JP4298165B2 - 生体適合材料の製造のための微生物株およびプロセス - Google Patents

生体適合材料の製造のための微生物株およびプロセス Download PDF

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Description

【0001】
(関連出願に対する相互参照)
優先権は、1998年3月30日に出願された、米国仮出願番号第60/079,938号に対して請求される。
【0002】
(発明の背景)
本発明は、一般的に、細胞内タンパク質、ポリヒドロキシアルカノエート材料、および細胞外ポリサッカリドのようなポリマーの増強した産生および回収率のための、遺伝的に操作された細菌系の分野にある。
【0003】
微生物発酵は、抗生物質、有機酸、アミノ酸、タンパク質、ビタミン、ポリマー(例えば、ポリヒドロキシアルカノエート)、およびポリサッカリドを含む、大量の薬学的産物および産業的産物の製造に使用される(AtkinsonおよびMavituna、「Biochemical Engineering and Biotechnology Handbook」第2版(Stockton Press、USA 1991))。より高度に精製された産物の生産性および回収率の増加は、収益性を増加するための開発の主な領域である。多くのこれらの産物に関して、産業の傾向は一般的に、生産性を増加するための、より高い細胞密度の発酵を指向している。100g/Lを越える細胞密度が慣用的に達成される。細胞バイオマスからの、(またはいくつかの場合においては培地からの)産物の回収率を増加することによる発酵プロセスの費用全体の減少が、生産性を増加する別の手段である。
【0004】
ポリヒドロキシアルカノエート(PHA)は、産業的および生物医学的適用の広い範囲で、再生可能な供給源から産生される、生分解性および生体適合性の熱可塑性材料である(WilliamsおよびPeoples、CHEMTECH 26:38〜44(1996))。多くの細菌株および発酵プロセスは、例えば、以下に記載されるように、PHAの産生について記載されている:LeeおよびChang、Advances in Biochemical Engineering Biotechnology、52:27〜58(1995);Poirierら、Bio/Technology 13:142〜50(1995);Doi、Macromol.Symp.98:585〜99(1995)。特定の細菌株を使用するPHA産生方法は、Holmesらの米国特許第4,477,654号、Byromの同第5,364,778号、およびSeniorらの同第5,266、470号(炭水化物からのRalstonia eutropha(以前は、Alcaligenes eutrophus)を使用する);Akiyamaらの米国特許第5,346,817号(脂肪酸上で増殖するRalstonia eutropha株を使用する);Powellらの米国特許第4,336,334号(Methylobacterium organophilumを使用する);Groleauらの米国特許第5,302,525号および同第5,434,062号(Methylobacterium extorquensを使用する);Shiotaniらの米国特許第5,292,860号(脂肪酸上で増殖するAeromonas株を使用する);Pageらの米国特許第5,059,536号および同第5,096,819号(Azotobacter vinelandiiを使用する);Laffertyの米国特許第4,786,598号(Alcaligenes latusを使用する);Witholtらの米国特許第5,344,769号およびShiotaniらの同第5,290,910号、PCT WO92/18553およびPCT WO92/21708(Pseudomonas putidaを使用する);Peoplesらの米国特許第5,245,023号、Dennisの同第5,334,520号、Dennisらの同第5,371,002号、Dennisの同第5,512,456号、Dennisらの同第5,518,907号、ならびにPeoplesらの同第5,663,063号(トランスジェニックEscherichia coliを使用する)。
【0005】
PHAは、分散した顆粒の封入体(これは、天然においてアモルファスであるが、水に不溶性である)として微生物細胞の内側に蓄積する。発酵後の細胞からのPHAの回収は、以下を含む任意のいくつかの方法によって達成され得る:(1)溶媒抽出;(2)次亜塩素酸塩、過酸化水素またはオゾン処理を使用する全ての非PHAバイオマスの化学的破壊;ならびに(3)細胞破壊、酵素処理、および洗浄を含む緩和なプロセス化。後者のプロセスの場合、アモルファス状態においてPHA顆粒を保持すること、および洗浄した顆粒懸濁液をラテックスとして使用することが可能である。水性プロセスを使用して細胞からPHAラテックスを得るために、PHA含有細胞を溶解することが必要である。溶解物の粘稠性を低減するための試みがなされている。例えば、Holmesらの米国特許第4,910,145号は、細菌性バイオマスからのPHAの抽出のための水性プロセスを記載する。このプロセスは、溶解物の粘稠性を低減するために150℃での熱処理工程を用いる。PCT WO94/24302およびPCT WO94/10289は、粘稠性を低減するための手段として、核酸を分解するための過酸化水素処理の使用を教示する。粘稠性を低減し、そしてさらにプロセス化を増強するための細胞溶解物へのヌクレアーゼの添加もまた、一般に公知である。しかし、このアプローチは、あまりにも高価であり、高い細胞密度の発酵を含む商品発酵産物のために使用できない。
【0006】
