JP5810901B2 - インクジェット記録用紙 - Google Patents
インクジェット記録用紙 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5810901B2 JP5810901B2 JP2011285476A JP2011285476A JP5810901B2 JP 5810901 B2 JP5810901 B2 JP 5810901B2 JP 2011285476 A JP2011285476 A JP 2011285476A JP 2011285476 A JP2011285476 A JP 2011285476A JP 5810901 B2 JP5810901 B2 JP 5810901B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- calcium carbonate
- light calcium
- ink
- recording paper
- pigment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
Description
[1]支持体の少なくとも一方の面に、顔料および接着剤を主成分とする顔料塗被層を少なくとも1層設けたインクジェット記録用紙において、前記顔料中に針状および/または柱状の軽質炭酸カルシウムを含有し、該軽質炭酸カルシウムのレーザー回折法による粒度分布曲線の50体積%粒子径(D50)が0.2〜0.7μmであり、かつ90体積%の粒子径(D90)と10体積%の粒子径(D10)の比(D90/D10)が8以下であることを特徴とするインクジェット記録用紙。
[2]支持体の少なくとも一方の面に、2層以上の顔料塗被層を設けたインクジェット記録用紙において、最表面塗被層の顔料として前記軽質炭酸カルシウムを含有することを特徴とする[1]記載のインクジェット記録用紙。
[3]支持体の少なくとも一方の面に、2層以上の顔料塗被層を設けたインクジェット記録用紙において、最表面塗被層より下の塗被層の顔料として前記軽質炭酸カルシウムを含有することを特徴とする[1]、[2]のいずれか一項記載のインクジェット記録用紙。
[4]軽質炭酸カルシウムは、粒度分布曲線の50体積%の粒子径(D50)が0.3〜0.6μmであり、かつ90体積%の粒子径(D90)と10体積%の粒子径(D10)の比(D90/D10)が6以下であることを特徴とする[1]から[3]のいずれか一項記載のインクジェット記録用紙。
[5]軽質炭酸カルシウムは、生石灰に対するモル比が2.5以下の範囲で消和水を添加し混合することにより消石灰を得る工程(A)、該消石灰と水とを混合することにより消石灰を得る工程(B)、および該消石灰に二酸化炭素含有ガスを吹き込み炭酸化する工程(C)を経て製造されることを特徴とする[1]から[4]のいずれか一項記載のインクジェット記録用紙。
本発明のインクジェット記録用紙において、塗被層(あるいは塗被液)は顔料と接着剤を主成分とし、その他必要に応じて各種助剤を添加する。なお、塗被層は1層でも良いし、2層以上の多層でも良く、また支持体の片面のみに存在しても良いし、両面に存在しても良い。
(軽質炭酸カルシウム)
本発明に使用する軽質炭酸カルシウムは、針状および/または柱状の形状を有し、レーザー回折法による前記軽質炭酸カルシウムの粒度分布曲線の50体積%粒子径(D50)が0.2〜0.7μmであり、かつ90体積%粒子径(D90)と10体積%粒子径(D10)の比(D90/D10)が8以下であることにより、インクジェットインク吸収性や発色性及び印字濃度に優れ、表面光沢が高いインクジェット記録用紙や、オフセット印刷適性(印刷表面強度、印刷光沢、インキ乾燥性)にも優れるインクジェット記録用紙を提供することが可能となる。
本発明に使用する軽質炭酸カルシウムを最表面塗被層に含有させることで、インクジェットインクの定着性、インク吸収性、あるいはオフセット印刷時の表面強度を向上させることができる。
本発明に使用する軽質炭酸カルシウムを下塗り塗被層に含有させることで、インクジェットインク吸収性、表面強度、最表面塗被層の表面光沢を向上させることができる。
生石灰は、石灰石を焼成したものであればよく、焼成装置に関しては、ベッケンバッハ炉、メルツ炉、ロータリーキルン、カーハーディー炉、コマ式炉、カルマチック炉、流動焼成炉、混合焼き立炉など、石灰石を転化する装置であれば特に限定はない。焼成温度および焼成時間は適宜調整可能であるが、石灰石を低温かつ長時間で生石灰を生成させた方が、高温かつ短時間で生成させた生石灰よりも針状形状の軽質炭酸カルシウムが得られやすい。また、生石灰中の二酸化炭素含有率が低い方が、針状形状の軽質炭酸カルシウムが得られやすく、石灰石の焼け残り成分としてJIS R 9011:2006に規定されている炭酸バリウム逆滴定法による二酸化炭素含有率が1.5%以下であることが好ましい。より好ましいのは二酸化炭素含有率が1.0%以下である。
