JP5811929B2 - 無線装置、歪補償方法、及び歪補償プログラム - Google Patents

無線装置、歪補償方法、及び歪補償プログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線装置、歪補償方法、及び歪補償プログラムに関する。
近年、携帯電話機、スマートフォンなどの無線装置では、デジタル通信化が進み、高効率でデータ伝送が行われている。データ送信側の無線装置は、データ送信方式に多値位相変調方式を適用する場合、送信用電力増幅器の増幅特性を直線化して非線形歪を抑え、隣接チャネルに漏洩する電力を低減することが重要である。
また、線形性に劣る増幅器を使用して電力効率の向上を図る場合は、そのために生じる非線形歪を補償する技術が求められる。そこで、無線装置では、電力増幅器の非線形歪を補償する歪補償部が設けられる。
歪補償部は、例えば、S/P変換器によってI信号,Q信号の2系列に変換された送信信号と、I信号,Q信号に変換された後増幅処理が施された信号の一部をフィードバックした信号とを比較し、これらの信号の差が零となるように歪補償係数を演算する。そして、歪補償部は、I信号,Q信号に変換された送信信号に、歪補償係数を乗算することによって、歪補償を行う。歪補償部は、歪補償前の送信信号と、歪補償後に増幅された信号の一部をフィードバックした信号とを比較して、これらの信号の差が零となるように、随時歪補償係数を更新する。
特開2001−189685号公報
しかしながら、従来技術は、複数の増幅器から出力された信号の歪が収束するまでの時間を短縮することは考慮されていない。
すなわち、複数の増幅器を持つ無線装置の場合、各増幅器からのフィードバック信号を均等に時分割で切り替えながら、各フィードバック信号とこれに対応する送信信号とを比較して、各増幅器に対応する歪補償係数を更新する方法が考えられる。
この場合、複数の増幅器からの出力信号の歪の発生状況によっては、複数の増幅器からの出力信号の歪が収束するまでに要する時間が長くなるおそれがある。例えば、2つの増幅器の歪補償を行う場合を考える。一方の増幅器からの出力信号には比較的大きな歪が発生していて、他方の増幅器からの出力信号には歪が発生していないとする。この状況で、2つの増幅器に対して均等に時分割で歪補償係数を更新する場合、歪が発生している側の信号にとっては歪補償係数の更新時間が短く、歪補償係数の更新が不十分になる。一方、歪が発生していない側の信号にとっては、本来行わなくてよい歪補償係数の更新が行われる。その結果、比較的大きな歪が発生している信号側の増幅器については、出力信号の歪が収束するまでに時間がかかるので、複数の増幅器全体として出力信号の歪が収束するまでの時間が長くなるおそれがある。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の増幅器から出力された信号の歪が収束するまでの時間を短縮することができる無線装置、歪補償方法、及び歪補償プログラムを実現することを目的とする。
本願の開示する無線装置は、一つの態様において、複数の増幅系統を備える。複数の増幅系統はそれぞれ、送信信号の非線形歪を補償するのに用いられる歪補償係数が格納された歪補償係数記憶部、前記歪補償係数記憶部に格納された歪補償係数を用いて前記送信信号の非線形歪を補償する歪補償部、及び前記歪補償部によって歪補償された送信信号を増幅する増幅器を有する。また、無線装置は、前記複数の増幅系統から出力された複数の送信信号に対応する複数のフィードバック信号を時分割で順次選択する切り替え部を備える。また、無線装置は、前記切り替え部によって選択されたフィードバック信号と、該フィードバック信号に対応しており前記歪補償部によって歪補償が行われる前の送信信号との差分を求める減算部を備える。また、無線装置は、前記減算部によって求められた差分を抑える歪補償係数を求め、該求めた歪補償係数によって、対応する増幅系統の歪補償係数記憶部に格納された歪補償係数を更新する歪補償係数演算部を備える。また、無線装置は、前記複数の増幅系統から出力された複数の送信信号の歪の大きさに応じて、前記切り替え部によって時分割で選択される各フィードバック信号の選択時間の長さを制御する切り替え制御部を備える。
本願の開示する無線装置の一つの態様によれば、複数の増幅器から出力された信号の歪が収束するまでの時間を短縮することができる。
