JP5810830B2 - 印刷用艶消し塗被紙 - Google Patents
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Description
[1]原紙上に、顔料と接着剤を主成分とする塗被層を少なくとも1層有する印刷用艶消し塗被紙において、最表面塗被層に含まれる顔料100質量%のうち、炭酸カルシウムを75質量%以上含有し、該炭酸カルシウム中に針状又は/および柱状の軽質炭酸カルシウムを5〜60質量%含み、該軽質炭酸カルシウムのうち3.0μm以上の長径を有する粒子の数の比率が20%以下であり、かつ該軽質炭酸カルシウムのレーザー回折法による粒度分布曲線の50体積%の粒子径(D50)が0.3〜2.5μmであることを特徴とする印刷用艶消し塗被紙。
[2]軽質炭酸カルシウムは、粒度分布曲線の50体積%の粒子径(D50)が0.4〜2.0μmであり、かつ90体積%の粒子径(D90)と10体積%の粒子径(D10)の比(D90/D10)が8以下であることを特徴とする[1]に記載の印刷用艶消し塗被紙。
[3]原紙上に、顔料と接着剤を主成分とする塗被層を2層有する印刷用艶消し塗被紙において、下塗り塗被層に含まれる顔料中に重質炭酸カルシウムを含有し、該重質炭酸カルシウムのレーザー回折法による粒度分布曲線の50体積%の粒子径(D50)が0.5〜2.0μmであり、かつ該印刷用艶消し塗被紙の白色度が89%以上であることを特徴とする[1]又は[2]のいずれか一項に記載の印刷用艶消し塗被紙。
[4][1]から[3]のいずれか一項に記載の印刷用艶消し塗被紙の製造方法であって、最表面塗被層に含まれる前記軽質炭酸カルシウムを、粒子径1.0μm以下の累積体積が20%以下である消石灰粒子を原料として製造する工程を含むことを特徴とする印刷用艶消し塗被紙の製造方法。
[5][1]から[3]のいずれか一項に記載の印刷用艶消し塗被紙の製造方法であって、最表面塗被層に含まれる前記軽質炭酸カルシウムを、生石灰に対するモル比が2.5以下の範囲で消化水を添加し混合することにより消石灰を得る工程(A)、該消石灰と水とを混合することにより消石灰スラリーを得る工程(B)、および該消石灰スラリーに二酸化炭素含有ガスを吹き込み炭酸化する工程(C)を経て製造する工程を含むことを特徴とする印刷用艶消し塗被紙の製造方法。
本発明の印刷用艶消し塗被紙において、塗被層(あるいは塗被液)は顔料と接着剤を主成分とし、その他必要に応じて各種助剤を添加する。なお、塗被層は1層でも良いし、2層以上の多層でも良く、また原紙の片面のみに存在しても良いし、両面に存在しても良い。
(軽質炭酸カルシウム)
本発明に使用する軽質炭酸カルシウムは、針状又は/および柱状の形状を有し、レーザー回折法による前記軽質炭酸カルシウムの粒度分布曲線の50体積%の粒子径(D50)が0.3〜2.5μmであることを特徴とする。
生石灰は、石灰石を焼成したものであればよく、焼成装置に関しては、ベッケンバッハ炉、メルツ炉、ロータリーキルン、カーハーディー炉、コマ式炉、カルマチック炉、流動焼成炉、混合焼き立炉など、石灰石を転化する装置であれば特に限定はない。焼成温度および焼成時間は適宜調整可能であるが、石灰石を低温かつ長時間で生石灰を生成させた方が、高温かつ短時間で生成させた生石灰よりも針状形状の軽質炭酸カルシウムが得られやすい。また、生石灰中の二酸化炭素含有率が低い方が、針状形状の軽質炭酸カルシウムが得られやすく、石灰石の焼け残り成分としてJIS R 9011:2006に規定されている炭酸バリウム逆滴定法による二酸化炭素含有率が1.5%以下であることが好ましい。より好ましいのは二酸化炭素含有率が1.0%以下である。軽質炭酸カルシウムは塗被液用顔料として利用するため、原料としてなるべく白色度の高い石灰石を用いるのがよい。特に、Fe、Mnなどの着色成分が問題となる場合があるので、なるべく着色成分含有量が少ない石灰石を用いることに留意する必要がある。