軽質炭酸カルシウムは塗被液用顔料として利用するため、原料としてなるべく白色度の高い石灰石を用いるのがよい。特に、Fe、Mnなどの着色成分が問題となる場合があるので、なるべく着色成分含有量が少ない石灰石を用いることに留意する必要がある。
生石灰の平均の大きさが5mmを超える場合は、生石灰に添加する消和水温度は、特に限定はなく、20℃前後の常温のものを用いても構わない。
バッチ方式の好適な消和水の添加方法としては、消和水の添加は一括で行うのではなく、分割添加または連続的に5〜30分程度の時間をかけて添加する方が好ましい。連続方式の好適な消和水の添加方法としては、生石灰をミキサの一方の端に供給し、これを混合・攪拌しつつ他方の端に移動させるまでの間にミキサ上に複数の消和水供給口を設け、さらにミキサ出口に近い供給口は、スプレー方式とするのがよい。
最表面塗被層に使用する顔料としては、本発明で規定する軽質炭酸カルシウム以外に、カオリン、重質炭酸カルシウム、凝集炭酸カルシウム、本発明以外の軽質炭酸カルシウム、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナ、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、シリカ、微粒子シリカ、コロイダルシリカ、アルミノ珪酸マグネシウム、微粒子状珪酸カルシウム、微粒子状炭酸カルシウム、ホワイトカーボン、サチンホワイト、ベントナイト、ゼオライト、セリサイト、スメクタイト等の無機顔料や、ポリスチレン樹脂、スチレン・アクリル共重合樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、並びにこれらの微小中空粒子や貫通孔型の有機材料からなる有機顔料等が挙げられる。このうち、シリカ、微粒子シリカ、アルミナを併用すると、インク吸収度が優れるため好ましい。なお、カオリンを併用する場合においては、オフセット印刷適性は優れるが、インクジェットインクの定着を阻害するおそれがあるため、顔料100質量%に対して30質量%以下の配合量での使用が好ましい。
下塗り塗被層に使用する顔料としては、本発明で規定する軽質炭酸カルシウム以外に、重質炭酸カルシウム、本発明以外の軽質炭酸カルシウム、カオリン、タルク、シリカ、サチンホワイト、ホワイトカーボン、水酸化アルミニウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、二酸化チタン、プラスチックピグメント等の無機系あるいは有機系顔料の中から、1種類又は2種類以上を適宜選択して使用する。
本発明に使用する接着剤としては、カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白等の蛋白系、酸化澱粉、エーテル化澱粉、カチオン化澱粉、リン酸エステル化澱粉、デキストリン等の澱粉系、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース系、ポリビニルアルコール等の合成物、スチレン・ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート・ブタジエン共重合体等の合成ゴム系、酢酸ビニル系共重合体、アクリル系共重合体等のビニルポリマー系の中から、1種類又は2種類以上を適宜選択して使用することができる。キャストコート法(キャストコーターによる塗工)で仕上げるインクジェット記録用紙においては、ドラム離型性に優れるカゼインを選択することが好ましい。接着剤は、顔料100質量%に対して5〜50質量%配合するのが好ましい。
本発明において、インクジェットインクの定着性及び発色性を向上させるために、最表面の塗被層にはインク定着剤を含有させるのが好ましい。
本発明に使用するインク定着剤としては、有機系、無機系の定着剤を用いることができる。
有機系インク定着剤としては、例えば、ポリエチレンポリアミンやポリプロピレンポリアミンなどのポリアルキレンポリアミン類またはその誘導体、第2級アミノ基、第3級アミノ基や第4級アンモニウム基を有するアクリル重合体、ポリビニルアミン、ポリビニルアミジン、5員環アミジン類、ジメチルアミン−エピクロルヒドリン共重合物、ジアリルジメチルアンモニウム−二酸化硫黄共重合物、ジアリルアミン塩−二酸化硫黄共重合物、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド重合物、アリルアミン塩の重合物、ジアルキルアミノエチル(メタ)アクリレート4級塩共重合物、アクリルアミド−ジアリルアミノ共重合物等の一般に市販されるカチオン性樹脂が挙げられる。
無機系インク定着剤としては、例えば、マグネシウム、アルミニウム、カルシウム、スカンジウム、チタン、バナジウム、マンガン、鉄、ニッケル、銅、亜鉛、ガリウム、ゲルマニウム、ストロンチウム、イットニウム、ジルコニウム、モリブデン、インジウム、バリウム、ランタン、セリウム、プラセオジミウム、ネオジミウム、サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、ジスロプロシウム、エルビウム、イッテルビウム、ハフニウム、タングステン、ビスマスから選択される金属塩または錯体が挙げられる。
