JP5182259B2 - ポンプユニット用ブラケット、及び当該ブラケットを備える燃料供給装置 - Google Patents

ポンプユニット用ブラケット、及び当該ブラケットを備える燃料供給装置 Download PDF

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Description

燃料ポンプを駆動する電動機の回転径方向外側へ突出部が突出する構成のポンプユニットに対して、電動機の回転軸に沿う組付方向に組み付けられ、燃料ポンプの汲上燃料を貯留する燃料タンクにより支持されるブラケットに関するものである。
従来、電動機を内蔵するポンプユニットに組み付けられるブラケットに、ポンプユニットで生じる振動を減衰させる作用を付加した構成が知られている。例えば特許文献1には、中空円筒状に形成されたケース部、及びケース部と一体で成形され放射状をなす三つの支持部を備え、燃料ポンプの汲上燃料を貯留する燃料タンクであるリザーバーカップにより支持される振動減衰装置が開示されている。この特許文献1に開示の振動減衰装置では、リザーバーカップに外周側で支持された支持部が、ケース部内に圧入された円柱状のポンプユニットを支持している。この支持部による支持を弾性的に行うことで、ポンプユニットによる振動の減衰を図っている。
特開2008−88814号公報
さて、燃料供給装置の備えるポンプユニットは、電動機によって燃料ポンプを駆動することで燃料の汲み上げを行っている。この電動機による燃料ポンプの駆動に伴ってポンプユニットから発生する振動は、主に電動機の回転軸周りの動バランスの不均衡に起因しているので、電動機の回転径方向に顕著になる。ここで、特許文献1に開示の振動減衰装置には、リザーバータンクによる支持状態下において、中空円筒状に形成されたケース部内にポンプユニットが圧入されているので、電動機の回転径方向に顕著となるポンプユニットの振動が伝播し易くなる。故に、支持部の弾性変形によって振動を許容し、ポンプユニットの振動に対して減衰作用が発揮されたとしても、振動減衰装置を介してリザーバーカップに振動が伝播される事態が生じていた。加えて、特許文献1に開示の構成では、ポンプユニットをケース部内に圧入しなければならず、組み付け作業を容易に実施できないという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、組み付け作業を容易にするとともに、ポンプユニットから燃料タンクに振動が伝播する事態を抑制できるポンプユニット用ブラケットを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、燃料ポンプを駆動する電動機の回転径方向外側へ突出部が突出する構成のポンプユニットに対して、電動機の回転軸に沿う組付方向に組み付けられ、燃料ポンプの汲上燃料を貯留する燃料タンクにより支持されるブラケットであって、電動機の回転周方向に延伸し、燃料タンクにより支持される本体部と、組付方向の後端部により突出部を受ける受け部と、本体部に対して受け部を接続し、本体部に対する受け部の相対変位を回転径方向において弾性変形により許容し、ポンプユニットからのブラケットの離脱により受け部の姿勢を、組付方向とは反対側へ向かうほど本体部の内周側へ傾斜する姿勢に復元させる弾性部と、を備えることを特徴とするポンプユニット用ブラケットとする。
この発明によれば、ポンプユニットから離脱したブラケットにおいては、弾性部の作用により、組付方向とは反対側へ向かうほど本体部の内周側へ傾斜する姿勢に、受け部の姿勢が復元されている。故に、ブラケットの受け部は、弾性部による姿勢の復元によって、電動機の回転軸に沿った組付方向の後端部を、本体部の内周側に相対変位させることができる。この構成によって、電動機の回転径方向外側へ突出するポンプユニットの突出部を後端部により受けるブラケットの受け部は、ポンプユニットに対してブラケットが組付方向に組み付けられるときに組付方向の後端部側にて突出部と接触できる。
ここで、電動機の回転周方向に延伸する本体部に対して受け部を接続する弾性部は、本体部に対する受け部の相対変位を電動機の回転径方向において弾性変形により許容するものである。故に、受け部と突出部との接触状態から組付方向への組み付けが継続されるときに受け部は、突出部により電動機の回転径方向外側へと押し広げられつつ嵌められる。さらに受け部は、突出部を乗り越えると、弾性部の作用により電動機の回転径方向内側へと復元されて組付方向の後端部により突出部を受けることとなる。以上によれば、ブラケットのポンプユニットへの組み付け作業は、ポンプユニットに向ってブラケットを組付方向に押し込む動作となるので、容易である。
こうしてポンプユニットに組み付けられたブラケットの燃料タンクによる支持状態下では、電動機の回転軸に沿う方向において受け部がポンプユニットを受けることになるので、電動機の回転径方向に顕著となるポンプユニットの振動は、ブラケットに伝播し難くなる。それと共に、本体部に対する受け部の相対変位は、電動機の回転径方向において弾性部の弾性変形により許容されるので、ポンプユニットの当該回転径方向の振動に対して減衰作用が発揮され得る。これらのことから、ポンプユニットの振動がブラケットを介して燃料タンクへと伝播される事態を、抑制できる。
