JP3569572B2 - 燃料ポンプの支持構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料タンクの上面に形成した開口部を閉塞するカバープレートから該燃料タンクの内部に支持部材を垂下させ、この支持部材にマウントラバーを介して燃料ポンプを支持する燃料ポンプの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気モータを一体に有する燃料ポンプを燃料タンクの内部に浸漬して使用する所謂インタンク型の燃料ポンプは従来周知である。かかるインタンク型の燃料ポンプは燃料タンクの開口部を閉塞するカバープレートの下面に支持部材を介して吊り下げ支持されており、燃料ポンプを前記開口部を通して燃料タンクの内部に出し入れできる構造としてメンテナンスの利便性を向上させている。
【0003】
ところで、かかる燃料ポンプにおいて、電気モータの振動やポンプ本体の振動が燃料タンクを経て車体に伝達されると騒音の原因になり、或いは車体の振動が燃料タンクを経て燃料ポンプに伝達されると該燃料ポンプの耐久性(特に、電気モータのブラシやコンミテータの耐久性)に悪影響が及ぶ可能性があるため、従来は支持部材にマウントラバーを介して燃料ポンプを支持していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来のものは、マウントラバーの構造に特別の考慮が払われていないために、振動伝達を防止すべくマウントラバーを柔らかく設定すると燃料ポンプが脱落する虞があり、逆に燃料ポンプの脱落を防止すべくマウントラバーを硬く設定すると振動が伝達されてしまう問題がある。
【0005】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、燃料ポンプを支持部材に確実に支持しながら振動の伝達を効果的に防止し得る燃料ポンプの支持構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、燃料タンクの上面に形成した開口部を閉塞するカバープレートから該燃料タンクの内部に支持部材を垂下させ、この支持部材にマウントラバーを介して燃料ポンプを支持する燃料ポンプの支持構造において、前記マウントラバーは概略円筒状に形成された円筒部と、この円筒部の下端に連設され該円筒部よりも大径のフランジ部とを備えており、そのフランジ部が前記支持部材に固定されるとともに、前記円筒部の上部内周に形成されたポンプ支持面に燃料ポンプの下端部が嵌合支持され、前記円筒部の、ポンプ支持面よりも下側円筒部分は、前記フランジ部よりも薄肉に形成されて軸線が鉛直に配置されると共に、該下側円筒部分の内、外周面が各々その全面に亘って空間に臨んでいることを特徴とする。
【0007】
また請求項2に記載された発明は、請求項1の構成に加えて、燃料ポンプの上端部とカバープレートとを、該燃料ポンプが吐出した燃料を送給する可撓性のフィードホースで弾性的に接続したことを特徴とする。
【0008】
また請求項3に記載された発明は、燃料タンクの上面に形成した開口部を閉塞するカバープレートから該燃料タンクの内部に支持部材を垂下させ、この支持部材に上部マウントラバー及び下部マウントラバーを介して燃料ポンプを支持する燃料ポンプの支持構造において、上部マウントラバーは、概略円筒状に形成された円筒部と、この円筒部の上端に連設され該円筒部よりも大径のフランジ部とを備える一方、下部マウントラバーは、概略円筒状に形成された円筒部と、この円筒部の下端に連設され該円筒部よりも大径のフランジ部とを備え、上部マウントラバーはそのフランジ部が前記支持部材に固定されるとともに、その円筒部の下部内周に形成されたポンプ支持面に燃料ポンプの上端部が嵌合支持される一方、下部マウントラバーはそのフランジ部の下部が前記支持部材に固定されるとともに、その円筒部の上部内周に形成されたポンプ支持面に燃料ポンプの下端部が嵌合支持され、上部マウントラバーの円筒部の、ポンプ支持面よりも上側円筒部分は、その上端の前記フランジ部よりも薄肉に形成されて軸線が鉛直に配置されると共に、該上側円筒部分の内、外周面が各々その全面に亘って空間に臨んでおり、一方、下部マウントラバーの円筒部の、ポンプ支持面よりも下側円筒部分は、その下端の前記フランジ部よりも薄肉に形成されて軸線が鉛直に配置されると共に、該下側円筒部分の内、外周面が各々その全面に亘って空間に臨んでいることを特徴とする。