インク定着剤の配合量は、特に限定はなく、適宜調整可能であるが、顔料100質量%に対して5〜20質量%配合するのが好ましい。
本発明に使用する助剤としては、ポリエチレンエマルジョン、脂肪酸の塩類やその誘導体、マイクロクリスタリンワックス等の離型剤、分散剤、消泡剤、防腐剤、粘性改良剤、着色剤、潤滑剤、耐水化剤等の中から、1種類又は2種類以上を適宜選択して使用することができる。
本発明に使用する支持体としては、シート状のものであればよく、例えば通常のインクジェット記録用紙、印刷用塗被紙、板紙に用いられる米坪30〜500g/m2程度の原紙を支持体として好適に使用することができる。支持体として使用する原紙のパルプ原料も特に限定されるものではなく、脱墨パルプ、機械パルプ、化学パルプ等、通常の製紙方法で製造される紙のパルプ原料として一般的に用いられるパルプ原料の中から、1種類又は2種類以上を適宜選択して使用することができる。前記原紙を得る抄紙機についても特に限定されるものではなく、長網式抄紙機、短網式抄紙機、円網式抄紙機、オントップフォーマー抄紙機、ギャップフォーマー抄紙機、ヤンキー抄紙機等の従来公知の抄紙機で適宜抄紙することができる。紙層は、1層抄きでも多層抄きでも構わない。
クリア塗被層は接着剤を主成分とするが、接着剤として、酸化澱粉、酵素変性澱粉、リン酸エステル化澱粉、カチオン化澱粉等の澱粉系、カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白等の蛋白系、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース系、ポリビニルアルコール等の合成物、スチレン・ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート・ブタジエン共重合体等の合成ゴム系、酢酸ビニル系共重合体、アクリル系共重合体等のビニルポリマー系の中から、1種類又は2種類以上を適宜選択して使用することができる。
下塗り塗被液は、一般的に固形分濃度を10〜60質量%程度に調製し、支持体上に乾燥重量で3〜50g/m2、より好ましくは5〜30g/m2になるように塗被、乾燥する。塗被層を形成する装置としては、ブレードコーター、ロールコーター、エアーナイフコーター、ロッドコーター、カーテンコーター、スプレーコーター、バーコーター、グラビアコーター、ゲートロールコーター等の従来公知の塗被装置の中から適宜選択して使用することができる。支持体上の湿潤塗被層を乾燥させる方法としては、熱風乾燥、蒸気乾燥、ガスヒーター乾燥、電気ヒーター乾燥、赤外線ヒーター乾燥等の従来公知の乾燥方法の中から適宜選択して使用することができる。また、下塗り塗被層をカレンダー処理により、平滑化しても良い。カレンダー処理装置としては、グロスカレンダー、スーパーカレンダー、ソフトカレンダーなどが挙げられ、熱を加えながら平滑化処理する熱カレンダーを用いることもできる。
(軽質炭酸カルシウムの調製)
混合機としてチョッパー羽根を取外し、全てをショベル羽根にした連続式プロシェアミキサWA150型(大平洋機工社製)を用いて、混合機の一端から工業用生石灰(CO2含有率0.3%)を4kg/min投入し、他端から消石灰が排出されるまでの滞留時間を8分とし、ショベル羽根周速3.0m/s、30℃の消和水を2.58kg/minをノズル方式で2箇所から添加した。得られた消石灰をカットポイント35μmで分級した後、35℃の水と混合し10%消石灰スラリー10kgを調製した。攪拌周速5.0m/s、炭酸/空気混合ガス(ガス濃度20%)を16L/minの流量でpH=7〜8になるまで炭酸化し、軽質炭酸カルシウムスラリーを得た。
前記炭酸カルシウムスラリーをフィルタープレス・ドライヤーロールフィット(株式会社宇野澤組鐵工所製)により脱水・操作を行い、固形分濃度73%のケーキを得た。次いで、インテンシブミキサを用いて軽質炭酸カルシウムに対し1.0%ポリアクリル酸ソーダ分散剤(商品名:アロンT−50、東亜合成社製)を加えて分散し、軽質炭酸カルシウムスラリーを調製した。さらに、該軽質炭酸カルシウムスラリーを、解砕メディアとして直径1.0〜1.4mmのガラスビーズを用いてサンドグラインダーで湿式粉砕処理を60分間行い、固形分濃度71%の顔料評価用軽質炭酸カルシウムスラリーを調製した。
製造例1において、得られた消石灰をカットポイント100μmで分級し、45℃の水で混合した以外は、製造例1と同様にして軽質炭酸カルシウムスラリーを得た。
