JP2004264784A - 摺動部材及びレンズ鏡筒 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構造でありながら、調整リングの抜けを確実に防止することができると共に、調整リングの接触量を十分に確保すること。
【解決手段】支持ピン6の外周面には、略楔状突起21が形成してあり、この略楔状突起21に係止するように、調整リング7の内周面には、略楔状凹部22が形成してある。使用時(摺動時)に調整リング7が上方(ネジ部6aの反対方向)に抜け出ようとしたとしても、支持ピン6の略楔状突起21に対して、調整リング7の略楔状凹部22が係止してあることから、簡易な構造でありながら、調整リング7が上方(ネジ部6aの反対方向)に抜けることを確実に防止することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】支持ピン6の外周面には、略楔状突起21が形成してあり、この略楔状突起21に係止するように、調整リング7の内周面には、略楔状凹部22が形成してある。使用時(摺動時)に調整リング7が上方(ネジ部6aの反対方向)に抜け出ようとしたとしても、支持ピン6の略楔状突起21に対して、調整リング7の略楔状凹部22が係止してあることから、簡易な構造でありながら、調整リング7が上方(ネジ部6aの反対方向)に抜けることを確実に防止することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、摺動部材(例えば、カムフォロア)、及びカメラのレンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、カム機構の従動側部材には、原動側部材に形成したカム(又はカム溝)に係合し、カム(又はカム溝)の運動を変換して従動側部材に伝達するためのカムフォロアが設けてある。
【0003】
例えば、カメラ用レンズ鏡筒等においては、一般的に、カム機構を利用して、複数枚のレンズを夫々光軸方向に移動している。一例として、原動側の筒状枠に形成したカム溝に、従動側の筒状枠に固定したカムフォロアが摺動自在に係合してある。
【0004】
これにより、原動側の筒状枠を例えば回転すると、カムフォロアは、原動側の筒状枠の回転に伴って、そのカム溝に摺動しながら、そのカム形状に沿って移動し、その結果、カムフォロアを固定した従動側の筒状枠は、カム溝のカム形状に沿って、例えば光軸方向に移動する。
【0005】
このようなカムフォロアは、例えば従動側の筒状枠に固定する支持ピンと、この支持ピンに嵌合すると共に原動側の筒状枠のカム溝に接触して摺動する調整リングと、からなる。
【0006】
なお、カムフォロアでは、カム溝や調整リングの公差等によるガタ付きが性能に影響を与える虞れあることから、調整リングを交換式にしている。
【0007】
例えば特許文献1に開示したカムフォロアでは、図3に示すように、原動側の筒状枠1の内側に、従動側の筒状枠2が移動自在に設けてある。原動側の筒状枠1には、カム溝3が形成してあると共に、固定枠には、直進溝4が形成してある。従動側の筒状枠2には、カムフォロア105が固定してある。
【0008】
このカムフォロア105は、支持ピン106を有し、そのネジ部106aにより従動側の筒状枠2に螺合して固定してある。支持ピン106には、調整リング107が嵌合してあり、調整リング107は、原動側の筒状枠1のカム溝3に摺動自在に係合してある。
【0009】
これにより、原動側の筒状枠1を例えば回転すると、カムフォロア105は、原動側の筒状枠1の回転に伴って、そのカム溝3に摺動しながら、そのカム形状に沿って移動し、その結果、カムフォロア105を固定した従動側の筒状枠2は、カム溝3のカム形状に沿って、例えば光軸方向に移動する。
【0010】
なお、カムフォロア105の支持ピン106に対して調整のため、その外径(107a)が微少量ずつ異なる調整リング107を支持ピン106に嵌め込んで使用されている。
【0011】
また、支持ピン106は、その上端部に大径部108が形成してあり、段差109を介して、小径部110が形成してある。この小径部110に調整リング107が嵌合してあると共に、段差109に、調整リング107の端面が当接してある。この段差109により、調整リング107が使用時(摺動時)に軸方向(ネジ部106aの反対方向)に抜け出ることを防止している。
【0012】
