JP5798274B1 - 刺入部材補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本願発明は刺入部材を使って、掲示物を掲示板に固定するときに、大切な掲示物を傷めることなく、又美観を損なうことなく更に簡易作業で固定が完了することを課題とする。又、掲示物以外のシート類、テント類においても上記課題を果たすためのさまざまな機能を持つ事を課題とする。【解決手段】刺入部材の貫通が可能である基材が磁石体を備え、その基材にスリット、又は挟持機能や貼り付け機能、そして更にくぼみを備えさせる事に加え折曲部や柔軟性を備えさせることで、さまざまな機能を備えたことを特徴とする刺入部材補助具を作成する。【選択図】図10

Description

掲示物やシート類を固定する刺入部材の最も代表的なものは画鋲である。又、刺入部材には前記画鋲より強固に固定する為に、日よけカバーやテント等を固定する場合はタッピンネジやドリルネジ、固定する穴がある場合はボルトネジ等を用いる、又釘を用いて打ち込む場合もある。これらの針体と頭部を備えたものの総称を刺入部材と定義する。尚、これらの針体と頭部(押圧部)を備えた刺入部材の殆どは、磁石体に吸着される性質を持つものである。本発明は、前記刺入部材を用いることでシート類(掲示物等)やテント類を傷めずに、前記シート類(掲示物等)やテント類を固定することができる刺入部材補助具に関するものである。
従来、掲示物を掲示する主な方法は三通りある。ひとつは代表的な刺入部材の画鋲単体で掲示物に穴を貫通させてから掲示板等に固定する方法であり、幼稚園や学校等で児童が書いた絵画画用紙を掲示板に固定する場合は、ほとんどがこの方法により行われている。二番目の方法は、マグネットボードと磁石体を使用する方法であり、三番目の方法は、セロテープ(登録商標)を用いる方法である。又、テントシート等を固定する場合においても、画鋲よりも強固に固定できる刺入部材(ネジ等)により上記の固定方法が用いられる。
特開2013-101293
以下において、刺入部材の代表例である画鋲を刺入部材として表記して説明するが、0001項に記載した様に、本願発明における刺入部材とは画鋲に限定されるものではない。前記画鋲以外の刺入基材の使用例については、実施例の最後に記載する。又、刺入部材で固定するものは、掲示物、シート類、日よけカバー、テント等の様々なものがあるが、画鋲を刺入部材に用いた場合の被固定対象物である掲示物を用いて当明細書では説明する。
従来の掲示物を掲示板等に掲示する場合において、画鋲単体を使用する方法は、掲示物を傷めることとなり、大切な掲示物には使用できない。マグネットボードと磁石体を使用する方法では、掲示した後に、磁石体が床に落ちやすく紛失が多発する。またセロテープ(登録商標)も、大切な掲示物には使用できないという問題がある。
本願発明刺入部材補助具は、掲示物を傷めることなく、また、磁石体を紛失することが防止される事を第一の課題とする。この場合において、掲示物の大きさに対応できるようにして、又、掲示物の前面に露出した基材が掲示物の美観をいかに損ねないようにするかを第二の課題とする。
更に、刺入部材補助具は掲示物を取り付けるにおいて、ただ単に掲示物を押し込む(容易に挟み込む)だけの簡易作業で固定できる事を第三の課題とし、掲示物の前面に露出した部分に、新たに別のアクセントを設けることをする事を第四の課題とする。
まず、刺入部材(以下画鋲と表記)の貫通が可能である基材が磁石体を備え、前記基材の少なくとも一方面に挟持機能部又は貼り付け機能部を備えた事を特徴とする刺入部材補助具を作成する。
そして、画鋲の貫通を可能にするスリットを備えた基材が、磁石体を備えた事を特徴とする刺入部材補助具を作成する。
又、画鋲の貫通が可能である基材が磁石体を備え、前記基材に画鋲頭部を収納できるくぼみを備えたことを特徴とする刺入部材補助具を作成する。
これらに加えて、前記基材が折曲部及び又は柔軟性(可撓性を含む)を備えた事を特徴とする刺入部材補助具作成する。
更に、前記基材の画鋲を貫通させる部分と掲示物を差し込む間の基材面に突起物を持つ事を特徴とする刺入部材補助具や、画鋲を貫通させた方向にのぼり坂のスロープを備えた事を特徴とする刺入部材補助具を作成する
又、前記基材が、透明性を備え持つことや、特別機能体を備え持を特徴とする項記載の刺入部材補助具を作成する。
本願発明器具を使用する際の一例を示すが、長方形状の基材の末端部分付近に画鋲を用いて掲示板に固定させる手段(スリットに挟み込む手段、基材自体を貫通させる手段)で、画鋲によって掲示板に固定された前記基材の末端部分の反対側にあたる前記基材の先端部分に磁石体を備えさせた場合、前記基材を二つ折りに折り返すことで、前記基材の先端部分に備えられた磁石体は、前記基材の末端部分の画鋲の頭部に貼り付き固定する。
これにより、二つ折りに折り返された前記基材の末端部分と前記基材の先端部分が磁力により密着固定される。この状態においては、二つ折りに折り返された部分に空間が出来る。この空間の間に掲示物等を挟み込んで、掲示板に固定することが出来る。
これにより、本願発明は画鋲を使う事で、大切な掲示物を傷めることなく、掲示板に固定することができる刺入部材補助具を提供することを第一の課題が解決出来る。
第二の課題として掲示物の美観を損ねないという事についても考える。そこで、画鋲の貫通を可能にするスリットを備えた基材が、磁石体を備えた事を特徴とする刺入部材補助具を作成する。この効果を下記に述べる。
