JP5800533B2 - 洗浄剤 - Google Patents
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[式(3)中、R3は炭素数8〜18の脂肪族炭化水素基を表し、A3Oは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を表し、sはA3Oの平均付加モル数であって2〜25の整数を表し、複数あるA3Oは同一であっても異なっていてもよい。]
R4 p−N−[(A4O)t−H]3-p (4)
[式(4)中、R4は炭素数8〜18の脂肪族炭化水素基、A4Oは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を表し、tはA4Oの平均付加モル数であって2〜25の整数を表し、複数あるA4Oは同一であっても異なっていてもよい。pは1又は2を表し、pが2の時、R4は同一であっても異なっていてもよい。]
R5−COO−(A5O)u−X (5)
[式(5)中、R5は炭素数7〜17の脂肪族炭化水素基、A5Oは炭素数2〜4のアルキ
レンオキシ基を表し、uはA5Oの平均付加モル数であって2〜25の整数を表し、複数あるA5Oは同一であっても異なっていてもよい。Xは水素原子又は−CO−R5を表し、Xが−CO−R5の場合、R5は同一であっても異なっていてもよい。]
また、a、b及びcが前記条件より大きいと、水溶性が不足し水中に洗浄剤が十分に分散されず洗浄性が低下する傾向にある。
また、(a+ab)が1の時、cは1又は2であって、cが1の時、R1の炭素数は7〜10であり、cが2の時、R1の炭素数は4〜10であり、この時、複数あるR1は同一であっても異なっていてもよい。この条件を満たさない場合、親油性が不足し油汚れに対する洗浄性が低下する傾向にある。洗浄性と再汚染防止性がより優れることから、(a+ab)が1の時、cは1であることが好ましい。
A1Oとしてはエチレンオキシ基、プロピレンオキシ基、ブチレンオキシ基が挙げられる。これらのアルキレンオキシ基が2種以上付加する場合は、ブロック付加であってもランダム付加であってもよい。洗浄性と再汚染防止性がより優れることからエチレンオキシ基の単独付加、又はエチレンオキシ基とプロピレンオキシ基のブロック又はランダム付加が好ましい。
dは前記範囲より大きいと、親油性が不足し油汚れに対する洗浄性が低下する傾向にあり、前記範囲より小さいと、水溶性が不足し水中に洗浄剤が十分に分散されず洗浄性が低下する傾向にある。洗浄性と再汚染防止性がより優れることから、dは6〜15が好ましい。
前記ベンジル化フェノールとしては、ジベンジル化フェノール、トリベンジル化フェノール、テトラベンジル化フェノール等が挙げられる。
前記ベンジル化アルキルフェノールとしては、クレゾール(メチルフェノール)、エチルフェノール、プロピルフェノール、イソプロピルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール等の炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基でモノ置換されたフェニル環を有するフェノール類や、キシレノール、チモール、カルバクロール等の炭素数1〜10の炭化水素基でジ置換されたフェニル環を有するフェノール類のフェニル環を、塩化メチルベンゼン等でジ、トリ又はテトラベンジル化したものが挙げられる。また、オクチルフェノール、ノニルフェノール等の炭素数7〜10の脂肪族炭化水素基でモノ置換されたフェニル環を有するフェノール類や、炭素数4〜10の炭化水素基でジ置換されたフェニル環を有するフェノール類のフェニル環を、塩化メチルベンゼン等でモノベンジル化したものが挙げられる。
Rは水素原子又はメチル基を表す。
また、e、f及びgが前記条件より大きいと、水溶性が不足し水中に洗浄剤が十分に分散されず洗浄性が低下する傾向にある。
また、(e+ef)が1の時、gは1又は2であり、gが1の時、R2の炭素数は6〜10であり、gが2の時、R2の炭素数は3〜10であり、この時、複数あるR2は同一で
あっても異なっていてもよい。この条件を満たさない場合、親油性が不足し油汚れに対する洗浄性が低下する傾向にある。洗浄性と再汚染防止性がより優れることから、(e+ef)が1の時、gは1であることが好ましい。
