に設けられても良い。弾性支持部428については後に詳述する。
また図3〜6の例示では、係止爪部426は対で設けられており、一対の係止爪部426は互いに協働して延在部744を挟んでいる。例えば一対の係止爪部426は延在部744の延在方向(ここでは例えば左右方向)に直交する方向において設けられる。すなわち、一対の係止爪部426はそれぞれ延在部744の下方側および上方側に設けられる。これにより、一対の係止爪部426は上下方向において延在部744を挟む。
一対の係止爪部426の各々は、爪部4262が互いに離れる方向に、弾性変形することができる。よって、ホーン用導体74を一対の係止爪部426の間に押し込むことで、爪部4262の間隔が広がり、ホーン用導体74が一対の係止爪部426の間に挿入される。そして、この挿入状態において、爪部4262がホーン用導体74の外周縁部(特許請求の範囲でいう係止部に相当)に引っ掛かる。これにより、ホーン用導体74が前後方向で位置決めされる。
以上のように、ホーン用導体74は前後方向に沿って取付プレート40に押し込まれることで固定される。よって、特許文献1と比較して、製造コストを抑制しながら、簡単にホーン用導体74を取付プレート40に固定できる。
また特許文献2では、ホーンプレートを前後方向に沿って配置した上で、さらにスイッチ取付板に水平な方向に沿って移動させることで、ホーンプレートを取付板に固定している。一方で、本実施の形態ではこのような水平方向の移動を要さない。よって特許文献2に比して固定作業を簡易にできる。
しかも、エアバッグ装置30においては、突起物(例えば係止体支持部424および柱部422)が取付プレート40に多く設けられる。係止体支持部424は、係止体60を支持する部材であり、柱部422は取付挿入部材25と固定するための部材である。これらは、板部42からステアリングホイール10側に突出している。しかるに、上述のように、ホーン用導体74を取付プレート40に取り付ける際に、ホーン用導体74を水平方向に移動させる必要がないので、ホーン用導体74と当該突起物との干渉を招きにくい。よって、突起物が多く形成されるエアバッグ装置用の取付プレート40に対しても、ホーン用導体74を固定しやすいのである。
ホーン用導体76は、ホーン用導体74と上下方向で間隔を空けて配置されている。図3〜5の例示では、ホーン用導体76は、下方側において開口42hの周縁部に沿う周縁部762と、周縁部762から板部42の外縁(ここでは下方側の外縁)に向かって延在する延在部764とを有している。延在部764の下方側の先端部にも、ホーン接点(特許請求の範囲でいう接触部に相当)72が形成されている。このホーン接点72も、ステアリングホイール10のホーン接点166に対応する位置に設けられる。
なお図3〜5の例示では、延在部764には、取付挿入部材25に固定される柱部422によって貫通される貫通孔76aが形成されている。ただし、柱部422が延在部764とは別の位置に設けられている場合、貫通孔76aは不要である。
図3〜5の例示では、ホーン用導体76の延在部764の先端部には、係止羽部766が設けられている。係止羽部766は対で設けられており、一対の係止羽部766は延在部764から左右方向で互いに反対側に延在する。また係止羽部766は延在部764よりもエアバッグ32側(図3,4において紙面下方側)に位置している。つまり係止羽部766は延在部764から遠ざかるにしたがってエアバッグ32側に延在する部分を有している。
一方で、板部42には、一対の係止羽部766に対応する位置において、それぞれ一対の溝部427が形成されている。係止羽部766はこの溝部427に配置される。また、溝部427にも係止爪部425が設けられている。係止爪部425は係止爪部426と同様の形状を有し、係止羽部766の外周縁部(特許請求の範囲でいう係止部に相当)に係止する。
ホーン用導体76は、係止爪部426と同様の構造を有する係止爪部425によって係止される。図3〜5の例示では、係止爪部425は対で設けられ、一対の係止爪部425は左右方向で互いに対面している。そして一対の係止爪部425はそれぞれ左右方向の外側から一対の係止羽部766を係止している。
このホーン用導体76も前後方向に沿って取付プレート40に押し込むことで固定される。よって、ホーン用導体74と同様に、ホーン用導体76を固定しやすい。
なお図3〜5の例示では、互いに別体のホーン用導体74,76が採用されている。しかしながら、一体のホーン用導体を採用しても良い。図7は、ホーン用導体78が取り付けられた取付プレート40の概念的な構成の一例を示す平面図である。ホーン用導体78は、図3〜5のホーン用導体74,76を、開口42hの周縁において連結した形状を有している。ここでは、開口42hの周縁部に配置される部分を周縁部782と呼び、延在部744に相当する部分を延在部784と呼び、延在部764に相当する部分を延在部786と呼ぶ。図7の例示では、ホーン用導体78は、延在部784,786の先端部のみならず、周縁部782においても、係止爪部426によって係止されている。図7の例示では、周縁部782は略正方形状を有しており、その上辺および下辺の各々において、2つの係止爪部426が左右方向において間隔を空けて設けられている。
これによってもホーン用導体78を前後方向において取付プレート40に押し込むことで固定することができる。よって固定を容易にできる。
また係止爪部426が弾性変形するとして説明したが、係止爪部426に替えて、或いは係止爪部426と共に、ホーン用導体74が弾性変形してもよい。すなわち、延在部744が湾曲するように変形することで、その上下方向の幅を小さくして、一対の係止爪部426の間に入り込んでもよい。要するに、ホーン用導体74が前後方向において取付プレート40へと押し込まれることで、係止爪部426と延在部744との少なくとも何れか一方相対的に弾性変形して、当該延在部744が係止爪部426に係止されればよい。係止爪部425についても同様である。
また図3〜7の例示では、係止爪部425,426はホーン用導体74,76,78の外周側に設けられている。ただし、これに限らず、ホーン用導体に貫通孔を設け、係止爪部が当該貫通孔の周縁部(特許請求の範囲でいう係止部に相当)に内周側から係止してもよい。ただし、係止爪部が外周側から係止する構造であれば、ホーン用導体に貫通孔を設ける必要がなく、簡易な形状を採用できる。また貫通孔を設ける作業工程を不要にすることができる。
またホーン用導体の形状は図3〜5,7に限らず、適宜に変更することができ、また、係止爪部425,426の位置および個数、または、ホーン接点72の位置および個数についても適宜に変更することができる。なお、図3〜5,7に示すように、係止爪部425,426が板部42と一体で成形されていれば、係止爪部425,426を板部42に取り付けやすく、製造が容易である。
<2−2.弾性支持部>
図3〜5,7の例示では、取付プレート40には、一対の延在部744に対応して一対の弾性支持部428が設けられている。一対の弾性支持部428は板状の形状を有している。この一対の弾性支持部428には、それぞれ一対の延在部744の先端部が配置される。つまり、弾性支持部428は前後方向で延在部744の先端部と対面する。
また、運転手がエアバッグ装置30をステアリングホイール10側へと押し込んだときに、弾性支持部428はホーン接点166から押圧力を受ける。この押圧力により、弾性支持部428は撓むことができる。より詳細には、弾性支持部428は、延在部744の先端部が前後方向に揺動可能なように、板部42と連結される。弾性支持部428は自身の基端部のみにおいて板部42と連結されており、当該基端部から延在部744の先端側に向かって延在する。弾性支持部428は、当該基端部を固定端として前後方向に撓むことができる。
一方で、ホーン用導体74は板状の金属によって形成されており、延在部744も前後方向に撓むことができる。よって、延在部744の先端部が前後方向で押されることによって、延在部744は弾性支持部428とともに、前後方向で撓む。
したがって、延在部744の先端部に形成されるホーン接点72が、ステアリングホイール10のホーン接点166によって押された場合に、ホーン接点72はエアバッグ32側(図5において紙面奥側)に移動することができる。これにより、取付挿入部材25を取付凹部164に挿入しやすい。以下に詳述する。
エアバッグ装置30をステアリングホイール10に取り付ける場合、取付挿入部材25を取付凹部164に挿入して固定する(図1も参照)。図8は、取付挿入部材25が取付凹部164に挿入される様子を模式的に示している。図8は、図5のB−B断面における模式的な図が示される。図8に示すように、取付挿入部材25が取付凹部164へと押し込まれることで、その鍔部252が取付凹部164の内周面に当接するように、取付凹部164の内周面が弾性変形する。そして、エアバッグ装置30がステアリングホイール10側に押し込まれることで、その鍔部252が取付凹部164の内周面に形成された溝部1642まで移動し、当該溝部1642に嵌る。これにより、取付挿入部材25が取付凹部164に固定されて、エアバッグ装置30がステアリングホイール10に取り付けられる。
また、エアバッグ装置30をステアリングホイール10に押し込むときには、板部42と取付挿入部材25とには互いに近づくように力が作用する。よって取付挿入部材25は板部42側に移動する。つまりコイルスプリング251が縮んだ状態(図8参照)で、取付挿入部材25が取付凹部164に押し込まれることになる。
図8の例示では、取付挿入部材25は板部42に当接しており、最も板部42に近づいている。ここで、取付挿入部材25が取付凹部164に入りきる前(鍔部252が溝部1642に嵌る前)に、ホーン接点72がホーン接点166と当接する場合について考慮する。図8の例示では、延在部744の先端部および弾性支持部428がエアバッグ32側(紙面下方)に撓むことができるので、ホーン接点72はエアバッグ32側へと移動可能である。したがって、ホーン接点72とホーン接点166とが当接した状態から更にエアバッグ装置30をステアリングホイール10側へと押し込むことができる。これにより、取付挿入部材25の鍔部252が取付凹部164の溝部1642に嵌り込む位置まで、エアバッグ装置30を押し込むことができる。
比較のために、弾性支持部428が設けられておらず、ホーン接点72がエアバッグ32側に移動しない構造を採用した場合を考慮する。この場合、コイルスプリング251が伸びた状態、かつ、ホーン接点72,166が当接しない状態で、取付挿入部材25を取付凹部164に挿入固定する。これにより、取付挿入部材25を取付凹部164に挿入固定するときにはホーン接点72,166が互いに当接せずに、さらにエアバッグ装置30を押し込むことで、コイルスプリング251が更に縮んで、ホーン接点72,166を当接させることができる。これは、コイルスプリング251のばね係数、および、挿入時に取付挿入部材25と取付凹部164との間で生じる力などを調整することで達成できる。
他方、弾性支持部428が設けられていれば、取付挿入部材25が最も板部42に近づいた状態でも、上述のように取付挿入部材25を取付凹部164に挿入できる。よって、エアバッグ装置30をより簡単に設計できる。
しかも図3〜7の例示では、弾性支持部428に係止爪部426が設けられている。この係止爪部426により、延在部744の先端部が弾性支持部428に固定される。したがって、延在部744の先端部は一体的に弾性支持部428と揺動される。したがって、例えば車体の振動に起因して延在部744の先端部が振動したとしても、延在部744と弾性支持部428との衝突、あるいは、延在部744と係止爪部426との衝突、および当該衝突による異音の発生を抑制することができる。
なお、図3の例示では、弾性支持部428は、前後方向で開口するU字状あるいはV字状に曲がって延在する曲がり部4282を有している。この曲がり部4282により、弾性支持部428の可曉性を向上できる。
<2−3.係止爪部が設けられる対象>
図3〜7の例示では、取付プレート40に係止爪部426が設けられているものの、ホーン用導体70側に係止爪部が設けられても良い。図9は、係止爪部746が設けられたホーン用導体74と、取付プレート40との断面を示す図である。図9は、図6と同じ断面が示される。
係止爪部746は例えば延在部744の先端部に設けられており、延在部744からエアバッグ32側(図9において紙面下方)に突出する柱部7462と、柱部7462の先端に設けられる爪部7464とを備えている。図9の例示では、係止爪部746は対で設けられ、これら一対の係止爪部746が上下方向で互いに対面している。また爪部7464は互いに近づく方向に突出している。係止爪部746は、当該爪部7464の間の距離が広がるように、弾性変形することができる。
一方で、取付プレート40には、係止爪部746と対応する位置に係止孔42eが設けられている。そして係止爪部746は、当該係止孔42eに挿入され、係止孔42eを形成する周縁部(特許請求の範囲でいう係止部に相当)に係止する。図9の例示では、係止孔42eは、弾性支持部428と板部42とによって形成されており、爪部7464は弾性支持部428の周縁部と係止する。
このような係止構造を採用しても、ホーン用導体74を前後方向に沿って取付プレート40に押し込むことで固定できる。よって図3〜6のホーン用導体74と同様に、固定作業を簡易にできる。ホーン用導体76,78についても同様である。
なお、係止爪部746および係止孔42eの位置および個数は、適宜に設定することができる。また、係止爪部746に替えて、或いは係止爪部746とともに、弾性支持部428が弾性変形することで、係止爪部746と弾性支持部428が係止されてもよい。
<2−4.ホーン用導体の位置決め>
図3を参照して、ホーン用導体70にはそれぞれ貫通孔70dが設けられている。図3の例示では、2つの貫通孔70dが左右方向で間隔を空けてホーン用導体74の周縁部742に設けられ、2つの貫通孔70dが左右方向で間隔を空けてホーン用導体76の周縁部762に設けられている。
一方で、板部42には貫通孔70dと対応する位置に突起部42dが設けられている。突起部42dは、ホーン用導体74,76が取付プレート40に配置された状態で、貫通孔70dを貫通する(図4,5もご参照)。
このような貫通により、突起部42dはホーン用導体74,76を位置決めすることができる。よって、ホーン用導体74,76を所望の姿勢で取付プレート40に配置しやすい。また、位置決めすることができるので、ホーン用導体74,76が動くことを抑制できる。
<2−5.ホーン用導体の更なる固定>
ホーン用導体70にはネジ貫通孔70cが設けられている。ネジ貫通孔70cは、取付プレート40のネジ貫通孔42cに対応する位置に設けられる。図3,4の例示では、ホーン用導体74の周縁部742には、2つのネジ貫通孔70cが左右方向で間隔を空けて設けられ、ホーン用導体76の周縁部762には、2つのネジ貫通孔70cが左右方向で間隔を空けて設けられている。
そして、ネジ貫通孔42c,70cが互いに対応するように、ホーン用導体74,76が取付プレート40に配置される。もし、位置決め用の貫通孔70dと突起部42dとが設けられていれば、突起部42dが貫通孔70dを貫通するようにホーン用導体74,76を配置することで、ネジ貫通孔42c,70cとが互いに対面する。
そして、ホーン用導体74,76が配置された状態で、ステアリングホイール10側からインフレータ34を開口42hに貫通配置する。このとき、インフレータ34の取付フランジ34bに設けられたネジ貫通孔34cがネジ貫通孔42c,70cと対応するように、インフレータ34が配置される。また、開口42hの周縁において、板部42と取付フランジ34bとによって、ホーン用導体74,76が挟まれる。図10には、この状態での取付プレート40が示されている。
そして、挟込ブラケット50のネジ部51(図1も参照)がネジ貫通孔34c,42c,70cを貫通し、ナット52によって締結される。なお、ネジ部51は上述したようにエアバッグ32の開口辺縁部に設けられる孔32cも貫通しており、この締結により、エアバッグ32、取付プレート40、ホーン用導体70およびインフレータ34が締結固定される。なお、ネジ部51およびナット52に限らず、ネジ貫通孔34c,42c,70cを貫通してこれらを締結固定する任意の締結部材を採用できる。例えばリベットを採用してもよい。
<2−6.係止爪部の位置>
係止爪部425,426及びホーン接点72は、ホーン用導体74,76の先端部に設けられることが望ましい。仮に、係止爪部425,426がホーン接点72から遠い位置に設けられている場合、ホーン接点72の位置(板部42に水平な方向における位置)がずれやすいところ、このような位置ずれを抑制できる。例えば図5を参照して、ホーン用導体74にはハーネス接点748が設けられている。このハーネス接点748は、例えば周縁部742の外周縁部に突設されている。ハーネス接点748は、不図示のホーン用ハーネスと接続される。またホーン用ハーネスは、ホーンを鳴らす装置(不図示)にも接続されている。この場合、係止爪部426は、ハーネス接点748よりもホーン接点72側に設けられる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 ステアリングホイール
30 エアバッグ装置
32 エアバッグ
34 インフレータ
34b 取付フランジ
36 カバー
40 取付プレート
42d 突起部
70,74,76,78 ホーン用導体
70c ネジ貫通孔
70d 貫通孔
72,166 ホーン接点
425,426,746 係止爪部
428 弾性支持部

Claims (6)

  1. ホーン接点を有するステアリングホイールに取付けられるエアバッグ装置であって、
    エアバッグと、
    前記エアバッグを膨張展開させるインフレータと、
    折り畳まれた前記エアバッグを一方側から覆うカバーと、
    前記カバー、前記インフレータおよび前記エアバッグが固定されるとともに、外力により前記ステアリングホイールに近づき、前記外力の消失により元の位置に復帰するように、前記ステアリングホイールに取り付けられる取付プレートと、
    前記取付プレートに固定されており、前記取付プレートが前記ステアリングホイール側に近づいた押圧状態において、前記ホーン接点と接触する接触部を有し、前記取付プレートが元の位置に復帰した通常状態において、前記ホーン接点と離間するホーン用導体と
    を備え、
    前記取付プレートおよび前記ホーン用導体の一方は係止爪部を有し、他方は係止爪部と係止する係止部を有し、
    前記ホーン用導体が、前記取付プレートに垂直な方向で前記取付プレートへと押し込まれることで、前記係止爪部と前記係止部との少なくとも何れか一方が弾性変形して、前記係止部が前記係止爪部に係止し、
    前記係止爪部は、前記取付プレートに設けられ、前記係止部たる前記ホーン用導体の外周縁部と係止する、エアバッグ装置。
  2. 請求項1に記載のエアバッグ装置であって、
    前記ホーン用導体は、前記取付プレートの内側から外縁に向けて延在する板状の延在部を有し、
    前記延在部の前記外縁側の先端部に、前記接触部が設けられ、
    前記取付プレートは、前記延在部の前記先端部が配置されて、前記ホーン接点からの押圧力を、前記ホーン用導体を介して受け、弾性変形可能な弾性支持部を有し、
    前記係止爪部は、前記先端部および前記弾性支持部の一方に設けられる、エアバッグ装置。
  3. 請求項1または2に記載のエアバッグ装置であって、
    前記係止爪部は、前記取付プレートと共に一体で成形される、エアバッグ装置。
  4. 請求項1からのいずれか一つに記載のエアバッグ装置であって、
    折り畳まれた前記エアバッグの開口辺縁部、前記インフレータのフランジ、前記取付プレート、及び、前記ホーン用導体を貫く締結部材によって、前記エアバッグ、前記インフレータ、前記取付プレートおよび前記ホーン用導体が締結固定される、エアバッグ装置。
  5. 請求項に記載のエアバッグ装置であって、
    前記エアバッグの前記開口辺縁部によって外周から覆われて前記エアバッグの内部に配置される第2の取付プレートを更に備え、
    前記締結部材は前記第2の取付プレートに設けられる、エアバッグ装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一つに記載のエアバッグ装置であって、
    前記ホーン用導体には位置決め用の貫通孔が形成され、
    前記取付プレートには、前記貫通孔を貫通する突起部が形成される、エアバッグ装置。
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