図1は、本実施形態の無線装置の構成を示す図である。 図2は、増幅器の入出力特性を示す図である。 図3は、非直線特性により発生する非線形歪を説明する図である。 図4は、歪補償部の構成例を示す図である。 図5は、無線装置の第1実施例の構成を示す図である。 図6は、LUTの更新期間の実施例を示す図である。 図7は、LUTの更新期間の比較例を示す図である。 図8は、無線装置の第1実施例のフローチャートを示す図である。 図9は、無線装置の第2実施例の構成を示す図である。 図10は、無線装置の第2実施例のフローチャートを示す図である。 図11は、無線装置の第2実施例の他のフローチャートを示す図である。
以下に、本願の開示する無線装置、歪補償方法、及び歪補償プログラムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により開示技術が限定されるものではない。
図1は、本実施形態の無線装置の構成を示す図である。図1に示すように、無線装置100は、送信信号発生部102、シリアル/パラレル変換器(S/P変換器)104、歪補償部110、及びD(Digital)/A(Analog)変換器122を備える。また、無線装置100は、直交変調器124、周波数変換器126、増幅器128、方向性結合器130、アンテナ132、及び基準搬送波生成部134を備える。また、無線装置100は、A/D変換器136、直交検波器138、及び周波数変換器140を備える。歪補償部110は、プリディストーション部112、歪補償係数記憶部114、及び歪補償係数演算部116を備える。歪補償部110は、例えばDSP(Digital Signal Processor:デジタルシグナルプロセッサ)によって実現される。
送信信号発生部102は、無線装置100から送信するシリアルのデジタルデータ列を発生する。シリアル/パラレル変換器104は、送信信号発生部102によって発生されたデジタルデータ列を1ビットずつ交互に振り分けて同相成分信号(I信号:In-Phase component)と直交成分信号(Q信号:Quadrature component)の2系列に変換する。
D/A変換器122は、I信号,Q信号のそれぞれをアナログのべ一スバンド信号に変換する。直交変調器124は、D/A変換器122から出力されたI信号,Q信号(送信ベースバンド信号)に、それぞれ基準搬送波生成部134で生成された基準搬送波とこれを90°移相した搬送波を乗算し、乗算結果を加算することにより直交変換を行う。
周波数変換器126は、直交変調器124から出力された直交信号と局部発振信号をミキシングして無線周波数に変換する。増幅器128は、周波数変換器126から出力された無線周波数信号を増幅し、方向性結合器130を介してアンテナ132を介して空中に放射する。
方向性結合器130は、送信信号の一部をフィードバックして周波数変換器140に入力する。周波数変換器140は、フィードバック信号の周波数変換を行う。直交検波器138は、周波数変換器140から出力されたフィードバック信号にそれぞれ基準搬送波生成部134で生成された基準搬送波とこれを90°移相した信号を乗算して直交検波を行い、送信側におけるベースバンドのI信号,Q信号を再現する。A/D変換器136は、直交検波器138から出力されたフィードバック信号をデジタル信号に変換して歪補償部110に入力する。
歪補償係数記憶部114は、送信信号x(t)のパワーpi(i=0〜1023)に応じた歪補償係数h(pi)を記憶する。プリディストーション部112は、送信信号のパワーレベルに応じた歪補償係数h(pi)を用いて送信信号に歪補償処理(プリディストーション)を行う。歪補償係数演算部116は、送信信号x(t)と直交検波器138で復調された復調信号(フィードバック信号)y(t)とを比較し、その差が零となるように歪補償係数h(pi)を演算し、歪補償係数記憶部114に格納された歪補償係数を更新する。
このように、歪補償部110は、増幅器128によって増幅された信号の一部であるフィードバック信号と、歪補償が行われる前の送信信号との差が零になるよう、適応的に歪補償係数を更新する。
次に、増幅器の入出力特性、及び非直線特性により発生する非線形歪について説明する。図2は、送信電力増幅器の入出力特性を示す図である。図3は、非直線特性により発生する非線形歪を説明する図である。
例えばW−CDMA等の移動通信においては、無線装置の送信電力は10mW〜数10Wと大きく、増幅器128の入出力特性(歪関数f(p)を持つ)は図2の点線で示すように非直線特性になる。この非直線特性により非線形歪が発生し、送信周波数f周辺の周波数スペクトラムは、図3の波線157で示す特性から実線158で示す特性のようにサイドローブが持ち上がる。このように、送信信号が隣接チャネルに漏洩することによって、隣接妨害が生じる。すなわち、図2に示す非線形歪により図3に示すように、隣接周波数チャネルに漏洩する送信信号の電力が大きくなる。
