JP6684540B2 - ハンドル - Google Patents

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Description

本発明は、複数の孔部に挿通されたフックにそれぞれ係合されてこのフックを保持することでモジュールをハンドル本体に対して支持する複数の係合部材を備えたハンドルに関する。
従来、自動車のハンドルすなわちステアリングホイールとして、ステアリングホイール本体を構成する支持部であるボス部(ボス芯金)に、折り畳まれたエアバッグ、このエアバッグにガスを供給するインフレータ、これらエアバッグとインフレータとが取り付けられたベースプレート、及び、エアバッグとインフレータとを覆いベースプレートと連結されたカバー体などを備えたエアバッグ装置などのモジュールを取り付けて構成されるものが知られている。
そして、このようなエアバッグ装置として、モジュールのケース体のベースプレートに設けた貫通孔の背面側の両側部及び下部の3箇所にそれぞれ配置されたU字状の係合部材であるスナップロックばね(ワイヤ)に対して、ステアリングホイール本体のボス部に設けた係合部である複数のフックを貫通孔にそれぞれ押し込んでスナップロックばねに引っ掛けることで、モジュールをボス部にワンタッチで取り付ける構成が知られている。また、各フックには、コイルばねが取り付けられ、エアバッグ装置がボス部(ボス芯金)に対して正面背面方向に付勢されている。そして、ボス部(ボス芯金)に設けられた固定接点と対向して、エアバッグ装置に可動接点が設けられ、エアバッグ装置をコイルばねの付勢に抗して押し込むことで接点同士が接触して導通し、ホーン装置が吹鳴されるようになっている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
特許第4797584号公報 (第5−8頁、図1−4) 特許第5240126号公報 (第9−18頁、図1−4)
しかしながら、上述の構成の場合、両側部及び下部の3箇所それぞれに貫通孔、フック及びスナップロックばねを取り付けるので、部品点数が嵩み、安価に製造することが容易でないとともに、エアバッグ装置の組み付けに手間が掛かる。また、これら貫通孔、フック及びスナップロックばねを2箇所などに配置した場合には、ホーン装置を動作させるための操作性が良好でない。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、安価に製造でき、小型化が可能で、モジュールを容易に取り付けできるとともに、ホーン装置の接点を接触させる操作の操作性が良好なハンドルを提供することを目的とする。
請求項1記載のハンドルは、ハンドル本体と、モジュールと、前記ハンドル本体と前記モジュールとのいずれか一方に互いに離間されて一対設けられた孔部と、前記ハンドル本体と前記モジュールとの他方に互いに離間されて一対設けられ、前記孔部にそれぞれ挿通可能なフックと、前記各孔部に配置され、前記孔部への前記フックの挿通方向に対して交差する所定方向に付勢され、前記孔部に挿通された前記フックに係合されてこのフックを保持することで前記モジュールを前記ハンドル本体に支持する一対の係合部材と、前記ハンドル本体と前記モジュールとのいずれか一方にて一対の前記孔部と一対の前記フックとのいずれかの間に設けられ、前記挿通方向に沿って延びる長穴を備える係止部と、前記ハンドル本体と前記モジュールとの他方の外縁から前記挿通方向に対して交差する方向に突出する爪状に設けられ、前記長穴に挿入されて前記係止部を前記挿通方向に係止する係止受部と、少なくとも前記係止部の位置の近傍に前記ハンドル本体と前記モジュールとのいずれか一方に設けられた一の接点、及び、前記ハンドル本体と前記モジュールとの他方に前記一の接点に対向して設けられた他の接点を備え、前記係止部の長穴と前記係止受部との嵌め合いにより前記挿通方向に沿う前記ハンドル本体に対する前記モジュールの相対的な移動がガイドされてこの移動により前記一及び他の接点接触することで吹鳴されるホーン装置とを具備し、前記フックは、前記係止受部とこの係止受部が引っ掛けられた前記係止部とを基点として前記モジュールが正面側から押し込まれることで前記孔部にそれぞれ挿通されて前記係合部材と係合可能であるものである。
