JP5821926B2 - ボールねじ装置用シール - Google Patents
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Description
しかしながら、シール部材をナットに配置して、ねじ軸と位相を合わせる作業は大変手間が掛かるため、シール部材の内周面の形状を非円形とした結果、シール部材の取付誤差や取付不良が発生することがあった。
したがって、シール部材の取付誤差や取付不良は、シール部材の損傷や、グリースの漏れなど潤滑不良を引き起こす可能性があるため、改善する余地があった。
そこで、本発明は上記の問題点に着目してなされたものであり、その目的は、シール部材の損傷や、グリースの漏れを抑えることができるボールねじ装置用シールを提供することにある。
上記転動溝に対向する転動溝を内周面に有し、該転動溝と上記ねじ軸の転動溝との間に配置された複数のボールを介して上記ねじ軸に螺合する円筒状のナットとを有するボールねじ装置に設けられ、
上記ナットの内径側に設けられ、内周縁部が上記ねじ軸の外周面に摺接することにより上記ナットと上記ねじ軸との隙間をシールする環状のボールねじ装置用シールであって、
前記軸方向の少なくとも一方の端面には、前記ねじ軸の前記転動溝、又は該転動溝間のランド部に摺接する前記内周縁部に対応する箇所に、
周方向に280°以下で、径方向の寸法が周方向に漸増し、かつ漸減して前記軸方向に突出又は凹んだガイド部が設けられ、
前記ガイド部の径方向の幅の最小値を前記ねじ軸の外径の1/20以内とした。
また、上記ボールねじ装置用シールにおいては、上記ガイド部が、上記ねじ軸の周方向に連続して設けられてもよい。
また、上記ボールねじ装置用シールにおいては、上記ガイド部が、上記ねじ軸の周方向に複数列設されてもよい。
図1は、ボールねじ装置用シールのある実施形態における構成を示す要部の部分断面図である。
図1に示すように、本実施形態のボールねじ装置用シールは、ねじ軸10と、ナット20と、ボール30とを備えたボールねじ装置1に設けられる。ナット20は、ねじ軸10に所定の隙間をもって嵌められ、略円筒状をなすナット20の内径はねじ軸10の外径よりも大きい。
ナット20の軸方向の両端部には、それぞれシール部材取り付け用の円形の凹部22が形成されている(図1には一方側の凹部22のみ図示)。各凹部22の内径側には、ねじ軸10に外嵌しナット20とねじ軸10との間隙をシールするための環状のシール部材40が設けられている。
図2(a),(b)に示すように、シール部材40は、外径側の環状の芯材41と、芯材41の内周側に固定された環状の本体部42と、本体部42の内径部から径方向内方に突出して形成されたリップ部43とを有する。リップ部43は、周方向の全周に亘って形成されている。リップ部43の内径側は開口部となっており、該開口部にねじ軸10が挿通される。
シール片44は、円錐台の側面部の形状と類似した形状に形成され、周方向の全周に亘って形成されている。摺接部45の断面形状は略円形に形成され、シール片44の内径側端部の全周に亘って形成されている。したがって、摺接部45は、略環状に連続する円環部を形成している。シール部材40は、リップ部43の摺接部45がねじ軸10の外周面に摺接することにより、ナット20とねじ軸10との間隙をシールしている。特に、摺接部45の断面形状を略円形とすることにより、摺接部45のねじ軸10との接触位置(例えばねじ軸10の転動溝11内における転動溝11の溝面との接触位置)に関わらず、摺接部45とねじ軸10との接触状態を一定に保つことができる。
ここで、シール部材40の内周縁の形状を、図3(a)〜(d)を参照してさらに詳しく説明する。図3は、本実施形態のシール部材40の内周縁の形状を説明する図であり、(a)はねじ軸の断面図、(b)はねじ軸の断面図、(c)は本実施形態のシール部材の正面図、(d)は従来のシール部材の正面図である。図3(c)に示すように、シール部材40の内周縁の形状は、芯材41がなす円形状に比べて少しずつずれているため、シール部材40のどの部分がねじ軸10の転動溝11に当接する部分かが判別しにくい。