使用する際の一形態で説明するが、長方形状の基材の末端付近に備えられたスリットに画鋲を刺し込み、末端部分の反対側にあたる前記基材の先端部分の端部又は、前記基材の先端部分付近の一方面に磁石体を備えた場合、末端部分に刺し込んだ画鋲を掲示板に刺し込んで掲示板に前記基材を固定した状態で、前記基材を二つ折りに折り返すことで、前記基材の先端部分に備えられた磁石体は、末端部分の画鋲の頭部に貼り付き固定する。尚、前記基材がスリットを備えることで、前記折り返し部分の調整が出来る。これにより、前面に出る基材の露出部分の調整を行い、基材を目立たせ無くして掲示物の美観を保つ。
上記前記基材前面の露出調整の効果は、前記スリットが直線で単数の場合でも可能であるが、前記スリットが所定間隔をあけて複数形成する事や曲線にすることにより、0094項の実施例12で示すように、掲示物を取り付けるにおいて、ただ単に掲示物を押し込む(容易に挟み込む)だけの簡易作業で固定できる第3の課題を解決する効果を持つ。
又、スリットが有る無しに関わらず、新たに画鋲の貫通が可能である基材が磁石体を備え、前記基材の少なくとも一方面に挟持機能部又は貼り付け機能部を備えたことを特徴とする刺入部材補助具を作成する。この効果を下記に述べる。
一例として、前記磁石体が、前記基材の先端付近の一方面に磁石体を備えた本願発明器具の形態において、基材の反対側(磁石体の裏側)に挟持機能部を備えさせて、前記基材の末端付近に画鋲の針部を貫通させて、この針部を掲示板に刺し込んで前記基材を掲示板に固定させた場合について述べる。
この場合において、前記画鋲頭部が前記磁石体と同一方面になるように画鋲を掲示板に刺し込んで、前記基材を二つ折りにした場合、0015項で述べたように掲示物を挟み込める空間が出来る。
この場合、前記基材の磁石体の反対側の一方面(裏側)が露出する。この露出する一方面に前記挟持機能部、又は貼り付け機能部を備えさせることで、別のアクセントを設けることが出来る。前記基材の露出部分に、名前のプレート、キャラクター、図柄等を、挟み込み又は貼り付け手段で、備えつけることで、美感が損なわれるどころか、アクセント効果で美観をかもしだすことが出来る。
尚、0017項と0018項で述べた刺入部材補助具がスリットを備えた発明と、0020項から0023項で述べた挟持機能部又は貼り付け機能部を備えた発明は同じように基材に磁石体を備えているが、おのおの独自の独立した効果を備えています。
前記0017項と0018項、及び0020項から0023項で述べた発明において、更に前記基材が折曲部及び又は柔軟性(可撓性を含む)を備えたことを特徴とする刺入部材補助具を作成する。この効果を下記に述べる。
0015項において述べたように、本願発明は基材を二つ折りにすることで使用目的が達成される。基材が硬いものや厚いものの場合においても、たとえばアルミ板の様に強引な力を加えれば、折れずに二つ折りにすることは可能であるが、このような硬い素材や分厚い素材の場合は、二つ折りにする際にかなりの圧力が必要であり、一度折り返した部分は折れやすくなる欠点がある。そこで、前記基材が折曲部及び又は柔軟性(可撓性を含む)を備えたことを特徴とする刺入部材補助具を作成する。これにより、二つ折にすることが簡単にできる効果を備える。広い範囲においては柔軟性も可撓性も同じ意味である。これにより、本願発明で用いるは柔軟性とは可撓性を含む、硬くなく容易に折り曲げられるもの(合成樹脂材料、ビニール、ゴム材料、皮革、布、糸、厚紙等)を柔軟性と定義する。尚、折曲部分の一例は実施例で述べるが、折曲部は単数箇所だけでなく、複数箇所に備えても構わない。
前述の説明においては、掲示物を挟む場合は片手で掲示物を持ち、他方の手で刺入部材補助具を開閉しなければ掲示物を固定することが出来ない。そこで、掲示物を刺入部材補助具内に片手で滑り込ませる方法も本発明は考慮する。この手段においては、まず、画鋲の貫通が可能である基材が磁石体を備え、前記基材に画鋲頭部を収納出来るくぼみを備えたことを特徴とする刺入部材補助具を作成する。これにより刺入部材補助具に対して掲示物に圧力をかけて挟み込む場合に、画鋲に引っかからずにスムーズに片手で掲示物の挟み込み固定が可能となる。
又、他の手段としては基材の画鋲を貫通させる部分と掲示物を差し込む間の基材面に突起物を持つ事や、基材の画鋲を貫通させる部分と掲示物を差し込む間の基材面に基材端部から画鋲を貫通させた方向にのぼり坂のスロープを備えた事を特徴とする刺入部材補助具を作成する。この効果は0027項と同じく刺入部材補助具に対して掲示物に圧力をかけて挟み込む場合に、画鋲に引っかからずにスムーズに片手で掲示物の挟み込み固定が可能となる。
そして、前記基材が、透明性を持つことを特徴とする刺入部材補助具を作成する。
すでに掲示板に画鋲の穴があけられていた場合は、前記基材が、透明性を持つ機能を備えた場合、刺し込む際に前記穴の位置が視認され、前記穴に画鋲の針部を正確に刺し込むことが可能になる。
これにより、掲示物を貼り替える場合の刺し込み作業において、従来は複数の穴が開くが、前記穴の傷跡(穴跡)しか掲示板に残さない事が容易となる。掲示物を外した場合、家庭や事務所の壁等に画鋲の跡が複数みられるような状態が見受けられるが、透明性を持つ機能を備えた刺入部材補助具を使用した場合は、このような掲示される壁面等が美観を損なう傷跡(穴跡)を残さない効果がある。
更に、掲示物を保持している時は、外観において、前記基材が透明性を備えることで掲示物の邪魔になりにくい。また掲示物を保持していない時でも、目立たない為、外観を損ねない。
又、前記基材が特別機能体を持つ刺入部材補助具(以下本願発明器具1と表記)を備え付ける効果については、特別機能体の定義も含めて、実施例7から実施例11で説明する。
