JP5801042B2 - 熱間圧延方法 - Google Patents
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そこで、係る問題を回避するために、特許文献1に記載の如く、正逆転圧延機を用い、圧延機の前後に巻取巻戻装置を設け、圧延機を通過した金属素材を一方の巻取巻戻装置に巻き取った後、再度ギャップを調整した圧延機に供給して圧延し、他方の巻取巻戻装置に巻き取り、再度圧延機に供給して圧延する圧延処理を繰り返し行って目的の板厚まで圧延する圧延装置が開示されている。この圧延装置において、更に、圧延処理の間に圧延材先端部をテーパ状に圧延し、次いでこのテーパ状の部分から圧延機に引き込むことで通常の最大圧下量よりも大きい圧下量を得ることができ、空滑り等を無くして噛み込み圧下量の高い圧延ができる圧延設備が開示されている。
従って従来、熟練オペレータの経験により決定される金属素材終端側の任意の位置からテーパ部を形成しているが、この熟練オペレータによる作業を自動化することが要望されている。
また、金属素材の終端部にテーパ部を設けようとする場合、テーパ圧延を開始するポイントも含めて統括的に把握し、制御しようとすることは考慮されていない。
本発明は前記した問題に鑑み創案されたものであり、必要長さのテーパ部を形成し、次パスにおけるワークロールへの金属素材の噛み込みを円滑にできるようにして、ワークロールに対する噛み込み性の向上をなし得るようにして円滑な熱間圧延処理ができるようにした熱間圧延方法の提供を目的とする。
圧延してワークロールの他側に出す第1の圧延処理工程と、前記ワークロールにて圧延後の金属素材を再度間隔を調整したワークロールの間にワークロールの他側から挿入して規定の厚さに圧延してワークロールの一側に出す第2の圧延処理工程を必要回数繰り返して目的の板厚まで圧延する熱間圧延方法において、前記ワークロールの間から前記金属素材の後端側が抜け出る際、金属素材の後端から規定長さの範囲にわたり、金属素材の通過速度を減速して金属素材端部にテーパ部を形成するテーパ圧延を行うとともに、圧延後にテーパ量を一定値とするために形成するテーパ部の長さをLT(m)、減速開始直前のロール周速をVR(m/min)、ワークロールから金属素材後端が出る際のロール周速をVR1(m/min)、減速レートをγ(m/min2)、テーパ圧延する時間をT(min)とすると、金属素材を等速で圧延中にテーパ圧延を開始する場合は、LT=VR×{T−(VR−VR1)/γ}+(VR 2−VR1 2)/2γ…(3)式に従い、金属素材を減速途中でテーパ圧延を開始する場合は、LT={(VR1+γT)2−VR1 2}/2γ…(4)式に従い、テーパ圧延する時間TをT=S1+S2+S3(S1:圧延機の圧下ブレーキ開に要する時間(圧延機による固定値)、S2:圧下装置の圧下速度がトップ速度になるまでに要する時間(圧延機による固定値)、S3:圧下装置の圧下速度がトップ速度になってから金属素材後端がワークロール間を抜けるまでの時間)として計算し、テーパ圧延開始ポイントを算出してテーパ圧延を行うことを特徴とする。
図1は本実施形態の圧延方法を実施するために使用する熱間圧延装置の一例を示すもので、この例の熱間圧延装置Aは、スラブ等の金属素材1の搬送路2の途中に熱間圧延機3を備えて構成されている。この例の熱間圧延機3は、シングルミルタイプのリバース式熱間圧延機の1種であり、上下のワークロール3a、3aと上下のバックアップロール3b、3bとを具備した4段構造とされ、上方のバックアップロール3bの上に圧下スクリュウなどの圧下装置5が設けられ、下方のバックアップロール3bの下にロードセル6が設けられていて、圧延時の各パスの圧下量を逐次計測して把握し、調整できるように構成されている。
金属素材位置検出器10a〜10eにおいて、金属素材位置検出器10aは入り側水冷装置7の手前側(金属素材1の搬送路2に沿って水冷装置1の手前側)の搬送路2上に設置され、金属素材位置検出器10bはワークロール3aの手前側(水冷装置7とワークロール3aの間)の搬送路2の上方に設置され、金属素材位置検出器10cはワークロール3aの後方側(ワークロール3aと水冷装置8との間)の搬送路2の上方に設置され、金属素材位置検出器10d、10eは巻取装置9の前後の搬送路2の上方に設置されている。これらの金属素材位置検出器10a〜10dは、金属素材1の先端あるいは後端がこれらの下を通過したことを検知できる構成とされている。
