JP5814313B2 - ビードの自動アッセンブル装置 - Google Patents

ビードの自動アッセンブル装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5814313B2
JP5814313B2 JP2013163428A JP2013163428A JP5814313B2 JP 5814313 B2 JP5814313 B2 JP 5814313B2 JP 2013163428 A JP2013163428 A JP 2013163428A JP 2013163428 A JP2013163428 A JP 2013163428A JP 5814313 B2 JP5814313 B2 JP 5814313B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bead
apex
former
assembly
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013163428A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015030248A (ja
Inventor
郁夫 安宅
郁夫 安宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2013163428A priority Critical patent/JP5814313B2/ja
Priority to CN201410299158.3A priority patent/CN104339682A/zh
Publication of JP2015030248A publication Critical patent/JP2015030248A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5814313B2 publication Critical patent/JP5814313B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tyre Moulding (AREA)

Description

本発明は、TBタイヤ(トラック・バス用タイヤ)などの大型タイヤの製造工程において好適に使用されるビードの自動アッセンブル装置に関する。
空気入りタイヤの製造工程においては、リング状のビードコアの外周に、断面形状が略三角形のゴム部材(エイペックス)を貼り付け、アッセンブルすることにより、アッセンブルビードとすることが行われている。
このとき、アッセンブル装置は、タイヤサイズに応じて、小型タイヤ用、大型タイヤ用と使い分けられている(例えば、特許文献1、2)。この内、小型タイヤ用アッセンブル装置については自動化が進んでいる。
特開2005−153145号公報 特開2010−254245号公報
しかしながら、近年、生産性の向上の観点から、大型タイヤ用ビードのアッセンブル装置においても、アッセンブル装置の自動化が強く求められている。しかし、小型タイヤ用ビードの自動アッセンブル装置では、大型タイヤ用ビードのアッセンブルに充分に対応することができなかった。
そこで、本発明は、大型タイヤ用ビードのアッセンブルに充分に対応して、ビードを安定的に自動製造し、生産性を向上させることができるビードの自動アッセンブル装置を提供することを課題とする。
本発明に関連する第1の技術は、
ビードの自動アッセンブル装置であって、
ビードコアを採取した後、ビードフォーマーに搬送してセットするビードコアセット手段と、
エイペックスフォーマー上に帯状に押出されたエイペックスゴムを、前記エイペックスフォーマーに巻き付けてエイペックスを成形するエイペックス成形手段と、
成形された前記エイペックスを押し広げて、前記ビードフォーマーにセットされた前記ビードコアと圧着することにより、アッセンブルビードを成形するアッセンブルビード成形手段と
を備えており、
前記ビードコアセット手段、前記エイペックス成形手段および前記アッセンブルビード成形手段が、一つのユニットとして構成され、前記の各手段が連動して作動するように構成されていることを特徴とするビードの自動アッセンブル装置である。
本発明に関連する第2の技術は、
前記ビードコアセット手段が、
前記ビードコアを保持および解放する第1チャック機構と、前記第1チャック機構を前記ビードフォーマーまで移動させる第1移動機構と
を有する第1トランスファーを備えており、
前記ビードフォーマーには、前記第1トランスファーにより搬送されてきた前記ビードコアを保持および解放するビードクランプが備えられている
ことを特徴とするの技術に記載のビードの自動アッセンブル装置である。
本発明に関連する第3の技術は、
前記第1トランスファーが、
複数の前記ビードコアがストックされたビードコアストック部から前記第1チャック機構によりビードコアを一個ずつ採取した後、前記ビードフォーマーと前記エイペックスフォーマーとの間に前記第1チャック機構を移動させて、前記ビードフォーマーの前記ビードクランプに前記ビードコアを引き渡すように構成されている
