JP2008256127A - ねじ装置 - Google Patents

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裕哉 下村
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Abstract

【課題】潤滑剤塗布部材収納キャップがナットの円周方向に位置ずれを起すことを防止することのできるねじ装置を提供する。
【解決手段】潤滑剤塗布部材9を収納する潤滑剤塗布部材収納キャップ8をナット1に固定するキャップ固定手段を、ナット1の内周面に形成された抜止め溝と嵌合する抜止め突起を有する円環状のキャップステー10と、キャップステー10に形成された複数のキャップ固定用螺穴に夫々螺合して潤滑剤塗布部材収納キャップ8をキャップステー10に固定する複数本のキャップ固定用螺子とから構成し、ナット1の内周面に形成された位置決め凹部と嵌合する位置決め凸部をキャップステー10の外周面に設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボールねじ装置、ローラねじ装置等のねじ装置に関する。
回転運動を直線運動に変換する機械要素として用いられるねじ装置は、円筒状のナットと、このナット内を挿通するねじ軸とを備えており、ナットの内周面とねじ軸の外周面には、ねじ溝が形成されている。これらのねじ溝は互いに対向しており、ナットの内周面に形成されたねじ溝とねじ軸の外周面に形成されたねじ溝との間には、球状あるいはローラ状に形成された多数の転動体が組み込まれている。
このようなねじ装置の転動体はねじ軸またはナットの回転運動に伴ってねじ溝の溝面を転動するため、フレーキングや焼付きが発生しやすい。そこで、ナットの両端部に円筒状の潤滑剤塗布部材収納キャップを取り付け、この潤滑剤塗布部材収納キャップに収容された潤滑剤塗布部材からねじ軸のねじ溝に潤滑剤を塗布してフレーキングや焼付きの発生を抑えるようにしたねじ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−249209号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたものは、ナットの径方向に貫通する複数の螺穴をナットの両端部に設け、これらの螺穴に螺入されたキャップ固定用螺子の先端部を潤滑剤塗布部材収納キャップの外周面に形成された抜止め溝に係合させて潤滑剤塗布部材収納キャップをナットに固定している。このため、キャップ固定用螺子の締付力が弱いと、潤滑剤塗布部材収納キャップがナットの円周方向に位置ずれを起したり、潤滑剤塗布部材収納キャップに収容された潤滑剤塗布部材がねじ軸のランド部に接触したりするなどの難点があった。また、キャップ固定用螺子の締付力が強い場合は、潤滑剤塗布部材収納キャップがナットの内径方向に変形するなどの問題もあった。
本発明は上述した問題点に着目してなされたものであり、その目的は、潤滑剤塗布部材収納キャップがナットの円周方向に位置ずれを起すことを防止することのできるねじ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明に係るねじ装置は、ナットと、このナット内を挿通するねじ軸と、前記ナットの内周面と前記ねじ軸の外周面に形成されたねじ溝上を転動する多数の転動体と、前記ねじ軸のねじ溝に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布部材と、この潤滑剤塗布部材を収納する円筒状の潤滑剤塗布部材収納キャップとを備えてなるねじ装置において、前記潤滑剤塗布部材収納キャップを前記ナットに固定するキャップ固定手段を、前記ナットの内周面に形成された抜止め溝と嵌合する抜止め突起を有する円環状のキャップステーと、このキャップステーに形成された複数のキャップ固定用螺穴に夫々螺合して前記潤滑剤塗布部材収納キャップをキャップステーに固定する複数本のキャップ固定用螺子とから構成し、前記ナットの内周面に形成された位置決め凹部と嵌合する位置決め凸部を前記キャップステーの外周面に設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明に係るねじ装置は、請求項1記載のねじ装置において、前記キャップステーが合成樹脂材から形成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明に係るねじ装置は、請求項1または2記載のねじ装置において、前記キャップステーの外径側と内径側に開放されたスリットを前記キャップステーに設けたことを特徴とする。
請求項4記載の発明に係るねじ装置は、請求項1〜3のいずれか一項記載のねじ装置において、前記ナットの軸方向に貫通する複数の抜け止め用螺穴を前記キャップステーに設け、前記抜け止め用螺穴に螺入された抜け止め用螺子の先端を前記ナットの端面に当接させたことを特徴とする。
請求項5記載の発明に係るねじ装置は、請求項1〜4のいずれか一項記載のねじ装置において、前記潤滑剤塗布部材収納キャップが前記キャップステーの内周面に嵌合する円筒部を有することを特徴とする。
請求項6記載の発明に係るねじ装置は、請求項5記載のねじ装置において、前記キャップステーの内径を前記円筒部が組み込まれる方向から徐々に小さくしたことを特徴とする。
本発明に係るねじ装置では、ナットの内周面に形成された位置決め凹部に嵌合する位置決め凸部をキャップステーの外周面に設けたことにより、ナットに対するキャップステーの周方向位置が位置決め凸部によって位置決めされる。したがって、潤滑剤塗布部材収納キャップおよびキャップステーがナットの周方向に位置ずれを起すことを防止することができる。
以下、本発明に係るねじ装置を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係るねじ装置の軸方向断面図、図2は図1のII−II断面図、図3は図1のIII−III断面図であり、第1の実施形態に係るねじ装置はナット1及びねじ軸2を備えている。
ナット1は円筒状に形成されており、ナット1の内周面には、ねじ溝3が形成されている。このねじ溝3はナット1内を挿通するねじ軸2の外周面に形成されたねじ溝4と対向しており、ねじ溝3とねじ溝4との間には、球状の転動体5が多数組み込まれている。これらの転動体5はねじ軸2またはナット1の回転運動に伴ってねじ溝3,4の溝面を転動するようになっており、ナット1の内部には、ねじ溝3,4の溝面を転動した転動体5を元の位置に戻すための転動体戻り通路6が形成されている。
