JP3202476B2 - ラジアルタイヤの成形方法 - Google Patents

ラジアルタイヤの成形方法

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JP3202476B2 JP07209594A JP7209594A JP3202476B2 JP 3202476 B2 JP3202476 B2 JP 3202476B2 JP 07209594 A JP07209594 A JP 07209594A JP 7209594 A JP7209594 A JP 7209594A JP 3202476 B2 JP3202476 B2 JP 3202476B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラジアルタイヤの成形
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラジアルタイヤを製造する場合には、図
4に示すように、拡縮自在なベルト・トレッド構体成形
ドラムaと、同ドラムaを回転自在に支持すると共に拡
縮機構を具えた架台bと、上記ドラムaにベルト・トレ
ッド構体の構成部材を供給する材料供給装置cと、円筒
状態とトロイダル状態とに膨縮自在なカーカス成形ドラ
ムdと、同ドラムdを回転自在に支持すると共に膨縮装
置を具えさらに両側ビード間隔を調整する接近・離反機
構を具えた架台eと、上記ドラムdにカーカスを構成す
るインナーライナ、チェーファ、カーカスプライ、サイ
ドウオール等の構成部材を供給する材料供給装置fと、
前記ドラムa上のベルト・トレッド構体を外方から把持
して前記ドラムdの位置迄移動して同ドラムdによりト
ロイダル状にされたグリーンカーカスの外周に前記構体
を設置すると共に完成されたグリーンタイヤを外方から
把持してドラムdより取り外す拡縮自在な把持爪と前記
ドラムd位置のときに左側ビードコアを所定位置に配置
する装置とを具えたキャリアgと、同キャリアgの移動
用軌道及び駆動装置hと、前記ドラムa上の構体を適宜
圧着する圧着装置iと、前記キャリアgから引き渡され
たベルト・トレッド構体をグリーンカーカスに圧着する
圧着装置jとにより構成されたタイヤ製造設備(一段階
成形方法の実施に適用されるタイヤ製造設備)が使用さ
れている。なお以上のタイヤ製造設備について必要なら
ば、特開昭54−125277号公報を参照されたい。
【0003】このタイヤ製造設備では、ドラムa、ドラ
ムdが対面するように同軸配置されており、ドラムd上
では、 (1)先ずタイヤ側壁を構成する左右部分にサイドウオ
ールが巻き付けられて、接合される。 (2)次いで車に取り付けられるホイール部分に接触す
るタイヤを保護する等のためにクッションゴム等が巻き
付けられて、接合される。 (3)次いでインナーライナーゴムシートが巻き付けら
れて、接合される。 (4)次いで繊維(多くの場合、ドラムdの軸方向に平
行に配置されたスチールコード)を含むゴムシート(通
称カーカスプライ)が巻き付けられて、接合される。 (5)次いで前記材料の外方にビードコアがドラムdの
中心に対して左右対称に配置される。なお図5は、前記
(1)〜(4)の工程を経た(5)の工程を完了後の状
態を示している。 (6)次いでドラムdの前記ビードコア下部が拡開され
て、ドラムd上の材料層がビードコアの内周部に圧着さ
れる。なお図6は、この状態を示している。 (7)次いで前記ビードコアの間隔をせばめながら、圧
力空気を供給して、トロイダル状にした後、前記ビード
コアの外端部の材料層をビードコアをくるみ込むように
折り返して、前記トロイダル状の材料層へ圧着する。 (8)また前記作業の適当な時期に、予め組立てられた
ベルト・トレッド構体が両ビードコアの中心に用意さ
れ、前記構体の内表面がトロイダル状に成長して、双方
が接合され、最終的には圧着装置により圧着成形され