ことを特徴とするの技術に記載のビードの自動アッセンブル装置である。
本発明に関連する第の技術は、
前記エイペックス成形手段が、
起立可能な複数の羽部が環状に並設されて形成されたエイペックスフォーマーと、
帯状に押出された前記エイペックスゴムを前記エイペックスフォーマーの外周に自動で巻き付ける自動巻き付け機構と、
前記エイペックスフォーマーの外周にほぼ1周巻き付けられた前記エイペックスゴムを自動的にカットする自動カッター機構と、
カットされた前記エイペックスゴムの両端部を圧着ローラーにより圧着してジョイントする圧着機構と、
を備えていることを特徴とするの技術ないしの技術のいずれか1に記載のビードの自動アッセンブル装置である。
本発明に関連する第の技術は、
前記アッセンブルビード成形手段が、
前記エイペックスフォーマーの前記複数の羽部を起立させることにより、成形された前記エイペックスを押し広げた後、押し広げられた前記エイペックスと前記ビードコアとを圧着するように構成されている
ことを特徴とするの技術に記載のビードの自動アッセンブル装置である。
本発明に関連する第の技術は、
さらに、前記アッセンブルビード成形手段により成形された前記アッセンブルビードを、前記ビードフォーマーから取り外して、外部に搬出するアッセンブルビード搬出手段を備えていることを特徴とする第1技術ないしの技術のいずれか1に記載のビードの自動アッセンブル装置である。
本発明に関連する第の技術は、
前記アッセンブルビード搬出手段が、
成形された前記アッセンブルビードを、前記ビードフォーマーから取り外して、保持および解放する第2チャック機構と、前記第2チャック機構を外部まで移動、搬出する第2移動機構とを有する第2トランスファーを備えている
ことを特徴とするの技術に記載のビードの自動アッセンブル装置である。
本発明に関連する第の技術は、
さらに、前記アッセンブルビード搬出手段により搬出された前記アッセンブルビードを台車まで搬送した後、先に成形されたアッセンブルビードの上に、接着防止用のカバーを介して積載するアッセンブルビード積載手段を備えていることを特徴とするの技術またはの技術に記載のビードの自動アッセンブル装置である。
本発明に関連する第の技術は、
前記アッセンブルビード積載手段が、
前記第2トランスファーから前記アッセンブルビードを受け取って台車に積み込む積込み機構を有する第3トランスファーを備えている
ことを特徴とするの技術に記載のビードの自動アッセンブル装置である。
本発明に関連する第10の技術は、
前記第2トランスファーは、前記第2チャック機構を水平にして前記アッセンブルビードを横向きの状態にする水平機構を有しており、
前記第3トランスファーの積込み機構は、吸着パットを有し、前記第2トランスファーの前記第2チャック機構で保持された横向きの前記アッセンブルビードを前記吸着パットで吸着し、前記台車の上で解放して前記台車に積み込むように構成されている
ことを特徴とするの技術に記載のビードの自動アッセンブル装置である。
本発明は上記の各技術に基づいてなされたものであり、請求項1に記載の発明は、
大型タイヤ用のビードの自動アッセンブル装置であって、
ビードコアを採取した後、ビードフォーマーに搬送してセットするビードコアセット手段と、
エイペックスフォーマー上に帯状に押出されたエイペックスゴムを、前記エイペックスフォーマーに巻き付けてエイペックスを成形するエイペックス成形手段と、
成形された前記エイペックスを押し広げて、前記ビードフォーマーにセットされた前記ビードコアと圧着することにより、アッセンブルビードを成形するアッセンブルビード成形手段と
を備えており、
前記ビードコアセット手段、前記エイペックス成形手段および前記アッセンブルビード成形手段が、一つのユニットとして構成され、前記の各手段が連動して作動するように構成されており、
前記ビードコアセット手段が、
前記ビードコアを保持および解放する第1チャック機構と、前記第1チャック機構を前記ビードフォーマーまで移動させる第1移動機構と
を有する第1トランスファーを備えており、
前記ビードフォーマーには、前記第1トランスファーにより搬送されてきた前記ビードコアを保持および解放するビードクランプが備えられており、
前記第1トランスファーが、
複数の前記ビードコアがストックされたビードコアストック部から前記第1チャック機構によりビードコアを一個ずつ採取した後、前記ビードフォーマーと前記エイペックスフォーマーとの間に前記第1チャック機構を移動させて、前記ビードフォーマーの前記ビードクランプに前記ビードコアを引き渡すように構成されており、
前記エイペックス成形手段が、
起立可能な複数の羽部が環状に並設されて形成されたエイペックスフォーマーと、
帯状に押出された前記エイペックスゴムを前記エイペックスフォーマーの外周に自動で巻き付ける自動巻き付け機構と、