漏洩電力の大きさを示すACPR(Adjacent Channel Power Ratio)は、図3の周波数帯域152−周波数帯域154間のスペクトラム面積である着目チャネルの電力と、周波数帯域150−周波数帯域156間の隣接チャネルに漏れるスペクトラム面積である隣接漏洩電力の比である。このような漏洩電力は、他チャネルに対して雑音となり、そのチャネルの通信品質を劣化させるので、厳しく規定されている。
漏洩電力は、例えば電力増幅器の線形領域(図2の線形領域α)で小さく、非線形領域βで大きくなる。そこで、高出力の送信用電力増幅器では、線形領域αを広くすることが求められる。しかし、このためには実際に求められる能力以上の増幅器を設けることとなり、コスト及び装置サイズにおいて不利となる。そこで、上述のように、送信電力の歪を補償する歪補償部110が無線装置100に備えられる。
次に、歪補償部の構成を説明する。図4は、歪補償部の構成例を示す図である。図4に示すように、歪補償部110は、乗算部212、RF補正部214、歪関数演算部216、アドレス生成回路218、遅延部220,222、LUT(Look Up Table)224、加算部226を備える。また、歪補償部110は、歪補償係数演算部230、帰還部240、位相調整部242、遅延部250、及び減算部252を備える。歪補償係数演算部230は、乗算部232,234,236、及び共役複素信号出力部238を備える。
図4の乗算部212は、図1のプリディストーション部112に対応する。乗算部212は、送信信号x(t)に歪補償係数hn−1(p)を乗算する。図4の歪関数演算部216は、図1の増幅器128に対応する。
また、図4の帰還部240は、図1の方向性結合器130、周波数変換器140、直交検波器138、及びA/D変換器136を含む部分に対応する。また、図4のLUT224は、図1の歪補償係数記憶部114に対応する。また、図4の歪補償係数演算部230は、図1の歪補償係数演算部116に対応する。
図4において、LUT224は、送信信号x(t)の離散的な各パワーに対応する2次元アドレス位置に、歪関数演算部216(増幅器)の歪みを打ち消すための歪補償係数を記憶している。送信信号x(t)が入力されると、アドレス生成回路218は、送信信号x(t)のパワーp(=x2(t))を演算し、演算された送信信号x(t)のパワーp(=x2(t))に一意に対応する一次元方向、例えばX軸方向アドレスを生成する。同時にアドレス生成回路218に記憶されている先の時点(t−1)の送信信号x(t−1)のパワーp1(=x2(t−1)との差ΔPを求め、これに一意に対応する他方の次元方向、例えばY軸方向アドレスを生成する。
歪補償部110は、アドレス生成回路218で生成されたX軸方向アドレスPとY軸方向アドレスΔPで特定されるLUT224の記憶位置を読み出しアドレスの指定情報(AR)として出力する。そして、この読み出しアドレスに格納された歪補償係数hn−1(p)がLUT224から読み出され、乗算器212における歪補償処理に利用される。RF補正部214は、乗算器212で歪補償された信号と、歪補償されていない信号と、位相調整部242によって位相調整された信号とを用いて、歪補償された信号の周波数変換等の処理を行う。
一方、LUT224に格納した歪補償係数の更新のための更新値は、歪補償係数演算部230により演算される。すなわち、歪補償係数演算部230は、共役複素信号出力部238及び乗算部232,234,236を有して構成される。減算器252は、遅延部250によって遅延させた送信信号x(t)と帰還復調信号y(t)(フィードバック信号)との差e(t)を出力する。
乗算器234は、歪補償係数hn−1(p)とy*(t)の乗算を行い、出力u*(t)(=hn−1(p) y*(t))を得る。乗算部236は、減算部252の差出力e(t)とu*(t)との乗算を行う。乗算部232は、ステップサイズパラメータμと乗算部234の出力を乗算する。
次に、加算部226は、歪補償係数hn−1(p)と乗算部232の出力μe(t) u*(t)を加算し、LUT224の更新値を得る。この更新値は、アドレス生成回路218が送信信号のパワーp(=x2(t))に一意に対応するアドレスとして、X軸方向アドレスとY軸方向アドレスで特定される書き込みアドレス(AW)に記憶される。
なお、先に説明した読み出しアドレス(AR)と書き込みアドレス(AW)は同じアドレスであるが、更新値を得るまでに演算時間等を要するため、遅延部220により、読み出しアドレスを遅延させて書き込みアドレスとして用いる。