発酵プロセスは、酵素および他の生物活性タンパク質の製造のために、広範に使用される。多くの場合において、回収率は、核酸を分解するために粗細胞溶解物へヌクレアーゼを添加することによって改善され得る。有利には、このアプローチはまた、完全にDNAを分解し、これは、抗生物質耐性マーカーまたは他の遺伝的エレメントの潜在的な展開を効果的に排除する。しかし、PHAの場合におけるように、外因性ヌクレアーゼ添加のプロセスは、高価である。
【0007】
微生物のポリサッカリドは、多くの異なる微生物の発酵によって産生される(Delest,P.1989、301〜313頁、Fermentation technology of microbial polysaccharides in Gums and Stabilisers for the Food Industry 5、Phillips,G.O.、Wedlock,D.J.およびWilliams,P.A.編、IRL Press(Oxford University Press、New York)。例えば、Xanthomonas株は、キサンタンガムの産生のために商業的に使用され(KennedyおよびBradshaw、Prog.Ind.Microbiol.19:319〜71(1984))、そして遺伝子操作技術に供されている(HasslerおよびDoherty,Biotechnol.Prog.6:182〜87(1990))。この発酵および類似の発酵の間、培地の粘稠性は、細胞外ポリサッカリドが産生されるので、劇的に増加する。発酵槽中で良好に混合することに従って、および発酵槽中で良好に混合することを達成するために、撹拌機は、さらなるエネルギーを必要とする。得られた増加した剪断は、培地へ核酸を放出するいくつかの細胞溶解物を生じ得る。この核酸は、取り除くことが困難であり、そしてクロマトグラフィー、結晶化、沈澱、遠心分離、および濾過のような分離プロセスの効率を低減する有意な産物の質の問題(特に生物医学の適用におけるポリサッカリドの使用における)を提示する。
【0008】
従って、本発明の目的は、発酵プロセスを使用して産物および回収の改善した方法(特にポリヒドロキシアルカノエート、ポリサッカリド、ならびに他の細胞内成分および細胞外成分の高い細胞密度を使用する方法)を提供することである。
【0009】
本発明の別の目的は、発酵プロセスの使用のための改良された微生物株、特に細胞溶解物または高い細胞密度を生じる、すなわち高い粘稠性を生じる株を提供することである。
【0010】
(発明の要旨)
DNA構築物およびこれらのDNA構築物を使用して構築した遺伝的に操作された微生物株を、開発した。この微生物株は、DNAおよび/またはRNAに特異的な異種ヌクレアーゼ酵素もしくは改変した同種ヌクレアーゼ酵素を産生する。異種ヌクレアーゼは、別の生物から獲得され得、変異した同じ株において酵素活性または同種ヌクレアーゼを増加するために操作され得、次いで、増強した活性を有するヌクレアーゼを発現する細菌を選択するためのヌクレアーゼ活性についてのアッセイを使用して選択され得る。これらの株は、ペリプラズムまたは増殖培地中へポリマーの回収率を増強するために有効な量のヌクレアーゼを分泌し、そして特に、高い細胞密度の発酵プロセスにおける使用に適している。例示的なポリマーとしては、細胞内タンパク質(例えば、酵素、増殖因子、およびサイトカイン);ポリヒドロキシアルカノエート;ならびにポリサッカリド(例えば、キサンタンガム、アルギネート、ジェランガム、ゾーグラン(zooglan)、ヒアルロン酸、および微生物セルロースが挙げられる。
【0011】
(発明の詳細な説明)
発酵プロセスおよび発酵プロセスの間にヌクレアーゼを分泌する株を用いることによる微生物発酵産物の回収プロセスを改善する方法が示されている。ここで、このヌクレアーゼ自体は所望の発酵産物ではない。この方法において有用なヌクレアーゼを分泌する株を遺伝子操作する方法を開示する。1つの実施態様において、適切なヌクレアーゼを発現しない株は、遺伝子操作されて、所望のプロセス改善を得るに十分な活性を有する異種ヌクレアーゼを発現する。第2の実施態様において、ヌクレアーゼを発現するが、所望のプロセス改善を得るには不十分な活性でヌクレアーゼを発現する株を遺伝的に改変して、その株から単離されたヌクレアーゼ遺伝子および本明細書中に記載の方法を使用して、十分なヌクレアーゼを発現させる。第3の実施態様において、異種または同種のヌクレアーゼ遺伝子から適切なヌクレアーゼを発現する株を変異させ、そして変異体は、所望のプロセス改善を得るために選択された十分なレベルのヌクレアーゼを発現する。
【0012】
(定義)
用語「増強」とは、発酵の間に細胞溶解によって放出される核酸が、粘稠性が増加することを防ぐ量でヌクレアーゼによって分解される、改善した発酵プロセスをいう。粘稠性の増加は、発泡、不十分な混合、および混合に必要なより大きなエネルギーを生じ得る。用語、増強される(増強された)とはまた、改善された回収プロセスをいい、ここで、所望の産物が細胞内で生成され、そして回収のために細胞溶解が必要であるプロセスにおいて、発酵の間に細胞溶解によって放出された核酸が、粘稠性の増加を防ぐ量で細胞溶解工程の後に分解され、そして遠心濾過、沈澱などを包含し得る回収工程を容易にする。
【0013】
語句「異種ヌクレアーゼ遺伝子」とは、改善される株以外の宿主から単離されたヌクレアーゼ遺伝子をいう。
【0014】
語句「同種ヌクレアーゼ遺伝子」とは、改善される宿主から単離されたヌクレアーゼ遺伝子をいう。この遺伝子は、さらに改変されて、ヌクレアーゼの活性が改善され得る。
【0015】
(ヌクレアーゼおよびヌクレアーゼをコードする遺伝子)