A2Oとしては、エチレンオキシ基、プロピレンオキシ基、ブチレンオキシ基が挙げられる。これらのアルキレンオキシ基が2種以上付加する場合は、ブロック付加であってもランダム付加であってもよい。洗浄性と再汚染防止性がより優れることからエチレンオキシ基の単独付加、又はエチレンオキシ基とプロピレンオキシ基のブロック又はランダム付加が好ましい。
hは前記範囲より大きいと、親油性が不足し油汚れに対する洗浄性が低下する傾向にあり、前記範囲より小さいと、水溶性が不足し水中に洗浄剤が十分に分散されず洗浄性が低下する傾向にある。洗浄性と再汚染防止性がより優れることから、hは6〜15が好ましい。
前記スチレン化フェノールとしては、ジスチレン化フェノール、トリスチレン化フェノール、テトラスチレン化フェノール等が挙げられる。
前記スチレン化アルキルフェノールとしては、クレゾール(メチルフェノール)、エチルフェノール、プロピルフェノール、イソプロピルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール等の炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基でモノ置換されたフェニル環を有するフェノール類や、キシレノール、チモール、カルバクロール等の炭素数1〜10の炭化水素基でジ置換されたフェニル環を有するフェノール類のフェニル環を、スチレンでジ、トリ又はテトラスチレン化したものが挙げられる。また、オクチルフェノール、ノニルフェノール等の炭素数6〜10の脂肪族炭化水素基でモノ置換されたフェニル環を有するフェノール類や、炭素数3〜10の炭化水素基でジ置換されたフェニル環を有するフェノール類のフェニル環を、スチレンでモノスチレン化したものが挙げられる。
前記α−メチルスチレン化アルキルフェノールとしては、クレゾール(メチルフェノール)、エチルフェノール、プロピルフェノール、イソプロピルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール等の炭素数1〜10の脂肪族炭化水素基でモノ置換されたフェニル環を有するフェノール類や、キシレノール、チモール、カルバクロール等の炭素数1〜10の炭化水素基でジ置換されたフェニル環を有するフェノール類のフェニル環を、α−メチルスチレンでジ、トリ又はテトラα−メチルスチレン化したものが挙げられる。また、オクチルフェノール、ノニルフェノール等の炭素数6〜10の脂肪族炭化水素基でモノ置換されたフェニル環を有するフェノール類や、炭素数3〜10の炭化水素基でジ置換されたフェニル環を有するフェノール類のフェニル環を、α−メチルスチレンでモノα−メチルスチレン化したものが挙げられる。
例えば、前記ベンジル化フェノール、ベンジル化アルキルフェノール、スチレン化フェ
ノール、スチレン化アルキルフェノール、α−メチルスチレン化フェノール又はα−メチルスチレン化アルキルフェノールと、塩基触媒(水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等)とを高温及び減圧下で充分に脱水した後、80〜200℃でエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドを単独、ブロック又はランダム付加させることにより得ることができる。
[式(3)中、R3は炭素数8〜18の脂肪族炭化水素基を表し、A3Oは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を表し、sはA3Oの平均付加モル数であって2〜25の整数を表し、複数あるA3Oは同一であっても異なっていてもよい。]
R4 p−N−[(A4O)t−H]3-p (4)
[式(4)中、R4は炭素数8〜18の脂肪族炭化水素基、A4Oは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を表し、tはA4Oの平均付加モル数であって2〜25の整数を表し、複数あるA4Oは同一であっても異なっていてもよい。pは1又は2を表し、pが2の時、R4は同一であっても異なっていてもよい。]
R5−COO−(A5O)u−X (5)
[式(5)中、R5は炭素数7〜17の脂肪族炭化水素基、A5Oは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を表し、uはA5Oの平均付加モル数であって2〜25の整数を表し、複数あるA5Oは同一であっても異なっていてもよい。Xは水素原子又は−CO−R5を表し、Xが−CO−R5の場合、R5は同一であっても異なっていてもよい。]