本発明に使用する顔料としては、本発明で規定する軽質炭酸カルシウム以外に、重質炭酸カルシウム、カオリン、タルク、シリカ、サチンホワイト、ホワイトカーボン、水酸化アルミニウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、二酸化チタン、プラスチックピグメント等の無機系あるいは有機系顔料の中から、1種類又は2種類以上を適宜選択し、組み合わせて使用することができる。
本発明に使用する接着剤としては、酸化澱粉、酵素変性澱粉、リン酸エステル化澱粉等の澱粉系、カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白等の蛋白系、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース系、ポリビニルアルコール等の合成物、スチレン・ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート・ブタジエン共重合体等の合成ゴム系、酢酸ビニル系共重合体、アクリル系共重合体等のビニルポリマー系の中から、1種類又は2種類以上を適宜選択して使用することができる。
本発明に使用する助剤としては、本発明の効果を損なわない範囲において、青色又は/および紫色の染料や顔料、蛍光染料、増粘剤、保水剤、酸化防止剤、消泡剤、分散剤、pH調整剤、離型剤、耐水化剤、撥水剤等の中から、1種類又は2種類以上を適宜選択して使用することができる。
本発明に使用する原紙としては、特に限定されるものではなく、一般の印刷用塗被紙に用いられる米坪30〜300g/m2程度の原紙を適宜選択して使用することができる。原紙のパルプ原料も特に限定されるものではなく、脱墨パルプ、機械パルプ、化学パルプ等、印刷用塗被紙のパルプ原料として一般的に用いられるパルプ原料の中から、1種類又は2種類以上を適宜選択して使用することができる。原紙を得る抄紙機についても特に限定されるものではなく、オントップフォーマー抄紙機、ギャップフォーマー抄紙機、ヤンキー抄紙機等の従来公知の抄紙機で適宜抄紙することができる。
原紙に塗被層を形成する装置としては、ブレードコーター、ロールコーター、エアーナイフコーター、ロッドコーター、カーテンコーター、スプレーコーター等の従来公知の塗被装置の中から適宜選択して使用することができる。もちろん、これらの塗被装置はオンマシンでもよく、オフマシンでもよい。また、原紙上の湿潤塗被層を乾燥させる方法としては、熱風乾燥、蒸気乾燥、ガスヒーター乾燥、電気ヒーター乾燥、赤外線ヒーター乾燥等の従来公知の乾燥方法の中から適宜選択して使用することができる。
(軽質炭酸カルシウムの調製)
攪拌機付容器に70℃の消和水9kgを仕込み、攪拌しながら工業用生石灰(CO2含有率0.3%)を1kg添加して、120分間消化した。得られた消石灰スラリーを40℃まで冷却し、12%の消石灰スラリー10kgを調製した。次に、消石灰スラリーに種結晶として針状軽質炭酸カルシウム(商品名:TP123CS、奥多摩工業社製)を固形分換算で消石灰:針状軽質炭酸カルシウム=99:1となる比率で添加した。攪拌周速5.0m/s、炭酸ガス(ガス濃度100%)を10L/minの流量でpH=7〜8となるまで炭酸化させ、軽質炭酸カルシウムを得た。
前記軽質炭酸カルシウムスラリーをフィルタープレス・ドライヤーロールフィット(株式会社宇野澤組鐵工所製)により脱水・乾燥操作を行い、固形分濃度73%のケーキを得た。次いで、インテンシブミキサ(日本アイリッヒ株式会社製)を用いて軽質炭酸カルシウムに対し1.0%ポリアクリル酸ソーダ分散剤(商品名:アロンT−50、東亜合成社製)を加えて分散し、固形分濃度70%の塗工用軽質炭酸カルシウムスラリーを調製した。