本明細書中に記載の方法において使用するために適切であるヌクレアーゼおよびヌクレアーゼをコードする遺伝子は、多くの供給源から得られ得る。本明細書中で使用される場合「異種」ヌクレアーゼは、ヌクレアーゼをコードする核酸から発現され、ここで、このヌクレアーゼは、ポリマー生成および/または回収を増強するように挿入される生物以外の生物から得られ、またはここで、この生物は、増強したヌクレアーゼ活性について変異され、そしてスクリーニングされる。増強したヌクレアーゼ活性は、ヌクレアーゼの量またはヌクレアーゼの比活性または基質特異性が増加される場合に得られ得る。
【0016】
ヌクレアーゼは、広範囲の微生物によって分泌され、そして対応する遺伝子のいくつかがクローニングされ、そして特徴づけられた。ヌクレアーゼ遺伝子の供給源としては、S.marcescens(GenBank登録番号M19495)、Anabaena PCC7120(GenBank登録番号X64706)、Bacillus subtilis(GenBank登録番号U66480)、Staphylococcus hyicus(GenBank登録番号L23973)、Staphylococcus intermedius(GenBank登録番号X67678)、Escherichia coli(GenBank登録番号X55818)、Shigella flexneri(GenBank登録番号U30471)、Methanobacterium thermoautotrophicum(GenBank登録番号AE000833)、および、Methanococcus jannaschii(GenBank登録番号U67584)が挙げられる。
【0017】
好ましくは、ヌクレアーゼは、リボ核酸(RNA)およびデオキシリボ核酸(DNA)の両方を切断する。このヌクレアーゼは、好ましくは、広い温度範囲および広いpH範囲にわたって活性である。このヌクレアーゼはまた、好ましくは、プロセシング添加剤(例えば、塩、界面活性剤、および安定化剤)の存在に寛容性である。細胞溶解およびこのヌクレアーゼが核酸を分解するインキュベーション期間後に、このヌクレアーゼは、例えば、プロテアーゼ消化、クロマトグラフィー、濾過または遠心分離によって容易に取り出し可能であることが好ましい。
【0018】
例えば、Micrococcalヌクレアーゼ[(デオキシ)リボヌクレエート(ribonucleate)−3’−ヌクレオチドヒドロラーゼ、EC3.1.4.7]は、リボ核酸(RNA)またはデオキシリボ核酸(DNA)のいずれかを加水分解して、3’−ホスホモノヌクレオチドおよびホスホジヌクレオチドを生成する。この酵素は約pH0.1〜10の間で安定であり、最大活性は、0.1〜100mM Ca2+イオンの存在下で約pH9〜10である。この酵素をコードする遺伝子は、Staphylococcus aureusから単離され、そして特徴づけられた(Shortle、Gene 22:181−89(1983))。そしてこの遺伝子は、多くの異種細菌において機能的に発現される(Shortle、Gene 22:181−89(1983);Meillerら、J.Bacteriol.169:3508−14(1987);Lieblら、J.Bacteriol.174:1854−61(1992);LeLoirら、J.Bacteriol.176:5135−39(1996))。
【0019】
Serratia marcescens由来の細胞外ヌクレアーゼは、BENZONASETM(American International Chemical Inc.(Natick,MA)を含む、Nycomed Pharma A/Sおよびその提携会社)として市販の組換え系において生成される。この酵素をコードする遺伝子もまた、特徴づけられた(Ahrenholtzら、J.Bacteriol.60:3746−51(1994))。
【0020】
(微生物株を操作する方法)
一旦選択されたヌクレアーゼ酵素をコードするヌクレアーゼ遺伝子が単離され、そして特徴づけられると、この生物がペリプラズムまたは増殖培地へヌクレアーゼを分泌するように微生物株へ組み込まれる。
【0021】
好ましい実施態様において、短鎖長PHAの生成のための微生物株(R.eutropha、E.coli)または中間鎖長PHAの生成のための微生物株(Pseudomonas sp.MBX978およびP.putida)は、ヌクレアーゼ遺伝子(例えば、S.aureusヌクレアーゼ遺伝子)をPHA生成株の染色体に組み込むことによって生成される。例えば、ヌクレアーゼをコードする遺伝子は、ヌクレアーゼをコードするnuc遺伝子を認識するオリゴヌクレオチドとのポリメラーゼ連鎖反応を用いる増殖によってS.aureusから単離され得る。PCR後に、増幅されたDNAはPCRクローニングベクターpCR2.1(Invitrogen Corp.,San Diego,CA)へクローニングされ得る。ヌクレアーゼ遺伝子挿入物を含むプラスミドは、DNAse寒天プレート(Difco Laboratories,Detroit MI)を使用するヌクレアーゼの発現のために同定され、そして分析され得る。
【0022】
いくつかの手段は、ヌクレアーゼ遺伝子の発現のために選択されたPHA生成株へヌクレアーゼ遺伝子を移入するために利用可能である。例えば、Ralstoniaへの移入のために、遺伝子はRalstoniaプロモーターの制御下におかれ得、そして広い宿主範囲のクローニングベクター(例えば、pLAFR3)へ挿入され得る。Ralstoniaにおける発現を達成するためのプロモーターおよび方法は、PeoplesおよびSinskey,Mol.Microbiol.(1989)ならびにJ.Biol.Chem 262,15298−15303(1989)において見出され得る。Aeromonas、Azotobacter、Burkholderia、Comamonas、Methylobacterium、Paracoccus、Pseudomonas、Rhizobium、およびZoogloeaのような属に由来する細菌は、広い宿主範囲のクローニングベクターを用いる類似のアプローチに従い得る。