攪拌機付容器に60℃の消和水9kgを仕込み、攪拌しながら工業用生石灰(CO2含有率0.3%)を1kg添加して、120分間消化した。得られた消石灰を330メッシュ(45μm)の篩で分級した後、遠心分離機を用いて、微粒スラリーと粗粒スラリーに分離した。分離した粗粒消石灰スラリーを40℃まで冷却し、12%の消石灰スラリー10kgを調製した。次に、消石灰スラリーに種結晶として針状軽質炭酸カルシウム(商品名:TP123CS、奥多摩工業社製)を固形分換算で消石灰:針状軽質炭酸カルシウム=99:1となる比率で添加した。攪拌周速5.0m/s、炭酸ガス(ガス濃度100%)を12L/minの流量でpH=7〜8となるまで炭酸化させ、軽質炭酸カルシウムを得た。
市販の柱状軽質炭酸カルシウム(商品名:TP123CS、奥多摩工業社製)を得た。
市販の紡錘状軽質炭酸カルシウム(商品名:TP121−7C、奥多摩工業社製)を得た。
市販の立方状軽質炭酸カルシウム(商品名:ブリリアントS15、白石カルシウム社製)を得た。
走査型電子顕微鏡(日立社製S−3500N)による写真撮影を行い、倍率7000倍にて粒子形状を観察した。
(粒径測定)
レーザー回折法(日機装社製マイクロトラックHRAX−100)による粒度分布を測定した。累積体積が10%、50%、90%に相当する粒径をD10、D50、D90として、50体積%(D50)の粒子径を平均粒子径とし、さらに90体積%(D90)と10体積%(D10)の比(D90/D10)を求めた。
実施例1
(支持体の作成)
LBKP(CSF430ml)85%と、NBKP(CSF450ml)15%とからなるパルプスラリーに、填料として軽質炭酸カルシウム(商品名:TP121−6S、奥多摩工業社製)を支持体灰分が10%となるように添加した後、パルプ固形分に対して硫酸アルミニウム0.5%、カチオン澱粉(商品名:エースK−100、王子コーンスターチ社製)0.5%、アルキルケテンダイマーサイズ剤(商品名:サイズパインK−287、荒川化学社製)0.1%、ポリアクリルアミド(商品名:リアライザーR−300、ソーマル社製)0.05%を順次添加し、紙料を調製した。得られた紙料をオントップツインワイヤー抄紙機で抄紙し、さらにゲートロールサイズプレス装置で酸化澱粉(商品名:エースA、王子コーンスターチ社製)を両面で2.0g/m2(固形分)塗布・乾燥し、マシンカレンダーで平滑化処理を施して坪量94g/m2の支持体を得た。
製造例1で得られた軽質炭酸カルシウム100部(固形分換算)に、接着剤として酸化澱粉(商品名:エースA、王子コンスターチ社製)2部(固形分)およびスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:T−2531H、JSR社製)12部(固形分)を加え、固形分濃度が50%の下塗り塗被液を調製した。
製造例1で得られた軽質炭酸カルシウム100部(固形分換算)に、接着剤として酸化澱粉(商品名:エースA、前出)3.6部(固形分)およびスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:T−2531H、JSR社製)18.5部(固形分)を加え、固形分濃度が50%の最表面塗被液を調製した。
前記支持体上にブレードコーターを用いて、乾燥重量で7g/m2になるように前記下塗り塗被液を片面に塗被、乾燥した。次にこの下塗り塗被層上に、上記最表面塗被液をブレードコーターで乾燥重量が10g/m2になるように塗被、乾燥した。最表面塗被層を形成したした後、スーパーカレンダーを用いて、線圧60kg/cm、2ニップの条件で平滑化処理を施して、坪量128g/m2のインクジェット記録用紙を得た。
実施例1の最表面塗被液の調製において、製造例2で得られた軽質炭酸カルシウムを使用した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
実施例1の最表面塗被液の調製において、製造例3で得られた軽質炭酸カルシウムを使用した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
実施例1の下塗り塗被液の調製において、製造例4で得られた軽質炭酸カルシウムを使用した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
実施例1の最表面塗被液の調製において、製造例5で得られた軽質炭酸カルシウムを使用した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
実施例4の最表面塗被液の調製において、顔料をカオリン(商品名:UW−90、BASF社製)100部とした以外は、実施例4と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
実施例4の最表面塗被液の調製において、顔料を製造例4で得られた軽質炭酸カルシウム100部とした以外は、実施例4と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