LBKPからなるパルプスラリー100%に、填料として軽質炭酸カルシウム(商品名:タマパールTP−121−6S、奥多摩工業社製)を紙中灰分が15%になるように添加した後、パルプスラリーの全固形分に対して硫酸アルミニウム0.5%、カチオン澱粉(商品名:エースK100、王子コーンスターチ社製)0.5%、アルキルケテンダイマーサイズ剤(商品名:サイズパインK−287、荒川化学工業社製)0.1%、カチオン性ポリアクリルアミド(商品名:リアライザーR−300、ソマール社製)0.1%を順次添加し、紙料を調製した。この紙料を運転抄速1200m/minでギャップフォーマーにより紙層を形成し、2基のシュープレスで搾水後、多筒式ドライヤーで乾燥した後、原紙片面当たり固形量として0.5g/m2となるように澱粉(商品名:エースA、王子コンスターチ社製)をロールコーターでサイズプレス処理を行い、1ニップのマシンカレンダーで平滑化処理して90g/m2の原紙を得た。
平均粒径が1.3μmでD95粒径が4.5μmの重質炭酸カルシウムからなる顔料スラリー100部に、酸化澱粉(商品名:エースB、前出)4部、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:OJ3000H、JSR社製)6部(いずれも固形分換算)、さらに、助剤として消泡剤を添加し、最終的に固形分濃度62%の下塗り塗料を調製した。
上記軽質炭酸カルシウムスラリー25部、微粒カオリン(商品名:ミラグロスJ、BASF社製)25部、平均粒径1.1μmの重質炭酸カルシウム(商品名:FMT90、ファイマテック社製)50部からなる顔料スラリーに、酸化澱粉(商品名:エースB、前出)2部、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:OJ3000H、前出)9部(いずれも固形分換算)、テトラ型蛍光染料0.13部(不揮発成分換算)、さらに、助剤として消泡剤及び染料を添加し、最終的に固形分濃度63%の上塗り塗料を調製した。
上記で得た原紙に、上記で得た下塗り塗料をジェットファウンテン方式で塗布液を供給するブレードコーターにより塗工速度1300m/minで、片面当たりの乾燥重量が9g/m2となるように両面塗被、乾燥を行い、下塗り塗被層を設けた。次いで、下塗り塗被層上に上塗り塗料をジェットファウンテン方式ブレードコーターにより塗工速度1300m/minで、片面当たりの乾燥重量が10g/m2となるように両面塗被、乾燥を行い、上塗り塗被層(最表面塗被層に該当)を設けた。このようにして得られた塗被紙を、温度100℃に加熱した金属ロールと樹脂ロールが傾斜配置されているマルチニップカレンダで、線圧200kN/m、通紙速度1000m/minの条件化で、片面に金属ロールと樹脂ロールにそれぞれ1回ずつ接触するように合計2ニップの通紙を行い、米坪128g/m2の塗被紙を得た。
実施例1では、参考例1で得られた軽質炭酸カルシウムスラリーを解砕メディアとして直径1.0〜1.4mmのガラスビーズを用いてサンドグラインダーで湿式粉砕処理を20分間行い、塗工用軽質炭酸カルシウムスラリーを調製した以外は、参考例1と同様にして艶消し塗被紙を得た。
実施例2では、参考例1の軽質炭酸カルシウムスラリーを下記に変更した以外は、参考例1と同様にして艶消し塗被紙を得た。
(軽質炭酸カルシウムの調製)
攪拌機付容器に60℃の消和水12.6kgを仕込み、攪拌しながら工業用生石灰(CO2含有率0.3%)を1kg添加して、120分間消化した。得られた消石灰を330メッシュ(45μm)の篩で分級した後、遠心分離機を用いて、微粒スラリーと粗粒スラリーに分離した。分離した粗粒消石灰スラリーを40℃まで冷却し、12%の消石灰スラリー10kgを調製した。次に、消石灰スラリーに種結晶として針状軽質炭酸カルシウム(商品名:TP123CS、奥多摩工業社製)を固形分換算で消石灰:針状軽質炭酸カルシウム=99:1となる比率で添加した。攪拌周速5.0m/s、炭酸ガス(ガス濃度100%)を8L/minの流量でpH=7〜8となるまで炭酸化させ、軽質炭酸カルシウムを得た。