A3Oとしては、エチレンオキシ基、プロピレンオキシ基、ブチレンオキシ基が挙げられる。これらのアルキレンオキシ基が2種以上付加する場合は、ブロック付加であってもランダム付加であってもよい。洗浄性と再汚染防止性がより向上することからエチレンオキシ基の単独付加、又はエチレンオキシ基とプロピレンオキシ基のブロック又はランダム付加が好ましい。
sは前記範囲外であると、併用による洗浄性と再汚染防止性の向上が十分に得られない傾向がある。洗浄性と再汚染防止性がより向上することから、sは3〜15が好ましい。
前記1価アルコールとしては、オクチルアルコール、ノニルアルコール、デシルアルコール、ドデシルアルコール、トリデシルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール等が挙げられる。
A4Oとしては、エチレンオキシ基、プロピレンオキシ基、ブチレンオキシ基が挙げら
れる。これらのアルキレンオキシ基が2種以上付加する場合は、ブロック付加であってもランダム付加であってもよい。洗浄性と再汚染防止性がより向上することからエチレンオキシ基の単独付加、又はエチレンオキシ基とプロピレンオキシ基のブロック又はランダム付加が好ましい。
tは前記範囲外であると、併用による洗浄性と再汚染防止性の向上が十分に得られない傾向がある。洗浄性と再汚染防止性がより向上することから、tは3〜15が好ましい。
pは1又は2を表し、pが2の場合、R4は同一であっても異なっていてもよい。洗浄性と再汚染防止性がより向上することからpは1が好ましい。
前記モノアルキルアミンとしてはオクチルアミン、デシルアミン、ドデシルアミン、テトラデシルアミン、ヘキサデシルアミン、オクタデシルアミン、ヤシアルキルアミン、牛脂アミン、オレイルアミン、大豆アルキルアミン等が挙げられる。前記ジアルキルアミンとしてはジオクチルアミン、ジデシルアミン、ジラウリルアミン、ジパルミチルアミン、ジステアリルアミン等が挙げられる。前記ジアルキルアミンとしてはジオクチルアミン、ジデシルアミン、ジラウリルアミン、ジパルミチルアミン、ジステアリルアミン等が挙げられる。
A5Oとしては、エチレンオキシ基、プロピレンオキシ基、ブチレンオキシ基が挙げられる。これらのアルキレンオキシ基が2種以上付加する場合は、ブロック付加であってもランダム付加であってもよい。洗浄性と再汚染防止性がより向上することからエチレンオキシ基の単独付加、又はエチレンオキシ基とプロピレンオキシ基のブロック又はランダム付加が好ましい。
uは前記範囲外であると、併用による洗浄性と再汚染防止性の向上が十分に得られない傾向がある。洗浄性と再汚染防止性がより向上することから、uは3〜15が好ましい。
前記脂肪族カルボン酸としては、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等が挙げられる。
このようなポリオキシアルキレングリコールとしては、例えば、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドがランダム付加したもの等が挙げられる。
1種以上を含有することが好ましく、式(4)の非イオン界面活性剤がより好ましい。
そのような成分としては、アニオン界面活性剤、ビルダー、再汚染防止剤、アルカリ剤、ハイドロトロープ剤、酵素、両性界面活性剤、カチオン界面活性剤、蛍光増白剤、石鹸、消泡剤、抗菌剤、香料などが挙げられる。
それらの対塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、ジエタノールアミン
、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン等が挙げられる。
ハイドロトロープ剤としては、低級アルコール、グリコール系溶剤、エタノールアミン等が挙げられる。
酵素としては、プロテアーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ等が挙げられる。
1.洗浄剤
以下の非イオン界面活性剤を用いて表1、表2の実施例等の洗浄剤を得た。なお、EOはエチレンオキサイド、POはプロピレンオキサイドを表す。
(1)
