JP5817088B2 - ニトリルヒドラターゼ遺伝子を欠失又は不活性化させた微生物 - Google Patents
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Description
(1)ニトリルヒドラターゼ活性を有する微生物におけるニトリルヒドラターゼ遺伝子が欠失又は不活性化された微生物。
(b)ドナー微生物として、(i)レシピエント微生物中のニトリルヒドラターゼ遺伝子とその周辺の塩基配列とを含む塩基配列において当該ニトリルヒドラターゼ遺伝子を欠失又は不活性化させた塩基配列領域、(ii)当該ドナー微生物において機能する接合伝達開始領域、(iii)当該ドナー微生物において機能する複製開始領域、(iv)レシピエント微生物が感受性を示す薬剤に対する耐性遺伝子、及び(v)レシピエント微生物に対する条件致死遺伝子を含む、遺伝子改変用プラスミドを用いて形質転換された微生物を作製する工程;
(c)前記(b)で作製されたドナー微生物から前記(a)で作製されたレシピエント微生物への接合伝達を行うことにより、当該レシピエント微生物の形質転換体を作製する工程;並びに
(d)前記(c)で作製された形質転換体を、前記条件致死遺伝子が機能し得る培養条件で培養する工程。
(2)上記(1)に記載の微生物に、異種ニトリルヒドラターゼ遺伝子が導入された形質転換微生物。
(3)上記(1)に記載の微生物及び/又は上記(2)に記載の形質転換微生物を培養し、得られる培養物から前記異種ニトリルヒドラターゼを採取することを特徴とする、ニトリルヒドラターゼの製造方法。
(4)上記(1)に記載の微生物及び/又は上記(2)に記載の形質転換微生物を培養して得られる培養物又は当該培養物の処理物をニトリル化合物に接触させ、当該接触により生成されるアミド化合物を採取することを特徴とする、アミド化合物の製造方法。
1.ニトリルヒドラターゼ遺伝子が改変された微生物
本発明に係るニトリルヒドラターゼ遺伝子が改変(欠失又は不活性化(以下、「欠失等」ということがある))された微生物(以下、「本発明の微生物」ということがある)は、前述した通り、ニトリルヒドラターゼ活性を有する微生物におけるニトリルヒドラターゼ遺伝子が欠失又は不活性化された微生物である。
本発明の微生物が得られる前の、ニトリルヒドラターゼ活性を有する微生物(対象微生物)としては、ニトリルヒドラターゼを産生し、その活性を示すものであればよく、特に限定はされない。例えば、ロドコッカス属細菌、バチルス属細菌、シュードノカルディア属細菌、ジオバチルス属細菌、シュードモナス属細菌、ノカルディア属細菌、コリネバクテリウム属細菌等が好ましく挙げられる。中でもロドコッカス属細菌は、細胞壁が強固で反応液中へタンパク質などの菌体内容物が漏れないため、産業的に微生物触媒としての使用等に適している点でより好ましい。
ニトリルヒドラターゼは、以下の反応式に示すように、ニトリル化合物のニトリル基に作用し、対応するアミド化合物に変換する水和反応を触媒する酵素である。
(式中、Rは、置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置換のアルケニル基、置換又は無置換のシクロアルキル基、置換又は無置換のアリール基、あるいは置換又は無置換の飽和又は不飽和複素環基を表す。)
ここで、「ニトリルヒドラターゼ活性」とは、ニトリル化合物のニトリル基に作用して対応するアミド化合物に変換させる活性を意味する。本発明の微生物等のニトリルヒドラターゼ活性の測定方法としては、例えば、ニトリル化合物の1種であるアクリロニトリルを用いる方法が挙げられる。この方法では、ニトリルヒドラターゼ活性の結果としてアクリロニトリルに対応するアミド化合物、すなわちアクリルアミドが得られる。従って、本発明の微生物等をアクリロニトリルに接触させ、生成するアクリルアミドの量の増加を定量することで、ニトリルヒドラターゼ活性を測定することができる。あるいは、アクリロニトリルの消費量を定量することによってもニトリルヒドラターゼ活性を測定することができる。