遅延部220,222,250は、送信信号x(t)が入力してから帰還復調信号y(t)が減算部252に入力するまでの遅延時間Dを送信信号に付加する。遅延部220,222,250に設定する遅延時間Dは、例えば、歪関数演算部216(増幅器)における遅延時間をD0、帰還部240の遅延時間をD1とすれば、D=D0+D1を満足するように決定する。
これらの構成により、以下に示す演算が行われる。
hn(p)=hn−1(p)+μe(t)u*(t)
e(t)=x(t)−y(t)
y(t)=hn−1(p)x(t)f(p)
u*(t)=x(t)f(p)=hn−1(p) y*(t)
p=|x(t)|2
ただし、x,y,f,h,u,eは複素数、*は共役複素数である。上記演算処理を行うことにより、送信信号x(t)と帰還復調信号y(t)の差信号e(t)が最小となるように歪補償係数h(p)が更新され、最終的に最適の歪補償係数値に収束し、増幅器128の歪が補償される。
ところで、本実施形態の無線装置は、図1に示したプリディストーション部112、D/A変換器122、直交変調器124、周波数変換器126、増幅器128等を有する増幅系統(パス)を複数備えるものである。この点について説明する。図5は、無線装置の第1実施例の構成を示す図である。
図5に示すように、無線装置100は、複数の増幅系統(パスA,パスB,パスC,パスD)を備える。パスA,パスB,パスC,パスDはいずれも同様の構成であるので、ここでは代表してパスAについて説明する。
パスAは、プリディストーション部112、歪補償係数記憶部114、D/A変換器122、直交変調器124、周波数変換器126、及び増幅器128を備える。これらの各構成については、図1で説明したので重複する説明を省略する。
また、無線装置100は、切り替え部(SW(switch))162、基準搬送波生成部163、乗算部164、A/D変換器168、変調器(QMOD)170、減算部172、歪補償係数演算部116、切り替え部(SW)174、及びSW制御部180を備える。切り替え部(SW)162、基準搬送波生成部163、乗算部164、A/D変換器168、変調器(QMOD)170、減算部172、歪補償係数演算部116、切り替え部(SW)174、及びSW制御部180は、パスA〜Dに共通に設けられる。
切り替え部162は、パスA〜Dから出力された信号の一部のフィードバック信号を時分割で順次選択する。乗算部164は、基準搬送波生成部163から出力された基準搬送波と切り替え部162によって選択されたフィードバック信号とを乗算する。減算部172は、乗算部164から出力されてA/D変換処理及び変調処理が行われたフィードバック信号と、このフィードバック信号に対応しておりプリディストーション部112によって歪補償が行われる前の送信信号との差分を求める。歪補償係数演算部116は、減算部172によって求められた差分を抑える歪補償係数を求め、この求めた歪補償係数によって、対応するパスの歪補償係数記憶部114に格納された歪補償係数を更新する。具体的には、切り替え部174が、歪補償係数演算部116から出力された歪補償係数を、パスA〜Dのいずれかの対応する歪補償係数記憶部114に格納して歪補償係数を更新する。
このように、切り替え部162、及び切り替え部174を設けることにより、複数のパスA〜Dで、基準搬送波生成部163、乗算部164、A/D変換器168、変調器(QMOD)170、減算部172、及び歪補償係数演算部116等を共有することができる。
SW制御部180は、複数のパスA〜Dから出力された複数の送信信号の歪の大きさに応じて、切り替え部162によって時分割で選択される各フィードバック信号の選択時間の長さを制御する。例えば、SW制御部180は、減算部172によって求められた差分の大きさに応じて、切り替え部162によって時分割で選択される各フィードバック信号の選択時間の長さを制御する。より具体的には、SW制御部180は、減算部172によって求められた複数のフィードバック信号に対応する複数の差分を比較し、差分が大きい増幅系統のフィードバック信号ほど、切り替え部162によって時分割で選択される選択時間(フィードバック信号の参照時間)の長さを長くする。言い換えると、SW制御部180は、差分が大きい増幅系統ほど、歪補償係数記憶部114(LUT)に格納された歪補償係数の更新回数を多くする。
SW制御部180の制御について、さらに詳細に説明する。図6は、LUTの更新期間の実施例を示す図である。図6の例は、説明を簡単にするために、2つのパスA,Bがある場合の例である。また、図6上部の周波数スペクトラムに示すように、パスAの増幅器から出力される信号は比較的歪が大きく(サイドローブが持ち上がり)、パスBの増幅器から出力される信号には歪がほとんど発生していない(サイドローブが持ち上がっていない)と仮定する。
