JP2000246317A - 圧下装置 - Google Patents

圧下装置

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JP2000246317A
JP2000246317A JP11054651A JP5465199A JP2000246317A JP 2000246317 A JP2000246317 A JP 2000246317A JP 11054651 A JP11054651 A JP 11054651A JP 5465199 A JP5465199 A JP 5465199A JP 2000246317 A JP2000246317 A JP 2000246317A
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hydraulic pump
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pressure
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Akio Suzuki
章夫 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高応答性、省エネルギーおよび小型化等を達
成する。 【解決手段】 下部圧延ロール12に接続した油圧シリ
ンダ20に、サーボモータ30で駆動される制御用油圧
ポンプ24が第1油圧管22を介して接続される。制御
用油圧ポンプ24に、可変速モータ42で駆動されるバ
ランス用油圧ポンプ34が第2油圧管32を介して接続
される。第1油圧管22に、制御用油圧ポンプ24の出
側24aに加わる圧延反力Pを検出する第1圧力検出器
52が接続されると共に、第2油圧管32に、制御用油
圧ポンプ24の入側24bに加わるバランス圧力P1
検出する第2圧力検出器54が接続され、両検出器5
2,54の検出信号は制御装置26に入力される。制御
装置26では、第1圧力検出器52での検出値に、第2
圧力検出器54での検出値が一致するように可変速モー
タ42を回転制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、材料のパスライ
ンを挟んで対向する一対のロールの間隙を調整する圧下
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】棒材や板材等の圧延材料を圧延する圧延
機は、圧延材料のパスラインを挟んで対向する一対の圧
延ロールを備え、両圧延ロールの間隙を圧下装置により
圧下量に応じて設定したもとで、両ロール間に材料を通
過させることで該材料を圧延するよう構成されている。
【0003】しかしながら、前記圧下装置で両圧延ロー
ルの間隙を圧延前(運転前)に設定しても、圧延機での圧
延中(運転中)における圧延機各部の熱膨張、ロールの摩
耗、ロールの偏心、ロール軸受の油膜厚の変化等の圧延
機側要因や、圧延材料の寸法変化、温度や圧延速度によ
る変形抵抗の変化、張力変化等の材料側要因によりロー
ル間隙が変動してしまい、圧延材料の均一な圧延ができ
なくなる。そこで、従来の圧下装置では、前述した各種
の要因によりロール間隙が圧延中に変動したことを検出
し、一方の圧延ロールに対して他方の圧延ロールを近接
・離間移動することでロール間隙を調整して、圧延材料
を均一に圧延する自動板厚制御(AGC)を行なうよう構
成されている。このAGC機能を備える圧下装置は、調
整側の圧延ロールを進退移動させる油圧シリンダと、該
シリンダに接続された油圧ポンプと、油圧シリンダと油
圧ポンプとの間の油圧回路に設けられた油圧サーボ弁
と、ロール間隙を検出する検出手段とから基本的に構成
される。
【0004】すなわち、前記圧下装置では、前記油圧ポ
ンプを常時駆動した状態で、前記検出手段からのロール
間隙に関するフィードバック信号に基づいて油圧サーボ
弁を制御して、前記油圧シリンダへの作動油の供給量を
可変することで、ロール間隙を一定に保持するよう一方
の圧延ロールの位置を調整している。これにより、圧延
材料の均一な圧延が達成されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記圧下装置に用いら
れる油圧サーボ弁は非常に精密であるため、作動油中に
混入したゴミ等によるトラブルを生じ易く、作動油の清
浄度を高く維持する必要があり、メンテナンスが煩雑で
あった。また、大規模な油圧発生装置が必要で、コスト
が嵩む難点も指摘される。更に、従来の圧下装置では、
油圧ポンプを常時駆動するので消費エネルギーは大き
く、ランニングコストが嵩む問題もある。しかも、作動
油を常時流通させているために油温上昇が大きく、該作
動油の冷却装置は必須となり、機構が複雑になると共に
大型化やコストの上昇を招いていた。
【0006】そこで、前述した各種問題に対処するもの
として、前記油圧ポンプを駆動する駆動源としてサーボ
モータを用い、該モータを回転制御して油圧シリンダへ
の作動油の供給量を可変することで、ロール間隙を一定
に保持するよう調整する構成が考えられる。しかるに、
サーボモータの応答性は、加減速トルクと慣性モーメン
トの比により制約されるため、圧延ロールに加わる圧延
反力により油圧ポンプの負荷側(出側)の圧力が上昇する
と、サーボモータの発生トルクが相殺されてしまい、加
減速トルクが減少し、応答性が低下する難点がある。な
お、発生トルクの大きなサーボモータを用いれば、圧延
ロールに加わる圧延反力に抗する力は大きくなるが、一
般的に慣性モーメントはそれ以上大きくなるため、応答
性を向上する効果は少ない。更に、この場合には装置自
体が大型化すると共にコストの高騰を招く問題がある。
【0007】
【発明の目的】この発明は、前述した従来の技術に内在
している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提
案されたものであって、高応答性、省エネルギーおよび
小型化等を達成し得る圧下装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る圧下装
置は、材料のパスラインを挟んで対向する一対のロール
の間隙を調整する圧下装置であって、前記一方のロール
を他方のロールに対して近接・離間移動させる油圧シリ
ンダと、前記油圧シリンダに出側で接続され、サーボモ
ータにより駆動される制御用油圧ポンプと、前記制御用
油圧ポンプの入側に接続され、可変速モータにより駆動
されるバランス用油圧ポンプと、前記バランス用油圧ポ
ンプから制御用油圧ポンプに加えられた圧力を維持する
アキュームレータと、前記制御用油圧ポンプの出側に加
わる圧力を検出する第1圧力検出器および制御用油圧ポ
ンプの入側に加わる圧力を検出する第2圧力検出器と、
前記第1圧力検出器の検出値に、前記第2圧力検出器の
検出値を一致させるよう前記可変速モータを回転制御す
る制御装置とからなり、前記制御用油圧ポンプの出側と
入側に加わる圧力を一致させたもとで、該制御用油圧ポ
ンプを駆動するサーボモータを制御装置で回転制御し
て、前記油圧シリンダを介して一方のロールの位置調整
を行なうよう構成したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る圧下装置につ
き、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以
下説明する。なお実施例では、圧下装置を圧延機に用い
た場合で説明するが、本願はこれに限定されるものでな
く、圧延機と略同一の構成を備える矯正機等にも使用す
ることができる。
【0010】図1は、圧延機における圧下装置の概略構
成を示すものであって、圧延機を構成する一対の圧延ロ
ール10,12は、圧延材料14のパスラインを挟んで
上下に対向配置されており、下部圧延ロール(一方のロ
ール)12は、上部圧延ロール(他方のロール)10に対
して近接・離間移動可能に構成されている。また両圧延
ロール10,12は、図示しない外部駆動手段により相
互に反対方向に回転駆動されるようになっている。
【0011】前記下部圧延ロール12を回転自在に保持
するホルダ16には、圧下装置18を構成する油圧シリ
ンダ20のピストンロッド20aが接続され、該シリン
ダ20への作動油の供給制御により、上部圧延ロール1
0に対して下部圧延ロールを近接・離間移動して、両圧
延ロール10,12の間隔を調整するよう構成される。
前記油圧シリンダ20には、第1油圧管22を介して制
御用油圧ポンプ24の出側24aが接続されており、該
制御用油圧ポンプ24は、制御装置26にサーボアンプ
28を介して接続するサーボモータ30により駆動され
るよう構成してある。また制御用油圧ポンプ24の入側
24bに、第2油圧管32を介してバランス用油圧ポン
プ34の出側34aが接続されると共に、該バランス用
油圧ポンプ34の入側34bには、第3油圧管36を介
して所要量の作動油が貯留されるタンク38が接続され
ている。更に、バランス用油圧ポンプ34は、制御装置
26にインバータ40を介して接続する可変速モータ4
2により駆動されるようになっている。
【0012】前記油圧シリンダ20に、ピストンロッド
20a、すなわち下部圧延ロール12の現在位置を検出
する位置センサ44が配設され、該センサ44からのフ
ィードバック信号が制御装置26に入力されるようにな
っている。そして、制御装置26では、位置センサ44
からのフィードバック信号を受けて、前記制御用油圧ポ
ンプ24を駆動するサーボモータ30を回転制御して、
前記油圧シリンダ20により下部圧延ロール12の位置
を調整することで、両圧延ロール10,12の間隔を一
定に保持するよう構成されている。
【0013】前記第2油圧管(油圧回路)32には、バラ
ンス用油圧ポンプ34から制御用油圧ポンプ24への作
動油の供給のみを許容する逆止弁46と、前記制御装置
26により開閉制御される電磁弁48とが並列に接続さ
れる。そして、電磁弁48を開放することで、制御用油
圧ポンプ24からの作動油をバランス用油圧ポンプ34
に戻し得るよう構成してある。また、制御用油圧ポンプ
24と逆止弁46との間の第2油圧管32にアキューム
レータ50が接続され、バランス用油圧ポンプ34の運
転を停止した状態で、前記制御用油圧ポンプ24の入側
24bに付与した所定の圧力(バランス圧力P1)を維持
し得るよう構成されている。なお、アキュームレータ5
0の容量は、作動油の漏れを考慮して設定さる。
【0014】前記第1油圧管22に、前記下部圧延ロー
ル12を介して油圧シリンダ20および制御用油圧ポン
プ24の出側24aに加わる圧延反力(圧力)Pを検出す
る第1圧力検出器52が接続され、この第1圧力検出器
52の検出信号は、前記制御装置26に入力されるよう
構成される。また前記第2油圧管32には、制御用油圧
ポンプ24の入側24bに加わるバランス圧力(圧力)P
1を検出する第2圧力検出器54が接続され、この第2
圧力検出器54の検出信号は、制御装置26に入力され
るよう構成される。そして、制御装置26では、第1圧
力検出器52での検出値(圧延反力P)に、第2圧力検出
器54での検出値(バランス圧力P1)が一致するよう
に、前記バランス用油圧ポンプ34を駆動する可変速モ
ータ42を回転制御するよう設定されている。
【0015】なお、前記制御装置26は、図示しないデ
ータ入力手段を介して入力されるデータ(両圧延ロール
10,12の間隙や圧延材料14の圧延前の厚み寸法等)
に基づいて、圧延機の圧延中に定常的に発生する圧延反
力Pを予測する演算手段(図示せず)を備える。そして、
実施例の圧下装置18では、圧延開始時には演算手段で
予測した圧延反力Pと同等のバランス圧力P1を制御用
油圧ポンプ24に反対側から加えることで、圧延開始直
後から下部圧延ロール12の高応答の位置制御を行ない
得るよう構成してある。
【0016】
【実施例の作用】次に、前述した実施例に係る圧下装置
の作用につき説明する。圧延機を実働させるのに先立
ち、圧延材料14の圧下量に合わせて、前記圧下装置1
8の制御用油圧ポンプ24をサーボモータ30により駆
動し、上部圧延ロール10に対して下部圧延ロール12
を近接・離間移動することで、両ロール10,12の間
隙が設定値となるよう設定する。すなわち、前記油圧シ
リンダ20に配設した位置センサ44が、予め設定され
た設定値を検出したことを条件として制御装置26は、
前記サーボモータ30を停止させる。また前記電磁弁4
8を閉成したもとで、前記バランス用油圧ポンプ34を
可変速モータ42により駆動し、前記制御用油圧ポンプ
24の入側24bに作動油を供給する。そして、前記第
2圧力検出器54が、前記演算手段で予測された圧延反
力Pと一致するバランス圧力P1を検出したことを条件
として、前記制御装置26は可変速モータ42、すなわ
ちバランス用油圧ポンプ34の運転を停止することで、
作動油の供給を停止する。なお、バランス用油圧ポンプ
34から供給された作動油は、前記アキュームレータ5
0に貯えられ、バランス用油圧ポンプ34の運転を停止
した状態で、所定のバランス圧力P1(=圧延反力P)が
制御用油圧ポンプ24の入側24bに加えられている。
【0017】この状態で、両圧延ロール10,12を外
部駆動手段により相互に反対方向に回転駆動すると共
に、両圧延ロール10,12の間に圧延材料14を通過
させることによって、該材料14の圧延がなされる。こ
のとき、前記下部圧延ロール12を介して油圧シリンダ
20および制御用油圧ポンプ24の出側24aに加わる
圧延反力Pは、前記バランス用油圧ポンプ34を介して
付与されたバランス圧力P 1と同一であるので、制御用
油圧ポンプ24は無負荷状態となっている。
【0018】前記圧延機での圧延中において、前述した
圧延機側または材料側の各種要因により両圧延ロール1
0,12の間隙が設定値から変動すると、これを前記油
圧シリンダ20に配設した位置センサ44が検出し、そ
のフィードバック信号が制御装置26に入力される。制
御装置26は、サーボモータ30を回転制御して制御用
油圧ポンプ24を駆動し、油圧シリンダ20への作動油
の供給量を制御することで、上部圧延ロール10に対し
て下部圧延ロール12を近接・離間移動して、その間隙
が設定値となるよう調整する(位置センサ44が設定値
を検出する)。このとき、前記制御用油圧ポンプ24に
加わる圧延反力Pとバランス圧力P1とが同一でバラン
スしているので、該制御用油圧ポンプ24は無負荷状態
となっており、サーボモータ30による加減速トルクは
下部圧延ロール12の調整のために有効に用いられ、高
応答での調整が行なわれる。すなわち、圧延機での圧延
中にロール間隙が変動しても、下部圧延ロール12が高
い応答性で移動調整されてロール間隙が圧下量に応じた
設定値に保持されるから、圧延材料14の均一な圧延が
達成される。
【0019】また、下部圧延ロール12を介して制御用
油圧ポンプ24に加わる圧延反力Pを、該制御用油圧ポ
ンプ24の反対側からバランス圧力P1を加えることで
相殺しているから、制御用油圧ポンプ24の駆動源とし
てのサーボモータ30として発生トルクの小さなものを
選定でき、小型化および設備費を低減し得る。しかも、
両圧延ロール10,12の間隙が変動したときにのみ制
御用油圧ポンプ24を駆動しているから、作動油は常時
流通しておらず、作動油の冷却のための装置を省略する
ことができ、機構を簡略化し得る。更には、精密な油圧
サーボ弁を用いていないから、作動油の清浄度を高く維
持する必要はなく、その管理を簡略化することができ
る。
【0020】前記圧延機の圧延中において、前記第1圧
力検出器52により検出される圧延反力Pが+側に変動
した場合は、前記制御装置26が可変速モータ42を回
転制御してバランス用油圧ポンプ34を駆動して、第2
圧力検出器54が圧延反力Pと同一のバランス圧力P1
を検出するまで、作動油を制御用油圧ポンプ24の入側
24b(アキュームレータ50)に供給する。また、第1
圧力検出器52により検出される圧延反力Pが−側に変
動した場合は、前記制御装置26が電磁弁48を開放し
て、第2圧力検出器54が圧延反力Pと同一のバランス
圧力P1を検出するまで、アキュームレータ50の作動
油をバランス用油圧ポンプ34に戻すよう制御する。こ
れにより、前記制御用油圧ポンプ24に加わる圧延反力
Pとバランス圧力P1とが常にバランスして、圧延中に
おけるサーボモータ30および制御用油圧ポンプ24に
よる下部圧延ロール12の位置調整は常に高い応答性で
行なわれる。
【0021】なお、圧下装置が採用される実施例の圧延
機では、両圧延ロールの圧下量に応じた間隙の設定と、
圧延機の圧延中における間隙調整とを同一の圧下装置に
より行なう場合で説明したが、本願はこれに限定される
ものでない。例えば、圧延材料のパスラインに対して上
下の圧延ロールの夫々を近接・離間移動可能に構成し、
上部圧延ロールに接続した適宜の圧下装置により両圧延
ロールの圧下量に応じた間隙の設定を行なうよう構成し
た圧延機において、下部圧延ロールに実施例に係る圧下
装置を接続して圧延中における間隙調整を行なうように
してもよい。また実施例の圧下装置が配設される圧延ロ
ールは、下部側に限らず上部側であってもよい。更に、
実施例では圧延ロールの姿勢が回転軸を水平とした場合
で説明したが、該ロールが回転軸を垂直の姿勢で配置さ
れるものであってもよい。
【0022】また、実施例ではバランス用油圧ポンプを
駆動する駆動源としてインバータを備えた可変速モータ
を用いたが、サーボモータに替えることも可能である。
なお、油圧回路に接続される逆止弁と電磁弁とを省略
し、バランス圧力を付与するためのバランス用油圧ポン
プについては常時駆動とする構成を採用することもでき
る。また、図1ではラム式シリンダを図示して説明した
が、本願は図2に部分的に示すピストン式シリンダにも
適用し得ることは云うまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る圧下装
置では、他方のロールに対して近接・離間移動される一
方のロールを介して制御用油圧ポンプに加わる圧力と同
一の圧力を反対側から制御用油圧ポンプに加えること
で、該制御用油圧ポンプを無負荷状態としたもとでサー
ボモータにより駆動するよう構成したから、サーボモー
タにより一方のロールを高い応答性で調整し得る。すな
わち、サーボモータとしては、発生トルクが必要最小限
のものを選定できるので、小型化を図り得ると共に設備
費を低減することができる。また、油圧サーボ弁を使用
しないので、作動油の清浄度の管理が容易で、メンテナ
ンスが簡単となる。
【0024】前記制御用油圧ポンプやバランス用油圧ポ
ンプを常時駆動する必要はないので、省エネルギーを達
成し得ると共に、油温上昇が少ないので冷却装置等も不
要となる利点がある。更に、設備を簡潔かつ小型化し得
るので、圧下装置の設置が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る圧下装置の概略構
成図である。
【図2】本発明の好適な別の実施例に係る圧下装置の要
部概略構成図である。
【符号の説明】
10 上部圧延ロール(他方のロール) 12 下部圧延ロール(一方のロール) 14 圧延材料 20 油圧シリンダ 24 制御用油圧ポンプ 24a 出側 24b 入側 26 制御装置 30 サーボモータ 32 第2油圧管(油圧回路) 34 バランス用油圧ポンプ 42 可変速モータ 46 逆止弁 48 電磁弁 50 アキュームレータ 52 第1圧力検出器 54 第2圧力検出器 P 圧延反力 P1 バランス圧力

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材料(14)のパスラインを挟んで対向する
    一対のロール(10,12)の間隙を調整する圧下装置であっ
    て、前記一方のロール(12)を他方のロール(10)に対して
    近接・離間移動させる油圧シリンダ(20)と、前記油圧シ
    リンダ(20)に出側(24a)で接続され、サーボモータ(30)
    により駆動される制御用油圧ポンプ(24)と、前記制御用
    油圧ポンプ(24)の入側(24b)に接続され、可変速モータ
    (42)により駆動されるバランス用油圧ポンプ(34)と、前
    記バランス用油圧ポンプ(34)から制御用油圧ポンプ(24)
    に加えられた圧力(P1)を維持するアキュームレータ(50)
    と、前記制御用油圧ポンプ(24)の出側(24a)に加わる圧
    力(P)を検出する第1圧力検出器(52)および制御用油圧
    ポンプ(24)の入側(24b)に加わる圧力(P1)を検出する第
    2圧力検出器(54)と、前記第1圧力検出器(52)の検出値
    に、前記第2圧力検出器(54)の検出値を一致させるよう
    前記可変速モータ(42)を回転制御する制御装置(26)とか
    らなり、前記制御用油圧ポンプ(24)の出側(24a)と入側
    (24b)に加わる圧力(P,P1)を一致させたもとで、該制御
    用油圧ポンプ(24)を駆動するサーボモータ(30)を制御装
    置(26)で回転制御して、前記油圧シリンダ(20)を介して
    一方のロール(12)の位置調整を行なうよう構成したこと
    を特徴とする圧下装置。
  2. 【請求項2】 前記制御用油圧ポンプ(24)とバランス用
    油圧ポンプ(34)との間の油圧回路(32)に、バランス用油
    圧ポンプ(34)から制御用油圧ポンプ(24)ヘの作動油の供
    給のみを許容する逆止弁(46)および制御装置(26)により
    開閉制御される電磁弁(48)を並列に接続した請求項1記
    載の圧下装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014521514A (ja) * 2011-07-08 2014-08-28 ダニエリ アンド チー. オッフィチーネ メッカーニケ ソチエタ ペル アツィオーニ 圧延冶金製品のためのピンチロール装置
CN104894792A (zh) * 2015-05-28 2015-09-09 江苏海大印染机械有限公司 一种拉幅定型机轧辊智能控制系统

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