JP2009126969A - ドライクリーニング用洗浄剤組成物及びドライクリーニング用洗浄液 - Google Patents
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Abstract
【課題】 洗浄力に加え、抱水性に優れたドライクリーニング用洗浄剤組成物の提供をする。
【解決手段】 スチレン化フェノール、スチレン化アルキルフェノール、スチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物、スチレン化アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物、スチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステル及びスチレン化アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステルからなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物を含有することを特徴とする。
【選択図】 なし
【解決手段】 スチレン化フェノール、スチレン化アルキルフェノール、スチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物、スチレン化アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物、スチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステル及びスチレン化アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステルからなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物を含有することを特徴とする。
【選択図】 なし
Description
本発明は、衣類をはじめとする繊維製品のドライクリーニングに用いるドライクリーニング用洗浄剤組成物、及び、該ドライクリーニング用洗浄剤組成物とドライクリーニング溶剤とを含有するドライクリーニング用洗浄液に関する。
ドライクリーニングとは有機溶剤を用いて繊維製品を洗浄する方法である。この有機溶剤としては、従来、パラフィン、ナフテンや芳香族炭化水素等の石油系溶剤、テトラクロロエチレン等の塩素系溶剤、HCFC−225やHFC―365等のフッ素系溶剤、臭化プロピル、環状又は直鎖状シリコーン等のシリコーン系溶剤、d−リモネン等のテルペン系溶剤などの各種溶剤が用いられており、洗浄力や価格等の面から、石油系溶剤及び塩素系溶剤が好適に用いられている。
ドライクリーニングにおいては、油性汚れ及び固体汚れ等の様々な汚れの除去、再汚染防止、帯電防止、柔軟性付与などを目的として、前記溶剤にノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤等の界面活性剤を含む洗浄剤組成物を混合し、これを洗浄液として用いている。このような洗浄剤組成物は、通常、界面活性剤以外に安定性向上剤、粘度低下剤、石油系溶剤又は塩素系溶剤等のバランス剤、抗菌剤及び金属腐食防止剤等が配合された液状組成物であって、前記溶剤に対して0.1〜5容量%の割合で添加される。
ところで、ドライクリーニングでは有機溶剤を用いるため、動植物油や皮脂等の油性汚れに対しては優れた洗浄力を発揮するものの、コーヒー、醤油等の水溶性食品や汗などの水溶性汚れに対しては洗浄力が不十分となる場合がある。
水溶性汚れへの対処方法としては、(1)ドライクリーニング用洗浄剤組成物と水との混合液を用いて汚れ部をブラッシングする方法、(2)水溶性汚れを除去するための前処理剤を噴霧あるいは塗布する方法、(3)有機溶剤に水又は水溶性汚れを除去するための洗浄剤を添加してエマルジョンを調製し、これを用いて洗浄を行う方法等が挙げられるが、何れの方法においても過剰な水分による輪ジミ、収縮、型崩れ、色流れなどの問題が発生しやすい。さらに、前記方法で処理された繊維製品や雨天時の高含水率の衣類等から洗浄液中に混入する水分は、溶剤から分離してドライクリーニング機の溶剤ベースタンク底部にヘドロ状物となって沈降し、微生物繁殖による腐敗臭の発生、洗浄液浄化用の活性炭を充填したカートリッジフィルターの変形や異常なフイルター圧力上昇などの問題の原因となる。
水溶性汚れへの対処方法としては、(1)ドライクリーニング用洗浄剤組成物と水との混合液を用いて汚れ部をブラッシングする方法、(2)水溶性汚れを除去するための前処理剤を噴霧あるいは塗布する方法、(3)有機溶剤に水又は水溶性汚れを除去するための洗浄剤を添加してエマルジョンを調製し、これを用いて洗浄を行う方法等が挙げられるが、何れの方法においても過剰な水分による輪ジミ、収縮、型崩れ、色流れなどの問題が発生しやすい。さらに、前記方法で処理された繊維製品や雨天時の高含水率の衣類等から洗浄液中に混入する水分は、溶剤から分離してドライクリーニング機の溶剤ベースタンク底部にヘドロ状物となって沈降し、微生物繁殖による腐敗臭の発生、洗浄液浄化用の活性炭を充填したカートリッジフィルターの変形や異常なフイルター圧力上昇などの問題の原因となる。
このような水分による問題を解消するため、ドライクリーニング用洗浄剤組成物には洗浄力に加えて抱水性が要求されている。良好な抱水性を有するドライクリーニング用洗浄剤組成物は洗浄液中に混入した水分を速やかに可溶化するため、繊維製品の収縮、型崩れ、色流れなどの問題を抑制しながら水溶性汚れを除去することができる。また、溶剤からの水分の分離を抑制することで、洗浄液浄化用フィルターの強度低下、変形、破損や圧力上昇を抑えることができる。