可撓性を有し、且つ、画鋲の貫通が可能である基材2が磁石体3を端部に備えた本願発明器具1の正面図である。 基材の一方面に磁石体が備えられた形態の本願発明器具1の正面図である。 本願発明器具1に画鋲を貫通させた際の側面図である。 本願発明器具1の基材2に画鋲針体6を貫通させてから、掲示板7に刺し込んで、二つ折りにし、掲示物8を挟持固定させた状態の側面図である。 本願発明器具1を掲示物8の4隅に4個使用した状態を示す正面図である。図4で示す手段で、画鋲針体6を用いて、本願発明器具1を掲示板7に刺し込み固定した後に、本願発明器具1を二つ折りにした場合に実現する空間アを持つ本願発明1 a、1b、1c、1dの空間アa、アb、アc、アdに掲示物8を挟み込んで固定した正面図である。 実施例1として、折り返し部分4a、4bを備えた本願発明器具1の正面図である。 実施例2として、画鋲を2個刺し込んで使用する場合の本願発明器具1の側面図である。 実施例3として、画鋲を2個刺し込んで使用する場合の本願発明器具1の側面図である。 実施例4として、画鋲を2個刺し込んで使用する場合の本願発明器具1の側面図である。 実施例5として、基材2にスリット部分9を備えた本願発明器具1の正面図である。 図10で示す本願発明器具1を使用した状態を示す斜視図である。 実施例7として、基材2にC字状スリット11を備えた本願発明器具1の正面図である。 基材2にC字状スリット11を備えた本願発明器具1のスリットに、名前の書かれたプラスチックプレート又は紙片14を挟持固定させた状態の正面図である。 実施例8として、基材の磁石体の反対側の一方面に挟持機能部を備える一例としてクリップを備え、名前の書かれたプラスチックプレート又は紙片14を挟持している状態を示す正面図である。 実施例9として、画鋲針を貫通できる穴20を備えた基材の磁石体の反対側の一方面に貼り付け機能部を備える一例として、吸盤12を備え、文字の書かれたプラスチックプレート又は紙片14を貼り付けている状態の図である。 (a)貼り付け機能部を備える一例として、両面テープ保持プレート13を備えた正面図である。尚、基材2は、くぼみ22と画鋲針が貫通できる穴20を備えている。 (b)図16aで示す正面図における、A〜A’部分の断面図である。 図16の前記保持プレート13に両面テープを貼り、マスコット15の写真を貼り付けた状態の正面図である。尚、基材2は、画鋲針が貫通できる穴20を複数備えている。 実施例10として、立体的なマスコット15を取り付けた本願発明器具1の正面図である。 基材2に弾性体(ゴム管、ビニール管等)を持つ筒体18を備えた本願発明器具1及び、立体的なマスコット15の側面図である。 ユニバーサルジョイントを形成することが出来る突起物を備えた、本願発明器具1及び、立体的なマスコット15の側面図である。 実施例11として、図21は、磁石体3に、軸16を刺し込む手段で基材2に磁石体3を固定させた形態の本願発明器具1の側面図である。 スリット部分9と折り返し部分4を備えた硬化基材2の斜視図である。 実施例12として、図23は、基材2に切り込み部分21を2箇所備え、画鋲頭部5を挟持しつつ、掲示板7に画鋲を差し込んでいる状態を示す 正面図である。 図23の側面図である。 切り込み部分21に画鋲頭部5を挟持させ、基材2を折り返し、磁石体3と画鋲頭部5を吸着させている状態を示す側面図である。 切り込み部分21を備えていない基材2において、磁石体3と画鋲頭部5が吸着している状態において、掲示物8を下から差し込もうとしても、画鋲頭部5と基材2の間に閊えてしまっている状況を示す側面図である。 折り返し部分4と画鋲針が貫通できる穴20を備えた基材2の正面図である。 折り返し部分4とスリット部分9を備えた基材2の正面図である。 折り返し部分の厚さを薄くした基材2の側面図である。 折り返し部分の幅を細くした基材2の正面図である。 実施例13としてCの字状に突起物23備えさせている基材2の正面図である。 Cの字状に突起物23備えさせている基材2の側面図である。 突起物23が画鋲頭部5の周りを円で囲んでいる基材2の正面図である。 三方向に突起物を備えている基材2の斜視図である。 スロープ24を備えた基材2の斜視図である。 スロープ24を備えた基材2の側面図である。 刺入部材としてネジ25を用いて家の外壁27に本願発明器具1を固定した場合の側面図である。 釘26を用いて本願発明器具1を地面に固定して、前記床シート33を挟み込んで床シート33の地面30への固定した正面図、及びテント上面の側面図。 本願発明器具1の磁石体3の基材の反対側にあたる裏側に別の基材2´を備えさせ、前記基材2´に金属体35及び磁石体3を備えさせた側面図。
以下、本願発明器具1(本願発明刺入部材補助具)を実施の形態を示す図面に基づいて説明する。尚、図1から図5の本願発明器具1においては基材2が柔軟性(可撓性を含む)を備え、又、基材の全域にわたって画鋲を刺し込める特徴を備えている。この前記基材2に磁石体3を備えた形態における一般的使用方法の説明を行う。
図1は、柔軟性を有し、且つ、画鋲の針部6の貫通が可能である基材2が磁石体3を備えた本願発明器具1の正面図である。この形態の本願発明器具1は前記基材2の端部に磁石体3を備えている。使用方法は図3で示すように画鋲を貫通させて使用する。
尚、柔軟性を有さない折り曲げ不可能な硬い基材や厚い基材においても、図6で示すような折り曲げ部分を設けることで、容易に二つ折りが可能である。
図2では、前記磁石体3が、前記基材2の一方面に備えられたことを特徴とする形態の本願発明器具1を示す。図2は、本願発明器具1の正面図であり、可撓性を有する基材2とその一方面の端部分付近に磁石体3を備えたものである。以下においてはこの形態の本願発明器具1を用いて説明を行う。この様に本願発明1は安価な材料を用いてシンプルな構造により、製造コストが安価に抑えられるという利点がある。
