JP4384751B2 - カムフォロアの取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カム機構の従動部材に組み込まれてカムの外郭面に接して、その運動を伝達するカムフォロアの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にカム機構の従動部材には、カムに係合してカムの運動を当該従動部材に伝えるためのカムフォロアが取り付けられるが、このカムフォロアを取付固定する構造として、従来から図7に示すようなものがある。図示するようにこの取付構造では、従動部材30に貫通形成した嵌合孔30aにカムフォロア10の円柱状のスタッド12の基部12aを圧入貫通させ、裏側に突出する当該スタッド基部12aの突出端に一体形成した雄ネジ部13にナット32を螺合させて締結するようになっている。スタッド基部12aの圧入方向後縁の外周面には、軸方向の係止部として径方向外方に拡径形成された段部12eが設けられており、カラー11を介しつつこの段部12eとナット32とで前記従動部材30を挾圧固定している。
【0003】
ここで、当該カムフォロアの固定構造は、図8に示すカム機構等の様に従動部材30が板状をなす様な場合に多く採用されている。即ち、このカム機構は、回転駆動される円盤20の端面にカム溝22が刻接された端面カム24と、この端面カム24のカム溝22にカムフォロア10が係合されて揺動駆動される従動部材30としての揺動レバー31と、この揺動レバー31の揺動端に係合して往復直線運動されるスライダー50とからなり、揺動レバー31の支点はハウジング(図示せず)に回動自在に軸支されている。
【0004】
また、カムフォロアの別の取付構造として、図9に示すようなものもある。同図に示すものは、スタッド基部12aにおける従動部材30との圧入嵌合部分の外周面に溝部36を形成しておき、前記従動部材30にはその一側面から嵌合穴30aに直交してこれに達する雌ネジ孔34を形成し、この雌ネジ孔34に螺合させたセットボルト38の先端を前記溝部36の底面に押圧係合させることにより、スタッド12を従動部材30に対して移動不能にして固定するようになっている(実公昭54−20534号公報等)。
【0005】
ここで、当該カムフォロアの取付構造は、図10及び図11に示すグロボイダルカム機構等のようなカムフォロア10の取付方向に対して従動部材30の厚み寸法が大きい様な場合に多く採用されている。即ち、このグロボイダルカム機構は、ハウジング60に軸支された駆動軸72に一体的に設けられて外周面に螺旋状のテーパリブ70aが刻設されたグロボイダルカム70と、その駆動軸72に直交してハウジング60に回転自在に軸支された出力軸62と、この出力軸62と同軸に一体的に設けられて外周面に上記テーパリブ70aに係合挟持されるカムフォロア10が放射状に等間隔で多数取付けられた円盤状のターレット33(従動部材)とからなり、グロボイダルカム70の回転を螺旋状のテーパリブ70aとカムフォロア10とを介して加減速してターレット33に伝え、出力軸62を例えば間歇回転させる様になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来における前者のカムフォロアの取付構造では、カムフォロア10のスタッド12とそれを取り付けるナット32とで従動部材30をなす揺動レバー31を挟み込んで取り付けているため、カムフォロア10とナット32とが従動部材30を挟んで反対側に位置せざるを得ない。従って従動部材30に手前側からスタッド基部12aを圧入するとスタッド12の雄ネジ部13は目視することができず、この雄ネジ部13にナット32のネジ孔32aを案内しにくく、ナット32の締め付け作業が困難である。
【0007】
また、従動部材30の反対側でナット32を締め付ける作業スペースが必要になると共に、カムフォロア10とは別体のナット32がカムフォロア10の反対側に突出するなど、本来必要とするカムフォロア10のスペース以外に、さらにナット32の収納スペースおよびナット32の軌道を確保する余分なスペースが必要となり、カム機構全体が大型化してしまう。
【0008】
一方、後者のカムフォロアの取付構造では、カムフォロア10のスタッド12を従動部材30に圧入しその圧入方向と直角をなす方向からセットボルト38を締め込んで固定するので、ナット32を使用しない分だけスペースは小さくできるが、カムフォロア10の圧入方向とセットボルト38の締め込み方向が異なるため、2方向に作業スペースを確保する必要がある。
