JP5821843B2 - ジアホラーゼ活性を有するタンパク質 - Google Patents
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Description
1.以下の(i)または(ii)のアミノ酸配列を含むジアホラーゼ活性を有するタンパク質であって、且つ80℃、10分間の熱処理を施した場合のジアホラーゼ活性残存率が、配列表の配列番号1で示されるアミノ酸配列からなるタンパク質に比して向上しているタンパク質。
(i)配列表の配列番号1で示されるアミノ酸配列において以下の(1)〜(7)からなる群から選択される少なくとも1以上のアミノ酸置換を含むアミノ酸配列
(1)S65A/V120R/S167K/V168T
(2)F150D
(3)V133Q/F150D
(4)V120R/S167K/V168T
(5)V120R/F150D/S167K/V168T
(6)V120R/V133Q/S167K/V168T
(7)V120R/Q130N/V133Q/S167K/V168T
(ii)前記(i)記載のタンパク質のアミノ酸配列において、前記65番目、120番目、130番目、133番目、150番目、167番目および168番目のアミノ酸以外の位置で、1から2または3個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ酸配列
2.配列表の配列番号1で示されるアミノ酸配列において以下の(f)、(k)、(о)、(p)および(r)〜(t)からなる群から選択される1のアミノ酸置換を含むアミノ酸配列を含む、ジアホラーゼ活性を有するタンパク質。
(f)F150D
(k)V133Q/F150D
(o)V120R/S167K/V168T
(p)S65A/V120R/S167K/V168T
(r)V120R/F150D/S167K/V168T
(s)V120R/V133Q/S167K/V168T
(t)V120R/Q130N/V133Q/S167K/V168T
3.前項2に記載のタンパク質のアミノ酸配列において、配列表の配列番号1で示されるアミノ酸配列における65番目のセリン、120番目のバリン、130番目のグルタミン、133番目のバリン、150番目のフェニルアラニン、167番目のセリンおよび168番目のバリン以外の位置で、1から2または3個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ酸配列を含み、且つ80℃、10分間の熱処理を施した場合のジアホラーゼ活性残存率が、配列表の配列番号1で示されるアミノ酸配列からなるタンパク質に比して向上しているタンパク質。
4.前項1〜3のいずれか1項に記載のタンパク質をコードする遺伝子。
5.前項4に記載の遺伝子を含む組換えベクター。
6.前項5に記載の組換えベクターを含む形質転換体。
7.前項6に記載の形質転換体を培養することによりジアホラーゼを生成させ、該ジアホラーゼを採取する耐熱性ジアホラーゼの製造方法。
(1)150番目
(2)133番目
(3)130番目および133番目
(4)96番目
(5)65番目
(6)65番目および96番目
(1)65番目のセリン:アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシンまたはプロリンへの置換が好ましく、アラニンへの置換がより好ましい。ここで、アラニンは、65番目のセリンの後述する祖先型アミノ酸である。
(2)96番目のチロシン:イソロイシン、アラニン、バリン、ロイシンまたはプロリンへの置換が好ましく、イソロイシンへの置換がより好ましい。ここで、イソロイシンは、96番目のチロシンの後述する祖先型アミノ酸である。
(3)117番目のアラニン:イソロイシン、バリン、ロイシンまたはプロリンへの置換が好ましく、イソロイシンへの置換がより好ましい。ここで、イソロイシンは、117番目のアラニンの後述する祖先型アミノ酸である。
(4)120番目のバリン:アルギニン、リシンまたはヒスチジンへの置換が好ましく、アルギニンへの置換がより好ましい。ここで、アルギニンは、120番目のバリンの後述する祖先型アミノ酸である。
(5)130番目のグルタミン:アスパラギンまたはグルタミンへの置換が好ましく、アスパラギンへの置換がより好ましい。ここで、イソロイシンは、96番目のチロシンの後述する祖先型アミノ酸である。
(6)133番目のバリン:グルタミンまたはアスパラギンへの置換が好ましく、グルタミンへの置換がより好ましい。ここで、グルタミンは、133番目のバリンの後述する祖先型アミノ酸である。
(7)150番目のフェニルアラニン:アスパラギン酸またはグルタミン酸への置換が好ましく、アスパラギン酸への置換がより好ましい。ここで、アスパラギン酸は、150番目のフェニルアラニンの後述する祖先型アミノ酸である。