請求項2に記載の発明では、受け部は、ポンプユニットからのブラケットの離脱により本体部の内周側へ傾斜する姿勢となる傾斜部と、組付方向とは反対側にて当該傾斜部に接続される後端部とを有し、弾性部は、回転周方向において傾斜部に隣接して設けられ、組付方向の後端部とは反対側にて傾斜部と接続されることを特徴とする。この発明によれば、受け部が突出部に嵌められるときには、組付方向の後端部とは反対側にて受け部の傾斜部と接続される弾性部が電動機の回転径方向外側へ弾性変形するので、その嵌め易さに寄与し得る。また、受け部が突出部を乗り越えて後端部が突出部を受けようとするときには、弾性部の復元作用によって傾斜部が本体部の内周側、即ち電動機の回転径方向内側へ傾いた姿勢に戻ろうとするので、組付方向とは反対側にて傾斜部に接続される後端部は確実に、突出部を受ける姿勢となり得る。さらに、組み付け後におけるブラケットの燃料タンクによる支持状態下では、電動機の回転径方向内側へ向けて姿勢の復元した傾斜部と接続される後端部は、当該回転径方向に大きく振動したポンプユニットに対して接触可能となる。この接触時において受け部は、本体部に対する相対変位を弾性部の弾性変形により許容されることになるので、ポンプユニットの大きな振動に対しても減衰作用を発揮し得る。
請求項3に記載の発明では、受け部は、ポンプユニットへのブラケットの組み付けにより、組付方向とは反対側へ向かうほど本体部の外周側へ傾斜する姿勢になり、受け部とともにポンプユニットを挟持する挟持部をさらに備えることを特徴とする。この発明によれば、組み付け後におけるブラケットの燃料タンクによる支持状態下では、ブラケットは、受け部を回転径方向外側に相対変位させたまま、即ち、弾性部を弾性変形させたままで、ポンプユニットに組み付いている。具体的に、受け部は、組付方向とは反対側へ向かうほど本体部の外周側へ傾斜する姿勢となる。故に、突出部は、受け部に作用する弾性部の復元力によって、組付方向とは反対側の斜め内周側に向って付勢されるとともに、当該受け部と、組付方向とは反対側の挟持部とによって挟持される。この付勢力の方向に組付方向とは反対側に向う成分が含まれることで、受け部は弾性部を予め弾性変形させたままで挟持部とともに突出部を確実に挟持できる。そして、回転径方向に大きく振動したポンプユニットが受け部と接触するときの弾性部の弾性変形量は、弾性部を予め弾性変形させておくことにより小さくなるので、ポンプユニットの大きな振動が抑えられることとなる。
請求項4に記載の発明では、挟持部は、ポンプユニットへのブラケットの組み付けにより、ポンプユニットを組付方向へ向けて付勢する付勢部であることを特徴とする。この発明によれば、組み付け後におけるブラケットの燃料タンクによる支持状態下では、ポンプユニットを組付方向へ向けて付勢する付勢部が、当該ポンプユニットを組付方向とは反対側に付勢する受け部とともにポンプユニットを挟持している。この形態では、受け部及び付勢部による突出部の挟持がさらに確実となることで、ポンプユニットに組み付けられたブラケットは、弾性部を弾性変形させた状態を長期に亘って維持し得る。故に、ポンプユニットの回転径方向の大きな振動に対する強い減衰作用が長期に亘って確実に発揮される。
請求項5に記載の発明では、後端部は、ポンプユニットへのブラケットの組み付けにより、突出部の回転径方向に沿う面に面接触することを特徴とする。この発明によれば、受け部は、後端部を突出部の回転径方向に沿う面に面接触させる構成により、ポンプユニットを受ける。この後端部と突出部の面との接触面の方向が電動機の回転径方向に沿うことで、受け部には回転径方向の振動が伝播され難くなる。
請求項6に記載の発明では、受け部は、回転周方向において少なくとも三箇所に設けられることを特徴とする。また、請求項7に記載の発明では、本体部は、回転周方向に環状に形成されて、全ての受け部を回転周方向に連結することを特徴とする。これらの発明では、電動機の回転周方向において少なくとも三箇所に設けられる受け部は、ぞれぞれ、突出部との接触状態から組付方向への組み付けが継続されて電動機の回転径方向外側へと押し広げられることで、ポンプユニットに対して本体部を当該回転径方向に正確に位置決めできる。
請求項8に記載の発明では、受け部は、回転径方向においてそれぞれのばね定数が互いに実質的に同一であって、回転周方向において実質的に等間隔で位置することを特徴とする。この発明によれば、回転径方向のばね定数が互いに同一である受け部を、少なくとも三箇所に回転周方向において実質的に等間隔で位置させることで、組み付け時におけるポンプユニットに対する本体部の回転径方向の位置決めを、さらに正確に行うことができる。
請求項9に記載の発明では、ポンプユニットへのブラケットの組み付けにより、本体部がポンプユニットから離間したまま当該ポンプユニットの回転径方向外側に位置する形態とすることで、当該本体部にポンプユニットから直接的に振動が伝播しない構成となる。
