JP6540327B2 - カムフォロワ及び伝動機構 - Google Patents

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Description

本発明は、内筒及び該内筒の外側に設けてあり、軸回りに回転する外筒を有するカムフォロワ、並びに該カムフォロワを有する伝動機構に関する。
特許文献1は、螺旋状のギヤ(カム)と、複数のローラ(カムフォロワ)とを有するローラギヤカムを開示する。カムは入力軸に設けてある。カムフォロワは出力軸の外周に設けてある。入力軸及び出力軸は直交する。カム及びカムフォロワは入力軸及び出力軸の直交部分に設けてある。
カムフォロワは内筒と外筒を備える。出力軸の周面に嵌合孔(凹部)が設けてある。凹部の底面に雌螺子が設けてある。内筒の一端部の外周部は凹部に嵌合する。外筒は内筒の周囲に設けてあり、軸回りに回転する。内筒の中途部に径方向外側に突出した部分が設けてある。突出した部分は凹部よりも大径である。突出した部分は、凹部の周囲において、出力軸の周面に係止する。
内筒の他端部に径方向外側に突出した鍔が形成してある。鍔は外筒の端部を転動可能に保持する。雄螺子が内筒に挿入してあり、雌螺子に螺合する。雄螺子は内筒を凹部に固定する。
特開2000−346174号公報
内筒の中途部に径方向外側に突出した部分が設けてあるので、内筒の形状は複雑である。内筒の外周を研磨加工する場合、内筒の製造時間が長くなり、製造費用も嵩む。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、容易に製造可能なカムフォロワ及び該カムフォロワを備える伝動機構を提供することを目的とする。
本発明に係るカムフォロワは、対象物の一面に形成した凹部に一端側を挿入してあり、前記凹部から他端側が突出した内筒と、該内筒の他端部にて径方向外側に設けてあり、転動体を介して軸回りに回転する外筒と、前記凹部の底面に穿設した雌螺子と、前記内筒に挿入してあり、前記雌螺子に螺合して、前記内筒を前記対象物に固定する雄螺子とを備えるカムフォロワにおいて、前記内筒の一端部は前記凹部の底面に当接しており、前記内筒の他端部に前記外筒の端面に対向する鍔を設けてあり、前記雄螺子の軸方向にて、前記外筒及び凹部の寸法の和は、前記鍔から前記内筒の一端部までの前記内筒の寸法よりも小さいことを特徴とする。
本発明に係るカムフォロワは、前記内筒の前記一端部の角部分にテーパ又は曲面を周方向に設けてあることを特徴とする。
本発明に係るカムフォロワは、前記内筒の前記他端部の角部分にテーパ又は曲面を周方向に設けてあることを特徴とする。
本発明に係る伝動機構は、上述したいずれかのカムフォロワと、該カムフォロワが係合するカム溝を有するカムとを備えることを特徴とする。
本発明においては、内筒の一端部が凹部の底面に当接しているので、内筒の中途部に突出部分を設ける必要がなく、内筒の構成は簡素になる。また雄螺子の軸方向における外筒及び凹部の寸法の和を、対応する内筒の寸法よりも小さく設定し、外筒及び転動体と対象物の一面の間に隙間を形成する。
本発明においては、内筒の一端部の角部分外周がテーパ状又は曲面状をなす。切削加工で凹部を形成した場合、凹部の隅部分に削り残しがある場合がある。一端部の角部分はテーパ状又は曲面状をなすので、削り残しに干渉しない。一端部は凹部に確実に嵌まり、凹部における一端部の位置ずれを防止することができる。
本発明においては、内筒の他端部の角部分外周がテーパ状又は曲面状をなす。切削加工でカム溝を形成した場合、カム溝の隅部分に削り残しがある場合がある。他端部の角部分はテーパ状又は曲面状をなすので、カム溝に嵌まった場合、削り残しに干渉しない。他端部はカム溝に円滑に嵌まり、カムからカムフォロワへの力の伝達が円滑になる。