本発明の微生物は、本来有するニトリルヒドラターゼ遺伝子が欠失又は不活性化されたものであるが、この欠失等される遺伝子(標的遺伝子)としては、対象微生物のゲノムDNAにコードされるニトリルヒドラターゼ遺伝子の一部又は全部が欠失等されたもの、プロモーター配列の一部又は全部が欠失等されたもの、発現調節に関連する遺伝子の一部又は全部が欠失等されたものなどが挙げられる。これらの欠失等された領域は単独でもよいし複数を組み合わせたものでもよい。
2.ニトリルヒドラターゼ遺伝子が改変された微生物の製造
本発明において、ニトリルヒドラターゼ遺伝子を欠失又は不活性化する方法としては、限定はされず、如何なる方法を適用してもよい。例えば、ゲノムDNAの相同領域を有するプラスミドを形質転換する方法を用いることができる。形質転換の方法としては、エレクトロポレーション法や接合伝達法が使用できる。
(b)ドナー微生物として、下記(i)〜(v):
(i)レシピエント微生物中のニトリルヒドラターゼ遺伝子(標的遺伝子)とその周辺の塩基配列とを含む塩基配列において当該ニトリルヒドラターゼ遺伝子を欠失又は不活性化させた塩基配列領域、
(ii)当該ドナー微生物において機能する接合伝達開始領域、
(iii)当該ドナー微生物において機能する複製開始領域、
(iv) レシピエント微生物が感受性を示す薬剤に対する耐性遺伝子、及び
(v)レシピエント微生物に対する条件致死遺伝子
を含む、遺伝子改変用プラスミドを用いて形質転換された微生物を作製する工程;
(c)工程(b)で作製されたドナー微生物から工程(a)で作製されたレシピエント微生物への接合伝達を行うことにより、当該レシピエント微生物の形質転換体を作製する工程;並びに
(d)工程(c)で作製された形質転換体を、前記条件致死遺伝子が機能し得る培養条件で培養する工程。
上記欠失又は不活性化方法において用いるレシピエント微生物としては、ニトリルヒドラターゼ活性を有する微生物であれば、特に限定はされず、中でもロドコッカス属細菌が、前述した理由でより好ましい。ロドコッカス属細菌等の具体例についても、前述と同様のものが挙げられる。
2.1. 工程(a)
工程(a)では、接合伝達に供するレシピエント微生物として、接合伝達に供するドナー微生物が感受性を示す薬剤への耐性を強化した微生物を作製する。「薬剤への耐性を強化する」とは、レシピエント微生物が薬剤耐性を有していない場合には、薬剤耐性を付与することをいい、レシピエント微生物が薬剤耐性の乏しい場合には、当該耐性をより強化することをいう。
2.2. 工程(b)
工程(b)では、接合伝達に供するドナー微生物として、所定の遺伝子改変用プラスミド(接合用プラスミド)を用いて形質転換された微生物を作製する。遺伝子改変用プラスミド、すなわちレシピエント微生物中のニトリルヒドラターゼ遺伝子を改変するためのプラスミドDNAとしては、前述の(i)〜(v)の構成(遺伝子・塩基配列)を含むものを用いる。
なお、ニトリルヒドラターゼ遺伝子の周辺の塩基配列としては、特に限定はされないが、当該ロドコッカス属細菌ゲノムとの相同領域(ニトリルヒドラターゼ遺伝子周辺の塩基配列)が長いほどより効率よく相同組換えを起こすことが出来るため、クローニングに支障が出ない範囲でより長い配列を用いることが好ましい。例えば、当該遺伝子に加え、発現調節に関連する遺伝子の上流及び下流の相同領域が両端からそれぞれ100〜3000 bpの塩基配列を含む配列であることが好ましく、より好ましくは500〜2000 bpの塩基配列を含む配列である。単離した塩基配列を用いて、前記(i)の配列を作製する方法は特に限定されず、PCR法や制限酵素を用いた標的遺伝子部分の切除又は置換等の公知技術を用いて行うことができる。