従来、抱水性を改善したドライクリーニング用洗浄剤組成物としては、アニオン界面活性剤及び/又はカチオン界面活性剤と、非イオン界面活性剤を配合したものが提案されている。具体的には、特許文献1(特開2000−192085号公報)では、洗浄性と抱水性とに優れたドライクリーニング用洗浄剤組成物として、ジアルキルスルホコハク酸エステルもしくはその塩と非アルキルフェノールエトキシレート型の非イオン界面活性剤とを主成分とし、さらに炭素数1〜15のアルキル又はアルケニル基を1つ以上有するアルキル又はアルケニルベンゼンスルホン酸塩を含有するドライクリーニング用洗浄剤組成物が開示されている。
特許文献2(特開2002−322494号公報)には、水の可溶化能(すなわち抱水性)が大きく、水溶性汚れに対する洗浄性が優れるドライクリーニング用洗浄剤として、ソルビタン脂肪酸エステル5〜50質量%と石油系溶剤を含有する非水系洗浄剤組成物が開示されており、さらにポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルや、スルホコハク酸又はその塩、リン酸エステル又はその塩、ポリオキシリン酸エステル又はその塩等の補助成分を添加することが記載されている。
また、特許文献3(特開2003−247160号公報)には、抱水性に優れ、油性汚れ及び水溶性汚れに対する洗浄力に優れるドライクリーニング用洗浄剤として、炭素数11〜21の直鎖アルキル基又は直鎖アルケニル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸アルカリ金属塩及びアルカリ土類金属塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテル等の非イオン界面活性剤並びにアルコール系溶剤を含有する組成物が開示されている。
しかし、これらのドライクリーニング用洗浄剤組成物は抱水性が不十分であって、実用濃度において満足する性能が得られないのが現状であった。
特開2000−192085号公報
特開2002−322494号公報
特開2003−247160号公報
しかし、これらのドライクリーニング用洗浄剤組成物は抱水性が不十分であって、実用濃度において満足する性能が得られないのが現状であった。
本発明は、優れた抱水性を発揮するドライクリーニング用洗浄剤組成物、及び、該ドライクリーニング用洗浄剤組成物とドライクリーニング溶剤とを含有するドライクリーニング用洗浄液を提供しようとするものである。
本発明者らは、スチレン化フェノール、スチレン化アルキルフェノール、これらのアルキレンオキサイド付加物及びその脂肪酸エステルを含有するドライクリーニング用洗浄剤組成物が、水溶性汚れに対する強い洗浄力を有するのはもちろんのこと、優れた抱水性をも有することを見出し、その知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、スチレン化フェノール、スチレン化アルキルフェノール、スチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物、スチレン化アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物、スチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステル及びスチレン化アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステルからなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物を含有することを特徴とするドライクリーニング用洗浄剤組成物を提供するものである。
ここで、スチレン化フェノール、スチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物及びスチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステルの夫々は、そのフェニル環が1〜3モルのスチレンでモノ−、ジ−若しくはトリ−スチレン化されたもの、又はこれらの混合物でありうる。
更にまた、このスチレン化フェノール、スチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物及びスチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステルの夫々は、そのフェニル環が4〜10モルのスチレンでポリ−スチレン化されたもの、又はこれらの混合物であってもよい。
また、上記スチレン化アルキルフェノール、スチレン化アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物及びスチレン化アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステルについては、そのフェニル環が1〜10モルのスチレンでモノ−若しくはポリ−スチレン化されたもの、又はこれらの混合物でありうる。