図1に示す熱間圧延装置Aにおいては、搬送路2の終段側に配置されているシャー切断装置12により必要に応じて加工途中の金属素材1を目的の長さに切断したり、搬送路2の後部側に配置されている巻取装置9により必要厚さとなった製品としての板材を巻き取って収容できるように構成されている。
制御装置16のメモリには、図3に示す如く設定計算プログラム20が設けられ、この設定計算プログラム20には変数変換機能、テーブル引き当て機能、パススケジュール計算機能、速度計算機能、荷重、トルク計算機能、各制御測定数計算機能などの熱間圧延機制御機能が収納されており、制御装置16のメモリ内に別途設けられた参照テーブル21の各値、例えば、最適圧下量に相当する数値を参照できるように構成されている。なお、参照テーブル21には最適圧下量に関するデータテーブルの他に、速度条件や水冷条件のデータテーブルが設けられているが、これらのデータテーブルの圧下量以外の条件の詳細については説明を略する。なお、本実施形態では図3の設定計算プログラム20に対してホスト制御装置17から無線により情報が伝達されるので、設定計算プログラム20には通信プログラム23を介してホスト制御装置17から情報が伝達される。
本実施形態の制御装置16により、金属素材を圧延する場合の速度制御の一例について説明する。
本実施形態では、ワークロール3a、3bの間の所定のギャップに挟み込んで金属素材1を圧延した場合、金属素材1の所定の1パスにおける圧延終了間際に、金属素材1を圧延する速度を減速する処理を行う。
まず、金属素材1が特定のパスにおいてワークロール3a、3aにより圧延されてワークロール3aより後方側の搬送路2に金属素材が移動した際、金属素材の後端部がワークロール3aから規定の距離離れた位置にて停止できるように、金属素材1がワークロール3aを完全に通過する前から減速を行うように制御する。
第1の例として説明する出口板長さ方式とは、図4に示す如く、ワークロール3a、3aに金属素材1を接近させる場合、金属素材1の移動開始から徐々に速度を上昇させ、速度の上昇途中でワークロール3a、3aに金属素材1を噛み込ませ、その後、一定速度まで達した時点で速度を安定化し、その後、ワークロール3a、3aから金属素材1が抜け出る前に金属素材1の移動速度を減速し、減速途中で金属素材1がワークロール3a、3aから抜け出し(金属素材オフ)、ワークロール3a、3aから所定の距離離れた時点で金属素材1が停止するという場合を想定して減速制御する。
この方式は、残りの金属素材長さが例えば30m未満のように、比較的短い場合に有効である。残りの金属素材長さが長いと、αの誤差の影響が大きく、減速ポイントがずれるためである。
VE=VR(1+α) …(5)式、
VE1=VR1(1+α) …(6)式の関係となる。
ここで、検出器10aを配置した位置の直下の搬送路2の位置から、搬送路2におけるワークロール3aの中心対応位置までの距離を例えば14m、搬送路2におけるワークロール3aの中心対応位置から、検出器10eを配置した位置の直下の搬送路2の位置までの距離を10.5mとする。
この方式は、残りの金属素材長さが例えば30m以上と、比較的長い場合に有効である。金属素材の後端が検出器10aを通過した時に、残りの長さをこの例では14mと固定値とすることで、誤差を小さくすることができる。
前記ワークロール3a、3aの間から前記金属素材1の後端側が抜け出る際、金属素材1の後端から規定長さの範囲にわたり、金属素材1の通過速度を減速するとともに、
前記ワークロール3a、3aの一側であってワークロール3a、3aのセンターから所定の距離離れた位置に金属素材端部の通過を検知する10cセンサを設け、前記ワークロール3a、3aの他側であってワークロール3a、3aのセンターから所定の距離離れた位置に金属素材端部の通過を検知する他側センサ10bを設け、
減速点までの金属素材長さをL1(入り側金属素材長さ:m)、該当圧延処理工程後の金属素材の予測長さをL(m)、減速開始直前のロール周速をVR(m/min)、ワークロールから金属素材後端が出る際のロール周速をVR1(m/min)、減速レートをγ(m/min2)、先進率をα(無次元)とすると、
L1=L−(VR 2−VR1 2)・(1+α)2/2γ …(1)式
に従って減速ポイントを算出して自動減速圧延を行うことができる。
前記ワークロール3a、3aの間から前記金属素材1の後端側が抜け出る際、金属素材1の後端から規定長さの範囲にわたり、金属素材1の通過速度を減速するとともに、