(8)167番目のセリン:リシン、アルギニンまたはヒスチジンへの置換が好ましく、リシンへの置換がより好ましい。ここで、リシンは、167番目のセリンの後述する祖先型アミノ酸である。
(9)168番目のバリン:トレオニンまたはセリンへの置換が好ましく、トレオニンへの置換がより好ましい。ここで、トレオニンは、168番目のバリンの後述する祖先型アミノ酸である。
(1)S65A
(2)Y96I
(3)A117H/V120R
(4)V120R
(5)Q130N
(6)V133Q
(7)F150D
(8)S167K/V168T
(1)V133Q/F150D
(2)F150D
(3)V120R/F150D/S167K/V168T
(4)V120R/V133Q/S167K/V168T
(5)V120R/S167K/V168T
(6)V120R/Q130N/V133Q/S167K/V168T
(7)Y96I/V120R/S167K/V168T
(8)S65A/V120R/S167K/V168T
(9)S65A/V120R
(10)S65A/Y96I/V120R/S167K/V168T
(11)Y96I/V120R
(12)S65A
(13)V133Q
(1)V133Q/F150D
(2)F150D
(3)V120R/F150D/S167K/V168T
(4)V120R/V133Q/S167K/V168T
(5)V120R/S167K/V168T
(6)V120R/Q130N/V133Q/S167K/V168T
(7)S65A/V120R/S167K/V168T
(a)S65A
(b)Y96I
(c)V120R
(d)Q130N
(e)V133Q
(f)F150D
(g)A117H/V120R
(h)S65A/V120R
(i)Y96I/V120R
(j)Q130N/V133Q
(k)V133Q/F150D
(l)S167K/V168T
(m)S65A/Y96I/V120R
(n)S65A/S167K/V168T
(o)V120R/S167K/V168T
(p)S65A/V120R/S167K/V168T
(q)Y96I/V120R/S167K/V168T
(r)V120R/F150D/S167K/V168T
(s)V120R/V133Q/S167K/V168T
(t)V120R/Q130N/V133Q/S167K/V168T
(u)S65A/Y96I/V120R/S167K/V168T
(1)バチルス・ステアロサーモフィラス(Bacillus stearothermophilus)の菌体からゲノムDNAを抽出し、該ゲノムDNAを鋳型に野生型ジアホラーゼ遺伝子に特異的なオリゴヌクレオチドでPCRすることにより、該遺伝子を入手することができる。
(2)野生型ジアホラーゼのアミノ酸配列および遺伝子配列は、日本国特許第3953578号公報に記載の通り明らかになっており公知のデータベースに登録されているので、データベース上で公開されている遺伝子の塩基配列に基づいて、Dillon,P.J.,Rosen,C.A.,Humana Press,Totowa,New Jersey,Vol.15,p263,1993に記載されている様なPCRによる遺伝子の全合成法に従って、所望の遺伝子の塩基配列と全く同じ遺伝子を増幅し、入手することができる。
マルチプルアライメント図に基づくコンセンサス法とは、本来は抗体の機能改変を目的として利用され始め、酵素の熱安定性の向上を目的として利用された実績もあるDNA配列またはアミノ酸配列における部位特異的変異導入法(配列上のどの位置にどの変異を導入するか部位特異的に決定する方法)である。詳細についてはB.Steipe,et al.,J.Mol.Biol.,240,188−192,1994に記述されている。
系統学的手法に基づいた祖先型アミノ酸導入法は、ある特定の酵素についての複数の生物種における共通祖先のアミノ酸配列を推定し、該アミノ酸配列をもとの酵素に変異として導入することにより共通祖先の酵素の機能を推察する目的で開発された手法である。詳細についてはHisako,I.,et al.,FEMS Microbiology Letters,243,393−398,2005;Keiko,W.,et al.,FEBS Letters,580,3867−3871,2006;日本国特開2002−247991号公報に記述されている。
(A)2,6−ジクロロフェノールインドフェノール(DCIP)を基質とする測定
塩酸緩衝液(pH8.5)50mM、還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NADH)1mM、DCIP0.06mMを含む溶液1.0mlに、0.1質量%BSAが入った100mMリン酸バッファー(pH8.0)で5U/ml程度に希釈した酵素液10μlを混合し、30℃にて600nmにおける吸光度変化の初速度を測定する。