また、図4に示すカムフォロアでは、支持ピン206のネジ部206a側に、小径部211が形成してあり、段差212を介して、その上方に大径部213が形成してある。一方、調整リング207には、支持ピン206の小径部211に対応して厚肉筒部214が形成してあり、段差215を介して、大径部213に対応して薄肉筒部216が形成してある。この場合にも、段差212に、調整リング207の段差215が当接してあり、これにより、調整リング207が使用時(摺動時)に軸方向(ネジ部206aの反対方向)に抜け出ることを防止している。
【0013】
【特許文献1】
特開2000−346174号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1(即ち、図3)に開示したカムフォロアでは、支持ピン106の大径部108の径方向外方には、調整リング107が位置しない(存在しない)ことから、カム溝3に接触する調整リング107の接触量が減少してしまうといったことがある。
【0015】
また、図4に開示したカムフォロアでは、支持ピン206の締め付け圧力により、調整リング207の厚肉筒部214が微妙に膨らみ、移動時にタオレなどの影響が出るといったことがある。
【0016】
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであって、簡易な構造でありながら、調整リングの抜けを確実に防止することができると共に、調整リングの接触量を十分に確保することができる、摺動部材及びレンズ鏡筒を提供するこにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1に係る摺動部材は、支持ピンと、当該支持ピンに嵌合した調整リングとからなる摺動部材において、
前記支持ピンの外周面と、前記調整リングの内周面との間に、前記調整リングの抜けを防止するための係止手段が設けてあることを特徴とする。
【0018】
また、請求項2に係る摺動部材は、請求項1において、前記係止手段は、前記支持ピンの外周面に形成した略楔状突起と、当該略楔状突起に係止するように前記調整リングの内周面に形成した略楔状凹部と、からなることを特徴とする。
【0019】
さらに、請求項3に係る摺動部材は、請求項1において、前記係止手段は、前記支持ピンの外周面に形成した略楔状突起からなることを特徴とする。
【0020】
さらに、請求項4に係る摺動部材は、請求項2又は3において、前記略楔状突起は、前記支持ピンの固定側ほど径が大きく形成してあることを特徴とする。
【0021】
さらに、請求項5に係る摺動部材は、請求項2乃至4のいずれか1項において、前記略楔状突起の突出量は、略0.02mm以下であることを特徴とする。
【0022】
さらに、請求項6に係る摺動部材は、請求項2乃至4のいずれか1項において、前記略楔状突起の突出量は、略0.01mm以下であることを特徴とする。
【0023】
さらに、請求項7に係るレンズ鏡筒は、支持ピンと、当該支持ピンに嵌合した調整リングとからなる摺動部材を介して、レンズを支持する支持部材を移動又は回転してレンズを移動するレンズ鏡筒において、
前記支持ピンの外周面と、前記調整リングの内周面との間に、前記調整リングの抜けを防止するための係止手段が設けてあることを特徴とする。
【0024】
さらに、請求項8に係るレンズ鏡筒は、請求項7において、前記係止手段は、前記支持ピンの外周面に形成した略楔状突起と、当該略楔状突起に係止するように前記調整リングの内周面に形成した略楔状凹部と、からなることを特徴とする。
【0025】
さらに、請求項9に係るレンズ鏡筒は、請求項7において、前記係止手段は、前記支持ピンの外周面に形成した略楔状突起からなることを特徴とする。
【0026】
さらに、請求項10に係るレンズ鏡筒は、請求項8又は9において、前記略楔状突起は、前記支持ピンの固定側ほど径が大きく形成してあることを特徴とする。
【0027】
さらに、請求項11に係るレンズ鏡筒は、請求項8乃至10のいずれか1項において、前記略楔状突起の突出量は、略0.02mm以下であることを特徴とする。
【0028】
さらに、請求項12に係るレンズ鏡筒は、請求項8乃至10のいずれか1項において、前記略楔状突起の突出量は、略0.01mm以下であることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る摺動部材及びレンズ鏡筒を図面を参照しつつ説明する。
【0030】
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係る摺動部材(カムフォロア)を備えたレンズ鏡筒の断面図である。
【0031】
図1において、レンズ鏡筒では、原動側の筒状枠1の内側に、従動側の筒状枠2が移動自在に設けてある。原動側の筒状枠1には、カム溝3が形成してあると共に、固定枠には、直進溝4が形成してある。従動側の筒状枠2には、カムフォロア5が固定してある。
【0032】
このカムフォロア5は、支持ピン6を有し、そのネジ部6aにより従動側の筒状枠2に螺合して固定してある。支持ピン6には、調整リング7が嵌合してあり、調整リング7は、原動側の筒状枠1のカム溝3に摺動自在に係合してある。なお、調整リング7は、比較的硬い合成樹脂、例えば、POMから形成してある。
【0033】
これにより、原動側の筒状枠1を例えば回転すると、カムフォロア5は、原動側の筒状枠1の回転に伴って、そのカム溝3に摺動しながら、そのカム形状に沿って移動し、その結果、カムフォロア5を固定した従動側の筒状枠2は、カム溝3のカム形状に沿って、例えば光軸方向に移動する。
【0034】
なお、カムフォロア5の支持ピン6に対して調整のため、その外径(7a)が微少量ずつ異なる調整リング7を支持ピン6に嵌め込んで使用されている。
【0035】
本実施の形態では、支持ピン6の外周面には、略楔状突起21が形成してあり、この略楔状突起21に係止するように、調整リング7の内周面には、略楔状凹部22が形成してある。
【0036】
この略楔状突起21は、支持ピン6の固定側(ネジ部6a側)ほど径が大きく形成してある。楔状突起21の突出量は、略0.02mm以下であって、好適には、略0.01mm以下である。この突出量は微量であり、説明の都合上、略楔状突起21及び略楔状凹部22は、デフォルメして拡大してある。
【0037】
また、略楔状突起21及び略楔状凹部22は、図示例では、夫々、2個設けてあるが、1個でもよく、また、3個以上であってもよく、さらに、環状に(周方向に)連続して形成してあってもよい。さらに、突起21及び凹部22の形状は、略楔状に限定されず、他の形状、例えば、円弧状突起、四角状突起等であってもよい。
【0038】
支持ピン6に、調整リング7を嵌合する時には、略楔状突起21のテーパー面側から圧入する。この略楔状突起21の突出量は、微量であることから、容易に嵌め込むことができる。この嵌め込みが完了すると、調整リング7は、支持ピン6に対して若干回動することができる。
【0039】
以上のように構成してあるため、本実施の形態では、使用時(摺動時)に調整リング7が上方(ネジ部6aの反対方向)に抜け出ようとしたとしても、支持ピン6の略楔状突起21に対して、調整リング7の略楔状凹部22が係止することから、簡易な構造でありながら、調整リング7が上方(ネジ部6aの反対方向)に抜けることを確実に防止することができる。
【0040】
しかも、従来のように、支持ピン6と調整リング7に段差や大径・小径部を形成する必要がないことから、カム溝3に接触する調整リング7の接触量を十分に確保することができる。さらに、調整リング7の抜けを確実に防止できることから、負荷が減少し、耐久性を向上することもできる。
【0041】
(第2実施の形態)
本発明の第2実施の形態に係る摺動部材(カムフォロア)を備えたレンズ鏡筒の断面図である。
【0042】
上記第1実施の形態では、調整リング7には、略楔状突起21に対応して、略楔状凹部22が形成してあるのに対し、本第2実施の形態では、図2に示すように、この略楔状凹部は、廃止して、略楔状突起41のみが形成してある。
【0043】
また、本実施の形態においても、この略楔状突起41は、支持ピン36の固定側(ネジ部36a側)ほど径が大きく形成してある。略楔状突起41の突出量は、略0.02mm以下であって、好適には、略0.01mm以下である。この突出量は微量であり、説明の都合上、略楔状突起41は、デフォルメして拡大してある。
【0044】
このように構成してあるため、支持ピン36に調整リング37を嵌合した時、略楔状突起41に対応する調整リング37の外周面には、微量の膨らみが発生してしまう。但し、この膨らみが発生する付近は、原動側の筒状枠1のカム溝3の端縁であり、一般にこの付近には面取り加工が施してあり、上述のように、突出量自体は微量であることから、略楔状突起41に対応した膨らみも、面取りにより、実質的に吸収することができ、悪影響を与えることもない。
【0045】
以上のように構成してあるため、本実施の形態においても、使用時(摺動時)に調整リング37が上方(ネジ部36aの反対方向)に抜け出ようとしたとしても、支持ピン36の略楔状突起41に対して、調整リング37の内周面が係止することから、簡易な構造でありながら、調整リング37が上方(ネジ部36aの反対方向)に抜けることを確実に防止することができる。