基材2は、柔軟性を有した素材(合成樹脂材料、ビニール、ゴム材料、皮革、布、糸、厚紙等)を材質とし、これらは画鋲針部6を貫通させることが出来る素材であり、貫通できる薄さである。画鋲を貫通できない素材(硬い、厚い)場合は、画鋲針部6の貫通用の穴やスリットを備えればよい。尚、図2においては縦長長方形の板状であるが、横長であっても、また長方形でなく正方形や楕円形であっても構わないし、また、板状でなくとも棒状でも構わない。さらに、基材2を透過性のあるものにすることで、外観を損ねないといった効果がある。
磁石体3は小さくても強力なネオジム磁石が最適であると考えるが、磁力を備えていればどのような素材や形態であっても構わない。また磁石体3の数は、単数でも複数でも構わない。磁石体3の貼付位置は、基材2の外部でも内部でも、一方面でも両方面でも構わない。
図3においては、本願発明器具1の基材2に、画鋲を刺し入れた状態の側面図を描いている。基材2の先端付近に備えた磁石体3に対して、基材2の末端付近に画鋲針部6を貫通させたものである。尚、この画鋲頭部5は、金属製に限らず、磁性を持っておれば、何でも(例として磁石、ニッケル、コバルト、鉄、遷移金属を含む化合物)構わない。
図4は、本願発明器具1を使って、掲示板7に掲示物8を掲示固定している状態の側面図である。
図3における状態で画鋲の針部6を掲示板7に画鋲頭部5を押圧して刺し込んだ後、基材2の中央を内側に二つ折りにする。基材2の上部が二つ折り部分により閉鎖され、下部は画鋲頭部5に磁石体3が磁力吸着固定するので、前記基材2の上部内面に空間アを備え、下部内面が閉じられるので、掲示物8を前記空間アに挟んで、画鋲頭部5を磁石体3により磁力吸着固定することで、前記基材の下部内面が閉じられるので、前記掲示物8は前記基材2により挟持固定が可能となる。
図5は、掲示物の四隅を挟持固定する為に、4個の本願発明器具1a、1b、1c、1dを使用し、画用紙等の掲示物8を掲示板7に固定した状態の正面図である。磁石体3a、3b、3c、3dは、露出している基材2a、2b、2c、2dの裏面になるので本来は隠れているが、説明の為に描写している。
図5の本願発明器具1は0040項で述べたのと同様に空間を備えさせる挟持固定手段を用いるが、このような画用紙等の大きな掲示物8を掲示板7に固定する場合は図5の様に複数の本願発明器具1を用いる。
図6は、本願発明器具1の基材2に複数(2か所)の折曲部(折り返し部分)4a、4bを備えた正面図を描いている。基材2は柔軟性を持つために複数の折曲部4a、4bが無くてもその機能は発揮できるが、複数の折曲部4a、4bがある事で、折曲げが容易になり、またその際において、かさばらないので外観上、見栄えが良くなる効果がある。尚、折曲部は、単数でも、3か所以上でも構わない。
また、基材2が透明性のある材料である場合、0029項、0030項、0031項、0032項で述べたように、画鋲を刺し込む際に穴の位置が視認され、前記穴に画鋲の針部6を正確に刺し込むことが可能になり、壁面等が美観を損なう傷跡(穴跡)を増やさない効果や外観を損ねない効果がある。
図7は実施例2として、折曲部4a、4bを備えた基材2に、画鋲を2個貫通させた状態の側面図を示している。折曲部4a、4bで折り返した場合に、掲示物8の大きさにあわせて、固定する際に、表面に出る基材2の部分を大きくも小さくも調整することが出来る。画鋲は2個ではなく、単数の画鋲を図8で示す5a、5bの位置に刺しかえる事で掲示物8を固定する際に、表面に出る基材2の部分を大きくも小さくも調整することが出来ることは言うまでもない。
図8は実施例3として、画鋲を2個貫通させた基材2に、磁石体3を複数備えた側面図を示している。掲示物8を固定する際の固定強度を増す事が出来る。
図9は実施例4として、画鋲を2個貫通させた基材2に、長い形状の磁石体3を備えた側面図を示している。掲示物8を固定する際の固定強度を増す事が出来る。
図10は実施例5として、基材2に、長方形型のスリット部分9を備えた設けた本願発明器具1の正面図である。使用方法については以下に示す。
図11は、掲示物8を掲示板7に固定するために、実施例5を使用している状態を示す斜視図である。画鋲針部6を基材2のスリット部分9に通し、掲示板7に刺し込んだ後、掲示物8を画鋲頭部5に被せ、基材2を折り曲げ、磁石体3で掲示物8を保持せんとする直前の状態を示している。
基材2に長方形型のスリット部分9を設けることにより、画鋲針部6を基材2の長方形型のスリット部分9に通して掲示板に刺し込んだ後でも、容易に基材2を移動させることができる。このスリット部分9により、掲示物8の上辺より上部外側に露出する基材2の長さを調整することができる。前記露出を最短にすることで、美観を保つことができるという効果がある。又、位置によって強度が増す。
つまり、小さい掲示物8の場合は、画鋲の位置がスリット部分9の上部になるように基材2の下部を引っ張るか又は、基材2の上部を押し下げる方法によって移動させて、前記掲示物8の上側に露出する基材2の露出部分を短くして、掲示物8の美感を損ねることを防ぐ効果がある。又、大きい掲示物8の場合は画鋲をスリット部分9の下部になるようにすれば、内側になる図4で示す空間アは大きくなり、掲示物8の隙間に挟まれる部分が多くなり、固定強度が高まる。
磁石体3が大きい場合や複数の場合、スリット部分9に複数の画鋲を挿入すれば、固定強度が増す。
図22は、金属等の柔軟性のない基材2(以下硬化基材2と表記)を用いた刺入部材補助具である。前記硬化基材2では、二つ折りに折り返すことは困難である。
この前記硬化基材2を用いた本願発明器具1においては、0045項で述べた折曲部(折り返し部分)が必要となる。
この折曲部は0045項で述べたように単数でも複数でも構わない。折り返しが出来る機能であればどのような構造でも構わない。一般的に折曲部のみ基材の厚みを薄くしたもの、あるいは細くしたものの他、折曲部のみ柔軟性のある素材に変えたり、さらには、蝶番を備えたものといったものでも構わない。
図12は、実施例7として、基材2の一方面に挟持機能部(基材2にC字状スリット11)を備えた状態の正面図である。C字状スリット11を入れることで舌片が形成される。これにより、薄膜状の紙片やプラスチックプレートが、挟持固定できるようになる。図12におけるスリット11は、C字状であるが、コの字状等、挟持固定が出来る形態であれば何でも構わない。この場合のC字状スリット11は舌片を形成する為のものであり、実施例5で述べたスリット部分9とは別のものである。
図13は、C字状スリット11を備えた前記基材2のC字状スリット11に、特別機能体であるプラスチックのネームプレート又は紙片14を挟持している状態の図である。
特別機能体とは、美観を起こさせる外観を有することを特徴とする物品又は文字や記号を記入表示することができる物品、あるいは、その両方の特徴を有する物品であると定義する。美観を起こさせる外観を有することを特徴とする物品の一例が、図17の特別機能体15(マスコット)であり、その他の例としては、キャラクター、模様、図柄、写真、絵、シール、飾り物、風車等々である。文字や記号を表示することができる物品の一例が、特別機能体14(プラスチックプレート又は紙片)である。図13、図14においては、一例として名前が記入されている。また図15においては、金賞と記入されている。記入される内容は、掲示物によって様々なものが考えられるが、その他記入表示されるものの一例としては、二重丸記号、王冠の絵、ニコニコマークの絵文字、さらには、最重要、注目、掲示期間いついつまでといった文章等が考えられる。もちろん基材2本体に前記図柄等のペイントや文字の書入れを行う手段や、基材2の素材そのものに着色物(着物の端切れ等)を使うことで美観を有するという特別機能を備えさすことが可能となるのは言うまでもない。
図14においては、実施例8として、挟持機能部を基材2に備える他の一例を示している。クリップ10を備え、特別機能体(プラスチックプレート又は紙片)14を挟持固定している状態を表している。この様に、基材2の少なくとも一方に挟持機能部を備えさせることで、前記挟持部分に様々なものを挟み込むことが可能となる。
実施例8では前記基材に挟持機能部を備えさせる例を記載したが、実施例9では前記基材2に貼り付け機能部を備えさせる例について説明する。
図15、図16、図17は同じく貼り付け部分を備える一例であるが、もちろん前述している柔軟基材2でも良いが、これらの図では、0053項で述べた硬化基材2が折り返し部分4を備えた本願発明器具1で表記いたしました。
実施例9として、図15は、基材の磁石体3の反対側の一方面に貼り付け機能部を備える一例を示している。吸盤12を備え、特別機能体(プラスチックプレート又は紙片)14を貼り付けている状態の図である。
この様に、基材2の一方面に吸盤12を備える事で、前記基材2に貼り付け機能部を備えさせ、これにより、特別機能体(プラスチックプレート又は紙片)14を貼り付け固定する事が可能となる。
この様な硬化基材2の場合は、スリットがない場合は画鋲針が貫通できる穴20が必要である。この穴は図15、図16で示す単数でも図17で示す複数でも画鋲針が貫通できる機能を備えていれば構わない。もちろん、実施例7以降で示す図12、13.14、15における本願発明器具1においても、前記画鋲針が貫通できる穴20を備えた硬化基材2を用いても構わない。又、基材2の全域に画鋲針を刺し込める機能を持つ本願発明器具1においても、前記画鋲針が貫通できる穴を備えていても構わない。
又、図15における画鋲貫通用の穴20はただ単に基材2に穴20をあけたものであるが、図16で表記するくぼみ穴22は穴をくぼみ状にして、このくぼみ穴22に画鋲頭部5が収納できるようにしている。この様にくぼみ穴22に画鋲頭部5を収めると、基材2と画鋲頭部5が同一平面もしくは画鋲頭部5が陥没した状態になり、本願発明器具1を、いちいち折り返さなくても、磁石3と画鋲頭部5が吸着した状態であっても、その間に刺し込めば掲示物8の固定は完了する。
又、くぼみ穴22の中にある画鋲貫通用の穴20は、穴20ではなくスリット9で形成しても構わないし、穴20やスリット9がなくても画鋲針部6を貫通することが出来る機能(たとえば貫通できる薄い素材等)を備えた基材2であれば構わない。
この場合における磁石体3は板状でも良いが、球形や多角形等の立体的である方が、差し込みのみでの掲示物8の固定はより容易に行う事が可能となる。図16aは正面図を描いたが、補足図として図16bでは図16aのA〜A’における断面図を描いている。
又、図16aは、同じく貼り付け機能部を備える一例として、両面テープ保持プレート13を備えた図である。この部分に両面テープの内側を貼り付け、その外側の粘着層に特別機能体熊のマスコット15の写真を貼り付けた状態を図17で示す。
実施例7や実施例8の様に前記基材が挟持機能部を持つ手段で特別機能体14を固定した場合、図13や図14で示すように、特別機能体14の外観を損ねる可能性がある、又、特別機能体14が立体の場合においては、挟持機能部では固定することが難しい。このような立体物を固定する場合は、実施例9の図15や図16aもしくは図17で示した貼り付け機能部を備える方が好ましい。
最近では、ゆるキャラというキャラクターがブームであるが、本願発明器具1は、このような手段を用いる事で、立体的な特別機能体15をアクセントに前記基材2に備えさせることが可能である。
磁石体3が基材2の先端付近の一方面に備えられたことを特徴する本願発明器具1において、磁石体3を備える基材2の他方面(反対側)に特別機能体15を備えさせた場合、0017項、0018項で示す手段で基材2を二つ折りに折り返した場合、前記マスコット15が掲示物8の前面(表面部分)に現れる。