リン酸バッファー(pH8.0)100mM、還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NADH)40mM、ビタミンK3 0.33mMを含む溶液1.0mlを、窒素バブリングにより除酸素した後、そこに0.1質量%BSAが入った100mMリン酸バッファー(pH8.0)で20U/ml程度に希釈した酵素液10μlを混合し、25℃にて520nmにおける吸光度変化の初速度を測定する。
部位特異的変異を導入するアミノ酸残基の決定
野生型ジアホラーゼのアミノ酸配列に対して、どの部位のどの変異を導入するかは下記の様に決定した。
配列番号1に示した野生型ジアホラーゼのアミノ酸配列を使用して、Blastp(http://blast.ncbi.nlm.nih.gov/Blast.cgi)により相同性検索を行い、野生型ジアホラーゼと相同性が高い様々な生物種由来のアミノ酸配列情報を得た。
SEQ01:GI29377086_ENTEROCOCCUS
SEQ02:GI23130059_NOSTOC
SEQ03:GI78486398_THIOMICROSPIRA
SEQ04:GI89054511_JANNASCHIA
SEQ05:GI126651524_BACILLUS
SEQ06:GI156937413_IGNICOCCUS
SEQ07:GI126465114_STAPHYLOTHERMUS
SEQ08:GI124027290_HYPERTHERMUS
SEQ09:UTK_GEOBACILLUS(野生型ジアホラーゼ)
上記のデータベースに登録されたアミノ酸配列データを、マルチプルアライメントソフトClustalXを用いてアライメントし、アライメント図を得た(図1)。得られたアライメント図は、以降の祖先型アミノ酸配列の推定と、コンセンサス法による部位特異的変異導入に使用した。
上記アミノ酸配列のアライメント図に基づき、公知のコンピュータープログラム(TreeFinder)を使用して最尤法による系統樹を作成した(図2)。得られた系統樹に基づいて、9種の生物由来の共通祖先(系統樹の根の位置)のアミノ酸配列を、公知のコンピュータープログラムを使用して最尤法により推定した。配列番号3に共通祖先のアミノ酸配列(祖先型アミノ酸配列)を示す。
野生型ジアホラーゼに対し、どの部位に祖先型アミノ酸を導入するかを決定した。同時に、該アライメント図においてコンセンサス法により、どの部位にどのアミノ酸配列を導入するか決定した。
野生型ジアホラーゼに対するアミノ酸置換の導入
実施例1において決定した野生型ジアホラーゼのアミノ酸配列に対する置換変異は、以下に示す部位特異的変異によって導入した。
大腸菌を宿主とした変異型ジアホラーゼの作成
実施例2で作成した形質転換大腸菌DH5/pSDEI−42(変異42:V133Q/F150D)を、アンピシリン50μg/mlを含む市販のLB−broth(Invitrogen社製)300mlに植菌した。37℃にて10時間培養後、イソプロピルβチオガラクトピラノシドを1mM加え、さらに15時間培養した後集菌した。300mlの培養液から得られたジアホラーゼ活性は、262000unitであった。得られた菌体は20mlの25mMリン酸緩衝液(pH8.0)に懸濁後、超音波によって破砕した。菌体破砕物を除いた上清より、Blue−セファロースを用いたアフィニティークロマトグラフィーにて変異型ジアホラーゼの精製を行なった結果、比活性968u/mgのジアホラーゼを210000unit得た。変異型ジアホラーゼの精製におけるクロマトグラフィーの結果を図3に示す。野生型ジアホラーゼおよび他の変異型ジアホラーゼについても、同様の方法によって精製酵素を得た。精製した各ジアホラーゼはそれぞれ、以下の安定性評価に供した。
変異型ジアホラーゼの安定性評価(1)
実施例3で得たジアホラーゼ溶液を、それぞれ100mMリン酸バッファー(pH8.0)にタンパク濃度が1mg/mlとなるよう溶解した後2つに分け、氷上に置いた。各ジアホラーゼの片方を、80℃の湯浴で10分間処理したのち直ちに氷上に戻した。
変異型ジアホラーゼの基質親和性の評価
実施例4において安定性に優れると評価された13種の変異型ジアホラーゼ、変異3:S65A、変異16:V133Q、変異22:F150D、変異28:S65A/Y96I/V120R/S167K/V168T、変異30:S65A/V120R、変異31:S65A/V120R/S167K/V168T、変異33:Y96I/V120R、変異34:Y96I/V120R/S167K/V168T、変異37:V120R/Q130N/V133Q/S167K/V168T、変異38:V120R/V133Q/S167K/V168T、変異39:V120R/F150D/S167K/V168T、変異40:V120R/S167K/V168T、変異42:V133Q/F150Dを配列番号1の野生型ジアホラーゼのアミノ酸配列に対し導入した変異型ジアホラーゼについて、基質親和性を解析した。