【0009】
また請求項4に記載された発明は、請求項1又は3の構成に加えて、各フランジ部は、これと対応する円筒部を同心状に囲繞して、該円筒部外周面との間に環状溝を形成していることを特徴とする。
【0010】
【作 用】
請求項1の構成によれば、マウントラバーの円筒部下端に連設したフランジ部が支持部材に固定され、その円筒部の上部内周に形成したポンプ支持面に燃料ポンプの下端部が嵌合支持され、その円筒部の、ポンプ支持面よりも下側円筒部分は、前記フランジ部よりも薄肉に形成されて軸線が鉛直に配置されると共に、該下側円筒部分の内、外周面が各々その全面に亘って空間に臨んでいるので、マウントラバーの円筒部を低ばね化して振動の伝達を防止でき、またそのように円筒部を低ばね化しても、燃料ポンプを支持部材に確実に支持することができ、燃料ポンプの安定した支持が可能となる。
【0011】
請求項2の構成によれば、マウントラバーで下部を支持された燃料ポンプの上部の揺れが可撓性のフィードホースによって効果的に防止されるので、燃料ポンプを一層確実に支持することができる。
【0012】
請求項3の構成によれば、上部マウントラバーの円筒部上端と下部マウントラバーの円筒部下端にそれぞれ連設したフランジ部が支持部材に固定され、上部マウントラバーの円筒部の下部内周に形成したポンプ支持面に燃料ポンプの上端部が、また下部マウントラバーの円筒部の上部内周に形成したポンプ支持面に燃料ポンプの下端部がそれぞれ嵌合支持され、上部マウントラバーの円筒部の、ポンプ支持面よりも上側円筒部分と、下部マウントラバーの円筒部の、ポンプ支持面よりも下側円筒部分とは、フランジ部よりも薄肉に形成されて軸線が鉛直に配置されると共に、該円筒部分の内、外周面が各々その全面に亘って空間に臨んでいるので、上部マウントラバー及び下部マウントラバーの各円筒部を低ばね化して振動の伝達を防止でき、またそのように各円筒部を低ばね化しても、燃料ポンプを支持部材に確実に支持することができ、燃料ポンプの安定した支持が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。 図1〜図6は本発明の第1実施例を示すもので、図1は自動車の燃料タンクの斜視図、図2は図1の2方向拡大矢視図、図3は図2の3−3線断面図、図4は図3の4−4線断面図、図5は図3の5−5線断面図、図6は図3の6−6線断面図である。
【0014】
図1に示すように、自動車の車体フロア下方に配置固定される金属製の燃料タンクTは、そのタンク本体1の上部隆起部11 に着脱自在に固定されるポンプユニットPを備える。タンク本体1の上部隆起部11 には、前記ポンプユニットPに加えて、燃料タンクT内の燃料の液面を検出する液面計ユニット2と、図示せぬキャニスタとの間に介装される2ウェイバルブ3と、前記2ウェイバルブ3を迂回するバイパス通路を開閉するカットバルブ4とが装着される。
【0015】
図2及び図3から明らかなように、タンク本体1の上部隆起部11 には円形の開口部12 が形成されており、ポンプユニットPの上部に設けられた円盤状のカバープレート13が前記開口部12 を覆うように上部隆起部11 に装着され、6本のスタッドボルト11…及び6個のナット12…によって着脱自在に固定される。このとき、カバープレート13の周縁部下面と上部隆起部11 上面との間に、シール部材14が挟持される。
【0016】