【0009】
また、スタッド基部12a外周に設けた溝部36は、圧入していくと従動部材30内に入り込み目視できなくなるので、この溝部36をセットボルト38の雌ネジ孔34に位置あわせするのが困難であると共に、2方向の作業により作業工程が2工程になるなど組立性が極めて悪い。さらに、従動部材30には、セットボルト38を螺合させる雌ネジ孔34を設ける必要があるため、断面欠損による強度低下を招き、よって従動部材30を薄肉にして小型化が図り難い。
【0010】
またさらに、前者並びに後者のいずれの取付け構造にあっても、カムフォロア10を交換する場合には、そのカム装置のハウジング60に交換作業用の部分的な開口を設けるだけでは対応できない場合が多く、ハウジング60を外す等の分解作業が必要となり多大な手間を要することになる。
【0011】
さらに加えて、カムフォロア10は従動部材30に片持ち支持された構造であり、カム70から受ける荷重はスタッド12の軸方向に対して直交方向にかかる。このため、スタッド12には前記荷重がモーメントとしてこれを倒す方向にも働くが、従来のカムフォロア10では、これらの荷重やモーメントをスタッド12外周面と従動部材30との圧入嵌合部で受けているので、大荷重に耐えてしかもそのモーメントによるスタッド12の倒れを防止できるようにカムフォロア10の取付強度並びに剛性の向上を図ろうとすれば、スタッド12と従動部材30との圧入長を長くする必要があって、必然的にスタッド12と従動部材30とを大きくせざるを得なく、よってカム機構そのものが大きくなってしまうという課題があった。
【0012】
本発明はかかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、カム機構を大型化することなくカムフォロアの取付強度及び取付剛性を向上でき、かつ当該カムフォロアを一方向から容易に着脱可能な取付性に優れるカムフォロアの取付構造を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために請求項1に示す本発明のカムフォロアの取付構造では、カムフォロアのスタッド基部を、カム機構の従動部材に形成した嵌合穴に嵌合固定して取り付けるカムフォロアの取付構造において、前記スタッドに形成されて該スタッドを軸方向に貫通するボルト挿通孔と、前記従動部材の嵌合穴底部から前記従動部材の内方に向けて形成されるネジ穴と、該ボルト挿通孔に挿通されるとともに先端部が該ネジ穴に螺合されて該スタッドを該従動部材に締結固定する締め付けボルトと、 を備え、前記スタッドには前記従動部材に当接する係止部が設けられており、前記係止部が前記従動部材の取付面に当接するまで、前記スタッドを前記嵌合穴に嵌合させた状態で、前記スタッドの挿入方向の先端面と前記嵌合穴底部との間にクリアランスが空くように構成されていることを特徴とする。
【0014】
請求項1に示す本発明のカムフォロアの取付構造によれば、係止部が従動部材の取付面に当接するまで、スタッドを嵌合穴に嵌合させた状態で、スタッドの挿入方向の先端面と嵌合穴底部との間にクリアランスが空くように構成されているから、カムフォロアが従動部材に強固に締結固定される。
【0015】
請求項2に示す本発明のカムフォロアの取付構造では、前記ボルト挿通孔に、前記締め付けボルトの頭部を収納する凹部を形成した構成とした。
【0016】
即ち、カムフォロアを取り付ける締め付けボルトの頭部をもスタッド内に収納するので、スタッドの突出端からさらに外部に突出する物がなく、本来必要なカムフォロア自身のスペースだけ確保すれば、その他の余分なスペースを必要とせずカム機構全体をさらに小さくすることができる。
【0017】
請求項3に示す本発明のカムフォロアの取付構造では、前記嵌合穴の内周面と前記スタッド基部の外周面とに、相互に対応するテーパ面を形成する構成とした。
【0018】
即ち、スタッドと従動部材との嵌合部に相互に対応するテーパ面を形成するので、締め付けボルトの締結力で当該テーパ面の楔効果を相乗的に高めてその嵌合強度を可及的に向上させることができる。
【0019】
さらに、スタッド嵌合時には従動部材の嵌合孔のテーパ面にスタッド基部のテーパ面が入り込んでいくので、従動部材の上記テーパ面がスタッド挿入のガイドとなってスタッドを極めて容易に挿入することができる。
【0020】
請求項4に示す本発明のカムフォロアの取付構造では、前記係止部を径方向外方に一体的に突出形成する構成とした。
【0021】
即ち、締め付けボルトによりスタッドを従動部材に締結固定していくと、前記スタッド基部のテーパ面が従動部材のテーパ面に楔効果を伴いながら圧入嵌合され、スタッド係止部が従動部材の取付面に当接するまで締め付けボルトを締め込むので、係止部がストッパとなって過度の締め付けが防止できると共にスタッドの軸方向の位置合わせが容易に行える。
【0022】
また、スタッドの係止部が従動部材に当接しているので、カムからスタッドが受けるモーメントを当該係止部と従動部材との接触部でも負担して分散して受けることになり、よってスタッド基部と従動部材嵌合穴との嵌合長を長くしてカム機構を大型化させることなく、カムフォロアの取付強度及びその取付剛性を高めることができできる。即ち、カムからスタッドが受ける荷重はスタッド基部外周と嵌合穴上縁との接触部を中心にしたモーメントになってスタッドを倒す方向にも働くが、スタッドの係止部の外周端がスタッドから離れた位置にあるため、当該係止部が突っ張りとなってスタッドの傾倒を防止する機能を発揮するとともに、この係止部と従動部材の取付面との間で発生する上記モーメントの反力により、スタッド基部の嵌合部に発生するモーメントも低減されて、スタッド基部外周と嵌合穴上縁との接触部分に発生する圧縮力も著しく低減される。このため、嵌合穴の上縁の角が丸められダレを生じることがなく、カムフォロアの取り付け剛性を維持して、カム機構の高い動作精度を保つことができる。
【0023】
また、請求項5に示すように、前記ボルト挿通孔とネジ穴と締め付けボルトとを複数並設してカムフォロアを締結嵌合させることも可能で、このように複数の締め付けボルトで締結するようにすれば、さらに大きな負荷が加わるカムフォロアの取付部にも十分適用することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明にかかるカムフォロアの取付構造が適用されたグロボイダルカム装置の断面図である。また、図2はその取付構造の第1実施例の詳細を示すもので、(a)はカムフォロアの平面図、(b)はその取付け状態の縦断面図であり、(c)は異なる形状のスタッドを適用したカムフォロアの取り付け状態を示す縦断面図である。ここで、グロボイダルカム装置の構成は基本的には図10及び図11で示した従来例と全く同じであって、その相違する点はカムフォロアの取付け構造のみであり、図1は従来例の図10に相当するものである。よって以下には同一部材には同一の符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0025】
即ち、この第1実施形態のカムフォロアの取付構造では、上記カムフォロア10は、カム機構の従動部材30であるターレット33に締め付けボルト16によって締結固定されるようになっており、スタッド12と、このスタッド12の外周に複数のニードル18を介して回転自在に設けられる外輪14とで構成されていて、この外輪14はグロボイダルカム70のテーパリブ70aに当接して、カム70の運動を従動部材30に伝達する。
【0026】
前記スタッド12は、外輪14を回転自在に支承する支承軸部12bと、この支承軸部12bから一体的に延びて円盤状のターレット33に嵌合される円柱状の基部12aとからなり、支承軸部12bの外周面には複数のニードル18を軸方向に指向させてその全周に配するための溝部12dが、ニードル18の直径より浅く全周に亘って環状に形成されているとともに、この溝部12dのスタッド軸方向の幅は外輪14の軸方向の幅よりも小さく形成されている。
【0027】
また、ターレット33から径方向外方に突出する支承軸部12bの頂部には、外輪14の端面をその厚みの半分程度まで覆うように拡径形成されたフランジ部12cが設けられている。一方、スタッド12の基部12aは、支承軸部12bの下端部の外径よりも若干縮径形成されており、これにより支承軸部12bと基部12aとの境界にはスタッド12の挿入方向の係止部をなす段部12eが設けられている。
【0028】
ところで、このスタッド12には、その中心軸線に沿って当該スタッド12を貫通する締め付けボルト16の挿通孔12fが設けられており、この挿通孔12fの頂部側は締め付けボルト16の頭部16aを収納するための凹部12gとして拡径形成されている。
【0029】