実施例4の最表面塗被液の調製において、顔料を製造例6で得られた軽質炭酸カルシウム100部とした以外は、実施例4と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
実施例4の最表面塗被液の調製において、顔料を製造例5で得られた軽質炭酸カルシウム100部とした以外は、実施例4と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
JIS P8142に準拠して、75度における白紙面の光沢度を測定した。
(インク吸収性の評価)
(1)得られたインクジェット記録用紙を油吸収メーター自動式(JIS P−8130、熊谷理機工業社製)にセットする。
(2)セットした試験片上部にセロハンテープを貼付し、そのセロハンテープ上に、水性顔料インクジェットインク(大日本スクリーン社トゥループレスジェット520用黒インク)を、マイクロシリンジを用いて、5μLのせる。
(3)インク上に金属ローラーを通過させた後、伸ばされたインク表面の光沢感が消えるまでの時間を目視判定して、インクジェットインク吸収速度を評価した。
上記インク吸収性の評価と同様にして、得られたインクジェット記録用紙上にインクジェットインクを塗布し、直後に指で擦り、擦らない部分との光学濃度差に対する割合でインク初期定着性を評価した。
上記インク吸収性の評価と同様にして、得られたインクジェット記録用紙上にインクジェットインクを塗布し、温度23℃、相対湿度50%環境下に1日放置した後に指で擦り、擦らない部分との光学濃度差に対する割合で耐擦過性を評価した。
(印刷光沢度)
RI印刷機で、印刷インキ(商品名:FUSION−G 墨、Sタイプ、大日本インキ化学工業社製)0.6cc使用して印刷を行い、印刷面の印刷光沢の程度を目視評価した。
◎:印刷光沢が高く、良好。
○:印刷光沢はあるが、個人差などにより十分とは言えない場合あり。
△:印刷光沢が低く、光沢感としては不十分。
×:印刷光沢がほとんどなく、劣る。
RI印刷試験機(明製作所製)で、印刷インキ(商品名:紙試験用SD50紅、東洋インキ社製)を、0.6ml使用して印刷を行い、印刷面のピッキングの程度を目視評価した。
◎:ピッキングが全く発生せず、良好。
○:ピッキングが少し発生するが、実用上問題ないレベル。
△:ピッキングが発生し、実用上は許容できないレベル。
×:ピッキングが多く発生し、劣る。
RI印刷機で、印刷インキ(商品名:FUSION−G 墨、Sタイプ、既述)を0.6cc使用して印刷を行い、3分後に白紙と印刷面を重ねて、再度RI印刷機にニップし、白紙に転写したインキ濃度を目視評価した。
◎:白紙に転写がなく、インキ乾燥性が良好。
○:白紙に僅かに転写が認められるが、実用上問題ないレベル。
△:白紙に転写があり、実用上許容できないレベル。
×:白紙に多くの転写があり、劣る。
(実施例6)
(支持体の作成)
表層のパルプ配合をLBKP(CSF520ml)、表下層のパルプ配合をケント古紙由来の脱墨パルプ、中層のパルプ配合を雑誌古紙パルプ、裏下層のパルプ配合をケント古紙由来の脱墨パルプ、裏層のパルプ配合をLBKP(CSF520ml)とし、表−表下層、表下−中層の層間、中−裏下層、裏下−裏層の層間にそれぞれ酸化澱粉を絶乾固形分で0.3g/m2塗布し、多層抄き合せ長網抄紙機により、抄き合わせた。また、表裏面サイズ処理として、酸化澱粉と表面サイズ剤(商品名:ポリマロン1329K、荒川化学社製)の比率が9:1である表裏面サイズ液を、ロッドブレードにて絶乾固形分で約1.6g/m2、
裏面に約1.6g/m2塗布・乾燥し、カレンダー処理を行い、表層坪量35g/m2、表下層坪量40g/m2、中層坪量40g/m2、裏下層坪量40g/m2、裏層坪量35g/m2の190g/m2の支持体を得た。
非晶質シリカ(商品名:ファインシール(R)X−30、トクヤマ社製)50部、製造例1で得られた軽質炭酸カルシウム50部(固形分換算)に対して、カチオン樹脂(商品名:ユニセンスCP103、センカ社製)10部、シニル変性ポリビニルアルコール(商品名:R−1130、花王社製)25部、酢酸ビニル系接着剤(商品名:ポリゾールAM3150、昭和高分子社製)15部、界面活性剤(商品名:エマルゲンA−60、花王社製)0.3部(固形分)を加え、固形分濃度15%の最表面塗被液を調製した。
前記支持体上にエアーナイフコーターを用いて、乾燥重量で6g/m2になるように前記塗被液を片面に塗被、乾燥し、インク受容層を形成させた。反対面に、澱粉100部、ポリビニルアルコール13.5部、表面サイズ剤13.5部、導電剤6.5部からなる塗液をロールコーターで6g/m2になるように塗被、乾燥し、インクジェット記録用紙を得た。
実施例6の塗被液の調製において、製造例2で得られた軽質炭酸カルシウムを使用した以外は、実施例6と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
実施例6の塗被液の調製において、製造例3で得られた軽質炭酸カルシウムを使用した以外は、実施例6と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