変異型ジアホラーゼの安定性評価(2)
実施例3で得たジアホラーゼ溶液の内、野生型、変異22:F150D、および変異39:V120R/150D/S167K/V168Tを、それぞれジアホラーゼの補酵素であるフラビンモノヌクレオチド(Flavin Mononucleotide)に由来する460nmの吸光度が0.1となるように100mMリン酸バッファー(pH7.0)に溶解し、氷上に置いた。各ジアホラーゼ溶液を、80℃の湯浴で10分、20分、45分間処理した後直ちに氷上に戻して冷却し、活性を測定した。
配列番号2:野生型ジアホラーゼ遺伝子の塩基配列
配列番号3:祖先型ジアホラーゼのアミノ酸配列
配列番号4〜45:変異導入用プライマーの塩基配列
Claims (7)
- 以下の(i)または(ii)のアミノ酸配列を含むジアホラーゼ活性を有するタンパク質であって、且つ80℃、10分間の熱処理を施した場合のジアホラーゼ活性残存率が、配列表の配列番号1で示されるアミノ酸配列からなるタンパク質に比して向上しているタンパク質。
(i)配列表の配列番号1で示されるアミノ酸配列において以下の(1)〜(7)からなる群から選択される少なくとも1以上のアミノ酸置換を含むアミノ酸配列
(1)S65A/V120R/S167K/V168T
(2)F150D
(3)V133Q/F150D
(4)V120R/S167K/V168T
(5)V120R/F150D/S167K/V168T
(6)V120R/V133Q/S167K/V168T
(7)V120R/Q130N/V133Q/S167K/V168T
(ii)前記(i)記載のタンパク質のアミノ酸配列において、前記65番目、120番目、130番目、133番目、150番目、167番目および168番目のアミノ酸以外の位置で、1から2または3個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ酸配列 - 配列表の配列番号1で示されるアミノ酸配列において以下の(f)、(k)、(о)、(p)および(r)〜(t)からなる群から選択される1のアミノ酸置換を含むアミノ酸配列を含む、ジアホラーゼ活性を有するタンパク質。
(f)F150D
(k)V133Q/F150D
(o)V120R/S167K/V168T
(p)S65A/V120R/S167K/V168T
(r)V120R/F150D/S167K/V168T
(s)V120R/V133Q/S167K/V168T
(t)V120R/Q130N/V133Q/S167K/V168T - 請求項2に記載のタンパク質のアミノ酸配列において、配列表の配列番号1で示されるアミノ酸配列における65番目のセリン、120番目のバリン、130番目のグルタミン、133番目のバリン、150番目のフェニルアラニン、167番目のセリンおよび168番目のバリン以外の位置で、1から2または3個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ酸配列を含み、且つ80℃、10分間の熱処理を施した場合のジアホラーゼ活性残存率が、配列表の配列番号1で示されるアミノ酸配列からなるタンパク質に比して向上しているタンパク質。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のタンパク質をコードする遺伝子。
- 請求項4に記載の遺伝子を含む組換えベクター。
- 請求項5に記載の組換えベクターを含む形質転換体。
- 請求項6に記載の形質転換体を培養することによりジアホラーゼを生成させ、該ジアホラーゼを採取する耐熱性ジアホラーゼの製造方法。
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2011
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JP2002247991A (ja) * | 2000-07-04 | 2002-09-03 | Ajinomoto Co Inc | タンパク質の耐熱性を向上させる方法、該方法により耐熱性の向上したタンパク質、および該タンパク質をコードする核酸 |
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Title |
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Also Published As
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