一方、従動部材30のターレット33には、前記スタッド12の基部12aを嵌合するための嵌合穴30aが外周面に60°の等間隔で放射状に6つ尖設されていて、この嵌合穴30aの周囲の上記外周面は取付面30bとして平坦に形成されている。また、これらの嵌合穴30aの深さは上記スタッド基部12aの長さよりも若干大きく形成されていて、スタッド基部12aを上記段部12eが上記取付面30bに当接するまで嵌合穴30aに嵌合させた状態では、嵌合穴30aの底部30cとスタット基部12aの端面12hとの間には若干のクリアランスが空くようになっている。また、その各嵌合穴30aの底部30cにはその中心軸線に沿って上記締め付けボルト16を螺合させるためのネジ穴30dが設けられている。
【0030】
そして、各カムフォロア10は、そのスタッド基部12aがターレット33の嵌合穴30aに嵌合されて取り付けられると共に、スタッド12に形成された挿入孔12fに頂部側から締め付けボルト16が挿通され、この締め付けボルト16が嵌合穴30aの底部30cのネジ穴30dに螺合されることにより、スタッド基部12aの挿入方向後縁に形成された段部12eが上記取付面に圧接されて、当該カムフォロア10がターレット33に強固に締結固定される様になっている。
【0031】
従って、以上の説明から明らかなように、この第1実施形態のカムフォロアの取付構造では、カムフォロア10のスタッド12の嵌合方向と締め付けボルト16の挿通および締め込み方向が同一であるため、取り付け作業が極めて容易で組立性が良い。また、カムフォロア10の交換が必要になった場合にも、大がかりな分解作業を必要とせず短時間で容易に交換することが可能になる。
【0032】
また、ターレット33に嵌合されるスタッド基部12aの挿入方向後縁に、径方向外方に突出する段部12eを形成し、この段部12eを係止部としてターレット33の取付面30bに当接させたので、締め付けボルト16によりスタッド12をターレット33に締結固定していくと、段部12eによる係止部がストッパとなってスタッド12の軸方向の位置合わせが容易に行える。
【0033】
尚、前記段部12eは外輪14の端部により包囲されているが、この段部12eの外径は前記外輪14端部の内径よりも小さく設定され、その間に隙間が設けられている。この隙間は、許容値以下のラジアル荷重がカムフォロア10に作用しても、外輪14の内周面と段部12eの外周面とは当接しないが、許容値以上のラジアル荷重が作用した場合には、前記外輪14端部の内周面と段部12eの外周面とが当接するように設定される。これは、外輪14およびニードル18およびスタッド12の前記軌道面である転がり接触部に、許容値以上の負荷が作用しないようにして、前記転がり接触部に精度上無視できない圧痕等の永久変形が生じることを防止するフェールセーフ機構としても機能する。殊に、カムフォロア10に特に大きな力が作用して、その力と反対の方向にスタッド12がターレット33の取り付け面30bから撓むような場合には、図2(c)に示すように、段部12eが軸方向に長い方が、上記フェールセーフ機能が得られやすい。
【0034】
さらに、カム70からスタッド12が受ける荷重及びモーメントを、スタッド基部12aの外周面とターレット33の嵌合穴30aとの嵌合部分だけでなく、上記段部12eと取付面30bとの圧接部分でも分散して受けることになるため、スタッド基部12aの嵌合長を長くすることなく、スタッド12の取付強度及びその取付剛性を高くすることができる。
【0035】
即ち、カム70からスタッド12が受ける荷重はスタッド基部12a外周と嵌合穴30a上縁との接触部を中心にしたモーメントになってスタッド12を倒す方向にも働くが、スタッド12の軸方向の係止部である段部12eの外周端がスタッド12から離れた位置にあるため、当該段部12eが突っ張りとなってスタッド12の傾倒を防止する機能を発揮するとともに、この段部12eとターレット33の取付面30bとの間で発生する上記モーメントの反力により、スタッド基部12aの嵌合部分に発生するモーメントも低減されて、スタッド基部12a外周と嵌合穴30a上縁との接触部分に発生する圧縮力も著しく低減される。このため、嵌合穴30aの上縁の角が丸められて当該部位にダレを生じることがなく、カムフォロア10の取付剛性を強固に維持して、カム機構の高い動作精度を保つことができる。
【0036】
さらに、従来のようにセットボルトで締め付け固定する必要もなく、ターレット33にセットボルト用の雌ネジ孔も形成しないで済むから、当該部位に断面欠損が生ぜず、その強度が向上する。また、カムフォロア10を取り付ける締め付けボルト16の頭部16aをもスタッド12内に収納するので、スタッド12の頂部からさらに外部に突出する物がなく、本来必要なカムフォロア10自身のスペースだけ確保すれば、その他の余分なスペースを必要とせずカム機構全体をさらに小さくすることができる。