前記エイペックスフォーマーの外周にほぼ1周巻き付けられた前記エイペックスゴムを自動的にカットする自動カッター機構と、
カットされた前記エイペックスゴムの両端部を圧着ローラーにより圧着してジョイントする圧着機構と
を備えており
前記複数の羽部の外周面が、ビードフォーマー側の端部から外方に向けて立ち上がるように傾斜していることを特徴とするビードの自動アッセンブル装置である。
また、請求項2に記載の発明は、
前記アッセンブルビード成形手段が、
前記エイペックスフォーマーの前記複数の羽部を起立させることにより、成形された前記エイペックスを押し広げた後、押し広げられた前記エイペックスと前記ビードコアとを圧着するように構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のビードの自動アッセンブル装置である。
また、請求項3に記載の発明は、
さらに、前記アッセンブルビード成形手段により成形された前記アッセンブルビードを、前記ビードフォーマーから取り外して、外部に搬出するアッセンブルビード搬出手段を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のビードの自動アッセンブル装置である。
また、請求項4に記載の発明は、
前記アッセンブルビード搬出手段が、
成形された前記アッセンブルビードを、前記ビードフォーマーから取り外して、保持および解放する第2チャック機構と、前記第2チャック機構を外部まで移動、搬出する第2移動機構とを有する第2トランスファーを備えている
ことを特徴とする請求項3に記載のビードの自動アッセンブル装置である。
また、請求項5に記載の発明は、
さらに、前記アッセンブルビード搬出手段により搬出された前記アッセンブルビードを台車まで搬送した後、先に成形されたアッセンブルビードの上に、接着防止用のカバーを介して積載するアッセンブルビード積載手段を備えていることを特徴とする請求項3に記載のビードの自動アッセンブル装置である。
また、請求項6に記載の発明は、
さらに、前記アッセンブルビード搬出手段により搬出された前記アッセンブルビードを台車まで搬送した後、先に成形されたアッセンブルビードの上に、接着防止用のカバーを介して積載するアッセンブルビード積載手段を備えていることを特徴とする請求項4に記載のビードの自動アッセンブル装置である。
また、請求項7に記載の発明は、
前記アッセンブルビード積載手段が、
前記第2トランスファーから前記アッセンブルビードを受け取って台車に積み込む積込み機構を有する第3トランスファーを備えている
ことを特徴とする請求項6に記載のビードの自動アッセンブル装置である。
また、請求項8に記載の発明は、
前記第2トランスファーは、前記第2チャック機構を水平にして前記アッセンブルビードを横向きの状態にする水平機構を有しており、
前記第3トランスファーの積込み機構は、吸着パットを有し、前記第2トランスファーの前記第2チャック機構で保持された横向きの前記アッセンブルビードを前記吸着パットで吸着し、前記台車の上で解放して前記台車に積み込むように構成されている
ことを特徴とする請求項7に記載のビードの自動アッセンブル装置である。
本発明によれば、大型タイヤ用ビードのアッセンブルに充分に対応して、ビードを安定的に自動製造し、生産性を向上させることができるビードの自動アッセンブル装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係るビードの自動アッセンブル装置を用いたアッセンブルビードの製造フローを示す図である。 本発明の一実施の形態に係るビードの自動アッセンブル装置の全体構成を模式的に示す図である。 本発明の一実施の形態に係るビードの自動アッセンブル装置における第1トランスファーを模式的に示す図である。 本発明の一実施の形態に係るビードの自動アッセンブル装置のビードコアセットの前後におけるビードフォーマーの状況を説明する図である。 本発明の一実施の形態に係るビードの自動アッセンブル装置におけるビードフォーマーの正面図である。 本発明の一実施の形態に係るビードの自動アッセンブル装置におけるエイペックスフォーマーを説明する図である。 本発明の一実施の形態に係るビードの自動アッセンブル装置におけるアッセンブルビード成形手段を模式的に示す図である。 本発明の一実施の形態に係るビードの自動アッセンブル装置におけるアッセンブルビード搬出手段を模式的に示す側面図である。 本発明の一実施の形態に係るビードの自動アッセンブル装置におけるアッセンブルビード積載手段を模式的に示す側面図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態に基づき本発明を具体的に説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係るビードの自動アッセンブル装置を用いたアッセンブルビードの製造フローを示す図であり、また、図2は本発明の一実施の形態に係るビードの自動アッセンブル装置の全体構成を模式的に示す図である。
