JP6476542B2 - 変異型グルコース−6−リン酸脱水素酵素 - Google Patents
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Description
項1. 下記(A)〜(C)のいずれかに示すポリペプチド:
(A) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、419番目、229番目、230番目、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、288番目、及び466番目よりなる群から選択される少なくとも1つアミノ酸が他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列からなるポリペプチド、
(B) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、419番目、229番目、230番目、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、288番目、及び466番目よりなる群から選択される少なくとも1つアミノ酸が他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、前記アミノ酸置換部位以外のアミノ酸の1個又は数個が置換、付加、挿入又は欠失されてなり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性が向上しているポリペプチド、
(C) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、419番目、229番目、230番目、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、288番目、及び466番目よりなる群から選択される少なくとも1つアミノ酸が他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、配列番号3に示すアミノ酸配列に対する前記アミノ酸置換部位を除いた配列同一性が80%以上であり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性が向上しているポリペプチド。
項2. 次の(1a)〜(14a)の群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換が導入されている、項1に記載のポリペプチド:
(1a)配列番号3に示すアミノ酸配列における419番目が、メチオニン以外の非極性アミノ酸、非電荷アミノ酸、酸性アミノ酸、又は塩基性アミノ酸に置換、
(2a)配列番号3に示すアミノ酸配列における229番目が、グルタミン酸に置換、
(3a)配列番号3に示すアミノ酸配列における230番目が、アスパラギン酸又はグルタミン酸に置換、
(4a)配列番号3に示すアミノ酸配列における26番目が、非極性アミノ酸又はセリン以外の非電荷アミノ酸に置換、
(5a)配列番号3に示すアミノ酸配列における27番目が、バリン以外の非電荷アミノ酸に置換、
(6a)配列番号3に示すアミノ酸配列における28番目が、非電荷アミノ酸又はフェニルアラニン以外の非極性アミノ酸に置換、
(7a)配列番号3に示すアミノ酸配列における118番目が、非極性アミノ酸又はセリン以外の非電荷アミノ酸に置換、
(8a)配列番号3に示すアミノ酸配列における119番目が、非電荷アミノ酸に置換、
(9a)配列番号3に示すアミノ酸配列における120番目が、アラニン以外の非極性アミノ酸に置換、
(10a)配列番号3に示すアミノ酸配列における159番目が、非電荷アミノ酸又は塩基性アミノ酸に置換、
(11a)配列番号3に示すアミノ酸配列における174番目が、ロイシン以外の非極性アミノ酸に置換、
(12a)配列番号3に示すアミノ酸配列における175番目が、非電荷アミノ酸又はフェニルアラニン以外の非極性アミノ酸に置換、
(13a)配列番号3に示すアミノ酸配列における288番目が、非電荷アミノ酸又はアラニン以外の非極性アミノ酸に置換、及び
(14a)配列番号3に示すアミノ酸配列における466番目が、メチオニン以外の非極性アミノ酸に置換。
項3. 次の(1a)〜(14a)の群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換が導入されている、項1又は2に記載のポリペプチド:
(1a)配列番号3に示すアミノ酸配列における419番目が、ロイシンに置換、
(2a)配列番号3に示すアミノ酸配列における229番目が、グルタミン酸に置換、
(3a)配列番号3に示すアミノ酸配列における230番目が、グルタミン酸に置換、
(4a)配列番号3に示すアミノ酸配列における26番目が、アラニンに置換、
(5a)配列番号3に示すアミノ酸配列における27番目が、ロイシンに置換、
(6a)配列番号3に示すアミノ酸配列における28番目が、チロシンに置換、
(7a)配列番号3に示すアミノ酸配列における118番目が、アラニンに置換、
(8a)配列番号3に示すアミノ酸配列における119番目が、スレオニンに置換、
(9a)配列番号3に示すアミノ酸配列における120番目が、プロリンに置換、
(10a)配列番号3に示すアミノ酸配列における159番目が、アルギニンに置換、
(11a)配列番号3に示すアミノ酸配列における174番目が、イソロイシンに置換、
(12a)配列番号3に示すアミノ酸配列における175番目が、チロシンに置換、
(13a)配列番号3に示すアミノ酸配列における288番目が、グリシンに置換、及び
(14a)配列番号3に示すアミノ酸配列における466番目が、トリプトファンに置換。
項4. 次の(1b)〜(8b)の群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換が導入されている、項1〜3のいずれかに記載のポリペプチド:
(1b)配列番号3に示すアミノ酸配列における419番目が、他のアミノ酸に置換、
(2b)配列番号3に示すアミノ酸配列における229番目、及び230番目が、それぞれ他のアミノ酸に置換、
(3b)配列番号3に示すアミノ酸配列における26番目、27番目、及び28番目が、それぞれ他のアミノ酸に置換、
(4b)配列番号3に示すアミノ酸配列における118番目、119番目、及び120番目が、それぞれ他のアミノ酸に置換、
(5b)配列番号3に示すアミノ酸配列における159番目が、他のアミノ酸に置換、
(6b)配列番号3に示すアミノ酸配列における174番目、及び175番目が、それぞれ他のアミノ酸に置換、
(7b)配列番号3に示すアミノ酸配列における288番目が、他のアミノ酸に置換、及び
(8b)配列番号3に示すアミノ酸配列における466番目が、他のアミノ酸に置換。
項5. 次の(1b)〜(8b)の群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換が導入されている、項1〜3のいずれかに記載のポリペプチド:
(1b)配列番号3に示すアミノ酸配列における419番目がロイシンに置換、
(2b)配列番号3に示すアミノ酸配列における229番目がグルタミン酸に置換、及び230番目がグルタミン酸に置換、
(3b)配列番号3に示すアミノ酸配列における26番目がアラニンに置換、27番目がロイシンに置換、及び28番目がチロシンに置換、
(4b)配列番号3に示すアミノ酸配列における118番目がアラニンに置換、119番目がスレオニンに置換、及び120番目がプロリンに置換、
(5b)配列番号3に示すアミノ酸配列における159番目がアルギニンに置換、
(6b)配列番号3に示すアミノ酸配列における174番目がイソロイシンに置換、及び175番目がチロシンに置換、
(7b)配列番号3に示すアミノ酸配列における288番目がグリシンに置換、及び
(8b)配列番号3に示すアミノ酸配列における466番目がトリプトファンに置換。
項6. 次の(1c)〜(9c)に示すアミノ酸置換の群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換が導入されている、項1〜3のいずれかに記載のポリペプチド:
(1c)配列番号3に示すアミノ酸配列における26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目が、それぞれ他のアミノ酸に置換、
(2c)配列番号3に示すアミノ酸配列における26番目、27番目、28番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目が、それぞれ他のアミノ酸に置換、
(3c)配列番号3に示すアミノ酸配列における26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、288番目、419番目、及び466番目が、それぞれ他のアミノ酸に置換、
(4c)配列番号3に示すアミノ酸配列における159番目、174番目、175番目、419番目、及び466番目が、それぞれ他のアミノ酸に置換、
(5c)配列番号3に示すアミノ酸配列における26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、及び419番目が、それぞれ他のアミノ酸に置換、
(6c)配列番号3に示すアミノ酸配列における26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、及び466番目が、それぞれ他のアミノ酸に置換、
(7c)配列番号3に示すアミノ酸配列における26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、288番目、及び466番目が、それぞれ他のアミノ酸に置換、
(8c)配列番号3に示すアミノ酸配列における419番目、及び466番目が、それぞれ他のアミノ酸に置換、及び
(9c)配列番号3に示すアミノ酸配列における26番目、27番目、28番目、及び466番目が、それぞれ他のアミノ酸に置換。
項7. 次の(1c)〜(9c)の群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換が導入されている、項1〜3のいずれかに記載のポリペプチド:
(1c)配列番号3に示すアミノ酸配列における26番目がアラニンに置換、27番目がロイシンに置換、28番目がチロシンに置換、118番目がアラニンに置換、119番目がスレオニンに置換、120番目がプロリンに置換、159番目がアルギニンに置換、174番目がイソロイシンに置換、175番目がチロシンに置換、229番目がグルタミン酸に置換、230番目がグルタミン酸に置換、288番目がグリシンに置換、419番目がロイシンに置換、及び466番目がトリプトファンに置換、
(2c)配列番号3に示すアミノ酸配列における26番目がアラニンに置換、27番目がロイシンに置換、28番目がチロシンに置換、159番目がアルギニンに置換、174番目がイソロイシンに置換、175番目がチロシンに置換、229番目がグルタミン酸に置換、230番目がグルタミン酸に置換、288番目がグリシンに置換、419番目がロイシンに置換、及び466番目がトリプトファンに置換、
(3c)配列番号3に示すアミノ酸配列における26番目がアラニンに置換、27番目がロイシンに置換、28番目がチロシンに置換、118番目がアラニンに置換、119番目がスレオニンに置換、120番目がプロリンに置換、159番目がアルギニンに置換、174番目がイソロイシンに置換、175番目がチロシンに置換、288番目がグリシンに置換、419番目がロイシンに置換、及び466番目がトリプトファンに置換、
(4c)配列番号3に示すアミノ酸配列における159番目がアルギニンに置換、174番目がイソロイシンに置換、175番目がチロシンに置換、419番目がロイシンに置換、及び466番目がトリプトファンに置換、
(5c)配列番号3に示すアミノ酸配列における26番目がアラニンに置換、27番目がロイシンに置換、28番目がチロシンに置換、118番目がアラニンに置換、119番目がスレオニンに置換、120番目がプロリンに置換、159番目がアルギニンに置換、174番目がイソロイシンに置換、175番目がチロシンに置換、229番目がグルタミン酸に置換、230番目がグルタミン酸に置換、288番目がグリシンに置換、及び419番目がロイシンに置換、
(6c)配列番号3に示すアミノ酸配列における26番目がアラニンに置換、27番目がロイシンに置換、28番目がチロシンに置換、118番目がアラニンに置換、119番目がスレオニンに置換、120番目がプロリンに置換、159番目がアルギニンに置換、174番目がイソロイシンに置換、175番目がチロシンに置換、229番目がグルタミン酸に置換、230番目がグルタミン酸に置換、288番目がグリシンに置換、及び466番目がトリプトファンに置換、
(7c)配列番号3に示すアミノ酸配列における26番目がアラニンに置換、27番目がロイシンに置換、28番目がチロシンに置換、118番目がアラニンに置換、119番目がスレオニンに置換、120番目がプロリンに置換、159番目がアルギニンに置換、288番目がグリシンに置換、及び466番目がトリプトファンに置換、
(8c)配列番号3に示すアミノ酸配列における419番目がロイシンに置換、及び466番目がトリプトファンに置換、及び
(9c)配列番号3に示すアミノ酸配列における26番目がアラニンに置換、27番目がロイシンに置換、28番目がチロシンに置換、及び466番目がトリプトファンに置換。
項8. 下記(A1)、(A2)、(B1)、(B2)、(C1)、又は(C2)に示されるポリペプチドである、項1〜7のいずれかに記載のポリペプチド:
(A1) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列からなるポリペプチド、
(A2) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、159番目、174番目、175番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列からなるポリペプチド、
(B1) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、前記アミノ酸置換部位以外のアミノ酸の1個又は数個が置換、付加、挿入又は欠失されてなり、及び、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び比活性が向上しているポリペプチド、
(B2) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、159番目、174番目、175番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、前記アミノ酸置換部位以外のアミノ酸の1個又は数個が置換、付加、挿入又は欠失されてなり、及び、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び比活性が向上しているポリペプチド、
(C1) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、配列番号3に示すアミノ酸配列に対する前記アミノ酸置換部位を除いた配列同一性が80%以上であり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び比活性が向上しているポリペプチド、
(C2) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、159番目、174番目、175番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、配列番号3に示すアミノ酸配列に対する前記アミノ酸置換部位を除いた配列同一性が80%以上であり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び比活性が向上しているポリペプチド。
項9. 下記(A3)〜(A7)、(B3)〜(B7)、及び(C3)〜(C7)の中のいずれかに示されるポリペプチドである、項1〜7のいずれかに記載のポリペプチド:
(A3) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列からなるポリペプチド、
(A4) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列からなるポリペプチド、
(A5) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、288番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列からなるポリペプチド、
(A6) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、159番目、174番目、175番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列からなるポリペプチド、
(A7) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、及び419番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列からなるポリペプチド、
(B3) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、前記アミノ酸置換部位以外のアミノ酸の1個又は数個が置換、付加、挿入又は欠失されてなり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド、
(B4) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、前記アミノ酸置換部位以外のアミノ酸の1個又は数個が置換、付加、挿入又は欠失されてなり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド、
(B5) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、288番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、前記アミノ酸置換部位以外のアミノ酸の1個又は数個が置換、付加、挿入又は欠失されてなり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド、
(B6) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、159番目、174番目、175番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、前記アミノ酸置換部位以外のアミノ酸の1個又は数個が置換、付加、挿入又は欠失されてなり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド、
(B7) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、及び419番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、前記アミノ酸置換部位以外のアミノ酸の1個又は数個が置換、付加、挿入又は欠失されてなり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド、
(C3) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、配列番号3に示すアミノ酸配列に対する前記アミノ酸置換部位を除いた配列同一性が80%以上であり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド、
(C4) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、配列番号3に示すアミノ酸配列に対する前記アミノ酸置換部位を除いた配列同一性が80%以上であり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド、
(C5) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、288番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、配列番号3に示すアミノ酸配列に対する前記アミノ酸置換部位を除いた配列同一性が80%以上であり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド、
(C6) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、159番目、174番目、175番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、配列番号3に示すアミノ酸配列に対する前記アミノ酸置換部位を除いた配列同一性が80%以上であり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド、
(C7) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、及び419番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、配列番号3に示すアミノ酸配列に対する前記アミノ酸置換部位を除いた配列同一性が80%以上であり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド。
項10. 下記(i)〜(xi)の中のいずれかに示されるポリペプチドである、項8又は9に記載のポリペプチド:
(i) 配列番号86、88、90、92、又は94に示すアミノ酸配列からなるポリペプチド、
(ii) 配列番号86における26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目以外のアミノ酸の1個又は数個が置換、付加、挿入又は欠失されたアミノ酸配列からなり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド、
(iii) 配列番号88に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目以外のアミノ酸の1個又は数個が置換、付加、挿入又は欠失されたアミノ酸配列からなり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して、耐熱性及び基質特異性、又は耐熱性及び比活性が向上しているポリペプチド、
(iv) 配列番号90に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、288番目、419番目、及び466番目以外のアミノ酸の1個又は数個が置換、付加、挿入又は欠失されたアミノ酸配列からなり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド、
(v) 配列番号92に示すアミノ酸配列における、159番目、174番目、175番目、419番目、及び466番目以外のアミノ酸の1個又は数個が置換、付加、挿入又は欠失されたアミノ酸配列からなり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して、耐熱性及び基質特異性、又は耐熱性及び比活性が向上しているポリペプチド、
(vi) 配列番号94に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、及び419番目以外のアミノ酸の1個又は数個が置換、付加、挿入又は欠失されたアミノ酸配列からなり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド、
(vii) 配列番号86における26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目のアミノ酸が変異されておらず、配列番号86に示すアミノ酸配列に対する前記アミノ酸部位を除いた配列同一性が80%以上であり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド、
(viii) 配列番号88に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目のアミノ酸が変異されておらず、配列番号88に示すアミノ酸配列に対する前記アミノ酸部位を除いた配列同一性が80%以上であり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して、耐熱性及び基質特異性、又は耐熱性及び比活性が向上しているポリペプチド、
(iX) 配列番号90に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、288番目、419番目、及び466番目のアミノ酸が変異されておらず、配列番号90に示すアミノ酸配列に対する前記アミノ酸部位を除いた配列同一性が80%以上であり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド、
(x) 配列番号92に示すアミノ酸配列における、159番目、174番目、175番目、419番目、及び466番目のアミノ酸が変異されておらず、配列番号92に示すアミノ酸配列に対する前記アミノ酸部位を除いた配列同一性が80%以上であり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して、耐熱性及び基質特異性、又は耐熱性及び比活性が向上しているポリペプチド、
(xi) 配列番号94に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、及び419番目のアミノ酸が変異されておらず、配列番号94に示すアミノ酸配列に対する前記アミノ酸部位を除いた配列同一性が80%以上であり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド。
項11. 項1〜項10のいずれかに記載のポリペプチドをコードしているDNA。
項12. 下記(i)又は(ii)に示すDNAである、項11に記載のDNA。
(i) 配列番号85、87、89、91、又は93に示す塩基配列からなるDNA、
(ii) グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性が向上しているポリペプチドをコードし、且つ、配列番号85、87、89、91、又は93に示す塩基配列からなるDNAと相補的な塩基配列を含むDNAと、ストリンジェントな条件下でハイブリダイズするDNA。
項13. 項11又は12に記載のDNAを含む組換えベクター。
項14. 項13に記載の組換えベクターにより宿主を形質転換して得られる形質転換体。
項15. 宿主が大腸菌である、項14に記載の形質転換体。
項16. 項14又は15に記載の形質転換体を培養する工程を含む、項1〜項10のいずれかに記載のポリペプチドの製造方法。
本発明のポリペプチドは、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるポリペプチド(ロイコノストック・メセンテロイデス由来G6PDH、野生型G6PDH)の変異体であって、G6PDH活性を有し、野生型G6PDHよりも耐熱性が向上しているポリペプチドである。
(A) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目よりなる群から選択される少なくとも1つアミノ酸が他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列からなるポリペプチド。
(1a)419番目(メチオニン)が、メチオニン以外の非極性アミノ酸、非電荷アミノ酸、酸性アミノ酸、又は塩基性アミノ酸、好ましくはグリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、セリン、スレオニン、システイン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アスパラギン、グルタミン、リジン、アルギニン、ヒスチジン、又はプロリン、更に好ましくはアラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、又はフェニルアラニン、特に好ましくはロイシンへの置換、
(2a)229番目(アスパラギン酸)が、グルタミン酸への置換。
(3a)230番目(スレオニン)が、アスパラギン酸又はグルタミン酸、好ましくはグルタミン酸への置換、
(4a)26番目(セリン)が、非極性アミノ酸又はセリン以外の非電荷アミノ酸、好ましくはグリシン、バリン又はアラニン、更に好ましくはアラニンへの置換、
(5a)27番目(バリン)が、バリン以外の非電荷アミノ酸、好ましくはアラニン、ロイシン又はイソロイシンへ、更に好ましくはロイシンへの置換、
(6a)28番目(フェニルアラニン)が、非電荷アミノ酸又はフェニルアラニン以外の非極性アミノ酸、好ましくはチロシン、セリン又はトリプトファンへ、更に好ましくはチロシンへの置換、
(7a)118番目(セリン)が、非極性アミノ酸又はセリン以外の非電荷アミノ酸、好ましくはグリシン、バリン又はアラニン、更に好ましくはアラニンへの置換、
(8a)119番目(バリン)が、非電荷アミノ酸、好ましくはスレオニンへの置換、
(9a)120番目(アラニン)が、アラニン以外の非極性アミノ酸、好ましくはプロリンへの置換、
(10a)159番目(アラニン)が、非電荷アミノ酸又は塩基性アミノ酸、好ましくはグルタミン、リジン又はアルギニンへ、更に好ましくはアルギニンへの置換、
(11a)174番目(ロイシン)が、ロイシン以外の非極性アミノ酸、好ましくはアラニン、バリン又はイソロイシン、更に好ましくはイソロイシンへの置換、
(12a)175番目(フェニルアラニン)が、非電荷アミノ酸又はフェニルアラニン以外の非極性アミノ酸、好ましくはチロシン、セリン又はトリプトファン、更に好ましくはチロシンへの置換、
(13a)288番目(アラニン)が、非電荷アミノ酸又はアラニン以外の非極性アミノ酸、好ましくはグリシン又はバリン、更に好ましくはグリシンへの置換、及び
(14a)466番目(メチオニン)が、メチオニン以外の非極性アミノ酸、好ましくはトリプトファンへの置換。
(1b)419番目(メチオニン)が、他のアミノ酸に置換、
(2b)229番目(アスパラギン酸)、及び230番目(スレオニン)が、それぞれ他のアミノ酸に置換、
(3b)26番目(セリン)、27番目(バリン)、及び28番目(フェニルアラニン)が、それぞれ他のアミノ酸に置換、
(4b)118番目(セリン)、119番目(バリン)、及び120番目(アラニン)が、それぞれ他のアミノ酸に置換、
(5b)159番目(アラニン)が、他のアミノ酸に置換、
(6b)174番目(ロイシン)、及び175番目(フェニルアラニン)が、それぞれ他のアミノ酸に置換、
(7b)288番目(アラニン)が、他のアミノ酸に置換、及び
(8b)466番目(メチオニン)が、他のアミノ酸に置換。
(1c)26番目(セリン)、27番目(バリン)、28番目(フェニルアラニン)、118番目(セリン)、119番目(バリン)、120番目(アラニン)、159番目(アラニン)、174番目(ロイシン)、175番目(フェニルアラニン)、229番目(アスパラギン酸)、230番目(スレオニン)、288番目(アラニン)、419番目(メチオニン)、及び466番目(メチオニン)が、それぞれ他のアミノ酸に置換、
(2c)26番目(セリン)、27番目(バリン)、28番目(フェニルアラニン)、159番目(アラニン)、174番目(ロイシン)、175番目(フェニルアラニン)、229番目(アスパラギン酸)、230番目(スレオニン)、288番目(アラニン)、419番目(メチオニン)、及び466番目(メチオニン)が、それぞれ他のアミノ酸に置換、
(3c)26番目(セリン)、27番目(バリン)、28番目(フェニルアラニン)、118番目(セリン)、119番目(バリン)、120番目(アラニン)、159番目(アラニン)、174番目(ロイシン)、175番目(フェニルアラニン)、288番目(アラニン)、419番目(メチオニン)、及び466番目(メチオニン)が、それぞれ他のアミノ酸に置換、
(4c)159番目(アラニン)、174番目(ロイシン)、175番目(フェニルアラニン)、419番目(メチオニン)、及び466番目(メチオニン)が、それぞれ他のアミノ酸に置換、
(5c)26番目(セリン)、27番目(バリン)、28番目(フェニルアラニン)、118番目(セリン)、119番目(バリン)、120番目(アラニン)、159番目(アラニン)、174番目(ロイシン)、175番目(フェニルアラニン)、229番目(アスパラギン酸)、230番目(スレオニン)、288番目(アラニン)、及び419番目(メチオニン)が、それぞれ他のアミノ酸に置換、
(6c)26番目(セリン)、27番目(バリン)、28番目(フェニルアラニン)、118番目(セリン)、119番目(バリン)、120番目(アラニン)、159番目(アラニン)、174番目(ロイシン)、175番目(フェニルアラニン)、229番目(アスパラギン酸)、230番目(スレオニン)、288番目(アラニン)、及び466番目(メチオニン)が、それぞれ他のアミノ酸に置換、
(7c)26番目(セリン)、27番目(バリン)、28番目(フェニルアラニン)、118番目(セリン)、119番目(バリン)、120番目(アラニン)、159番目(アラニン)、288番目(アラニン)、及び466番目(メチオニン)が、それぞれ他のアミノ酸に置換、
(8c)419番目(メチオニン)、及び466番目(メチオニン)が、それぞれ他のアミノ酸に置換、及び
(9c)26番目(セリン)、27番目(バリン)、28番目(フェニルアラニン)、及び466番目(メチオニン)が、それぞれ他のアミノ酸に置換。
配列番号86に示すアミノ酸配列は、野生型G6PDHのアミノ酸配列において、アミノ酸置換S26A/V27L/F28Y/S118A/V119T/A120P/A159R/L174I/F175Y/D229E/T230E/A288G/M419L/M466Wを導入したアミノ酸配列である。
配列番号88に示すアミノ酸配列は、野生型G6PDHのアミノ酸配列において、アミノ酸置換S26A/V27L/F28Y/A159R/L174I/F175Y/D229E/T230E/A288G/M419L/M466Wを導入したアミノ酸配列である。
配列番号90に示すアミノ酸配列は、野生型G6PDHのアミノ酸配列において、アミノ酸置換S26A/V27L/F28Y/S118A/V119T/A120P/A159R/L174I/F175Y/A288G/M419L/M466Wを導入したアミノ酸配列である。
配列番号92に示すアミノ酸配列は、野生型G6PDHのアミノ酸配列において、アミノ酸置換159R/L174I/F175Y/M419L/M466Wを導入したアミノ酸配列である。
配列番号94に示すアミノ酸配列は、野生型G6PDHのアミノ酸配列において、アミノ酸置換S26A/V27L/F28Y/S118A/V119T/A120P/A159R/L174I/F175Y/D229E/T230E/A288G/M419Lを導入したアミノ酸配列である。
配列番号96に示すアミノ酸配列は、野生型G6PDHのアミノ酸配列において、アミノ酸置換S26A/V27L/F28Y/S118A/V119T/A120P/A159R/L174I/F175Y/D229E/T230E/A288G/M466Wを導入したアミノ酸配列である。
配列番号98に示すアミノ酸配列は、野生型G6PDHのアミノ酸配列において、アミノ酸置換S26A/V27L/F28Y/S118A/V119T/A120P/A159R/A288G/M466Wを導入したアミノ酸配列である。
配列番号100に示すアミノ酸配列は、野生型G6PDHのアミノ酸配列において、アミノ酸置換M419L/M466Wを導入したアミノ酸配列である。
配列番号102に示すアミノ酸配列は、野生型G6PDHのアミノ酸配列において、アミノ酸置換S26A/V27L/F28Y/M466Wを導入したアミノ酸配列である。
(B) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目よりなる群から選択される少なくとも1つアミノ酸が他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、前記アミノ酸置換部位以外のアミノ酸の1個又は数個が置換、付加、挿入又は欠失されてなり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性が向上しているポリペプチド。
(C) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目よりなる群から選択される少なくとも1つアミノ酸が他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、配列番号3に示すアミノ酸配列に対する前記アミノ酸置換部位を除いた配列同一性が80%以上であり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性が向上しているポリペプチド。
20mMリン酸緩衝液(pH8.0)中で48℃に設定したウォーターバスで30分間インキュベートすることにより加熱処理を行った後に、急冷する。
本発明において、G6PDH活性の残存率(%)は、下記試薬を用いて、下記測定条件で吸光度変化を測定し、下記計算式に従って求められる値である。
55mM トリス−塩酸緩衝液(3.3mM 塩化マグネシウム含有) pH7.8
100mM NADP+水溶液
100mM グルコース−6−リン酸水溶液
酵素活性測定試薬:上記トリス−塩酸緩衝液0.81mL、NADP+水溶液0.03mL、グルコース−6−リン酸水溶液0.03mLを混合して酵素活性測定試薬とする。
酵素活性測定溶液:測定対象となるポリペプチドを所望の濃度に希釈するための溶液(以下、「酵素希釈液」ともいう)として、0.1%牛血清アルブミンを含有する5mM トリス−塩酸緩衝液(pH7.5)を使用し、以下の活性値が0.10〜0.20U/mLとなるように酵素の原液(以下、「酵素原液」ともいう)を希釈して酵素活性測定溶液とする。
酵素活性測定試薬0.87mLを分光光度計用セルに入れ、30℃で5分間以上プレインキュベートする。酵素活性測定溶液0.03mLを添加してよく混合し、30℃で予めインキュベートされた分光光度計で、340nmの吸光度変化を60秒間記録し、1分間当たりの吸光度変化(ΔOD/分)を測定する。ブランクは、酵素活性測定溶液の代わりに酵素希釈液を酵素活性測定試薬に混合して上記のように吸光度変化(ΔODblank/分)を測定する。
先ず、上記で得られた吸光度変化(ΔOD/分)の値から、下記の計算式に従ってG6PDH活性値を求める。
次いで、上記で算出したG6PDH活性値から、下記の計算式に従って、G6PDH活性の残存率(%)を求める。
〔G6PDHの比活性の測定〕
(試薬)
酵素活性測定試薬:前述する酵素活性測定試薬と同じ
酵素希釈液:前述する酵素希釈液と同じ
(測定条件)
必要に応じて酵素原液を酵素希釈液で希釈し、前述する吸光度変化の測定条件に従って1分間当たりの吸光度変化(ΔOD/分)を測定する。上記活性測定法により活性を求める。
(G6PDHの比活性の算出)
使用した酵素原液のポリペプチド濃度を、280nmの吸光度において、1OD=1mg/mLとして計算する。また、上記で得られた吸光度変化(ΔOD/分)の値から、前述する計算式に従ってG6PDH活性値(U/mL)を求める。次いで、以下の計算式にしたがって、G6PDの比活性を求める。
(B1) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、前記アミノ酸置換部位以外のアミノ酸の1個又は数個が置換、付加、挿入又は欠失されてなり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び比活性が向上しているポリペプチド。
(B2) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、159番目、174番目、175番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、前記アミノ酸置換部位以外のアミノ酸の1個又は数個が置換、付加、挿入又は欠失されてなり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び比活性が向上しているポリペプチド。
(C1) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、配列番号3に示すアミノ酸配列に対する前記アミノ酸置換部位を除いた配列同一性が80%以上であり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び比活性が向上しているポリペプチド。
(C2) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、159番目、174番目、175番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、配列番号3に示すアミノ酸配列に対する前記アミノ酸置換部位を除いた配列同一性が80%以上であり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び比活性が向上しているポリペプチド。
(B3) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、前記アミノ酸置換部位以外のアミノ酸の1個又は数個が置換、付加、挿入又は欠失されてなり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド。
(B4) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、前記アミノ酸置換部位以外のアミノ酸の1個又は数個が置換、付加、挿入又は欠失されてなり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド。
(B5) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、288番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、前記アミノ酸置換部位以外のアミノ酸の1個又は数個が置換、付加、挿入又は欠失されてなり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド。
(B6) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、159番目、174番目、175番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、前記アミノ酸置換部位以外のアミノ酸の1個又は数個が置換、付加、挿入又は欠失されてなり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド。
(B7) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、及び419番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、前記アミノ酸置換部位以外のアミノ酸の1個又は数個が置換、付加、挿入又は欠失されてなり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド。
(C3) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、配列番号3に示すアミノ酸配列に対する前記アミノ酸置換部位を除いた配列同一性が80%以上であり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド。
(C4) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、配列番号3に示すアミノ酸配列に対する前記アミノ酸置換部位を除いた配列同一性が80%以上であり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド。
(C5) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、288番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、配列番号3に示すアミノ酸配列に対する前記アミノ酸置換部位を除いた配列同一性が80%以上であり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド。
(C6) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、159番目、174番目、175番目、419番目、及び466番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、配列番号3に示すアミノ酸配列に対する前記アミノ酸置換部位を除いた配列同一性が80%以上であり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド。
(C7) 配列番号3に示すアミノ酸配列における、26番目、27番目、28番目、118番目、119番目、120番目、159番目、174番目、175番目、229番目、230番目、288番目、及び419番目のアミノ酸がそれぞれ他のアミノ酸に置換されたアミノ酸配列において、配列番号3に示すアミノ酸配列に対する前記アミノ酸置換部位を除いた配列同一性が80%以上であり、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列からなるグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性及び基質特異性が向上しているポリペプチド。
本発明のポリペプチドをコードしているDNA(以下、「本発明のDNA」と表記することもある)は、例えば、野生型G6PDHをコードしているDNAに前記アミノ酸置換が導入されるように変異を導入することにより得ることができる。
F:フェニルアラニン(ttt)、L:ロイシン(ctg)、I:イソロイシン(att)、M:メチオニン(atg)、V:バリン(gtg)、Y:チロシン(tat)、終止コドン(taa)、H:ヒスチジン(cat)、Q:グルタミン(cag)、N:アスパラギン(aat)、K:リジン(aaa)、D:アスパラギン酸(gat)、E:グルタミン酸(gaa)、S:セリン(agc)、P:プロリン(ccg)、T:スレオニン(acc)、A:アラニン(gcg)、C:システイン(tgc)、W:トリプトファン(tgg)、R:アルギニン(cgc)、G:グリシン(ggc)。
本発明のペプチドをコードするDNAを含む組換えベクター(以下、「本発明の組換えベクター」と表記することもある)は、発現ベクターに本発明のDNAを挿入することにより得ることができる。
本発明の組換えベクターを用いて宿主を形質転換することによって形質転換体(以下、「本発明の形質転換体」と表記することもある)が得られる。
本発明のポリペプチドは、本発明の形質転換体を培養することによって製造することができる。
(1−1)野生型G6PDHのDNA塩基配列情報の取得
National Center for Biotechnology Information(以下NCBIとも示す、http://www.ncbi.nlm.nih.gov/)の遺伝子配列データベースより、配列番号1に示すロイコノストック・メセントロイデス(Leuconostoc mesenteroides)由来G6PDHの塩基配列情報を入手した。なお、配列番号1の3’末端には終止コドン(taa)が含まれる。
配列番号1に示す塩基配列情報を材料に、人工遺伝子合成の受託サービス(オペロンバイオテクノロジー株式会社製)を利用して、配列番号2に示す人工合成した野生型G6PDHのDNAを入手した。
(2−1)発現用組換えベクターの合成
発現ベクターにはpTrc99A(Pharmacia Biotech製)を選択した。pTrc99Aは、マルチクローニング部位(MCS)の上流にtrcプロモーター配列、MCSの下流に転写終了シグナル配列を含有する。MCS内には制限酵素NcoI認識配列(ccatgg)及び制限酵素HindIII認識配列(aagctt)が含まれ、NcoI認識配列はtrcプロモーター配列に並列しているため、翻訳開始コドンのATGをもつDNA断片を結合させることにより、直接発現させることができる。
16℃で1時間インキュベートした上記反応溶液1μLを大腸菌DH5αコンピテントセル(タカラバイオ株式会社製)10μLに添加して混合し、氷上で10分間インキュベートした。次いで、42℃で30秒間インキュベートし、氷上で1分間インキュベートした後、SOC培地を100μL添加した。予めオートクレーブ滅菌して調整した100μg/mLのアンピシリンを含むLB寒天培地(1.0%Tryptone:日本ベクトン・ディッキンソン株式会社製、0.5%酵母エキス:極東製薬工業株式会社製、1.0%塩化ナトリウム:ナカライテスク株式会社製、1.5%寒天:和光純薬工業株式会社製)に、上記のSOC培養液110μLを添加して滅菌処理したガラス製コーンラージ棒で播種した。
単離精製された発現用組換えベクターをシーケンシングの受託サービス(オペロンバイオテクノロジー株式会社)に供した。シーケンシングには、pTrc99Aのtrcプロモーター上流域に設定した配列番号6に示された塩基配列のオリゴヌクレオチド、人工合成した野生型G6PDHのDNA上に設定した配列番号7及び配列番号8に示される塩基配列のオリゴヌクレオチドをそれぞれ使用した。シーケンシングの結果、当該組換えベクターはpTrc99AのNcoIとHindIII認識配列間に、配列番号2に示す人工合成した野生型G6PDHを結合した、設計の通りの構造であることが明らかになった。
(3−1)G6PDH変異体の設計
耐熱性の変化したG6PDH変異体を取得するために、表2に示す38種類の変異体を設計した。
上記の計38種類のG6PDH変異体の変異は、pTrcG6PDHのG6PDH DNAの塩基配列中に、それぞれ専用に設計した部位特異的変異導入用プライマーとQuickChange Lightning Site−Directed Mutagenesis Kit(アジレント・テクノロジー株式会社製)を用いた部位特異的変異導入法により導入した。該キットを用いた部位特異的変異導入は付属の取扱説明書に従って実施した。それに先立ち、部位特異的変異導入用オリゴヌクレオチドを受託合成サービス(オペロンバイオテクノロジー株式会社)により入手した。
即ち、変異体1については配列番号9及び配列番号10で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体2については配列番号11及び配列番号12で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体3については配列番号13及び配列番号14で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体4については配列番号15及び配列番号16で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体5については配列番号17及び配列番号18で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体6については配列番号19及び配列番号20で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体7については配列番号21及び配列番号22で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体8については配列番号23及び配列番号24で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体9については配列番号25及び配列番号26で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体10については配列番号27及び配列番号28で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体11については配列番号29及び配列番号30で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体12については配列番号31及び配列番号32で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体13については配列番号33及び配列番号34で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体14については配列番号35及び配列番号36で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体15については配列番号37及び配列番号38で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体16については配列番号39及び配列番号40で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体17については配列番号41及び配列番号42で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体18については配列番号43及び配列番号44で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体19については配列番号45及び配列番号46で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体20については配列番号47及び配列番号48で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体21については配列番号49及び配列番号50で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体22については配列番号51及び配列番号52で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体23については配列番号53及び配列番号54で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体24については配列番号55及び配列番号56で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体25については配列番号57及び配列番号58で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体26については配列番号59及び配列番号60で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体27については配列番号61及び配列番号62で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体28については配列番号63及び配列番号64で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体29については配列番号65及び配列番号66で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体30については配列番号67及び配列番号68で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体31については配列番号69及び配列番号70で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体32については配列番号71及び配列番号72で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体33については配列番号73及び配列番号74で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体34については配列番号75及び配列番号76で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体35については配列番号77及び配列番号78で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体36については配列番号79及び配列番号80で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体37については配列番号81及び配列番号82で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
変異体38については配列番号83及び配列番号84で示される塩基配列のオリゴヌクレオチドを利用した。
上述の38種類の組換え大腸菌から単一なコロニーをそれぞれとり、予めオートクレーブ滅菌して調整した100μg/mLのアンピシリンを含むLB培地4mLに植菌し、37℃で16時間、振とう培養した。培養液から実施例2に記載の方法により38種類の部位特異的変異導入を施した発現用組換えベクターをそれぞれ単離精製した。
38種類の部位特異的変異導入を施したpTrcG6PDHのシーケンシングを実施例2に記載の方法により実施した。シーケンシングには、配列番号6、配列番号7及び配列番号8に示される塩基配列のオリゴヌクレオチドをそれぞれ使用した。
(4−1)野生型G6PDH及びG6PDH変異体の発現解析
実施例2に記載のpTrcG6PDH及び実施例3に記載のpTrcG6PDHM1〜pTrcG6PDHM38により大腸菌DH5αを形質転換した形質転換体を培養することにより、野生型G6PDH及びG6PDH変異体を発現させた。
上述した方法、計算式に従って、野生型G6PDH及び38種類のG6PDH変異体の酵素活性(U/mL)を求めた。結果を表3の熱処理前活性の欄に示す。例えば変異体12、変異体14、変異体17、変異体19、変異体21の結果のように、変異が導入されたことにより、野生型に比べて著しく活性が低下した変異体が見出された。
(5−1)多重変異体の設計
実施例4において見出された耐熱化変異を組み合わせることにより、さらなる耐熱性の向上が期待される。
以下、野生型G6PDHにおける変異A159R(変異体8)、L174I/F175Y(変異体9)、M419L(変異体33)及びM466W(変異体37)を組合せた多重変異体を、変異体42とする。
上記の9種類のG6PDH多重変異体(変異体39〜変異体47)の変異は、G6PDH DNAの塩基配列中に、実施例3で設計した部位特異的変異導入用オリゴヌクレオチドを用いたPCR反応による部位特異的変異導入法により導入した。
実施例2に記載した方法と同様に、G6PDH多重変異体DNAをそれぞれ制限酵素NcoI、HindIIIで処理し、予め該制限酵素により切断したpTrc99AへT4リガーゼにより結合させた。
実施例2に記載した方法と同様に、上記リガーゼ反応溶液を用いて大腸菌DH5αを形質転換し、コロニーPCRによりインサートチェックを行って陽性クローンを取得し、液体培養した該組換え大腸菌のクローンから発現用組換えベクターをそれぞれ精製した。
9種類のG6PDH多重変異体のシーケンシングを実施例2に記載の方法により実施した。シーケンシングには、配列番号6、配列番号7及び配列番号8に示す塩基配列のオリゴヌクレオチドをそれぞれ使用した。
(6−1)野生型G6PDH及びG6PDH多重変異体の発現解析
実施例2に記載のpTrcG6PDH及び実施例5に記載のpTrcG6PDH39〜pTrcG6PDHM47により大腸菌DH5αを形質転換した形質転換体を培養することにより、野生型G6PDH及びG6PDH変異体を発現させた。
実施例4に記載の方法に従って、野生型G6PDH、変異体33及び9種類のG6PDH多重変異体の熱処理後の残存活性を求めた。熱処理は、47℃、52℃、55℃においてそれぞれ実施した。結果を表6に示す。
一方で、特に変異体39、変異体40、変異体41、変異体42、変異体43は52℃、55℃の熱処理において野生型G6PDH、変異体33及び他の多重変異体に比べ高い残存活性を示した。これらの変異体は上記変異「M419L」を含むが、他の耐熱化変異と同時に導入されたかという点で変異体33と異なる。
(7−1)野生型G6PDH及びG6PDH多重変異体の大量発現
実施例2に記載のpTrcG6PDH及び実施例5に記載のpTrcG6PDHM39〜pTrcG6PDHM43により大腸菌DH5αを形質転換した形質転換体を培養することにより、野生型G6PDH及びG6PDH多重変異体を大量発現させた。
該菌体に40mLの20mM リン酸緩衝液(pH7.7)を添加して菌体を懸濁し、超音波破砕機により菌体を破砕した。破砕液を15,000×gで30分間、遠心して破砕液上清を得た。
得られたG6PDH活性画分に60%飽和となるように硫酸アンモニウムを添加し、15,000×gで30分間、遠心した。上清にG6PDH活性画分が含まれることを確認して該上清を回収した。
精製された野生型G6PDH及びG6PDH多重変異体の純度を確認するため、それぞれの精製酵素をSDS−PAGEに供した。同時に泳動した分子量マーカーにはPrecision Plus ProteinTM Dual Color Standards(Bio Rad製)を使用した。図4に電気泳動結果を示す。
(8−1)比活性及びミカエリス・メンテン定数の測定
発明を実施するための形態〔G6PDHの比活性の測定〕に記載した方法に従って、野生型G6PDH、変異体39、変異体40、変異体41、変異体42、変異体43の比活性を求めた。結果を表7の比活性の欄に示す。
・55mM トリス−塩酸緩衝液(3.3mM 塩化マグネシウム含有) pH7.8
・100mM NADP+水溶液
・150mMから0.1mMに調整したグルコース−6−リン酸水溶液(グルコース−6−リン酸水溶液は、それぞれ150mM、125mM、100mM、75mM、50mM、25mM、12.5mM、6.25mM、3.13mM、1.56mM、0.78mM、0.39mM、0.2mM、0.1mMにあらかじめ調整した。)
・酵素活性測定試薬:上記トリス−塩酸緩衝液を0.81mL、NADP+水溶液を0.03mL、任意の濃度のグルコース−6−リン酸水溶液を0.03mL、を混合して調整した。
酵素活性測定試薬と酵素活性測定溶液の混合液中のグルコース−6−リン酸終濃度は、それぞれ5.000mM、4.167mM、3.333mM、2.500mM、1.667mM、0.833mM、0.417mM、0.208mM、0.104mM、0.052mM、0.026mM、0.013mM、0.007mM、0.003mMである。
酵素活性測定試薬0.87mLを分光光度計用セルに入れ、30℃で5分間以上プレインキュベートした。希釈して濃度を揃えた酵素活性測定溶液0.03mLを添加してよく混合し、30℃で予めインキュベートされた分光光度計で、340nmの吸光度変化を60秒間記録し、1分間あたりの吸光度変化(ΔOD/分)を測定した。ブランクは、酵素活性測定溶液の代わりに酵素希釈液を酵素活性測定試薬に混合して上記のように吸光度変化(ΔODblank/分)を測定した。
・55mM トリス−塩酸緩衝液(3.3mM 塩化マグネシウム含有) pH7.8
・150mMから0.1mMに調整したNADP+水溶液(NADP+水溶液は、それぞれ150mM、125mM、100mM、75mM、50mM、25mM、12.5mM、6.25mM、3.13mM、1.56mM、0.78mM、0.39mM、0.2mM、0.1mMにあらかじめ調整した。)
・150mM グルコース−6−リン酸水溶液
・酵素活性測定試薬:上記トリス−塩酸緩衝液を0.81mL、任意の濃度のNADP+水溶液を0.03mL、グルコース−6−リン酸水溶液を0.03mL、を混合して調整した。
酵素活性測定試薬と酵素活性測定溶液の混合液中のNADP+終濃度は、それぞれ5.000mM、4.167mM、3.333mM、2.500mM、1.667mM、0.833mM、0.417mM、0.208mM、0.104mM、0.052mM、0.026mM、0.013mM、0.007mM、0.003mMである。
基質グルコース−6−リン酸へのミカエリス・メンテン定数の測定と同様に実施した。
SigmaPlotソフトウェア及びそのEnzyme Kinetics Wizardプログラム(株式会社ヒューリンクス)を用いてミカエリス・メンテン定数(Km値)を算出した。計算モードは以下の通りに設定した。
Number of Substrate:1
Type of study:Single Substrate
Maximum Number of Velocity Replicates:2
Analysis:Fit to Model
Equation:Michaelis−Menten
Equation Code:Vmax*S/(Km+S)
精製酵素を20mM リン酸緩衝液(pH7.7)で0.1mg/mLとなるよう希釈して以下の実験を行なった。
調整した希釈精製酵素をそれぞれ0.5mLずつ分取して2.0mLプラスチックチューブに分注し、うち1本を氷上で保存、残りを任意の温度で30分間、熱処理し、すぐさま氷冷した。熱処理温度は、37℃、39℃、40.5℃、42℃、43℃、44℃、45℃、46℃、47℃、49℃、51℃、53℃、54℃、55℃、56℃、57℃、58℃及び59℃の18点とした。野生型G6PDH及び変異体39〜43について、それぞれ9点以上を測定した。
精製酵素を20mM リン酸緩衝液(pH7.7)で0.1mg/mLとなるよう希釈して以下の実験を行なった。
調整した希釈精製酵素をそれぞれ0.5mLずつ分取して2.0mLプラスチックチューブに分注し、うち1本を氷上で保存、残りを60℃で任意の時間、熱処理し、すぐさま氷冷した。熱処理時間は2分、3分、4分、5分、10分、15分、20分、25分、30分、45分、60分、90分、120分の13点とし、野生型G6PDH及び変異体39〜43はそれぞれ4点以上測定した。
G6PDH多重変異体がグルコース−6−リン酸以外の糖リン酸に反応するように改変されていないか調べるため、以下の実験を行なった。
Claims (11)
- 次のアミノ酸置換が導入されており、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列における419番目がロイシンに置換されたグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性が向上しているポリペプチド、又は当該ポリペプチドと90%以上の同一性を有するポリペプチド:
配列番号3に示すアミノ酸配列における419番目がロイシンに置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における229番目がグルタミン酸に置換、及び23
0番目がグルタミン酸に置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における26番目がアラニンに置換、27番目がロイ
シンに置換、及び28番目がチロシンに置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における159番目がアルギニンに置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における174番目がイソロイシンに置換、及び17
5番目がチロシンに置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における288番目がグリシンに置換、及び
配列番号3に示すアミノ酸配列における466番目がトリプトファンに置換。 - 次のアミノ酸置換が導入されており、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列における419番目がロイシンに置換されたグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性が向上しているポリペプチド、又は当該ポリペプチドと90%以上の同一性を有するポリペプチド:
配列番号3に示すアミノ酸配列における419番目がロイシンに置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における229番目がグルタミン酸に置換、及び23
0番目がグルタミン酸に置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における26番目がアラニンに置換、27番目がロイ
シンに置換、及び28番目がチロシンに置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における118番目がアラニンに置換、119番目が
スレオニンに置換、及び120番目がプロリンに置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における159番目がアルギニンに置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における174番目がイソロイシンに置換、及び17
5番目がチロシンに置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における288番目がグリシンに置換、及び
配列番号3に示すアミノ酸配列における466番目がトリプトファンに置換。 - 次のアミノ酸置換が導入されており、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列における419番目がロイシンに置換されたグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性が向上しているポリペプチド、又は当該ポリペプチドと90%以上の同一性を有するポリペプチド:
配列番号3に示すアミノ酸配列における419番目がロイシンに置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における26番目がアラニンに置換、27番目がロイ
シンに置換、及び28番目がチロシンに置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における118番目がアラニンに置換、119番目が
スレオニンに置換、及び120番目がプロリンに置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における159番目がアルギニンに置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における174番目がイソロイシンに置換、及び17
5番目がチロシンに置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における288番目がグリシンに置換、及び
配列番号3に示すアミノ酸配列における466番目がトリプトファンに置換。 - 次のアミノ酸置換が導入されており、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列における419番目がロイシンに置換されたグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性が向上しているポリペプチド、又は当該ポリペプチドと90%以上の同一性を有するポリペプチド:
配列番号3に示すアミノ酸配列における419番目がロイシンに置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における159番目がアルギニンに置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における174番目がイソロイシンに置換、及び17
5番目がチロシンに置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における466番目がトリプトファンに置換。 - 次のアミノ酸置換が導入されており、且つ、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列における419番目がロイシンに置換されたグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性が向上しているポリペプチド、又は当該ポリペプチドと90%以上の同一性を有するポリペプチド:
配列番号3に示すアミノ酸配列における419番目がロイシンに置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における229番目がグルタミン酸に置換、及び23
0番目がグルタミン酸に置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における26番目がアラニンに置換、27番目がロイ
シンに置換、及び28番目がチロシンに置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における118番目がアラニンに置換、119番目が
スレオニンに置換、及び120番目がプロリンに置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における159番目がアルギニンに置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における174番目がイソロイシンに置換、及び17
5番目がチロシンに置換、
配列番号3に示すアミノ酸配列における288番目がグリシンに置換。 - 請求項1〜5のいずれかに記載のポリペプチドをコードしているDNA。
- 配列番号85、87、89、91、又は93に示す塩基配列からなるDNAと90%以上の同一性を有するDNAであって、グルコース−6−リン酸脱水素酵素活性を有し、配列番号3に示すアミノ酸配列における419番目がロイシンに置換されたグルコース−6−リン酸脱水素酵素と比較して耐熱性が向上しているポリペプチドをコードしている請求項6に記載のDNA。
- 請求項6又は7に記載のDNAを含む組換えベクター。
- 請求項8に記載の組換えベクターにより宿主を形質転換して得られる形質転換体。
- 宿主が大腸菌である、請求項9に記載の形質転換体。
- 請求項9又は10に記載の形質転換体を培養する工程を含む、請求項1〜5のいずれかに記載のポリペプチドの製造方法。
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