請求項10に記載の発明では、ポンプユニットへのブラケットの組み付けにより、ポンプユニットに組付方向に沿って嵌合し、ブラケットに対するポンプユニットの回転周方向への相対回転を規制する回転規制部をさらに備えることを特徴とする。この発明によれば、回転規制部は、ポンプユニットに組付方向に沿って嵌合するので、当該ポンプユニットにブラケットを組み付ける作業の容易性は維持される。加えて、回転規制部がポンプユニットのブラケットに対する回転周方向への相対回転を規制する構成によれば、本体部に対する受け部の回転周方向への相対変位を抑制できる。故に、受け部の相対変位は回転径方向におけるものに制限されるので、当該受け部の相対変位を弾性変形により許容する弾性部によって得られる減衰作用が確実に発揮される。
請求項11に記載の発明では、燃料タンクに形成された開口部に向けて挿入され、燃料タンクに支持されるブラケットであって、挿入方向に沿って開口部の周縁に嵌合し、燃料タンクに組み付けられるブラケット支持部をさらに備えることを特徴とする。この発明によれば、燃料タンクに形成された開口部に向けて挿入されることで、ブラケットは、当該開口部の周縁にブラケット支持部を嵌合させる。開口部への挿入動作のみでブラケットの燃料タンクへの取り付けがなされるので、作業の容易性が獲得される。したがって、ポンプユニットへの組み付けとともに燃料タンクへの組み付けも容易なブラケットの提供が実現される。
請求項12に記載の発明は、上述したブラケットと、電動機によって駆動され燃料を汲み上げる燃料ポンプ、及び電動機の回転径方向外側へ突出する突出部を有するポンプユニットと、燃料ポンプの汲上燃料を貯留する燃料タンクと、を備える燃料供給装置の発明である。
本発明の一実施形態による燃料供給装置の基本構成を示す図である。 本発明の一実施形態によるブラケットの構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態によるブラケットの要部を拡大した図であって、図2のIII‐III線断面図である。 本発明の一実施形態によるブラケットの要部の正面図であって、図2のIV矢視図である。 ブラケットをポンプユニットに取り付ける作業を示す図であって、(a−1)〜(d−1)ブラケット全体の様子を示す図であり、(a−2)〜(d−2)要部の周囲の様子を示す拡大図である。 ポンプユニットに組み付けられたブラケットの腰部を拡大した図である。 ポンプユニット及びサブタンクに組み付けられたブラケットを説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による燃料供給装置10を示している。燃料供給装置10は、内燃機関等とともに車両に搭載され、当該機関で燃焼させる燃料を貯留する燃料タンク13内に設置されていて、当該タンク13内の燃料を当該機関に供給する。尚、便宜的に図1における上下方向を燃料供給装置10の上下方向とし、当該上下方向は重力方向に沿うものとする。
燃料供給装置10は、フランジ20、サブタンク30、ポンプユニット40、及びブラケット100等から構成されている。
フランジ20は、樹脂材料等によって円盤状に形成され、燃料タンク13の天井部13aに開口された開口部13cを塞ぐ蓋体である。このフランジ20の上部には、径方向外側に環状に突出する鍔部が設けられており、天井部13aの外側の面と液密に密着されている。加えてフランジ20には、燃料吐出管21及び給電ソケット22が形成されるとともに、給電配線23並びにガイドシャフト24a及びスプリング24b等が組み付けられている。
燃料吐出管21及び給電ソケット22は、フランジ20の成型時に一体的に形成されている。燃料吐出管21は配管ホース(図示しない)によってポンプユニット40と接続されており、当該ポンプユニット40から汲み上げられた燃料を内燃機関へ向けて吐き出す。給電ソケット22は、給電配線23を介してポンプユニット40側と接続されている。この給電ソケット22に外部の給電プラグ(図示しない)が接続されることにより、ポンプユニット40側に電力が供給される。
ガイドシャフト24aは、金属材料よりなる円柱状の部材であって、基端がフランジ20に取り付けられることで、先端が下側に向けて突出している。ガイドシャフト24aは、フランジ20の周方向に等間隔で二箇所に配置されており、径方向に対向している。このガイドシャフト24aには、サブタンク30が上下方向に摺動自在に取付けられている。またスプリング24bは、金属の線材を螺旋状に巻設してなるコイルスプリングであって、フランジ20及びサブタンク30間に圧縮された状態で、ガイドシャフト24aの径方向外側に同軸に配置されている。これらガイドシャフト24a及びスプリング24bの協働によれば、サブタンク30はフランジ20に対して下側に押し付けられて、燃料タンク13の底部13bに固定される。
サブタンク30は、樹脂材料等によって有底円筒状に形成され、上側に開口する開口部37、底壁部31及び側壁部33を有している。このサブタンク30は、水平方向の加速度が作用した場合であっても、ポンプユニット40周囲に燃料を貯留しておくための容器である。サブタンク30の底壁部31並び側壁部33には、連通孔(図示しない)並びにシャフト支持部34及びブラケット嵌合部36が形成されている。このブラケット嵌合部36は、側壁部33の開口部37周縁に位置している。
