JP5821178B2 - 軸受用スペーサ - Google Patents
軸受用スペーサ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5821178B2 JP5821178B2 JP2010264249A JP2010264249A JP5821178B2 JP 5821178 B2 JP5821178 B2 JP 5821178B2 JP 2010264249 A JP2010264249 A JP 2010264249A JP 2010264249 A JP2010264249 A JP 2010264249A JP 5821178 B2 JP5821178 B2 JP 5821178B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spacer
- circumferential direction
- bearing
- portions
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
本発明の第2の発明は、円環状を成して対向配置された一対のフランジ部と、これらの前記フランジ部相互間に亘って連続して延在し、かつ周方向に沿って所定間隔で配列された複数の柱部と、前記一対のフランジ部と前記複数の柱部とで囲まれた部位に、周方向に沿って所定間隔で構成された複数の開口ポケットとを備え、軸受相互間に組み込んだ状態において、その外表面が相手部材としての軸受構成に接触して相対的に摺動する軸受用スペーサであって、前記各フランジ部の外表面を所定範囲で窪ませることにより、前記相手部材としての軸受構成に接触する当該スペーサの外表面の面積を小さくし、前記相手部材との摺動抵抗を低減させることを特徴とし、前記各フランジ部には、その周方向に沿って連続的に窪ませて形成した凹部が構成されており、前記凹部は、前記フランジ部の外径面から側周面に向かうに従って先細り状に傾斜し、周方向に沿って連続した円錐状のテーパ面として構成されていることを特徴とする。
本発明の第3の発明は、円環状を成して対向配置された一対のフランジ部と、これらの前記フランジ部相互間に亘って連続して延在し、かつ周方向に沿って所定間隔で配列された複数の柱部と、前記一対のフランジ部と前記複数の柱部とで囲まれた部位に、周方向に沿って所定間隔で構成された複数の開口ポケットとを備え、軸受相互間に組み込んだ状態において、その外表面が相手部材としての軸受構成に接触して相対的に摺動する軸受用スペーサであって、前記各フランジ部の外表面を所定範囲で窪ませることにより、前記相手部材としての軸受構成に接触する当該スペーサの外表面の面積を小さくし、前記相手部材との摺動抵抗を低減させることを特徴とし、前記各フランジ部には、その周方向に沿って断続的に窪ませて形成した凹部が構成されており、前記凹部は、側周面から外径面に一部入り込むように窪ませた矩形を成しており、これを周方向に沿って所定間隔で配列して構成されていることを特徴とする。
本発明の第4の発明は、本発明第1乃至第3のいずれかに記載の発明において、前記各柱部の肉厚を薄くし、その外径面を各フランジ部の外表面よりも窪ませることにより、前記各柱部は、その外表面の全体を前記各フランジ部の外表面よりも窪ませて構成されていることを特徴とする。
図1に示すように、第1実施形態に係る軸受用スペーサ4は、周方向に沿って互いに平行に配列された複数の柱部18の外表面(即ち、外径面18f)を所定範囲で窪ませることにより、相手部材としての軸受構成(例えば、遊星歯車(外輪)6)に接触(摺接)する当該スペーサ4の外表面の面積を小さくして構成されている。
図2に示すように、第2実施形態に係る軸受用スペーサ4は、周方向に沿って互いに平行に配列された複数の柱部18の外表面(即ち、外径面18f)を所定範囲で窪ませることにより、相手部材としての軸受構成(例えば、遊星歯車(外輪)6)に接触(摺接)する当該スペーサ4の外表面の面積を小さくして構成されている。
図3に示すように、第3実施形態に係る軸受用スペーサ4は、周方向に沿って互いに平行に配列された複数の柱部18の外表面(即ち、外径面18f)を所定範囲で窪ませることにより、相手部材としての軸受構成(例えば、遊星歯車(外輪)6)に接触(摺接)する当該スペーサ4の外表面の面積を小さくして構成されている。
図4に示すように、第4実施形態に係る軸受用スペーサ4は、周方向に沿って互いに平行に配列された複数の柱部18の外表面(即ち、外径面18f)を所定範囲で窪ませることにより、相手部材としての軸受構成(例えば、遊星歯車(外輪)6)に接触(摺接)する当該スペーサ4の外表面の面積を小さくして構成されている。
図5に示すように、第5実施形態に係る軸受用スペーサ4は、一対のフランジ部14,16の外表面(即ち、外径面14f,16f、側周面14t,16t)を所定範囲で窪ませることにより、相手部材としての軸受構成(例えば、遊星歯車(外輪)6、一対の保持器12)に接触(摺接)する当該スペーサ4の外表面の面積を小さくして構成されている。
図6に示すように、第6実施形態に係る軸受用スペーサ4は、一対のフランジ部14,16の外表面(即ち、外径面14f,16f、側周面14t,16t)を所定範囲で窪ませることにより、相手部材としての軸受構成(例えば、遊星歯車(外輪)6、一対の保持器12)に接触(摺接)する当該スペーサ4の外表面の面積を小さくして構成されている。
図7に示すように、第7実施形態に係る軸受用スペーサ4は、一対のフランジ部14,16の外表面(即ち、外径面14f,16f、側周面14t,16t)を所定範囲で窪ませることにより、相手部材としての軸受構成(例えば、遊星歯車(外輪)6、一対の保持器12)に接触(摺接)する当該スペーサ4の外表面の面積を小さくして構成されている。
図8に示すように、第8実施形態に係る軸受用スペーサ4は、周方向に沿って互いに平行に配列された複数の柱部18の外表面(即ち、外径面18f)を所定範囲で窪ませることにより、相手部材としての軸受構成(例えば、遊星歯車(外輪)6)に接触(摺接)する当該スペーサ4の外表面の面積を小さくして構成されている。
図9に示すように、第9実施形態に係る軸受用スペーサ4において、各柱部18は、一対のフランジ部14,16相互間に周方向に亘って配置され、かつ周方向に沿って隣り合う柱部18相互間に介在させた連結部材22によって、相互に連結されている。なお、各連結部材22は、それぞれ略円弧形状を成しており、各柱部18相互を連結した状態において、その全体の輪郭が各フランジ部14,16と一致或いは同等の円環状となるように構成されている。
図10に示すように、第10実施形態に係る軸受用スペーサ4において、各柱部18は、周方向に沿って互いに傾斜して配列構成されている。具体的には、上記した第8実施形態において、各柱部18の長手方向の全長に亘って全体的に窪ませて凹部18pを構成したスペーサ4の強度を向上させるために、各柱部18を互いに傾斜させている。なお、他の構成は、上記した第8実施形態に係るスペーサ4と同様であるため、その説明は省略する。
図11(a),(b)に示すように、第11実施形態に係る軸受用スペーサ4において、各柱部18は、その外表面(即ち、外径面18f)の全体を各フランジ部14,16の外表面(即ち、外径面14f,16f)よりも窪ませて構成されている。この場合、各柱部18の肉厚を薄くし、その外径面18fを各フランジ部14,16の外径面14f,16fよりも凹ませることで、各柱部18の外径面18f上にそれぞれ凹部(特に参照符号は付さない)が構成されることになる。
14、16 フランジ部
18 柱部
20 開口ポケット
Claims (4)
- 円環状を成して対向配置された一対のフランジ部と、
これらの前記フランジ部相互間に亘って連続して延在し、かつ周方向に沿って所定間隔で配列された複数の柱部と、前記一対のフランジ部と前記複数の柱部とで囲まれた部位に、周方向に沿って所定間隔で構成された複数の開口ポケットとを備え、軸受相互間に組み込んだ状態において、その外表面が相手部材としての軸受構成に接触して相対的に摺動する軸受用スペーサであって、
前記各柱部の外表面を所定範囲で窪ませることにより、前記相手部材としての軸受構成に接触する当該スペーサの外表面の面積を小さくし、前記相手部材との摺動抵抗を低減させることを特徴とし、
前記各柱部は、周方向に沿って互いに傾斜して配列構成され、周方向に沿って三角形を基本にして組んだトラス構造と成っていることを特徴とする軸受用スペーサ。 - 円環状を成して対向配置された一対のフランジ部と、
これらの前記フランジ部相互間に亘って連続して延在し、かつ周方向に沿って所定間隔で配列された複数の柱部と、前記一対のフランジ部と前記複数の柱部とで囲まれた部位に、周方向に沿って所定間隔で構成された複数の開口ポケットとを備え、軸受相互間に組み込んだ状態において、その外表面が相手部材としての軸受構成に接触して相対的に摺動する軸受用スペーサであって、
前記各フランジ部の外表面を所定範囲で窪ませることにより、前記相手部材としての軸受構成に接触する当該スペーサの外表面の面積を小さくし、前記相手部材との摺動抵抗を低減させることを特徴とし、
前記各フランジ部には、その周方向に沿って連続的に窪ませて形成した凹部が構成されており、
前記凹部は、前記フランジ部の外径面から側周面に向かうに従って先細り状に傾斜し、周方向に沿って連続した円錐状のテーパ面として構成されていることを特徴とする軸受用スペーサ。 - 円環状を成して対向配置された一対のフランジ部と、
これらの前記フランジ部相互間に亘って連続して延在し、かつ周方向に沿って所定間隔で配列された複数の柱部と、前記一対のフランジ部と前記複数の柱部とで囲まれた部位に、周方向に沿って所定間隔で構成された複数の開口ポケットとを備え、軸受相互間に組み込んだ状態において、その外表面が相手部材としての軸受構成に接触して相対的に摺動する軸受用スペーサであって、
前記各フランジ部の外表面を所定範囲で窪ませることにより、前記相手部材としての軸受構成に接触する当該スペーサの外表面の面積を小さくし、前記相手部材との摺動抵抗を低減させることを特徴とし、
前記各フランジ部には、その周方向に沿って断続的に窪ませて形成した凹部が構成されており、
前記凹部は、側周面から外径面に一部入り込むように窪ませた矩形を成しており、これを周方向に沿って所定間隔で配列して構成されていることを特徴とする軸受用スペーサ。 - 前記各柱部の肉厚を薄くし、その外径面を各フランジ部の外表面よりも窪ませることにより、前記各柱部は、その外表面の全体を前記各フランジ部の外表面よりも窪ませて構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の軸受用スペーサ。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010264249A JP5821178B2 (ja) | 2010-11-26 | 2010-11-26 | 軸受用スペーサ |
PCT/JP2011/077171 WO2012070642A1 (ja) | 2010-11-26 | 2011-11-25 | ラジアルニードル軸受用スペーサ |
EP11826107.2A EP2660486A4 (en) | 2010-11-26 | 2011-11-25 | SPACER FOR RADIAL BEARING WITH NEEDLES |
US13/498,065 US20130004111A1 (en) | 2010-11-26 | 2011-11-25 | Spacer for Radial Needle Roller Bearing |
KR1020127007682A KR101389164B1 (ko) | 2010-11-26 | 2011-11-25 | 래디얼 니들 베어링용 스페이서 |
CN2011800034943A CN102639885A (zh) | 2010-11-26 | 2011-11-25 | 径向滚针轴承用隔离件 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010264249A JP5821178B2 (ja) | 2010-11-26 | 2010-11-26 | 軸受用スペーサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012112506A JP2012112506A (ja) | 2012-06-14 |
JP5821178B2 true JP5821178B2 (ja) | 2015-11-24 |
Family
ID=46496937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010264249A Active JP5821178B2 (ja) | 2010-11-26 | 2010-11-26 | 軸受用スペーサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5821178B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7138494B2 (ja) * | 2018-06-29 | 2022-09-16 | Ntn株式会社 | 予圧センサ、軸受装置、軸受、および間座 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS568925U (ja) * | 1979-07-03 | 1981-01-26 | ||
JPS5922336Y2 (ja) * | 1979-10-03 | 1984-07-04 | 日産自動車株式会社 | 歯車装置等の内側軸受構造 |
JPH0242918Y2 (ja) * | 1985-01-28 | 1990-11-15 | ||
JP2002081528A (ja) * | 2000-09-05 | 2002-03-22 | Koyo Seiko Co Ltd | 歯車の支持構造 |
JP2008303992A (ja) * | 2007-06-08 | 2008-12-18 | Nsk Ltd | ラジアル針状ころ軸受 |
JP2009287772A (ja) * | 2008-05-01 | 2009-12-10 | Nsk Ltd | 針状ころ軸受 |
JP5428217B2 (ja) * | 2008-06-23 | 2014-02-26 | 日本精工株式会社 | ラジアル針状ころ軸受 |
-
2010
- 2010-11-26 JP JP2010264249A patent/JP5821178B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012112506A (ja) | 2012-06-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7220060B2 (en) | Roller bearing | |
KR101389164B1 (ko) | 래디얼 니들 베어링용 스페이서 | |
US20130315521A1 (en) | Rolling bearing cage, and rolling bearing including the same | |
JP6146013B2 (ja) | 転がり軸受用保持器、及びこれを備えた転がり軸受 | |
JP2004301203A (ja) | 針状ころ軸受および該針状ころ軸受を用いた減速機 | |
EP2713068A2 (en) | Pin-type cage and rolling bearing including the pin-type cage | |
US20180038412A1 (en) | Tapered roller bearing | |
JP5821178B2 (ja) | 軸受用スペーサ | |
JP5273442B2 (ja) | ラジアル針状ころ軸受 | |
JP5909918B2 (ja) | ころ軸受用保持器 | |
JP2011085153A (ja) | 転がり軸受 | |
CN111566367B (zh) | 带有保持架的滚子及行星齿轮支承结构 | |
JP6269021B2 (ja) | ラジアルころ軸受用保持器 | |
JP6146026B2 (ja) | 転がり軸受用保持器、及びこれを備えた転がり軸受 | |
JP5909893B2 (ja) | ラジアルニードル軸受 | |
JP2006029522A (ja) | 円すいころ軸受 | |
JP2014202315A (ja) | ころ軸受用保持器、及びこれを備えたころ軸受、並びに風力発電装置 | |
JP2006125486A (ja) | 保持器付きころ | |
JP2010060008A (ja) | 遊星歯車機構のころ軸受 | |
JP2012172784A (ja) | 玉軸受 | |
JP2010270884A (ja) | ラジアルニードル軸受用保持器及びラジアルニードル軸受 | |
JP2008281065A (ja) | 玉軸受 | |
JP2004019923A (ja) | 保持器付きころおよびこれを用いた減速装置 | |
JP2020020438A (ja) | ラジアルころ軸受用保持器 | |
JP2009063047A (ja) | 偏心軸組み込み用保持器付きころ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131122 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140715 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140916 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150317 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150401 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150908 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150921 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5821178 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |