JP5818476B2 - 燃料供給装置 - Google Patents
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Description
また、モータ部とポンプ部とが、モールド成型により一体化または圧入などにより嵌合しているため、モータ部とポンプ部の接合部分の気密性の確保が困難であるという問題があった。
樹脂モールドにより形成され、一端が前記フランジ部に連結され、前記モータ部を収容保持すると共に、モータ部の下部に前記ポンプ部の収納部を有するハウジング、前記ハウジングに装着され、前記ポンプ部を前記ハウジングの収納部に嵌挿させて保持するポンプ部保持手段、および、前記ポンプ部を前記ハウジングの収納部に嵌挿させた時に前記ハウジングと前記ポンプ部との間を気密にする気密部材を備え、前記ハウジングと前記ポンプ部保持手段に、両者を着脱自在に装着可能とする係合部を設け、前記係合部は、前記ハウジングに形成された係合凸部と、前記ポンプ部保持手段に形成され前記係合凸部が嵌挿される係合凹部によって構成し、前記係合凸部は前記ハウジングのステータ部の外周面に120度の間隔を置いて配設され、前記係合凹部は前記ポンプ部保持手段の内周に120度の間隔を置いて配設され、前記ポンプ部を前記ポンプ部保持手段によって着脱可能に保持するようにしたものである。
図1は、本発明の実施の形態1における燃料供給装置の縦断面図、図2は、本発明の実施の形態1における燃料供給装置の分解斜視図、図3は図1の要部拡大図である。
円盤状に形成されたインペラ5は、ポンプベース3及びポンプカバー4によりその表裏両面側から挟むようにして収容され、後述のロータ部10のシャフト10aに中心部が係合し、ポンプカバー4の中心部分に固着された軸受6により支承されて回転自在に形成されている。
ポンプベース3及びポンプカバー4のインペラ5に対向する面には、それぞれC字状のポンプ流路30aが形成されており、燃料タンク2内の燃料1はポンプカバー4に結合した吸込フィルタ8で濾過された後、吸入口4aから流入し、インペラ5の回転によりポンプ流路30a内を流れつつ昇圧され、モータ部40側に圧送される。
モータ部40には、ブラシレスモータが採用されており、磁性体からなるステータコア9aとこのステータコア9aに巻回されたコイル9bから成るステータ部9、および円筒状に成型されたプラスチックマグネットと中心に嵌挿されたシャフト10aから成るロータ部10により構成されている。
シャフト10aが軸受6により回転自在に支持されたロータ部10は、ステータコア9aの内周で回転自在に設置されており、ステータコア9aと向き合う外周面側に回転方向に交互に異なる磁極を形成するように着磁されている。
また、ハウジング11とポンプ部30との間には油密を維持するための気密部材であるOリング19が挿入されており、Oリング19はハウジング11の収納部11aの底部に形成された凹溝11a1に収納され、ポンプ部30をOリング19に当接させて気密させ
ている。
フランジ14の中央部には、後述の吐出フィルタ18で濾過された燃料を燃料通路14dに連通させる連絡通路14fが形成されている。
したがって、次回のエンジン始動時に、燃料は直ちにエンジンへ供給され、速やかなエンジン始動が可能になる。
調圧弁16は、弁体16a、弁座16bおよびスプリング16cから構成されている。スプリング16cは、この場合コイルスプリングが用いられており、調圧弁16の取付状態においては圧縮状態となっている。調圧弁16は、燃料供給装置100から送出される燃料圧力を所望圧力に調節するものである。ここで、所望圧力とは、エンジン側から要求される燃料圧力である。調圧弁16においては、燃料圧力により弁体16aに作用する力とスプリング16cの弾性力との大小関係に基づいて、弁体16aと弁座16bとの当接・離間状態が決定される。
が結合可能に形成されたフランジ側結合部14gが延設されており、フランジ側結合部14gとハウジング側結合部11cの端面を加熱された熱板により加熱させた後、ハウジング11とフランジ14を図1の上下方向に挟圧させて溶着結合する。
また、フランジ側結合部14gの外周には、フランジ側結合部14gがハウジング側結合部11cに結合したときに、負荷端子13a、13b、13cに電気接続される電源端子17a、17b、17cが配設されている。
コネクタ部14bから電源端子17a、17b、17c、負荷端子13a、13b、13cを介してコイル9bに図示しない制御回路から駆動電流が供給され、ステータ部9のロータ部10と向き合う対抗面に回転磁界を生成させる。