【0046】
しかも、従来のように、支持ピン36と調整リング37に段差や大径・小径部を形成する必要がないことから、カム溝3に接触する調整リング37の接触量を十分に確保することができる。さらに、調整リング37の抜けを確実に防止できることから、負荷が減少し、耐久性を向上することもできる。
【0047】
また、本第2実施の形態では、上記第1実施の形態に比べて、調整リング37が若干抜け易いといったことがあるが、支持ピン36と調整リング37は、圧入嵌合してあると共に、負荷が若干小さい場合には、十分に対処することができる。さらに、上記第1実施の形態に比べて、調整リング7の加工コストを下げることが出来るメリットがある。
【0048】
なお、本発明は、上述した実施の形態の構造に限定されず、各部の形状、構造等を、適宜変形、変更することは、自由であり、種々の変形が考えられる。上記の実施の形態では、摺動部材の一例として、カムフォロアを例示したが、本発明に係る摺動部材は、勿論、カムフォロアに限定されるものではない。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、支持ピンの外周面と、調整リングの内周面との間に、調整リングの抜けを防止するための係止手段が設けてあり、この係止手段は、例えば、支持ピンの外周面に形成した略楔状突起と、略楔状突起に係止するように調整リングの内周面に形成した略楔状凹部とからなる。従って、簡易な構造でありながら、調整リングの抜けを確実に防止することができる。しかも、従来のように、支持ピンと調整リングに段差や大径・小径部を形成する必要がないことから、調整リングの接触量を十分に確保することができる。さらに、調整リングの抜けを確実に防止できることから、負荷が減少し、耐久性を向上することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る摺動部材(カムフォロア)を備えたレンズ鏡筒の断面図である。
【図2】本発明の第2実施の形態に係る摺動部材(カムフォロア)を備えたレンズ鏡筒の断面図である。
【図3】従来例に係る摺動部材(カムフォロア)を備えたレンズ鏡筒の断面図である。
【図4】従来例の変形例に係る摺動部材(カムフォロア)を備えたレンズ鏡筒の断面図である。
【符号の説明】
1 原動側の筒状枠
2 従動側の筒状枠
3 カム溝
4 直進溝
5 カムフォロア(摺動部材)
6 支持ピン
6a ネジ部
7 調整リング
7a 外径
21 略楔状突起(係止手段)
22 略楔状凹部(係止手段)
35 カムフォロア(摺動部材)
36 支持ピン
36a ネジ部
37 調整リング
41 略楔状突起(係止手段)
105 カムフォロア(摺動部材)
106 支持ピン
106a ネジ部
107 調整リング
107a 外径
108 大径部
109 段差
110 小径部
205 カムフォロア(摺動部材)
206 支持ピン
206a ネジ部
207 調整リング
211 小径部
212 段差
213 大径部
214 厚肉筒部
215 段差
216 薄肉筒部
【発明の属する技術分野】
本発明は、摺動部材(例えば、カムフォロア)、及びカメラのレンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、カム機構の従動側部材には、原動側部材に形成したカム(又はカム溝)に係合し、カム(又はカム溝)の運動を変換して従動側部材に伝達するためのカムフォロアが設けてある。
【0003】
例えば、カメラ用レンズ鏡筒等においては、一般的に、カム機構を利用して、複数枚のレンズを夫々光軸方向に移動している。一例として、原動側の筒状枠に形成したカム溝に、従動側の筒状枠に固定したカムフォロアが摺動自在に係合してある。
【0004】
これにより、原動側の筒状枠を例えば回転すると、カムフォロアは、原動側の筒状枠の回転に伴って、そのカム溝に摺動しながら、そのカム形状に沿って移動し、その結果、カムフォロアを固定した従動側の筒状枠は、カム溝のカム形状に沿って、例えば光軸方向に移動する。
【0005】
このようなカムフォロアは、例えば従動側の筒状枠に固定する支持ピンと、この支持ピンに嵌合すると共に原動側の筒状枠のカム溝に接触して摺動する調整リングと、からなる。
【0006】
なお、カムフォロアでは、カム溝や調整リングの公差等によるガタ付きが性能に影響を与える虞れあることから、調整リングを交換式にしている。
【0007】
例えば特許文献1に開示したカムフォロアでは、図3に示すように、原動側の筒状枠1の内側に、従動側の筒状枠2が移動自在に設けてある。原動側の筒状枠1には、カム溝3が形成してあると共に、固定枠には、直進溝4が形成してある。従動側の筒状枠2には、カムフォロア105が固定してある。
【0008】
このカムフォロア105は、支持ピン106を有し、そのネジ部106aにより従動側の筒状枠2に螺合して固定してある。支持ピン106には、調整リング107が嵌合してあり、調整リング107は、原動側の筒状枠1のカム溝3に摺動自在に係合してある。
【0009】
これにより、原動側の筒状枠1を例えば回転すると、カムフォロア105は、原動側の筒状枠1の回転に伴って、そのカム溝3に摺動しながら、そのカム形状に沿って移動し、その結果、カムフォロア105を固定した従動側の筒状枠2は、カム溝3のカム形状に沿って、例えば光軸方向に移動する。
【0010】
なお、カムフォロア105の支持ピン106に対して調整のため、その外径(107a)が微少量ずつ異なる調整リング107を支持ピン106に嵌め込んで使用されている。
【0011】
また、支持ピン106は、その上端部に大径部108が形成してあり、段差109を介して、小径部110が形成してある。この小径部110に調整リング107が嵌合してあると共に、段差109に、調整リング107の端面が当接してある。この段差109により、調整リング107が使用時(摺動時)に軸方向(ネジ部106aの反対方向)に抜け出ることを防止している。
【0012】
また、図4に示すカムフォロアでは、支持ピン206のネジ部206a側に、小径部211が形成してあり、段差212を介して、その上方に大径部213が形成してある。一方、調整リング207には、支持ピン206の小径部211に対応して厚肉筒部214が形成してあり、段差215を介して、大径部213に対応して薄肉筒部216が形成してある。この場合にも、段差212に、調整リング207の段差215が当接してあり、これにより、調整リング207が使用時(摺動時)に軸方向(ネジ部206aの反対方向)に抜け出ることを防止している。
【0013】
【特許文献1】
特開2000−346174号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1(即ち、図3)に開示したカムフォロアでは、支持ピン106の大径部108の径方向外方には、調整リング107が位置しない(存在しない)ことから、カム溝3に接触する調整リング107の接触量が減少してしまうといったことがある。
【0015】
また、図4に開示したカムフォロアでは、支持ピン206の締め付け圧力により、調整リング207の厚肉筒部214が微妙に膨らみ、移動時にタオレなどの影響が出るといったことがある。
【0016】
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであって、簡易な構造でありながら、調整リングの抜けを確実に防止することができると共に、調整リングの接触量を十分に確保することができる、摺動部材及びレンズ鏡筒を提供するこにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1に係る摺動部材は、支持ピンと、当該支持ピンに嵌合した調整リングとからなる摺動部材において、
前記支持ピンの外周面と、前記調整リングの内周面との間に、前記調整リングの抜けを防止するための係止手段が設けてあることを特徴とする。
【0018】
また、請求項2に係る摺動部材は、請求項1において、前記係止手段は、前記支持ピンの外周面に形成した略楔状突起と、当該略楔状突起に係止するように前記調整リングの内周面に形成した略楔状凹部と、からなることを特徴とする。
【0019】
さらに、請求項3に係る摺動部材は、請求項1において、前記係止手段は、前記支持ピンの外周面に形成した略楔状突起からなることを特徴とする。
【0020】
さらに、請求項4に係る摺動部材は、請求項2又は3において、前記略楔状突起は、前記支持ピンの固定側ほど径が大きく形成してあることを特徴とする。
【0021】
さらに、請求項5に係る摺動部材は、請求項2乃至4のいずれか1項において、前記略楔状突起の突出量は、略0.02mm以下であることを特徴とする。
【0022】
さらに、請求項6に係る摺動部材は、請求項2乃至4のいずれか1項において、前記略楔状突起の突出量は、略0.01mm以下であることを特徴とする。