【0037】
なお、図2の実施形態では締め付けボルト16として頭部16aに六角レンチの係合穴16bを有するものを採用した例を示しているが、図3に示すように当該締め付けボルト16としては十字穴付きナベネジ17を採用することもできる。さらには、本発明に用いる締め付けボルトは、ネジ部より拡径された頭部を有し、スタッドに挿通したときに、スタッド基部の端部からネジ部が突出する物であれば、頭部形状、ネジピッチ等は如何なるものであっても良い。
【0038】
図4は本発明にかかるカムフォロアの取付構造の第2実施形態を示す側断面図である。この第2実施形態のカムフォロアの取付構造にあってもその基本構成は前述した第1実施形態と同様であり、よって同一部材には同一の符号を付して、その詳しい説明は省略し、相違する点について詳述する。
【0039】
即ち、この第2実施形態のカムフォロアの取付構造では、ターレット33の嵌合穴30aに嵌合されるカムフォロア10のスタッド基部12aの外周面を、その先端方向に向かって外周部が小径化する錐状のテーパ面にして、テーパ軸12iとして形成すると共に、ターレット33の嵌合穴30aもそのスタッド12のテーパ面12jに対応させて、内周面がテーパ状をなすテーパ状嵌合穴30eとしたものである。
【0040】
即ち、スタッド基部12aとターレット33のテーパ状嵌合穴30eとの嵌合部に相互に対応するテーパ面12j,30fを形成するので、締め付けボルト16の締結力によりスタッド基部12aのテーパ軸12iがターレット33のテーパ状嵌合穴30eの小径方向に押し込まれるため、テーパ状嵌合穴30eの内面を拡径方向に押圧しながらさらに強固に圧入されることになり、テーパ面による楔効果を相乗的に高めてその嵌合強度を可及的に向上させることができる。
【0041】
さらに、スタッド嵌合時にはターレット33のテーパ状嵌合穴30eのテーパ面30fにスタッド基部12aのテーパ面12jが入り込んでいくので、ターレット33の上記テーパ面30fがスタッド挿入のガイドとなってスタッド12を極めて容易に挿入することができる。
【0042】
図5は本発明の第3実施形態を示す。図示するようにこの第3実施形態では、ターレット33の嵌合穴30aに嵌合される上記スタッド基部12aを、径変化のない円柱状軸部12kとその先端側に部分的に設けた外周部が小径化するテーパ軸部12lとで構成し、これに合わせてターレット33の嵌合穴30aも深さ方向に内径寸法が変化しない円筒状嵌合穴部30gとその深さ方向奥側に内径が小径化するテーパ状嵌合穴部30hとで構成した。
【0043】
そして、この第3実施形態によれば、前記スタッド基部12aを嵌合穴30aに嵌合させると、径変化のない円柱状軸部12kと径変化のあるテーパ軸部12lとが、それぞれ嵌合穴30aの対応する円筒状嵌合穴部30gとテーパ状嵌合穴部30hとに圧入嵌合されるので、径変化のない平坦な周面による嵌合部分のしまり嵌め力とテーパ面部の拡径方向に押圧する強固なしまり嵌め力とによって、スタッド12の取付強度及び取付剛性を可及的に向上できる。
【0044】
さらに前述の各実施形態では、カムフォロア10に用いる締め付けボルト16をスタッド12の中心軸線に一致させて1本のみ設けた例を示したが、図6に示すように、スタッド12には挿通孔12fを複数(図示例では4つ)設け、これに対応させてターレット33の嵌合穴30aの底部30cにも同数のネジ穴30dをその位置関係を合わせて形成して、複数の締め付けボルト16で更に強固に締結固定する様にしても良く、この様にすることで、より大きな負荷を伴う運動をもカムから受けられるようになる。また、この締め付けボルト16の数も図示する4本には限らない。
【0045】
また、上述の各実施形態ではグロボイダルカム装置のターレットにカムフォロアを取り付ける場合を示したが、本願発明はこれに限らず例えば図8に示した従来例の揺動レバー31のように、従動部材30が板状を呈するカム機構の場合にも勿論適用可能である。
【0046】