これにより、掲示物8が固定される部分に、特別機能体15の一例として、例えば熊やリス、りんごや、様々なキャラクターのマスコット等を特別機能体15として、掲示物8の前面に出る基材2の表面に実現させることが可能になり、本願発明1は掲示物8の美感を損なうどころか、本願発明器具1自体が新たな外観(美観)をかもしだすことが可能となる。
実施例10として、図18において、本願発明器具1の前記基材2が、特別機能体15(図18においてはマスコット)を備え持つ事を特徴とする本願発明器具1について説明する。
図18は、立体的な特別機能体15を前記基材2に備え、本願発明器具1の折り返し部分を上部にした状態を表示している。
本願発明器具1は、図5の状態を0043項で説明したように、前記折り返し部分を下にして掲示物8を支える手段を用いる場合があるが、図18の特別機能体15の配置では、前記折り返し部分を下にして用いた場合は、前記特別機能体15は、上下が逆に視認される。
この、特別機能体15が上下逆になる欠点を解消するためには、前記基材2が特別機能体15を回転させることが出来る機能を備えさせればよい。つまり、前記特別機能体15が回転するように作れば、どのような位置でも前記特別機能体15を真っ直ぐにすることが出来る。
実施例10において、前記基材2が特別機能体15(図18の場合はキャラクター)を回転させることが出来る機能について説明する。
回転という概念には、所定の角度でストッパー機能を持つ概念(ギアを組み込んだものが思い浮かぶが)と、風車の様にくるくると回る概念がある。
風車の様にくるくる回る機能は、ベアリングや、ジョイント部分の摩擦係数を少ない構造のものを作成すればよい。又、逆に所定の角度でストッパー機能を持たせるためには、ジョイント部分の摩擦係数を多くすればよい。
この回転機能を備えさせ手段において、基材に筒状の弾性体(ゴム管、ビニール管等の筒体18)を備えさせた本願発明器具1を図19で示す。
図19の右方に描かれている特別機能体15(図19ではキャラクター)は裏面に軸16を備えており、これを前記基材が備え持つ筒状の弾性体18に挿入することで固定される。この技法で特別機能体15のストッパー機能を備えた回転が可能となる。筒体18は弾性でなくても良く、又、単なる筒体18への刺しこみにした場合においても、前記キャラクター15は差し替える事で、上下左右に視認される位置を変えることが可能となる。ギアを使う事で回転機能は実現できるがコスト的に高くなる。
図20は、軸16の先端に突起物17を備えたものである。右方に描かれている特別機能体15(図20ではキャラクター)の裏面には末端に空洞を備えた軸16を取り付けている。これを嵌めこむことで(いわゆるユニバーサルジョイント)で、前記特別機能体15は回転が可能となる。
この場合の回転は、摩擦係数によりストッパー機能を持たせる仕様や、風車の様にくるくると回る仕様にすることが可能である。くるくると回る回転においてはベアリングを使う事で実現できるがコスト的に高くなる。
実施例11として、図21は、磁石体3に、軸16を刺し込む手段で基材2に磁石体3を固定させたものである。前記基材2に固定させる場合の手段について、貼り付けによる固定ではない技法について説明する。
図21は、基材2の先端付近を貫通させた軸16で磁石体3を基材2に固定させた本願発明器具1の末端付近に、画鋲を刺し込んだ側面図である。
図21では、磁石体3の中心が空洞になっており、基材2の反対側から軸16の末端を貫通させ、前記磁石体3の穴に差し込むことで、磁石体3は基材2の一方面に固定される。更に前記軸の先端には連結用突起物17が備えられている。前記連結用突起物17に図20で示す空洞状の嵌めこみ部分19を嵌めこむことで、ユニバーサルジョイントが完成する。
図20や図21においては、本願発明器具1に突起物17を備えているが、連結用突起物17ではなく、空洞状の嵌め込み部分19を備えさせ、特別機能体15に突起物17を備えた場合であっても、回転させる機能(ユニバーサルジョイント)が実現できることは言うまでもない。
又、軸16の先端に連結用突起物17を備えなくても、軸16を筒状にした場合や、軸16を貫通後に、筒状の部品(筒体18)を嵌めこんで磁石体3を固定した場合においても、図19で示すように、筒状の部材に刺し込まれた特別機能体15が回転移動する事は可能となる。
もちろん、裏面に軸16を備えさせた磁石体3を作成して、これを基材2に貫通させて反対側に、筒状の部品や、筒状の穴を備えた、特別機能体15(この場合はキャラクターグッズ)を刺し込むことで、磁石体3の基材2への固定と同時に、特別機能体15を基材2に備えさせることが可能となる。
このように、前記基材2が特別機能体15を備え持つ事を特徴とする本願発明器具1を作成する際に、実施例10で述べた手段を用いる事で、製造が簡素化される。
繰り返しになるが、実施例10で述べた手段とは、前記基材2に固定させる場合の手段について、貼り付けによる固定ではない技法について述べたことである。
以上述べたような構造による効果に加え、図1、図2を見ていただければわかるように、本願発明器具1は、安価な材料を用いて単純な製造工程を用いて作成するという事を、その構成に備えている。
実施例5、6においては、単数の直線スリット(くり貫いた状態)を基材2が備えた効果を述べているが、実施例12では複数又は変形のスリットの効果について説明する。
本願発明器具1の基材2の末端付近に切込み部分21,21´を入れて、掲示板7に画鋲針部6を刺し込んでいる画鋲の画鋲頭部5を前記切込み部分21,21´の間(基材2a)に挟み込み本願発明器具1を掲示板7に固定する。基材2の先端の磁石3とは反対側の末端部分において、切込み部分21,21´の間に存在する部分基材2aと定義する。