転動体戻り通路6はナット1の軸方向に沿ってナット1内に形成されており、ナット1の両端部には、ねじ溝3,4の溝面を転動した転動体5を転動体戻り通路6に導入するエンドデフレクタ7が組み込まれているとともに、潤滑剤塗布部材収納キャップ8が設けられている。
潤滑剤塗布部材収納キャップ8はナット1とほぼ同じ外径で円筒状に形成されており、この潤滑剤塗布部材収納キャップ8内には、ねじ軸2のねじ溝4に潤滑剤を塗布する円環状の潤滑剤塗布部材9が収容されている。
図4は図1のIV−IV断面図、図5は図4のV−V断面図であり、これらの図に示されるように、潤滑剤塗布部材収納キャップ8は円環状のキャップステー10と複数本のキャップ固定用螺子11とからなるキャップ固定手段によりナット1の両端部に取り付けられている。
図6は潤滑剤塗布部材収納キャップ8の正面図であり、同図に示されるように、潤滑剤塗布部材収納キャップ8には、キャップ固定用螺子11を通すための貫通孔12a,12b,12cが潤滑剤塗布部材収納キャップ8の周方向に一定ピッチで穿設されているとともに、キャップステー抜け止め用螺子13(図3参照)を通すための貫通孔14a,14bが潤滑剤塗布部材収納キャップ8の軸方向に貫通して設けられている。
図7は図6のVII−VII断面図であり、同図に示されるように、潤滑剤塗布部材収納キャップ8の一端には、キャップステー10の内周面に嵌合する円筒部81が潤滑剤塗布部材収納キャップ8の軸方向に突出して設けられている。
図8はキャップステー10の正面図であり、同図に示されるように、キャップステー10には、キャップ固定用螺子11と螺合するキャップ固定用螺穴15a,15b,15cがキャップステー10の周方向に一定ピッチで穿設されている。
図9は図8のIX−IX断面図、図10は図9のX−X断面図であり、同図に示されるように、キャップステー10の外周面には、ナット1の内周面に形成された抜止め溝16(図5参照)と嵌合する抜止め突起17がキャップステー10の全周に亘って設けられているとともに、ナット1の内周面に形成された位置決め凹部18(図3参照)と嵌合する位置決め凸部19が設けられている。
キャップステー10は合成樹脂材からなり、このキャップステー10には、図8に示すように、スリット20が設けられているとともに、キャップステー抜け止め用螺子13と螺合するキャップステー抜け止め用螺穴21a,21bが設けられている。
スリット20はキャップステー10の外径側と内径側の両方に開放しており、これにより、キャップステー10はナット1の内径方向に弾性変形可能となっている。
キャップステー抜け止め用螺穴21a,21bはキャップステー10の軸方向に貫通しており、これらのキャップステー抜け止め用螺穴21a,21bに螺入されたキャップステー抜け止め用螺子13の先端は、キャップステー10がナット1の内径方向に弾性変形して抜止め突起17が抜止め溝16から抜け出るのを防止するために、ナット1の端面部に当接している。
このように、ナット1の内周面に形成された位置決め凹部18と嵌合する位置決め凸部19をキャップステー10の外周面に設けると、ナット1に対するキャップステー10の周方向位置が位置決め凸部17によって位置決めされる。したがって、第1の実施形態に係るねじ装置では、潤滑剤塗布部材収納キャップ8およびキャップステー10がナット1の周方向に位置ずれを起すことを防止することができる。
また、第1の実施形態に係るねじ装置では、キャップステー10の外径側と内径側に開放されたスリット20をキャップステー10に設けたことにより、キャップステー10がナット1の内径方向に弾性変形可能となるので、キャップステー10の外周面に設けられた抜止め突起17をナット1の内周面に形成された抜止め溝16に容易に嵌め入れることができる。
さらに、第1の実施形態に係るねじ装置では、ナット1の軸方向に貫通する抜け止め用螺穴21a,21bをキャップステー10に設け、抜け止め用螺穴21a,21bに螺入された抜け止め用螺子13の先端をナット1の端面部に当接させたことにより、図11に示すように、キャップステー10の外周面に設けられた抜止め突起17がナット1の端面側に押圧されるので、抜止め突起17が抜止め溝16から抜け出ることを防止することができる。
図12及び図13は本発明の第2の実施形態を示す図であり、第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、キャップステー10の内径を潤滑剤塗布部材収納キャップ8の円筒部81が組み込まれる方向から徐々に小さくし、円筒部81の外周面を先細り状のテーパ面とした点である。
第2の実施形態では、潤滑剤塗布部材収納キャップ8の円筒部81をキャップステー10内に嵌め入れると、キャップステー10が円筒部81の外径に応じて外径方向に弾性変形するため、潤滑剤塗布部材収納キャップ8とキャップステー10との間にガタツキが生じることを防止することができる。
本発明の第1の実施形態に係るねじ装置の軸方向断面図である。 図1のII−II断面図である。 図1のIII−III断面図である。 図1のIV−IV断面図である。 図4のV−V断面図である。 図1に示す潤滑剤塗布部材収納キャップの正面図である。 図6のVII−VII断面図である。 図1に示すキャップステーの正面図である。 図8のIX−IX断面図である。 図8のX−X断面図である。 図4のXI−XI断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るねじ装置のキャップステーの軸方向断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るねじ装置の要部を示す図である。
符号の説明
1 ナット
2 ねじ軸
3,4 ねじ溝
5 転動体
6 転動体戻り通路
7 エンドデフレクタ
8 潤滑剤塗布部材収納キャップ
9 潤滑剤塗布部材
10 キャップステー
11 キャップ固定用螺子
13 抜け止め用螺子
15a,15b,15c キャップ固定用螺穴
16 抜け止め溝
17 抜け止め突起
18 位置決め凹部
19 位置決め凸部
20 スリット
21a,21b 抜け止め用螺穴

Claims (6)

  1. ナットと、このナット内を挿通するねじ軸と、前記ナットの内周面と前記ねじ軸の外周面に形成されたねじ溝上を転動する多数の転動体と、前記ねじ軸のねじ溝に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布部材と、この潤滑剤塗布部材を収納する円筒状の潤滑剤塗布部材収納キャップとを備えてなるねじ装置において、
    前記潤滑剤塗布部材収納キャップを前記ナットに固定するキャップ固定手段を、前記ナットの内周面に形成された抜止め溝と嵌合する抜止め突起を有する円環状のキャップステーと、このキャップステーに形成された複数のキャップ固定用螺穴に夫々螺合して前記潤滑剤塗布部材収納キャップをキャップステーに固定する複数本のキャップ固定用螺子とから構成し、前記ナットの内周面に形成された位置決め凹部と嵌合する位置決め凸部を前記キャップステーの外周面に設けたことを特徴とするねじ装置。
  2. 前記キャップステーは合成樹脂材から形成されていることを特徴とする請求項1記載のねじ装置。
  3. 請求項1または2記載のねじ装置において、前記キャップステーの外径側と内径側に開放されたスリットを前記キャップステーに設けたことを特徴とするねじ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項記載のねじ装置において、前記ナットの軸方向に貫通する複数の抜け止め用螺穴を前記キャップステーに設け、前記抜け止め用螺穴に螺入された抜け止め用螺子の先端を前記ナットの端面に当接させたことを特徴とするねじ装置。
  5. 前記潤滑剤塗布部材収納キャップは、前記キャップステーの内周面に嵌合する円筒部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載のねじ装置。
  6. 請求項5記載のねじ装置において、前記キャップステーの内径を前記円筒部が組み込まれる方向から徐々に小さくしたことを特徴とするねじ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010190367A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Nsk Ltd ボールねじ及びそれを備えたボールねじ装置

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