連通孔は、サブタンク30の内外を連通する孔部であって、燃料を通過させることができる。ブラケット嵌合部36(図3参照)は、側壁部33の上端に、サブタンク30の周方向に等間隔で三つ形成されている。これらのブラケット嵌合部36は、下側から上側に向けてブラケット100を支持する。シャフト支持部34は、側壁部33の外側且つ上下方向の中央付近に形成されており、ガイドシャフト24aを上下方向に貫通させることで、当該ガイドシャフト24aに対して摺動自在である。加えてシャフト支持部34の上面には、スプリング24bの下側が着座している。以上によれば、シャフト支持部34を介して作用するスプリング24bの付勢力によって、サブタンク30は底部13bに固定される。
ポンプユニット40は、燃料ポンプ41、燃料フィルタ44、プレッシャレギュレータ46、ポンプハウジング50、及びサクションフィルタ48等によって構成され、サブタンク30内に貯留されている燃料を汲み上げる。
燃料ポンプ41は、全体として円柱状を呈しており、下面にサブタンク30内に貯留された燃料を吸い込むための吸込口42を有している。この燃料ポンプ41には、電動モータ43及びインペラ(図示しない)等が内蔵されている。電動モータ43は、給電ソケット22及び給電配線23を介して供給される電力によって駆動されるロータ(図示しない)と一体的に構成された駆動軸43aを具備している。インペラは、複数の羽根部を具備する羽根車であって、電動モータ43の駆動軸43aに組み付けられて当該駆動軸43aと一体で回転する。これらインペラ及び電動モータ43は、吸込口42の上方にこの順で配置されている。以上の構造によれば、電動モータ43の駆動軸43aの駆動により回転するインペラによって、燃料は吸込口42から燃料ポンプ41内部に吸い込まれ、上方へ汲み上げられた後、燃料フィルタ44へ向って圧送される。そして本実施形態では、電動モータ43の駆動軸43aの軸方向は、ポンプユニットの軸方向、及び燃料供給装置10の上下方向に一致している。故に、電動モータ43が駆動軸43aを駆動した場合、ポンプユニット40には電動モータ43の駆動軸周りの動バランスの不均衡に起因した径方向の振動が生じる。尚、駆動軸43aの径方向を回転径方向、駆動軸43aの周方向を回転周方向とする。
燃料フィルタ44は、円筒状に形成されて、燃料ポンプ41の外周側に当該燃料ポンプ41と同軸に配置されている。この燃料フィルタ44は、燃料ポンプ41によって圧送された燃料を濾過する濾器であって、当該燃料に含まれる異物を除去する。
プレッシャレギュレータ46は、燃料ポンプ41下側の側方に配置されており、燃料フィルタ44の下流側且つ燃料吐出管21の上流側に位置している。このプレッシャレギュレータ46は、燃料フィルタ44を通過した燃料の圧力を調整する構成であって、当該圧力が所定の圧力を上回ると、ドレインポート(図示しない)を通じてサブタンク30内に当該燃料の余剰分を排出する。この圧力調整機能によれば、圧力の調整された燃料が燃料吐出管21から吐き出される。
ポンプハウジング50は、樹脂材料等によって二段円筒状に形成されており、内部に燃料ポンプ41及び燃料フィルタ44を収容して、これら要素41,44を保持している。ポンプハウジング50上側は、下側に対して回転径方向外側に突出しており、下側よりも外径の大きい大径部51である。ポンプハウジング50の下側は、大径部51よりも外径の小さい小径部53である。これら大径部51及び小径部53間には、段差部55が形成されている。この段差部55には、電動モータ43の駆動軸43aの回転径方向に沿う円環状の平面であって、ブラケット100に支持される被支持面55aが形成されている。また大径部51の上面の外縁であって、当該上面と外周面との間には、上側に向うに従い回転径方向内側に傾斜するよう面取りが施された面取部51aが形成されている。加えてこの大径部51の外周面には、回転径方向外側に突出する嵌合凸部51bが、上下方向に沿って形成されている(図3参照)。さらに、小径部53の側方にはプレッシャレギュレータ46を収容するレギュレータ収容部53aが設けられている。
サクションフィルタ48は、例えばポリエステル、ナイロン、又はポリアセタール等の樹脂製の繊維からなる不織布を用いて形成されている。このサクションフィルタ48は、ポンプハウジング50の下側に取付けられて、吸込口42に吸い込まれる燃料を濾過する濾器であって、燃料中の異物を除去する。
次に、本発明の特徴部分であるブラケット100について、図2〜図4に基づいて詳細に説明する。このブラケット100は、サブタンク30に支持される部材であって、電動モータ43の駆動軸43a(図1参照)に沿う組付方向に押し込まれることとでポンプユニット40に組み付けられるポンプユニット用ブラケットである。
まず、ブラケット100の構成及び各部の形状について説明する。尚、図2〜4は、ポンプユニット40から離脱した状態のブラケット100を示している。
このブラケット100は、例えばポリアセタール等の樹脂材料によって形成され、本体部66、回転規制部67、ブラケット支持部61、ポンプユニット付勢部63、及びポンプユニット支持部70を備えている。
本体部66は、電動モータ43の駆動軸43aの回転周方向に伸延する円環状の部位である。この本体部66は、駆動軸43aの回転周方向に環状に形成され、ポンプユニット40の回転周方向にそれぞれ三つずつ配置される全てのポンプユニット支持部70、ブラケット支持部61及びポンプユニット付勢部63を回転周方向に連結している。この本体部66は、円筒状であって、その内周径がポンプハウジング50の大径部51(図1参照)の外縁の径よりも僅かに大きい。また本体部66を構成する円筒状の一部には、回転径方向外側に部材を湾曲させることで、回転規制部67が形成されている。この回転規制部67は、ポンプハウジング50に設けられた嵌合凸部51bにブラケット100の組付方向に沿って嵌合し、ブラケット100に対するポンプユニット40の回転周方向への相対回転を規制する(図7参照)。
ブラケット支持部61は、本体部66の回転周方向に、実質的に等間隔で三箇所設けられており、ブラケット嵌合部36に対応した配置となっている。ブラケット支持部61は、本体部66から当該本体部66の外周側に向って突出しており、サブタンク30の開口部37にポンプユニット40を挿入する挿入方向に沿って、当該開口部37の周縁に設けられてブラケット嵌合部36に嵌合し、サブタンク30に支持される(図7参照)。
ポンプユニット付勢部63は、ブラケット支持部61とともにポンプユニット40を教示する挟持部であって、本体部66の回転周方向に実質的に等間隔で三つ設けられている。ポンプユニット付勢部63は、帯状に形成されており、本体部66から上側に一旦突出した後、本体部66の内周側に屈曲している。加えてポンプユニット付勢部63の屈曲する箇所から先端までの間は、下側に凸となるよう湾曲している。ブラケット100のポンプユニット40への組み付けによって、ポンプユニット付勢部63は、湾曲の先端をポンプハウジング50の上面に線接触させ、ポンプユニット40を組付方向である下側へ向けて付勢する。
ポンプユニット支持部70は、本体部66の回転周方向に、実質的に等間隔で三箇所位置しており、ポンプユニット40を下側から支持する構成である。各ポンプユニット支持部70は、保持部71、受け部73、後端部74、及び前端部75をそれぞれ有している。保持部71は、本体部66から下側に上下方向に沿って帯状に延伸しており、本体部66によって保持されている。この保持部71は、中間付近で本体部66の内周側に屈曲しており、組付方向に向うほど本体部66の内周側に傾斜している。加えて保持部71は、回転周方向において受け部73に隣接して設けられており、本体部66に対して受け部73を接続し、本体部66に対する受け部73の相対変位を回転径方向において弾性変形により許容している。ポンプユニット40からのブラケット100の離脱によってこの保持部71は、受け部73の姿勢を組付方向とは反対側へ向うほど本体部66の内周側に傾斜する姿勢に復元させる。
受け部73は、回転径方向において、それぞれのばね定数が互いに実質的に同一であって、回転周方向において実質的に等間隔で位置する組付方向の後端部74により大径部51の段差部55を受ける。受け部73は、ポンプユニット40からのブラケット100の離脱により本体部66の内周側へ傾斜する姿勢となる傾斜部73aを有している。この傾斜部73aは、受け部73に上下方向に沿って形成されるリブであって、ポンプユニット40の支持に要する上下方向の曲げ剛性を当該受け部73に付与している。この傾斜部73aは、組付方向とは反対側にて後端部74と接続され、組付方向における前端部75において受け部73の一部として隣接する保持部71と接続されている。加えて、後端部74にはポンプユニット40の段差部55の被支持面55a(図6参照)と面接触する接触面74aが形成されている。また、前端部75は、後述する組み付け作業において、大径部51上方の外縁の面取部51aと組付方向に対向することとなる。
以上説明した構成のブラケット100を作業者が把持し、ポンプユニット40の駆動軸43aに沿う組付方向に押し込むことで、当該ブラケット100を当該ポンプユニット40に組み付ける作業について、図5(a−1)〜(d−1)及び(a−2)〜(d−2)に基づいて詳細に説明する。尚、図5(a−2)〜(d−2)は、図5(a−1)〜(d−1)の作業段階におけるポンプユニット支持部70の周囲を拡大した図である。また、ブラケット100をポンプユニット40に組み付ける組付方向は、燃料供給装置10の上方から下方に向う方向である。
作業者がブラケット100を把持して、組付方向に沿って押し込む作業を開始すると、ブラケット100の前端部75と、大径部51の面取部51aとが接触状態となる(図5(a−1)及び(a−2))。本体部66に対して受け部73を接続する保持部71は、本体部66に対する受け部73の相対変位を、回転径方向において弾性変形により許容する。故に、受け部73の前端部75と大径部51の面取部51aとの接触状態から組付方向への組み付けが継続されるときに、受け部73は、傾斜部73aを介して大径部51により回転径方向外側へと押し広げられつつ嵌められる(図5(b−1)及び(b−2))。加えて、傾斜部73aを含む受け部73とともに回転径方向外側へ弾性変形する保持部71によって、受け部73は回転径方向外側に容易に変位することができる。ここで、上述した作業において、回転径方向のばね定数が互いに同一であって、本体部66の回転周方向の三箇所に実質的に等間隔で位置するポンプユニット支持部70の構成によって、ポンプユニット40に対する本体部66の回転径方向の位置決めが正確に行われる。