カバープレート13の下面には、120°間隔で配置された3本の支持パイプ15,16,17が補強部材18…を介して垂設される。3本の支持パイプ15,16,17のうち、第1、第2支持パイプ15,16の上端はカバープレート13の下面に付き当てられており、残りの第3支持パイプ17はカバープレート13を上方に貫通して90°折り曲げられ、そこに継手部171 が形成される。第3支持パイプ17の下端は燃料タンクTの内部に開口しており、前記継手部171 にエンジンからの余剰燃料を戻すリターンホース19を接続することにより、第3支持パイプ17をリターンパイプに兼用して部品点数を削減することができる。
【0017】
第1〜第3支持パイプ15〜17の上下方向中間部及び下端部に、それぞれ上部マウントブラケット20及び下部マウントブラケット21の外周に形成した各3個の半円状の凹部202 …,212 …が溶接される。上部マウントブラケット20は上向きに開いた「コ」字状断面を有する概略環状の部材であって、第1支持パイプ15及び第3支持パイプ17間に開放部201 が形成される。下部マウントブラケット21は下向きに開いた「コ」字状断面を有する環状の部材であり、前記上部マウントブラケット20に対向するように配置される。
【0018】
概略円柱状に形成されて内部に電気モータを一体に収納した燃料ポンプ22は、その上端を前記上部マウントブラケット20の下面に支持した上部マウントラバー23に支持されるとともに、その下端を前記下部マウントブラケット21の上面に支持した下部マウントラバー24に支持される。上部マウントラバー23及び下部マウントラバー24は同一形状の部材を上下逆にして使用したもので、軸線を鉛直に配置した円筒部231 ,241 をそれぞれ備えており、また上部マウントラバー23の円筒部231 の上端および下部マウントラバー24の円筒部24 1 の下端には、それぞれ該円筒部23 1 ,24 1 よりも大径のフランジ部232 ,242 を備える。
【0019】
上部マウントラバー23の円筒部231 の下部内周面および下部マウントラバー24の円筒部24 1 の上部内周面には燃料ポンプ22の上端部及び下端部がそれぞれ嵌合支持されるポンプ支持面233 ,243 が形成されるとともに、その各円筒部231 ,241 の外周面には保持リング25,25がそれぞれ嵌合するリング溝234 ,244 が形成される。また、フランジ部232 ,242 の上面及び下面には上部マウントブラケット20の座面203 および下部マウントブラケット21の座面213 にそれぞれ当接する座面235 ,245 が形成されるとともに、フランジ部232 ,242 の外周面には第1〜第3支持パイプ15〜17にそれぞれ嵌合する各3個の嵌合溝236 …,246 …が形成される。
【0020】
上下のフランジ部23 2 ,24 2 は、これと対応する円筒部23 1 ,24 1 を同心状に囲繞して、該円筒部23 1 ,24 1 外周面との間に環状溝を形成している。そして、上部マウントラバー23の円筒部23 1 の、ポンプ支持面23 3 よりも上側円筒部分は、その上端のフランジ部23 2 よりも薄肉に形成されて該上側円筒部分の内、外周面が各々その全面に亘って空間に臨んでおり、また下部マウントラバー24の円筒部24 1 の、ポンプ支持面24 3 よりも下側円筒部分は、その下端のフランジ部24 2 よりも薄肉に形成されて該下側円筒部分の内、外周面が各々その全面に亘って空間に臨んでいる。
【0021】
而して、上部マウントラバー23は、その座面235 を上部マウントブラケット20の座面203 に当接させ、且つその嵌合溝236 …を第1〜第3支持パイプ15〜17にそれぞれ嵌合させた状態で支持される。そして上部マウントラバー23のポンプ支持面233 に燃料ポンプ22の上部が嵌合し、その外周がリング25によって保持される。同様に、下部マウントラバー24は、その座面245 を下部マウントブラケット21の座面213 に当接させ、且つその嵌合溝246 …を第1〜第3支持パイプ15〜17にそれぞれ嵌合させた状態で支持される。そして下部マウントラバー24のポンプ支持面243 に燃料ポンプ22の下部が嵌合し、その外周がリング25によって保持される。