本発明に係るカムフォロワ及び伝動機構にあっては、内筒の一端部が凹部の底面に当接しているので、内筒の中途部に突出部分を設ける必要がなく、内筒の構成は簡素になり、製造費用及び製造時間は短縮する。内筒の製造時間及び製造費用を削減することができる。また雄螺子の軸方向における外筒及び凹部の寸法の和を、対応する内筒の寸法よりも小さく設定し、外筒及び転動体と対象物の一面の間に隙間を形成して、外筒の円滑な回転を実現する。
実施の形態に係る伝動機構を略示する部分断面図である。 図1の部分拡大断面図である。
以下本発明を実施の形態に係る伝動機構を示す図面に基づいて説明する。図1は伝動機構を略示する部分断面図、図2は図1の部分拡大断面図である。
伝動機構は例えばローラギヤカムであり、ローラギヤカムは入力軸1及び出力軸3(対象物)を備える。入力軸1及び出力軸3は直交する。出力軸3と直交する部分において、入力軸1にカム2が設けてある。カム2は、入力軸1の外周面に形成した螺旋状のカム溝2aを備える。出力軸3の外周面には、複数のカムフォロワ4が周方向に並設してある。
出力軸3の外周面には、各カムフォロワ4に対応する凹部3aが設けてある。凹部3aの底面3bには雌螺子3cが穿設してある。カムフォロワ4は内筒5、外筒7、転動体9及び雄螺子8を備える。内筒5の一端側は凹部3aに挿入してある。内筒5は雌螺子3cに対して同軸的に配置してある。内筒5の一端部の角部分には、外側に突出した曲面5aが全周に亘って設けてある。なお曲面5aに代えてテーパを設けてもよい。内筒5の一端部の端面は凹部3aの底面3bに当接している。
内筒5の他端部には、径方向外向きに突出した鍔6が設けてある。凹部3aの反対側において、鍔6の角部分にテーパ6aが全周に亘って設けてある。なおテーパ6aに代えて曲面を設けてもよい。内筒5の他端部の端面には座繰り5bが設けてある。
出力軸3に対向する鍔6の面は段状をなし、外側に位置する第一面61と内側に位置する第二面62を有する。出力軸3の外周面において、第一面61及び第二面62に対向する部分は平坦に形成してある(以下、出力軸3の外周面における平坦に形成した部分を平坦面3dという)。第一面61と平坦面3dの間の寸法は第二面62と平坦面3dの間の寸法よりも大きい。
外筒7は、内筒5の外側に同軸的に設けてある。外筒7は、内筒5の他端側において、平坦面3dと第一面61の間に位置する。外筒7の一端面は第一面61に対向し、他端面は平坦面3dに対向する。鍔6は外筒7を軸回りに回転可能に保持する。複数の転動体9を内筒5と外筒7の間に周方向に並設してある。転動体9は、内筒5及び外筒7に平行な円柱状をなし、第二面62と平坦面3dの間に位置する。転動体9の一端面は第二面62に対向し、他端面は平坦面3dに対向する。外筒7は転動体9を介して内筒5の周囲を回転する。
雄螺子8は内筒5に挿入してある。雄螺子8は頭部8aと軸部8bを備える。軸部8bは雌螺子3cに螺合する。頭部8aは座繰り5b内に位置し、内筒5から突出しない。頭部8aは座繰り5bの底部に係止し、内筒5の一端部は底面3bに当接する。雄螺子8は内筒5を出力軸3に固定し、内筒5は外筒7を回転可能に保持する。
図2に示す如く、外筒7の軸方向寸法をAとし、軸方向における凹部3aの寸法(深さ)をBとし、第一面61から内筒5の一端部の端面(凹部3aの底面3b)までの内筒5の軸方向寸法をCとした場合、カムフォロワ4はA+B<Cとなるように設計してある。
そのため外筒7と出力軸3の間及び転動体9と出力軸3の間に隙間が発生する。隙間によって、外筒7及び転動体9は回転することができる。換言すれば、外筒7の軸方向寸法は第一面61と平坦面3dの間の寸法よりも小さく設計し、転動体9の軸方向寸法は第二面62と平坦面3dの間の寸法よりも小さく設計する。