て、タイヤが完成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記ドラムdは、前記
工程(5)(6)(7)のために弾性体により構成され
ており、その表面が柔らかい上に、巻き付けられるサイ
ドウオール等のゴム材が長辺の三角形のため、インナー
ライナゴムシート及びカーカスプライを巻き付ける時点
では、平坦な表面でなく、凸凹になっている。
【0005】そのため、作業者がインナーライナゴムシ
ート及びカーカスプライを巻き付けて接合しようとする
とき、極めて作業しにくく、接合部分の全域にわたって
接合ラップ量を均一にするのが極めて難しいという不具
合を生じこれが為に、製品タイヤの品質が不安定になる
と共に生産性が著しく低下するという欠点をもってい
た。巻付の基礎となる表面が前述の如く不安定且つ凸凹
になっているために、作業の自動化を実現しにくいとい
う欠点をもっていた。
【0006】そこで、本願出願人は、図8乃至図11に
示すように、円筒外周面を有するバンドドラム上でイン
ナーライナーIL及びカーカスプライCPを円筒状に予
め貼合せて、カーカスバンドとし、これをカーカストラ
ンスファKTによりグリーンカース成形ドラムd上へ移
送する成形方法及び装置を既に提案したが、この場合、
サイドウオールSWが長辺三角形断面である等のため
に、グリーンカーカス成形ドラム(シェーピングドラム
とも呼ばれている)に巻付け接合して、円筒状にする手
作業が残されていた。即ち、サイドウオールSWは、断
面長辺三角形状であり、定尺切断すると、肉厚の厚い部
分に比べて薄いい部分は長さが縮む傾向があり且つ切断
面は長辺方向に対して鋭角になっているので、始端部と
終端部との接合に当っては、薄い部分は伸ばすと共にド
ラム軸芯からの半径方向距離を合せて当接させる必要が
ある。また厚い部分はトロイダル状にするとき、剥がれ
ないように充分に加圧接合する必要があるが、ドラム外
径が軸方向に均一でないシェーピングドラム上でのかか
る接合作業は、熟練作業者による注意深い手作業に頼る
しかなかった。
【0007】また接合を自動化するにしても、メタルチ
ェーファの他、ビード周りの部材の供給装置(サービ
サ)やスティッチャがあって、スペース上の制約から自
動化が困難であった。なお以上のタイヤ成形方法につい
て必要ならば、特開昭59−70548号公報を参照さ
れたい。本発明は前記の問題点に鑑み提案するものであ
り、その目的とする処は、サイドウオールの始端部と
終端部との接合作業を自動化できる上に、自動接合装置
の設置スペースを確保でき、生産性を向上できるラジ
アルタイヤの成形方法及び装置を提供しようとする点に
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のラジアルタイヤの成形方法は、予め円筒
状に貼合せたカーカスプライ等をシェーピングドラム上
で拡径してビードコアを包み込むように成形する工程を
含んだラジアルタイヤの成形方法において、第2のバン
ド成形ドラム上で円筒状に且つ外周長をビードコア内周
長に等しくされたカーカスバンドを一時的に半径方向内
方へ定常波形に弾性変形させた後、その外面側所定位置
にビードコアを定置し、次いで同カーカスバンドの弾性
変形を解除し、上記ビードコア内周面に圧着して第1構
体とし、これを第1トランスファに外方より保持させ、
次いで予め第1のバンド成形ドラムで円筒状に且つ上記
第1構体の内径よりも小さい外径にされたインナーライ
ナバンドを第1ドランスファに保持された上記第1構体
の内方所定位置に定置し、次いで上記インナーライナバ
ンドを拡径して上記第1構体の内周面に圧着して第2構
体とし、次いで予め第3のバンド成形ドラムで円筒状に
且つ上記第2構体内径よりも小さい外径にされたサイド
ウオール、チェーファ等から構成された第3構体を第1
トランスファに保持された上記第2構体の内方所定位置
に定置し、次いで上記第3構体を拡径して第2構体内周
面に圧着して第4構体とし、次いで第1トランスファに
保持された上記第4構体をシェーピングドラムの所定位