2.3. 工程(c)
工程(c)では、工程(b)で作製されたドナー微生物から工程(a)で作製されたレシピエント微生物への接合伝達を行う。通常は、ドナー微生物及びレシピエント微生物のそれぞれの菌体懸濁液を混合し、適当なプレート培地(LB培地等)上に均一に広げて、両微生物の接合を行わせる。
2.4. 工程(d)
工程(d)では、工程(c)で作製されたレシピエント微生物の形質転換体(形質転換微生物)を、前記遺伝子改変用プラスミド由来の条件致死遺伝子が機能し得る培養条件で培養(継代培養)する。条件致死遺伝子が機能し得る培養条件としては、限定はされないが、例えば条件致死遺伝子がsacB遺伝子の場合は、スクロース含有培地を用いた培養が用いられる。
3.ニトリルヒドラターゼの製造方法
本発明のニトリルヒドラターゼの製造方法、詳しくは、異種ニトリルヒドラターゼの製造方法は、前述した本発明の微生物に異種ニトリルヒドラターゼ遺伝子が導入された形質転換微生物を培養し、得られる培養物から前記異種ニトリルヒドラターゼを採取することを特徴とする方法である。
4.アミド化合物の製造方法
上述のように製造された異種ニトリルヒドラターゼ(前述した培養物を含む)は、酵素触媒(菌体のまま利用する微生物触媒等を含む)として物質生産に利用することができる。例えば、ニトリル化合物に、異種ニトリルヒドラターゼを接触させ、当該接触によりニトリル化合物が変換されて生成されるアミド化合物を採取することにより、アミド化合物を製造することができる。
以下に、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(1)接合伝達プラスミド(pK19mobsacB1)の作製
プラスミドpDNR-1r(clontech社製)を鋳型とし、当該pDNR-1r中のsacB遺伝子を、NspV切断サイトを付加したプライマーSAC-01(配列番号9)及びSAC-02(配列番号10)を使用したPCRにより増幅して、約1.9 kbのsacB遺伝子断片を得た。PCRは以下の反応条件で行った。
プライマー:
SAC-01: 5'-GGTTCGAATACCTGCCGTTCACTATTATTTAGTG-3'(配列番号9)
SAC-02: 5'-GGTTCGAATCGGCATTTTCTTTTGCGTTTTTATTTG-3'(配列番号10)
反応液組成:
滅菌水 22 μl
2×PrimeSTAR(タカラバイオ社製) 25 μl
プライマーSAC-01(配列番号9) 1 μl
プライマーSAC-02(配列番号10) 1 μl
pDNR-1r(clontech社製)(100倍希釈) 1 μl
総量 50 μl
温度サイクル:
98℃ 10秒、55℃ 15秒及び72℃ 150秒の反応を30サイクル、72℃ 300秒の反応を1サイクル
sacB遺伝子断片を制限酵素NspV(タカラバイオ社製)で消化後、pK19mobのNspVサイトに接続し、sacB遺伝子が正方向に導入されたプラスミドpK19mobsacB1を構築した。pK19mob NspV切断断片とsacB遺伝子断片及びsacB遺伝子NspV切断断片の精製にはGFX PCR DNA band and Gel Band Purification kit(GE Healthcare社製)を、両断片の接続にはDNA Ligation Kit <Mighty Mix>を、プラスミドの抽出にはQIAprep miniprep kit(QIAGEN社製)を用いた。
(2)J1株ゲノムDNAの調製