そして、スチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物、スチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステル、スチレン化アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物及びスチレン化アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステルの夫々については、スチレン化フェノール又はスチレン化アルキルフェノールに、炭素数2〜4のアルキレンオキサイドの1種若しくは2種以上を1〜40モル付加した化合物であるか、又はこのアルキレンオキサイド付加化合物の脂肪酸エステルであることができる。
そして上記したアルキレンオキサイド付加物であるが、これは、スチレン化フェノール又はスチレン化アルキルフェノールに、エチレンオキサイドを3〜30モル付加した化合物、又はこのエチレンオキサイド付加化合物の脂肪酸エステルが、好ましく用いられる。
また、上記したスチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステル、又はスチレン化アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステルは、炭素数2〜22の脂肪酸のエステルである。
そして本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成物は、上記した成分に加えて、さらに、炭素数12〜20の炭化水素基を少なくとも1つ有する第4級アンモニウム塩、スルホコハク酸エステル又はその塩、及び、アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩からなる群より選ばれる1種以上の化合物を含有することがありうる。
そして本発明によれば、上記したドライクリーニング用洗浄剤組成物に、該洗浄剤組成物に対して30〜1000倍容量のドライクリーニング溶剤を混合してなるドライクリーニング用洗浄液も提供され、ドライクリーニング溶剤として、パラフィン、ナフテン、芳香族炭化水素等の石油系溶剤、テトラクロロエチレン等の塩素系溶剤、HCFC-225、HFC-365等のフッ素系溶剤、環状又は直鎖状シリコーン等のシリコーン系溶剤、d−リモネン等のテルペン系溶剤が用いうるものとする。
本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成物は洗浄性と抱水性に優れており、ドライクリーニング溶剤と混合して用いることによりドライクリーニング用洗浄液中に混入する水分を速やかに可溶化することができるので、衣類をはじめとする繊維製品のドライクリーニングに好適に用いることができる。
本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成物は、(A)スチレン化フェノール、スチレン化アルキルフェノール、スチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物、スチレン化アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物、スチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステル及びスチレン化アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステルからなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物を含有することを特徴とする。
スチレン化フェノールとしては、モノスチレン化フェノールと、ジスチレン化フェノール、トリスチレン化フェノール、ペンタスチレン化フェノール等のポリスチレン化(スチレン2〜10モル)フェノールが挙げられる。なお、洗浄性と抱水性とのバランスから、スチレンの付加モル数は1〜5モルであることが好ましく、1〜3モルであることがより好ましい。
スチレン化アルキルフェノールとしては、メチルフェノール(クレゾール)、エチルフェノール、プロピルフェノール、イソプロピルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール等の炭素数1〜10のアルキル基でモノ置換されたフェノールまたはキシレノール、チモール、カルバクロール等の炭素数1〜5のアルキル基でジ置換されたフェノールのスチレン化物が挙げられる。そしてこれらのアルキル化フェノールのスチレン化の段階によって、モノスチレン化アルキルフェノール、ジスチレン化アルキルフェノール、トリスチレン化アルキルフェノールのほかに、ポリスチレン化したアルキルフェノール(スチレンの付加モル数〜10モル)が挙げられる。
なお、洗浄性と抱水性とのバランスから、スチレンの付加モル数は1〜5モルであることが好ましい。
なお、洗浄性と抱水性とのバランスから、スチレンの付加モル数は1〜5モルであることが好ましい。
スチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物及びスチレン化アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物は、前記スチレン化フェノール又はスチレン化アルキルフェノールに、炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを付加した化合物が挙げられる。その付加形態は1種のアルキレンオキサイド付加物の単独付加、2種以上のアルキレンオキサイド付加物のランダム又はブロック付加のいずれでもよいが、抱水性を良好なものにするためにはエチレンオキサイドの単独付加であることが好ましい。なお、付加モル数は好ましくは1〜40モル、より好ましくは3〜30である。