置に移設し、次いでトロイダル状に成形し、別途円筒状
にされたベルトトレッド構体との組付けを行ってグリー
ンタイヤにすることを特徴としている。
【0009】
【0010】
【作用】本発明は前記のように構成されており、予め円
筒状に貼合せたカーカスプライ等をシェーピングドラム
上で拡径してビードコアを包み込むように成形する工程
を含んだラジアルタイヤの成形方法において、第2のバ
ンド成形ドラム上で円筒状に且つ外周長をビードコア内
周長に等しくされたカーカスバンドを一時的に半径方向
内方へ定常波形に弾性変形させた後、その外面側所定位
置にビードコアを定置し、次いで同カーカスバンドの弾
性変形を解除し、上記ビードコア内周面に圧着して第1
構体とし、これを第1トランスファに外方より保持さ
せ、次いで予め第1のバンド成形ドラムで円筒状に且つ
上記第1構体の内径よりも小さい外径にされたインナー
ライナバンドを第1ドランスファに保持された上記第1
構体の内方所定位置に定置し、次いで上記インナーライ
ナバンドを拡径して上記第1構体の内周面に圧着して第
2構体とし、次いで予め第3のバンド成形ドラムで円筒
状に且つ上記第2構体内径よりも小さい外径にされたサ
イドウオール、チェーファ等から構成された第3構体を
第1トランスファに保持された上記第2構体の内方所定
位置に定置し、次いで上記第3構体を拡径して第2構体
内周面に圧着して第4構体とし、次いで第1トランスフ
ァに保持された上記第4構体をシェーピングドラムの所
定位置に移設し、次いでトロイダル状に成形し、別途円
筒状にされたベルトトレッド構体との組付けを行ってグ
リーンタイヤにする。
【0011】
【実施例】次に本発明のラジアルタイヤの成形方法の実
施に使用する成形装置の一構成例を図1により説明す
る。1はインナーライナIL用の第1のバンド成形ドラ
ムで、第1の共通ベッドB1上を滑動可能で、同第1の
バンド成形ドラム1を回転並びに拡縮させる駆動手段を
内蔵するヘッドストック1aが付属しており、第1軸芯
A−A上の(POS .a−1)(POS .a)の間を移動可
能になっている。
【0012】2はカーカスプライCP(ボデープライと
も呼ばれている)用の第2のバンド成形ドラムで、上記
第1共通ベッドB1上を滑動可能で、同第2のバンド成
形ドラム2を回転並びに拡縮させる駆動手段を内蔵する
ヘッドストック2aが付属しており、第1軸芯A−A上
の(POS .a)(POS .a−2)の間を移動可能になっ
ている。
【0013】3はサイドウオール、ビード周りの補強帯
等からなる第3構体SW用の第3のバンド成形ドラム
で、第2の共通ベッドB2上を滑動可能で、同第3のバ
ンド成形ドラム3を回転並びに拡縮させる駆動手段を内
蔵するヘッドストック3aが付属しており、第2軸芯B
−B上の(POS .b)と(POS .b−2)〜(POS .b
−6)との間を移動可能になっている。
【0014】4はベルトトレッド構体BT用のベルトド
ラムで、第3の共通ベッドB3上を滑動可能で、同ベル
トドラム4を回転並びに拡縮させる駆動手段を内蔵する
ヘッドストック4aが付属しており、第3軸芯C−C上
の(POS .c−2)〜(POS.c−6)の間を移動可能
になっている。5は予め円筒状にされたタイヤ構成部材
を組立て、トロイダル状に整形して、グリーンタイヤに
するシェーピングドラムで、第3の共通ベッドB3上を
滑動可能で、同シェーピングドラム5を回転、拡縮、並
びにビード保持部間を接近・離反させる駆動手段を内蔵
するヘッドストック5aが付属しており、第3軸芯C−
C上の(POS .c−1)(POS .c)の間を移動可能に
なっている。
【0015】7はビードコアBC、カーカスプライCP
等を外方より保持してシェーピングドラム5に移送する
第1トランスファで、前記第1乃至第3の共通ベッドB
1,B2,B3を繋ぐ第4のベッドB4上を滑動可能
で、第1軸芯A−Aと第2軸線B−Bと第3軸線C−C
とこれらの軸線に直交した線D−Dとの交点(POS .