この場合、SW制御部180は、減算部172から出力されるパスAにおける差分とパスBにおける差分とを比較し、パスAの増幅器から出力される信号のほうがパスBの増幅器から出力される信号より歪が大きいと判定する。そして、SW制御部180は、切り替え部162によってパスAの増幅器から出力される信号が選択される期間tを、パスBの増幅器から出力される信号が選択される期間tより長くする(t>t)。なお、tとtとの和は、パスAの信号とパスBの信号とを順次選択する際の1周期の期間Tになる。
このように、t>tと制御することにより、図6下部の周波数スペクトラムに示すように、比較的歪が大きく発生しているパスAの信号に対しては歪補償係数の更新が多く行われ、その結果十分な歪補償が行われる(サイドローブの持ち上がりが大きく縮小する)。一方、歪がほとんど発生していないパスBの信号に対しては、あまり歪補償係数の更新を行わないが、そもそも歪がほとんど発生していないので、そのままサイドローブの持ち上がりは発生しない。
一方、SW制御部180を設けない場合のLUTの更新についての比較例を説明する。図7は、LUTの更新期間の比較例を示す図である。図7の例も、説明を簡単にするために、図6と同様に2つのパスA,Bがある場合の例である。また、図7上部の周波数スペクトラムに示すように、パスAの増幅器から出力される信号は比較的歪が大きく(サイドローブが持ち上がり)、パスBの増幅器から出力される信号には歪がほとんど発生していない(サイドローブが持ち上がっていない)と仮定する。
この場合、比較例では、切り替え部162によってパスAの増幅器から出力される信号と、パスBの増幅器から出力される信号とを、均等に時分割する。つまり、比較例では、切り替え部162によってパスAの増幅器から出力される信号が選択される期間と、切り替え部162によってパスBの増幅器から出力される信号が選択される期間とを、いずれも期間tとする。なお、tとtとの和は、パスAの信号とパスBの信号とを順次選択する際の1周期の期間Tになる。
このように均等の時間配分でパスAの信号とパスBの信号とを切り替える場合、図7下部の周波数スペクトラムに示すように、比較的歪が大きく発生しているパスAの信号に対して歪補償係数の更新が十分に行われない。その結果、パスAの信号に対しては、十分な歪補償が行われない(サイドローブの持ち上がりは多少縮小するが、歪補償が十分ではないので、歪補償後もサイドローブの持ち上がりは残る)。一方、歪がほとんど発生していないパスBの信号に対しては、そもそも歪がほとんど発生していないので、サイドローブの持ち上がりは発生しないが、本来不要な歪補償係数の更新を多く行ったということにもなる。この結果、パスAの信号とパスBの信号の両方の信号の歪が収束するまでの時間は長くなる。
次に、無線装置の第1実施例のフローチャートを説明する。図8は、無線装置の第1実施例のフローチャートを示す図である。図8に示すように、まず、減算部172は、パスAにおけるフィードバック信号と歪補償前の送信信号との差分を算出する(ステップS101)。続いて、減算部172は、パスBにおけるフィードバック信号と歪補償前の送信信号との差分を算出する(ステップS102)。続いて、減算部172は、パスCにおけるフィードバック信号と歪補償前の送信信号との差分を算出する(ステップS103)。続いて、減算部172は、パスDにおけるフィードバック信号と歪補償前の送信信号との差分を算出する(ステップS104)。
続いて、SW制御部180は、算出した各パスの差分に基づいて、各パスの選択期間を算出する(ステップS105)。例えば、SW制御部180は、算出した各パスの差分の大きさに応じた比例配分で、各パスが切り替え部162で選択される期間を算出することができる。なお、SW制御部180は、比例配分に限らず、算出した各パスの差分の大きさに応じて、各パスが切り替え部162で選択される期間を算出することができる。
続いて、SW制御部180は、算出した各パスの選択期間に応じて、切り替え部162における各パスのフィードバック信号の選択(切り替え)を実行する(ステップS106)。
次に、実施例2の無線装置について説明する。実施例2は、歪の大きさの指標として、フィードバック信号の隣接チャネル漏洩電力、又はACPRを使用する点が実施例1と異なる。実施例1と重複する部分については説明を省略する。
図9は、無線装置の第2実施例の構成を示す図である。図9に示すように、無線装置100は、フーリエ変換部(FFT(Fast Fourier Transform))190、ACPR算出部192、隣接チャネル漏洩電力算出部194、及びSW制御部196を備える。