ロドコッカス・ロドクロウス(Rhodococcus rhodochrous)J1株(以下、J1株と称する)を100mlのMYK培地(0.5%ポリペプトン、0.3%バクトイーストエキス、0.3%バクトモルトエキス、1%グルコース、0.2% K2HPO4、0.2% KH2PO4、pH7.0)中、30℃にて72時間振盪培養した。
(3)ニトリルヒドラターゼ遺伝子の増幅と発現プラスミドの構築
実施例1(1)で得られたJ1株のゲノムDNAを鋳型として使用し、以下の反応条件でPCRを行った。
プライマー:
NH-121: 5'-GGCCTGCAGGagctgctgacgatgttcatcc-3'(配列番号11)(下線部はSse8387Iサイト)
NH-122: 5'-tcttcgctgattcctcattcctttcatcgg-3'(配列番号12)
反応液組成:
鋳型DNA(J1株ゲノムDNA) 1μl
プライマーNH-121(配列番号11) 0.5μl
プライマーNH-122(配列番号12) 0.5μl
滅菌水 8μl
PrimeSTAR(タカラバイオ) 10μl
総量 20μl
温度サイクル:
98℃ 10秒、55℃ 15秒及び72℃ 20秒の反応を30サイクル
同様に、下記のプライマーNH-123(配列番号13)、NH-124(配列番号14)を使用し、上記と同じ条件でPCRを実施した。
プライマー:
NH-123: 5'-gaatgaggaatcagcgaagatgagatccgc-3'(配列番号13)
NH-124: 5'-CCTCTAGAtggcacgactgatcgatgcc-3'(配列番号14)(下線部はXbaIサイト)
PCR終了後、反応液2μlを0.7%アガロースゲルにおける電気泳動に供し、約2kbのPCR産物の検出を行った。PCR産物を確認した後、反応液をGFX PCR DNA band and GelBand Purification kit(アマシャムバイオサイエンス社製)で精製した。
次に上記で増幅した2つのPCR断片を連結するため、以下の反応条件でAssembly PCRを行った。
反応液組成:
鋳型DNA 1(NH-121+NH-122の増幅産物) 0.5μl
鋳型DNA 2(NH-123+NH-124の増幅産物) 0.5μl
プライマーNH-121(配列番号11) 0.5μl
プライマーNH-124(配列番号14) 0.5μl
滅菌水 8μl
PrimeSTAR(タカラバイオ) 10μl
総量 20μl
温度サイクル:
98℃ 10秒、55℃ 15秒 及び72℃ 40秒の反応を30サイクル
PCR終了後、約4kbの増幅産物をアガロース電気泳動で確認し、Mighty Cloning Kit(Blunt End)(タカラバイオ)でpUC118にクローニングした。
接合伝達に使用するドナーは、遺伝子欠失株のセレクションに薬剤耐性が必要である。そこで、種々の薬剤耐性株の取得を試み、アンピシリン耐性を有するJ1株の変異株を下記の方法で取得した。
(1)ドナーの調製
乾熱滅菌した試験管に、大腸菌S17-1λpirのコンピテントセル20μlとプラスミドpBKHN01 1μlとを加え、氷上で30分静置した。42℃で30秒ヒートショック後、SOC培地を180μl添加し、37℃で1時間振とう培養を行った。その後、50μg/mlカナマイシンを含んだLBプレートに塗布し、37℃で一晩静置した。
(2)レシピエントの調整
J1-Amp株をMYKプレートにストリークし、30℃で2日生育させた。生育したコロニーは実施例3(1)と同様の方法で回収、洗浄し、レシピエントとなる菌体懸濁液を調製した。
(3)接合伝達
実施例3(1)で調製したドナー溶液と、実施例3(2)で調製したレシピエント溶液を100μlずつ混合し、抗生物質を含まないMYKプレートに塗布し、30℃で一晩静置した。
(4)ニトリルヒドラターゼ遺伝子の欠失