1−1.ジベンジル化フェノールのEO付加物(平均付加モル数8mol)
1−2.トリスチレン化フェノールのEO付加物(平均付加モル数12mol)
1−3.トリスチレン化フェノールのEO付加物(平均付加モル数20mol)
1−4.トリスチレン化フェノールのEO、POランダム付加物(平均付加モル数、EO:10mol、PO:2mol)
1−5.ジスチレン化クレゾールのEO、POランダム付加物(平均付加モル数、EO:6mol、PO:2mol)
(2)
2−1.ドデシルアルコールのEO付加物(平均付加モル数7mol)
2−2.テトラデシルアルコールのEO、POランダム付加物(平均付加モル数、EO:6mol、PO:4mol)
2−3.ドデシルアミンのEO付加物(平均付加モル数3mol)
2−4.オレイン酸のEO付加物(平均付加モル数15mol)
2−5.ドデシルアルコールのEO付加物(平均付加モル数9mol)
(3)
3−1.トリスチレン化フェノールのEO付加物(平均付加モル数4mol)
3−2.トリスチレン化フェノールのEO付加物(平均付加モル数30mol)
3−3.モノスチレン化フェノールのEO付加物(平均付加モル数8mol)
3−4.クミルフェノールのEO付加物(平均付加モル数8mol)
3−5.ペンタスチレン化フェノールのEO付加物(平均付加モル数10mol)
表1及び2に示す組成で実施例等の洗浄剤を得、以下の方法によりポリエステルと綿繊維の動物油、植物油及び鉱物油汚れに対する洗浄性と再汚染防止性を評価した。
(1)洗浄方法
試験布として5cm×5cmの、ポリエステル布及び綿メリヤス布を用いた。動物油としてラード、植物油としてオリーブ油、鉱物油としてブライトストック((株)ジャパンエナジー社製、商品名:JOMO ブライトストック)を用い、各油75gに、0.00
75gの顔料(スダンIII)と25gの石油系溶剤(新日本石油(株)製、製品名:ニュ
ーソルDX)を混合し、各油汚れ液を作成した。各油汚れ液を、ポリエステル布又は綿メリヤス布の試験布に0.1g付着させ、汚染布を作成した。
洗浄は、ポリエステル布と綿メリヤス布とで別浴にて行った。
上記の方法で汚染布を洗浄後、汚染布の反射率を反射率計((株)村上色彩技術研究所
製、色彩計CM−53D型)を用いて測定した。未洗浄かつ未汚染の試験布、及び、洗浄前後の汚染布の反射率と下式を用いて、各油汚れに対する洗浄率を算出し、洗浄性を下記基準により評価した。その結果を表1及び2に示す。洗浄率が高いほど洗浄性が良好であることを示す。
洗浄率(%)={(RW1−RS1)/(R01−RS1)}×100
(式中、RW1は洗浄後の汚染布の反射率、RS1は洗浄前の汚染布の反射率、R01は未洗浄かつ未汚染の試験布の反射率である。)
(i)鉱物油汚れ
◎:60<洗浄率(%)であり、非常に優れている。
○:20<洗浄率(%)≦60であり、優れている。
△:10<洗浄率(%)≦20であり、やや劣る。
×:洗浄率(%)≦10であり、劣る。
◎:30<洗浄率(%)であり、非常に優れている。
○:20<洗浄率(%)≦30であり、優れている。
△:10<洗浄率(%)≦20であり、やや劣る。
×:洗浄率(%)≦10であり、劣る。
◎:50<洗浄率(%)であり、非常に優れている。
○:20<洗浄率(%)≦50であり、優れている。
△:10<洗浄率(%)≦20であり、やや劣る。
×:洗浄率(%)≦10であり、劣る。
上記の方法で未汚染の試験布を洗浄後、それらの反射率を反射率計((株)村上色彩技術研究所製、色彩計CM−53D型)を用いて測定した。未洗浄かつ未汚染の試験布、及び、洗浄後の未汚染の試験布の反射率と、下式とを用いて再汚染率を算出し、再汚染防止性を下記基準により評価した。その結果を表1及び2に示す。なお、評価には、未汚染の試験布3枚の再汚染率の平均値を用いた。再汚染率が低いほど再汚染防止性が良好であることを示す。
汚染率(%)={(RW2−R02)/R02}×100
(式中、RW2は洗浄後の未汚染の試験布の反射率、R02は未洗浄かつ未汚染の試験布の反射率である。)
◎:再汚染率が5%未満であり、非常に優れている。
○:再汚染率が5%以上10%未満であり、優れている。
△:再汚染率が10%以上20%未満であり、やや劣る。
×:再汚染率が20%以上であり、劣る。