前記ワークロール3a、3aの一側であってワークロール3a、3aのセンターから所定の距離離れた位置に金属素材端部の通過を検知する一側センサ10cを設け、前記ワークロール3a、3aの他側であってワークロール3a、3aのセンターから所定の距離離れた位置に金属素材端部の通過を検知する他側センサ10bを設け、
金属素材1の後端部が該当するセンサの位置を通過してからta秒後に減速開始するとして、該当するセンサからワークロール3a、3aのセンターまでの距離をLA(m)、減速開始直前のロール周速をVR(m/min)、金属素材がワークロール3a、3aを通過する時のロール周速をVR1(m/min)、減速レートをγ(m/min2)、後進率をβ(無次元)とすると、
ta={LA−(VR 2−VN1 2)・(1−β)/2γ}/VR …(2)式
に従って、金属素材の後端部がセンサを通過してから計算された時間後に減速を開始することができる。
次に、図1に示す熱間圧延装置Aを用いてスラブ等の金属素材1を圧延する場合に、金属素材1の後端部分をテーパ圧延する場合について説明する。
図1に示す熱間圧延装置Aにおいては、図1に示す如く熱間圧延機3の入り側に設置されている金属素材1を所定のギャップに調整したワークロール3a、3aの間に供給して圧延する操作を1つのパス(第1のパス)として行うとともに、出側に移動した圧延後の板材を逆進させてギャップを再調整したワークロール3a、3aの間に再び挟み込み、再度圧延する操作を次のパス(第2のパス)として行い、第1のパスと第2のパスを繰り返し必要回数行うことで目的の板厚まで圧延する装置であるから、所定のパスで圧延後、そのパスでの圧延終端の板材端部を次のパスにおいてワークロール3a、3a間に挟み込むこととなる。この挟み込み時の通板性を確保するために、本発明では該当パス中において金属素材の後端部分をテーパ状に圧延加工することを行う。
テーパ圧延の場合、検出器10bにて金属素材1の後端部が通過したことを検知すると、ワークロール3a、3aのギャップを狭めるようにロール制御し、金属素材1の後端部を該当パスの圧下量よりも大きくすることでテーパ状に加工する。
但しここで、前述の減速制御を行っているので、金属素材1の後端部は単純な斜面からなるテーパ部となるのではなく、曲面状のテーパ面に加工される。なお、テーパ圧延開始〜金属素材の後端部がワークロール3a、3a間を通過するまでのテーパ量をamm(一定)となるように制御することが好ましい。
前記ワークロール3a、3aの間から前記金属素材1の後端側が抜け出る際、金属素材1の後端から規定長さの範囲にわたり、金属素材1の通過速度を減速して金属素材端部にテーパ部を形成するテーパ圧延を行うとともに、
テーパ部の長さをLT(m)、減速開始直前のロール周速をVR(m/min)、ワークロールから金属素材後端が出る際のロール周速をVR1(m/min)、減速レートをγ(m/min2)、テーパ圧延した時間をT(min)とすると、
金属素材1を等速で圧延中にテーパ圧延を開始する場合は、
LT=VR×{T−(VR−VR1)/γ}+(VR 2−VR1 2)/2γ…(3)式に従い、
金属素材1を減速途中でテーパ圧延を開始する場合は、
LT={(VR1+γT)2−VR1 2}/2γ…(4)式に従い、
テーパ圧延開始ポイントを算出してテーパ圧延を行うことができる。
T=S1+S2+S3で表記することができる。
また、a1:圧下装置の圧下速度がトップ速度になるまでに圧下される量(圧延機による設定値)(S2が決まると、固定になる)
a2:圧下装置の圧下速度がトップ速度になって、材料が抜けるまでに圧下される量とすると、後端のテーパ量A1=a1+a2となる。
圧下装置トップ速度後、単位時間に圧下される量:X(圧延機による固定値)は、X×S3=a2の関係となるので、T=S1+S2+(A1−a1)/Xの関係となる。
以上により、テーパ圧延を加味した状態で金属素材1の圧延工程を制御することができる。
Claims (3)
- 上下に所定の間隔をもって配置された対になるワークロールの間にスラブ等の金属素材を該ワークロールの一側から挿入して挟み込み、該金属素材を規定の厚さに圧延してワークロールの他側に出す第1の圧延処理工程と、前記ワークロールにて圧延後の金属素材を再度間隔を調整したワークロールの間にワークロールの他側から挿入して規定の厚さに圧延してワークロールの一側に出す第2の圧延処理工程を必要回数繰り返して目的の板厚まで圧延する熱間圧延方法において、