接合伝達により得られた組み換え菌:#54は、ゲノムのニトリルヒドラターゼ遺伝子の領域に相同組換えによりプラスミドが挿入されているが、ニトリルヒドラターゼ遺伝子を欠失するには2段階の相同組換えが必要である(図3(A)参照)。そこで、sacB遺伝子を利用した選抜を実施した。
プライマー:
NH-09: 5'-CGAGAGATCGGAGACGCAGA-3'(配列番号39)
NH-23: 5'-CGCACTGCTGCTAGATGGAGACACAGG-3'(配列番号40)
反応液組成:
鋳型DNA(ゲノムDNA) 1μl
プライマーNH-09(配列番号39) 0.5μl
プライマーNH-23(配列番号40) 0.5μl
滅菌水 8μl
PrimeSTAR(タカラバイオ) 10μl
総量 20μl
温度サイクル:
98℃ 10秒、55℃ 15秒 及び72℃ 20秒の反応を30サイクル
その結果、16個の内、6個のコロニーはニトリルヒドラターゼ遺伝子が欠失していることが確認された。これらのコロニーから得られたニトリルヒドラターゼ遺伝子欠失株を、それぞれDN1〜DN6株と命名した。
DN1〜DN6株とJ1株とを下記の培地で培養し、ニトリルヒドラターゼ活性を確認した。前培養は30℃で3日間、本培養は30℃で2日間、振とう培養した。
[前培養培地組成]
グルコース 20 g/L
味液 20 g/L
ポリペプトン 5 g/L
酵母エキス 3 g/L
MgSO4・7H2O 1 g/L
KH2PO4 1 g/L
K2HPO4 1g/L
(pH 7.0)
[本培養液組成]
グルコース 15 g/L
ポリペプトン 3 g/L
酵母エキス 3 g/L
MgSO4・7H2O 1 g/L
KH2PO4 1 g/L
K2HPO4 1 g/L
エタノール 2 g/L
CoCl2・6H2O 0.025 g/L
チアミン 0.002
ビタミンK 0.002 g/L
尿素 15 g/L
(pH 7.0)
菌体を含む培養液のニトリルヒドラターゼ活性の測定は、以下の方法に従って行った。
(分析条件)
分析機器 ガスクロマトグラフGC-14B(島津製作所製)
検出器 FID(200℃にて検出)
カラム ポラパックPS(ウォーターズ社製カラム充填剤)を充填した1mガラスカラム
カラム温度 190℃
その結果、J1株の菌体活性(ニトリルヒドラターゼ活性)は27U/mg cellであったが、ニトリルヒドラターゼ遺伝子を欠失したDN1〜DN6株ではニトリルヒドラターゼ活性は検出されなかった。以上の結果より、DN1〜DN6株はゲノム由来ニトリルヒドラターゼが欠失している(ゲノムDNAにおいてニトリルヒドラターゼ遺伝子が欠失している)ことを確認した。
実施例2と同様の手法を用いて、クロラムフェニコール濃度を2μg/ml→5μg/ml→10μg/mlに高めながら繰り返し、10μg/mlのクロラムフェニコール濃度で生育するクロラムフェニコール耐性株(J1-Cm株)を得た。
これらの得られた欠失株について、実施例4と同様の方法で培養し、ニトリルヒドラターゼ活性を確認したところ、いずれの欠失株においてもニトリルヒドラターゼ活性が確認できなかった。
(1)M8株由来ニトリルヒドラターゼ発現プラスミドの作製
実施例1(2)と同様の手法により、ロドコッカス・ロドクロウス M8株(以下、M8株と称する)のゲノムDNAを得た。なお、M8株(SU1731814)は、ロシア菌株センターIBFM(VKPM S-926)から入手することができる。
プライマー:
M8-1: 5'-GGTCTAGAATGGATGGTATCCACGACACAGGC-3'(配列番号15)
M8-2: 5'-cccctgcaggtcagtcgatgatggccatcgattc-3'(配列番号16)
反応液組成:
鋳型DNA(M8株ゲノムDNA) 1μl
プライマーM8-1(配列番号15) 0.5μl
プライマーM8-2(配列番号16) 0.5μl
滅菌水 8μl
PrimeSTAR(タカラバイオ) 10μl
総量 20μl
温度サイクル:
98℃ 10秒、55℃ 5秒、72℃ 30秒の反応を30サイクル
次に、得られたプラスミドDNAを制限酵素XbaIとSse8387Iで切断後、0.7%アガロースゲルにより電気泳動を行い、1.6kbのニトリルヒドラターゼ遺伝子断片(配列番号23)を回収し、プラスミドpSJ042のXbaI-Sse8387Iサイトに導入した。得られたプラスミドをpSJ-N01Aと命名した。なお、pSJ042はロドコッカス菌においてJ1株由来ニトリルヒドラターゼを発現するプラスミドとして特開2008-154552号公報に示す方法で作製されたものであり、pSJ042の作製に使用したプラスミドpSJ023は形質転換体ATCC12674/pSJ023(FERM BP-6232)として独立行政法人産業技術総合研究所 特許生物寄託センター(茨城県つくば市東1丁目1番地1中央第6)に平成9年3月4日付けで寄託されている。
(2)ATCC12674形質転換体の作製
ロドコッカス・ロドクロウス(Rhodococcus rhodochrous)ATCC 12674株の対数増殖期の菌体を遠心分離器により集菌し、氷冷した滅菌水にて3回洗浄し、滅菌水に懸濁し、コンピテントセルを作製した。
(3)DN1を宿主とした形質転換体の作製
実施例3で取得したDN1株を使用し、以下の方法でコンピテントセルを作製した。
プラスミドpPT-DB1は、特開平9-275978で得られたシュードノカルディア・サーモフィラ JCM3095株(以下、JCM3095株と称する)由来ニトリルヒドラターゼ遺伝子を含むプラスミドであり、大腸菌HB101に導入された形質転換株(MT-10822株)として独立行政法人産業技術総合研究所(日本国茨城県つくば市東1丁目1番地1中央第6)に寄託されている。
プライマー:
PSN-1: 5'-GGTCTAGAATGAACGGCGTGTACGACGTCGGC-3'(配列番号17)
PSN-2: 5'-ccCCTGCAGGTCAGGACCGCACGGCCGGGTGGAC-3'(配列番号18)
反応液組成:
鋳型DNA(pPT-DB1) 1μl
プライマーPSN-1(配列番号17) 0.5μl
プライマーPSN-2(配列番号18) 0.5μl
滅菌水 8μl
PrimeSTAR(タカラバイオ) 10μl
総量 20μl
温度サイクル:
98℃ 10秒、55℃ 5秒、72℃ 30秒の反応を30サイクル
得られたPCR産物(配列番号28)を用いて、実施例5(2)と同様の方法でプラスミドを作製し、pSJ-N02Aと命名した。
(2)DN1を宿主とした形質転換体の作製
上記プラスミド(pSJ-N02A)を使用し、実施例5(2),(3)と同様の手法により、JCM3095株由来ニトリルヒドラターゼを有するロドコッカス属組換え菌(DN1/pSJ-N02A)を作製した。
ジオバチルス・グルコシダシアス Q-6株(以下、Q-6株と称する)はWO 2004/108942で取得されており、独立行政法人産業技術総合研究所(日本国茨城県つくば市東1丁目1番地1中央第6)から番号FERM BP-08658として、入手することができる。
プライマー:
GT-1: 5'-GGTCTAGAatgaacggcccgcacgattt-3'(配列番号19)
GT-2: 5'-CCCCTGCAGGCTAGCAACTTTTTCTTAT-3'(配列番号20)
反応液組成:
鋳型DNA(Q-6株ゲノムDNA) 1μl
プライマーGT-1(配列番号19) 0.5μl
プライマーGT-2(配列番号20) 0.5μl
滅菌水 8μl
PrimeSTAR(タカラバイオ) 10μl
総量 20μl
温度サイクル:
98℃ 10秒、55℃ 5秒、72℃ 30秒の反応を30サイクル
得られたPCR産物(配列番号31)を用いて、実施例1(2)と同様の方法でプラスミドを作製し、pSJ-N03Aと命名した。
シュードモナス・マルギナリス DSM16275株(以下、DSM16275株と称する)は、DSM(Deutsche Sammlung von Mikroorganismen und Zellkulturen GmbH)から入手した。
プライマー:
PM-1: 5'-GGTCTAGAatgagtacagctacttcaac-3'(配列番号21)
PM-2: 5'-CCCCTGCAGGCTATCTCGGATCAAATGG-3'(配列番号22)
反応液組成:
鋳型DNA(DSM16275株ゲノムDNA) 1μl
プライマーPM-3(配列番号21) 0.5μl
プライマーPM-4(配列番号22) 0.5μl
滅菌水 8μl
PrimeSTAR(タカラバイオ) 10μl
総量 20μl
温度サイクル:
98℃ 10秒、55℃ 5秒、72℃ 30秒の反応を30サイクル
得られたPCR産物(配列番号35)を用いて、実施例1(2)と同様の方法でプラスミドを作製し、pSJ-N04Aと命名した。
配列番号39:合成DNA
配列番号40:合成DNA
Claims (16)
- ニトリルヒドラターゼ活性を有する微生物におけるニトリルヒドラターゼ遺伝子が欠失した微生物に、異種ニトリルヒドラターゼ遺伝子が導入された形質転換微生物であって、
前記微生物がロドコッカス属細菌であり、
前記欠失が、下記の工程(a)〜(d)を含む、ドナー微生物からニトリルヒドラターゼ活性を有するレシピエント微生物への接合伝達を利用した形質転換方法により行われるものである、形質転換微生物。
(a)レシピエント微生物として、前記接合伝達に供するドナー微生物が感受性を示す薬剤への耐性が強化された微生物を作製する工程;
(b)ドナー微生物として、(i)レシピエント微生物中のニトリルヒドラターゼ遺伝子とその周辺の塩基配列とを含む塩基配列において当該ニトリルヒドラターゼ遺伝子を欠失させた塩基配列領域、(ii)当該ドナー微生物において機能する接合伝達開始領域、(iii)当該ドナー微生物において機能する複製開始領域、(iv)レシピエント微生物が感受性を示す薬剤に対する耐性遺伝子、及び(v)レシピエント微生物に対する条件致死遺伝子を含む、遺伝子改変用プラスミドを用いて形質転換された微生物を作製する工程;
(c)前記(b)で作製されたドナー微生物から前記(a)で作製されたレシピエント微生物への接合伝達を行うことにより、当該レシピエント微生物の形質転換体を作製する工程; 並びに
(d)前記(c)で作製された形質転換体を、前記条件致死遺伝子が機能し得る培養条件で培養する工程。 - ドナー微生物が大腸菌である、請求項1に記載の微生物。
- ドナー微生物が感受性を示す薬剤が、クロラムフェニコール、アンピシリン、ゲンタマイシン、テトラサイクリン、カルベニシン及びナルジクス酸からなる群より選ばれる少なくとも1種である、請求項1または2に記載の微生物。
- レシピエント微生物が感受性を示す薬剤がカナマイシンである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の微生物。
- ロドコッカス属細菌が、ロドコッカス・ロドクロウス(Rhodococcus rhodochrous)J1株である、請求項4記載の微生物。
- 欠失されるニトリルヒドラターゼ遺伝子が、高分子量型ニトリルヒドラターゼ遺伝子及び/又は低分子量ニトリルヒドラターゼ遺伝子である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の微生物。