【0023】
さらに、請求項7に係るレンズ鏡筒は、支持ピンと、当該支持ピンに嵌合した調整リングとからなる摺動部材を介して、レンズを支持する支持部材を移動又は回転してレンズを移動するレンズ鏡筒において、
前記支持ピンの外周面と、前記調整リングの内周面との間に、前記調整リングの抜けを防止するための係止手段が設けてあることを特徴とする。
【0024】
さらに、請求項8に係るレンズ鏡筒は、請求項7において、前記係止手段は、前記支持ピンの外周面に形成した略楔状突起と、当該略楔状突起に係止するように前記調整リングの内周面に形成した略楔状凹部と、からなることを特徴とする。
【0025】
さらに、請求項9に係るレンズ鏡筒は、請求項7において、前記係止手段は、前記支持ピンの外周面に形成した略楔状突起からなることを特徴とする。
【0026】
さらに、請求項10に係るレンズ鏡筒は、請求項8又は9において、前記略楔状突起は、前記支持ピンの固定側ほど径が大きく形成してあることを特徴とする。
【0027】
さらに、請求項11に係るレンズ鏡筒は、請求項8乃至10のいずれか1項において、前記略楔状突起の突出量は、略0.02mm以下であることを特徴とする。
【0028】
さらに、請求項12に係るレンズ鏡筒は、請求項8乃至10のいずれか1項において、前記略楔状突起の突出量は、略0.01mm以下であることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る摺動部材及びレンズ鏡筒を図面を参照しつつ説明する。
【0030】
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係る摺動部材(カムフォロア)を備えたレンズ鏡筒の断面図である。
【0031】
図1において、レンズ鏡筒では、原動側の筒状枠1の内側に、従動側の筒状枠2が移動自在に設けてある。原動側の筒状枠1には、カム溝3が形成してあると共に、固定枠には、直進溝4が形成してある。従動側の筒状枠2には、カムフォロア5が固定してある。
【0032】
このカムフォロア5は、支持ピン6を有し、そのネジ部6aにより従動側の筒状枠2に螺合して固定してある。支持ピン6には、調整リング7が嵌合してあり、調整リング7は、原動側の筒状枠1のカム溝3に摺動自在に係合してある。なお、調整リング7は、比較的硬い合成樹脂、例えば、POMから形成してある。
【0033】
これにより、原動側の筒状枠1を例えば回転すると、カムフォロア5は、原動側の筒状枠1の回転に伴って、そのカム溝3に摺動しながら、そのカム形状に沿って移動し、その結果、カムフォロア5を固定した従動側の筒状枠2は、カム溝3のカム形状に沿って、例えば光軸方向に移動する。
【0034】
なお、カムフォロア5の支持ピン6に対して調整のため、その外径(7a)が微少量ずつ異なる調整リング7を支持ピン6に嵌め込んで使用されている。
【0035】
本実施の形態では、支持ピン6の外周面には、略楔状突起21が形成してあり、この略楔状突起21に係止するように、調整リング7の内周面には、略楔状凹部22が形成してある。
【0036】
この略楔状突起21は、支持ピン6の固定側(ネジ部6a側)ほど径が大きく形成してある。楔状突起21の突出量は、略0.02mm以下であって、好適には、略0.01mm以下である。この突出量は微量であり、説明の都合上、略楔状突起21及び略楔状凹部22は、デフォルメして拡大してある。
【0037】
また、略楔状突起21及び略楔状凹部22は、図示例では、夫々、2個設けてあるが、1個でもよく、また、3個以上であってもよく、さらに、環状に(周方向に)連続して形成してあってもよい。さらに、突起21及び凹部22の形状は、略楔状に限定されず、他の形状、例えば、円弧状突起、四角状突起等であってもよい。
【0038】
支持ピン6に、調整リング7を嵌合する時には、略楔状突起21のテーパー面側から圧入する。この略楔状突起21の突出量は、微量であることから、容易に嵌め込むことができる。この嵌め込みが完了すると、調整リング7は、支持ピン6に対して若干回動することができる。
【0039】
以上のように構成してあるため、本実施の形態では、使用時(摺動時)に調整リング7が上方(ネジ部6aの反対方向)に抜け出ようとしたとしても、支持ピン6の略楔状突起21に対して、調整リング7の略楔状凹部22が係止することから、簡易な構造でありながら、調整リング7が上方(ネジ部6aの反対方向)に抜けることを確実に防止することができる。
【0040】