【0022】
上部マウントラバー23及び下部マウントラバー24の円筒部231 ,241 が燃料に浸漬されて膨潤しても、リング25で外周を押さえることにより前記円筒部231 ,241 から燃料ポンプ22が抜けることがない。
【0023】
燃料ポンプ22の下面から下方に延びる吸入管26は、下部マウントブラケット21の内部空間を下方に貫通し、その下端に燃料フィルター27が装着される。燃料ポンプ22の上面から上方に延びる吐出管28と、カバープレート13を貫通して溶接されたフィードパイプ29の下端とが第1フィードホース30により接続され、フィードパイプ29の上端を90°屈曲させて形成した継手部291 にエンジンに連なる第2フィードホース31が接続される。
【0024】
燃料ポンプ22の上面にコネクタ32を介して接続されたリード線33はカバープレート13を貫通し、該カバープレート13の上面においてコネクタ34を介してリード線35に接続される。
【0025】
次に、前述の構成を備えた本発明の第1実施例の作用について説明する。
【0026】
リード線35、コネクタ34、リード線33及びコネクタ32を介して燃料ポンプ22に給電すると、燃料ポンプ22が駆動されて燃料タンクT内の燃料が燃料フィルター27及び吸入管26を経て吸入され、吐出管28、第1フィードホース30、フィードパイプ29及び第2フィードホース31を経てエンジンに送給される。エンジンにおいて消費されなかった余剰燃料はリターンホース19及び第3支持パイプ17の内部を通過して燃料タンクT内に戻される。このように、第3支持パイプ17を余剰燃料のリターンパイプとして利用することにより、部品点数の削減及びポンプユニットPの小型化を図ることができる。
【0027】
上部マウントラバー23は、その上面に形成した座面235 を上部マウントブラケット20の下面に形成した座面203 に当接させることにより上方への移動を規制されており、しかもその外周に形成した3個の嵌合溝236 …を第1〜第3支持パイプ15,16,17に嵌合させることにより半径方向への移動を規制されている。同様に、下部マウントラバー24は、その下面に形成した座面245 を下部マウントブラケット21の上面に形成した座面213 に当接させることにより下方への移動を規制されており、しかもその外周に形成した3個の嵌合溝246 …を第1〜第3支持パイプ15,16,17に嵌合させることにより半径方向への移動を規制されている。
【0028】
従って、上部マウントラバー23のポンプ支持面233 に上端部を嵌合させ、下部マウントラバー24のポンプ支持面243 に下端部を嵌合させた燃料ポンプ22は、第1〜第3支持パイプ15〜17に周囲を囲まれて安定した姿勢で支持され、振動や衝撃による脱落が確実に防止される。特に、上部マウントラバー23及び下部マウントラバー24の外周に形成した嵌合溝236 …,246 …を第1〜第3支持パイプ15,16,17に嵌合させているので、燃料に浸漬された上部マウントラバー23及び下部マウントラバー24が半径方向外側に膨潤すると、前記嵌合溝236 …,246 …が第1〜第3支持パイプ15,16,17に強く食い込むため、上部マウントブラケット20及び下部マウントブラケット21からの上部マウントラバー23及び下部マウントラバー24の脱落が一層効果的に防止される。
【0029】
しかも、燃料ポンプ22の上下両端は円筒部231 ,241 の内周に形成したポンプ支持面233 ,243 に嵌合支持されているので、その円筒部231 ,241 を低ばね化して振動の伝達を防止しても燃料ポンプ22の支持が不安定になることはない。その結果、燃料ポンプ22の振動が燃料タンクTを介して車体に伝達されることが防止され、燃料ポンプ22の振動に起因する騒音を低減することができるばかりか、車体の振動が燃料タンクTを介して燃料ポンプ22に伝達されることが防止され、燃料ポンプ22の電気モータのブラシやコンミテータの耐久性を向上させることができる。
【0030】