フーリエ変換部190は、切り替え部162によって選択された後、A/D変換器168及び変調器170で処理を実行されたフィードバック信号に対して、高速フーリエ変換処理を行う。ACPR算出部192は、フーリエ変換部190から出力された信号に基づいて、この信号のメインチャネルの電力に対する隣接チャネルの電力の比を算出する。なお、本実施例では、ACPRを算出する例を示すが、これに限らず、ACLR(Adjacent Channel Leakage Ratio)を用いることもできる。
隣接チャネル漏洩電力算出部194は、切り替え部162によって選択された後、A/D変換器168及び変調器170で処理を実行されたフィードバック信号の隣接チャネル漏洩電力を算出する。
SW制御部196は、複数のパスA〜Dから出力された複数の送信信号の歪の大きさに応じて、切り替え部162によって時分割で選択される各フィードバック信号の選択時間の長さを制御する。例えば、SW制御部196は、ACPR算出部192によって算出された各フィードバック信号のメインチャネルの電力に対する隣接チャネルの電力の比に応じて、切り替え部162によって時分割で選択される各フィードバック信号の選択時間の長さを制御する。より具体的には、SW制御部196は、ACPR算出部192によって算出された各フィードバック信号のメインチャネルの電力に対する隣接チャネルの電力の比の大きさを比較する。そして、SW制御部196は、メインチャネルの電力に対する隣接チャネルの電力の比が大きいパスのフィードバック信号ほど、切り替え部162によって時分割で選択される選択時間の長さを長くする。言い換えると、SW制御部196は、電力比が大きいパスほど、歪補償係数記憶部114(LUT)に格納された歪補償係数の更新回数を多くする。
また、SW制御部196は、例えば、隣接チャネル漏洩電力算出部194によって算出された各フィードバック信号の隣接チャネル漏洩電力の大きさに応じて、切り替え部162によって時分割で選択される各フィードバック信号の選択時間の長さを制御する。より具体的には、SW制御部196は、隣接チャネル漏洩電力算出部194によって算出された各フィードバック信号の隣接チャネル漏洩電力を比較する。そして、SW制御部196は、隣接チャネル漏洩電力が大きいパスのフィードバック信号ほど、切り替え部162によって時分割で選択される選択時間の長さを長くする。言い換えると、SW制御部196は、隣接チャネル漏洩電力が大きいパスほど、歪補償係数記憶部114(LUT)に格納された歪補償係数の更新回数を多くする。
次に、無線装置の第2実施例のフローチャートを説明する。図10は、無線装置の第2実施例のフローチャートを示す図である。図10に示すように、まず、フーリエ変換部190は、パスAにおけるフィードバック信号に対して高速フーリエ変換を行う(ステップS201)。続いて、ACPR算出部192は、パスAにおけるフィードバック信号のメインチャネルの電力に対する隣接チャネルの電力の比を算出する(ステップS202)。
続いて、フーリエ変換部190は、パスBにおけるフィードバック信号に対して高速フーリエ変換を行う(ステップS203)。続いて、ACPR算出部192は、パスBにおけるフィードバック信号のメインチャネルの電力に対する隣接チャネルの電力の比を算出する(ステップS204)。
続いて、フーリエ変換部190は、パスCにおけるフィードバック信号に対して高速フーリエ変換を行う(ステップS205)。続いて、ACPR算出部192は、パスCにおけるフィードバック信号のメインチャネルの電力に対する隣接チャネルの電力の比を算出する(ステップS206)。
続いて、フーリエ変換部190は、パスDにおけるフィードバック信号に対して高速フーリエ変換を行う(ステップS207)。続いて、ACPR算出部192は、パスDにおけるフィードバック信号のメインチャネルの電力に対する隣接チャネルの電力の比を算出する(ステップS208)。
続いて、SW制御部196は、算出した各パスの電力比に基づいて、各パスの選択期間を算出する(ステップS209)。例えば、SW制御部196は、算出した各パスの電力比の大きさに応じた比例配分で、各パスが切り替え部162で選択される期間を算出することができる。なお、SW制御部196は、比例配分に限らず、算出した各パスの電力比の大きさに応じて、各パスが切り替え部162で選択される期間を算出することができる。
続いて、SW制御部196は、算出した各パスの選択期間に応じて、切り替え部162における各パスのフィードバック信号の選択(切り替え)を実行する(ステップS210)。