請求項2記載のハンドルは、請求項1記載のハンドルにおいて、一対の孔部は、ハンドル本体とモジュールとのいずれか一方の左右両側部に位置し、一対のフックは、前記一対の孔部に対応する位置にて前記ハンドル本体と前記モジュールとの他方に設けられ、係止部は、前記ハンドル本体と前記モジュールとのいずれか一方の左右方向の中央下部に位置し、係止受部は、前記係止部に対応する位置にて前記ハンドル本体と前記モジュールとの他方に設けられたものである。
請求項1記載のハンドルによれば、孔部及びフックを一対とするとともに、一対の孔部及びフックの間に位置する係止部及び係止受部によってモジュールをハンドル本体にさらに係止するので、ハンドル本体に対してモジュールを確実に係止しつつ、例えば孔部及びフックを3以上設定する場合と比較して、孔部に配置される係合部材の部品点数を低減でき、安価に製造でき、小型化が可能である。また、孔部へのフックの挿通方向に延びる係止部の長穴に、挿通方向に対して交差する方向にハンドル本体とモジュールとの他方の外縁から突出する爪状の係止受部を挿入して引っ掛けるとともに係止受部とこの係止受部が引っ掛けられた係止部とを基点としてモジュールを正面側から押し込んでフックを孔部に挿通するだけでフックが係合部材と係合されて取り付けできるので、モジュールを容易に取り付けできる。さらに、係止部と係止受部との位置に対応して一の接点及び他の接点を設けるので、ホーン装置の接点を接触させる操作の操作性が良好になる。
請求項2記載のハンドルによれば、請求項1記載のハンドルの効果に加え、一対の孔部及び一対のフックを左右両側部に配置し、係止部と係止受部とを左右方向の中央下部に配置することで、ハンドル本体に対してモジュールをバランスよく、かつ確実に係止でき、ホーン装置の接点を接触させる操作の操作性をより向上できる。
本発明のハンドルの一実施の形態を示し、(a)はモジュールの一部を示す平面図、(b)はハンドル本体の一部を示す平面図である。 同上ハンドルのハンドル本体とモジュールの一部との分解斜視図である。 同上ハンドルのモジュールの一部をハンドル本体に取り付けた状態を示す斜視図である。 (a)は孔部とフックとの係合状態を示す平面図、(b)は(a)の断面図、(c)は係止部と係止受部との係止状態を示す側面図である。 同上ハンドルの分解斜視図である。 同上ハンドルを示す正面図である。
以下、本発明のハンドルの一実施の形態を図面を参照して説明する。
図5及び図6において、10はハンドルとしてのステアリングホイールで、このステアリングホイール10は、自動車の運転席の乗員の前方に配置され、モジュール11と、このモジュール11が乗員側に装着されたハンドル本体としてのステアリングホイール本体12と、このステアリングホイール本体12の反乗員側に取り付けられる被覆部材としてのカバー体(ボディカバー)13と、ステアリングホイール本体12の乗員側に取り付けられる装飾部材としてのフィニッシャ(ガーニッシュ)14となどから構成されている。
なお、ステアリングホイール10は、通常、水平方向(垂直方向)に対して傾斜した状態で備えられる図示しない操縦装置としてのステアリングシャフトに装着されるものであるが、以下、モジュール11側を乗員側、正面側あるいは後側、ステアリングシャフト側を車体側、背面側あるいは前側とし、このステアリングシャフトに沿った前後方向を軸方向とし、その他、このステアリングホイール10が備えられる車体の直進方向を基準として、前後方向及び上下方向などの方向を説明する。
モジュール11は、本実施の形態では、収納体としての取付部材であるベースプレート21及び被覆体としてのエアバッグカバー22を備え折り畳まれたエアバッグ23を収納したケース24、このケース24に配置されたインフレータ25、及び、リテーナ26などを備えたエアバッグ装置(エアバッグモジュール)である。