また、第1〜第3支持パイプ15〜17は燃料ポンプ22の外周を囲むように配置されているため、それら第1〜第3支持パイプ15〜17に燃料ポンプ22の重量や慣性力を均等に支持させることが可能となり、第1〜第3支持パイプ15〜17自体が軽量で曲げ強度の高い中空構造であることと相俟って、重量を増加させることなく燃料ポンプ22を確実に支持することができる。
【0031】
更に、上部マウントラバー23及び下部マウントラバー24は、上部マウントブラケット20及び下部マウントブラケット21に固定されるフランジ部232 ,242 の直径が燃料ポンプ22を支持する円筒部231 ,241 の直径よりも大径に形成されているので、燃料ポンプ22を安定した状態で支持することができる。
【0032】
図7及び図8は本発明の第2実施例を示すもので、図7は前記図3に対応する図、図8は図7の8−8線断面図である。尚、第2実施例において、前記第1実施例の部材に対応する部材には、第1実施例の部材に付した符号と同じ符号が付してある。
【0033】
第2実施例は、燃料ポンプPの下端を第1実施例の下部マウントラバー24と同一構造の下部マウントラバー24で支持し、上部マウントラバー23を廃止したものである。上部マウントラバー23を廃止したことにより燃料ポンプ22が下部マウントラバー24と一体で上方に位置ずれするのを防止すべく、下部マウントブラケット21の構造が第1実施例と異なっている。
【0034】
即ち、第2実施例の下部マウントブラケット21は、環状の座面213 の外周の3か所を上向きに折り曲げ、そこに第1〜第3支持パイプ15〜17にそれぞれ溶接される凹部212 …を形成し、更にその先端を内向きに折り曲げて3個の係止爪214 …を形成している。従って、下部マウントラバー23は、その座面235 を下部マウントブラケット21の座面213 上に当接させ、その3個の嵌合溝236 …を下部マウントブラケット21の凹部212 …の裏面に嵌合させ、更にフランジ部242 の上面を3個の係止爪214 …で係止した状態で支持される。
【0035】
この第2実施例によれば、上部マウントラバー23を廃止したことにより、燃料ポンプ22を一層柔らかく支持して振動の伝達を防止することができる。また、下部マウントラバー24だけで燃料ポンプ22を安定して支持することが可能であるが、燃料ポンプ22の上部をカバープレート13に接続する可撓性を有する第1フィードホース30の作用により、燃料ポンプ22の上部の振れを一層確実に防止することができる。
【0036】
また、下部マウントラバー24は、下部マウントブラケット21に固定されるフランジ部242 の直径が燃料ポンプ22を支持する円筒部241 の直径よりも大径に形成されているので、燃料ポンプ22を安定した状態で支持することができる。
【0037】
図9〜図11は本発明の第3実施例を示すもので、図9は前記図3に対応する図、図10は図9の10−10線断面図、図11は図9の11−11線断面図である。尚、第2実施例において、前記第1、第2実施例の部材に対応する部材には、第1、第2実施例の部材に付した符号と同じ符号が付してある。
【0038】
第3実施例は、燃料ポンプPを第1〜第3支持パイプ15,16,17で支持する代わりに、鋼板をプレス成形した単一の支持ステー36を用いている。支持ステー36は側面視で逆「J」字状に形成されており、その上端部がカバープレート13の下面に溶接される。カバープレート13を貫通するリターンパイプ37は、カバープレート13から垂下する支持ステー36の側面に凹設したパイプ溝361 に嵌合して溶接される。リターンパイプ37の上端は90°折り曲げられて継手部371 が形成されており、そこにエンジンからの余剰燃料を戻すリターンホース19が接続される。支持ステー36にリターンパイプ37を溶接したことにより、両者が相互に補強し合って剛性が高められる。
【0039】
支持ステー36の下端に、概略環状の下部マウントブラケット21から上方に延びる腕部215 が溶接される。下部マウントブラケット21の内周は外向きに折り曲げられてマウントラバー支持縁216 が形成されており、そのマウントラバー支持縁216 に円筒部241 よりも大径のフランジ部242 に形成した支持溝247 が嵌合する。円筒部241 の上部内周には、燃料ポンプ22の下端が嵌合するポンプ支持面243 が形成されるとともに、円筒部241 の上部外周には保持リング25が嵌合するリング溝244 が形成される。
【0040】
下部マウントラバー24の下端部(即ち、下部マウントブラケット21に接続されるフランジ部242 の直径は)、マウントラバー24の上端部(即ち、円筒部241 の直径)よりも大きく設定されており、これにより燃料ポンプ22の安定した支持が図られている。
【0041】
而して、この第3実施例によっても、下部マウントラバー24で燃料ポンプ22を確実に支持しながら振動の伝達を効果的に防止することができる。
【0042】
図12及び図13は本発明の第4実施例を示すもので、図12は前記図3に対応する図、図13は図12の13−13線断面図である。尚、第4実施例において、前記第1〜第3実施例の部材に対応する部材には、第1〜第3実施例の部材に付した符号と同じ符号が付してある。
【0043】
第4実施例は、支持ステー36に上部マウントブラケット20及び下部マウントブラケット21を溶接し、これら上部マウントブラケット20及び下部マウントブラケット21に支持した上部マウントラバー23及び下部マウントラバー24に燃料ポンプ22の上端及び下端を嵌合させたものである。上部マウントラバー23及び下部マウントラバー24の構造は第1実施例のものと同一であるが、上部マウントブラケット20及び下部マウントブラケット21の構造が第1実施例のものと異なっている。
【0044】
即ち、腕部205 ,215 によって支持ステー36に溶接された上部マウントブラケット20及び下部マウントブラケット21は、上部マウントラバー23及び下部マウントラバー24の座面235 ,245 及び外周部に当接して保持する座面207 ,217 及び側壁208 ,218 を備えている。前記上部マウントブラケット20及び下部マウントブラケット21によって上部マウントラバー23及び下部マウントラバー24は上下方向及び水平方向に確実に支持され、振動による脱落が確実に防止される。
【0045】
更に、上部マウントラバー23及び下部マウントラバー24は、上部マウントブラケット20及び下部マウントブラケット21に固定されるフランジ部232 ,242 の直径が燃料ポンプ22を支持する円筒部231 ,241 の直径よりも大径に形成されているので、燃料ポンプ22を安定した状態で支持することができる。
【0046】
図14及び図15は本発明の第5実施例を示すもので、図14は前記図3に対応する図、図15は図14の15−15線断面図である。尚、第5実施例において、前記第1〜第4実施例の部材に対応する部材には、第1〜第4実施例の部材に付した符号と同じ符号が付してある。
【0047】
第5実施例は、前記第2実施例の第1〜第3支持パイプ15,16,17を支持ステー36に置き換えるとともに、その下部マウントブラケット21の形状を変更したものである。第5実施例の下部マウントブラケット21は前記第4実施例の下部マウントブラケット21(図12参照)と類似しているが、側壁218 の上端を内向きに折り曲げた3個の係止爪219 …を備えた点で異なっている。3個の係止爪219 …は下部マウントラバー24のフランジ部242 の上面を押さえるもので、下部マウントラバー24を下部マウントブラケット21に強固に支持して振動による脱落を防止することができる。
【0048】
また、下部マウントラバー24は、下部マウントブラケット21に固定されるフランジ部242 の直径が燃料ポンプ22を支持する円筒部241 の直径よりも大径に形成されているので、燃料ポンプ22を安定した状態で支持することができる。
【0049】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0050】
例えば、上部マウントラバー23及び下部マウントラバー24は、上下両端がそれぞれ燃料ポンプ22及びマウントブラケット20,21に接続される円筒部231 ,241 を備えるものであれば、その形状は実施例に限定されるものではない。
【0051】
【発明の効果】
以上のように請求項1の発明によれば、マウントラバーは、概略円筒状に形成された円筒部の下端に連設したフランジ部が支持部材に固定されるとともに、その円筒部の上部内周に形成したポンプ支持面に燃料ポンプの下端部が嵌合支持され、その円筒部の、ポンプ支持面よりも下側円筒部分は、フランジ部よりも薄肉に形成されて軸線が鉛直に配置されると共に、該下側円筒部分の内、外周面が各々その全面に亘って空間に臨んでいるので、マウントラバーの円筒部を低ばね化して、燃料ポンプと燃料タンク間での振動の伝達を効果的に防止でき、またそのように円筒部を低ばね化しても、燃料ポンプを支持部材に確実に支持することができ、燃料ポンプの安定した支持が可能となる。これにより、燃料ポンプを支持部材に確実に支持して脱落を防止しながら、燃料ポンプから燃料タンクへの振動伝達と燃料タンクから燃料ポンプへの振動伝達とを効果的に防止して騒音低減および燃料ポンプの耐久性向上を図ることができる。
【0052】
また請求項2の発明によれば、燃料ポンプの上端部とカバープレートとを、該燃料ポンプが吐出した燃料を送給する可撓性のフィードホースで弾性的に接続したので、フィードホースで燃料ポンプの上部の揺れを規制することにより、燃料ポンプを一層確実に支持することができる。
【0053】
また請求項3の発明によれば、マウントラバーは、概略円筒状に形成された円筒部を備えた上部マウントラバー及び下部マウントラバーからなり、上部マウントラバー円筒部上端と下部マウントラバーの円筒部下端にそれぞれ連設したフランジ部が支持部材に固定されるとともに、上部マウントラバーの円筒部下部内周に形成したポンプ支持面に燃料ポンプの上端部が、また下部マウントラバー円筒部の上部内周に形成したポンプ支持面に燃料ポンプの下端部がそれぞれ嵌合支持され、上部マウントラバーの円筒部の、ポンプ支持面よりも上側円筒部分と、下部マウントラバーの円筒部の、ポンプ支持面よりも下側円筒部分とは、フランジ部よりも薄肉に形成されて軸線が鉛直に配置されると共に、該円筒部分の内、外周面が各々その全面に亘って空間に臨んでいるので、上部マウントラバー及び下部マウントラバーの各円筒部を低ばね化して、燃料ポンプと燃料タンク間での振動の伝達を効果的に防止でき、またそのように各円筒部を低ばね化しても、燃料ポンプを支持部材に確実に支持することができ、燃料ポンプの安定した支持が可能となる。これにより、燃料ポンプを支持部材に確実に支持して脱落を防止しながら、燃料ポンプから燃料タンクへの振動伝達と燃料タンクから燃料ポンプへの振動伝達とを効果的に防止して騒音低減及び燃料ポンプの耐久性向上を図ることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の燃料タンクの斜視図
【図2】図1の2方向拡大矢視図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】図3の5−5線断面図
【図6】図3の6−6線断面図
【図7】第2実施例に係る、前記図3に対応する図
【図8】図7の8−8線断面図
【図9】第3実施例に係る、前記図3に対応する図
【図10】図9の10−10線断面図
【図11】図9の11−11線断面図
【図12】第4実施例に係る、前記図3に対応する図
【図13】図12の13−13線断面図
【図14】第5実施例に係る、前記図3に対応する図
【図15】図14の15−15線断面図
【符号の説明】
2 開口部
13 カバープレート
15 第1支持パイプ(支持部材)
16 第2支持パイプ(支持部材)
17 第3支持パイプ(支持部材)
22 燃料ポンプ
23 上部マウントラバー(マウントラバー)
231 円筒部
232 フランジ部
233 ポンプ支持面
24 下部マウントラバー(マウントラバー)
241 円筒部
242 フランジ部
243 ポンプ支持面
30 第1フィードホース(フィードホース)
36 支持ステー(支持部材)
T 燃料タンク

Claims (4)

  1. 燃料タンク(T)の上面に形成した開口部(12 )を閉塞するカバープレート(13)から該燃料タンク(T)の内部に支持部材(15,16,17,36)を垂下させ、この支持部材(15,16,17,36)にマウントラバー(24)を介して燃料ポンプ(22)を支持する燃料ポンプの支持構造において、
    前記マウントラバー(24)は概略円筒状に形成された円筒部(241 と、この円筒部(24 1 )の下端に連設され該円筒部(24 1 )よりも大径のフランジ部(24 2 )とを備えており、
    そのフランジ部(24 2 が前記支持部材(15,16,17,36)に固定されるとともに、前記円筒部(241 )の上部内周に形成されたポンプ支持面(243 )に燃料ポンプ(22)の下端部が嵌合支持され
    前記円筒部(24 1 )の、ポンプ支持面(24 3 )よりも下側円筒部分は、前記フランジ部(24 2 )よりも薄肉に形成されて軸線が鉛直に配置されると共に、該下側円筒部分の内、外周面が各々その全面に亘って空間に臨んでいることを特徴とする、燃料ポンプの支持構造。
  2. 燃料ポンプ(22)の上端部とカバープレート(13)とを、該燃料ポンプ(22)が吐出した燃料を送給する可撓性のフィードホース(30)で弾性的に接続したことを特徴とする、請求項1記載の燃料ポンプの支持構造。
  3. 燃料タンク(T)の上面に形成した開口部(12 )を閉塞するカバープレート(13)から該燃料タンク(T)の内部に支持部材(15,16,17,36)を垂下させ、この支持部材(15,16,17,36)に上部マウントラバー(23)及び下部マウントラバー(4)を介して燃料ポンプ(22)を支持する燃料ポンプの支持構造において、
    上部マウントラバー(23)は、概略円筒状に形成された円筒部(231 と、この円筒部(23 1 )の上端に連設され該円筒部(23 1 )よりも大径のフランジ部(23 2 )とを備える一方、下部マウントラバー(24)は、概略円筒状に形成された円筒部(24 1 )と、この円筒部(24 1 )の下端に連設され該円筒部(24 1 )よりも大径のフランジ部(24 2 )とを備え、
    上部マウントラバー(23)はそのフランジ部(23 2 が前記支持部材(15,16,17,36)に固定されるとともに、その円筒部(231 )の下部内周に形成されたポンプ支持面(233 )に燃料ポンプ(22)の上端部が嵌合支持される一方、下部マウントラバー(24)はそのフランジ部(24 2 の下部が前記支持部材(15,16,17,36)に固定されるとともに、その円筒部(241 )の上部内周に形成されたポンプ支持面(243 )に燃料ポンプ(22)の下端部が嵌合支持され
    上部マウントラバー(23)の円筒部(23 1 )の、ポンプ支持面(23 3 )よりも上側円筒部分は、その上端の前記フランジ部(23 2 )よりも薄肉に形成されて軸線が鉛直に配置されると共に、該上側円筒部分の内、外周面が各々その全面に亘って空間に臨んでおり、一方、下部マウントラバー(24)の円筒部(24 1 )の、ポンプ支持面(24 3 )よりも下側円筒部分は、その下端の前記フランジ部(24 2 )よりも薄肉に形成されて軸線が鉛直に配置されると共に、該下側円筒部分の内、外周面が各々その全面に亘って空間に臨んでいることを特徴とする、燃料ポンプの支持構造。
  4. 各フランジ部(23 2 ,24 2 )は、これと対応する円筒部(23 1 ,24 1 )を同心状に囲繞して、該円筒部(23 1 ,24 1 )外周面との間に環状溝を形成していることを特徴とする、請求項1又は3記載の燃料ポンプの支持構造。
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