実施例6の塗被液の調製において、顔料をカオリン(商品名:UW−90、BASF社製)100部とした以外は、実施例6と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
実施例6の塗被液の調製において、顔料を製造例4で得られた軽質炭酸カルシウム100部とした以外は、実施例6と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
実施例6の塗被液の調製において、顔料を非晶質シリカ(商品名:ファインシール(R)X−30、トクヤマ社製)100部とした以外は、実施例6と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
(実施例9)
(下塗り塗被液の調製)
カオリン(商品名:UW−90、BASF社製)50部、製造例1で得られた軽質炭酸カルシウム50部(固形分換算)、ポリアクリル酸ナトリウム0.05部をコーレス分散機を用いて水中に分散し、固形分濃度65%の顔料スラリーを調成した。このスラリーに接着剤としてカゼイン3部およびスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:PT1051、日本ゼオン社製)15部(固形分)、増粘剤としてカルボキシメチルセルロース(商品名:WSA、第一工業製薬社製)0.3部(固形分)を加え、固形分濃度が56%の下塗り塗被液を調製した。
平均二次粒子径300nmのシリカゾル100部、ポリビニルアルコール(商品名:PVA135、クラレ社製)15部を添加・攪拌し、更に水を添加し、固形分濃度12%の塗被液を調製した。
カチオン性コロイダルシリカ(商品名:ST−AKL、日産化学社製)100部、平均粒子径20nmのカチオンウレタンラテックス25部、カチオン離型剤(商品名:ペルトールN−856、近代科学社製)5部の5%混合液を調製した。
実施例6の支持体上にエアーナイフコーターを用いて、乾燥重量で8g/m2になるように前記下塗り塗被液を片面に塗被、乾燥した。この下塗り塗被層上に、5%のホウ砂液を乾燥重量で1g/m2となるようにバーコーターで塗被、乾燥した。次いで、前記インク受容液をエアーナイフコーターを用いて、乾燥重量で8g/m2になるように前記下塗り塗被液を片面に塗被、乾燥した。このインク受容層上に、前記保護層液を乾燥重量で1.2g/m2となるように、鏡面ドラムのニップ部で塗布し、そのまま90℃に加熱された鏡面ドラムに圧接、乾燥して仕上げて、インクジェット記録用紙を得た。
実施例9の下塗り塗被液の調製において、製造例2で得られた軽質炭酸カルシウムを使用した以外は、実施例9と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
実施例9の下塗り塗被液の調製において、製造例3で得られた軽質炭酸カルシウムを使用した以外は、実施例9と同様にして光沢インクジェット記録用紙を得た。
実施例9の下塗り塗被液の調製において、顔料をカオリン(商品名:UW−90、BASF社製)100部とした以外は、実施例9と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
実施例9の下塗り塗被液の調製において、製造例4で得られた軽質炭酸カルシウムを使用した以外は、実施例9と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
実施例9の塗被液の調製において、顔料を非晶質シリカ(商品名:ファインシール(R)X−30、トクヤマ社製)100部とした以外は、実施例9と同様にしてインクジェット記録用紙を得た。
染料インクタイプのインクジェットプリンター(セイコーエプソン社製G860)と顔料インクタイプのインクジェットプリンター(セイコーエプソン社製PC−G930)で、葉書サイズに断裁した本発明のインクジェット記録用紙100枚について、フルカラー印字して、画像品質、給紙適性、排紙適性を目視評価した。
(1)画像品質
◎:全く滲みが見られなく良好。
○:若干滲みが見られるが、実用上問題ない。
△:滲みが見られ、実用上問題となる。
×:滲みが酷く、劣る。
(2)給紙適性
◎:重送によるトラブルの発生はみられない。
○:重送によるトラブルが多少発生するが、実用上問題ない。
△:重送によるトラブルが発生し、実用上問題となる。
×:重送によるトラブルが多く発生する。
(3)排紙適性(印字汚れ)
◎:印字汚れの発生はみられない。
×:印字汚れの発生がみられ、実用上問題となる。
本発明のインクジェット記録用紙の印刷表面強度および印刷作業性を評価した。
(印刷作業性)
4色機平判オフセット印刷を行い、ブランケット汚れ、版汚れを目視評価した。
◎:ブランケット汚れ、版汚れは見られず、作業性が良好。
○:ブランケット汚れ、版汚れがやや見られが、実用上問題ない。
△:ブランケット汚れ、版汚れが見られ、実用上問題となる。
×:ブランケット汚れ、版汚れが多く発生し、作業できない。
葉書サイズに断裁した本発明のインクジェット記録用紙をオフセット印刷した後、自動区分機処理し、端部の紙剥けおよび給紙不良を観察し、目視評価した。
(1)端部紙剥け
◎:紙剥けが全く見られない。
○:紙剥けが若干見られるが、実用上問題ない。
△:紙剥けが見られ、実用上問題あり。
×:紙剥けが酷く、劣る。
(2)給紙不良
◎:給紙不良が全く見られない。
○:給紙不良が若干見られるが、実用上問題ない。
△:給紙不良が見られ、実用上問題ある。
×:給紙不良が酷い。
Claims (2)
- 支持体の少なくとも一方の面に、顔料および接着剤を主成分とする顔料塗被層を少なくとも1層設けたインクジェット記録用紙において、前記顔料中に針状および/または柱状の軽質炭酸カルシウムを含有し、該軽質炭酸カルシウムのレーザー回折法による粒度分布曲線の50体積%粒子径(D50)が0.2〜0.7μmであり、かつ90体積%の粒子径(D90)と10体積%の粒子径(D10)の比(D90/D10)が8以下であり、
(1)更に前記顔料塗被層中にカチオン性樹脂を含有すること、または
(2)2層以上の前記顔料塗被層を設けたインクジェット記録用紙であって、最表面塗被層の顔料として前記軽質炭酸カルシウムを含有すること、または
(3)2層以上の顔料塗被層を設けたインクジェット記録用紙であって、最表面塗被層より下の塗被層の顔料として前記軽質炭酸カルシウムを含有すること
を特徴とするインクジェット記録用紙。 - 軽質炭酸カルシウムは、粒度分布曲線の50体積%の粒子径(D50)が0.3〜0.6μmであり、かつ90体積%の粒子径(D90)と10体積%の粒子径(D10)の比(D90/D10)が6以下であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録用紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011285476A JP5810901B2 (ja) | 2011-12-27 | 2011-12-27 | インクジェット記録用紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011285476A JP5810901B2 (ja) | 2011-12-27 | 2011-12-27 | インクジェット記録用紙 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013132854A JP2013132854A (ja) | 2013-07-08 |
JP5810901B2 true JP5810901B2 (ja) | 2015-11-11 |
Family
ID=48909894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011285476A Expired - Fee Related JP5810901B2 (ja) | 2011-12-27 | 2011-12-27 | インクジェット記録用紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5810901B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6330369B2 (ja) * | 2013-08-13 | 2018-05-30 | 王子ホールディングス株式会社 | インクジェット印刷用塗工紙 |
CN106029393B (zh) | 2014-02-12 | 2018-09-18 | 三菱制纸株式会社 | 面向产业用喷墨印刷机的印刷用微涂布纸 |
US9873985B2 (en) | 2014-07-29 | 2018-01-23 | Mitsubishi Paper Mills Limited | Coated printing paper for industrial inkjet printing press and method of producing printed material |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3699207B2 (ja) * | 1996-07-15 | 2005-09-28 | 富士写真フイルム株式会社 | インクジェット記録用シート |
JP2004237650A (ja) * | 2003-02-07 | 2004-08-26 | Nippon Paper Industries Co Ltd | インクジェット記録媒体 |
JP5114729B2 (ja) * | 2005-12-15 | 2013-01-09 | 王子ホールディングス株式会社 | 炭酸カルシウム粒子およびコールドオフセット印刷用新聞用紙 |