a)(POS .b)(POS .c)の間を移動可能になって
いる。
【0016】なお6はビードコアBCを第1トランスフ
ァ7に供給するビードサプライヤである。8はベルトト
レッド構体を外方より把持してベルトドラム4からシェ
ーピングドラム5に受渡しする第2トランスファで、前
記第3の共通ベッドB3上に滑動可能で、第3軸芯C−
C上の(POS .c−1)(POS .c−2)の間を移動可
能になっている。
【0017】なお9はシェーピングドラム5上のタイヤ
部材を同ドラム5に圧着接合させるときに使用されるス
ティッチャである。10は第1バンド成形ドラム1上に
インナーライナILを供給するサービサ、11は第2バ
ンド成形ドラム2上にカーカスプライCPを供給するサ
ービサであり、これらのサービサ10、11には、定尺
自動切断装置10a,11aとレットオフスタンド10
b,11bとが付属している。
【0018】12はサイドウオールSW供給用サービ
サ、13はアブレージョンゴム供給用サービサ、14は
メタルチェーフ用のサービサ、15はサイドウオールフ
ィラー用サービサであり、これらのサービサ12、1
3、14には、定尺自動切断装置12a,13a,14
a,15aとレットオフ12b,13b,14b,15
bとが付属している。
【0019】16,18はベルトプライ用サービサであ
り、これらのサービサ16、18には、定尺自動切断装
置16a,18aとレットオフ16b,18bとが付属
している。17はベルトウエッジ用サービサで、このサ
ービサ17には、レットオフ17aが付属している。
【0020】19はトレッド供給用サービサで、このサ
ービサ19には、予め定尺に切断されて搬送されるトレ
ッドを受取るコンベヤ19aが付属している。20は成
形完了したグリーンタイヤを装置外に取出すためのタイ
ヤアンローダである。なお上記個々の装置は公知あり、
詳細な説明は省略する。
【0021】次に前記図1に示すラジアルタイヤの成形
装置の作用を具体的に説明する。先ず円筒状にされたカ
ーカスプライCPの外周長がビードコアの内周長になる
ように拡径された第2バンド成形ドラム2に、(POS .
a−2)において、カーカスプライCPを巻付け、接合
して、円筒状にしてから、一時的に半径方向内方へ定常
波形に弾性変形(図7参照)させて、待機させる。
【0022】次いで第1トランスファ7にビードサプラ
イヤ6によりビードコアBCを供給して、第1トランス
ファ7が(POS .a)に戻ったら、第2バンド成形ドラ
ム2を(POS .a)に移動させて、ビードコアBCの内
方に定常波形にされたカーカスプライCPを挿入し、同
第2バンド成形ドラム2を拡径して、同カーカスプライ
CPの弾性変形を解除し、ビードコアBCの内周面に圧
着して、第1構体とし、これを第1トランスファ7に保
持させ、同第2バンド成形ドラム2を縮径して(POS .
a−2)に戻す。
【0023】第1バンド成形ドラム1は、予め(POS .
a−1)において、インナーライナーILを巻き付け、
接合して、円筒状としておき、入れ変りに、同第1バン
ド成形ドラム1を(POS .a)に移動させ、第1トラン
スファ7に保持された第1構体の内方に挿入してから、
同第1バンド成形ドラム1を拡径して、円筒状インナー
ライナを第1構体の内周面に圧着して、第2構体として
から、同第1バンド成形ドラム1を縮径して、(POS .
a−1)に戻す。
【0024】この間に、縮径した第3バンド成形ドラム
3を(POS .b−3)〜(POS .b−6)の間を移動さ
せて、サイドウオール、メタルチェーファ等を順次巻付
け、接合して、円筒状の第3構体として、(POS .b−
2)に移動させて、待機させ、前記第2構体を形成して
第1バンド成形ドラム1が干渉しない位置まで(POS.