このガイド部50は、シール部材40の軸方向(ねじ軸10の軸方向と平行)の少なくとも一方の端面(図2(b)では一方の端面のみ)に設けられ、その端面に対して上記軸方向に突出又は凹んだ形状で設けられる。例えば、ねじ軸10の転動溝11に対応するガイド部50が設けられる範囲は、シール部材40の周方向に280°以下であり、好ましくは、図2(a)に示すように、シール部材40の周方向に240°以下である。
なお、このガイド部50は、シール部材40(本体部42)に一体形成で意図約に形成するものとし、例えば、芯材41と本体部42とのつなぎ目が結果的にガイド部50と同様の機能を有する目印になったとしても、それはガイド部ではないものとする。
次に、本発明に係るボールねじ装置用シールの他の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態の説明では、シール部材40の軸方向の少なくとも一方の端面に、ねじ軸10の転動溝11又はランド部12に摺接する内周縁部に対応する箇所にガイド部が設けられていることを前提に、ガイド部50の形状が異なるだけである。よって、上述の実施形態と同様の構成、作用、及び効果については説明を省略する。
上述の実施形態では、図2(b)に示すように、本体部42の内周側に凹部を形成することによってガイド部50としたが、シール部材40に設けられるガイド部50の態様は、図4(a)〜(f)に示すような態様でもよい。
また、上述の実施形態では、ガイド部50を転動溝11を基準として本体部42に設けたが、ランド部12を基準として設けても同様の効果を奏する。
これにより、目視では明確になり得なかったシール部材40の非円形状、並びに転動溝11及びランド部12との位置合わせ箇所が明確になり、シール部材40をねじ軸10に挿入する際の位相合わせが容易になる。
ここで、例えば、図2(b)に示すガイド部50は、シール部材40の内周縁部(摺接部45)の形状と同形状になっているが、ガイド部50は、必ずしもシール部材40の内周縁に接するように設けられる必要はない。ガイド部50とシール部材40の内周縁との間隔の最小値(接近量)dは、図5に示すように、ねじ軸10の外径の1/20以内であることが好ましい。
以上、本発明に係るボールねじ装置用シールについて説明したが、本発明に係るボールねじ装置用シールは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。例えば、本発明に係るボールねじ装置用シールは、上記ボールねじ装置の代わりにローラねじ装置に用いられるシール部材としてもよい。
11 転動溝
20 ナット
21 転動溝
30 ボール(転動体)
40 シール部材
50 ガイド部
Claims (4)
- 軸方向に延び、外周面に螺旋状の転動溝が設けられたねじ軸と、
前記転動溝に対向する転動溝を内周面に有し、該転動溝と前記ねじ軸の転動溝との間に配置された複数のボールを介して前記ねじ軸に螺合する円筒状のナットとを有するボールねじ装置に設けられ、
前記ナットの内径側に設けられ、内周縁部が前記ねじ軸の外周面に摺接することにより前記ナットと前記ねじ軸との隙間をシールする環状のボールねじ装置用シールであって、
前記軸方向の少なくとも一方の端面には、前記ねじ軸の前記転動溝、又は該転動溝間のランド部に摺接する前記内周縁部に対応する箇所に、
周方向に280°以下で、径方向の寸法が周方向に漸増し、かつ漸減して前記軸方向に突出又は凹んだガイド部が設けられ、
前記ガイド部の径方向の幅の最小値を前記ねじ軸の外径の1/20以内としたことを特徴とするボールねじ装置用シール。 - 前記ガイド部が、前記シール部材の前記軸方向の両端面に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のボールねじ装置用シール。
- 前記ガイド部が、前記ねじ軸の周方向に連続して設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載のボールねじ装置用シール。
- 前記ガイド部が、前記ねじ軸の周方向に複数列設されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のボールねじ装置用シール。
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