また、本発明において用いられる、前記アルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステルは、炭素数8〜22の脂肪酸のエステルであることが好ましく、脂肪酸は飽和であっても不飽和であってもよい。このような化合物は、末端がエステル化されていることにより、前記アルキレンオキサイド付加物よりも抱水性の面では性能がやや低下することもあるが、一方でドライクリーニング溶剤との相溶性が向上するために、ドライクリーニング用洗浄液の安定性や洗浄性が良好となる。
ドライクリーニング用洗浄剤組成物における、これら(A)成分の含有量は合計で1〜35質量%であることが好ましく、より好ましくは3〜30質量%である。(A)成分の含有量が上記範囲未満であると抱水性が十分に発揮されないおそれがあり、上記範囲を超えても使用量に見合うだけの抱水性の向上が得られない場合がある。
本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成物においては、前記(A)成分に加えて、ノニオン界面活性剤を併用することができる。ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルフェノールエーテル、ショ糖エステル、ポリオキシアルキレンショ糖エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノールアミド又はそのアルキレンオキサイド付加物、モノグリセリン脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等が挙げられ、これらのなかでも、脂肪酸アルカノールアミドを併用すると、ドライクリーニング用洗浄剤組成物の抱水性が向上するので好ましい。これらノニオン界面活性剤の配合量は、目的とする性能に応じて適宜調整することができるが、ドライクリーニング用洗浄剤組成物中に好ましくは5〜30質量%、より好ましくは10〜30質量%とすると抱水性向上の相乗効果が十分に発揮される。
本発明のドライクリーニング洗浄剤組成物は、洗浄性、再汚染防止性、帯電防止性、柔軟性等の性能を向上させるために、(B)炭素数12〜20の炭化水素基を1つ以上有する第4級アンモニウム塩、スルホコハク酸エステル又はその塩、及び、アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物を併用することが好ましい。
炭素数12〜20の炭化水素基を1つ以上有する第4級アンモニウム塩において、炭化水素基は、直鎖状であっても分岐鎖を有しているものであってもよく、また、飽和であっても不飽和であってもよい。なお、第4級アンモニウム塩の対イオンとしては、従来公知のものを特に制限なく挙げることができ、例えば、ハロゲンイオン、炭素数1〜4のモノアルキルスルホネート、炭素数1〜18のモノもしくはジアルキルホスホネート、ベンゼンスルホネート、キシレンスルホネート、p−トルエンスルホネート等の芳香族スルホネートなどを挙げることができる。このような第4級アンモニウム塩としては、例えば、ステアリルジメチルエチルアンモニウム・エチルサルフェート、ラウリルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム・p−トルエンスルホネート、ステアリルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム・p−トルエンスルホネート、ステアリルアミノエチルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム・p−トルエンスルホネート等を挙げことができる。
スルホコハク酸エステルについては、洗浄性の観点からスルホコハク酸ジアルキルエステルを用いることが好ましく、アルキル基の炭素数は8〜20であることが好ましい。このようなスルホコハク酸エステルとしては、例えば、スルホコハク酸ビス(2−エチルヘキシル)、スルホコハク酸ジデシル、スルホコハク酸ジドデシルが挙げられる。また、これらの塩としては、アルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩が挙げられる。
アルキルベンゼンスルホン酸塩としては、炭素数8〜20のアルキル基を有するものが好ましく、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸、オクタデシルベンゼンスルホン酸等を好適に用いることができる。また、これらの塩としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、又は、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、トリプロパノールアミン塩等のアルカノールアミン塩が挙げられる。
本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成物において、前記(A)成分と(B)成分とを併用する場合は、ドライクリーニング用洗浄剤組成物の洗浄性と抱水性とのバランスから、両者の配合割合を質量比で1:6〜5:1とすることが好ましい。