実施の形態に係る伝動装置にあっては、内筒5の一端部の端面が凹部3aの底面3bに当接しているので、内筒5の中途部に突出部分を設ける必要がなく、内筒5の構成は簡素になり、製造費用及び製造時間は短縮する。また雄螺子8の軸方向における外筒7及び凹部3aの寸法の和(A+B)を、対応する内筒5の寸法(C)よりも小さく設定し、外筒7及び転動体9と平坦面3dとの間に隙間を形成して、外筒7の円滑な回転を実現する。
また内筒5の一端部の角部分に曲面5aを設けてある。切削加工で凹部3aを形成した場合、凹部3aの隅部分に削り残しがある場合がある。一端部の角部分に曲面5aを設けてあるので、内筒5は削り残しに干渉しない。内筒5の一端部は凹部3aに確実に嵌まり、凹部3aにおける前記一端部の位置ずれを防止することができる。なお内筒5の一端部の角部分にテーパを設けた場合も同様である。
また鍔6(内筒5の他端部)の角部分にテーパ6aを設けてある。切削加工でカム溝2aを形成した場合、カム溝2aの隅部分に削り残しがある場合がある。他端部の角部分にテーパ6aを設けてあるので、カム溝2aに嵌まった場合、内筒5は削り残しに干渉しない。内筒5の他端部はカム溝2aに円滑に嵌まり、カム2からカムフォロワ4への力の伝達が円滑になる。なお内筒5の他端部の角部分に曲面を設けた場合も同様である。
また実施の形態に係る伝動機構は、内筒5に雄螺子8を挿入して螺子止めするだけでカムフォロワ4を出力軸3に固定することができるので、出力軸3に貫通孔を設け、雄螺子8が貫通孔に挿入して、ナットに螺合する場合に比べて、取り付けが容易になる。
また内筒5を中実ピンに変更し、中実ピンの周面に凹部を形成し、中実ピンに直交する方向に貫通した貫通孔を出力軸3に設け、貫通孔に雄螺子8を挿入して、中実ピンの凹部に雄螺子8が嵌合して中実ピンを出力軸3に固定する場合に比べて、実施の形態に係る伝動機構は、内筒5の径方向において雄螺子8が内筒5を押さないので、内筒5の位置がずれない。また内筒5の外周面に凹部を形成しないので、内筒5の強度が低下しない。
1 入力軸
2 カム
2a カム溝
3 出力軸(対象物)
3a 凹部
3c 雌螺子
4 カムフォロワ
5 内筒
5a 曲面
6 鍔
6a テーパ
7 外筒
8 雄螺子
9 転動体

Claims (4)

  1. 対象物の一面に形成した凹部に一端側を挿入してあり、前記凹部から他端側が突出した内筒と、該内筒の他端部にて径方向外側に設けてあり、転動体を介して軸回りに回転する外筒と、前記凹部の底面に穿設した雌螺子と、前記内筒に挿入してあり、前記雌螺子に螺合して、前記内筒を前記対象物に固定する雄螺子とを備えるカムフォロワにおいて、
    前記内筒の一端部は前記凹部の底面に当接しており、
    前記内筒の他端部に前記外筒の端面に対向する鍔を設けてあり、
    前記雄螺子の軸方向にて、前記外筒及び凹部の寸法の和は、前記鍔から前記内筒の一端部までの前記内筒の寸法よりも小さく、
    前記鍔と前記対象物との間に、隙間を設けて前記外筒及び転動体が設けられていること
    を特徴とするカムフォロワ。
  2. 前記内筒の前記一端部の角部分にテーパ又は曲面を周方向に設けてあること
    を特徴とする請求項1に記載のカムフォロワ。
  3. 前記内筒の前記他端部の角部分にテーパ又は曲面を周方向に設けてあること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のカムフォロワ。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載のカムフォロワと、
    該カムフォロワが係合するカム溝を有するカムと
    を備えることを特徴とする伝動機構。
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