図1(a)、図2ないし図5に示すベースプレート21は、バックプレート、あるいはバックホルダなどとも呼ばれるもので、図示しないホーン装置のホーンプレートを兼ねており、例えば合成樹脂にて一体に射出成形されている。そして、このベースプレート21は、ケース本体としての取付面部である基板部31と、この基板部31の表面側の周縁部の全体に亘って正面側に立ち上げられた周壁部32とを備えている。
基板部31には、略中央部に円孔状のインフレータ取付孔34が開口されているとともに、このインフレータ取付孔34を囲んで4カ所の取付孔35がそれぞれ開口されている。また、この基板部31には、モジュール11をステアリングホイール本体12に対して進退可能に取り付ける一対の柱状(円柱状)のフック37が背面側に突設されている。また、この基板部31には、モジュール11をステアリングホイール本体12に対して進退可能に取り付ける係止部38が背面側に突設されている。さらに、この基板部31には、一の接点である可動接点39を係止部38の基端部に設定する図示しない導電性の導電プレートが、例えば一体成形されて埋め込まれて取り付けられている。
フック37は、モジュール11とステアリングホイール本体12とを着脱可能に係止するとともに、モジュール11をステアリングホイール本体12に対して位置決め、及び正面背面方向に沿ってガイドするものである。これらフック37は、先端側に、括れた引っ掛け部である凹部41が設けられ、この凹部41の先端側の面が係止面42となっている(図4(b))。そして、このフック37の先端部は、先端側へと徐々に細くなる(縮径する)ように円錐状に形成されている。そして、これらフック37は、後述するステアリングホイール本体12の孔部としての開口部44に先端側が挿入されるとともに、これら開口部44にそれぞれ取り付けられた係合部材としてのワイヤ45により係止面42(凹部41)の位置で弾性的に係止保持され、開口部44に対して正面背面方向に沿って移動可能となっている(図4(b))。本実施の形態では、このフック37は、モジュール11のベースプレート21(基板部31)の上部の左右両側部、すなわち中立状態(ニュートラル状態)のステアリングホイール10での9時方向及び3時方向に互いに離間されて位置している。また、フック37の基端側の周囲には、モジュール11をステアリングホイール本体12に対して後方(乗員側)に向けて付勢する付勢手段としてのコイルばねであるホーンスプリング46の一端部(後端部)が保持されている。
係止部38は、後述するステアリングホイール本体12側に設けられた係止受部47に係止されることで、開口部44へのフック37の挿通方向である正面背面方向に係止する、具体的には正面方向に抜け止め係止し、モジュール11のステアリングホイール本体12に対するがたつきを抑制するとともに、モジュール11を操作してホーン装置を動作させる際の操作性を向上するようになっている。この係止部38は、フック37と平行(略平行)な方向に沿って突出し係止受部47の左右方向の位置を規制する規制部としての一対の突出部38a,38aと、これら突出部38a,38aの先端部を連結して係止受部47に直接係止される被係止部38bとを備え、基板部31に対してループ状(U字状)に形成されている。そして、この係止部38は、モジュール11のベースプレート21(基板部31)の左右方向の中央下部、すなわち中立状態(ニュートラル状態)のステアリングホイール10での6時方向に位置している。したがって、この係止部38は、フック37,37の左右方向の間に位置し、かつ、これらフック37,37と正面から見て仮想的な二等辺三角形の頂点位置に配置されている。換言すれば、これらフック37と係止部38とは、全体として略左右対称に配置されている。