調整例5の洗浄剤は、綿繊維の各油汚れに対する再汚染防止性が従来と同等程度であるが、ポリエステル繊維製品の各油汚れに対し、従来よりも優れた再汚染防止性を有し、また、特定の非イオン界面活性剤を併用することにより、綿及びポリエステル繊維の各油汚れに対して、従来よりも優れた洗浄性と再汚染防止性を同時に発揮することが分かった。
また、表2のように、比較例の洗浄剤は、ポリエステル繊維の各油汚れに対して、優れた洗浄性と再汚染防止性を得ることはできなかった。
再生ポリエステル繊維の油汚れに対する洗浄性を以下のように評価した。
試験布として、厨房で1週間使用し、サラダ油主体の臭気を認める再生ポリエステルマット(三宝物産(株)製、製品名:吸水ドライECOマット)を4cm×6cmの長方形に切り取ったものを用いた。
500mlのステンレスポットに、濃度が表3となるように、水と、調整例2、3、比較例4、9の洗浄剤と、表4に示す組成の粉末洗浄剤とを添加し、試験布を浴比1:20となるよう加え、ラウンダ・オ・メーター(大栄科学精器製作所(株)製、L−20)を用いて60℃、10分間撹拌洗浄した。その後、30秒〜1分間、流水し手で揉みながらすすぎを行い、遠心脱水機(栄光産業(株)、H−120A)を用いて30秒間脱水し、風乾した。
洗浄後の試験布について、外観、及び、パネラー5人による臭気の官能評価を行い、洗浄性を評価した。その結果を表3に示す。
下記基準により洗浄性評価を行った。その結果を表3に示す。
評価基準
○:汚れ落ちがはっきりと分かり、洗浄性が非常に優れる。
△:汚れ落ちがやや分かり、洗浄性がやや劣る。
×:汚れ落ちが分からず、洗浄性が劣る。
パネラー5人に、洗浄後の試験布の臭気を嗅いてもらい、4段階で点数をつけてもらった。点数のつけ方は、臭気の強い試料を0点、やや臭気の強い試料を1点、臭気の弱い試料を2点、無臭を3点とした。パネラー5人の合計値を用いて以下の基準により評価を行なった。その結果を表3に示す。
◎:合計値が12〜15であり、洗浄性が非常に優れる。
○:合計値が8〜11であり、洗浄性が優れる。
△:合計値が4〜7であり、洗浄性がやや劣る。
×:合計値が0〜3であり、洗浄性が劣る。
Claims (3)
- 上記一般式(1)又は下記一般式(2)で表される非イオン界面活性剤のいずれか1種以上に加えて、下記一般式(3)〜(5)で表される非イオン界面活性剤のいずれか1種以上を含有することを特徴とする請求項1記載の繊維製品用水洗い用洗浄剤。
数を表し、複数のA2Oは同一であっても異なっていてもよい。ただし、(e+ef)が1の時、gは1又は2であって、gが1の時、R2の炭素数は6〜10であり、gが2の時、R2の炭素数は3〜10であり、複数あるR2は同一であっても異なっていてもよい。]
R3O−(A3O)s−H (3)
[式(3)中、R3は炭素数8〜18の脂肪族炭化水素基を表し、A3Oは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を表し、sはA3Oの平均付加モル数であって2〜25の整数を表し、複数あるA3Oは同一であっても異なっていてもよい。]
R4 p−N−[(A4O)t−H]3-p (4)
[式(4)中、R4は炭素数8〜18の脂肪族炭化水素基、A4Oは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を表し、tはA4Oの平均付加モル数であって2〜25の整数を表し、複数あるA4Oは同一であっても異なっていてもよい。pは1又は2を表し、pが2の時、R4は同一であっても異なっていてもよい。]
R5−COO−(A5O)u−X (5)
[式(5)中、R5は炭素数7〜17の脂肪族炭化水素基、A5Oは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を表し、uはA5Oの平均付加モル数であって2〜25の整数を表し、複数あるA5Oは同一であっても異なっていてもよい。Xは水素原子又は−CO−R5を表し、Xが−CO−R5の場合、R5は同一であっても異なっていてもよい。] - 上記一般式(1)で表される非イオン界面活性剤、或いは、上記一般式(1)又は式(2)で表される非イオン界面活性剤のいずれか1種以上に加えて、上記一般式(3)〜(5)で表される非イオン界面活性剤のいずれか1種以上を、水に添加し、水溶液又は水分散液とした中に被洗浄物を投入し撹拌することを特徴とする繊維製品の洗浄方法。
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