また、本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成物には溶解助剤を配合してもよい。溶解助剤としては、融点が0℃以上であり引火点が40℃以上であるアルコール系溶剤が好ましく、例えば、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングルコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、3−メチル−3−メトキシブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリレングリコール、テトラエチレングルコール、1,3―ブタンジオール等が挙げられる。これらのなかでもエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、3−メチル−3−メトキシブタノールがより好ましい。ドライクリーニング用洗浄剤組成物における溶解助剤の配合量は、好ましくは1〜20質量%、より好ましくは5〜15質量%とする。さらに、本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成物には、トリクロサン等の抗菌剤、ベンゾトリアゾール等の腐食防止剤、石油系溶剤、塩素系溶剤、フッ素系溶剤、シリコーン系溶剤、テルペン系溶剤等の溶剤など、一般的にドライクリーニング用洗浄剤組成物に配合される成分を、本発明の効果を損なわない範囲において配合することができる。
このようなドライクリーニング用洗浄剤組成物はドライクリーニング溶剤に添加して使用する。その添加量は目的とする性能に応じて適宜調整することができるが、例えば、ドライクリーニング用洗浄剤組成物と該洗浄剤組成物に対して30〜1000倍容量のドライクリーニング溶剤とを混合し、これをドライクリーニング用洗浄液として用いる。なお、ドライクリーニング溶剤としては、従来公知のものを特に制限無く用いることができ、パラフィン、ナフテンや芳香族炭化水素等の石油系溶剤、テトラクロロエチレン等の塩素系溶剤、HCFC−225やHFC―365等のフッ素系溶剤、臭化プロピル、環状又は直鎖状シリコーン等のシリコーン系溶剤、d−リモネン等のテルペン系溶剤等を挙げることができる。これらの溶剤は、1種を単独で用いることもできるし、2種以上を併用することもできる。これらのうち、石油系溶剤又は塩素系溶剤で使用すると、本発明の洗浄剤組成物の抱水性がとりわけ発揮されるので好ましい。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら制限されるものではない。
なお、得られたドライクリーニング用洗浄剤組成物の性能を、以下の方法にしたがって評価した。
なお、得られたドライクリーニング用洗浄剤組成物の性能を、以下の方法にしたがって評価した。
実施例1〜7及び比較例1〜4
25ml共栓付試験管に、ドライクリーニング溶剤として石油系溶剤(新日本石油(株)製、製品名「ニューソルDX」)を20mlと、実施例又は比較例のドライクリーニング用洗浄剤組成物0.2mlとを入れて攪拌した後、これにイオン交換水を2μlずつ添加し、その都度激しく攪拌した。攪拌後、静置して目視により外観を確認し、溶液が白濁した時点を終点とした。白濁するまでのイオン交換水の量を最大可溶化水量として、溶剤に対する可溶化水の量の体積比を算出し、抱水能(ppm)とした。
25ml共栓付試験管に、ドライクリーニング溶剤として石油系溶剤(新日本石油(株)製、製品名「ニューソルDX」)を20mlと、実施例又は比較例のドライクリーニング用洗浄剤組成物0.2mlとを入れて攪拌した後、これにイオン交換水を2μlずつ添加し、その都度激しく攪拌した。攪拌後、静置して目視により外観を確認し、溶液が白濁した時点を終点とした。白濁するまでのイオン交換水の量を最大可溶化水量として、溶剤に対する可溶化水の量の体積比を算出し、抱水能(ppm)とした。
実施例8〜14及び比較例5〜9
25ml共栓付試験管に、ドライクリーニング溶剤としてテトラクロロエチレンを20mlと、実施例又は比較例のドライクリーニング用洗浄剤組成物0.06mlとを入れて攪拌した後、これにイオン交換水を2μlずつ添加し、その都度激しく攪拌した。攪拌後、静置して目視により外観を確認し、溶液が白濁した時点を終点とした。白濁するまでのイオン交換水の量を最大可溶化水量として、溶剤に対する可溶化水の量の体積比を算出し、抱水能(ppm)とした。
25ml共栓付試験管に、ドライクリーニング溶剤としてテトラクロロエチレンを20mlと、実施例又は比較例のドライクリーニング用洗浄剤組成物0.06mlとを入れて攪拌した後、これにイオン交換水を2μlずつ添加し、その都度激しく攪拌した。攪拌後、静置して目視により外観を確認し、溶液が白濁した時点を終点とした。白濁するまでのイオン交換水の量を最大可溶化水量として、溶剤に対する可溶化水の量の体積比を算出し、抱水能(ppm)とした。
水溶性汚れの洗浄性
汚染布の作製
評価に用いる汚染布を、クリーニング総合研究所の水溶性汚れ除去判定用の染料汚染布作成法に基づいて作成した。すなわち、Acid Violet 6B[東京化成(株)]とKayacryl Blue HRL[日本化薬(株)]とを質量比4:6で混合したものを汚染染料として用い、この汚染染料の0.075質量%水溶液にポリエステルスポンジを常温(約25℃)で浸漬した後、色彩計[(株)村上色彩技術研究所、クリーンマスターCM−53D]による550nmにおける反射率が35±1%になるように、マングルを用いて絞り、風乾した。
汚染布の作製