図24は0095項の状態(図23)における本願発明器具1の側面図である。切込み部分21と21´の下面で形成されたスリットを通過させた画鋲頭部5は、基材2aと基材2に挟まれた状態になり、画鋲針部6は、基材2を貫通することなく、掲示板7に固定されている。 側面から見ればよくわかるが、前記切込み部分21と21´の間にある部分の基材2aは、本願発明器具1を掲示板7に固定する際に、画鋲頭部5の上面を覆う機能がある。
図25では、0096項の状態から二つ折りにした本願発明器具1の側面図である。この実施例12における磁石体3は0068項で述べた球形や多角形等の立体的が望ましく、図24、図25、図26においては半円形を用いている。
これによる効果は、0066項で述べた効果と同様に、基材2aと磁石体3との間に、画鋲頭部5による段差が無くなる事で、掲示物8を磁石体3と基材2aの間に差し込むだけで掲示物8の固定は完了する。
この効果は0066項で述べたように掲示物8(紙等)を固定するにおいて、本願発明器具1をいちいち折り返さなくても、画鋲頭部5の上面を覆う基材2´と磁石3との間に刺し込めば掲示物8の固定は完了する。前記スリット21、21´は所定間隔をあけて形成されるが本実施例では両者を平行で記載しているが、画鋲が入れば両者は平行ではなく角度を備えていても良い。又、掲示物8を差し込む反対側に更に縦方向のスリット9を入れて形成(コの字型)や掲示物8を差し込む反対側に開口するC型等、U型、角型等単数や複数でも、又、どのような形状であっても、掲示物8の差し込む側の画鋲頭部が基材2に覆われていれば、掲示物8を磁石体3と基材2aの間に差し込むだけで前記固定は完了する。
図26においては、切り込み部分21を備えていない基材2において、磁石体3と画鋲頭部5が吸着している状態において、掲示物8を下から差し込もうとするも、掲示物8の先端が、画鋲頭部5と画鋲頭部下側の基材2の間に閊えてしまい、掲示できていない状況を示している。
この状態においては、片手で基材2の磁石体3周辺を掴み、画鋲頭部5から磁石体3を
引き離しながら、もう一方の片手で持った掲示物8を画鋲頭部5の上面に置き直さなければならない為、両手を使うこととなる。
切り込み部分21を備え、且つ磁石体3と画鋲頭部5が吸着した状態の図25においては、下方から、掲示物8を磁石体3と基材2aの間に、割ってはいる形で、押し込める為、本願発明器具1に触れることなく掲示する事が可能となる。よって、掲示物を片手のみで持てば、両手を使うことなく片手のみでの掲示が可能となり、第3の課題である簡易作業で固定できるといった目的が達せられる。
図27は、基材2の中心部(点線の内側)においては柔軟性を持たせ、基材2の両端部には柔軟性を持たない基材2の正面図である。画鋲針部6が基材2を貫通できないので、画鋲針部6が貫通出来る穴20が開けてある。図28は、画鋲針部貫通用スリット9が開けられてある。
図29、図30ともに、基材2は全域にわたって同じ素材でできているが、図29で示すように、素材の厚みを変えることにより、また図30で示すように、幅を変えることにより、柔軟性と硬化性いずれの部分も持たすことができる
又、図30において、基材2が狭まっている部分基材2bは、糸や布等の簡単に曲がるものでも構わない。
最後に、基材2の画鋲を貫通させる部分と掲示物8を差し込む間の基材面に突起物23を持つ事を特徴とする本願発明器具1と、基材2の画鋲を貫通させる部分と掲示物8を差し込む間の基材面に基材端部から画鋲を貫通させた方向にのぼり坂のスロープ24を備えた事を特徴とする本願発明器具1を記載する。
図31では、基材2にCの字状に突起物23を備えさせている。これにより、画鋲頭部5を下面側から両側面部にかけて三日月状に突起物23が覆い、下面、側面から掲示物8を差し込んだ場合は、突起物23によって掲示物が滑り、画鋲頭部5に引っかからずに、容易に片手で掲示物8を刺しこめる。
又、掲示物8を挿入する場合に、どの面においても引っかからないようにするためには。
図33で示すように、突起物23が画鋲頭部5の周りを円で囲む形状でも良い。
更に、図34では三方向に23a、23b、23cの突起物を備えている。突起物23は単数でも複数でも良いが、画鋲頭部5を中心として多方面に備える方が、死角が無くなりどの側から掲示物8を差し込んでも画鋲頭部5に引っかからない。画鋲頭部5側に対して上り坂の傾斜をつけたり、半円形や球状とどのような形態であっても、掲示物の挿入を容易にする突起物であれば構わない。
次に突起物ではなく、基材2の画鋲を貫通させる部分と掲示物8を差し込む間の基材面に基材端部から画鋲を貫通させた方向にのぼり坂のスロープ24を備えた事を特徴とする本願発明器具1について図35を用いて説明する。
図35では、基材端部から画鋲頭部5に向かってのぼり坂のスロープ24を備えることで、
掲示物8の差し込みを容易にすることが出来る。このスロープ24はもちろん図35で示す下部のみではなく、左右でもどの方向でもよく、一方向の単数でも多方向の複数でも構わない。つまり掲示物8を差し込む側から画鋲頭部5に向かってスロープ24を備えておればどのような形状でもよく、画鋲頭部を中心にスロープが取り囲む形状でも良い。図36では、図35の側面図を示す。
スロープの形成において、基材2に新たな基材2´を取り付ける手段がある。又、基材2を折り曲げる手段もある。この場合は、基材2に下部や側面に長めにのりしろ部分を出しておいて、この基材ののりしろ部分を折り曲げることで、スロープは完成する。折り曲げられたのりしろの部分の末端付近は画鋲頭部におおい被せても良いし、末端部分を画鋲頭部と基材2の間に挟み込んでも構わない。
本願発明の第3の課題である「掲示物を取り付けるにおいて、ただ単に掲示物を押し込む(容易に挟み込む)だけの簡易作業で固定できること」については、実施例12に加え、0066項で述べたくぼみ穴22や、実施例13で表記した突起物23やスロープ24の手段がある。