a−1)側に移動させたら、第1トランスファ7を(PO
S .b)に移動させて、(POS .b)に達したら、第3
バンド成形ドラム3を(POS .a)に移動させて、第1
トランスファ7の保持された第2構体の内方に第3構体
を挿入し、同ドラム3を拡径して、第2構体の両端部内
方に第3構体を圧着して、第4構体としてから、同ドラ
ム3を次のタイヤ部材成形のために縮径して、(POS .
b−3)側に移動させる。
【0025】第3バンド成形ドラム3が干渉しない位置
まで移動したら、第4構体を保持した第1トランスファ
7を(POS .b)から(POS .c)に移動させ、(POS
.c)に達したら、シェーピングドラム5を(POS .
c−1)から(POS .c)に移動させ、同シェーピング
ドラム5を第4構体の内方に挿入してから(図2は挿入
を終った状態を示している)、同シェーピングドラム5
のビード把持部5bを拡径して、第4構体を把持させ、
第1トランスファ7による第4構体の保持を解除する。
【0026】第4構体の受渡しが完了したら、同ドラム
5を(POS .c−1)に戻して、シェーピングを開始
し、第1トランスファ7を(POS .b)に戻してから、
次のタイヤのためのビードコアを受取る。他方、ベルト
ドラム4では、拡径している同ベルトドラム4を(POS
.b−3)〜(POS .b−6)の間に必要に応じ往復
させて、同ベルトドラム4上にベルトプライ、トレッド
等を順次積層して、円筒状のベルトトレッド構体として
から、(POS .b−2)に移動させて、(POS .c−
2)にある第2トランスファ8にベルトトレッド構体を
外方より保持させ、ベルトドラム4を縮径して、ベルト
トレッド構体の受渡しを行なう。
【0027】ベルトトレッド構体を受取った第2トラン
スファ8を(POS .c−1)に移動させ、シェーピング
の開始されたシェーピングドラム5では、両ビード保持
部5bを近寄せながら、圧縮気体を注入して、第4構体
の両ビードコア間を拡径して、ベルトトレッド構体の内
周面に圧着すると共に、ブラダ5c及び5d内にも圧縮
気体を注入して、図3に2点鎖線で示すように膨張させ
て、第4構体の両ビードコア間から外側の部分を拡径
し、ビードコアを包み込むように折返して、トロイダル
状にする。
【0028】次いでブラダ5c,5d内の圧縮気体を抜
き、必要に応じスティッチャ9の圧着ローラの作用によ
りトレッドとサイドウオールとの接合圧着を行ない、第
4構体の両ビードコア間内方の圧縮気体を抜いて、グリ
ーンタイヤを完成する。そして完成したグリーンタイヤ
を第2トランスファ8に保持して、(POS .c)に移動
させ、(POS .c)でグリーンタイヤをタイヤアンロー
ダ20に渡し、タイヤアンローダ20により装置外へ送
出すると共に第2トランスファ8を(POS .c−2)へ
戻す。
【0029】
【発明の効果】本発明は前記のように構成されており、
次の効果を達成できる。即ち、前記従来のラジアルタイ
ヤの成形方法及び装置では、既に述べたようにサイドウ
オールSWは、断面長辺三角形状であり、定尺切断する
と、肉厚の厚い部分に比べて薄いい部分は長さが縮む傾
向があり且つ切断面は長辺方向に対して鋭角になってい
るので、始端部と終端部との接合に当っては、薄い部分
は伸ばすと共にドラム軸芯からの半径方向距離を合せて
当接させる必要がある。また厚い部分はトロイダル状に
するとき、剥がれないように充分に加圧接合する必要が
あるが、ドラム外径が軸方向に均一でないシェーピング
ドラム上でのかかる接合作業は、熟練作業者による注意
深い手作業に頼るしかなかった。また接合を自動化する
にしても、メタルチェーファの他、ビード周りの部材の
供給装置(サービサ)やスティッチャがあって、スペー
ス上の制約から自動化が困難であったが、本発明のラジ
アルタイヤの成形方法及び装置では、サイドウオール等
の部材を別ドラム上で別途積層円筒状の第3構体として
から、第1構体内面に拡径圧着するに当って課題になる
空気包み込みやタイヤ構成部材の配置順序(特にインナ
ーライナ)の問題を解消でき、軸芯方向に均一な直径を
有する第3バンド成形ドラムへのサイドウオールの巻付