可動接点39は、後述するステアリングホイール本体12側に配置されたホーン装置の他の接点である固定接点48と対向し、これら固定接点48とともにホーン装置のスイッチであるホーンスイッチを構成している。この可動接点39には、上部の左右両側部に配置される一の可動接点である一対の上部可動接点39a,39aと、左右方向の中央下部に配置される他の可動接点である下部可動接点39bとが設定されている。すなわち、可動接点39は、ベースプレート21の基板部31の両側部及び下部にそれぞれ位置しており、正面から見て仮想的な二等辺三角形の頂点位置に配置されている。
上部可動接点39a,39aは、フック37,37よりも上方の位置にて、これらフック37,37の中心軸よりも左右方向の中央寄りの位置に配置されている。また、これら上部可動接点39a,39aは、基板部31、すなわちベースプレート21の外縁部近傍に位置している。
下部可動接点39bは、係止部38の位置に対応して、この係止部38よりも上方に僅かに離間された位置に配置されている。
周壁部32は、折り畳まれた状態のエアバッグ23を囲むもので、エアバッグ23の突出方向に沿う方向に位置している。そして、この周壁部32の外部には、基板部31に亘って、エアバッグカバー22を係合保持するための複数の係合部51が設けられている。本実施の形態では、この係合部51は、開口となっているが、フック状などに形成してもよいし、フック状のものと開口とを双方備えていてもよい。
一方、図5などに示すエアバッグカバー22は、絶縁性を有する合成樹脂にて一体に形成され、ステアリングホイール10の一部の正面側を覆うカバー本体としての表板部53と、この表板部53の背面側である前面側から角筒状に下方へと突設された取付壁部としての取付板部54とを備えている。
表板部53の背面である前面には、取付板部54に囲まれた位置に、厚さ寸法の小さい溝状の図示しない破断予定部であるテアラインが例えば正面視で略H字状に形成されており、エアバッグの膨張時に、エアバッグの展開圧力によってテアラインに沿って開裂して展開するように構成されている。
取付板部54は、ベースプレート21の周壁部32の外方に位置するもので、この周壁部32の外形に沿って形成されている。さらに、取付板部54には、ベースプレート21の係合部51と係合する図示しない係合突起がそれぞれ設けられている。
エアバッグ23は、例えば、単数、あるいは複数の基布によって扁平な袋状に形成されているとともに、ベースプレート21の基板部31と同様に、円孔状のインフレータ取付孔56と、このインフレータ取付孔56を囲んで設けられた4カ所の取付孔57とが形成されている。
インフレータ25は、円盤状のインフレータ本体部61と、このインフレータ本体部61から外周側に突設されたフランジ部62とを備えている。また、インフレータ本体部61には、図示しないガス噴射口が設けられ、フランジ部62には、取付孔64が4カ所に設けられている。さらに、インフレータ本体部61の底部には、図示しない接点部が設けられている。この接点部には、図示しないコネクタを介してワイヤハーネスが接続され、このワイヤハーネスを介してインフレータ25が制御装置と電気的に接続されている。
リテーナ26は、リング状をなし、金属板などにて形成されたリテーナ基部66と、このリテーナ基部66に固定された4本の取付ボルト67とを備えている。そして、リテーナ基部66は、中央部に、円孔状のインフレータ取付孔68が形成されている。また、取付ボルト67は、インフレータ取付孔68を囲んで背面側に突設され、それぞれ図示しないナットが螺合されるようになっている。
そして、エアバッグ23の内側にリテーナ26を挿入し、このリテーナ26の取付ボルト67を取付孔57から引き出した状態で、エアバッグ23を所定の形状に折り畳む。さらに、折り畳んだエアバッグ23にエアバッグカバー22を被せるとともに、このエアバッグカバー22の取付板部54の係止突起を、ベースプレート21の周壁部32の係合部51に位置合わせしつつ、リテーナ26の取付ボルト67を取付孔35に挿入しながらベースプレート21側へと押し込むことで、係止突起が係合部51に挿入係止されて、エアバッグカバー22とベースプレート21とが互いにワンタッチで固定される(スナップイン)。
さらに、ベースプレート21の背面側に突出した取付ボルト67に取付孔64を挿入しながら、ベースプレート21の背面側からインフレータ25を組み合わせ、取付ボルト67にナットを螺合して締め付ける。この状態で、インフレータ25のガス噴射口を設けたインフレータ本体部61の正面側の部分がインフレータ取付孔34からエアバッグ23の内側に挿入され、モジュール11が構成される。
一方、図5及び図6に示すステアリングホイール本体12は、円環状をなすリム部(リング部)71と、このリム部71の内側に位置するボス部(マウント部)72と、これらリム部71とボス部72とを連結する複数、例えば本実施の形態では3本のスポーク部73とから構成されている。
そして、このステアリングホイール本体12は、金属製の芯金75と、この芯金75の一部を一体的に覆う軟質の被覆部76とを備え、この芯金75の背面側がカバー体13により覆われている。
芯金75は、リム部71、ボス部72及び2本のスポーク部73に対応し、リム芯金81、支持部としてのボス芯金82、及び連結部としてのスポーク芯金83を備え、全体として略左右対称に形成されている。なお、残り1本のスポーク部73は、例えばフィニッシャ14により構成されている。
ボス芯金82は、ボスプレート、あるいはハブコアなどとも呼ばれるもので、ステアリングシャフトに嵌着される円筒状のボス85を中央部に一体的に有している。また、このボス芯金82には、上記開口部44と、ホーンスイッチ装置を構成する上記固定接点48とがそれぞれ設けられている。さらに、このボス芯金82の下部には、上記係止受部47が設けられた突出受部86が突設されている。この突出受部86は、ボス芯金82の下部の両側から下方へと延出するアーム部86a,86aと、これらアーム部86a,86a間を左右方向に沿って連結し係止受部47及び固定接点48が配置される支持部86bとを有している。
開口部44は、フック37に対応する位置、すなわちボス芯金82の上部の左右両側(スポーク芯金83の基端近傍の位置)に離間された位置にて、このボス芯金82を厚さ方向である前後方向に貫通して設けられている。これら開口部44は、丸孔状となっている。そして、これら開口部44に対してフック37の先端側が挿通されるようになっている。
各ワイヤ45は、ワンタッチワイヤとも呼び得るもので、弾性変形可能な金属などの線材(ピアノ線)にて形成されている。本実施の形態では、このワイヤ45は、ねじりコイルばねであり、コイル状に巻回された係合部材本体としてのワイヤ本体91と、このワイヤ本体91から接線方向に沿って直線状に延びる第1アーム92と、ワイヤ本体91から第1アーム92と鈍角をなす接線方向に沿って直線状に延びる第2アーム93とを備えており、第1アーム92の先端側に、モジュール11のフック37の凹部41に係合してフック37を係止する屈曲状(V字状)の係止部94及びこれら係止部94間に連続する取り外し操作用の操作部95が一体に設けられている(図4(a))。このワイヤ45は、第1アーム92と第2アーム93との角度を自然状態(無負荷状態)から変えることによってワイヤ本体91により第1アーム92と第2アーム93との角度を自然状態へと復帰させるように付勢荷重を生じさせる。
そして、各ワイヤ45は、ワイヤ本体91が、ボス芯金82を正面背面方向に貫通して設けられた円孔状の第1保持部97に保持され、第1アーム92が、ボス芯金82の正面側に突設された第2保持部98に保持されているとともに、第2アーム93が、操作部95の位置で、ボス芯金82に円弧状に開口された引っ掛け保持部99に露出した状態で引っ掛け保持されて、係止部94が開口部44から露出している。
係止受部47は、係止部38と対応する位置、すなわちボス芯金82の左右方向の中央下部にて、ボス芯金82(突出受部86)から下方に向けて爪状に突設され、係止部38を開口部44へのフック37の挿通方向である正面背面方向に係止し、具体的には正面方向に抜け止めしている。