評価に用いる汚染布を、クリーニング総合研究所の水溶性汚れ除去判定用の染料汚染布作成法に基づいて作成した。すなわち、Acid Violet 6B[東京化成(株)]とKayacryl Blue HRL[日本化薬(株)]とを質量比4:6で混合したものを汚染染料として用い、この汚染染料の0.075質量%水溶液にポリエステルスポンジを常温(約25℃)で浸漬した後、色彩計[(株)村上色彩技術研究所、クリーンマスターCM−53D]による550nmにおける反射率が35±1%になるように、マングルを用いて絞り、風乾した。
実施例1〜7及び比較例1〜4
500mlステンレスポットに、石油系溶剤(新日本石油(株)製、製品名「ニューソルDX」)20ml及び実施例1〜7及び比較例1〜4のドライクリーニング用洗浄剤組成物を0.2mlを入れて攪拌し、これに前記の汚染布(4cm×10cm)及び白布(綿金巾、ウールサージ、アクリルジャージ、ポリエステルジャージ、各4cm×10cm)各1枚を入れ、ラウンダ・オ・メーター[大栄化学精器製作所(株)、L−20]で5分間の攪拌洗浄をおこなった。その後、遠心脱水機[栄光産業(株)、H−120A]を用いて30秒間脱液し、8時間風乾した。洗浄した布と洗浄していない布とを対比し、下記の基準で目視判定をおこなった。
500mlステンレスポットに、石油系溶剤(新日本石油(株)製、製品名「ニューソルDX」)20ml及び実施例1〜7及び比較例1〜4のドライクリーニング用洗浄剤組成物を0.2mlを入れて攪拌し、これに前記の汚染布(4cm×10cm)及び白布(綿金巾、ウールサージ、アクリルジャージ、ポリエステルジャージ、各4cm×10cm)各1枚を入れ、ラウンダ・オ・メーター[大栄化学精器製作所(株)、L−20]で5分間の攪拌洗浄をおこなった。その後、遠心脱水機[栄光産業(株)、H−120A]を用いて30秒間脱液し、8時間風乾した。洗浄した布と洗浄していない布とを対比し、下記の基準で目視判定をおこなった。
実施例8〜14および比較例5〜9
500mlステンレスポットに、テトラクロロエチレン20mlと実施例8〜14および比較例5〜9のドライクリーニング用洗浄剤組成物0.06mlとを入れ、これに前記の汚染布(4cm×10cm)及び白布(綿金巾、ウールサージ、アクリルジャージ、ポリエステルジャージ、各4cm×10cm)各1枚を入れ、ラウンダ・オ・メーター[大栄化学精器製作所(株)、L−20]で10分間の攪拌洗浄をおこなった。その後、遠心脱水機[栄光産業(株)、H−120A]を用いて30秒間脱液し、8時間風乾した。洗浄した布と洗浄していない布とを対比し、下記の基準で目視判定をおこなった。
500mlステンレスポットに、テトラクロロエチレン20mlと実施例8〜14および比較例5〜9のドライクリーニング用洗浄剤組成物0.06mlとを入れ、これに前記の汚染布(4cm×10cm)及び白布(綿金巾、ウールサージ、アクリルジャージ、ポリエステルジャージ、各4cm×10cm)各1枚を入れ、ラウンダ・オ・メーター[大栄化学精器製作所(株)、L−20]で10分間の攪拌洗浄をおこなった。その後、遠心脱水機[栄光産業(株)、H−120A]を用いて30秒間脱液し、8時間風乾した。洗浄した布と洗浄していない布とを対比し、下記の基準で目視判定をおこなった。
◎:目視にて汚れ落ちがはっきりとわかる。
○:目視にて汚れ落ちがわかる。
△:目視にて汚れ落ちがややわかる。
×:目視では汚れ落ちがわからない
○:目視にて汚れ落ちがわかる。
△:目視にて汚れ落ちがややわかる。
×:目視では汚れ落ちがわからない
実施例1〜7及び比較例1〜4
表1に示す成分及び組成でドライクリーニング用洗浄剤組成物を調製し、性能を評価した。評価結果を表1に併せて示す。実施例及び比較例で用いた化合物は以下の通りである。
(A−1):トリスチレン化フェノール
(A−2):ジスチレン化ノニルフェノール
(A−3):トリスチレン化フェノールエチレンオキサイド5モル付加物
(A−4):モノスチレン化ノニルフェノールエチレンオキサイド8モル付加物
(A−5):トリスチレン化フェノールエチレンオキサイド10モル付加物のオレイン酸 エステル
(B−1):パルミチルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム・オクチルホスフェート(B−2):ドデシルベンゼンスルホン酸カリウム
(B−3):スルホコハク酸ビス(2−エチルヘキシル)ナトリウム
(ノニオン1):ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド
(ノニオン2):2級アルコール(炭素数12〜14)エチレンオキサイド5モル付加物
((株)日本触媒製、製品名「ソフタノール50」)
(ノニオン3):ノニルフェノールエチレンオキサイド4モル付加物
(ノニオン4):ソルビタントリオレート
(溶解助剤):エチレングリコールモノブチルエーテル
(石油系溶剤):ニューソルDX(新日本石油(株)製)
表1に示す成分及び組成でドライクリーニング用洗浄剤組成物を調製し、性能を評価した。評価結果を表1に併せて示す。実施例及び比較例で用いた化合物は以下の通りである。
(A−1):トリスチレン化フェノール
(A−2):ジスチレン化ノニルフェノール
(A−3):トリスチレン化フェノールエチレンオキサイド5モル付加物
(A−4):モノスチレン化ノニルフェノールエチレンオキサイド8モル付加物
(A−5):トリスチレン化フェノールエチレンオキサイド10モル付加物のオレイン酸 エステル