【0023】
あるいは、発現カセットは、適切な宿主の染色体に組み込まれ得、そして発現され得るように、ヌクレアーゼについて操作され得る。適切な発現カセットは、例えば、Herreroら、J.Bacteriol.172:6557−67(1990)に記載される。ヌクレアーゼ遺伝子およびマーカー遺伝子(例えば、抗生物質耐性を与える遺伝子)は、ベクター(例えば、pUTおよびpLOFシリーズ)におけるトランスポザーゼの認識配列の間にクローニングされる(Herreroら、J.Bacteriol.172:6557−67(1990))。pUTプラスミドが使用される場合、転写調節配列は、トランスポザーゼの認識配列の間に供給される必要はないが、pLOFシリーズでは、これらの調節配列は、トランスポザーゼの認識配列の間の領域内に存在するべきである。pUTおよびpLOFプラスミドは、λ pirリゾゲンの存在のために、このプラスミドを複製させるE.coli株中でのみ維持され得る。ヌクレアーゼ−マーカー構築物は、E.coli λ pir株の接合またはプラスミドDNAを用いる形質転換もしくはエレクトロポレーションによって細菌細胞へ導入される。λ pirの非存在下では、このプラスミドは細胞から喪失される。特定の頻度で、トランスポザーゼ認識配列に囲まれ、そしてトランスポザーゼ認識配列を含むDNAフラグメントは、染色体に移入される。この事象が生じる細胞は、接合体、形質転換またはエレクトロポレーション混合物を構築物によって耐性が付与される抗生物質を含有する固体増殖培地にプレートすることによる選択によって単離され得る。次いで、この培地上で増殖する細胞のコロニーを、インビボまたはインビトロでのヌクレアーゼ活性についてスクリーニングする。インビボ活性は、1N HClまたはメチルグリーン(Difco Laboratories,Detroit MI)を用いる可視化を用いてDNase試験寒天プレート上で推定ヌクレアーゼプロデューサーをプレートすることによって試験され得る。インビトロ活性は、高分子量DNA(例えば、染色体DNA)でクロロホルム処理した細胞の培養培地または水性上清をインキュベートし、次いで、pH緩衝化アガロースゲル上でのDNAの分離によって決定され得る。
【0024】
これらの操作された細胞株の利用性は、野生型およびヌクレアーゼ成分を使用する発酵および下流プロセスの結果を比較することによって容易に評価される。
【0025】
(操作された株を使用する方法)
操作された株は、薬学的および産業製品(抗生物質、有機酸、アミノ酸、タンパク質、ビタミン類、ポリヒドロキシアルカノエート、およびポリサッカリドを含む)の製造において利用される種々の微生物発酵で使用され得る(AtkinsonおよびMavituna、「Biochemical Engineering and Biotechnology Handbook」、第2版(Stockton Press、USA 1991))。好ましい実施態様において、発酵プロセスは、100g/Lを超える細胞密度を含む。この株は、産物が細胞溶解で回収されなければならないプロセスにおいて特に有用であり、そしてクロマトグラフィー、結晶化、沈澱、遠心分離、および/または濾過分離プロセスを必要とするプロセスにおいては、よりさらに有用である。
【0026】
好ましい実施態様において、本明細書中に記載の方法および株は、(例えば、LeeおよびChang、Advances in Biochemical Engineering Biotechnology,52:27−58(1995);Poirierら、Bio/Technology 13:142−50(1995);Doi、Macromol.Symp.98:585−99(1995);Holmesらの米国特許第4,477,654号、Byromの米国特許第5,364,778号、Seniorらの米国特許第5,266,470号、Akiyamaらの米国特許第5,346,817号、Powellらの米国特許第4,336,334号、Groleauらの米国特許第5,302,525号および同第5,434,062号、Shiotaniらの米国特許第5,292,860号、Pageらの米国特許第5,059,536号および同第5,096,819号、Laffertyの米国特許第4,786,598号、Witholtらの米国特許第5,344,769号、ならびにShiotaniらの米国特許第5,290,910号、Peoplesらの米国特許第5,245,023号、Dennisの米国特許第5,334,520号、Dennisらの米国特許第5,371,002号、Dennisの米国特許第5,512,456号、Dennisらの米国特許第5,518,907号、ならびにPeplesらの米国特許第5,663,063号に記載されるような)PHAの生成についての発酵プロセスにおいて使用される。
【0027】
別の好ましい実施態様において、本明細書中に記載の方法および株は、非常に純粋なPHAラテックスの生成において使用され、これは、多くの適用を有し得る。これらの適用の例は、PCT WO91/13207(PHA latex compositions for coating paper);GB2 292 648 A(PHA latex in architectural coating formulations);PCT WO 96/00263(PHA latex as food,especially cheese,coatings);PCT WO92/09211ならびにYalpaniの米国特許第5,229,158号(PHA granule compositions for use as dairy cream substitutes);PCT WO/92/09210ならびにYalpaniの米国特許第5,225,227(PHAs as flavor delivery agents in foods);およびPCT WO96/17369(PHAs used in the Production of cathode ray tube components)に記載される。水性プロセスに使用する細胞からPHAラテックスを得るために、PHA含有細胞を溶解することが一般に必要である。微生物細胞を溶解する方法は周知であり、そして物理的均質化処理、超音波処理、酵素処理および界面活性剤処理、ならびに凍結/融解サイクルが挙げられる。
【0028】
別の好ましい実施態様において、本明細書中に記載の方法および操作された株は、ポリサッカリドの生成に有用である。微生物ポリサッカリドは、多くの異なる微生物の発酵により生成され得る。例えば、Xanthomonas株は、キサンタンガムの生成のために商業的に使用され(KennedyおよびBradshaw、Prog.Ind.Microbiol.19:319−71(1984))、そしてPseudomonas elodea株は、ジェランガムを生成するために使用される(Kangら、Appl.Environ.Micro.43:1086−91(1982))。他の例としては、食品産業において広範に使用されるアルギネート(主に、褐藻類由来)が挙げられる(Wells、Extracellular Microbial Polysaccharides(SanfordおよびLaskin編)第299頁(ACS,Washington,DC 1977))。アルギネートはまた、Azotobacter株の発酵によって生成され得る(Chenら、Apll.Environ.Micro.49:543−46(1985))。ヒアルロン酸は、Streptococciを使用する生物医学的適用について生じるポリマーの別の例である(Doughertyおよびvan de Rijn、J.Biol.Chem.269:169−75(1994))。
【0029】
本明細書中に記載の方法および系は、Pollock、米国特許第5,354,671号およびMurofushiら、米国特許第5,705,368号、およびHommaら、米国特許第5,679,556号によって記載されるキサンタンガムの回収に対して、細胞溶解アプローチと合わせて使用される場合、特に有利であり得る。開示された方法を実施するために適切なXanthomonas株は、Bauerら、米国特許第4,400,467号およびPollockら、米国特許第5,472,870号に記載される。
【0030】
多くの他の微生物株を使用してポリサッカリドを産生し、そして本明細書に開示される方法に従うようにする。遺伝子操作技術は、例えば、Methods in Enzymology 第204巻、Bacterial Genetic Systems:Miller,J.H.編,Academic Press,New Yorkに記載されるように、現在、これらの全ての微生物について利用可能である。Acetobacterによるセルロースの産生は、Ben−Bassatらによって米国特許第5,821,109号に開示され、そして遺伝子操作したAcetobacterについては、Tonouchiらによって米国特許第5,792,630号に開示される。Zoogloeaによるエキソポリサッカリド(exopolysaccharide)の産生およびこの微生物の遺伝子操作は、Eassonらによって米国特許第4,948,733号および同第5,091,376号に記載される。ジェランガムとして公知の微生物のポリサッカリドは、「スフィンガン(sphingan)」として公知の構造的に関連するエキソポリサッカリドのファミリーの1つのメンバーである(Pollock,T.J.1993,J.Gen.Microbiol.139:1939−1945,Pollockらの米国特許第5,854,034号およびその中の参考文献)。ジェランガムは、Pseudomonas elodea(American Type Culture Collection菌株番号ATCC31461)によって、米国特許第4,326,052号;同第4,377,636号;同第4,385,126号および同第4,503,084号に記載される過程によって産生される。この株および増強したジェランガム産生特性を有する変異誘導株は、Fialhoら,1991 Letters in Applied Microbiology 12:85−87およびPollockらの米国特許第5,854,034号によって記載されるように、遺伝的に操作され得る。例えば、PHBの蓄積を欠損するこの株の変異株はまた、開示される本方法を実行するために使用され得、そして菌株番号ATCC53967として、American Type Culture Collectionから入手可能である。ヒアルロン酸は、例えば、Ellwoodらの米国特許第5,563,051号に記載されるようにStreptoccous細菌により産生される。
【0031】
本明細書に記載される組成物および調製方法、ならびにそれらの使用は、以下の限定的ではない実施例によって、さらに記載される。
【0032】
(実施例1:Staphylococcus aureusヌクレアーゼ遺伝子の単離)
プラスミドpNuc1は、Lieblら,J.Bacteriol.,174:1854−61(1992)に記載されている。小球菌ヌクレアーゼをコードするnuc遺伝子の配列は決定されており(Shortle,Gene 22:181−89(1983))、そしてGenBank登録番号J01785でアクセス可能である。nuc遺伝子は、精製したプラスミドpNuc1、および以下のプライマーを用いたポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を使用して増幅され:
【0033】
【化1】
Figure 0004298165
PCRの条件は以下を使用した:10ngのpNuc1 DNAおよび500nMの各プライマーを、45μlのPCR SuperMix(Gibco BRL,Gaithersburg,MD)と混合して、そして増幅した(95℃で2分、次いで、95℃で30秒、55℃で45秒、72℃で45秒を30サイクル、そして最後に、68℃で7分の伸張工程)。PCRでの増幅に続いて、ヌクレアーゼ遺伝子(配列番号3)フラグメントを含む0.65Kbを、アガロースゲル電気泳動により精製し、そしてpCR2.1クローニングベクター(Invitrogen,Carlsbad,CA)に連結してpCR2.1−nucを得た。このプラスミドの挿入物を、DNA配列決定により、Shortle(Shortle,1993,Gene 22:181−189)によって報告されたDNAの対応する領域と同一であるか確認した。
【0034】
(実施例2:ヌクレアーゼを発現するトランスジェニックP.putida KT2442株の構築)
nuc遺伝子を、プラスミドpCR2.1−nucから、制限酵素EcoRIおよびAcc65Iを使用して切り出し、そしてpUC18NotIの対応する部位に挿入してpUC18−nucIを得た。プラスミドpBGS18(Sprattら,1986,Gene 41:337−342;ATCC受託番号37437)に由来する、プロモーターを有さないカナマイシン遺伝子を、以下のプライマーを使用するPCR増幅によって得:
【0035】
【化2】
Figure 0004298165
そして、0.9Kbフラグメント(配列番号6)をpUC18Not(Herreroら,1990,J.Bacteriol.172:6557−6567)のEcl136II部位に挿入してpMNX−kanを得た。このプロモーターを有さないカナマイシン遺伝子を、EcoRIおよびAcc651での消化によって切り出し、DNAポリメラーゼのクレノウフラグメントを用いて平滑末端化し、そしてpUC18nuc−1のSmaI部位に挿入した。
【0036】
得られたプラスミドであるpMNX−nucを、SmaIで直線化し、そしてpMNX−kanに由来する、プロモーターを有さないカナマイシン遺伝子を含む平滑末端化したEcoRI/Acc65Iフラグメントと連結した。組換えpMNX−nuc−kanプラスミドを、lacプロモーターに由来するnuc−kanオペロンの発現によって与えられるそれらのカナマイシン耐性に基づいて単離した。続いて、このnuc−kanオペロンをNotIフラグメントとして切り出し、そしてpUTkanの対応する部位に挿入した。続いて、プラスミドpMUX−nuc−kanを使用して、プロモーターを有さないnuc−kanオペロンを無作為にP.putida KT2442の染色体に組み込んだ。プラスミドの接合を、E.coli S17−1[pMUXnuc−kan]を使用して達成した。
【0037】
トランスジェニックP.putida株を、E2/10mM オクタン酸/カナマイシン/クロラムフェニコールプレート上で選択した。12,000の無作為な組み込み体のうち、1500のコロニーをDNAse寒天プレートにレプリカプレーティングして、ヌクレアーゼを発現しているクローンを選択した。培養上清中および株のペリプラズム中のヌクレアーゼレベルのインビトロ分析のために、ヌクレアーゼを発現している35のクローンを選択した。この目的のために、細胞を遠心沈殿し、そして分泌されたヌクレアーゼを含む上清を回収した。続いて、この細胞ペレットを新鮮な培地中に再懸濁し、そして500μlの懸濁液に100μlのクロロホルムを添加して、ペリプラズムのヌクレアーゼを放出させた。続いて、細胞片を遠心沈殿した。DNAゲル電気泳動を、ベンゾナーゼ(benzonase)(0.02U)で処理したサンプル、ヌクレアーゼが組み込まれた株の培養上清で処置したサンプル、およびP.putida KT2442の上清で処理したサンプルを用いて行った。P.putida KT2442由来の染色体DNA上の9の異なるP.putida nuc組み込み体の分泌画分およびペリプラズム画分に、ヌクレアーゼ活性が存在した。続いて、細胞片を遠心分離によって除去した。
【0038】
ヌクレアーゼの存在を、清澄化した上清のアリコートを、4μgのP.putida染色体DNAと共に37℃で1時間インキュベートすることによって決定した。コントロールとして、染色体DNAを、市販されているBENZONASETM(ポシティブコントロールとして0.02ユニット、またはネガティブコントロールとしてヌクレアーゼ無し)と共にインキュベートした。消化に続いて、このサンプルを、アガロースゲル電気泳動により分析した(Sambrookら,1989,Molecular Cloning,a Laboratory Manual,第2版,Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbor,NY)。この試験を使用して、異なるレベルで、および細胞外領域でもしくはペリプラズム空間でまたはその両方でヌクレアーゼ活性を発現する株を容易に同定した。
【0039】
これらの株を、p.putida MBX918〜MBX926と呼ぶ。P.putida MBX924は、ヌクレアーゼをペリプラズムおよび細胞外培地の両方に分泌し、そして23S rRNAコード遺伝子に組み込まれたnuc−kanオペロンを有する。
【0040】
(実施例3:ヌクレアーゼ遺伝子を発現するトランスジェニックR.eutropha 40124株の構築)
トランスジェニックR.eutropha 40124株を、その宿主株をE.coli S17−1[pMUX−nuc−kan]とPCT/1%グルコース/ナリジキシン酸(naladixic acid)/カナマイシンプレート上で接合した後に選択した。10の無作為コロニーを、PCT/1%グルコース/ナリジキシン酸(naladixic acid)/カナマイシン液体培地中に接種し、そして30℃で20時間増殖させた。R.eutropha MBX917培養物のみが活性なヌクレアーゼを産生し、このヌクレアーゼは、トランスジェニック株のペリプラズムに局在した。
【0041】
(実施例4:ヌクレアーゼ遺伝子を発現するトランスジェニックP.putida MBX978株の構築)
トランスジェニックP.putida MBX978株を、その宿主株をE.coli S17−1[pMUX−nuc−kan]とE2/10mM オクタン酸/カナマイシン/ナリジキシン酸(naladixic acid)プレート上で接合した後に選択し、続いて、適切な抗生物質を含むDNAse寒天プレート上にレプリカプレーティングした。全部で50のヌクレアーゼポシティブのコロニーを、E2/10mM オクタン酸/カナマイシン/ナリジキシン酸(naladixic acid)プレートにレプリカプレーティングした。続いて、9の単離株(P.putida MBX979〜987)を、E2/10mM オクタン酸/カナマイシン/ナリジキシン酸(naladixic acid)液体培地中で増殖させた。全てのクローンが、ヌクレアーゼ活性をペリプラズムに分泌した。MBX984は、最高レベルのヌクレアーゼ活性を分泌した。9つ全ての株を、増殖特性およびPHA蓄積について、50mlのE2/10mMオクタン酸液体培地中で試験した。結果を以下の表1に示す。細胞は、炭素供給源として、10mMオクタン酸を含むE2培地上で増殖させた。MBX985は、野生型株の増殖能力およびPHA蓄積活性を保持した。
【0042】
【表1】
Figure 0004298165
(実施例5:ヌクレアーゼ遺伝子を発現するトランスジェニックE.coli MBX247株の構築)
トランスジェニックE.coli MBX247株を、その宿主株をE.coli S17−1[pMUX−nuc−kan]とE2/10mM オクタン酸/カナマイシン/ナリジキシン酸(naladixic acid)プレート上で接合した後に選択し、続いて、適切な抗生物質を含むDNAse寒天プレート上にレプリカプレーティングした。全部で75のヌクレアーゼポシティブのコロニーを、E2/10mM オクタン酸/0.5%コーンスティープ酒/カナマイシン/ナリジキシン酸(naladixic acid)プレートにレプリカプレーティングした。続いて、9つの単離株を、R10/2%グルコース/カナマイシン/ナリジキシン酸(naladixic acid)液体培地中で増殖させた。4つの単離株(MBX988〜991)において、ヌクレアーゼ遺伝子が、染色体に首尾良く組み込まれていた。この異なるトランスジェニック株におけるヌクレアーゼ活性を分析した。DNAゲル電気泳動を、E.coli MBX247のペリプラズム画分で処理したサンプル、R10培地上で増殖させたE.coli MBX988のペリプラズム画分で処理したサンプル、LB培地上で増殖させたE.coli MBX988のペリプラズム画分で処理したサンプル、R.eutropha MBX917のペリプラズム画分で処理したサンプル、R.eutropha 40124のペリプラズム画分で処理したサンプル、Pseudomonas MBX985のペリプラズム画分で処理したサンプル、Pseudomonas MBX978のペリプラズム画分で処理したサンプル、P.putida MBX924のペリプラズム画分で処理したサンプル、P.putida KT2442のペリプラズム画分で処理したサンプル、および分子量マーカーを用いて行った。
【0043】
ヌクレアーゼ活性を、異なるトランスジェニック株において、実施例2に記載される染色体DNA消化およびゲル電気泳動アッセイを使用して分析した。
【0044】
これらの操作した株を、PHA生合成酵素をコードする遺伝子を導入することによってさらに改変した(米国特許第5,245,023号;同第5,334,520号;同第5,371,002号;同第5,512,456号;同第5,518,907号;および同第5,663,063号に記載される)。
【0045】
(実施例6:PHA顆粒懸濁物のP.putida MBX978からの単離およびヌクレアーゼを発現する誘導株)
P.putida MBX978およびP.putida MBX985を、炭素供給源としてオクタン酸を含む20Lの流加培養(fed−batch culture)中で細胞密度が200g/Lになるまで増殖させた。発酵に続いて、それぞれの培養物に1mM CaCl2を補充して、そして水酸化アンモニウムを用いてpH8.5に調整した。次いで、この培養物を、高圧ホモジナイザーを使用して圧力を8,000psiから20,000psiまで変化させる操作をして溶解した。溶解物の各サンプルを室温で1時間インキュベートし、次いで、この粘稠性を20℃でBrookfield LVF Viscometer(スピンドル番号1、60rpm)を使用して決定した。野生型株およびヌクレアーゼ発現株のサンプルに加えて、市販のヌクレアーゼ(BENZONASETM,10μL/L培養物)を補充した野生型の培養物から溶解物を調製した。粘稠性決定についての結果を表2に示し、そしてこの結果は、ヌクレアーゼ遺伝子の組み込みが、MBX985における場合、ベンゾナーゼ(benzonase)を添加した野生型株で得られた粘稠性と類似するレベルまでの溶解物の粘稠性の低減を生じることを示す。