固定接点48は、導電性を有する金属などの部材により形成されており、モジュール11側の可動接点39に対向して配置されている。すなわち、この固定接点48には、ボス芯金82の上部の左右両側部に配置され上部可動接点39a,39aと対向する一の固定接点である一対の上部固定接点48a,48aと、左右方向の中央下部、すなわち突出受部86(支持部86b)の係止受部47の直上に配置され下部可動接点39bと対向する他の固定接点である下部固定接点48bとが設定されている。したがって、固定接点48は、ベースプレート21の基板部31の両側部及び下部にそれぞれ位置しており、正面から見て仮想的な二等辺三角形の頂点位置に配置されている。
そして、このステアリングホイール本体12は、カバー体13を背面側から組み合わせ、位置決めしつつステアリングホイール本体12に取り付ける。この後、このステアリングホイール本体12のボス85をステアリングシャフトに嵌着し、図示しないナットで締め付け固定する。
このステアリングホイール本体12に対して、モジュール11は、係止部38(被係止部38b)に係止受部47を引っ掛けつつ、各開口部44と各フック37とを位置合わせして正面側から押し込むことで、各開口部44に位置するワイヤ45の係止部94がフック37の凹部41の係止面42に係合する(図4(b))。この結果、両側及び下側の3カ所でモジュール11がステアリングホイール本体12に係合して抜け止め支持される。
この結果、モジュール11がステアリングホイール本体12に対して相対的に前後方向、上下方向及び左右方向にそれぞれ位置規制され、各フック37は、ワイヤ45によって正面方向へと抜け止めされ、係止部38は、係止受部47によって正面方向へと抜け止めされる。
また、この状態で、各フック37によりステアリングホイール本体12が正面背面方向に沿って案内される。
そして、例えばインフレータ25の接点部などに電気的な配線を行うことにより、モジュール11を備えたステアリングホイール10がステアリングシャフトに取り付けられた状態で構成される。
このように構成されたステアリングホイール10は、運転席の乗員がリム部71を把持して回動することにより、走行時の操作が行われる。また、乗員が押動部を兼ねたモジュール11のエアバッグカバー22を各ホーンスプリング46の付勢荷重に抗して押動することにより、各フック37と各開口部44との嵌め合い、及び、係止部38と係止受部47との嵌め合いによってモジュール11が相対的に前方へとガイドされ(図4(b)及び図4(c))、いずれかの可動接点39が固定接点48に接触すると、車体側のホーン装置が吹鳴される。
また、モジュール11をステアリングホイール本体12から取り外す際には、引っ掛け保持部99から露出した操作部95に図示しないたとえばL字型フックを備えた器具を挿入して反フック37方向に引っ張り凹部41から離脱させることにより、ワイヤ45によるフック37の係合が解除され、モジュール11を取り外し可能となる。
一方、車両の正面衝突などの際は、インフレータ25からエアバッグ23の内部にガスが急速に噴射されて、折り畳まれて収納されたエアバッグ23が急激に膨張する。すると、このエアバッグ23の膨張の圧力により、エアバッグカバー22がテアラインに沿って開裂してエアバッグ23の突出口が形成され、この突出口からエアバッグ23が突出して乗員の前方で膨張展開し、乗員を拘束して保護する。このとき、モジュール11は、主として各フック37が各ワイヤ45により係止されていることで、エアバッグ23の膨張展開時の衝撃に対してステアリングホイール本体12に保持される。
このように、本実施の形態によれば、開口部44及びフック37を一対とするとともに、一対の開口部44,44及びフック37,37の間に位置する係止部38及び係止受部48によってモジュール11をステアリングホイール本体12にさらに係止するので、ステアリングホイール本体12に対してモジュール11を係止しつつ、例えば開口部及びフックを3以上設定する場合と比較して、開口部44に配置されるワイヤ45の部品点数を低減できるとともに、ワイヤ45の組み付け工数も抑制できて、安価に製造でき、かつ、小型化が可能である。また、係止部38を係止受部47に係止するとともにフック37,37を開口部44,44に挿入するだけで取り付けできるので、モジュール11を容易に取り付けできる。さらに、係止部38と係止受部47との位置に対応して接点39,48を設けるので、ホーン装置の接点39,48を接触させる操作の操作性が良好になる。