次に、無線装置の第2実施例の他のフローチャートを説明する。図11は、無線装置の第2実施例の他のフローチャートを示す図である。図11に示すように、まず、フーリエ変換部190は、パスAにおけるフィードバック信号に対して高速フーリエ変換を行う(ステップS301)。続いて、隣接チャネル漏洩電力算出部194は、パスAにおけるフィードバック信号の隣接チャネル漏洩電力を算出する(ステップS302)。
続いて、フーリエ変換部190は、パスBにおけるフィードバック信号に対して高速フーリエ変換を行う(ステップS303)。続いて、隣接チャネル漏洩電力算出部194は、パスBにおけるフィードバック信号の隣接チャネル漏洩電力を算出する(ステップS304)。
続いて、フーリエ変換部190は、パスCにおけるフィードバック信号に対して高速フーリエ変換を行う(ステップS305)。続いて、隣接チャネル漏洩電力算出部194は、パスCにおけるフィードバック信号の隣接チャネル漏洩電力を算出する(ステップS306)。
続いて、フーリエ変換部190は、パスDにおけるフィードバック信号に対して高速フーリエ変換を行う(ステップS307)。続いて、隣接チャネル漏洩電力算出部194は、パスDにおけるフィードバック信号の隣接チャネル漏洩電力を算出する(ステップS308)。
続いて、SW制御部196は、算出した各パスの隣接チャネル漏洩電力に基づいて、各パスの選択期間を算出する(ステップS309)。例えば、SW制御部196は、算出した各パスの隣接チャネル漏洩電力の大きさに応じた比例配分で、各パスが切り替え部162で選択される期間を算出することができる。なお、SW制御部196は、比例配分に限らず、算出した各パスの隣接チャネル漏洩電力の大きさに応じて、各パスが切り替え部162で選択される期間を算出することができる。
続いて、SW制御部196は、算出した各パスの選択期間に応じて、切り替え部162における各パスのフィードバック信号の選択(切り替え)を実行する(ステップS310)。
以上のように、本実施例1,2の無線装置は、複数の増幅器を備える場合に、各増幅器から出力された信号の歪の大きさを監視し、その大きさに応じてフィードバック信号の切り替え間隔を制御する。例えば、無線装置は、歪が大きい増幅器を有するパスでは、歪が小さい増幅器を有するパスより長い期間LUTの更新が行われるよう切り替え部162を制御する。その結果、大きな歪が発生しているパスの信号に対して十分な歪補償が行われる。一方、歪が比較的小さいパスの信号に対しては、あまり歪補償係数の更新を行わないが、そもそも歪がほとんど発生していないので、隣接チャネルへの影響は抑えられる。したがって、本実施例の無線装置によれば、装置全体としての歪補償収束時間を短縮することができる。
100 無線装置
110 歪補償部
112 プリディストーション部
114 歪補償係数記憶部
116 歪補償係数演算部
128 増幅器
138 直交検波器
140 周波数変換器
162 切り替え部
172 減算部
180,196 SW制御部
192 ACPR算出部
194 隣接チャネル漏洩電力算出部

Claims (8)

  1. 送信信号の非線形歪を補償するのに用いられる歪補償係数が格納された歪補償係数記憶部、
    前記歪補償係数記憶部に格納された歪補償係数を用いて前記送信信号の非線形歪を補償する歪補償部、及び
    前記歪補償部によって歪補償された送信信号を増幅する増幅器
    をそれぞれ有する複数の増幅系統と、
    前記複数の増幅系統から出力された複数の送信信号に対応する複数のフィードバック信号を時分割で順次選択する切り替え部と、
    前記切り替え部によって選択されたフィードバック信号と、該フィードバック信号に対応しており前記歪補償部によって歪補償が行われる前の送信信号との差分を求める減算部と、
    前記減算部によって求められた差分を抑える歪補償係数を求め、該求めた歪補償係数によって、対応する増幅系統の歪補償係数記憶部に格納された歪補償係数を更新する歪補償係数演算部と、
    前記減算部によって求められた差分の大きさに応じて、前記切り替え部によって時分割で選択される各フィードバック信号の選択時間の長さを制御する切り替え制御部と、
    を備えることを特徴とする無線装置。
  2. 前記切り替え制御部は、前記減算部によって求められた複数のフィードバック信号に対応する複数の差分を比較し、差分が大きい増幅系統のフィードバック信号ほど、前記切り替え部によって時分割で選択される選択時間の長さを長くする
    ことを特徴とする請求項に記載の無線装置。
  3. 前記複数のフィードバック信号に基づいて、各フィードバック信号の隣接チャネル漏洩電力を算出する隣接チャネル漏洩電力算出部
    をさらに備え、