JP5365169B2 (ja) * | 2008-11-28 | 2013-12-11 | 王子ホールディングス株式会社 | 印刷用顔料塗被紙 |
JP5673072B2 (ja) * | 2010-06-29 | 2015-02-18 | 王子ホールディングス株式会社 | 軽質炭酸カルシウムの製造方法 |
JP2013067923A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-04-18 | Oji Holdings Corp | キャスト塗被紙 |
JP5787088B2 (ja) * | 2011-12-27 | 2015-09-30 | 王子ホールディングス株式会社 | 塗工白板紙 |
-
2011
- 2011-12-27 JP JP2011285476A patent/JP5810901B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013132854A (ja) | 2013-07-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8152963B2 (en) | Method for manufacturing a regenerated particle aggregate | |
JP5810830B2 (ja) | 印刷用艶消し塗被紙 | |
CN103556536B (zh) | 一种涂布型复印纸及其制作方法 | |
JP5571927B2 (ja) | 塗工紙 | |
JP2013060692A (ja) | 填料用軽質炭酸カルシウムおよびその内填紙 | |
WO2012002324A1 (ja) | 消石灰粒子、軽質炭酸カルシウム、それを用いた紙および塗被紙ならびに軽質炭酸カルシウムの製造方法 | |
JP5810901B2 (ja) | インクジェット記録用紙 | |
WO2006077753A1 (ja) | インクジェット記録シート | |
JP5787088B2 (ja) | 塗工白板紙 | |
JP2012224535A (ja) | 塗工用軽質炭酸カルシウム含有スラリー及びそれを用いた塗被紙 | |
JP4743105B2 (ja) | コールドオフセット印刷用新聞用紙 | |
JP2010240950A (ja) | インクジェット用記録紙 | |
JP2010076118A (ja) | インクジェット用記録紙 | |
JP4303740B2 (ja) | インクジェット記録シートの製造方法 | |
JP2015036224A (ja) | インクジェット印刷用塗工紙 | |
JP6257632B2 (ja) | 産業用インクジェット印刷機向け印刷用塗工紙および印刷物製造方法 | |
JP5810888B2 (ja) | 印刷用塗被紙の製造方法 | |
JP2015013459A (ja) | インクジェット印刷用塗工紙 | |
JP2006076828A (ja) | バテライト型結晶系炭酸カルシウムと澱粉との複合体、被記録媒体、印字物、インクジェット記録方法及び被記録媒体の製造方法 | |
JP6248870B2 (ja) | インクジェット印刷用塗工紙 | |
CN102958843B (zh) | 熟石灰颗粒、轻质碳酸钙、使用其的纸及涂布纸以及轻质碳酸钙的制造方法 | |
JP2013067923A (ja) | キャスト塗被紙 | |
JP5309524B2 (ja) | インクジェット記録用紙 | |
CN101090830A (zh) | 喷墨记录片材 | |
JP2013129919A (ja) | フレキソ印刷用塗被紙 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140311 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150204 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150303 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150421 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150714 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150715 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150818 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150831 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5810901 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |