JP5806400B2 - 圧延冶金製品のためのピンチロール装置 - Google Patents
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Description
サーボ弁の動作速度が遅い(40〜50Hz程度)。その結果、油圧回路の応答性が低くなる。
開回路動作である。その結果、外付けの油圧付属部品を設ける必要が生じる。
稼働中および保守のコストが高い。サーボ弁の製品寿命が通常短いためである。
圧延冶金製品用の通路間隙が間に形成された第1のピンチロールおよび第2のピンチロールにおいて、上記間隙に通して上記冶金製品を摩擦により引抜き加工するためにそれぞれ第1、第2の回転軸の回りに回転可能である第1のピンチロールおよび第2のピンチロールと、
上記通路間隙の幅を狭め、または広げるために、上記第1および第2のロールを相互に接近および離間させるように上記第1および第2のロールに作用する油圧回路において、上記第1および第2のロールを相互に接近および離間させるように上記第1のロールおよび/または上記第2のロールに接続された1つの油圧アクチュエータを含んだ油圧回路と、
上記アクチュエータによって上記第1のロールに伝達された力を判定するための、上記油圧回路における圧力センサと、
上記第1のロールの動きを判定するための、上記アクチュエータにおける位置センサと、
上記アクチュエータのピストンを摺動式に動かすように上記アクチュエータに接続される、上記油圧回路における可逆ポンプにおいて、上記ピストンが上記第1のロールおよび/または上記第2のロールに接続されている可逆ポンプとを有する、圧延冶金製品のためのピンチロール装置である。
圧延冶金製品用の通路間隙が間に形成さたれ第1のピンチロールおよび第2のピンチロールにおいて、上記間隙に通して上記冶金製品を摩擦により引抜き加工するためにそれぞれ第1、第2の回転軸の回りに回転可能である第1のピンチロールおよび第2のピンチロールと、
上記通路間隙の幅を狭め、または広げるために、上記第1のロールと上記第2のロールを相互に接近および離間させるように上記第1のロールに接続された油圧アクチュエータと、
上記アクチュエータのピストンを摺動式に動かすように、上記アクチュエータに接続される、上記油圧回路における可逆ポンプにおいて、上記ピストンが上記第1のロールおよび/または上記第2のロールに接続されている可逆ポンプとを備え、上記方法が、
上記通路間隙での上記冶金製品の有無をチェックするステップと、
上記チェックステップで上記通路間隙に上記冶金製品がないと識別された場合に実行する、上記第1のロールの位置をチェックするステップと、
上記通路間隙に上記冶金製品があると識別された場合に実行する、上記油圧アクチュエータの圧力をチェックするステップにおいて、上記位置基準値をリフレッシュするサブステップを含んだ圧力チェックステップとを含む。
圧延冶金製品用の通路間隙が間に形成された第1のピンチロールおよび第2のピンチロールにおいて、上記通路間隙に通して上記冶金製品を摩擦により引抜き加工するためにそれぞれ第1の回転軸Y1、第2の回転軸Y2の回りに回転可能である第1のピンチロールおよび第2のピンチロールと、
上記通路間隙の幅を狭め、または広げるために、上記ロールを制御された形で接近および離間させるように上記ロールに接続された油圧アクチュエータと、
第1および/または第2のピンチロールに接続されたピストンを摺動式に動かすように、上記油圧アクチュエータに接続された可逆ポンプを備えることである。
最小量の流体のみが、すなわち油圧アクチュエータのピストンを動かすのに必要な流体のみが動かされる、高効率の閉じた油圧回路を使用する利点。これにより、高い応答性を特徴とする油圧回路を実現することが可能になる。この応答性はさらに、 サーボ弁によって達成できるものよりもかなり高い動作速度(最大200〜300Hz)に達することを可能にする電気モータによって制御された油圧ポンプの使用によって高められる。
不可避のピンチロールの摩耗から影響を受けない装置を実現する利点。この摩耗は、ロールを支持するレバーアームの回転によって補償することができる。
自己減衰システムを提供する利点。このシステムでは、減衰機能が油圧制御回路内の流体によって実行され、したがってこのシステムは追加の減衰要素の挿入を必要としない。
サーボ弁を含まない、したがって稼働および保守のコストをかなり低減することを可能にする油圧システムを使用する利点。
Claims (9)
- 圧延冶金製品(10)用のピンチロール装置(1、40)であって、
前記圧延冶金製品(10)用の通路間隙(5)が間に形成された第1のピンチロール(2)および第2のピンチロール(3)であって、前記通路間隙(5)に通して前記圧延冶金製品(10)を摩擦力の作用により引抜き加工するためにそれぞれ第1の回転軸(Y1)および第2の回転軸(Y2)の回りに回転可能である前記第1のピンチロール(2)および前記第2のピンチロール(3)と、
前記通路間隙(5)の幅を狭めるまたは広げるために、前記第1のピンチロール(2)および前記第2のピンチロール(3)を相互に接近および離間させるように前記第1のピンチロール(2)および前記第2のピンチロール(3)に作用する閉塞されて加圧された油圧回路(20、41)であって、前記第1のピンチロール(2)および前記第2のピンチロール(3)を相互に接近および離間させるように前記第1のピンチロール(2)および/または前記第2のピンチロール(3)に接続されたピストン(22)を有する少なくとも1つの油圧アクチュエータ(21、42、43)を含んだ前記油圧回路(20,41)と、
前記少なくとも一つの油圧アクチュエータ(21、42、43)によって前記第1のピンチロール(2)および/または前記第2のピンチロール(3)に伝達された力を判定するための、前記油圧回路(20、41)における圧力センサ(25)と、
前記第1のピンチロール(2)および/または前記第2のピンチロール(3)の動きを判定するための、前記少なくとも一つの油圧アクチュエータ(21、42、43)に設けられた位置センサ(24)と、
前記ピストン(22)を摺動させるように前記少なくとも一つの油圧アクチュエータ(21、42、43)の第一チャンバ(21a,42a)および第二チャンバ(21b、43a)に接続され、前記油圧回路(20、41)に設けられた可逆ポンプ(9)であって、前記第一チャンバ(21a、42a)および前記第二チャンバ(21b、43a)のいずれか一方または他方のそれぞれに流体を直接送るように一方向または他方向へ回転するように動作する前記可逆ポンプ(9)と、を有し、
前記可逆ポンプ(9)は、前記油圧回路中の流体の移動を決定する電動モータで動作可能とされ、
前記第1のピンチロール(2)と前記第2のピンチロール(3)が同期して動くように、前記第1のピンチロール(2)および前記第2のピンチロール(3)が機械式接続部(11)および/または油圧式接続部(44)によって相互接続されている、ピンチロール装置(1、40)。 - 前記油圧回路(20、41)が、前記第1のピンチロール(2)に接続された第1の油圧アクチュエータ(21、42)を備え、
前記機械式接続部(11、44)が、前記第1のピンチロール(2)によって前記第1の油圧アクチュエータ(21、42)の運動を前記第2のピンチロール(3)に接続するための歯車伝動装置(11)を、前記第1のピンチロール(2)と前記第2のピンチロール(3)の間に備えている、請求項1に記載のピンチロール装置(1)。 - 前記第1のピンチロール(2)に接続された第1の油圧アクチュエータ(42)と、前記第2のピンチロール(3)に接続された第2の油圧アクチュエータ(43)と、を備え、
前記第1の油圧アクチュエータと前記第2の油圧アクチュエータはそれぞれ、
前記第1のピンチロール(2)を前記第2のピンチロール(3)から離間させるように動かし、同時に、前記第2のピンチロール(3)を前記第1のピンチロール(2)から離間させるように動かし、
前記第1のピンチロール(2)を前記第2のピンチロール(3)に向かって移動させ、同時に、前記第2のピンチロール(3)を前記第1のピンチロール(2)に向かって移動させる、ように構成され、
前記油圧式接続部(44)が、前記第1のピンチロール(2)と前記第2のピンチロール(3)の間に補償回路(44)を備えている、請求項1に記載のピンチロール装置(1)。 - 前記油圧回路(41)が、前記第2のピンチロール(3)に接続された第2の油圧アクチュエータ(43)を有し、
前記第1の油圧アクチュエータ(42)と前記第2の油圧アクチュエータ(43)はそれぞれ、
前記第1のピンチロール(2)を前記第2のピンチロール(3)から離間させるように動かし、前記第2のピンチロール(3)を前記第1のピンチロール(2)から離間させるように動かし、
前記第1のピンチロール(2)を前記第2のピンチロール(3)に向かって移動させ、同時に、前記第2のピンチロール(3)を前記第1のピンチロール(2)に向かって移動させる、ように構成され、
前記油圧式接続部(44)が、前記第1のピンチロール(2)と前記第2のピンチロール(3)の間に補償回路を備えている、請求項2に記載のピンチロール装置(1)。 - 前記歯車伝動装置(11)が、第1のレバーアーム(7)と、第2のレバーアーム(8)と、前記第1のレバーアーム(7)と前記第2のレバーアーム(8)の間に設けられた歯車(12)と、を備え、
各々の前記回転軸(Y1、Y2)の回りに回転するように、前記第1のピンチロール(2)および前記第2のピンチロール(3)がそれぞれ前記第1のレバーアーム(7)および前記第2のレバーアーム(8)に拘束され、
前記第1のレバーアーム(7)および前記第2のレバーアーム(8)が、それぞれ第3の回転軸、第4の回転軸(Z1、Z2)の回りに回転可能であって、前記第1のピンチロール(2)および前記第2のピンチロール(3)を相互に接近および離間させ、
前記歯車(12)が、前記第1のレバーアーム(7)および前記第2のレバーアーム(8)とそれぞれ一体の、少なくとも第1の歯付きセクタ(12a)と第2の歯付きセクタ(12b)を備え、
前記第1の歯付きセクタ(12a)および前記第2の歯付きセクタ(12b)が互いに噛合して前記第1のレバーアーム(7)と前記第2のレバーアーム(8)の間で回転を伝達する、請求項2または4に記載のピンチロール装置(1)。 - 前記第1、第2、第3および第4の回転軸(Y1、Y2、Z1、Z2)が互いに平行である、請求項5に記載のピンチロール装置(1)。
- 前記電動モータ(a)が、前記位置センサ(24)および前記圧力センサ(25)に接続された制御ユニット(26)によって制御され、
前記ピストン(22)の位置は前記電動モータ(9a)の角度位置に依存し、前記ピストン(22)の速度は前記可逆ポンプ(9)の角速度に依存する、請求項1に記載のピンチロール装置(1)。 - 請求項1に記載の圧延冶金製品のためのピンチロール装置(1)を動作させる動作方法(100)であって、前記方法(100)が、
前記圧延冶金製品のタイプや特徴を特定する工程であって、前記ピストン(22)の位置の第1の基準値(61)と前記油圧回路(20、41)の圧力の第2の基準値(71)が前記圧延冶金製品(10)のタイプや特徴の関数として設定される、第1のステップ(53)と、
前記通路間隙(5)での前記圧延冶金製品(10)の有無をチェックする第2のステップ(54)と、
前記第2のステップ(54)で前記通路間隙(5)に前記圧延冶金製品(10)がないと識別された場合に実行される、前記第1のピンチロール(2)の位置をチェックする第3のステップ(110)と、
前記通路間隙(5)に前記圧延冶金製品(10)があると識別された場合に実行される、前記油圧アクチュエータ(21)の圧力をチェックする第4のステップ(120)であって、前記第4のステップ(120)は、
前記油圧アクチュエータ(21)に関連する測定された圧力値と、前記第2の基準値と、を比較する圧力比較サブステップ(72)と、
前記圧力比較サブステップ(72)で前記測定圧力値が前記第2の基準値と等しいと識別されたときに実行される、前記第1の基準値をリフレッシュする前記サブステップ(74)と、を有する、動作方法(100)。 - 前記第1のピンチロール(2)の位置をチェックする前記第3のステップ(110)が、前記第1のピンチロール(2)の位置に関する測定位置値と前記第1の基準値(61)と比較する位置比較サブステップ(62)を含む、請求項8に記載の動作方法(100)。
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