そしてこの場合にも、カムフォロア10は、締め付けボルト16を従動部材30である板状の揺動レバー31等に直接螺合させて締め込むことにより強固に締結固定するので、上述の各実施形態と同様の作用効果が得られるのは勿論のこと、さらに加えてその従動部材30の裏面側にはナットを設けないので、当該裏面側にも突出するものがなくなり、カム機構全体を小さくすることができるようになる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るカムフォロアの取付け構造によれば、係止部が従動部材の取付面に当接するまで、スタッドを嵌合穴に嵌合させた状態で、スタッドの挿入方向の先端面と嵌合穴底部との間にクリアランスが空くように構成されているから、カムフォロアが従動部材に強固に締結固定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明にかかるカムフォロアの取付構造が適用されたグロボイダルカム装置の断面図である。
【図2】本発明のカムフォロアの取付構造の第1実施形態の詳細を示し、(a)は平面図、(b)は縦断面図であり、(c)は異なる形状のスタッドを適用したカムフォロアの取り付け状態を示す縦断面図である。
【図3】本発明のカムフォロアの取付構造の第1実施形態の締め付けボルトを変更した例を示し、(a)は平面図(b)は縦断面図である。
【図4】本発明のカムフォロアの取付構造の第2実施形態の詳細を示す断面図である。
【図5】本発明のカムフォロアの取付構造の第3実施形態の詳細を示す断面図である。
【図6】本発明のカムフォロアの取付構造の第4実施形態の詳細を示す図であり、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。
【図7】従来のカムフォロアの取付構造を示す断面図である。
【図8】図7の取付構造が採用されたカム機構の一例を示す概略構成図である。
【図9】従来のカムフォロアの取付構造の他の例を示す断面図である。
【図10】図9の取付構造が採用されたグロボイダルカム装置の例を示す概略構成図である。
【図11】図10におけるA−A線部の矢視断面図である。
【符号の説明】
10 カムフォロア 12 スタッド
12a スタッド基部 12b 支承軸部
12c フランジ部 12d 溝部
12e 段部 12f 挿通孔
12g 凹部 12h 端面
12i テーパ軸 12j テーパ面
12k 円柱状軸部 12l テーパ軸部
13 雄ネジ部 14 外輪
16 締め付けボルト 18 ニードル
20 円盤 22 カム溝
24 端面カム 30 従動部材
30a 嵌合穴(孔) 30b 取付面
30c 底部 30d ネジ穴
30e テーパ状嵌合穴 30f テーパ面
30g 円筒状嵌合穴部 30h テーパ状嵌合穴部
31 揺動レバー 33 ターレット
60 ハウジング 62 出力軸
70 グロボイダルカム(カム) 70a テーパリブ
72 駆動軸

Claims (5)

  1. カムフォロアのスタッド基部を、カム機構の従動部材に形成した嵌合穴に嵌合固定して取り付けるカムフォロアの取付構造において、
    前記スタッドに形成されて該スタッドを軸方向に貫通するボルト挿通孔と、
    前記従動部材の嵌合穴底部から前記従動部材の内方に向けて形成されるネジ穴と、
    該ボルト挿通孔に挿通されるとともに先端部が該ネジ穴に螺合されて該スタッドを該従動部材に締結固定する締め付けボルトと、
    を備え
    前記スタッドには前記従動部材に当接する係止部が設けられており、
    前記係止部が前記従動部材の取付面に当接するまで、前記スタッドを前記嵌合穴に嵌合させた状態で、前記スタッドの挿入方向の先端面と前記嵌合穴底部との間にクリアランスが空くように構成されていることを特徴とするカムフォロアの取付構造。
  2. 前記ボルト挿通孔に、前記締め付けボルトの頭部を収納する凹部を形成したことを特徴とする請求項1記載のカムフォロアの取付構造。
  3. 前記嵌合穴の内周面と前記スタッド基部の外周面とに、相互に対応するテーパ面を形成したことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のカムフォロアの取付構造。
  4. 前記係止部を径方向外方に一体的に突出形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のカムフォロアの取付構造。
  5. 前記ボルト挿通孔とネジ穴と締め付けボルトとが複数並設されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のカムフォロアの取付構造。
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