しかも、従来のように、支持ピン6と調整リング7に段差や大径・小径部を形成する必要がないことから、カム溝3に接触する調整リング7の接触量を十分に確保することができる。さらに、調整リング7の抜けを確実に防止できることから、負荷が減少し、耐久性を向上することもできる。
【0041】
(第2実施の形態)
本発明の第2実施の形態に係る摺動部材(カムフォロア)を備えたレンズ鏡筒の断面図である。
【0042】
上記第1実施の形態では、調整リング7には、略楔状突起21に対応して、略楔状凹部22が形成してあるのに対し、本第2実施の形態では、図2に示すように、この略楔状凹部は、廃止して、略楔状突起41のみが形成してある。
【0043】
また、本実施の形態においても、この略楔状突起41は、支持ピン36の固定側(ネジ部36a側)ほど径が大きく形成してある。略楔状突起41の突出量は、略0.02mm以下であって、好適には、略0.01mm以下である。この突出量は微量であり、説明の都合上、略楔状突起41は、デフォルメして拡大してある。
【0044】
このように構成してあるため、支持ピン36に調整リング37を嵌合した時、略楔状突起41に対応する調整リング37の外周面には、微量の膨らみが発生してしまう。但し、この膨らみが発生する付近は、原動側の筒状枠1のカム溝3の端縁であり、一般にこの付近には面取り加工が施してあり、上述のように、突出量自体は微量であることから、略楔状突起41に対応した膨らみも、面取りにより、実質的に吸収することができ、悪影響を与えることもない。
【0045】
以上のように構成してあるため、本実施の形態においても、使用時(摺動時)に調整リング37が上方(ネジ部36aの反対方向)に抜け出ようとしたとしても、支持ピン36の略楔状突起41に対して、調整リング37の内周面が係止することから、簡易な構造でありながら、調整リング37が上方(ネジ部36aの反対方向)に抜けることを確実に防止することができる。
【0046】
しかも、従来のように、支持ピン36と調整リング37に段差や大径・小径部を形成する必要がないことから、カム溝3に接触する調整リング37の接触量を十分に確保することができる。さらに、調整リング37の抜けを確実に防止できることから、負荷が減少し、耐久性を向上することもできる。
【0047】
また、本第2実施の形態では、上記第1実施の形態に比べて、調整リング37が若干抜け易いといったことがあるが、支持ピン36と調整リング37は、圧入嵌合してあると共に、負荷が若干小さい場合には、十分に対処することができる。さらに、上記第1実施の形態に比べて、調整リング7の加工コストを下げることが出来るメリットがある。
【0048】
なお、本発明は、上述した実施の形態の構造に限定されず、各部の形状、構造等を、適宜変形、変更することは、自由であり、種々の変形が考えられる。上記の実施の形態では、摺動部材の一例として、カムフォロアを例示したが、本発明に係る摺動部材は、勿論、カムフォロアに限定されるものではない。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、支持ピンの外周面と、調整リングの内周面との間に、調整リングの抜けを防止するための係止手段が設けてあり、この係止手段は、例えば、支持ピンの外周面に形成した略楔状突起と、略楔状突起に係止するように調整リングの内周面に形成した略楔状凹部とからなる。従って、簡易な構造でありながら、調整リングの抜けを確実に防止することができる。しかも、従来のように、支持ピンと調整リングに段差や大径・小径部を形成する必要がないことから、調整リングの接触量を十分に確保することができる。さらに、調整リングの抜けを確実に防止できることから、負荷が減少し、耐久性を向上することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る摺動部材(カムフォロア)を備えたレンズ鏡筒の断面図である。
【図2】本発明の第2実施の形態に係る摺動部材(カムフォロア)を備えたレンズ鏡筒の断面図である。
【図3】従来例に係る摺動部材(カムフォロア)を備えたレンズ鏡筒の断面図である。
【図4】従来例の変形例に係る摺動部材(カムフォロア)を備えたレンズ鏡筒の断面図である。
【符号の説明】
1 原動側の筒状枠
2 従動側の筒状枠
3 カム溝
4 直進溝
5 カムフォロア(摺動部材)
6 支持ピン
6a ネジ部
7 調整リング
7a 外径
21 略楔状突起(係止手段)
22 略楔状凹部(係止手段)
35 カムフォロア(摺動部材)
36 支持ピン
36a ネジ部