図1に示すアッセンブルビードの製造フローに従い、図2に示すビードの自動アッセンブル装置を用いることにより、ビードの自動アッセンブルが行われる。
即ち、本実施の形態に係るビードの自動アッセンブル装置は、まず、ビードコアセット手段において、図1の左側に示すように、ビードコアを取り出し(採取)、その後、採取されたビードコアをビードフォーマーに搬送してセットする。
次に、エイペックス成形手段において、図1の右側に示すように、エイペックスフォーマーに帯状に押出されたエイペックスゴム(APEX)を、エイペックスフォーマーに巻き付けてカットした後、ジョイント部を圧着してエイペックスを成形する。
次に、アッセンブルビード成形手段において、図1の中央部上段に示すように、ビードフォーマーにセットされたビードコアと成形されたエイペックスとを圧着(アッセンブル)することによりアッセンブルビードを成形する。
これらの各手段は、一つのユニットとして構成され、全体が連動して自動で作動するように構成されている。このため、従来の手動式ビードのアッセンブル装置と異なり、1名の作業員で2台の装置を担当することが可能となり、1人あたりの生産量を増加させて、生産性を大きく向上させることができると共に、省人化を進めることができる。
以下、本実施の形態に係るビードの自動アッセンブル装置の構成、および、本装置を用いて行うビードの自動アッセンブルにおける各動作について、具体的に説明する。
1.自動アッセンブル装置の構成
(1)ビードコアセット手段
図2に示すように、ビードコアセット手段は、ビードコアセット用の第1トランスファーAを用いて、複数のビードコアYがストックされたビードコアストック部から1本のビードコアYを採取して(図2上段参照)、ビードフォーマー4まで搬送した後に、ビードコアYをビードフォーマー4にセットする(図2中段左側参照)。
以下、上記した第1トランスファーおよびビードフォーマーの概要を説明する。
a.第1トランスファー
図3は、この第1トランスファーAを模式的に示す図であり、(a)は側面図、(b)は正面図である。
図3に示すように、第1トランスファーAは、第1チャック機構A1と第1移動機構A5とを有している。
第1チャック機構A1は、保持円盤A2と、保持円盤A2に放射状に配置された複数の保持爪A3を備えており、保持爪A3が径方向に拡径又は縮径することによりビードコアYを把持あるいは開放する。
図2に戻って、ビードコアストック部から採取されたビードコアYは、第1チャック機構A1に把持された状態で、第1移動機構により、矢印の「イ」方向、「ロ」方向、「ハ」方向と順次方向を変えて移動し、ビードフォーマー4にセットされる。
b.ビードフォーマー
図4は、ビードコアセットの前後におけるビードフォーマーの状況を説明する図であり、(a)はビードコアセット前の、(b)はビードコアセット後のビードフォーマーの状況を示している。また、図5は、ビードフォーマーの正面図である。
図4に示すように、ビードフォーマー4はビードクランプ41を備えている。このビードクランプ41は、保持円盤42と、ビードコアYを把持あるいは開放する複数の保持爪43と、保持爪43を縮径および拡径させる駆動機構45を有しており、第1トランスファーAから受け取ったビードコアYを把持する。
上記の駆動機構45は、往復動する移動部45aと、移動部45aと保持爪43とを連結する連結アーム45bとを有しており、保持円盤42が固定された状態で、図4(b)に二点鎖線で示す位置から実線で示す位置まで移動部45aが往動することにより保持爪43が拡径し、移動部45aが復動することにより保持爪43が縮径する。
そして、ビードフォーマー4は、図5に示すように、保持円盤42には合計8個の溝部44が保持円盤42の周方向に等間隔で形成されており、保持爪43は、それぞれの溝部44に保持円盤42の径方向に縮径および拡径ができるように収容されている。
(2)エイペックス成形手段
図2中段右側に示すように、エイペックス成形手段は、エイペックスフォーマー2、自動巻き付け機構(図示省略)、自動カッター7および圧着ローラー6を備えている。以下、エイペックスフォーマー、自動カッター、圧着ローラーの概要を説明する。
a.エイペックスフォーマー
図6は、エイペックスフォーマーを説明する図であり、エイペックスフォーマー2は、中心軸Lを中心にして羽部28を環状に複数並べて配置することにより構成されており、複数の羽部28の外周面28aにより、エイペックスフォーマー2の外周面2aを構成させている。
エイペックスフォーマー2の外周面2aには、断面形状が略三角形である帯状のエイペックスゴムが、底面側がエイペックスフォーマー2のビードコアY側の端部に配置されるように、自動巻き付け機構によりエイペックスフォーマー2の外周面2a(複数の羽部28の外周面28a)に巻き付けられる。なお、エイペックスゴムは、別途設けられた押出機により帯状に押出されて供給される。
b.自動カッター、圧着ローラー