さらに組み付け作業が継続されると、先ず前端部75が段差部55を乗り越えることで、保持部71が回転径方向内側に復元される(図5(c−1)及び(c−2))。尚、以上の作業までに、大径部51の嵌合凸部51bと、本体部66の回転規制部67との回転周方向の位置を合わせておくことが望ましい。さらに組付け作業が継続されて、受け部73は、大径部51の段差部55を乗り越えると、保持部71の作用により、回転径方向内側へと復元されて、後端部74により段差部55を受けることとなる。また、回転規制部67は嵌合凸部51bに嵌合する。さらに、ポンプユニット付勢部63は、ポンプユニット40の上面に接触する(図5(d−1)及び(d−2))。
そして、作業者は、以上の作業による結果物としての一体要素40,100を把持し、サブタンク30に形成された開口部37を通過する挿入方向に沿って挿入し、押し込む動作を実施することで、ブラケット嵌合部36にブラケット支持部61が嵌合する(図7参照)。以上の工程を経て、サブタンク30にポンプユニット40を支持させる作業は終了する。このように、作業者の単純な動作のみでポンプユニット40への組み付け作業と、サブタンク30への組み付け作業とを完了できるので、組み付け容易なブラケット100とすることができる。
以上の組付け作業後におけるブラケット100のサブタンク30による支持状態について、以下図6及び図7に基づいて説明する。
ブラケット100は、ポンプユニット支持部70の受け部73を回転径方向外側に相対変位させたまま、即ち、保持部71を弾性変形させたままで、ポンプユニット40に組み付いている。具体的には、受け部73は、組付方向とは反対側へ向かうほど本体部66の外周側へ傾斜する姿勢となっている。これにより、ブラケット100がポンプユニット40から離脱した状態で本体部66の内周側に傾斜していた傾斜部73aは、ポンプユニット40の小径部53の外周壁と実質的に平行な状態となり、当該外周壁と僅かな隙間をあけて離間している。加えて、受け部73は、後端部74の接触面74aを段差部55の被支持面55aと、回転径方向に沿って面接触させている。以上の接触状態によって、組付方向とは反対側へ向かうほど本体部66の外周側へ傾斜する姿勢になる受け部73は、保持部71の作用によって、後端部74で大径部51を組み付け方向とは反対側である上側の斜め内周側へ向って付勢している。この付勢力に組付方向とは反対側に向う成分が含まれることで、受け部73は保持部71を予め弾性変形させたままでポンプユニット付勢部63とともに大径部51を挟持することができる。加えて、このポンプユニット付勢部63がポンプユニット40を組付方向に付勢していることにより、大径部51は受け部73及びポンプユニット付勢部63によって確実に挟持される。さらに、ポンプユニットの大径部51よりも僅かに内周径の大きい本体部66は、当該大径部51の外周壁から離間したまま、当該外周壁の回転径方向外側に位置している。
ここまで説明した本実施形態によれば、ポンプユニット40に組み付けられたブラケット100のサブタンク30による支持状態下では、電動モータ43の駆動軸43aに沿う方向において受け部73がポンプユニット40を受けることになる。故に、回転径方向に顕著となるポンプユニット40の振動は、ブラケット100に伝播し難くなる。それと共に、本体部66に対する受け部73の相対変位は、回転径方向において保持部71の弾性変形により許容されるので、ポンプユニット40の当該回転径方向の振動に対して減衰作用が発揮され得る。これらのことから、ポンプユニット40の振動がブラケット100を介してサブタンク30へと伝播される事態を抑制できる。
加えて本実施形態によれば、傾斜部73aを含む受け部73と接続される保持部71が回転径方向外側へ当該受け部73とともに弾性変形するので、ブラケット100の嵌め易さに寄与し得る。また、受け部73が大径部51を乗り越えて後端部74が大径部51を受けようとするときには、保持部71の復元作用によって傾斜部73aが本体部66の内周側、即ち回転径方向内側に戻されることとなるので、組付方向とは反対側にて傾斜部73aに接続される後端部74は確実に、段差部55を受ける姿勢となり得る。
さらに、組み付け後におけるブラケット100のサブタンク30による支持状態下では、保持部71の作用によって姿勢の復元した傾斜部73aと接続される後端部74は、回転径方向に大きく振動したポンプユニットに対して接触可能となる。この接触時において受け部73は、本体部66に対する相対変位を保持部71の弾性変形により許容されることになるので、ポンプユニット40の大きな振動に対しても減衰作用を発揮し得る。
また本実施形態によれば、受け部73は、燃料ポンプ41の駆動による振動が生じていない状態で、保持部71を予め弾性変形させてポンプユニット40を受けている。この形態によって、回転径方向に大きく振動したポンプユニット40が受け部73の後端部74と接触するときの保持部71の弾性変形量を小さくでき、当該ポンプユニット40の大きな振動を抑えることができる。加えて、ポンプユニット付勢部63が、上方からポンプユニット40を付勢することで、保持部71を弾性変形させた状態を長期に亘って維持し得る。したがって、ポンプユニット40の大きな振動を抑えることができる作用は、長期に亘って確実に発揮される。
さらに本実施形態によれば、受け部73は、大径部51の回転径方向に沿う被支持面55aに後端部74の接触面74aを面接触させる構成により、ポンプユニット40を受ける。この後端部74と被支持面55aとの接触面の方向が回転径方向に沿っているので、後端部74にはポンプユニット40の回転径方向の振動が伝播され難くなる。加えて、ポンプユニット40から本体部66を離間させる形態とすることで、当該本体部66にポンプユニット40から直接的に振動が伝播しない構成とすることができる。
また加えて本実施形態によれば、回転規制部67は、ポンプユニット40に組付方向に沿って嵌合するので、当該ポンプユニット40にブラケット100を組み付ける作業の容易性は維持される。加えて、回転規制部67がポンプユニット40のブラケット100に対する回転周方向への相対回転を規制することで、本体部66に対する受け部73の回転周方向への相対変位を抑制できる。故に、受け部73の相対変位は回転径方向におけるものに制限されるので、当該受け部73の相対変位を弾性変形により許容する保持部71によって得られる減衰作用が確実に発揮される。
尚、本実施形態において、サブタンク30が請求項に記載の「燃料タンク」に、開口部37が請求項に記載の「開口部」に、電動モータ43が請求項に記載の「電動機」に、駆動軸43aが請求項に記載の「回転軸」に、大径部51が請求項に記載の「突出部」に、ポンプユニット付勢部63が請求項に記載の「挟持部」及び「付勢部」に、保持部71が請求項に記載の「弾性部」に、それぞれ相当する。
(他の実施形態)
以上、本発明による一実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
上記実施形態では、ブラケット100は、ポンプユニット40の上面と線接触し、当該上面を組付方向へ向けて付勢するポンプユニット付勢部63を有していた。しかし、ポンプユニット40からの振動が伝播し難い構成であれば、ポンプユニット付勢部の形状及びポンプユニット40を付勢する形態は限定されない。また、請求項に記載の「付勢部」に相当する構成を備えないブラケットであってもよい。具体的には、ポンプユニット40の自重や燃料ポンプ41の燃料を組上げる力の反作用によって生じる力等を、付勢部による付勢力の代替として作用させる構成のブラケットであってもよい。
上記実施形態では、本体部66には回転周方向に等間隔で三箇所、ポンプユニット支持部70が位置していた。しかし、ポンプユニット支持部は、三箇所よりも多く設けられていてもよく、又三箇所よりも少なく設けられていてもよい。加えて、各ポンプユニット支持部は、本体部66の回転周方向に等間隔で位置していなくてもよい。さらに、ブラケット支持部及びポンプユニット付勢部を配置する箇所及び配置する間隔も、ポンプ側支持部と同様に適宜設定されてよい。
上記実施形態では、受け部73は、電動モータ43が燃料ポンプ41を駆動していない状態で、後端部74を駆動軸43aの回転径方向外側に本体部66に対して相対変位させ、ポンプユニット40を受けていた。しかし、受け部73は、電動モータ43が燃料ポンプ41を駆動していない状態で、保持部71の作用により、組付方向とは反対側に向かうほど本体部66の内周側に傾斜する姿勢、即ち、ブラケット100がポンプユニット40から離脱した際の姿勢に復元されていてもよい。また、傾斜部73aを形成する上下方向のリブ構造は、受け部73が必要な剛性を獲得することができれば、省略されてもよい。
上記実施形態では、本体部66は、ポンプユニット40の大径部51まわりに、電動モータ43の回転周方向に延伸し、当該大径部51とは離間する円筒状を呈していた。しかし、本体部は、ポンプユニット40のまわりを全周に亘って囲む円筒状でなくてもよい。加えて、ポンプユニット40からの振動が直接的に伝播しない構成であれば、本体部は、例えば緩衝材を介してポンプユニット40と接触していてもよい。また、回転規制部は、本体部以外の箇所に位置していてもよく、又は、ブラケット100に設けられてなくてもよい。
以上、燃料ポンプ41及び燃料フィルタ44等を組み合わせてなるポンプユニット40を、当該ポンプユニット40の周囲に燃料ポンプ41の汲上燃料を貯留するサブタンク30に取付けるためのブラケット100に本発明を適用した例を説明した。しかし、ブラケットが組み付けられる構成は、上述したサブタンク30に限定されるものではない。例えば燃料タンク13の内壁にブラケットを組み付けるための組付部等を形成してもよい。このような構成とした場合、ブラケットは、ポンプユニット40から燃料タンク13に伝播する振動を低減することができる。さらに、ブラケット100が支持する構成は、上述したポンプユニット40に限定されるものではない。具体的には、振動の発生源である燃料ポンプ41又は当該ポンプ41に内蔵された電動モータを直接的に支持するブラケットに本発明を適用してもよい。
10 燃料供給装置、13 燃料タンク、13a 天井部、13b 底部、13c 開口部、20 フランジ、21 燃料吐出管、22 給電ソケット、23 給電配線、24a ガイドシャフト、24b スプリング、30 サブタンク(燃料タンク)、31 底壁部、33 側壁部、34 シャフト支持部、36 ブラケット支持部、37 開口部、40 ポンプユニット、41 燃料ポンプ、42 吸込口、43 電動モータ(電動機)、43a 駆動軸(回転軸)、44 燃料フィルタ、46 プレッシャレギュレータ、48 サクションフィルタ、50 ポンプハウジング、51 大径部(突出部)、51a 面取部、51b 嵌合凸部、53 小径部、53a レギュレータ収容部、55 段差部、55a 被支持面、61 ブラケット支持部、63 ポンプユニット付勢部(挟持部・付勢部)、66 本体部、67 回転規制部、70 ポンプユニット支持部、71 保持部(弾性部)、73 受け部(弾性部)、73a 傾斜部、74 後端部、74a 接触面、75 前端部、100 ブラケット

Claims (12)

  1. 燃料ポンプを駆動する電動機の回転径方向外側へ突出部が突出する構成のポンプユニットに対して、前記電動機の回転軸に沿う組付方向に組み付けられ、前記燃料ポンプの汲上燃料を貯留する燃料タンクにより支持されるブラケットであって、
    前記電動機の回転周方向に延伸し、前記燃料タンクにより支持される本体部と、
    前記組付方向の後端部により前記突出部を受ける受け部と、
    前記本体部に対して前記受け部を接続し、前記本体部に対する前記受け部の相対変位を前記回転径方向において弾性変形により許容し、前記ポンプユニットからの前記ブラケットの離脱により前記受け部の姿勢を、前記組付方向とは反対側へ向かうほど前記本体部の内周側へ傾斜する姿勢に復元させる弾性部と、
    を備えることを特徴とするポンプユニット用ブラケット。
  2. 前記受け部は、前記ポンプユニットからの前記ブラケットの離脱により前記本体部の内周側へ傾斜する姿勢となる傾斜部と、前記組付方向とは反対側にて当該傾斜部に接続される前記後端部とを有し、
    前記弾性部は、前記回転周方向において前記傾斜部に隣接して設けられ、前記組付方向の前記後端部とは反対側にて前記傾斜部と接続されることを特徴とする請求項1に記載のポンプユニット用ブラケット。
  3. 前記受け部は、前記ポンプユニットへの前記ブラケットの組み付けにより、前記組付方向とは反対側へ向かうほど前記本体部の外周側へ傾斜する姿勢になり、
    前記受け部とともに前記ポンプユニットを挟持する挟持部をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のポンプユニット用ブラケット。
  4. 前記挟持部は、前記ポンプユニットへの前記ブラケットの組み付けにより、前記ポンプユニットを前記組付方向へ向けて付勢する付勢部であることを特徴とする請求項3に記載のポンプユニット用ブラケット。
  5. 前記後端部は、前記ポンプユニットへの前記ブラケットの組み付けにより、前記突出部の前記回転径方向に沿う面に面接触することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のポンプユニット用ブラケット。
  6. 前記受け部は、前記回転周方向において少なくとも三箇所に設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のポンプユニット用ブラケット。
  7. 前記本体部は、前記回転周方向に環状に形成され、全ての前記受け部を前記回転周方向に連結することを特徴とする請求項6に記載のポンプユニット用ブラケット。
  8. 前記受け部は、前記回転径方向においてそれぞれのばね定数が互いに実質的に同一であって、前記回転周方向において実質的に等間隔で位置することを特徴とする請求項6又は7に記載のポンプユニット用ブラケット。
  9. 前記本体部は、前記ポンプユニットへの前記ブラケットの組み付けにより、前記ポンプユニットから離間したまま、前記ポンプユニットの前記回転径方向外側に位置することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のポンプユニット用ブラケット。
  10. 前記ポンプユニットへの前記ブラケットの組み付けにより、前記ポンプユニットに前記組付方向に沿って嵌合し、前記ブラケットに対する前記ポンプユニットの前記回転周方向への相対回転を規制する回転規制部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のポンプユニット用ブラケット。
  11. 前記燃料タンクに形成された開口部に向けて挿入され、前記燃料タンクに支持されるブラケットであって、
    挿入方向に沿って前記開口部の周縁に嵌合し、前記燃料タンクに組み付けられるブラケット支持部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のポンプユニット用ブラケット。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載のポンプユニット用ブラケットと、
    電動機によって駆動され燃料を汲み上げる燃料ポンプ、及び前記電動機の回転径方向外側へ突出する突出部を有するポンプユニットと、
    前記燃料ポンプの汲上燃料を貯留する燃料タンクと、を備えることを特徴とする燃料供給装置。
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