(B−1):パルミチルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム・オクチルホスフェート(B−2):ドデシルベンゼンスルホン酸カリウム
(B−3):スルホコハク酸ビス(2−エチルヘキシル)ナトリウム
(ノニオン1):ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド
(ノニオン2):2級アルコール(炭素数12〜14)エチレンオキサイド5モル付加物
((株)日本触媒製、製品名「ソフタノール50」)
(ノニオン3):ノニルフェノールエチレンオキサイド4モル付加物
(ノニオン4):ソルビタントリオレート
(溶解助剤):エチレングリコールモノブチルエーテル
(石油系溶剤):ニューソルDX(新日本石油(株)製)
実施例8〜17及び比較例5〜9
表2−1、表2−2に示す成分及び組成でドライクリーニング用洗浄剤組成物を調製し、性能を評価した。評価結果を表2−1、表2−2に併せて示す。実施例及び比較例で用いた化合物は以下の通りである。
(A−1):トリスチレン化フェノール
(A−6):ペンタスチレン化フェノールエチレンオキサイド17モル付加物
(A−7):トリスチリレン化フェノールエチレンオキサイド17モル付加物
(A−8):モノスチレン化ノニルフェノールエチレンオキサイド17モル付加物
(A−9):トリスチレン化フェノールエチレンオキサイド17モル付加物のオレイン酸 エステル
(B−4):ラウリルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム・p−トルエンスルホネー ト
(B−5):スルホコハク酸ビス(2−エチルヘキシル)ナトリウム
(B−6):ドデシルベンゼンスルホン酸カリウム
(ノニオン6):オレイン酸ジエタノールアミド
(ノニオン3):ノニルフェノールエチレンオキサイド4モル付加物
(ノニオン5):2級アルコール(炭素数12〜14)エチレンオキサイド12モル付加 物((株)日本触媒製、製品名「ソフタノール120」)
(溶解助剤):3−メチル−3−メトキシブタノール
(塩素系溶剤):テトラクロロエチレン
表2−1、表2−2に示す成分及び組成でドライクリーニング用洗浄剤組成物を調製し、性能を評価した。評価結果を表2−1、表2−2に併せて示す。実施例及び比較例で用いた化合物は以下の通りである。
(A−1):トリスチレン化フェノール
(A−6):ペンタスチレン化フェノールエチレンオキサイド17モル付加物
(A−7):トリスチリレン化フェノールエチレンオキサイド17モル付加物
(A−8):モノスチレン化ノニルフェノールエチレンオキサイド17モル付加物
(A−9):トリスチレン化フェノールエチレンオキサイド17モル付加物のオレイン酸 エステル
(B−4):ラウリルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム・p−トルエンスルホネー ト
(B−5):スルホコハク酸ビス(2−エチルヘキシル)ナトリウム
(B−6):ドデシルベンゼンスルホン酸カリウム
(ノニオン6):オレイン酸ジエタノールアミド
(ノニオン3):ノニルフェノールエチレンオキサイド4モル付加物
(ノニオン5):2級アルコール(炭素数12〜14)エチレンオキサイド12モル付加 物((株)日本触媒製、製品名「ソフタノール120」)
(溶解助剤):3−メチル−3−メトキシブタノール
(塩素系溶剤):テトラクロロエチレン
本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成物はいずれも水溶性汚れの洗浄性と抱水性に優れている。一方、比較例のドライクリーニング用洗浄剤組成物は、抱水性が本発明のものと比較して劣っており、水溶性汚れの洗浄性は劣る傾向にある。
本発明のドライクリーニング用洗浄剤組成物を用いれば、ドライクリーニング用洗浄液中に混入する水分による悪影響、すなわち、繊維製品の収縮、型崩れ、色流れなどの問題を起こすことなくドライクリーニングが可能となる。また、洗浄液浄化用フィルターの強度低下、変形、破損や圧力上昇を抑えることができ、作業上のトラブルを抑えることができる。
Claims (10)
- スチレン化フェノール、スチレン化アルキルフェノール、スチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物、スチレン化アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物、スチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステル及びスチレン化アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステルからなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物を含有することを特徴とするドライクリーニング用洗浄剤組成物。
- スチレン化フェノール、スチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物及びスチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステルの夫々は、そのフェニル環が1〜3モルのスチレンでモノ−、ジ−若しくはトリ−スチレン化されたもの、又はこれらの混合物である請求項1に記載のドライクリーニング用洗浄剤組成物。
- スチレン化フェノール、スチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物及びスチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステルの夫々は、そのフェニル環が4〜10モルのスチレンでポリ−スチレン化されたもの、又はこれらの混合物である請求項1に記載のドライクリーニング用洗浄剤組成物。
- スチレン化アルキルフェノール、スチレン化アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物及びスチレン化アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステルの夫々は、そのフェニル環が1〜10モルのスチレンでモノ−若しくはポリ−スチレン化されたもの、又はこれらの混合物である請求項1に記載のドライクリーニング用洗浄剤組成物。
- スチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物、スチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステル、スチレン化アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物及びスチレン化アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステルの夫々は、スチレン化フェノール又はスチレン化アルキルフェノールに、炭素数2〜4のアルキレンオキサイドの1種若しくは2種以上を1〜40モル付加した化合物であるか、又はこのアルキレンオキサイド付加化合物の脂肪酸エステルである、請求項1ないし4に記載のドライクリーニング用洗浄剤組成物。
- スチレン化フェノール又はスチレン化アルキルフェノールに、エチレンオキサイドを3〜30モル付加した化合物、又はこのエチレンオキサイド付加化合物の脂肪酸エステルが、スチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物、スチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステル、スチレン化アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物及びスチレン化アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステルである、請求項5に記載のドライクリーニング用洗浄剤組成物。
- スチレン化フェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステル、又はスチレン化アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステルは、炭素数2〜22の脂肪酸のエステルである、請求項1ないし6に記載のドライクリーニング用洗浄剤組成物。
- さらに、炭素数12〜20の炭化水素基を少なくとも1つ有する第4級アンモニウム塩、スルホコハク酸エステル又はその塩、及び、アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩からなる群より選ばれる1種以上の化合物を含有することを特徴とする請求項1ないし7に記載のドライクリーニング用洗浄剤組成物。
- 請求項1ないし8に記載のドライクリーニング用洗浄剤組成物と、該洗浄剤組成物に対して30〜1000倍容量のドライクリーニング溶剤とを含有するドライクリーニング用洗浄液。
- ドライクリーニング溶剤が、パラフィン、ナフテン、芳香族炭化水素等の石油系溶剤、テトラクロロエチレン等の塩素系溶剤、HCFC-225、HFC-365等のフッ素系溶剤、環状又は直鎖状シリコーン等のシリコーン系溶剤、d−リモネン等のテルペン系溶剤である、請求項9に記載のドライクリーニング用洗浄液。
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JP2007304583A JP2009126969A (ja) | 2007-11-26 | 2007-11-26 | ドライクリーニング用洗浄剤組成物及びドライクリーニング用洗浄液 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012102444A (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-31 | Daikyo Kagaku Kk | ポリエステル系繊維ニット用精練剤組成物とこれを用いる精練方法 |
JP2012184375A (ja) * | 2011-03-08 | 2012-09-27 | Nicca Chemical Co Ltd | 洗浄剤 |
CN105647709A (zh) * | 2016-02-01 | 2016-06-08 | 东莞品派实业投资有限公司 | 一种衣物去黄斑干洗剂及其制备方法 |
JP2017075201A (ja) * | 2015-10-13 | 2017-04-20 | 日華化学株式会社 | ドライクリーニング用洗浄液、ドライクリーニング用洗浄剤組成物、及びドライクリーニング洗浄方法 |
-
2007
- 2007-11-26 JP JP2007304583A patent/JP2009126969A/ja active Pending
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