エイペックスフォーマー2に所定の長さ巻き付けられたエイペックスゴムは、図2に示す自動カッター7を用いて自動的にカットされる。そして、巻き付けられたエイペックスゴムの始端部と終端部とは、図2に示すように、圧着ローラー6を用いて自動的にジョイントされる。これにより、エイペックスフォーマー2の外周面28aにエイペックスが成形される。
(3)アッセンブルビード成形手段
図7は、アッセンブルビード成形手段を模式的に示す図である。図7(a)に示すように離間されて配置されているビードフォーマー4と、エイペックスフォーマー2とを、図7(b)に示すように近接させ、エイペックスフォーマー2に成形されたエイペックスXを、ビードフォーマー4にセットされたビードコアYに圧着させることにより、アッセンブルビードZが成形される。
このエイペックスXとビードコアYとの圧着を、図6を参照しながら具体的に説明する。図6に示すように、エイペックスフォーマー2には、羽部起立機構3が設けられており、駆動装置36と羽部28とがレバー35を介して接続されている。
この駆動装置36が駆動することにより、エイペックスフォーマー2の羽部28が回転支軸34を支点に起立し、羽部28の外周面28aに成形されていたエイペックスXが押し広げられ、ビードフォーマー4にセットされているビードコアYの外周部に圧着され、アッセンブルビードZが成形される。
(4)アッセンブルビード搬出手段、アッセンブルビード積載手段
本実施の形態に係るビードの自動アッセンブル装置1においては、図2に示すように、成形されたアッセンブルビードZをビードフォーマー4から取り外して、外部に搬出するアッセンブルビード搬出手段として、第2トランスファーBがさらに備えられていることが好ましい。
また、搬出されたアッセンブルビードZを台車Dまで搬送した後、先に成形されたアッセンブルビードの上に、接着防止用のカバーを介して積載するアッセンブルビード積載手段として、さらに、第3トランスファーCが備えられていることが好ましい。以下、第2トランスファーBと第3トランスファーCについて説明する。
a.第2トランスファー
第2トランスファーBは、図8に示すように、アッセンブルビードZを保持および解放する第2チャック機構B1と、第2チャック機構B1を移動させる移動機構B5を備えている。
また、第2トランスファーBは、チャック機構B1により把持されたアッセンブルビードを90°回転させ、アッセンブルビードZを水平状態にする回転機構B6を有している。
b.第3トランスファー
また、第3トランスファーCは、図9に示すように、吸着パッドC1と、先端部に吸着パッドC1を保持する保持アームC2と、保持アームC2を昇降および反転させる駆動機構(図示せず)とを備えている。
第3トランスファーCは、第2トランスファーBに把持されて水平状態にされたアッセンブルビードZを吸着保持して台車D(図2参照)の上方まで搬送した後、吸着を解除して台車Dの上に載せる。このとき、先に成形されたアッセンブルビードの上には、予め、接着防止用のカバーが被せられている。
本実施の形態においては、以上説明してきた各手段が、一つのユニットとして構成され、全体が連動して自動で作動するように構成されているため、前記したように、生産性を大きく向上させることができると共に、省人化を進めることができる。
2.ビードの自動アッセンブルの動作
次に、上記の構成の自動アッセンブル装置を用いたビードの自動アッセンブルの動作について説明する。
(1)ビードコアセット工程
先ず、図3に示すように、第1トランスファーAの第1チャック機構A1の保持爪A3を縮径させた状態で、ビードコアストック部に吊り下げられているビードコアYの内側方向(「イ」方向)に移動させた後、保持爪A3を拡径させてビードコアYを保持した状態で、第1トランスファーAを後退させることにより、ビードコアYをビードコアストック部から採取する。
次に、ビードコアYを保持した第1トランスファーAを、ビードフォーマー4とエイペックスフォーマー2との間に進入させ(図2の矢印「ロ」方向)、第1トランスファーAとビードフォーマー4とを対面させる(図4(a))。そして、第1トランスファーAに保持されたビードコアYの内側にビードフォーマー4のビードクランプ41の保持爪43を進入させてから、保持爪43を拡径させる。
この状態で、第1トランスファーAの保持爪A3を縮径させ、第1トランスファーAをビードフォーマー4から離間させることにより、ビードコアYが第1トランスファーAからビードフォーマー4に受け渡される。
(2)エイペックスゴム成形工程
一方、エイペックス成形工程では、図6に示すように、自動巻き付け機構によって、帯状のエイペックスゴムがエイペックスフォーマー2の羽部28の外周面28aに自動的に巻き付けられる。そして、羽部28の外周面28aのほぼ1周に相当する長さのエイペックスゴムが供給されると、自動カッターによりエイペックスゴムが自動カットされ、カットされたエイペックスゴムの両端部が圧着ローラー6(図2)により自動的に圧着されることにより、エイペックスXがエイペックスフォーマー2の外周面2aに自動的に成形される。
(3)アッセンブルビード成形工程