    前記切り替え制御部は、前記隣接チャネル漏洩電力算出部によって算出された各フィードバック信号の隣接チャネル漏洩電力の大きさに応じて、前記切り替え部によって時分割で選択される各フィードバック信号の選択時間の長さを制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  4. 前記切り替え制御部は、前記隣接チャネル漏洩電力算出部によって算出された各フィードバック信号の隣接チャネル漏洩電力を比較し、隣接チャネル漏洩電力が大きい増幅系統のフィードバック信号ほど、前記切り替え部によって時分割で選択される選択時間の長さを長くする
    ことを特徴とする請求項に記載の無線装置。
  5. 送信信号の非線形歪を補償するのに用いられる歪補償係数が格納された歪補償係数記憶部、
    前記歪補償係数記憶部に格納された歪補償係数を用いて前記送信信号の非線形歪を補償する歪補償部、及び
    前記歪補償部によって歪補償された送信信号を増幅する増幅器、
    をそれぞれ有する複数の増幅系統と、
    前記複数の増幅系統から出力された複数の送信信号に対応する複数のフィードバック信号を時分割で順次選択する切り替え部と、
    前記切り替え部によって選択されたフィードバック信号と、該フィードバック信号に対応しており前記歪補償部によって歪補償が行われる前の送信信号との差分を求める減算部と、
    前記減算部によって求められた差分を抑える歪補償係数を求め、該求めた歪補償係数によって、対応する増幅系統の歪補償係数記憶部に格納された歪補償係数を更新する歪補償係数演算部と、
    前記複数のフィードバック信号に基づいて、各フィードバック信号のメインチャネルの電力に対する隣接チャネルの電力の比を算出する隣接チャネル電力比算出部と、
    記隣接チャネル電力比算出部によって算出された各フィードバック信号のメインチャネルの電力に対する隣接チャネルの電力の比の大きさに応じて、前記切り替え部によって時分割で選択される各フィードバック信号の選択時間の長さを制御する切り替え制御部と、
    を備えることを特徴とす無線装置。
  6. 前記切り替え制御部は、前記隣接チャネル電力比算出部によって算出された各フィードバック信号のメインチャネルの電力に対する隣接チャネルの電力の比の大きさを比較し、メインチャネルの電力に対する隣接チャネルの電力の比が大きい増幅系統のフィードバック信号ほど、前記切り替え部によって時分割で選択される選択時間の長さを長くする
    ことを特徴とする請求項に記載の無線装置。
  7. 送信信号の非線形歪を補償するのに用いられる歪補償係数が格納された歪補償係数記憶部から前記歪補償係数を読み出し、読み出した歪補償係数を用いて前記送信信号の非線形歪を補償するステップ、及び
    前記歪補償された送信信号を増幅するステップ、
    を複数の増幅系統それぞれで実行するステップと、
    前記複数の増幅系統から出力された複数の送信信号に対応する複数のフィードバック信号を時分割で順次選択するステップと、
    前記選択されたフィードバック信号と、該フィードバック信号に対応しており前記歪補償が行われる前の送信信号との差分を求めるステップと、
    前記求められた差分を抑える歪補償係数を求め、該求めた歪補償係数によって、対応する増幅系統の歪補償係数記憶部を更新するステップと、
    前記求められた差分の大きさに応じて、前記時分割で選択される各フィードバック信号の選択時間の長さを制御するステップと、
    を備えることを特徴とする歪補償方法。
  8. 無線装置に、
    送信信号の非線形歪を補償するのに用いられる歪補償係数が格納された歪補償係数記憶部から前記歪補償係数を読み出し、読み出した歪補償係数を用いて前記送信信号の非線形歪を補償し、
    前記歪補償された送信信号を増幅する
    処理を複数の増幅系統それぞれで実行し、
    前記複数の増幅系統から出力された複数の送信信号に対応する複数のフィードバック信号を時分割で順次選択し、
    前記選択されたフィードバック信号と、該フィードバック信号に対応しており前記歪補償が行われる前の送信信号との差分を求め、
    前記求められた差分を抑える歪補償係数を求め、該求めた歪補償係数によって、対応する増幅系統の歪補償係数記憶部を更新し、
    前記求められた差分の大きさに応じて、前記時分割で選択される各フィードバック信号の選択時間の長さを制御する
    処理を実行させることを特徴とする歪補償プログラム。
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