前記ワークロールの間から前記金属素材の後端側が抜け出る際、金属素材の後端から規定長さの範囲にわたり、金属素材の通過速度を減速するとともに、
前記ワークロールの一側であってワークロールのセンターから所定の距離離れた位置に金属素材端部の通過を検知する一側センサを設け、前記ワークロールの他側であってワークロールのセンターから所定の距離離れた位置に金属素材端部の通過を検知する他側センサを設け、
減速点までの金属素材長さをL1(入り側金属素材長さ:m)、所定のギャップに調整したワークロール間に金属素材を挟み込み、規定の板厚に圧延する該当圧延処理工程後の金属素材の予測長さをL(m)、減速開始直前のロール周速をVR(m/min)、ワークロールから金属素材後端が出る際のロール周速をVR1(m/min)、減速レートをγ(m/min2)、先進率をα(無次元)とすると、
L1=L−(VR 2−VR1 2)・(1+α)2/2γ …(1)式
に従って減速ポイントを算出して自動減速圧延を行うことを特徴とする熱間圧延方法。 - 上下に所定の間隔をもって配置された対になるワークロールの間にスラブ等の金属素材を該ワークロールの一側から挿入して挟み込み、該金属素材を規定の厚さに圧延してワークロールの他側に出す第1の圧延処理工程と、前記ワークロールにて圧延後の金属素材を再度間隔を調整したワークロールの間にワークロールの他側から挿入して規定の厚さに圧延してワークロールの一側に出す第2の圧延処理工程を必要回数繰り返して目的の板厚まで圧延する熱間圧延方法において、
前記ワークロールの間から前記金属素材の後端側が抜け出る際、金属素材の後端から規定長さの範囲にわたり、金属素材の通過速度を減速するとともに、
前記ワークロールの一側であってワークロールのセンターから所定の距離離れた位置に金属素材端部の通過を検知する一側センサを設け、前記ワークロールの他側であってワークロールのセンターから所定の距離離れた位置に金属素材端部の通過を検知する他側センサを設け、
金属素材後端部が該当するセンサの位置を通過してからta秒後に減速開始するとして、該当するセンサからワークロールのセンターまでの距離をLA(m)、減速開始直前のロール周速をVR(m/min)、ワークロールから金属素材後端が出る際のロール周速をVR1(m/min)、減速レートをγ(m/min2)、後進率をβ(無次元)とすると、
ta={LA−(VR 2−V R1 2)・(1−β)/2γ}/VR …(2)式
に従って、金属素材の後端部がセンサを通過してから計算された時間後に減速を開始することを特徴とする熱間圧延方法。 - 上下に所定の間隔をもって配置された対になるワークロールの間にスラブなどの金属素材を該ワークロールの一側から挿入して挟み込み、該金属素材を規定の厚さに圧延してワークロールの他側に出す第1の圧延処理工程と、前記ワークロールにて圧延後の金属素材を再度間隔を調整したワークロールの間にワークロールの他側から挿入して規定の厚さに圧延してワークロールの一側に出す第2の圧延処理工程を必要回数繰り返して目的の板厚まで圧延する熱間圧延方法において、
前記ワークロールの間から前記金属素材の後端側が抜け出る際、金属素材の後端から規定長さの範囲にわたり、金属素材の通過速度を減速して金属素材端部にテーパ部を形成するテーパ圧延を行うとともに、
圧延後にテーパ量を一定値とするために形成するテーパ部の長さをLT(m)、減速開始直前のロール周速をVR(m/min)、ワークロールから金属素材後端が出る際のロール周速をVR1(m/min)、減速レートをγ(m/min2)、テーパ圧延する時間をT(min)とすると、
金属素材を等速で圧延中にテーパ圧延を開始する場合は、
LT=VR×{T−(VR−VR1)/γ}+(VR 2−VR1 2)/2γ…(3)式
に従い、
金属素材を減速途中でテーパ圧延を開始する場合は、
LT={(VR1+γT)2−VR1 2}/2γ…(4)式に従い、
テーパ圧延する時間TをT=S1+S2+S3(S1:圧延機の圧下ブレーキ開に要する時間(圧延機による固定値)、S2:圧下装置の圧下速度がトップ速度になるまでに要する時間(圧延機による固定値)、S3:圧下装置の圧下速度がトップ速度になってから金属素材後端がワークロール間を抜けるまでの時間)として計算し、
テーパ圧延開始ポイントを算出してテーパ圧延を行うことを特徴とする熱間圧延方法。
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