次に、図7(b)に示すように、ビードフォーマー4とエイペックスフォーマー2とを近接させる。その後、図6に示すように羽部起立機構3によりエイペックスフォーマー2の羽部28を起立させることにより、羽部28の表面に成形されていたエイペックスXが押し広げられて、ビードフォーマー4にセットされているビードコアYの外周部に圧着され接合される。これにより、アッセンブルビードZが成形される。
(4)アッセンブルビードの搬出工程
次に、図2に示すように、ビードフォーマー4とエイペックスフォーマー2とを離間させ、第2トランスファーBをビードフォーマー4とエイペックスフォーマー2との間に進入させ(図2の矢印「ホ」)、第2トランスファーBと、ビードフォーマー4とを対面させる。
そして、第2トランスファーBの第2チャック機構B1の保持爪B3を縮径させ、ビードフォーマー上に成形されたアッセンブルビードZの内側に保持爪B3を位置させる。そして、第2トランスファーBの第2チャック機構B1の保持爪B3を拡径させた後に、ビードフォーマー4の保持爪43を縮径させることにより、アッセンブルビードZをビードフォーマー4から第2トランスファーBへ受け渡す。
(5)台車への積込工程
次に、第2トランスファーBをビードフォーマー4から離間させて(図2の矢印「ハ」および「ホ」参照)、ビードフォーマー4とエイペックスフォーマー2との間から外側に搬出した後に、図8に示すように、第2トランスファーBの第2チャック機構B1を90°回転させて、アッセンブルビードZを水平状態にする(図8の矢印「へ」)。
そして、図9に示すように、第3トランスファーCの吸着パッドC1により、水平状態のアッセンブルビードZを吸着させて、台車Dの上まで搬送させる。その後、台車Dの載ったアッセンブルビードZの上に接着防止用のカバーを被せる。
以上のとおり、本実施の形態に係る自動アッセンブル装置は、ビードコアYの取り出しからアッセンブルビードZの積み込みまでの動作を全て自動的に行うことができるため、生産性を大きく向上させることができると共に、省人化を進めることができる。
実施例として、上記の実施の形態に係るビードの自動アッセンブル装置を用いて、アッセンブルビードB−90を1週間製造した。
一方、比較例1として小型タイヤ用ビードの自動アッセンブル装置を用い、比較例2として従来の大型タイヤ用ビードの手動アッセンブル装置を用い、同サイズのアッセンブルビードを1週間製造した。
実施例および比較例における不良品の発生状況および生産量を評価した。結果を表1に示す。なお、表1において、「可」は不良品の発生率が0.1%未満、「不可」は不良品の発生率が1%以上であったことを示す。
また、生産量の評価は、比較例2の従来の大型タイヤ用ビードの手動アッセンブル装置を用いて、一日の作業で一人が生産できる生産量を100とした場合の指数で行った。
Figure 0005814313
表1により、実施例では、製品品質が維持され、かつ生産量が従来(比較例2)の1.5倍に向上することが確認された。このように、生産量が向上したのは、本発明のタイヤ用ビードの自動アッセンブル装置を構成する各手段、各装置をユニット化し連動して自動で作動することにより、安定的な自動製造が可能になったためである。
これに対して、小型タイヤ用の自動ビードアッセンブル装置を用いて大型タイヤ用ビードのアッセンブルを行った比較例1では、製品品質、生産量のいずれもが、従来例である比較例1よりも大きく低下していた。これは、エイペックスのサイズが大きいことや、エイペックスを2層押出する必要があることなどにより、大型タイヤ用ビードのアッセンブルに充分に対応できなかったためと考えられる。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、上記の実施の形態に対して種々の変更を加えることができる。
1 ビードの自動アッセンブル装置
2 エイペックスフォーマー
2a エイペックスフォーマーの外周面
3 羽部起立機構
4 ビードフォーマー
6 圧着ローラー
7 自動カッター
28 羽部
28a 羽部の外周面
34 回転支軸
35 レバー
36 駆動装置
41 ビードクランプ
42、A2、B2 保持円盤
43、A3、B3 保持爪
44 溝部
45 駆動機構
45a 移動部
45b 連結アーム
A 第1トランスファー
A1 第1チャック機構
A5 第1移動機構
B 第2トランスファー
B1 第2チャック機構
B5 第2移動機構
B6 回転機構
C 第3トランスファー
C1 吸着パッド
C2 保持アーム
D 台車
L 中心軸
X エイペックス
Y ビードコア
Z アッセンブルビード

Claims (8)

  1. 大型タイヤ用のビードの自動アッセンブル装置であって、
    ビードコアを採取した後、ビードフォーマーに搬送してセットするビードコアセット手段と、
    エイペックスフォーマー上に帯状に押出されたエイペックスゴムを、前記エイペックスフォーマーに巻き付けてエイペックスを成形するエイペックス成形手段と、
    成形された前記エイペックスを押し広げて、前記ビードフォーマーにセットされた前記ビードコアと圧着することにより、アッセンブルビードを成形するアッセンブルビード成形手段と
