JP5805137B2 - 車両のドア着脱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のドア着脱装置に関する。
車体組立ラインにおいて、車体内部に例えばインストルメントパネル、シート等の大物部品を組み付けるとき、ドアが邪魔して入れることができないまたは作業がしづらい場合がある。このような場合、従来、車体組立ラインの上流部で一旦ドアを車体から取り外し、車体は車体単体の状態で、ドアはドア単体の状態でそれぞれ艤装を行ったうえで、下流部で車体とドアを再度組み付けるという方法が一般に採られている。
車体に対するドアの着脱装置の従来例として特許文献1に記載のものが挙げられる。この着脱装置は、キャスターによって移動自在な台車本体にシリンダが配設され、シリンダのロッドにスライダを介してドアの下端支持手段が支持され、ドア下端支持手段をドア下端に当接させることによりドアを支持するように構成されている。ドア下端支持手段のドア高さ方向の微調整は前記シリンダの伸縮により行われる。
また特許文献2には、ワーク保持装置の支持プレートが、支持体昇降手段としてのメインシリンダにより全体的に上下方向に移動可能に構成された技術が記載されている。これにより、製造ラインのドアの取付け工程を流れる車種が変わった場合に、その車種毎にドアを取り付ける高さを容易に調整することができる。一方、支持プレートに立設された支柱に支持されるサブシリンダのロッドにはドア支持部材が支持され、ドアの高さ方向について微調整できるように構成されており、部品や作業誤差のばらつきを吸収できるようになっている。具体的には、ドア重量等とサブシリンダによる反力とがバランスするように設定することにより、見かけ上のドア重量を軽減してフローティング状態とし、ドアの高さ方向について微調整する技術が記載されている。
特開平11−342878号公報 特開平10−45066号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、作業者がドアを車体に対して着脱する毎にシリンダを微調整する必要があり作業に手間がかかりやすい。また、微調整を失敗すると車体の取付け部とドアの取付け部の位相が変位し、着脱時に係合ボルト等が干渉して着脱作業がスムーズに行えなくなるおそれがある。
また、特許文献2に記載の技術においても、車種毎にメインシリンダの伸縮量を調整し、さらにドアの重量によりサブシリンダの荷重を調整する必要があるため、作業者にとって手間のかかる作業となる。また、ドアのドア支持部への位置決めは、ドアを受け部上に当接部材に当接するように載置するのみであるため、ドア支持部へのドアの位置決めが不安定になって着脱作業が困難になりやすく、ドアを下流のドア組立ラインに向けて搬送するためのドア搬送ハンガーへの移載にも支障をきたすおそれがある。
本発明は、以上のような課題を解決するために創作されたものであり、ドアの姿勢が安定し、作業者においては手間のかかるフローティングの調整を要しないドア着脱装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、搬送される車体に対してドアを着脱するドア着脱装置であって、車輪により任意な方向に移動自在な基台と、前記基台に立設されたガイドバーと、前記ガイドバーの上部に取り付けられる基板と、前記基板の下面に前記基台を指向して取付けられた昇降シリンダと、前記昇降シリンダのシリンダロッドの先端に固定され、前記ガイドバーが貫通孔を挿通する態様で前記ガイドバーに昇降自在に支持され、予め設定された前記昇降シリンダの出力荷重によりドアをフローティング状態で載置支持する昇降板と、前記昇降板の上面に取り付けられた一対の位置決め部材と、前記位置決め部材の上面に断面が直角三角形状でその斜面が互いに対向するように取り付けられた一対の規制部材と、前記基板に取り付けられ、ドアの内板に当接する当接部材と、前記基板の下面に取り付けられた把持シリンダと、前記基板の貫通孔を挿通して上方を指向する把持シリンダのシリンダロッドの上端に取り付けられ、ドア開口部の下端を下方に向けて押圧する押圧部材と、前記把持シリンダ次いで昇降シリンダを順次収縮させる作動スイッチと、前記把持シリンダ次いで昇降シリンダを順次伸張させる停止スイッチと、を備え、ドアの内板が前記当接部材により支持された状態で、前記作動スイッチが操作されたとき、前記把持シリンダが収縮し、ドア開口部の下端に前記押圧部材が当接してドアを下方に押圧し、次いで前記昇降シリンダが収縮して前記昇降板が上昇し、前記位置決め部材の前記規制部材間にドア下端部が当接することにより、ドアを前記押圧部材と前記昇降板との間で上下方向に把持し、前記停止スイッチが操作されたとき、前記把持シリンダが伸張し、次いで前記昇降シリンダが伸長し、ドアが前記位置決め部材上に着座した状態で、前記昇降板が下降することを特徴とする。
このドア着脱装置によれば、予め昇降板に負荷される重量を考慮して設定された昇降シリンダの出力荷重によりドアをフローティング状態で載置支持するため、作業者は特にドアのフローティング支持の調整を要することなく、車体に対するドアの着脱を容易にかつ精度良く行える。ドアは、押圧部材と昇降板とにより上下方向に把持され、ドアの内板が当接部材により支持されることにより、ドア着脱装置に安定した姿勢で保持される。
また、本発明は、前記昇降シリンダの出力荷重を複数段階に切り替え可能な切替スイッチを備えていることを特徴とする。
このドア着脱装置によれば、機種(重量)の異なるドア毎に切替スイッチにより昇降シリンダの出力荷重を切り替えることにより、容易にドアをフローティング支持させることができる。
本発明のドア着脱装置によれば、ドアを安定した姿勢で保持でき、作業者にとってはフローティング支持の調整を要しないため操作手順が簡単となる。
車体組立てラインの概略構成を示す平面図である。 車体とドアの外観斜視図である。 本発明に係るドア着脱装置の側面図であり、ドアの内板をドア着脱装置の当接部材に当接させた状態を示す。 本発明に係るドア着脱装置の側面図であり、ドア下端部を位置決め部材9上に載置させた状態を示す。 図4におけるA矢視図である。 図5におけるB矢視図である。 本発明に係るドア着脱装置の側面図であり、ドアをドア着脱装置からドアハンガーに移載する状態を示す。 図7におけるC矢視図である。
図3および図5において、本発明に係るドア着脱装置1は、下部四隅に車輪としてのキャスター2が配された長尺矩形状の基台3を備える。基台3の上面には一対のガイドバー4が基台3の長手方向に間隔をおいて立設されている。一対のガイドバー4の上端には長尺矩形状の基板5がその長手方向を基台3の長手方向と同じ向きにして水平状に取り付けられている。ガイドバー4,4間における基板5の下面には基台3を指向して、つまり鉛直下方に向けて昇降シリンダ6の本体が取り付けられている。一対のガイドバー4には、その長手方向を前記基板5の長手方向と同じ向きにして水平状に横設された長尺矩形状の昇降板8が、その貫通孔にガイドバー4が挿通する態様で昇降自在に支持されている。昇降板8の上面は、この昇降板8の昇降駆動源である前記昇降シリンダ6のシリンダロッド7の先端(下端)に固定されている。
昇降板8の上面には、自動車のサイドドアであるドアDのドア下端部D1を載置して位置決め支持する位置決め部材9が、昇降板8の長辺部の一側面からはみ出すように一対取り付けられている。なお、位置決め部材9を設けることなく昇降板8自体にドアDのドア下端部D1を載置して位置決め支持するようにしてもよい。位置決め部材9は方形体状を呈した部材であり、位置決め部材9の上面にはドアDの内板Daと外板Dbの位置ずれを規制するための、断面が直角三角形状の樹脂製の規制部材10がその斜面が互いに対向するように取り付けられている。基板5の上面には、取付け座11aを介して樹脂製の矩形状平板からなる一対の当接部材11が基板5の長手方向に間隔をおいて取り付けられている。一対の当接部材11は、基板5の長辺部の一側面に対向するように板面が鉛直状となるように位置している。この当接部材11は、図3から判るようにドアDの内板Daの上部に当接する部材である。
基板5の下面にはドアを上下に把持するための把持シリンダ12が配設されている。把持シリンダ12は前記一対の当接部材11よりも基板5の長手方向一端側に位置する。把持シリンダ12は、そのシリンダロッド13が基板5に穿孔された貫通孔を挿通して上方向に指向している。シリンダロッド13の上端には支持部材15を介して押圧部材14が取り付けられている。この押圧部材14は、シリンダロッド13が収縮した際、ウインドガラスの開閉開口部を構成するドア開口部Deの下端Dfに当接してドアDを下方に押圧する機能を担う。
そして、昇降シリンダ6の出力荷重は、ドア位置決め部材9上に載置されたドアDの重量と、昇降板8、位置決め部材9、規制部材10の各重量と、把持シリンダ12の出力荷重(つまり押圧部材14がドア開口部Deの下端Dfを下方に向けて押圧する荷重)等とを合計した荷重、つまり昇降シリンダ6のシリンダロッド7に加わる外部荷重と同じ値となるように設定されている。これにより、ドアDはドア着脱装置1における位置決め部材9上にフローティング状態で位置決め支持される。つまり、作業者は位置決め部材9上に支持された状態のドアDを容易に上下動できる。
基板5の一端には制御盤16が取り付けられている。制御盤16にはドアDをフローティング支持するように昇降シリンダ6の出力荷重が予め設定されている。この制御盤16に配設された切替スイッチ17により昇降シリンダ6の出力荷重は複数段階に切替可能であり、車種により異なるドア重量に対応して各ドアDをフローティング支持可能としている。本実施形態では3つの切替スイッチ17を設けて3段階に切り換えるようにしてある。また、制御盤16には昇降シリンダ6および把持シリンダ12の作動スイッチ18および停止スイッチ19が配設されている。作動スイッチ18を押釦することにより把持シリンダ12のシリンダロッド13が収縮し、ドア開口部Deの下端Dfに押圧部材14が当接して押圧後、昇降シリンダ6のシリンダロッド7が収縮し、ドア下端部D1に位置決め部材9が当接することによりドアDが前記したようにフローティング状態で支持されるように構成されている。
「作用」
図1に示す車体組立ラインLの上流部に配置されたドア取り外しステーション100において、ドアD(図2)が取り付けられた状態で流れてきた車体Fに対し、作業者は図3等に示すドア着脱装置1を用いてドアDを車体Fから取り外す。取り外されたドアDはドア着脱装置1上からドア取り外しステーション100に隣接して配置されたドア移載ステーション200(図1)に待機しているドアハンガー20(図7,図8)上に移載される。そして、図1に示す後流のドア組立ライン202に向けて搬送され、ドア組立ライン202においてドアDに各種部品が組み付けられる。
ドア取り外しステーション100での作業について具体的に説明すると、車体組立ラインL上を搬送コンベアC/Vにより搬送されているドアDを装着した車体Fに対し、作業者は先ずドアDを最大開放位置まで開き、この状態でドア着脱装置1をキャスター2により移動させて車体FとドアDの間に位置させる。そして、図3に示すように、ドアDの内板Daに樹脂製の一対の当接部材11を当接させ、この状態を維持しつつ作業者はドア着脱装置1を押していくことにより、搬送コンベアC/V上を流れている車体Fとドア着脱装置1とを同期移動させる。そして作業者が制御盤16の作動スイッチ18を押釦することにより把持シリンダ12のシリンダロッド13が収縮し、ドア開口部Deの下端Dfに押圧部材14が当接してドアDを下方に押圧し、次いで昇降シリンダ6のシリンダロッド7が収縮することにより昇降板8が上昇し、図4に示すように位置決め部材9の規制部材10間にドア下端部D1が当接する。
前記したように、昇降シリンダ6の出力荷重は、ドア位置決め部材9上に載置されたドアDの重量と、昇降板8、位置決め部材9、規制部材10の各重量と、把持シリンダ12の出力荷重等とを合計した荷重となるように設定されているので、ドアDはドア着脱装置1上にフローティング状態で保持される。そして、ドアDが押圧部材14と位置決め部材9とによって上下に把持されることによりドアDとドア着脱装置1とが一体となるので、作業者がドア着脱装置1から手を離すと、ドア着脱装置1はそのまま車体Fに追従して移動することとなる。
次いで作業者は車体FとドアDとを締結しているヒンジ部材(不図示)のドア側の締結ボルトを取り外し、車体FとドアDとを分離する。このときドアDはドア着脱装置1によってフローティング状態にあり、作業者はドアDをドア位置決め部材9上に載置したまま容易に上下に動かすことができるため、全ての締結ボルトについてカジリ等を生じさせることなく容易に取り外すことができる。
ドアDを車体Fから外すと、作業者はドアDを載せたドア着脱装置1をドア移載ステーション200に移動させる。図7,図8に示すように、ドア移載ステーション200には、ドアハンガー20が位置している。ドアハンガー20は柱枠20aと、柱枠20aの下端からドア組立ライン202に沿って水平状に延設される梁枠20bとを枠体として備えている。梁枠20bには、図8に示すように、1つのドアDに対応してドアDの幅よりも大きな間隔をおいて一対の支柱24が立設されている。一方の支柱24の上端には支持梁21aが他方の支柱24側に向けて水平状に延設されており、支持梁21aの先端には樹脂製の矩形状平板からなる当接部材21が取り付けられている。当接部材21はその板面が鉛直状となるように位置している。
また、梁枠20bには、方形体状の一対の位置決め部材22が水平状に取り付けられており、各位置決め部材22の上面には、ドア着脱装置1の位置決め部材9と同様に、ドアDの内板Daと外板Dbの位置ずれを規制するための断面直角三角形状を呈した樹脂製の規制部材23がその斜面を対向して取り付けられている。梁枠20bの軸方向において、位置決め部材22の位置は位置決め部材9とずれて位置している。
作業者は、ドア着脱装置1を移動させてドアDの外板Dbをドアハンガー20の前記当接部材21に当接させる。そして、制御盤16の停止スイッチ19を押釦することにより把持シリンダ12が伸張し、次いで昇降シリンダ6が伸張し、ドアDがドア着脱装置1の位置決め部材9上に着座した状態で昇降板8が下降する。昇降板8には一対の位置決め部材22と干渉しないように一対の溝8aが形成されており、この溝8aにより昇降板8は位置決め部材22と干渉することなく図7に仮想線で示すように位置決め部材22よりも下方に変位し、その際にドアDがドア着脱装置1の位置決め部材9上からドアハンガー20の位置決め部材22上に移載される。
この時点でドアDは、ドア着脱装置1の当接部材11とドアハンガー20の当接部材21および位置決め部材22に接触することによりその姿勢が維持される。ドアハンガー20の支柱24にはドアD側に向けて水平状に延設される一対の保持プレート25が取り付けられ、この保持プレート25の先端周りには互いの保持プレート25間に摺動自在に挿通保持される水平状のドア保持バー26が設けられている。ドアDはその一端面に水平状に空いたヒンジ取付用螺子孔Dgが形成されているとともに、他端面には水平状に空いたロックアッシー取付孔Dhが形成されている。作業者は一方の支柱24における操作バー27を操作してドア保持バー26をヒンジ取付用螺子孔Dgに挿通させるとともに、他方の支柱24における操作バー27を操作してドア保持バー26をロックアッシー取付孔Dhに挿通させる。
前記一対の保持プレート25の内、外側の保持プレート25aにはL字形の係止片28が配設されており、作業者はヒンジ取付用螺子孔Dgとロックアッシー取付孔Dhにドア保持バー26を挿通後、操作バー27を係止片28の横プレート28a上であって、係止片28の縦プレート28bと支持プレート25a間に配置することによりドア保持バー26を固定する。これにより、ドアDが安定してドアハンガー20に保持される。
次いで作業者がドア着脱装置1をドア移載ステーション200から移動させることにより車体FからのドアDの取り外しの1サイクル工程が完了する。
以降、車体組立ラインLにおいて車体Fに各種部品が組み付けられ、ドア組立ライン202においてドアDに各種部品が組み付けられる。
以上のように本発明のドア着脱装置1を用いれば、車体FからのドアDの取り外しおよびドアハンガー20へのドアDの移載が容易にかつ精度良く実施可能となる。
ドアDは、押圧部材14と昇降板8(本実施形態では昇降板8に取り付けた位置決め部材9)とにより上下方向に把持され、内板Daが当接部材11により支持されることにより、ドア着脱装置1に安定した姿勢で保持される。
なお、車体FへのドアDの取り付けに際しては、以上に説明したドアの取り外し工程と逆の操作手順により行われる。
車体組立ラインLの下流部に配設されたドア取り付けステーション101には同様のドア着脱装置1が配置されている。各種部品を組み付けたドアDがドアハンガー20により、ドア取り付けステーション101に隣接したドア移載ステーション201に搬送されてくると、作業者は先ずドア着脱装置1の当接部材11をドアDの内板Daに当接させる。次いでドアDをドアハンガー20に保持している前記ドア保持バー26と同様の係止部材(不図示)の係合を解除し、ドア着脱装置1の制御盤16の作動スイッチ18を作動させると、把持シリンダ12が収縮し、ドア開口部Deの下端Dfに押圧部材14が当接してドアDを下方に押圧する。次いで昇降シリンダ6が収縮し、昇降板8が上昇することによりドアDはドアハンガー20の位置決め部材22上からドア着脱装置1側の位置決め部材9上に移載される。これによりドアDは位置決め部材9と押圧部材14とにより上下方向に把持される。次いで、搬送コンベアC/Vによりタクト搬送されてきた車体Fのドアヒンジ部(不図示)の開口にドア着脱装置1に把持されたドアDのヒンジ孔(不図示)を対応させてボルトにより締結することにより車体FにドアDを取り付け、次いで、ドア着脱装置1の制御盤16の停止スイッチ19を押釦することによりドア着脱装置1とドアDとの係合を解除する。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は図面に記載した構造に限定されずに様々な設計変更が可能である。
1 ドア着脱装置
3 基台
4 ガイドバー
5 基板
6 昇降シリンダ
7 シリンダロッド
8 昇降板
9 位置決め部材
10 規制部材
11 当接部材
12 把持シリンダ
13 シリンダロッド
14 押圧部材
16 制御盤
17 切替スイッチ
20 ドアハンガー
100 ドア取り外しステーション
101 ドア取り付けステーション
200 ドア移載ステーション
201 ドア移載ステーション
L 車体組立ライン

Claims (2)

  1. 搬送される車体に対してドアを着脱するドア着脱装置であって、
    車輪により任意な方向に移動自在な基台と、
    前記基台に立設されたガイドバーと、
    前記ガイドバーの上部に取り付けられる基板と、
    前記基板の下面に前記基台を指向して取付けられた昇降シリンダと、
    前記昇降シリンダのシリンダロッドの先端に固定され、前記ガイドバーが貫通孔を挿通する態様で前記ガイドバーに昇降自在に支持され、予め設定された前記昇降シリンダの出力荷重によりドアをフローティング状態で載置支持する昇降板と、
    前記昇降板の上面に取り付けられた一対の位置決め部材と、
    前記位置決め部材の上面に断面が直角三角形状でその斜面が互いに対向するように取り付けられた一対の規制部材と、
    前記基板に取り付けられ、ドアの内板に当接する当接部材と、
    前記基板の下面に取り付けられた把持シリンダと、
    前記基板の貫通孔を挿通して上方を指向する把持シリンダのシリンダロッドの上端に取り付けられ、ドア開口部の下端を下方に向けて押圧する押圧部材と、
    前記把持シリンダ次いで昇降シリンダを順次収縮させる作動スイッチと、
    前記把持シリンダ次いで昇降シリンダを順次伸張させる停止スイッチと、
    を備え、
    ドアの内板が前記当接部材により支持された状態で、前記作動スイッチが操作されたとき、前記把持シリンダが収縮し、ドア開口部の下端に前記押圧部材が当接してドアを下方に押圧し、次いで前記昇降シリンダが収縮して前記昇降板が上昇し、前記位置決め部材の前記規制部材間にドア下端部が当接することにより、ドアを前記押圧部材と前記昇降板との間で上下方向に把持し、
    前記停止スイッチが操作されたとき、前記把持シリンダが伸張し、次いで前記昇降シリンダが伸長し、ドアが前記位置決め部材上に着座した状態で、前記昇降板が下降する
    ことを特徴とするドア着脱装置。
  2. 前記昇降シリンダの出力荷重を複数段階に切り替え可能な切替スイッチを備えていることを特徴とする請求項1に記載のドア着脱装置。
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