【0046】
【表2】
Figure 0004298165
【配列表】
Figure 0004298165
Figure 0004298165

Claims (28)

  1. 抗生物質、有機酸、アミノ酸、タンパク質、ビタミン、ポリヒドロキシアルカノエート、およびポリサッカリドからなる群から選択される産物の産生のための細菌株であって、
    ここで、該細菌株は、異種ヌクレアーゼ遺伝子産物を発現するか、または同種ヌクレアーゼ遺伝子産物を増強するために改変され:
    ここで、該細菌株は、該ヌクレアーゼ遺伝子産物の発現および分泌の高いレベルのために選択され、そして
    ここで、該ヌクレアーゼ遺伝子産物は、細胞ペリプラズムまたは増殖培地中に、細胞の溶解後放出される核酸を分解するために有効な量において分泌される、
    細菌株。
  2. 少なくとも50g/lの細胞密度まで増殖し得る、請求項1に記載の細菌株。
  3. 前記細菌株の乾燥細胞重量の少なくとも40%のレベルまでポリヒドロキシアルカノエートを産生する、請求項2に記載の細菌株。
  4. 核酸を含まないポリ(3−ヒドロキシアルカノエート)顆粒懸濁液を製造するための水性プロセスにおける使用のための、請求項2に記載の細菌株。
  5. キサンタンガム、アルギネート、ジェランガム、ゾーグラン、ヒアルロン酸、および微生物セルロースからなる群から選択されるポリサッカリドを作製するためのプロセスにおける使用のための、請求項1に記載の細菌株。
  6. 前記ヌクレアーゼ遺伝子が、前記細菌株以外の生物から得られる異種遺伝子である、請求項1に記載の細菌株。
  7. 前記ヌクレアーゼ遺伝子が、Ralstonia eutropha、Methylobacterium organophilum、Methylobacterium extorquens、Aeromonas caviae、Azotobacter vinelandii、Alcaligenes latus、Pseudomonas oleovorans、Pseudomonas fluorescens、Pseudomonas putida、Pseudomonas aeruginosa、Pseudomonas acidophila、Pseudomonas
    resinovorans、Escherichia coli、およびKlebsiellaからなる群から選択される宿主株に組み込まれる、請求項1に記載の細菌株。
  8. 前記ヌクレアーゼが、ヌクレアーゼ活性を増強するために改変されている同種遺伝子によってコードされる、請求項1に記載の細菌株。
  9. 前記細菌株が変異され、そして該変異された細菌がヌクレアーゼ活性の増加する量についてスクリーニングされる、請求項8に記載の細菌株。
  10. 前記細菌株が、前記産物を産生するか、または該産物の産生を増強するために遺伝的に操作される、請求項1に記載の細菌株。
  11. 前記細菌株が、異種ヌクレアーゼ遺伝子からのヌクレアーゼ遺伝子産物を発現する、請求項1または10に記載の細菌株。
  12. 前記細菌株が、同種ヌクレアーゼ遺伝子からのヌクレアーゼ遺伝子産物を発現する、請求項1または10に記載の細菌株。
  13. 前記産物がポリヒドロキシアルカノエートである、請求項1および10〜12のいずれか1項に記載の細菌株。
  14. 前記産物がタンパク質である、請求項1および10〜12のいずれか1項に記載の細菌株。
  15. 前記タンパク質が酵素である、請求項14に記載の細菌株。
  16. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の細菌株を増殖培地に添加する工程を包含する、発酵方法。
  17. 前記細菌株が、少なくとも50g/lの細胞密度まで増殖する、請求項16に記載の方法。
  18. 前記細胞を溶解する工程をさらに包含する、請求項16に記載の方法。
  19. 請求項3に記載の細菌株を使用する方法が、核酸を含まないポリ(3−ヒドロキシアルカノエート)顆粒懸濁液を製造するための水性プロセスを使用する工程をさらに包含する、請求項16に記載の方法。
  20. キサンタンガム、アルギネート、ジェランガム、ゾーグラン、ヒアルロン酸、および微生物セルロースからなる群から選択されるポリサッカリドを作製するためのプロセスにおいて使用される、請求項16に記載の方法。
  21. 酵素、増殖因子、およびサイトカインからなる群から選択される細胞内タンパク質を作製するためのプロセスにおいて使用される、請求項16に記載の方法。
  22. 前記細菌が同種ヌクレアーゼを発現する、請求項16に記載の方法であって、ヌクレアーゼ活性を増強するために該ヌクレアーゼを遺伝的に操作する工程をさらに包含する、方法。
  23. 前記物を産生するか、または該産物の産生を増強するために、前記細菌株を遺伝的に改変する工程をさらに包含する、請求項16に記載の方法。
  24. 前記細胞株が、異種ヌクレアーゼ遺伝子からのヌクレアーゼ遺伝子産物を発現する、請求項16または23に記載の方法。
  25. 前記細胞株が、同種ヌクレアーゼ遺伝子からのヌクレアーゼ遺伝子産物を発現する、請求項16または23に記載の方法。
  26. 前記物がポリヒドロキシアルカノエートである、請求項16および23〜25のいずれか1項に記載の方法。
  27. 前記物がタンパク質である、請求項16および23〜25のいずれか1項に記載の方法。
  28. 前記タンパク質が酵素である、請求項27に記載の方法。
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