尚、本願発明1は刺入部材補助具という名称であり、本願発明器具1を固定する例においては実施例では画鋲のみを表記しているが、画鋲のみならず磁石体3に貼りつく部分を備えた0001項で述べたような刺入部材を用いることが可能であり、画鋲に限定されない。つまり、針部(ネジ部)に備え付けられた頭部が磁石体3に貼りつく性質を持つ場合においては前記の実施例に示す効果を持つ事が出来、シート類(掲示物8等)以外のテント類等の固定に利用できることは言うまでもない。
又、画鋲では抜け落ちる可能性がある場合においても同様に前記ネジ25を用いると抜け落ちが防止される。外部で風の強いところにテントシート等を固定する場合等は画鋲では無理であり、よりも強力な固定力のあるネジ25、釘26等が不可欠であり、前記ネジ25、釘26(単数又は複数)によりこの場合の刺入部材補助具は壁面に固定される。この場合は磁石体3も強力、複数、大きいものが必要となる。
画鋲を刺入部材として用いない一例として述べるが、画鋲が貫通しない素材(家の外壁27等)に本願発明器具1を固定する際にはスクリュータイプのネジ25を用いて行うが、前記ネジ25が磁石体3に貼りつく材質(機能)であれば前記実施例で述べた効果と同等の効果が得られる。
図37では、家の外壁27等に本願発明器具1を固定する場合の例である。外壁27に対する刺入部材としてネジ25や釘26が本願発明器具1を固定する為に用いられる。通常はタッピンネジやドリルネジが用いられるが、外壁27が貫通する穴を備えた場合はボルトネジを用いることが出来る。又、他方面には木材31に対する刺入部材としてネジ25が本願発明器具1を固定する為に用いられる。この場合も、木材31が貫通する穴を備えた場合はボルトネジを用いることが出来る。前記他方面の固定は 木材31は一例で、金属、プラスチック等のその他素材でもよく、又、地面30に直に刺入部材によって本願発明器具1が固定されても構わない。
前記外壁27に固定された本願発明器具1と前記木材31に固定された本願発明器具1に日よけシート32を挟み込むことで前記日よけシート32の固定が完了する。前記日よけシート32の代わりにデザインや広告の入ったシートを用いても良い。もちろん外壁27でなく内壁に本願発明器具1を前記刺入部材で固定しても構わない。
この様に画鋲を刺入部材として用いなくても刺入部材が磁石体3に貼りつく素材であれば構わない。画鋲以外の刺入部材を用いる手段の、もう一例だけ図38で説明する。
庭やキャンプ等で床シート33を固定する場合は、床シート33の穴に釘26を打ち込むが、本願発明器具1を釘やドリルネジで地面に固定して、前記床シート33を挟み込めば床シート33の地面30への固定が完了する。頻繁に、庭等で床シート33を固定する場合は、毎回、床シート33を釘26等で固定する必要が無くなる。又、テント上面シート34の下部を床シート33に加えて本願発明器具1に挟み込んでの固定も可能である。
この場合、図39で示すように本願発明器具1の磁石体3の反対側にあたる基材の裏側に別の基材2´を備え前記基材2´に金属体35及び磁石体3を備えさせた場合、下方(地面側)本願発明器具1に前記床シート33を固定し、その上部に備える磁石体3もしくは金属体35に挟む方法もある。
1 本願発明器具
2 基材
3 磁石体
4 折り返し部
5 画鋲頭部
6 画鋲針部
7 掲示板
8 掲示物
9 スリット部分
10 クリップ
11 C字状スリット
12 吸盤
13 両面テープ保持プレート(両面テープを貼れるプレート)
14 特別機能体(プラスチックプレート又は紙片等)
15 特別機能体(マスコット又はキャラクター等)
16 軸
17 連結用突起物
18 筒体(筒状の弾性体)
19 空洞状の嵌め込み部分
20 画鋲針が貫通できる穴
21 切込み部分
22 くぼみ穴
23 突起物
24 スロープ
25 ネジ
26 釘
27 外壁
28 窓
29 屋根
30 地面
31 木材
32 日よけシート
33 床シート
34 テント上面
35 金属体

Claims (7)

  1. 刺入部材の貫通が可能である基材が磁石体を備え、前記磁石体が刺入部材頭部に貼りつくことで固定する刺入部材補助具において、前記基材に刺入部材頭部を収納出来るくぼみ穴を備えたことを特徴とする刺入部材補助具。
  2. 前記基材が折曲部及び又は柔軟性(可撓性を含む)を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の刺入部材補助具。
  3. 前記刺入部材針部の貫通が可能である基材の刺入部材貫通用の穴がスリットで形成されている事を特徴とする請求項1又は2記載の刺入部材補助具。
  4. 前記基材の前記くぼみ穴に刺入部材を設けた場合、前記くぼみ穴が刺入部材の頭部にほぼ
    沿うように形成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の刺入部材補助具。
  5. 前記くぼみ穴に刺入部材が刺しこまれた際に刺入部材頭部が、くぼみ穴外側の基材部分と
    ほぼ同一平面もしくは刺入部材頭部が陥没した状態になることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の刺入部材補助具。
  6. 前記基材の磁石体を備えた部分とくぼみ穴を備えた部分の間の基材の厚み及び/又は幅を
    部分的に変えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の刺入部材補助具。
  7. 前記磁石体が半円形や球形や多角形等の立体的であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の刺入部材補助具。
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