前記軽質炭酸カルシウムスラリーをフィルタープレス・ドライヤーロールフィットにより脱水・乾燥操作を行い、固形分濃度73%のケーキを得た。次いで、インテンシブミキサを用いて軽質炭酸カルシウムに対し1.0%ポリアクリル酸ソーダ分散剤(商品名:アロンT−50、前出)を加えて分散し、軽質炭酸カルシウムスラリーを調製した。さらに、上記軽質炭酸カルシウムスラリーを、解砕メディアとして直径1.0〜1.4mmのガラスビーズを用いてサンドグラインダーで湿式粉砕処理を60分間行い、固形分濃度70%の顔料評価用軽質炭酸カルシウムスラリーを調製した。
実施例3では、参考例1の軽質炭酸カルシウムスラリーを下記に変更した以外は、参考例1と同様にして艶消し塗被紙を得た。
(軽質炭酸カルシウムの調製)
混合機としてチョッパー羽根を取外し、全てをショベル羽根にした連続式プロシェアミキサWA150型を用いて、混合機の一端から工業用生石灰(CO2含有率0.3%)を4kg/min投入し、他端から消石灰が排出されるまでの滞留時間を8分とし、ショベル羽根周速3.0m/s、30℃の消和水を2.58kg/minをノズル方式で2箇所から添加した。得られた消石灰をカットポイント35μmで分級した後、35℃の水と混合し10%消石灰スラリー10kgを調製した。攪拌周速5.0m/s、炭酸/空気混合ガス(ガス濃度20%)を12L/minの流量でpH=7〜8になるまで炭酸化し、軽質炭酸カルシウムスラリーを得た。
前記軽質炭酸カルシウムスラリーをフィルタープレス・ドライヤーロールフィットにより脱水・乾燥操作を行い、固形分濃度73%のケーキを得た。次いで、インテンシブミキサを用いて軽質炭酸カルシウムに対し1.0%ポリアクリル酸ソーダ分散剤(商品名:アロンT−50、前出)を加えて分散し、軽質炭酸カルシウムスラリーを調製した。さらに、上記軽質炭酸カルシウムスラリーを、解砕メディアとして直径1.0〜1.4mmのガラスビーズを用いてサンドグラインダーで湿式粉砕処理を60分間行い、固形分濃度70%の顔料評価用軽質炭酸カルシウムスラリーを調製した。
実施例4では、実施例3の上塗り塗料を下記に変更した以外は、実施例3と同様にして艶消し塗被紙を得た。
(上塗り塗料の調製)
実施例3の軽質炭酸カルシウムスラリー30部、平均粒径1.1μmの重質炭酸カルシウム(商品名:FMT90、前出)70部からなる顔料スラリーに、酸化澱粉(商品名:エースB、前出)2部、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:OJ3000H、前出)9部(いずれも固形分換算)、テトラ型蛍光染料0.13部(不揮発成分換算)、さらに、助剤として消泡剤及び染料を添加し、最終的に固形分濃度63%の上塗り塗料を調製した。
実施例5では、実施例4の下塗り塗料を下記に変更した以外は、実施例4と同様にして艶消し塗被紙を得た。
(下塗り塗料の調製)
平均粒径が0.4μmの重質炭酸カルシウムからなる顔料スラリー100部に、酸化澱粉(商品名:エースB、前出)4部、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:OJ3000H、前出)6部(いずれも固形分換算)、さらに、助剤として消泡剤を添加し、最終的に固形分濃度62%の下塗り塗料を調製した。
実施例6では、実施例4の下塗り塗料を下記に変更した以外は、実施例4と同様にして艶消し塗被紙を得た。
(下塗り塗料の調製)
平均粒径が2.2μmの重質炭酸カルシウムからなる顔料スラリー100部に、酸化澱粉(商品名:エースB、前出)4部、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:OJ3000H、前出)6部(いずれも固形分換算)、さらに、助剤として消泡剤を添加し、最終的に固形分濃度62%の下塗り塗料を調製した。