    を備えており、
    前記ビードコアセット手段、前記エイペックス成形手段および前記アッセンブルビード成形手段が、一つのユニットとして構成され、前記の各手段が連動して作動するように構成されており、
    前記ビードコアセット手段が、
    前記ビードコアを保持および解放する第1チャック機構と、前記第1チャック機構を前記ビードフォーマーまで移動させる第1移動機構と
    を有する第1トランスファーを備えており、
    前記ビードフォーマーには、前記第1トランスファーにより搬送されてきた前記ビードコアを保持および解放するビードクランプが備えられており、
    前記第1トランスファーが、
    複数の前記ビードコアがストックされたビードコアストック部から前記第1チャック機構によりビードコアを一個ずつ採取した後、前記ビードフォーマーと前記エイペックスフォーマーとの間に前記第1チャック機構を移動させて、前記ビードフォーマーの前記ビードクランプに前記ビードコアを引き渡すように構成されており、
    前記エイペックス成形手段が、
    起立可能な複数の羽部が環状に並設されて形成されたエイペックスフォーマーと、
    帯状に押出された前記エイペックスゴムを前記エイペックスフォーマーの外周に自動で巻き付ける自動巻き付け機構と、
    前記エイペックスフォーマーの外周にほぼ1周巻き付けられた前記エイペックスゴムを自動的にカットする自動カッター機構と、
    カットされた前記エイペックスゴムの両端部を圧着ローラーにより圧着してジョイントする圧着機構と
    を備えており
    前記複数の羽部の外周面が、ビードフォーマー側の端部から外方に向けて立ち上がるように傾斜していることを特徴とするビードの自動アッセンブル装置。
  2. 前記アッセンブルビード成形手段が、
    前記エイペックスフォーマーの前記複数の羽部を起立させることにより、成形された前記エイペックスを押し広げた後、押し広げられた前記エイペックスと前記ビードコアとを圧着するように構成されている
    ことを特徴とする請求項に記載のビードの自動アッセンブル装置。
  3. さらに、前記アッセンブルビード成形手段により成形された前記アッセンブルビードを、前記ビードフォーマーから取り外して、外部に搬出するアッセンブルビード搬出手段を備えていることを特徴とする請求項1または請求項に記載のビードの自動アッセンブル装置。
  4. 前記アッセンブルビード搬出手段が、
    成形された前記アッセンブルビードを、前記ビードフォーマーから取り外して、保持および解放する第2チャック機構と、前記第2チャック機構を外部まで移動、搬出する第2移動機構とを有する第2トランスファーを備えている
    ことを特徴とする請求項に記載のビードの自動アッセンブル装置。
  5. さらに、前記アッセンブルビード搬出手段により搬出された前記アッセンブルビードを台車まで搬送した後、先に成形されたアッセンブルビードの上に、接着防止用のカバーを介して積載するアッセンブルビード積載手段を備えていることを特徴とする請求項に記載のビードの自動アッセンブル装置。
  6. さらに、前記アッセンブルビード搬出手段により搬出された前記アッセンブルビードを台車まで搬送した後、先に成形されたアッセンブルビードの上に、接着防止用のカバーを介して積載するアッセンブルビード積載手段を備えていることを特徴とする請求項4に記載のビードの自動アッセンブル装置。
  7. 前記アッセンブルビード積載手段が、
    前記第2トランスファーから前記アッセンブルビードを受け取って台車に積み込む積込み機構を有する第3トランスファーを備えている
    ことを特徴とする請求項に記載のビードの自動アッセンブル装置。
  8. 前記第2トランスファーは、前記第2チャック機構を水平にして前記アッセンブルビードを横向きの状態にする水平機構を有しており、
    前記第3トランスファーの積込み機構は、吸着パットを有し、前記第2トランスファーの前記第2チャック機構で保持された横向きの前記アッセンブルビードを前記吸着パットで吸着し、前記台車の上で解放して前記台車に積み込むように構成されている
    ことを特徴とする請求項に記載のビードの自動アッセンブル装置。
JP2013163428A 2013-08-06 2013-08-06 ビードの自動アッセンブル装置 Expired - Fee Related JP5814313B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013163428A JP5814313B2 (ja) 2013-08-06 2013-08-06 ビードの自動アッセンブル装置
CN201410299158.3A CN104339682A (zh) 2013-08-06 2014-06-26 胎圈的自动组装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013163428A JP5814313B2 (ja) 2013-08-06 2013-08-06 ビードの自動アッセンブル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015030248A JP2015030248A (ja) 2015-02-16
JP5814313B2 true JP5814313B2 (ja) 2015-11-17

Family

ID=52496523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013163428A Expired - Fee Related JP5814313B2 (ja) 2013-08-06 2013-08-06 ビードの自動アッセンブル装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5814313B2 (ja)
CN (1) CN104339682A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11981101B2 (en) * 2020-08-31 2024-05-14 The Goodyear Tire & Rubber Company Method and apparatus for forming an apex

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2524059B2 (ja) * 1992-09-29 1996-08-14 住友ゴム工業株式会社 ビ―ド・エ―ペックス自動アッセンブル方法及びその装置
DE102005006076A1 (de) * 2005-02-10 2006-08-17 Continental Aktiengesellschaft Verfahren zum Aufwickeln und Spleißen eines Reifenaufbauteiles mit einer im Querschnittsprofil variierenden Materialdicke

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015030248A (ja) 2015-02-16
CN104339682A (zh) 2015-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2731791B1 (en) Method, process and apparatus for manufacturing tyres for vehicle wheels
JP4523601B2 (ja) タイヤの成型方法及び成型設備
CN1984767A (zh) 胎圈组件的形成
CN105253712A (zh) 一种自动换轮收线机
JP5814313B2 (ja) ビードの自動アッセンブル装置
CN103298604B (zh) 在用于构造用于车辆车轮的轮胎的处理和设备中控制环形锚固结构的管理的方法
CN105619073A (zh) 矩形钢丝圈缠绕机点焊式卡箍装置
JP2002321289A (ja) 空気入りタイヤの製造方法
CN202687482U (zh) 线圈自动捡取装置
CN102745505A (zh) 线圈自动捡取装置及利用该装置的捡取方法
JP5475508B2 (ja) ゴム部材の製造方法及び製造装置
JP2015202648A (ja) ビード部材の製造方法及び製造装置
EP3025851B1 (en) Bead-apex assembly system
CN204588307U (zh) 自动层绕机
KR100593000B1 (ko) 반제품 스플라이싱 장치가 부착된 타이어의 그린케이스성형기
JP6174364B2 (ja) 円筒搬送装置、未加硫タイヤの製造装置及び未加硫タイヤの製造方法
JP5906602B2 (ja) ベルト成形方法及び装置
JP4411947B2 (ja) ビード搬送方法及びその搬送装置
JP7461830B2 (ja) タイヤ成形方法
JP3202476B2 (ja) ラジアルタイヤの成形方法
JP5738826B2 (ja) ビード自動アッセンブル装置
JP2014512993A (ja) 車両ホイール用のタイヤを構築する方法及びプラント
CN217047563U (zh) 一种适用于轮胎成型机的在线胎面缠绕系统
CN112296651B (zh) 一种单向器滑环和卡簧的自动化装配机构
CN202358771U (zh) 漆包机收线装置的吊线器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150917

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5814313

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees