JP5803950B2 - スイッチング素子の駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直流電源に並列接続された高電位側スイッチング素子及び低電位側スイッチング素子の直列接続体を備える電力変換回路に適用されるスイッチング素子の駆動装置に関する。
この種の駆動装置としては、例えば下記特許文献1に見られるように、インバータを構成する半導体スイッチング素子(IGBT)のオフ操作指令がなされる状況下、ゲート電圧の立ち下がり時点からコレクタ電流の立ち下がり時点までのタイムラグであるターンオフ遅延時間を調整することで、デッドタイムを補正する装置が知られている。この装置について詳しく説明すると、この装置は、コレクタ及びエミッタ間電圧、コレクタ電流、並びにスイッチング素子の温度(以下、素子温度)である入力パラメータと関係付けられたスイッチング素子のターンオフ遅延時間特性を表すマップが記憶されたマップ記憶手段を備えている。そして、スイッチング素子の駆動時における上記入力パラメータを推定し、推定された入力パラメータ及び上記マップに基づきデッドタイムを補正している。これにより、デッドタイムを短くすることができ、ひいてはインバータに接続されたモータの制御性を高めることができる。
特開2010−142074号公報
ところで、例えば上記特許文献1に記載された技術を用いてデッドタイムのばらつきを低減させようとする場合、コレクタ及びエミッタ間電圧、コレクタ電流、並びに素子温度の推定値が要求される。このため、コレクタ及びエミッタ間電圧等を取り込むために要求される回路素子の数が増大する等、デッドタイムのばらつきを低減させるための回路構成が煩雑となる懸念がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、デッドタイムのばらつきを低減させるための回路構成が煩雑となることを回避できるスイッチング素子の駆動装置を提供することにある。
上記課題を解決すべく、発明は、直流電源(12)に並列接続された高電位側のスイッチング素子(S*p)及び低電位側のスイッチング素子(S*n)の直列接続体を備える電力変換回路(IV)に適用され、前記スイッチング素子をオン状態に切り替えるオン操作指令又は前記スイッチング素子をオフ状態に切り替えるオフ操作指令を表す操作信号の指令状態が切り替えられてから、前記スイッチング素子の操作状態が前記指令状態に応じた操作状態に切り替えられるまでの遅延時間を計時する計時手段と、前記計時手段によって計時された前記遅延時間を指令時間に調整する調整手段と、を備えることを特徴とする。
上記発明では、計時手段及び調整手段を備えることで、上記遅延時間のばらつきを低減させることができ、ひいてはデッドタイムのばらつきを低減させることができる。さらに、上記発明では、例えば上記特許文献1に記載された技術とは異なり、スイッチング素子の温度等、デッドタイムのばらつきを低減させるために要求されるパラメータの数を低減させることができる。これにより、上記パラメータを取り込むために要求される回路素子の数の増大を抑制することができ、ひいてはデッドタイムのばらつきを低減させるための回路構成が煩雑となることを好適に回避することもできる。
第1の実施形態にかかるモータ制御システムの構成図。 同実施形態にかかるドライブIC等の構成図。 同実施形態にかかる遅延時間の調整手法の概要を示す図。 同実施形態にかかるオン遅延時間調整処理の手順を示すフローチャート。 同実施形態にかかるゲート電圧を用いた遅延時間の計時手法を示すタイムチャート。 同実施形態にかかる遅延時間の伝達手法を示す図。 同実施形態にかかる遅延時間及びDutyの関係を示す図。 同実施形態にかかるオフ遅延時間調整処理の手順を示すフローチャート。 同実施形態にかかるオフ遅延時間調整処理の一例を示すタイムチャート。 同実施形態にかかる診断処理の手順を示すフローチャート。 第2の実施形態にかかるセンス電圧を用いたオン遅延時間の計時手法を示すタイムチャート。 同実施形態にかかるセンス電圧を用いたオフ遅延時間の計時手法を示すタイムチャート。 第3の実施形態にかかるオン遅延時間調整処理の手順を示すフローチャート。 第4の実施形態にかかるドライブIC等の構成図。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかるスイッチング素子の駆動装置を車載主機として回転機及び内燃機関を備えるハイブリッド車両に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、モータジェネレータ10は、車載主機であり、図示しない駆動輪に連結されている。モータジェネレータ10は、インバータIVを介して「直流電源」としての高電圧バッテリ12に接続されている。高電圧バッテリ12の端子電圧は、例えば百V以上である。
インバータIVは、高電位側のスイッチング素子S*p(*=u,v,w)及び低電位側のスイッチング素子S*nの直列接続体を備えている。詳しくは、インバータIVは、U相のスイッチング素子Sup,Sunの直列接続体と、V相のスイッチング素子Svp,Svnの直列接続体と、W相のスイッチング素子Swp,Swnの直列接続体とを備えている。これら各直列接続体の接続点がモータジェネレータ10のU,V,W相にそれぞれ接続されている。ちなみに、本実施形態では、上記スイッチング素子S*#(#=p,n)として、電圧制御形のものが用いられ、より具体的には、IGBTが用いられている。そして、スイッチング素子S*#には、フリーホイールダイオードD*#が逆並列に接続されている。
制御装置14は、低電圧バッテリ16を電源し、マイコンを主体として構成されている。制御装置14は、モータジェネレータ10の制御量(例えばトルク)を所望に制御すべく、インバータIVを操作する。詳しくは、制御装置14は、インバータIVを構成するスイッチング素子Sup,Sun,Svp,Svn,Swp,Swnを操作すべく、操作信号gup,gun,gvp,gvn,gwp,gwnを生成してドライブユニットDUに出力する。ここで、高電位側の操作信号g*pと、対応する低電位側の操作信号g*nとは、互いに相補的な信号となっている。換言すれば、高電位側のスイッチング素子S*pと、対応する低電位側のスイッチング素子S*nとは、交互にオン状態とされる。なお、本実施形態において、制御装置14が「操作信号生成手段」を構成する。
インターフェース18は、高電圧バッテリ12、インバータIV及びモータジェネレータ10を備える高電圧システムと、低電圧バッテリ16及び制御装置14を備える低電圧システムとの間を電気的に絶縁しつつ、これらの間の信号の伝達を行う機能を有する。本実施形態において、インターフェース18は、光絶縁素子(フォトカプラ)を備えている。なお、本実施形態において、低電圧システムが「第1の領域」に相当し、高電圧システムが「第2の領域」に相当する。また、低電圧システムの基準電位VstLと、高電圧システムの基準電位VstHとは相違している。特に、本実施形態では、高電圧システムの基準電位VstHが高電圧バッテリ12の負極電位に設定され、低電圧システムの基準電位VstLが高電圧バッテリ12の正極電位と負極電位との中央値である車体電位に設定されている。
次に、図2を用いて、本実施形態にかかる上記ドライブユニットDU等の構成を説明する。
図示されるように、ドライブユニットDUは、1チップ化された半導体集積回路である単一のドライブIC20を備えている。詳しくは、ドライブIC20の第1の端子T1には、所定の端子電圧Vom(例えば15V)を有する定電圧電源22が接続されている。定電圧電源22は、スイッチング素子S*#の開閉制御端子(ゲート)に印加する電圧を生成するための電源である。また、第1の端子T1には、PチャネルMOSFET(充電用スイッチング素子24)の一端が接続され、充電用スイッチング素子24の他端には、ドライブIC20の第2の端子T2が接続されている。第2の端子T2には、充電用抵抗体26を介してスイッチング素子S*#のゲートが接続されている。
スイッチング素子S*#のゲートには、また、放電用抵抗体28を介してドライブIC20の第3の端子T3が接続されている。第3の端子T3には、NチャネルMOSFET(放電用スイッチング素子30)の一端が接続され、放電用スイッチング素子30の他端には、ドライブIC20の第4の端子T4が接続されている。そして、第4の端子T4には、スイッチング素子S*#の出力端子(エミッタ)が接続されている。
スイッチング素子S*#は、その入力端子(コレクタ)及びエミッタ間に流れる電流(以下、コレクタ電流)と相関を有する微少電流(例えば、コレクタ電流の「1/10000」)を出力するセンス端子Stを備えている。センス端子Stには、抵抗体(センス抵抗32)を介してエミッタが接続されている。これにより、センス端子Stから出力される微少電流によってセンス抵抗32に電圧降下が生じるため、センス抵抗32のうちセンス端子St側の電位(以下、センス電圧Vse)を、コレクタ電流と相関を有する電気的な状態量とすることができる。なお、本実施形態では、センス抵抗32の両端のうちセンス端子St側の電位がエミッタの電位よりも高い場合のセンス電圧Vseを正と定義し、エミッタの電位を「0」とする。また、センス電圧Vseは、ドライブIC20の第5の端子T5を介してドライブIC20に備えられる駆動制御部34に取り込まれる。
駆動制御部34には、インターフェース18を構成する第1のフォトカプラ18aと、ドライブIC20の第6の端子T6とを介して制御装置14から出力される操作信号g*#が入力される。ここで、本実施形態では、第1のフォトカプラ18aを介して駆動制御部34に入力される操作信号を「v*#」と表記している。また、本実施形態において、駆動制御部34に入力される操作信号v*#は、制御装置14から出力される操作信号g*#の論理反転信号とされている。なお、本実施形態において、駆動制御部34が、スイッチング素子S*#を駆動する(オンオフ操作する)機能を有する「駆動制御手段」を構成し、第1のフォトカプラ18aが「第1の絶縁伝達手段」を構成する。
駆動制御部34は、入力される操作信号v*#に基づき、ゲート電荷の充放電処理を行う。ここで、本実施形態において、制御装置14から出力される操作信号g*#は、「H」によってスイッチング素子S*#をオン状態に切り替える指令であるオン操作指令を表し、「L」によってスイッチング素子S*#をオフ状態に切り替える指令であるオフ操作指令を表す。すなわち、第6の端子T6に入力される操作信号v*#は、「L」によってオン操作指令を表し、「H」によってオフ操作指令を表す。まず、ゲート電荷の充電処理について説明すると、操作信号v*#がオン操作指令「L」とされることで、充電用スイッチング素子24をオン操作し、また、放電用スイッチング素子30をオフ操作する。これにより、スイッチング素子S*#がオン状態に切り替えられる。一方、ゲートの放電処理について説明すると、操作信号v*#がオフ操作指令「H」とされることで、充電用スイッチング素子24をオフ操作に切り替え、また、放電用スイッチング素子30をオン操作に切り替える。これにより、スイッチング素子S*#がオフ状態に切り替えられる。
駆動制御部34は、また、スイッチング素子S*#に関する異常が生じた旨を制御装置14に伝達する機能を有する。詳しくは、駆動制御部34は、スイッチング素子S*#に関する異常が生じている旨をフェール信号FLとして、ドライブIC20の第7の端子T7と、インターフェース18を構成する第2のフォトカプラ18bとを介して制御装置14に伝達する。ここで、本実施形態において、制御装置14に入力されるフェール信号FLは、駆動制御部34から出力されるフェール信号FLの論理反転信号とされている。こうした構成を前提として、本実施形態において、制御装置14に入力されるフェール信号FLは、論理「L」によってスイッチング素子S*#に関する異常が生じていることを示し、「H」によって上記異常が生じていないことを示す。なお、スイッチング素子S*#に関する異常には、スイッチング素子S*#の過熱異常や、スイッチング素子S*#の過電流異常が含まれる。また、本実施形態において、第2のフォトカプラ18bが「第2の絶縁伝達手段」を構成する。
続いて、本実施形態にかかる遅延時間調整処理について説明する。この処理は、高電位側のスイッチング素子S*p及び低電位側のスイッチング素子S*nの双方がオン状態とされることを回避するためのデッドタイムのばらつきを低減すべく設けられる。
図3を用いて、上記処理の概要について説明する。詳しくは、図3(a)は、駆動制御部34に入力される高電位側のスイッチング素子S*pに対する操作信号v*pの推移であり、図3(b)は、駆動制御部34に入力される低電位側のスイッチング素子S*nに対する操作信号v*nの推移である。また、図3(c)は、高電位側のスイッチング素子S*pのゲート電圧Vgep及び低電位側のスイッチング素子S*nのゲート電圧Vgenの推移である。なお、図3は、高電位側のスイッチング素子S*pがオフ状態に切り替えられた後、低電位側のスイッチング素子S*nがオン状態に切り替えられる場合における操作信号v*p,v*n等の推移である。
図示される例において、高電位側の操作信号v*pの論理が「H」に反転されてから低電位側の操作信号v*nの論理が「L」に反転されるまでの時間(時刻t1〜t3)が、制御装置14において設定されるデッドタイム指令値DT*である。また、高電位側の操作信号v*pの論理が「H」に反転されてから、高電位側のスイッチング素子S*pのゲート電圧Vgepが低下してスレッショルド電圧Vthに到達するまでの所要時間(時刻t1〜t2)をオフ遅延時間Toffrと称し、低電位側の操作信号v*nの論理が「L」に反転されてから、低電位側のスイッチング素子S*nのゲート電圧Vgenが上昇してスレッショルド電圧Vthに到達するまでの所要時間(時刻t3〜t4)をオン遅延時間Tonrと称すこととする。
ここで、デッドタイム指令値DT*と実際のデッドタイムDTrとは、下式(eq1)で表される関係を有する。
DT*=DTr+Toffr−Tonr …(eq1)
本実施形態では、遅延時間調整処理として、実際のデッドタイムDTrのばらつきを低減すべく、オフ遅延時間Toffrをその指令値(以下、オフ指令値Toff*)としてかつ、オン遅延時間Tonrをその指令値(以下、オン指令値Ton*)とするようにオフ遅延時間Toff及びオン遅延時間Tonを調整する処理を行う。ここで、実際のデッドタイムDTrがばらつくのは、オフ遅延時間Toffr及びオン遅延時間Tonrがばらつくためである。これら遅延時間Toffr,Tonrがばらつく要因としては、例えば、第1のフォトカプラ18aにおける信号伝達遅延時間のばらつき、定電圧電源22の端子電圧Vomのばらつき、充電用抵抗体26や放電用抵抗体28の抵抗値のばらつき、ドライブIC20内における遅延時間のばらつきが挙げられる。また、上記要因としては、スイッチング素子S*#の個体差に起因したスレッショルド電圧Vthやゲート充電電荷量Qgのばらつき等、スイッチング素子S*#の素子特性のばらつきが挙げられる。更に、上記要因としては、コレクタ電流や、素子温度、インバータIVの入力電圧等、スイッチング素子S*#の使用状態が挙げられる。なお、本実施形態において、オン指令値Ton*及びオフ指令値Toff*が「指令時間」に相当する。
特に、本実施形態では、実際のデッドタイムDTrを制御装置14によって設定されたデッドタイム指令値DT*とするように、オフ指令値Toff*及びオン指令値Ton*を予め定めた固定値として設定する。詳しくは、上式(eq1)において、デッドタイム指令値DT*及び実際のデッドタイムDTrが等しいとの条件を課すと、下式(eq2)が導かれる。
Toffr=Tonr …(eq2)
すなわち、本実施形態では、実際のデッドタイムDTrを制御装置14によって設定されたデッドタイム指令値DT*とすべく、オフ指令値Toff*及びオン指令値Ton*を同一の値に設定する。
なお、図3には、高電位側のスイッチング素子S*pがオフ状態に切り替えられた後、低電位側のスイッチング素子S*nがオン状態に切り替えられる場合における遅延時間の調整について示したが、高電位側のスイッチング素子S*pがオン状態に切り替えられた後、低電位側のスイッチング素子S*nがオフ状態に切り替えられる場合における遅延時間の調整についても同様である。
図4に、本実施形態にかかるオン遅延時間調整処理の手順を示す。この処理は、駆動制御部34によって例えば所定周期で繰り返し実行される。なお、本実施形態にかかる駆動制御部34は、ハードウェアであるため、図4に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、インバータIVが起動されてから現在までにおいてオン遅延時間Tonrの計時が完了したことがあるか否かを判断する。この処理は、オン遅延時間Tonをオン指令値Ton*に調整するための補正値(以下、オン補正値Δton>0)の算出が既に行われたか否かを判断するための処理である。なお、インバータIVの起動時とは、例えば、ユーザの操作によってイグニッションがオン操作された時のことである。
ステップS10において否定判断された場合には、インバータIVが起動されてから初回のオン遅延時間Tonrの計時が完了していないと判断し、ステップS12に進む。ステップS12では、オン補正値Δtonとしてその初期値Δtαを設定する。ここで、オン補正値Δtonの初期値Δtαは、実際のデッドタイムDTrが「0」よりも長くなるように設定されている。これは、オン補正値Δtonが未だ算出されていない状況下、例えば上記初期値Δtαとして過度に短い時間が設定されることで、高電位側のスイッチング素子S*p及び低電位側のスイッチング素子S*nの双方がオン状態とされる事態(デッドショート)が発生し、これらスイッチング素子S*p,S*nに短絡電流が流れることを回避するための設定である。
ステップS12の処理が完了した場合や、上記ステップS10において肯定判断された場合には、ステップS14に進み、操作信号v*#の論理が「H」から「L」に反転したか否かを判断する。この処理は、操作信号v*#がオン操作指令に切り替えられたタイミング(又はその直後)であるか否かを判断するための処理である。
ステップS14において肯定判断された場合には、ステップS16〜S20において、スイッチング素子S*#のオンオフ操作1周期において、操作信号v*#の論理が「L」に反転されてからゲート電圧Vgeが上昇してスレッショルド電圧Vth(「第1の閾値」及び「第2の閾値」に相当)に到達するまでの所要時間をオン遅延時間Tonとして計時する。ここで、図5には、オン遅延時間Tonr(時刻t1〜t2)の計時手法を示した。詳しくは、図5(a)は、操作信号v*#の推移を示し、図5(b)は、充電用スイッチング素子24及び充電用抵抗体26を接続する経路における電圧Vaの推移を示し、図5(c)は、ゲート電圧Vgeの推移を示し、図5(d)は、コレクタ電流Iceの推移を示す。
なお、本実施形態において、ステップS14〜S20の処理が「計時手段」を構成する。また、スレッショルド電圧Vthは、例えば、デッドショートを回避する観点から、スレッショルド電圧Vthの取り得る値の下限値に設定すればよい。
先の図4の説明に戻り、続くステップS22では、計時されたオン遅延時間Tonrがその上限値(以下、オン上限時間Tαlimit)を超えたか否かを判断する。この処理は、何らかの理由によってオン遅延時間Tonrが誤って過度に長い時間として計時されることで、実際のデッドタイムDTrが過度に長くなることを回避するための処理である。
ステップS22において否定判断された場合には、計時されたオン遅延時間Tonrが正常であると判断し、ステップS24に進む。ステップS24では、制御装置14に対してオン遅延時間Tonrを伝達する処理を行う。詳しくは、本実施形態では、図6に示すように、計時されたオン遅延時間Tonrが正常である旨の情報と、それに続くオン遅延時間Tonrとを第2のフォトカプラ18bを介して制御装置14に伝達する。特に、本実施形態では、上記正常である旨の情報をフェール信号FLの1周期Tperiodに対する「H」の時間TH1の割合である時比率信号によって伝達する。また、オン遅延時間Tonrを、フェール信号FLの1周期Tperiodにおける「H」の時間TH2の割合である時比率信号によって伝達する。特に本実施形態では、図7に示すように、計時されたオン遅延時間Tonrが長くなるほど時比率信号の時比率Dutyが高くなるように時比率Dutyが設定される構成を採用した。
先の図4の説明に戻り、上記ステップS22において肯定判断された場合には、計時されたオン遅延時間Tonrが過度に長い異常値であると判断し、ステップS26に進む。ステップS26では、計時されたオン遅延時間Tonrが異常である旨の情報と、それに続くオン遅延時間Tonrとを第2のフォトカプラ18bを介して制御装置14に伝達する。なお、本ステップの処理は、上記ステップS24の処理で説明した手法と同様の手法で行われる。ここで、オン遅延時間Tonrが異常である旨の情報は、オン遅延時間Tonrが異常である旨の情報を表す時比率信号の時比率とは相違する時比率を有する時比率信号によって伝達される。
続くステップS28では、オン遅延時間Tonrをオン上限時間Tαlimitとする。なお、本実施形態において、ステップS22、S28の処理が「制限手段」を構成する。
ステップS24、S28の処理が完了した場合には、ステップS30に進み、オン指令値Ton*からオン遅延時間Tonrを減算した値であるオン偏差Δonを算出する。ここで、オン指令値Ton*は、オン遅延時間Tonrが調整されない場合にオン遅延時間Tonrが取り得る最大値Tonmax以上の値に設定されている。これは、オン遅延時間Tonrの調整に際し、オン遅延時間Tonrを短縮する側に調整することができないことによる。
続くステップS32では、今回の演算周期(今回のオンオフ操作1周期)において算出されたオン偏差Δon(n)と、前回の演算周期(前回のオンオフ操作1周期)において算出されたオン偏差Δon(n−1)との加算値として、スイッチング素子S*#の次回のオンオフ操作1周期におけるオン補正値Δtonを算出する。これにより、次回のオンオフ操作1周期において、充電用スイッチング素子24がオン操作されてかつ放電用スイッチング素子30がオフ操作されるタイミングが上記オン補正値Δtonだけ遅延させられることとなる。したがって、次回のオンオフ操作1周期において、オン遅延時間Tonrをオン指令値Ton*とすることができる。なお、本実施形態において、ステップS30、S32の処理が「調整手段」を構成する。
なお、上記ステップS14において否定判断された場合や、ステップS32の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
続いて、図8に、本実施形態にかかるオフ遅延時間調整処理の手順を示す。この処理は、駆動制御部34によって例えば所定周期で繰り返し実行される。なお、本実施形態にかかる駆動制御部34は、ハードウェアであるため、図8に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。
この一連の処理では、まずステップS40において、インバータIVが起動されてから現在までにおいてオフ遅延時間Toffrの計時が完了したことがあるか否かを判断する。この処理は、オフ遅延時間Toffrをオフ指令値Toff*に調整するための補正値(以下、オフ補正値Δtoff>0)の算出が既に行われたか否かを判断するための処理である。
ステップS40において否定判断された場合には、ステップS42に進み、オフ補正値Δtoffとしてその初期値Δtβを設定する。ここで、オフ補正値Δtoffの初期値Δtβは、先の図4のステップS12と同様に、実際のデッドタイムDTrが「0」よりも長くなるように設定されている。これは、オフ補正値Δtoffが未だ算出されていない状況下、例えば上記初期値Δtβとして過度に長い時間が設定されることでデッドショートが発生し、高電位側のスイッチング素子S*p及び低電位側のスイッチング素子S*nに短絡電流が流れることを回避するための設定である。
ステップS42の処理が完了した場合や、上記ステップS40において肯定判断された場合には、ステップS44に進み、操作信号v*#の論理が「L」から「H」に反転したか否かを判断する。この処理は、操作信号v*#がオフ操作指令に切り替えられたタイミング(又はその直後)であるか否かを判断するための処理である。
ステップS44において肯定判断された場合には、ステップS46〜S50において、操作信号v*#の論理が「H」に反転されてからゲート電圧Vgeが低下してスレッショルド電圧Vthに到達するまでの所要時間をオフ遅延時間Toffrとして計時する。なお、本実施形態において、ステップS44〜S50の処理が「計時手段」を構成する。
続くステップS52では、計時されたオフ遅延時間Toffrがその上限値(以下、オフ上限時間Tβlimit)を超えたか否かを判断する。この処理は、何らかの理由によってオフ遅延時間Toffrが誤って過度に長い時間として計時されることで、デッドショートが発生することを回避するための処理である。
ステップS52において否定判断された場合には、計時されたオフ遅延時間Toffrが正常であると判断し、ステップS54に進む。ステップS54では、先の図4のステップS24の処理と同様に、計時されたオフ遅延時間Toffrが正常である旨の情報と、それに続くオフ遅延時間Toffrとを第2のフォトカプラ18bを介して制御装置14に伝達する。
一方、上記ステップS52において肯定判断された場合には、ステップS56に進み、先の図4のステップS26の処理と同様に、計時されたオフ遅延時間Toffrが異常である旨の情報と、それに続くオフ遅延時間Toffrとを第2のフォトカプラ18bを介して制御装置14に伝達する。
続くステップS58では、オフ遅延時間Toffrをオフ上限時間Tβlimitとする。なお、本実施形態において、ステップS52、S58の処理が「制限手段」を構成する。
ステップS54、S58の処理が完了した場合には、ステップS60に進み、オフ指令値Toff*からオフ遅延時間Toffrを減算した値であるオフ偏差Δoffを算出する。ここで、オフ指令値Toff*は、オフ遅延時間Toffrが調整されない場合にオフ遅延時間Toffrが取り得る最大値Toffmax以上の時間に設定されている。これは、先の図4のステップS30と同様に、オフ遅延時間Toffrの調整に際し、オフ遅延時間Toffrを短縮する側に調整することができないことによる。
続くステップS62では、今回の演算周期において算出されたオフ偏差Δoff(n)と、前回の演算周期において算出されたオフ偏差Δoff(n−1)との加算値として、スイッチング素子S*#の次回のオンオフ操作1周期におけるオフ補正値Δtoffを算出する。これにより、次回のオンオフ操作1周期において、充電用スイッチング素子24がオフ操作されてかつ放電用スイッチング素子30がオン操作されるタイミングが上記オフ補正値Δtoffだけ遅延させられることとなる。したがって、次回のオンオフ操作1周期において、オフ遅延時間Toffrをオフ指令値Toff*とすることができる。
なお、上記ステップS44において否定判断された場合や、ステップS62の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
図9に、本実施形態にかかるオフ遅延時間調整処理の一例を示す。詳しくは、図9(a−1)は、スイッチング素子S*#のオンオフ操作「n−1」周期における操作信号v*#の推移を示し、図9(b−1)は、オンオフ操作「n−1」周期におけるゲート電圧Vgeの推移を示す。また、図9(a−2)は、オンオフ操作「n」周期における操作信号v*#の推移を示し、図9(b−2)は、オンオフ操作「n」周期におけるゲート電圧Vgeの推移を示す。
図示される例では、オンオフ操作「n−1」周期において、時刻t1〜t2がオフ遅延時間Toffr(n−1)として計時される。このため、オフ指令値Toff*からオフ遅延時間Toffr(n−1)を減算した値である時刻t2〜t3がオフ偏差Δoff(n−1)として算出される。ここで、図示される例では、オンオフ操作「n−2」周期におけるオフ遅延時間Toffr(n−2)が「0」とされていることとする。このため、オフ補正値Δtoffとして、上記オフ偏差Δoff(n−1)がそのまま設定される。
その後、次回のオンオフ操作周期であるオンオフ操作n周期において、操作信号v*#の論理が「H」に反転される時刻t1からオフ補正値Δtoffだけ遅延した時刻t2において放電処理が開始される。このため、オフ遅延時間Toffrを、時刻t1〜t3までのオフ指令値Toff*とすることができる。
続いて、図10を用いて、制御装置14によって実行される遅延時間調整に関する診断処理について説明する。ここで、図10は、上記診断処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、制御装置14によって例えば所定周期で繰り返し実行される。なお、本実施形態において、図10に示す処理が「診断手段」を構成する。
この一連の処理では、まずステップS64において、第2のフォトカプラ18bを介して駆動制御部34から伝達されたフェール信号FLに基づき、駆動制御部34において計時されたオン遅延時間Tonr又はオフ遅延時間Toffrを算出する。より詳しくは、フェール信号FLの時比率Dutyに基づき、上記遅延時間を算出する。
続くステップS66では、算出されたオン遅延時間Tonrがオン上限時間Tαlimitを超えたとの条件、及び算出されたオフ遅延時間Toffrがオフ上限時間Tβlimitを超えたとの条件の論理和が真であるか否かを判断する。
ステップS66において肯定判断された場合には、ステップS68に進み、オン遅延時間やオフ遅延時間Toffrの調整に関する異常が生じている旨診断する。ちなみに、本ステップの処理と併せて、上記異常が生じている旨を外部(例えば、上位の制御装置)に伝達する処理を行うことが望ましい。
なお、上記ステップS66において否定判断された場合や、ステップS68の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)操作信号v*#がオン操作指令に切り替えられてから、ゲート電圧Vgeが上昇してスレッショルド電圧Vthに到達するまでの所要時間をオン遅延時間Tonrとして計時した。そして、計時されたオン遅延時間Tonrをオン指令値Ton*に調整した。また、操作信号v*#がオフ操作指令に切り替えられてからゲート電圧Vgeが低下してスレッショルド電圧Vthに到達するまでの所要時間をオフ遅延時間Toffrとして計時した。そして、計時されたオフ遅延時間Toffrをオフ指令値Toff*に調整した。こうした構成によれば、ドライブIC20に操作信号v*#が入力されてからスイッチング素子S*#がオン状態又はオフ状態とされるまでの時間を一定とすることができるため、実際のデッドタイムDTrを「0」に近づけたり、実際のデッドタイムDTrを一定にしたりすることができる。また、例えば上記特許文献1に記載された技術とは異なり、スイッチング素子S*#の温度等、デッドタイムのばらつきを低減させるために要求されるパラメータの数を低減させることができる。これにより、デッドタイムのばらつきを低減させるための回路構成が煩雑となることを好適に回避することができる。
さらに、本実施形態では、高電圧システムにおいてオン遅延時間Tonr及びオフ遅延時間Toffrの調整を完結することができる。このため、例えば低電圧システムにおいてこれら遅延時間Tonr,Toffrを調整する構成とは異なり、高電圧システム及び低電圧システムの間を電気的に絶縁しつつ高電圧システムから低電圧システムへとゲート電圧Vgeを伝達する手段(例えばフォトカプラ)を追加することなくオン遅延時間Tonr及びオフ遅延時間Toffrを調整できる。
(2)スイッチング素子S*#のオンオフ操作1周期毎にオン遅延時間Tonr(又はオフ遅延時間Toffr)を計時した。そして、スイッチング素子S*#の前回のオンオフ操作1周期において計時されたオン遅延時間Tonr(又はオフ遅延時間Toffr)に基づき、スイッチング素子S*#の今回のオンオフ操作1周期においてオン遅延時間Tonr(又はオフ遅延時間Toffr)を調整した。スイッチング素子S*#の素子特性の個体差やスイッチング素子S*#の使用状態によってオン遅延時間Tonr(又はオフ遅延時間Toffr)が変化し得る。ここで、本実施形態では、オンオフ操作1周期毎に調整することで、素子特性の個体差や使用状態によってオン遅延時間Tonr(又はオフ遅延時間Toffr)が変化する場合であっても、オン遅延時間Tonr(又はオフ遅延時間Toffr)をオン指令値Ton*(又はオフ指令値Toff*)へと都度調整することができる。
(3)オン遅延時間Tonr(又はオフ遅延時間Toffr)の初回の計時が完了する以前においてオン遅延時間Tonr(又はオフ遅延時間Toffr)を調整する場合、デッドタイムが「0」とならないようにオン補正値Δton(又はオフ補正値Δtoff)を設定した。こうした設定によれば、初回調整時においてデッドショートの発生を回避することができ、ひいてはスイッチング素子S*#の信頼性が低下することを回避することができる。
(4)計時されたオン遅延時間Tonr(又はオフ遅延時間Toffr)がオン上限時間Tαlimit(又はオフ上限時間Tβlimit)を超えたと判断された場合、計時されたオン遅延時間Tonr(又はオフ遅延時間Toffr)をオン上限時間Tαlimit(又はオフ上限時間Tβlimit)で制限した。これにより、デッドタイムが長くなることでモータジェネレータ10の制御性が低下したり、デッドショートが発生したりすることを好適に回避できる。
(5)第2のフォトカプラ18bを介して駆動制御部34から伝達されたオン遅延時間Tonrに関する情報(又はオフ遅延時間Toffrに関する情報)に基づき、オン遅延時間Tonr(又はオフ遅延時間Toffr)の調整に関する異常の有無を診断した。これにより、制御装置14において、遅延時間調整が正常に実行されているかを把握することなどができる。
特に、本実施形態では、オン遅延時間Tonr(又はオフ遅延時間Toffr)に関する情報を、フェール信号FLを伝達する第2のフォトカプラ18bを流用して伝達した。このため、オン遅延時間Tonr(又はオフ遅延時間Toffr)に関する情報の伝達用に新たなフォトカプラ等の絶縁伝達素子を備えることなく、オン遅延時間Tonr(又はオフ遅延時間Toffr)に関する情報を制御装置14に伝達することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、オン遅延時間Tonr及びオフ遅延時間Toffrをセンス電圧Vseに基づき計時する。ここで、図11に、オン遅延時間Tonrの計時手法を示す。詳しくは、図11(a)〜図11(d)は、先の図5(a)〜図5(d)に対応しており、図11(e)は、センス電圧Vseの推移を示す。
図示されるように、操作信号v*#の論理が「L」に反転されるタイミングである時刻t1から、センス電圧Vseが上昇して「0」よりも高い第1の規定電圧Vα(「第1の閾値」に相当)に到達するタイミングである時刻t2(オン操作指令に応じた操作状態に切り替えられるタイミング)までの所要時間をオン遅延時間Tonrとして計時する。
一方、図12に、オフ遅延時間Toffrの計時手法を示す。詳しくは、図12(a)〜図12(e)は、先の図11(a)〜図11(e)に対応している。
図示されるように、操作信号v*#の論理が「H」に反転されるタイミングである時刻t1から、センス電圧Vseが低下して「0」よりも高い第2の規定電圧Vβ(「第2の閾値」に相当)に到達するタイミングである時刻t2(オフ操作指令に応じた操作状態に切り替えられるタイミング)までの所要時間をオフ遅延時間Toffrとして計時する。なお、第1の規定電圧Vαと第2の規定電圧Vβとは、同一の値に設定してもよいし、異なる値に設定してもよい。
以上説明した本実施形態によっても、上記第1の実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、インバータIVの起動時において計時されたオン遅延時間Tonr及びオフ遅延時間Toffrに基づき、これら遅延時間Tonr,Toffrを調整する。
図13に、本実施形態にかかるオフ遅延時間調整処理の手順を示す。この処理は、駆動制御部34によって例えば所定周期で繰り返し実行される。なお、図13において、先の図4に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一のステップ番号を付している。また、本実施形態にかかる駆動制御部34は、ハードウェアであるため、図13に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。
この一連の処理では、まずステップS70において、判定フラグFの値が「0」であるか否かを判断する。ここで、判定フラグFは、「0」によってオン補正値Δtonの設定が未だ完了していないことを示し、「1」によってオン補正値Δtonの設定が完了していることを示す。なお、判定フラグFの値は、例えば、インバータIVの起動毎に「0」とされる。
ステップS70において肯定判断された場合には、オン補正値Δtonの設定が未だ完了していないと判断し、ステップS10に進む。
その後、ステップS30の処理の完了後、ステップS32aでは、オン補正値Δtonとしてオン偏差Δonを設定する。そして、ステップS72では、判定フラグFの値を「1」とする。これにより、上記オン補正値Δtonに基づくオン遅延時間Tonrの調整が開始されることとなる。
なお、上記ステップS70、S14において否定判断された場合や、ステップS72の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
ちなみに、上述したオン遅延時間Tonrの調整手法は、先の図8に示した処理をベースとして、図13に示した手法を採用することで、オフ遅延時間Toffrの調整にも適用することができる。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1の実施形態の(1),(3)〜(5)の効果と、以下の効果とを得ることができる。
(6)インバータIVの起動時において計時されたオン遅延時間Tonr及びオフ遅延時間Toffrに基づき、これら遅延時間Tonr,Toffrを調整した。こうした構成によっても、素子特性の個体差に起因したオン遅延時間Tonr及びオフ遅延時間Toffrのばらつきを低減することはできる。さらに、簡素な制御ロジックでオン遅延時間Tonr及びオフ遅延時間Toffrを調整することもできる。
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、ドライブIC20とスイッチング素子S*#とを一体化する。
図14に、本実施形態にかかるドライブIC20等の構成を示す。なお、図14において、先の図2に示した部材等と同一の部材等については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、本実施形態では、ドライブIC20及びスイッチング素子S*#が一体化されている。本実施形態では、一体化された部材をスイッチングモジュール38と称すこととする。こうした構成に対しては、オン遅延時間Tonr及びオフ遅延時間Toffrの調整機能をドライブIC20が備えるメリットが大きい。これは、以下の理由による。オン遅延時間Tonrやオフ遅延時間Toffrの調整手法としては、例えば、充電用抵抗体26や放電用抵抗体28の抵抗値を調整する手法が考えられる。ただし、こうした手法は、ドライブIC20及びスイッチング素子S*#が一体化された構成では適用が困難であると考えられる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・ドライブIC20としては、上記第1の実施形態の図2に示したものに限らず、例えば、ドライブIC20上において高電圧システム及び低電圧システムが区画されているものであってもよい。この場合、ドライブIC20に第1,第2のフォトカプラ18a,18bが備えられることとなる。
・「調整手段」としては、ドライブIC20に備えられるものに限らず、例えば制御装置14に備えられるものであってもよい。この場合、具体的には例えば、以下に説明する調整手法を採用すればよい。詳しくは、高電圧システム及び低電圧システムの間を電気的に絶縁しつつ、ドライブIC20から制御装置14へとスイッチング素子S*#のゲート電圧を伝達する第3の絶縁伝達手段(例えばフォトカプラ)を制御システムに備える。そして、制御装置14から出力される操作信号g*#がオン操作指令に切り替えられてから、第3の絶縁伝達手段を介して伝達されたゲート電圧Vgeが上昇してスレッショルド電圧Vthに到達するまでの時間をオン遅延時間Tonrとして計時する。そして、制御装置14においてオン操作指令への切り替えタイミングを調整することにより、計時されたオン遅延時間Tonrをオン指令値Ton*に調整する。一方、制御装置14から出力される操作信号g*#がオフ操作指令に切り替えられてから、第3の絶縁伝達手段を介して伝達されたゲート電圧Vgeが低下してスレッショルド電圧Vthに到達するまでの時間をオフ遅延時間Toffrとして計時する。そして、制御装置14においてオフ操作指令への切り替えタイミングを調整することにより、計時されたオフ遅延時間Toffrをオフ指令値Toff*に調整する。
また、「調整手段」としては、以下に説明するものであってもよい。詳しくは、第3の絶縁伝達手段を備えることにより制御装置14においてオン遅延時間Tonr及びオフ遅延時間Toffrを計時可能な上記構成を採用する。こうした構成を前提として、制御装置14から駆動制御部34に対して、操作信号と併せて又は操作信号に重畳させてオン遅延時間Tonrやオフ遅延時間Toffrに関する情報を伝達させる。そして、伝達された上記情報に基づき、駆動制御部34においてオン遅延時間Tonrやオフ遅延時間Toffrを調整する。
・ゲート電圧Vgeに基づき遅延時間を計時する「計時手段」としては、上記第1の実施形態に例示したものに限らない。例えば、操作信号v*#がオン操作指令に切り替えられるタイミングから、ゲート電圧Vgeが上昇し始めるタイミング(オン操作指令に応じた操作状態に切り替えられるタイミング)までの時間をオン遅延時間Tonrとして計時してもよい。この場合、「第1の閾値」は、「0」よりもやや大きい値に設定されることとなる。一方、操作信号v*#がオフ操作指令に切り替えられるタイミングから、ゲート電圧Vgeが下降し始めるタイミング(オフ操作指令に応じた操作状態に切り替えられるタイミング)までの時間をオフ遅延時間Toffrとして計時してもよい。この場合、「第2の閾値」は、定電圧電源22の端子電圧「Vom」よりもやや低い値に設定されることとなる。
また、センス電圧Vseに基づき遅延時間を計時する「計時手段」としては、上記第2の実施形態に例示したものに限らない。例えば、操作信号v*#がオン操作指令に切り替えられるタイミングから、センス電圧Vseが上昇し始めるタイミング(オン操作指令に応じた操作状態に切り替えられるタイミング)までの時間をオン遅延時間Tonrとして計時してもよい。この場合、「第1の閾値」は、「0」よりもやや大きい値に設定されることとなる。一方、操作信号v*#がオフ操作指令に切り替えられるタイミングから、センス電圧Vseが下降して「0」になるタイミング(オフ操作指令に応じた操作状態に切り替えられるタイミング)までの時間をオフ遅延時間Toffrとして計時してもよい。すなわち、「第2の閾値」を「0」に設定してもよい。
さらに、「計時手段」としては、センス電圧Vseやゲート電圧Vgeを用いて遅延時間を計時するものに限らず、例えばコレクタ及びエミッタ間電圧を用いて遅延時間を計時するものであってもよい。具体的には、例えば、コレクタ及びエミッタ間電圧を検出する手段をドライブユニットDUに備え、操作信号v*#がオン操作指令に切り替えられてからコレクタ及びエミッタ間電圧が低下し始めるまでの時間をオン遅延時間Tonrとして計時すればよい。
・上記第1の実施形態では、オン指令値Ton*とオフ指令値Toff*とを同一の値に設定したがこれに限らず、相違する値に設定してもよい。
・上記第4の実施形態において、ドライブIC20及びスイッチング素子S*#に加えて、第1のフォトカプラ18a及び第2のフォトカプラ18bが一体化される構成であってもよい。この場合、オン遅延時間Tonrやオフ遅延時間Toffrの調整手法として、例えば、第6の端子T6及び第1のフォトカプラ18aの間に遅延回路を設ける手法の適用が困難となる。このため、ドライブIC20、スイッチング素子S*#、第1のフォトカプラ18a及び第2のフォトカプラ18bが一体化される構成については、オン遅延時間Tonr及びオフ遅延時間Toffrの調整機能をドライブIC20が備えるメリットがより大きい。
・「第1の絶縁伝達手段」や「第2の絶縁伝達手段」としては、光絶縁素子を備えるものに限らず、例えば、磁気絶縁素子(例えばパルストランス)を備えるものであってもよい。
・「直流電源」としては、高電圧バッテリ12に限らない。例えば、高電圧バッテリ12及びインバータIVの間に昇圧コンバータが備えられる車両においては、昇圧コンバータが直流電源となる。
・「スイッチング素子」としては、IGBTに限らず、例えばMOSFETであってもよい。また、「スイッチング素子」を備える「電力変換回路」としては、3相インバータに限らず、例えば、ハーフブリッジ回路やフルブリッジ回路であってもよい。
12…高電圧バッテリ、S*#…スイッチング素子、IV…インバータ。

Claims (13)

  1. 直流電源(12)に並列接続された高電位側のスイッチング素子(S*p)及び低電位側のスイッチング素子(S*n)の直列接続体を備える電力変換回路(IV)に適用され、
    第1の領域に設けられ、前記スイッチング素子をオン状態に切り替えるオン操作指令又は前記スイッチング素子をオフ状態に切り替えるオフ操作指令を表す操作信号を生成して出力する操作信号生成手段(14)と、
    前記第1の領域とは電気的に絶縁されてかつ該第1の領域の基準電位とは相違する基準電位を有する第2の領域に設けられ、前記第1の領域及び前記第2の領域の間を電気的に絶縁しつつ該第1の領域から該第2の領域へと信号を伝達する絶縁伝達手段(18a)と、
    前記第2の領域に設けられ、前記絶縁伝達手段を介して伝達された前記操作信号に基づき、前記スイッチング素子を駆動する駆動制御手段(34)と、
    前記第2の領域に設けられ、前記駆動制御手段に入力される前記操作信号の指令状態が切り替えられてから、前記スイッチング素子の操作状態が前記指令状態に応じた操作状態に切り替えられるまでの所要時間を遅延時間として計時する計時手段と、
    前記第2の領域に設けられ、前記所要時間を調整することにより、前記計時手段によって計時された前記遅延時間を指令時間に調整する調整手段と、
    を備えることを特徴とするスイッチング素子の駆動装置。
  2. 前記計時手段は、前記スイッチング素子のオンオフ操作1周期毎に前記遅延時間を計時し、
    前記調整手段は、前記スイッチング素子の前回のオンオフ操作1周期において前記計時手段によって計時された前記遅延時間に基づき前記スイッチング素子の今回のオンオフ操作1周期において前記所要時間を調整することにより、前記遅延時間を前記指令時間に調整することを特徴とする請求項記載のスイッチング素子の駆動装置。
  3. 前記調整手段は、当該駆動装置の起動時において前記計時手段によって計時された前記遅延時間に基づき前記所要時間を調整することにより、前記遅延時間を前記指令時間に調整することを特徴とする請求項記載のスイッチング素子の駆動装置。
  4. 前記調整手段は、前記計時手段による前記遅延時間の初回の計時が完了する以前において前記所要時間を調整する場合、前記高電位側のスイッチング素子及び前記低電位側のスイッチング素子の双方がオン状態とされることを回避するためのデッドタイムが「0」よりも長くなるように前記所要時間を調整することを特徴とする請求項2又は3記載のスイッチング素子の駆動装置。
  5. 前記指令時間は、前記調整手段によって前記所要時間が調整されない場合に前記計時手段によって計時され得る前記遅延時間の最大値以上の値に設定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動装置。
  6. 前記調整手段は、前記計時手段によって計時された前記遅延時間が前記指令時間よりも長い上限時間を超えたと判断された場合、前記計時された前記遅延時間を前記上限時間で制限する制限手段を備えることを特徴とする請求項記載のスイッチング素子の駆動装置。
  7. 前記絶縁伝達手段を第1の絶縁伝達手段(18a)とし、
    前記第1の領域及び前記第2の領域の間を電気的に絶縁しつつ該第2の領域から該第1の領域へと前記計時手段によって計時された前記遅延時間を伝達する第2の絶縁伝達手段(18b)と、
    前記第1の領域に設けられ、前記第2の絶縁伝達手段によって伝達された前記遅延時間に基づき、前記調整手段による前記所要時間の調整に関する異常の有無を診断する診断手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動装置。
  8. 前記第2の絶縁伝達手段は、前記スイッチング素子に関する異常が生じた旨の信号の伝達用に備えられることを特徴とする請求項記載のスイッチング素子の駆動装置。
  9. 前記駆動制御手段、前記計時手段及び前記調整手段は、単一の集積回路(20)に備えられ、
    前記集積回路及び前記スイッチング素子は、一体化されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動装置。
  10. 前記スイッチング素子は、該スイッチング素子の入出力端子間に流れる電流と相関を有する微小電流を出力するセンス端子(St)を備え、
    前記計時手段は、前記操作信号が前記オン操作指令に切り替えられてから、前記センス端子の出力電流が上昇して第1の閾値に到達するまでの時間を、前記スイッチング素子をオン状態とする場合の前記遅延時間として計時することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動装置。
  11. 前記スイッチング素子は、該スイッチング素子の入出力端子間に流れる電流と相関を有する微小電流を出力するセンス端子(St)を備え、
    前記計時手段は、前記操作信号が前記オフ操作指令に切り替えられてから、前記センス端子の出力電流が低下して第2の閾値に到達するまでの時間を、前記スイッチング素子をオフ状態とする場合の前記遅延時間として計時することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動装置。
  12. 前記計時手段は、前記操作信号が前記オン操作指令に切り替えられてから、前記スイッチング素子の開閉制御端子の印加電圧が上昇して第1の閾値に到達するまでの時間を、前記スイッチング素子をオン状態とする場合の前記遅延時間として計時することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動装置。
  13. 前記計時手段は、前記操作信号が前記オフ操作指令に切り替えられてから、前記スイッチング素子の開閉制御端子の印加電圧が低下して第2の閾値に到達するまでの時間を、前記スイッチング素子をオフ状態とする場合の前記遅延時間として計時することを特徴とする請求項1〜9,12のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動装置。
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