37 調整リング
41 略楔状突起(係止手段)
105 カムフォロア(摺動部材)
106 支持ピン
106a ネジ部
107 調整リング
107a 外径
108 大径部
109 段差
110 小径部
205 カムフォロア(摺動部材)
206 支持ピン
206a ネジ部
207 調整リング
211 小径部
212 段差
213 大径部
214 厚肉筒部
215 段差
216 薄肉筒部
Claims (12)
- 支持ピンと、当該支持ピンに嵌合した調整リングとからなる摺動部材において、
前記支持ピンの外周面と、前記調整リングの内周面との間に、前記調整リングの抜けを防止するための係止手段が設けてあることを特徴とする摺動部材。 - 前記係止手段は、前記支持ピンの外周面に形成した略楔状突起と、当該略楔状突起に係止するように前記調整リングの内周面に形成した略楔状凹部と、からなることを特徴とする請求項1に記載の摺動部材。
- 前記係止手段は、前記支持ピンの外周面に形成した略楔状突起からなることを特徴とする請求項1に記載の摺動部材。
- 前記略楔状突起は、前記支持ピンの固定側ほど径が大きく形成してあることを特徴とする請求項2又は3に記載の摺動部材。
- 前記略楔状突起の突出量は、略0.02mm以下であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の摺動部材。
- 前記略楔状突起の突出量は、略0.01mm以下であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の摺動部材。
- 支持ピンと、当該支持ピンに嵌合した調整リングとからなる摺動部材を介して、レンズを支持する支持部材を移動又は回転してレンズを移動するレンズ鏡筒において、
前記支持ピンの外周面と、前記調整リングの内周面との間に、前記調整リングの抜けを防止するための係止手段が設けてあることを特徴とするレンズ鏡筒。 - 前記係止手段は、前記支持ピンの外周面に形成した略楔状突起と、当該略楔状突起に係止するように前記調整リングの内周面に形成した略楔状凹部と、からなることを特徴とする請求項7に記載のレンズ鏡筒。
- 前記係止手段は、前記支持ピンの外周面に形成した略楔状突起からなることを特徴とする請求項7に記載のレンズ鏡筒。
- 前記略楔状突起は、前記支持ピンの固定側ほど径が大きく形成してあることを特徴とする請求項8又は9に記載のレンズ鏡筒。
- 前記略楔状突起の突出量は、略0.02mm以下であることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
- 前記略楔状突起の突出量は、略0.01mm以下であることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
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---|---|---|---|
JP2003057556A JP2004264784A (ja) | 2003-03-04 | 2003-03-04 | 摺動部材及びレンズ鏡筒 |
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JP2003057556A JP2004264784A (ja) | 2003-03-04 | 2003-03-04 | 摺動部材及びレンズ鏡筒 |
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JP2003057556A Withdrawn JP2004264784A (ja) | 2003-03-04 | 2003-03-04 | 摺動部材及びレンズ鏡筒 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012053445A (ja) * | 2010-08-04 | 2012-03-15 | Canon Inc | レンズ鏡筒およびそれを有する光学機器 |
JP2017026099A (ja) * | 2015-07-27 | 2017-02-02 | ブラザー工業株式会社 | カムフォロワ及び伝動機構 |
-
2003
- 2003-03-04 JP JP2003057556A patent/JP2004264784A/ja not_active Withdrawn
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