比較例1では、実施例4の軽質炭酸カルシウムスラリーを下記に変更した以外は、実施例4と同様にして艶消し塗被紙を得た。
(軽質炭酸カルシウムの調製)
攪拌機付容器に60℃の消和水9kgを仕込み、攪拌しながら工業用生石灰(CO2含有率0.3%)を1kg添加して、120分間消化した。得られた消石灰スラリーを50℃まで冷却し、12%の消石灰スラリー10kgを調製した。次に、消石灰スラリーに種結晶として針状軽質炭酸カルシウム(商品名:TP123CS、奥多摩工業社製)を固形分換算で消石灰:針状軽質炭酸カルシウム=99:1となる比率で添加した。攪拌周速5.0m/s、炭酸ガス(ガス濃度100%)を20L/minの流量でpH=7〜8となるまで炭酸化させ、軽質炭酸カルシウムを得た。
前記軽質炭酸カルシウムスラリーをフィルタープレス・ドライヤーロールフィットにより脱水・乾燥操作を行い、固形分濃度73%のケーキを得た。次いで、インテンシブミキサを用いて軽質炭酸カルシウムに対し1.0%ポリアクリル酸ソーダ分散剤(商品名:アロンT−50、前出)を加えて分散し、固形分濃度70%の塗工用軽質炭酸カルシウムスラリーを調製した。
比較例2では、実施例4の上塗り塗料を下記に変更した以外は、実施例4と同様にして艶消し塗被紙を得た。
(上塗り塗料の調製)
実施例3の軽質炭酸カルシウムスラリー25部、微粒カオリン(商品名:ミラグロスJ、前出)30部、平均粒径1.1μmの重質炭酸カルシウム(商品名:FMT90、前出)45部からなる顔料スラリーに、酸化澱粉(商品名:エースB、前出)2部、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:OJ3000H、前出)9部(いずれも固形分換算)、テトラ型蛍光染料0.13部(不揮発成分換算)、さらに、助剤として消泡剤及び染料を添加し、最終的に固形分濃度63%の上塗り塗料を調製した。
比較例3では、実施例4の上塗り塗料を下記に変更した以外は、実施例4と同様にして艶消し塗被紙を得た。
(上塗り塗料の調製)
実施例3の軽質炭酸カルシウムスラリー100部からなる顔料スラリーに、酸化澱粉(商品名:エースB、前出)2部、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:OJ3000H、前出)9部(いずれも固形分換算)、テトラ型蛍光染料0.13部(不揮発成分換算)、さらに、助剤として消泡剤及び染料を添加し、最終的に固形分濃度63%の上塗り塗料を調製した。
比較例4では、比較例1の上塗り塗料中の軽質炭酸カルシウムを紡錘状軽質炭酸カルシウム(商品名:TP−121−7C、奥多摩工業社製)に下記に変更した以外は、比較例1と同様にして艶消し塗被紙を得た。
比較例5では、比較例1の上塗り塗料中の軽質炭酸カルシウムを立方状軽質炭酸カルシウム(商品名:ブリリアントS15、白石工業社製)に下記に変更した以外は、比較例1と同様にして艶消し塗被紙を得た。
(原紙の作成)
LBKPからなるパルプスラリー100%に、填料として軽質炭酸カルシウム(商品名:タマパールTP−121−6S、前出)を紙中灰分が15%になるように添加した後、パルプスラリーの全固形分に対して硫酸アルミニウム0.5%、カチオン澱粉(商品名:エースK100、前出)0.5%、アルキルケテンダイマーサイズ剤(商品名:サイズパインK−287、前出)0.1%、カチオン性ポリアクリルアミド(商品名:リアライザーR−300、前出)0.1%を順次添加し、紙料を調製した。この紙料を運転抄速1200m/minでギャップフォーマーにより紙層を形成し、2基のシュープレスで搾水後、多筒式ドライヤーで乾燥した後、原紙片面当たり固形量として0.5g/m2となるように澱粉(商品名:エースA、前出)をロールコーターでサイズプレス処理を行い、1ニップのマシンカレンダーで平滑化処理して50g/m2の原紙を得た。
参考例1の軽質炭酸カルシウムスラリー45部、微粒カオリン(商品名:ミラグロスJ、前出)25部、平均粒径1.1μmの重質炭酸カルシウム(商品名:FMT90、前出)30部からなる顔料スラリーに、酸化澱粉(商品名:エースB、前出)2部、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:OJ3000H、前出)9部(いずれも固形分換算)、テトラ型蛍光染料0.25部(不揮発成分換算)、さらに、助剤として消泡剤及び染料を添加し、最終的に固形分濃度63%の塗料を調製した。
上記で得た原紙に、上記で得た塗料をジェットファウンテン方式で塗布液を供給するブレードコーターにより塗工速度1300m/minで、片面当たりの乾燥重量が10g/m2となるように両面塗被、乾燥を行い、塗被層(最表面塗被層に該当)を設けた。このようにして得られた塗被紙を、温度100℃に加熱した金属ロールと樹脂ロールが傾斜配置されているマルチニップカレンダで、線圧200kN/m、通紙速度1000m/minの条件化で、片面に金属ロールと樹脂ロールにそれぞれ1回ずつ接触するように合計2ニップの通紙を行い、米坪70g/m2の塗被紙を得た。
実施例7では、参考例2の軽質炭酸カルシウムスラリーを実施例1の軽質炭酸カルシウムスラリーに変更した以外は、参考例2と同様にして艶消し塗被紙を得た。
実施例8では、参考例2の軽質炭酸カルシウムスラリーを実施例2の軽質炭酸カルシウムスラリーに変更した以外は、参考例2と同様にして艶消し塗被紙を得た。
実施例9では、参考例2の軽質炭酸カルシウムスラリーを実施例3の軽質炭酸カルシウムスラリーに変更した以外は、参考例2と同様にして艶消し塗被紙を得た。
実施例10では、参考例2の塗料を下記塗料に変更した以外は、参考例2と同様にして艶消し塗被紙を得た。
(塗料の調製)
実施例2の軽質炭酸カルシウムスラリー50部、平均粒径1.1μmの重質炭酸カルシウム(商品名:FMT90、前出)50部からなる顔料スラリーに、酸化澱粉(商品名:エースB、前出)2部、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:OJ3000H、前出)9部(いずれも固形分換算)、テトラ型蛍光染料0.25部(不揮発成分換算)、さらに、助剤として消泡剤及び染料を添加し、最終的に固形分濃度63%の塗料を調製した。
比較例6では、実施例10の軽質炭酸カルシウムスラリーを比較例1の軽質炭酸カルシウムスラリーに変更した以外は、実施例10と同様にして艶消し塗被紙を得た。
比較例7では、実施例10の塗料を下記塗料に変更した以外は、実施例10と同様にして艶消し塗被紙を得た。
(塗料の調製)
実施例3の軽質炭酸カルシウムスラリー50部、微粒カオリン(商品名:ミラグロスJ、前出)30部、平均粒径1.1μmの重質炭酸カルシウム(商品名:FMT90、前出)20部からなる顔料スラリーに、酸化澱粉(商品名:エースB、前出)2部、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(商品名:OJ3000H、前出)9部(いずれも固形分換算)、テトラ型蛍光染料0.25部(不揮発成分換算)、さらに、助剤として消泡剤及び染料を添加し、最終的に固形分濃度63%の塗料を調製した。
比較例8では、比較例7の塗料中の顔料を実施例3の軽質炭酸カルシウムスラリー100部に変更した以外は、比較例7と同様にして艶消し塗被紙を得た。
比較例9では、比較例6の軽質炭酸カルシウムスラリーを紡錘状軽質炭酸カルシウム(商品名:TP−121−7C、前出)に下記に変更した以外は、比較例6と同様にして艶消し塗被紙を得た。
比較例10では、比較例6の軽質炭酸カルシウムスラリーを立方状軽質炭酸カルシウム(商品名:ブリリアントS15、前出)に下記に変更した以外は、比較例6と同様にして艶消し塗被紙を得た。
レーザー回折法(日機装社製マイクロトラックHRAX−100)による粒度分布を測定した。累積体積が10%、50%、90%に相当する粒径をD10、D50、D90として求めた。