け接合を可能とし、同第3バンド成形ドラムを移動可能
にすることにより第3構体の構成部材の巻付場所を分散
したので、サイドウオールの始端部と終端部との接合作
業を自動化できる上に、自動接合装置の設置スペースを
確保できる。
【0030】またタイヤ構成部材の巻付や整形を複数個
所(実施例では5ケ所)で並行的に行うことができるの
で、各構成装置の実稼働率を高めることができて、生産
性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラジアルタイヤの成形方法の実施に使
用する成形装置の一構成例を示す平面図である。
【図2】同成形装置のシェーピングドラムに第4構体が
搬入されたときの状態を示す説明図である。
【図3】同成形装置のシェーピングドラムの整形途中の
状態を示す説明図である。
【図4】従来のラジアルタイヤ成形装置を示す平面図で
ある。
【図5】同成形装置のシェーピングドラムの1状態を示
す説明図である。
【図6】同成形装置のシェーピングドラムの他の状態を
示す説明図である。
【図7】円筒状カーカスプライを半径方向内方に定常波
形に弾性変形させたときの状態を示す斜視図である。
【図8】従来の他のラジアルタイヤ成形装置のシェーピ
ングドラムの1状態を示す説明図である。
【図9】同成形装置のシェーピングドラムの他の状態を
示す説明図である。
【図10】同成形装置のシェーピングドラムの他の状態
を示す説明図である。
【図11】同成形装置のシェーピングドラムのさらに他
の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 第1バンド成形ドラム 2 第2バンド成形ドラム 3 第3バンド成形ドラム 4 ベルトドラム 5 シェーピングドラム 6 ビードサプライヤ 7 第1トランスファ 8 第2トランスファ 9 スティッチャ 10 インナーライナサービサ 11 カーカスプライサービサ 12 サイドウオールサービサ 13 アプラッションサービサ 14 スチールチェーファサービサ 15 サイドウオールフィラーサービサ 16 ベルトプライサービサ 17 ベルトウエッジサービサ 18 ベルトプライサービサ 19 トレッドサービサ 20 タイヤアンローダ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め円筒状に貼合せたカーカスプライ等を
    シェーピングドラム上で拡径してビードコアを包み込む
    ように成形する工程を含んだラジアルタイヤの成形方法
    において、第2のバンド成形ドラム上で円筒状に且つ外
    周長をビードコア内周長に等しくされたカーカスバンド
    を一時的に半径方向内方へ定常波形に弾性変形させた
    後、その外面側所定位置にビードコアを定置し、次いで
    同カーカスバンドの弾性変形を解除し、上記ビードコア
    内周面に圧着して第1構体とし、これを第1トランスフ
    ァに外方より保持させ、次いで予め第1のバンド成形ド
    ラムで円筒状に且つ上記第1構体の内径よりも小さい外
    径にされたインナーライナバンドを第1トランスファに
    保持された上記第1構体の内方所定位置に定置し、次い
    で上記インナーラインバンドを拡径して上記第1構体の
    内周面に圧着して第2構体とし、次いで予め第3のバン
    ド成形ドラムで円筒状に且つ上記第2構体内径よりも小
    さい外径にされたサンドウオール、チェーファ等から構
    成された第3構体を第1トランスファに保持された上記
    第2構体の内方所定位置に定置し、次いで上記第3構体
    を拡径して第2構体内周面に圧着して第4構体とし、次
    いで第1トランスファに保持された上記第4構体をシェ
    ーピングドラムの所定位置に移設し、次いでトロイダル
    状に成形し、別途円筒状にされたベルトトレッド構体と
    の組付けを行ってグリーンタイヤにすることを特徴とし
    たラジアルタイヤの成形方法。
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