燃料供給装置100の停止中においては、逆止弁15の作用により下流側の燃料通路14d内および吐出パイプ14aに接続された図示しない燃料配管内の燃料は、加圧された燃料圧力で保持される。
また、スナップフィット構造であるので、着脱が容易であり、係合手段である係合凸部11bと係合凹部12aが内周状に略120度ピッチで配設されて嵌合するように形成されているので、ポンプ部30がモータ部40に確実に保持される。
この発明の実施形態2に係る燃料供給装置200の構成について説明する。
図4は、本発明の実施の形態2における燃料供給装置の縦断面図、図5は本発明の実施の形態2における燃料供給装置の分解斜視図である。
なお、図4、図5においては、図1及び図2と異なる部品にのみ符合を付して示しており、その他の構成は実施の形態1と同様である。
図6は、本発明の実施の形態3における燃料供給装置のポンプ部の拡大断面図であり、実施の形態1における図3と異なる部品には新たに符合を付して示しており、その他の構成については実施の形態1と同様である。
なお、ポンプベース21またはポンプカバー22に雌ネジをタッピングし、なべねじを用いてポンプベース21とポンプカバー22を一体的に固着しても良い。
本発明の実施形態4に係る燃料供給装置300の構成について説明する。
図7は、本発明の実施の形態4における燃料供給装置の縦断面図、図8は本発明の実施の形態4における燃料供給装置の分解斜視図、図9は図7の要部拡大図である。
4、22 ポンプカバー、7 ポンプケース、8 吸入フィルタ、
9 ステータ部、9a ステータコア、 9b コイル、10 ロータ部、
11、110 ハウジング、11a 収納部、11b、110b 係合凸部、
12 ポンプホルダー(ポンプ部保持手段)、12a 係合凹部、
14 フランジ、 14a 吐出パイプ、19 気密部材(Oリング)、
23 締付部材、 30 ポンプ部、40 モータ部、50 フランジ部、
70 ポンプホルダー部 100、200、300 燃料供給装置、
700 ポンプケース(ポンプ部保持手段)、700a 係合凹部。
Claims (3)
- ステータコアに巻回されたコイルに流れる電流が制御されることにより前記ステータコアの内周面に周方向に形成される磁極が切り換わるステータ部と、このステータコアの内周側に回転自在に設置され、回転方向に交互に異なる磁極を前記ステータコアと向き合う外周面に形成させるロータ部とから形成されるモータ部と、
前記ロータ部に係合して回転駆動する回転部材により燃料を吸入し昇圧するポンプ部と、このポンプ部および前記モータ部を保持すると共に燃料タンクに設けられた開口部を覆うようにして前記燃料タンクに固定されるフランジ部とから構成され、前記燃料タンク内の燃料を吐出パイプを介して前記燃料タンク外へ送出する燃料供給装置において、
樹脂モールドにより形成され、一端が前記フランジ部に連結され、前記モータ部を収容保持すると共に、モータ部の下部に前記ポンプ部の収納部を有するハウジング、
前記ハウジングに装着され、前記ポンプ部を前記ハウジングの収納部に嵌挿させて保持するポンプ部保持手段、および、前記ポンプ部を前記ハウジングの収納部に嵌挿させた時に前記ハウジングと前記ポンプ部との間を気密にする気密部材を備え、前記ハウジングと前記ポンプ部保持手段に、両者を着脱自在に装着可能とする係合部を設け、前記係合部は、前記ハウジングに形成された係合凸部と、前記ポンプ部保持手段に形成され前記係合凸部が嵌挿される係合凹部によって構成し、前記係合凸部は前記ハウジングのステータ部の外周面に120度の間隔を置いて配設され、前記係合凹部は前記ポンプ部保持手段の内周に120度の間隔を置いて配設され、前記ポンプ部を前記ポンプ部保持手段によって着脱可能に保持したことを特徴とする燃料供給装置。 - 前記気密部材は前記ハウジングの収納部に形成された凹溝に収納され、前記ポンプ部を前記気密部材に当接させて気密にすることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
- 前記ポンプ部保持手段に、前記燃料タンク内から吸込まれる燃料を濾過する吸込みフィルタを一体的に形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料供給装置。
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