また、一対の開口部44,44及び一対のフック37,37を左右両側部に配置し、係止部38と係止受部47とを左右方向の中央下部に配置することで、ステアリングホイール本体12に対してモジュール11をバランスよく、かつ確実に係止でき、ホーン装置の接点39,48を接触させる押し操作の際に、モジュール11のがたつきが抑制されて円滑に動作し、操作性をより向上できる。
なお、上記の一実施の形態においては、モジュール11(ベースプレート21)にフック37を突設し、ステアリングホイール本体12(ボス芯金82)に開口部44及びワイヤ45を配置する構成としたが、モジュール11(ベースプレート21)に開口部44及びワイヤ45を配置し、ステアリングホイール本体12(ボス芯金82)にフック37を突設する構成とすることもできる。
また、モジュール11としては、エアバッグ装置に代えて、例えば衝撃吸収体を収納したパッド体などを用いることもできる。
本発明は、例えば自動車の運転席用のエアバッグ装置として好適に用いることができる。
10 ハンドルとしてのステアリングホイール
11 モジュール
12 ハンドル本体としてのステアリングホイール本体
37 フック
38 係止部
39 一の接点である可動接点
44 孔部としての開口部
45 係合部材としてのワイヤ
47 係止受部
48 他の接点である固定接点

Claims (2)

  1. ハンドル本体と、
    モジュールと、
    前記ハンドル本体と前記モジュールとのいずれか一方に互いに離間されて一対設けられた孔部と、
    前記ハンドル本体と前記モジュールとの他方に互いに離間されて一対設けられ、前記孔部にそれぞれ挿通可能なフックと、
    前記各孔部に配置され、前記孔部への前記フックの挿通方向に対して交差する所定方向に付勢され、前記孔部に挿通された前記フックに係合されてこのフックを保持することで前記モジュールを前記ハンドル本体に支持する一対の係合部材と、
    前記ハンドル本体と前記モジュールとのいずれか一方にて一対の前記孔部と一対の前記フックとのいずれかの間に設けられ、前記挿通方向に沿って延びる長穴を備える係止部と、
    前記ハンドル本体と前記モジュールとの他方の外縁から前記挿通方向に対して交差する方向に突出する爪状に設けられ、前記長穴に挿入されて前記係止部を前記挿通方向に係止する係止受部と、
    少なくとも前記係止部の位置の近傍に前記ハンドル本体と前記モジュールとのいずれか一方に設けられた一の接点、及び、前記ハンドル本体と前記モジュールとの他方に前記一の接点に対向して設けられた他の接点を備え、前記係止部の長穴と前記係止受部との嵌め合いにより前記挿通方向に沿う前記ハンドル本体に対する前記モジュールの相対的な移動がガイドされてこの移動により前記一及び他の接点接触することで吹鳴されるホーン装置とを具備し、
    前記フックは、前記係止受部とこの係止受部が引っ掛けられた前記係止部とを基点として前記モジュールが正面側から押し込まれることで前記孔部にそれぞれ挿通されて前記係合部材と係合可能である
    ことを特徴とするハンドル。
  2. 一対の孔部は、ハンドル本体とモジュールとのいずれか一方の左右両側部に位置し、
    一対のフックは、前記一対の孔部に対応する位置にて前記ハンドル本体と前記モジュールとの他方に設けられ、
    係止部は、前記ハンドル本体と前記モジュールとのいずれか一方の左右方向の中央下部に位置し、
    係止受部は、前記係止部に対応する位置にて前記ハンドル本体と前記モジュールとの他方に設けられた
    ことを特徴とする請求項1記載のハンドル。
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