JIS P8142に準拠して、75度における白紙面の光沢度を測定した。
JIS P 8148(2001)に準拠して、分光白色度測定計SC−10WT(スガ試験機製)を用いて測定した。
RI印刷機(明製作所製)で、印刷インキ(商品名:FUSION−G 墨、Sタイプ、DICグラフィックス社製)を0.6cc使用して印刷を行い、3時間後に印刷物表面を未印刷のコピー用紙(白紙)で擦り、コピー用紙の擦れ汚れの状況を目視評価した。
◎:擦れ汚れが認められず、良好。
○:擦れ汚れが僅かに認められるが、実用上問題ないレベル。
△:擦れ汚れが発生し、実用上は許容できないレベル。
×:擦れ汚れが明確に認められ、劣る。
RI印刷機で、印刷インキ(商品名:FUSION−G 墨、Sタイプ、既述)を0.6cc使用して印刷を行い、3分後に白紙と印刷面を重ねて、再度RI印刷機にニップし、白紙に転写したインキ濃度を目視評価した。
◎:白紙に転写がなく、インキ乾燥性が良好。
○:白紙に僅かに転写が認められるが、実用上問題ないレベル。
△:白紙に転写があり、実用上許容できないレベル。
×:白紙に多くの転写があり、劣る。
RI印刷試験機(明製作所製)で、印刷インキ(商品名:紙試験用SD50紅、東洋インキ社製)を、0.6ml使用して印刷を行い、印刷面のピッキングの程度を目視評価した。
◎:ピッキングが全く発生せず、良好。
○:ピッキングが発生するが、実用上許容できるレベル。
△:ピッキングが発生し、実用上は許容できないレベル。
×:ピッキングが多く発生し、劣る。
Claims (5)
- 原紙上に、顔料と接着剤を主成分とする塗被層を少なくとも1層有する印刷用艶消し塗被紙において、最表面塗被層に含まれる顔料100質量%のうち、炭酸カルシウムを75質量%以上含有し、該炭酸カルシウム中に針状又は/および柱状の軽質炭酸カルシウムを5〜60質量%含み、該軽質炭酸カルシウムのうち3.0μm以上の長径を有する粒子の数の比率が20%以下であり、かつ該軽質炭酸カルシウムのレーザー回折法による粒度分布曲線の50体積%の粒子径(D50)が0.3〜2.5μmであることを特徴とする印刷用艶消し塗被紙。
- 軽質炭酸カルシウムは、粒度分布曲線の50体積%の粒子径(D50)が0.4〜2.0μmであり、かつ90体積%の粒子径(D90)と10体積%の粒子径(D10)の比(D90/D10)が8以下であることを特徴とする請求項1に記載の印刷用艶消し塗被紙。
- 原紙上に、顔料と接着剤を主成分とする塗被層を2層有する印刷用艶消し塗被紙において、下塗り塗被層に含まれる顔料中に重質炭酸カルシウムを含有し、該重質炭酸カルシウムのレーザー回折法による粒度分布曲線の50体積%の粒子径(D50)が0.5〜2.0μmであり、かつ該印刷用艶消し塗被紙の白色度が89%以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷用艶消し塗被紙。
- 請求項1から3のいずれか一項に記載の印刷用艶消し塗被紙の製造方法であって、最表面塗被層に含まれる前記軽質炭酸カルシウムを、粒子径1.0μm以下の累積体積が20%以下である消石灰粒子を原料として製造する工程を含むことを特徴とする印刷用艶消し塗被紙の製造方法。
- 請求項1から3のいずれか一項に記載の印刷用艶消し塗被紙の製造方法であって、最表面塗被層に含まれる前記軽質炭酸カルシウムを、生石灰に対するモル比が2.5以下の範囲で消化水を添加し混合することにより消石灰を得る工程(A)、該消石灰と水とを混合することにより消石灰スラリーを得る工程(B)、および該消石灰スラリーに二酸化炭素含有ガスを吹き込み炭酸化する工程(C)を経て製造する工程を含むことを特徴とする印刷用艶消し塗被紙の製造方法。
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