- 異種ニトリルヒドラターゼ遺伝子が導入された形質転換微生物である請求項1〜6のいずれか1項に記載の微生物を培養し、得られる培養物から前記異種ニトリルヒドラターゼを採取することを特徴とする、ニトリルヒドラターゼの製造方法。
- 異種ニトリルヒドラターゼ遺伝子が導入された形質転換微生物である請求項1〜6のいずれか1項に記載の微生物を培養して得られる培養物又は当該培養物の処理物をニトリル化合物に接触させ、当該接触により生成されるアミド化合物を採取することを特徴とする、アミド化合物の製造方法。
- ニトリルヒドラターゼ活性を有する微生物におけるニトリルヒドラターゼ遺伝子が欠失又は不活性化された微生物に、異種ニトリルヒドラターゼ遺伝子が導入された形質転換微生物の製造方法であって、
前記微生物がロドコッカス属細菌であり、
前記欠失又は不活性化が、下記の工程(a)〜(d)を含む、ドナー微生物からニトリルヒドラターゼ活性を有するレシピエント微生物への接合伝達を利用した形質転換方法により行われるものである、方法:
(a)レシピエント微生物として、前記接合伝達に供するドナー微生物が感受性を示す薬剤への耐性が強化された微生物を作製する工程;
(b)ドナー微生物として、(i)レシピエント微生物中のニトリルヒドラターゼ遺伝子とその周辺の塩基配列とを含む塩基配列において当該ニトリルヒドラターゼ遺伝子を欠失又は不活性化させた塩基配列領域、(ii)当該ドナー微生物において機能する接合伝達開始領域、(iii)当該ドナー微生物において機能する複製開始領域、(iv)レシピエント微生物が感受性を示す薬剤に対する耐性遺伝子、及び(v)レシピエント微生物に対する条件致死遺伝子を含む、遺伝子改変用プラスミドを用いて形質転換された微生物を作製する工程;
(c)前記(b)で作製されたドナー微生物から前記(a)で作製されたレシピエント微生物への接合伝達を行うことにより、当該レシピエント微生物の形質転換体を作製する工程;並びに
(d)前記(c)で作製された形質転換体を、前記条件致死遺伝子が機能し得る培養条件で培養する工程。 - ドナー微生物が大腸菌である、請求項9に記載の微生物の製造方法。
- ドナー微生物が感受性を示す薬剤が、クロラムフェニコール、アンピシリン、ゲンタマイシン、テトラサイクリン、カルベニシン及びナルジクス酸からなる群より選ばれる少なくとも1種である、請求項9または10に記載の微生物の製造方法。
- レシピエント微生物が感受性を示す薬剤がカナマイシンである、請求項9〜11のいずれか1項に記載の微生物の製造方法。
- ロドコッカス属細菌が、ロドコッカス・ロドクロウス(Rhodococcus rhodochrous)J1株である、請求項12記載の微生物の製造方法。
- 欠失又は不活性化されるニトリルヒドラターゼ遺伝子が、高分子量型ニトリルヒドラターゼ遺伝子及び/又は低分子量ニトリルヒドラターゼ遺伝子である、請求項9〜13のいずれか1項に記載の微生物の製造方法。
- 請求項9〜14のいずれか1項に記載の微生物の製造方法によって異種ニトリルヒドラターゼ遺伝子が導入された形質転換微生物を得て、得られた形質転換微生物を培養し、得られる培養物から前記異種ニトリルヒドラターゼを採取することを特徴とする、ニトリルヒドラターゼの製造方法。
- 請求項9〜14のいずれか1項に記載の微生物の製造方法によって異種ニトリルヒドラターゼ遺伝子が導入された形質転換微生物を得て、得られた形質転換微生物を培養し、得られる培養物又は当該培養物の処理物をニトリル化合物に接触させ、当該接触により生成されるアミド化合物を採取することを特徴とする、アミド化合物の製造方法。
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