JP2008119856A - クリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 画鋲とクリップとを一体化して、掲示物に損傷を与えることなく着脱自在に掲示可能とし、画鋲の無用な突起部分を露出させないでクリップとしての簡便な単独利用を実現、可能とする新たな事務用品を提供する。
【解決手段】 先端を挟持部21とし、後端に補助板3を回動自在に連結した挟持基板2の表面がわに対し、先端を挟持部41とした挟持主板4を組み合わせ、それら支承部22,22,42,42同士により、双方の挟持部21,41を挟着状に付勢するバネ機構52を有して枢着する一方、挟持基板2に刳り貫き孔23,23,……を形成すると共に、補助板3に、刳り貫き孔23,23,……に収容される位置であって対向空間6内に収まる長さとした画鋲針32,32,……を突出形成させてなるクリップ1である。
【選択図】 図1

Description

この発明は、シート状物品を対象物に固定、掲示、張設、貼着可能とする技術に関連するあらゆる分野をその技術分野とするものであり、特に、画鋲およびクリップとしての機能を兼ね備えた物品、ならびにその使用に関する分野は勿論のこと、その製造および輸送、陳列、販売に必要となる設備、器具類を提供、販売する分野から、それら資材や機械装置、部品類に必要となる素材、例えば、木材、石材、各種繊維類、プラスチック、各種金属材料等を提供する分野、それらに組み込まれる電子部品やそれらを集積した制御関連機器の分野、各種計測器の分野、当該設備、器具を動かす動力機械の分野、そのエネルギーとなる電力やエネルギー源である電気、オイルの分野といった一般的に産業機械と総称されている分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入に係わる分野、将又、それらの使用の結果やそれを造るための設備、器具類の運転に伴って発生するゴミ屑の回収、運搬等に係わる分野、それらゴミ屑を効率的に再利用するリサイクル分野などの外、現時点で想定できない新たな分野までと、関連しない技術分野はない程である。
(着目点)
ポスターやその外の掲示物などの広告紙類を、壁面に手軽に貼り付け、固定できるものとして、金属製または合成樹脂製の円盤状あるいは駒状の操作部、根元の下面中央に金属針を直角状に立設、一体化してなる画鋲が、壁面への抜き刺し操作が容易であるという理由から広く利用されている。しかしながら、こうした操作部に金属針を一体化した画鋲は、金属針の鋭利な先端が露出しており、保管する場合や持ち運ぶときには、合成樹脂製や金属製のケースに収納する必要があるだけではなく、壁面に刺して使用中に、掲示物が風などに煽られるなどして不用意に抜け落ちてしまうと、非常に転がり易くて見失ってしまうことも多く、そのまま放置してしまうと後で過って踏み付け、痛い思いをすることになるなど不都合が多く、その取り扱いには十分な注意を要し、また、壁面に貼着した掲示物には、必ず金属針の貫通跡が残ってしまうという欠点もあった。
(従来の技術)
こうした不都合に対し、例えば特開平10−81089号公報「画鋲付きクリップ」発明として提案されているもののように、壁等に固定させた後、クリップとして使用可能であり、かつ、画鋲のみとしても使用可能な、クリップ本体と画鋲部とを備えた画鋲付きクリップであって、クリップ本体は、台座部と可動挟持片とからなり、台座部に対して可動挟持片が、略中間位置で回動可能に軸支され、台座部および可動挟持片の間に、可動挟持片の挟持方向への回動を付勢するようにクリップ用バネが配設され、画鋲部は、針保持頭部および針部からなり、台座部に形成された針収納筒部に針部が底部より突出可能に収納され、針部が直接外部に出ておらず、クリップのみとしても使用可能であり、針部が他物体を引っ掛けて傷付ける可能性もなく、本体に配した画鋲により、壁等に予め固定した上で、クリップによる紙等の脱着が自在となるようにしたもの。
また、特開2001−121889号公報に開示された「画鋲」発明のように、針の反先端側に略円柱状の針保持部を固定し、これら針および針保持部を、内部に収容可能な略円筒状の本体部を有し、該本体部に相対回転可能に取り付けられたキャップ部材を備えてなる画鋲であって、本体部を針保持部に対して相対回転させると、その回転量に対応して針が後退し、内部空間に収容されている針の不用意なる突出を回避し、安全性を向上させることができるようにしたもの。
さらにまた、特開2006−1262号公報の「掲示物クリップ」発明に開示されたもののように、壁面に先端がわを突き刺し、固定可能とした鋲部分の基端がわに、下部プレートおよびその下部プレートに対し、バネ等を要さずに開閉可能とした上部プレートを設けてなるクリップとし、鋲部分を壁面に突き刺してクリップ部分に掲示物を挟着することにより、掲示物にピンホール状の穴を開けるなどの傷付きをなくし、簡単に挟着、開放できるようにすることにより、固定した壁面等からの本体の抜き差しが不要となり、壁面等を不必要に傷付けてしまうようなことも無くすようにしたもの等が散見される。
しかし、前者の「画鋲付きクリップ」発明は、画鋲の欠点を、それに一体化されたクリップが補い、しかもクリップとしての利用も可能となるという特徴を有するものとなっているが、画鋲の針部を収納するために、柱状の針保持頭部が、クリップ本体の可動挟持片より外がわに大きく突出してしまい、クリップとしての使用中に他物に干渉してしまったり、引っ掛かるなどして円滑な作業の障害となる虞があるという欠点を持っていた。
次に示した「画鋲」発明は、画鋲の針を、本体内部に収容可能として、保管や輸送、携帯の際などに、針部による怪我や他物への傷つけなどを確実に防止できるようにすると共に、U字型に折曲された二本の針部によって掲示物の破れや切り裂けなどの損傷を予防できるようにしているが、掲示物に形成されるピンホール状の孔の数を増加させてしまうという欠点があったし、最後の「掲示物クリップ」発明では、バネなどを要さないクリップ一体型の画鋲とし、部品点数を削減したという点において前者の「画鋲付きクリップ」発明より秀れたものとなっているが、鋲部は露出状となっていて鋭利な針が常時露出したままの状態になっているという、旧来からの画鋲が有する欠点をそのまま残すものでしかなかった。
(1)特開平10−81089号公報 (2)特開2001−121889号公報 (3)特開2006−1262号公報
(問題意識)
上述したとおり、従前までに提案のある「画鋲付きクリップ」発明は、画鋲にクリップを一体化することにより、画鋲を収納する柱状の針保持頭部が、クリップ本体の可動挟持片より外がわに大きく張り出す形状となって、クリップとしての使用や保管、輸送、携帯などのときに、他物への干渉や引っ掛かりを生じて作業性を悪化させるという欠点があり、次に示した「画鋲」発明は、針が一本の通常のものに比較し、二本の針によって定着力を増強させ、掲示物の破れや切り裂けを予防することができるが、ピンホール状の孔の数を増加させてしまうという欠点を有するものであり、さらに、後者の「掲示物クリップ」発明は、壁面に鋲部を打ち込み、クリップ部分に挟着して掲示物を傷付けることなく掲示できるようにしたものとなっているが、鋭利な鋲部を収納する機能をもっておらず、従来の画鋲のもつ欠点がそのまま残されたものであった。
(発明の目的)
そこで、この発明は、画鋲とクリップとを一体化して掲示物に損傷を与えることなく着脱自在に掲示可能とし、画鋲の効率的な収納によって不要な突起部分などを形成することなく、クリップとしての簡便な単独利用を実現、可能とする新たな事務用品の開発はできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造のクリップを実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
(発明の構成)
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明のクリップは、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、先端またはその近傍を挟持部とし、後端には、その裏面がわへ折り畳み、添設仮着可能とする補助板を回動自在に連結して平板状の挟持基板となし、その表面がわに対し、先端またはその近傍を前記挟持基板挟持部に対峙状となし得る挟持部とした挟持主板を相対向状に組み合わせた上、それら挟持基板と挟持主板とが、夫々の対向面がわに互いに組み合せ可能であって所定寸法分だけ突出させた支承部同士により、双方の挟持部同士が互いに挟着状となるよう付勢したバネ機構を介在させたものとして枢着、連結される一方、当該挟持基板には、それら所定の突出寸法とした支承部とそれら枢着機構とに影響のない箇所に刳り貫き孔を形成すると共に、同挟持基板の背面に折畳み自在に連結した補助板には、折畳んだときに当該刳り貫き孔に収容されるよう規制した位置であってそれら挟持基板と挟持主板との対向空間内に収まる長さとした画鋲針を突出形成させてなるものとした構成を要旨とするクリップである。
この基本的な構成からなるクリップを、より具体的なものとして示すと、先端またはその近傍を挟持部とし、後端には、その裏面がわへ折り畳み、添設仮着可能とする補助板を回動自在に連結して平板状の挟持基板となし、その表面がわに対し、先端またはその近傍を前記挟持基板挟持部に対峙状となし得る挟持部とした挟持主板を相対向状に組み合わせた上、それら挟持基板と挟持主板とが、夫々の対向面がわに互いに組み合せ可能であって所定寸法分だけ突出させた支承部同士により、双方の挟持部同士が互いに挟着状となるよう付勢したバネ機構を介在させたものとして枢着、連結される一方、当該挟持基板には、それら所定の突出寸法とした支承部とそれら枢着機構とに影響のない複数箇所に刳り貫き孔を形成すると共に、同挟持基板の背面に折畳み自在に連結した補助板には、折畳んだときに当該各刳り貫き孔に収容されるよう規制した位置であってそれら挟持基板と挟持主板との対向空間内に収まる長さとした複数本の画鋲針を突出形成させてなるものとした構成からなるクリップとなる。
以上のとおり、この発明のクリップによれば補助板を、挟持基板に対して折り畳むことにより、挟持基板と挟持主板との間に形成された対向空間内に、画鋲針を格納状とし、鋭利な先端をもつ画鋲針の全体を、外部へ露出しないよう隠蔽することが可能となり、しかも従来の画鋲付きクリップに不可欠であった、画鋲針収納のための外部への突出形状も不要とし、一般の事務用クリップと同等の外観、形状に留めたことによって、通常のクリップと同等の利用を果たすことが可能である上、補助板を展開させ、露出させた画鋲針を、壁面に突き刺して固定したクリップに、掲示物を挟着することにより、画鋲針による孔を直接、掲示物に開けることなく、着脱容易に壁面への掲示を実現、可能とすることができるという秀れた特徴が得られるものである。
また、補助板に複数本の画鋲針を突出、形成し、折り畳んだときに、それら画鋲針に対応する挟持基板に、複数の刳り貫き孔を形成したものとすることにより、補助板の折り畳み操作によって全ての画鋲針を収納可能とし、補助板の展開操作により、複数本の画鋲針を露出させ、同一壁面に同時に突き刺すことが可能となり、一本の画鋲針を設けた場合よりも、より強い壁面への固着力が得られるものとなって、より大きな掲示物や重量のある吊下物を吊り下げ保持することができる。
さらに、刳り抜き孔は、挟持基板それ自体を弾性素材製とし、補助板を折り畳んだときに、画鋲針の基部付近が対応する孔縁部分の内径寸法を、画鋲針の基部付近の外径寸法より、僅かに小さな値に設定したものとすることにより、補助板を折畳んだとき、画鋲針の基部付近を、刳り抜き孔の周縁部分が弾性的に挟持するものとなり、確りと折り畳み状態を維持することができ、また、刳り抜き孔の内縁に、画鋲針の基部付近を弾性的に挟着可能な仮着用バネが装着、一体化されたものとした場合にも同様に、補助板を折畳んだとき、画鋲針の基部付近を、該仮着用バネが弾性的に挟持し、折り畳み状態を確実に維持することができ、クリップ利用中に不用意に画鋲針が露出されるのを確実に防止し、秀れた安全性を確保できるものとなる。
加えて、補助板の適所と、補助板を折り畳んだときに、これに対応する挟持基板の適所との間に、被嵌合部とこれに仮止め可能な鈎爪とからなる仮着機構を設けてなるものとした場合にも、折り畳み状態にある補助板の、不用意な展開を阻止して、画鋲針を安全に収められた状態を維持することができる。また、補助板と、補助板を折り畳んだときに、これに対応する挟持基板との適所夫々に、互いに吸着する如く磁極配置させた永久磁石を貼着あるいは埋設して一体化するか、または、何れか一方に永久磁石を、何れか他方に磁性板を、夫々貼着あるいは埋設、一体化するかの何れかにしてなるものとした場合には、鈎爪による嵌合構造に比較して摩耗による閉鎖不良や、不完全閉鎖による不用意な展開などによる画鋲針の露出を阻止し、不完全な閉鎖によって挟持基板と補助板との間に隙間が生じた場合にも、永久磁石の吸着力によって、自動的に完全閉鎖するものとなり、より高い安全を確保できることになる。
さらにまた、補助板が、画鋲針突出形成がわとは反対側となる面に永久磁石を組み込み、補助板を折り畳んで挟持基板裏面に添設、仮着状態としたまま、被着面とする金属面への取り付けが可能となるようにした場合には、補助板を折り畳んだまま、磁性金属面壁に対してクリップを吸着、仮固定することができ、画鋲針によっては張り付け不可能な硬質の金属壁面に対しても掲示物の貼り付けを実現することができるという効果を発揮することになる。
上記したとおりの構成からなるこの発明の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。
挟持基板は、その挟持部と挟持主板の挟持部との間に、掲示物などを着脱自在に挟着可能とすると共に、後端には、壁面に突き刺して仮固定可能とする画鋲針を設けた補助板を、折り畳み、添設仮着可能とするよう回動自在に連結可能とする機能を果たし、挟持主板との対向面がわに、互いに組み合せ可能であって所定寸法分だけ突出させた支承部同士により、双方の挟持部同士が互いに挟着状となるよう付勢したバネ機構を介在させたものとして枢着、連結し、支承部と枢着機構とに影響のない箇所に刳り貫き孔が形成されたものとしなければならず、より具体的には、弾性を有する合成樹脂成型品からなるものとし、補助板との連結部分を、可撓性を有する薄肉部分からなるヒンジ部とすることが可能である外、硬質な合成樹脂成型品または金属成型品などからなり、補助板との連結部分を、支軸を用いて回動自在に連結したヒンジ機構とすることが可能である。
挟持部は、挟持基板および挟持主板の各先端またはその近傍の間に、掲示物その外の物品を、吊り下げ保持可能とする程度の強度をもって挟着、可能とする機能を果たし、掲示物品などとの接合部分に、滑り止め素材製の被膜を装着し、または、滑り止め用の凹凸を形成したりすることが可能である。
支承部は、挟持基板および挟持主板の全後端間の中途適所同士を、互いの挟持部同士が閉じ合わせられ、また、開放可能とするよう回動自在に枢着、連結すると共に、挟持基板と挟持主板との間に、画鋲針を収容できる対向空間を形成、維持可能とする機能を果たし、挟持基板に対する挟持主板の回動操作を十分に支えることのできる強度を確保し、且つ、回動自在に連結された支承部同士が、画鋲針を収容するに十分な寸法、形状の対向空間を形成可能とする強度をもって挟持基板および挟持主板を連結、支持可能なものとしなければならない。
刳り貫き孔は、挟持基板に対して補助板を折り畳んだときに、画鋲針が挟持基板および挟持主板、それらの支承部ならびに枢着機構などに干渉することなく、挟持基板と挟持主板との間の対向空間内に収まるよう配置、形成されたものとしなければならず、補助板を挟持基板に対して折り畳み、および展開操作するときに、画鋲針がそれら各部に干渉せず、円滑に回動操作可能なものとしなければならず、必要に応じて、補助板が折り畳まれて画鋲針の基端付近が刳り貫き孔内に配された場合に、その折り畳み状態を仮止め、維持可能とするよう挟持基板それ自体を弾性素材製とし、補助板を折畳んだときに、画鋲針の基部付近が対応する孔縁部分の内径寸法を、画鋲針の基部付近の外径寸法より僅かに小さな値に設定するか、または、当該刳り抜き孔の内縁に、画鋲針の基部付近を弾性的に挟着可能な仮着用バネが装着、一体化されるかの何れかによるものとする。
補助板は、挟持基板の後端に画鋲針を所定の姿勢に一体に連結、可能とすると共に、画鋲針を挟持基板と挟持主板との間に形成された対向空間内に収めるよう、挟持基板の後端に対して回動自在に連結、可能とする機能を果たし、画鋲針を対象となる壁面に対して突き刺し、および抜き外し操作、可能とする程度の強度、および外郭形状を有するものとしなければならず、挟持基板後端への連結は、弾性を有する合成樹脂による挟持基板との一体成形により、薄肉部分によるヒンジ部か、または支軸によるヒンジ機構かの何れかによる回動、折り畳み構造とすべきであり、必要に応じて該補助板の適所と、同補助板を折り畳んだときに、これに対応する挟持基板の適所との間に、被嵌合部とこれに仮止め可能な鈎爪とからなる仮着機構を設けたものとすることも可能である外、該補助板と、同補助板を折り畳んだときに、これに対応する挟持基板との適所夫々に、互いに吸着する如く、磁極配置させた永久磁石を貼着あるいは埋設して一体化するか、または、何れか一方に永久磁石を、何れか他方に磁性板を、夫々貼着あるいは埋設、一体化するかの何れかにすることができ、さらにまた、該補助板の画鋲針突出形成がわとは反対側となる面に永久磁石を組み込み、同補助板を折り畳んで挟持基板裏面に添設、仮着状態としたまま、被着面とする金属面への取り付けが可能となるようにしたものとすることなどが可能である。
画鋲針は、補助板を挟持基板に対して折り畳んだときに、その全体が挟持基板と挟持主板との対向空間内に収まり、且つ補助板を挟持基板から展開させたときに、外部に露出状となって対象となる壁面への突き刺し、固定による画鋲としての機能を発揮可能となるものであり、一般的な画鋲と同等程度の強度と形状とを有するものとし、さらに、挟持基板と挟持主板との間に形成された対向空間内に収まる長さに設定されたものとした上、挟持基板に形成された刳り貫き孔に対応する配置、寸法、形状のものとしなければならず、一本のみ設ける場合には、螺旋状のものとして、壁面にねじ込むよう打ち込むことができるものとすることが可能である。
挟持基板および補助板の折り畳まれたときの互いに対応する適所の夫々に、貼着または埋設された永久磁石は、挟持基板に対して補助板を吸着状とし、その折り畳み状態を維持する機能を果たすものであり、補助板の折り畳姿勢を維持するに十分な磁力を発揮できる吸着力、および磁極、配置としなければならず、何れか一方を磁性板に置き換えても、同等の閉鎖、作用を発揮させることが可能である。
また、補助板の画鋲針突出形成がわとは反対側となる面に組み込まれた永久磁石は、クリップそれ自体を、金属面に吸着させる機能を果たし、挟持基板および挟持主板の各挟持部間に、掲示物や所定重量の書類などを挟着したクリップを、磁性を有する垂直壁面に吸着、仮固定可能とするに十分な磁力を発揮するものとしなければならず、補助板の板面よって磁石面を僅かに突出するよう露出させたものとするのが望ましく、表面に軟質樹脂被膜などを形成して被吸着壁面の傷付きを防止、可能なものとすることができる。
挟持主板は、その先端または先端近傍に設けた挟持部と、先の挟持基板の挟持部との間に、掲示物や書類などの目的物を挟着可能とすると共に、折り畳み状態にある補助板の画鋲針が外部に露出することなく収容可能とする対向空間を、前記挟持基板との間に形成可能とする機能を果たし、対向空間内に収められた画鋲針を他物の干渉から保護できる程度に十分な強度を有するものとしなければならず、挟持基板との対向面がわに互いに組み合せ可能であって所定寸法分だけ突出させた支承部同士により、双方の挟持部同士が互いに挟着状となるよう付勢したバネ機構を介在させたものとして枢着、連結されたものとすべきであるが、弾性を有する合成樹脂成型品として挟持基板と一体に成形され、その弾性力によって双方の挟持部間に目的物を挟着可能となるようしたものその他同等の機能を発揮し得るものに代替、採用することもでき、構造、機構自体を制限するものではない。
枢着機構は、挟持基板の支承部に対し、挟持主板の支承部を先後端方向に揺動自在に支持可能とし、且つ、双方の挟持部同士を近接させるよう付勢可能とするバネ機構を併設可能とする機能を果たすものであり、挟持基板と挟持主板とを十分な強度で連結するものとしなければならず、対向空間内に収められる画鋲針に干渉しない配置関係となるよう、互いの支承部を枢着する枢着軸からなるものとすべきであり、後述する実施例に示すように、該枢着軸の外周壁に、コイルバネからなるバネ機構を緩やかに捲回するよう装着してなるものとすることが可能である。
枢着機構の枢着軸は、挟持基板の支承部と、それに組み合わされた挟持主板の支承部とを、互いに回動自在とするよう軸支すると共に、双方を同一軸心回りに連結して一体化するという機能を果たし、挟持部間への十分な挟着力を確保すると共に、挟持部の開閉操作中に、挟持基板と挟持主板との連結が不用意に分離されないよう、互いの連結状態を維持可能とする程度の十分な軸着力を有するものとしなければならず、挟持基板および挟持主板が金属製か、合成樹脂製かなどの素材の如何に関わらず、十分な耐久強度を発揮可能な金属製の軸部品とするのが望ましい。
枢着機構のバネ機構は、挟持基板と挟持主板とを枢着、連結する枢着軸の中心回りに、双方の挟持部同士が互いに挟着状となるよう付勢、可能とする機能を果たすものであり、挟持目的物を十分な強度で挟着可能な程度の付勢力を、十分に発揮できるものとしなければならず、より具体的には、板バネ、コイルバネ、うず巻きバネ、円錐コイルバネ、皿バネなどの金属製バネとするのが望ましく、ボルト・ナットまたは雄ネジと雌ネジの組み合わせによる強制的な締め付け機構や、かぎ爪やバックル金具類による挟着状態のロック機構、あるいは、合成樹脂の弾性を利用したものや、永久磁石の反発力や吸着力を利用して双方の挟持部同士の、挟着状態を得るものなどに置き換えることも可能である。
対向空間は、挟持基板と挟持主板との間に確保され、挟持基板の背面に折り畳まれた補助板の画鋲針を、特にその鋭利な先端部分が外部に露出してしまわないよう隠蔽する機能を果たし、挟持基板に穿設された刳り貫き孔に連続する空間となし、挟持部の開閉操作に拘わらず、必ず画鋲針が収まる寸法、形状に形成され、少なくとも画鋲針の先端部分を的確に隠蔽、保護すると共に、他物への接触を阻止可能とするよう、確りと囲繞された空間を確保しなければならず、挟持基板と挟持主板との双方の所定高さに設定された支承部同士を枢着機構によって枢着、連結されたものとしなければならないが、挟持基板と挟持主板との対向空間を形成する箇所同士が合成樹脂によって一体形成されたものとすることも不可能ではない。
仮着機構は、挟持基板に対して折り畳まれた補助板の折り畳み状態を確りと維持できるよう嵌合、繋着、吸着などの様々な構造の中の何れかによって仮固定可能とする機能を果たすものであり、補助板を閉鎖状態に確りと仮固定可能であると共に、簡単に折り畳み、展開操作できるものとしなければならず、より具体的には、挟持基板それ自体を弾性素材製とし、補助板を折畳んだときに、画鋲針の基部付近が対応する刳り抜き孔の縁部分の内径寸法を、画鋲針の基部付近の外径寸法より僅かに小さな値に設定するか、または、該刳り抜き孔の内縁に、画鋲針の基部付近を弾性的に挟着可能な仮着用バネが装着、一体化されるかの何れかとし、折り畳まれた補助板を、挟持基板裏面に添設仮着可能としたものや、補助板の適所と、これに対応する挟持基板の適所との間に、被嵌合部とこれに仮止め可能な鈎爪とからなる仮着機構を設けたもの、または、補助板と、補助板を折り畳んだときに、これに対応する挟持基板との適所夫々に、互いに吸着する如く磁極配置させた永久磁石を貼着あるいは埋設して一体化するか、または、何れか一方に永久磁石を、何れか他方に磁性板を、夫々貼着あるいは埋設、一体化するかの何れかにしてなるものとすることが可能である。
各所に用いられる永久磁石は、磁性金属体または磁性体を含有する複合材体に、十分な吸引力をもって吸着可能なものであり、より具体的には、フェライト系、希土類サマリウム・コバルト系、希土類ネオジム系などの各種磁石の中から、吸引力や重量、耐久強度、生産性、価格などを考慮して適宜、選択して採用することが可能であり、表現を変えて示すとアルニコ磁石、フェライト磁石、希土類磁石、サマリウム磁石、ネオジウム磁石、ボンド磁石、さらに別の表現を使うと鋳造磁石、塑性加工磁石、その他の特殊磁石ということができ、さらに、露出表面に樹脂や磁性金属製の保護層を形成したものとすることができる。
磁性板は、一対の互いに吸着可能に磁極を配置された永久磁石の何れか一方に置き換え可能な程度の磁性を有するものであり、永久磁石の吸着が可能な金属製板か、または磁性体を含有する磁性複合材製板とすることが可能であり、例えば、磁性を有するステンレス板や防錆処理の施された鉄鋼板の外、磁性金属製粉末を混合して成形された樹脂複合材製板とすることができる。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
図1の折り畳み状態のクリップを断面化した側面図、図2の展開されたクリップを断面化した側面図、図3の展開されたクリップの正面図、図4の展開されたクリップの背面図、図5の展開されたクリップの下面図、図6の展開されたクリップの平面図、および図7の壁面に装着して利用されるクリップの正面図に示される事例は、先端を挟持部21とし、後端には、その裏面がわへ折り畳み、添設仮着可能とする補助板3を回動自在に連結して平板状の挟持基板2となし、その表面がわに対し、先端またはその近傍を前記挟持基板2挟持部21に対峙状となし得る挟持部41とした挟持主板4を相対向状に組み合わせた上、それら挟持基板2と挟持主板4とが、夫々の対向面がわに互いに組み合せ可能であって所定寸法分だけ突出させた支承部22,22,42,42同士により、双方の挟持部21,41同士が互いに挟着状となるよう付勢したバネ機構52を介在させたものとして枢着、連結される一方、当該挟持基板2には、それら所定の突出寸法とした支承部22,22,42,42とそれら枢着機構5とに影響のない箇所に刳り貫き孔23,23,……を形成すると共に、同挟持基板2の背面に折畳み自在に連結した補助板3には、折畳んだときに当該刳り貫き孔23,23,……に収容されるよう規制した位置であって、それら挟持基板2と挟持主板4との対向空間6内に収まる長さとした画鋲針32,32,……を突出形成させてなる、この発明のクリップにおける代表的な一実施例を示すものである。
当該クリップ1は、図1ないし図6中に示すように、ポリプロピレン樹脂成型品であって矩形長方形板状に形成され、先端に挟持部21を形成し、後端には、矩形板状の補助板3が、薄肉成形部分からなるヒンジ部31を介して回動自在に連結された平板状の挟持基板2を有しており、該挟持基板2の表面がわ中央付近の左右縁部には夫々、先後端双方に向けて裾を広げた概略三角板状の支承部22,22が、一体に立設されたものとなっている。
挟持主板4は、当該挟持基板2の補助板3を折り畳んだ場合の全長および全幅より僅かに小さな正面寸法、形状に成形されたポリプロピレン樹脂成型品であって、挟持基板2先端の挟持部21に対峙する先端には、該挟持基板2先端に向けて所定曲率を持って折曲された挟持部41を一体形成し、その裏面がわ中央付近の左右縁部夫々から、挟持基板2表面がわに向け、概略三角板状の支承部42,42が一体に立設され、各支承部42,42の頂部を、挟持基板2の支承部22,22の頂部間に重なり合うよう組み合わせ、それら頂部に穿設した同心状の枢着孔には、一端を挟持基板2表面の後方に、他端を挟持主板4裏面の後方に夫々、外がわに向けて拡開するよう(双方の挟持部21,41を互いに接合させるよう)付勢する如く、連結したコイルバネ(バネ機構)52の中途螺旋状範囲を、その中央部に緩やかに捲回した枢着軸51を貫通状に装着し、挟持基板2および挟持主板4を、互いに揺動自在、ならびに双方の挟持部21,41を連結する方向に弾性的に付勢可能とする枢着機構5を形成し、挟持基板2および挟持主板4の後端がわ同士を、コイルバネ52の付勢に抗して近接させるよう圧縮、操作することにより、双方の挟持部21,41を開放可能なものとしている。
補助板3は、図1中に示す折り畳み姿勢とした場合に、挟持基板2の裏面に連結する壁面には、左右前後に均衡するよう配置された四本の所定長さに設定された画鋲針32,32,……が、それらの基部を一体化した金属片(図示せず)を、その肉厚内にインサート成型することにより、直角姿勢に立設するよう強固に植設、一体化されたものとしてあり、また、それら画鋲針32,32,……の植設箇所に影響がなく、均衡する配置となる中央付近に、図3および図4によく表されているように、板厚方向に貫通するよう予備孔33を穿設したものとしている。
図1中に示すよう、補助板3を折り畳んだときに、各画鋲針32,32,……が対応する挟持基板2には夫々、図1ないし図4中に表示するとおり、各画鋲針32,32,……の回動の軌道に倣い、挟持基板2先端がわに向けて縮小する水滴型の刳り貫き孔23,23,……を穿設し、それら刳り貫き孔23,23,……の後端縁内径を、画鋲針32,32,……の基端部外径よりも僅かに小さく設定し、同図1中に示すよう、折り畳まれたとき、画鋲針32,32,……の基端部を挟着状に仮固定可能な形状とし、仮着機構7の機能を果たすものとしている。
こうした補助板3の仮着機構7は、全てか、または選択した一個または複数個の刳り貫き孔23,23,……の縁内付近に、一体成型されるか、あるいは別部品を組み込むことによって設けられた板バネや鈎爪または、弾性的に出没自在な突起などからなる、図示しない仮着用バネからなるものとすることが可能である。
各画鋲針32,32,……は、図1中に示すように、補助板3を折り畳んだときに、挟持主板4を枢着軸51回りに揺動操作した場合にあっても、挟持主板4の裏面に干渉しない長さに設定し、且つ、挟持主板4の支承部42,42、および挟持基板2の支承部22,22、ならびに枢着軸51やコイルバネ52からなる枢着機構5などに夫々干渉しないよう配置したもの、換言すると、挟持基板2表面と挟持主板4裏面との間に、夫々の支承部22,22,42,42によって包囲され、各画鋲針32,32,……の収容に必要となる高さを確保した対向空間6を形成し、この対向空間6には、挟持基板2の各刳り貫き孔23,23,……を連続させたものとしている。
この実施例1に示したクリップ1は、例えば、図8の画鋲針を一本としたクリップを断面化した側面図、図9の展開操作中にあるクリップの側面図、図10の展開されたクリップの側面図、図11の展開されたクリップの正面図、図12の展開されたクリップの背面図、図13の展開されたクリップの下面図、および図14の展開されたクリップの平面図中に示すように、一本の画鋲針32を、補助板3の幅寸法の中央であって、前後端方向の任意適所に一体に立設させたもの、表現を変えていうと、クリップ1を吊り下げたときに、均衡を保つことのできる補助板3の適所に、一本の画鋲針32を直角姿勢に立設したものとすることができる。
また、挟持基板2に穿設された刳り貫き孔23は、画鋲針32の回動の軌道に倣い、挟持基板2後端がわに向けて縮小する水滴型に形成されており、その先端の最大直内径部分が、補助板3回動操作中に生じる画鋲針32先端のズレ動きを吸収可能とし、後端の最小内径部分が、画鋲針32基部付近の外径より僅かに小さな内径に設定され、図8および図9中に示すよう、折り畳まれたときに、画鋲針32の基端部を挟着状に仮固定可能な形状とし、仮着機構7の機能を果たし得るものとしてある。
仮着機構7は、図15の鈎爪の設けてある補助板が閉鎖されたクリップを断面化した側面図、図16の展開したクリップを断面化した側面図、図17の展開させたクリップの背面図に示すように、補助板3の適所と、補助板3を折り畳んだときに、これに対応する挟持基板2の適所との間に、被嵌合部71とこれに仮止め可能な鈎爪72とからなる仮着機構7とすることが可能であり、より具体的には、図15ないし図17に示すように、補助板3の後端中央に鈎爪72を一体形成し、補助板3を折り畳んだときに、該鈎爪72に対応する挟持基板2の裏面には、内部に嵌合用の段差部分を有する矩形の被嵌合部71を開口させ、補助板3を折り畳み、さらに挟持基板2裏面への接合方向に押圧、操作することによって鈎爪72が弾性変形され、被嵌合部71の内縁段差部分に嵌合し、閉鎖状態に仮留めされる組み合わせとなる寸法、形状に形成されたものとすることが可能である。
また、仮着機構7は、図18の閉鎖用磁石を設けた補助板を折り畳んだクリップを断面化した側面図、図19の補助板を展開したクリップを断面化した側面図、および図20の展開させたクリップの背面図に示したように、補助板3の折り畳んだときに挟持基板2の裏面に接合状となる壁面であって、各画鋲針32,32,……や予備孔33とは異なる範囲の遊端がわ寄りとなる適所と、該補助板3を折り畳んだときに、これに対応する挟持基板2の裏面であり、各刳り貫き孔23,23,……とは異なる範囲の適所との夫々に、互いに吸着する如く磁極配置した永久磁石73,73を、各壁面に略面一状となるよう埋設、一体化したものとすることが可能であり、何れか一方の永久磁石73を、磁性を有する金属板からなる磁性板74に置き換えたものとすることができる。
この発明のクリップには、図21の壁面吸着用の磁石を設けたクリップを断面化した側面図、図22の展開したクリップを断面化した側面図、および図23の展開したクリップの正面図に示したように、補助板3が、画鋲針32,32,……の突出、形成がわとは反対側となる面に、該補助板3を折り畳んで挟持基板2裏面に添設、仮着状態としたまま、被着面とする金属面への取り付けを可能とする永久磁石34を貼着するか、または一部を埋設状として吸着面を露出させるよう組み込んだものとすることができる。
該永久磁石34の中央には、補助板3の予備孔33に連続する同一径の孔を穿設し、底面や外周縁に補強用の磁性金属板枠を装着したものとすることができ、また、露出する周囲角縁を面取りし、被着面とする金属面を傷付けないよう保護できるものとするのが望ましい。
さらにまた、この発明のクリップには、前記実施例1ないし3中に示した各クリップ1,1,……の外、図24の挟持部を変更したクリップを断面化した側面図、および図25の使用状態にあるクリップの正面図に示すように、合成樹脂成型品とすることによって挟持基板2に挟持主板4を一体化し、その弾性変形によって挟持部21,41間に、挟持対象物8を挟着可能とするものとし、補助板3の基端部を、支軸35を介して挟持基板2の後端に対して回動自在に連結すると共に、折り畳まれた補助板3が、挟持基板2の裏面に埋没状または嵌合状となるようにして面一状に収納されるよう形成したクリップ1も包含している。
(実施例1の作用)
以上のとおりの構成からなるこの発明のクリップ1は、図1中に示したように、補助板3を挟持基板2の裏面に接合させるようヒンジ部31を折り曲げ操作することにより、各画鋲針32,32,……が、刳り貫き孔23,23,……を通じて挟持基板2と挟持主板4との間に形成された対向空間6内に収められ、一般の事務用クリップ1と同様に、書類などの対象物を、挟持部21,41間に挟着することが可能である。
このように補助板3を折り畳まれたクリップ1は、挟持基板2および挟持主板4の各後端を、コイルバネ52の弾性力に抗し、枢着軸51を中心に近接する方向に揺動操作することにより、挟持部21,41を開放する場合や、これとは反対に入力を解除してコイルバネ52の弾性力によって挟持部21,41を、自動的に閉鎖させる場合などにあっても、各画鋲針32,32,……の先端やその他の部位が、揺動する挟持主板4や支承部22,22,42,42、コイルバネ52などに干渉せず、クリップ1としての利用に支障を来すことがない。
ヒンジ部31を中心とする補助板3の展開操作により、図2ないし図5中に示したように、挟持基板2の裏面と、補助板3の各画鋲針32,32,……が突設された面とを同一平面状に配置させることにより、掲示板などの図示しない垂直な壁面に対し、挟持部21,41を下向きとした姿勢で、各画鋲針32,32,……を突き刺し、図7図中に示すように、挟持部21,41間に広告紙や書面などの掲示物8を挟着させた状態に吊下、掲示することが可能であり、さらに、補助板3の予備孔33を通じ、図示しないタッピングネジや画鋲などを掲示壁面に突き刺すよう装着することにより、クリップ1の壁面への装着力をさらに強めることが可能となる。
(実施例2の作用)
図15ないし図17中に示したクリップ1は、図15のように、補助板3を挟持基板2の裏面に接合するよう折り畳み、さらに押し当てるよう操作することにより、補助板3遊端がわの鈎爪72が、その弾性変形によって挟持基板2裏面に開口された被嵌合部71の開口縁を乗り越えて嵌着し、補助板3を閉鎖状態に仮固定し、通常のクリップとして利用することが可能となり、また、図16および図17のように、補助板3を挟持基板2の裏面から強制的に引き剥がすことにより、露出された画鋲針32,32,……を貼り付け対象壁面に突き刺し、挟持部21,41間に開示物や吊り下げ対象物を、着脱自在に挟着することが可能となる。
また、図18ないし図20に示したクリップ1は、図18中に示すように、挟持基板2裏面に補助板3を接合させるよう折り畳んだときに、挟持基板2の裏面と、補助板3の接合面とに夫々埋設され、一対をなす永久磁石73,73が、互いに吸着して閉鎖状態を維持するものとなり、それら永久磁石73,73同士の吸引力に抗して補助板3を、挟持基板2の裏面から強制的に引き剥がすよう操作することにより、図19および図20中に示すよう、画鋲針32,32,……を露出させることが可能となる。さらに、対をなす永久磁石73,73の中の何れか一方を、磁性板74に置き換えたものとすれば、より経済的に製造することが可能となる。
(実施例3の作用)
図21ないし図23に示したクリップ1は、図21に示すように、補助板3を挟持基板2の裏面に閉鎖、仮着状としたとき、一般的な事務用クリップとしての使用が可能となり、しかも補助板3の画鋲針32,32,……突出形成がわとは反対側となる面に組み込まれた永久磁石34を、金属製または磁性素材製の壁面に吸着させ、クリップ1自体を仮固定することが可能であり、また、挟持基板2裏面から補助板3を展開させ、図22に示すように、画鋲針32,32,……を露出させたときには、それら画鋲針32,32,……を壁面に突き刺し、クリップ1自体を仮固定することが可能となる。
図24および図25に示したクリップ1のように、挟持部21,41を開閉可能とする枢着機構の機能を、挟持基板2と挟持主板4とを一体に連結する合成樹脂の弾性によって実現することが可能であり、また、挟持基板2の後端と補助板3の基端とが、支軸35を用いて回動自在に連結されたものとすることによっても、前述同様の開閉操作を実現可能であり、さらに、図24中に実線で示されるよう、補助板3を折り畳んだとき、挟持基板2の裏面に同補助板3が埋設状、または嵌合状に組み合わせられることにより、挟持基板2裏面の平面形状が維持され、事務用クリップとして用いる場合に、折り畳まれた補助板3が邪魔にならないという利点を得ることになる。
(実施例1の効果)
以上のような構成からなる実施例のクリップ1は、前記この発明の効果の項で記載の特徴に加え、図1中に示したように、補助板3を挟持基板2の裏面に対し、接合させるよう折り畳んだとき、各画鋲針32,32,……の根元付近が、図4中に示した、水滴型の各刳り貫き孔23,23,……の内縁に、弾性的に挟持されることにより、補助板3が折り畳み状態に仮着され、不用意な開放を阻止して確実に、各画鋲針32,32,……の無用な露出を防止し、事務用クリップとしての使用中の安全性を確保でき、また、図2中に示した四本の画鋲針32,32,……が、強固な壁面への固定を可能とし、より重量の嵩む大型ポスターやその外の吊下物をも十分に貼り付けまたは吊着することができ、しかも前述したように、図1ないし図4および図7中に示した補助板3の予備孔33を利用して他の画鋲やタッピングネジ(図示せず)などを追加することにより、さらに強固な壁面への固定を実現できるというという特徴を発揮する。
(実施例2の効果)
図15に示したクリップ1は、補助板3遊端の鈎爪72と、これに対応する挟持基板2裏面の被嵌合部71とにより、補助板3の閉鎖状態を確実に維持して画鋲針32,32,……が不要に露出してしまうのを防止することができ、補助板3を開放操作することによって、図16および図17中に示すように、簡便に各画鋲針32,32,……を露出させ、対象壁面への固定ができ、図18ないし20のクリップ1は、折り畳み状態における補助板3と挟持基板2との対応、適所に埋設された一対の永久磁石73,73が互いに吸着することにより、図18のような折り畳み状態を確保することができ、事務用クリップとしての安全な使用を実現可能とし、また、図19および図20に示すように、引き剥がすだけで簡単に補助板3を開放して画鋲針32,32,……を露出させ得るという効果がある。
(実施例3の効果)
図21ないし図23に示したクリップ1は、補助板3の画鋲針32,32,……を突出、形成したがわとは反対側となる面に永久磁石34を組み込んであり、図21に示すよう、補助板3を挟持基板2の裏面に接合させるよう、折り畳んだときには、通常の事務用クリップとして利用できる外、挟持基板2の裏面に露出状となっている永久磁石34を磁性金属製または磁性複合材製の壁面に吸着させ、掲示物や吊下物などを挟持部21,41間に挟着することができ、画鋲針32,32,……を打ち込むことのできない鉄板壁や鉄柱または冷蔵庫の外壁などへの吸着が可能となり、その利用範囲を大幅に拡大させるという特徴が得られる。
また、図24および図25に示したクリップ1のように、挟持基板2と挟持主板4とを、弾性的に変形可能な合成樹脂成型品として一体化してあって、枢着軸やコイルバネなどを必要とする枢着機構を簡素化し、製造工数を削減して一段と低廉化することができ、さらにまた、補助板3を挟持基板2の裏面に埋設状、または嵌合状に折り畳み可能なものとしてあることから、事務用クリップとして利用するときに、挟持基板2裏面が凹凸のない平滑面となり、不要な書類などへの引っ掛かりなどの発生を、確実に防止することができるという利点が得られることになる。
(結 び)
叙述の如く、この発明のクリップは、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの画鋲付きクリップなどに比較して大幅に小型、軽量且つ低廉化して遥かに経済的なものとすることができる上、事務用クリップとしての使い勝手に秀れ、掲示物の貼り付けにも迅速且つ簡便に利用することができるものであることから、従来のクリップや画鋲の実用性に満足できなかった利用者は勿論のこと、各種事務用品を取り扱う文具業界全体にとっても、また、経済性に秀れた実用性の高い商品の提供を希求する一般企業や一般家庭においても高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
図面は、この発明のクリップの技術的思想を具現化した代表的な幾つかの実施例を示すものである。
折り畳まれたクリップを断面化して示す側面図である。 展開されたクリップを断面化して示す側面図である。 展開されたクリップを示す正面図である。 展開されたクリップを示す背面図である。 展開されたクリップを示す下面図である。 展開されたクリップを示す平面図である。 展開されたクリップの使用状態を示す正面図である。 画鋲針を一本としたクリップを断面化して示す側面図である。 展開されるクリップを示す側面図である。 展開されたクリップを示す側面図である。 展開されたクリップを示す正面図である。 展開されたクリップを示す背面図である。 展開されたクリップを示す下面図である。 展開されたクリップを示す平面図である。 補助板閉鎖用の鈎爪を設けたクリップを断面化して示す側面図である。 展開したクリップを断面化して示す側面図である。 展開したクリップを示す背面図である。 補助板閉鎖用の磁石を設けたクリップを断面化して示す側面図である。 展開したクリップを断面化して示す側面図である。 補助板閉鎖用の磁石を設けたクリップを示す背面図である。 壁面吸着用の磁石を設けたクリップを断面化して示す側面図である。 展開したクリップを断面化して示す側面図である。 壁面吸着用の磁石を設けたクリップを示す正面図である。 挟持部を変更したクリップを断面化して示す側面図である。 挟持部を変更したクリップの使用状態を示す正面図である。
符号の説明
1 クリップ
2 挟持基板
21 同 挟持部
22 同 支承部
23 同 刳り貫き孔23
3 補助板
31 同 ヒンジ部またはヒンジ機構(連結部)
32 同 画鋲針
33 同 予備孔
34 同 永久磁石
35 同 支軸
4 挟持主板
41 同 挟持部
42 同 支承部
5 枢着機構
51 同 枢着軸
52 同 コイルバネ(バネ機構)
6 対向空間
7 仮着機構
71 同 被嵌合部
72 同 鈎爪
73 同 永久磁石
74 同 磁性板
8 掲示物(吊着物品)

Claims (6)

  1. 先端またはその近傍を挟持部とし、後端には、その裏面がわへ折り畳み、添設仮着可能とする補助板を回動自在に連結して平板状の挟持基板となし、その表面がわに対し、先端またはその近傍を前記挟持基板挟持部に対峙状となし得る挟持部とした挟持主板を相対向状に組み合わせた上、それら挟持基板と挟持主板とが、夫々の対向面がわに互いに組み合せ可能であって所定寸法分だけ突出させた支承部同士により、双方の挟持部同士が互いに挟着状となるよう付勢したバネ機構を介在させたものとして枢着、連結される一方、当該挟持基板には、それら所定の突出寸法とした支承部とそれら枢着機構とに影響のない箇所に刳り貫き孔を形成すると共に、同挟持基板の背面に折畳み自在に連結した補助板には、折畳んだときに当該刳り貫き孔に収容されるよう規制した位置であってそれら挟持基板と挟持主板との対向空間内に収まる長さとした画鋲針を突出形成させてなるものとしたことを特徴とするクリップ。
  2. 先端またはその近傍を挟持部とし、後端には、その裏面がわへ折り畳み、添設仮着可能とする補助板を回動自在に連結して平板状の挟持基板となし、その表面がわに対し、先端またはその近傍を前記挟持基板挟持部に対峙状となし得る挟持部とした挟持主板を相対向状に組み合わせた上、それら挟持基板と挟持主板とが、夫々の対向面がわに互いに組み合せ可能であって所定寸法分だけ突出させた支承部同士により、双方の挟持部同士が互いに挟着状となるよう付勢したバネ機構を介在させたものとして枢着、連結される一方、当該挟持基板には、それら所定の突出寸法とした支承部とそれら枢着機構とに影響のない複数箇所に刳り貫き孔を形成すると共に、同挟持基板の背面に折畳み自在に連結した補助板には、折畳んだときに当該各刳り貫き孔に収容されるよう規制した位置であってそれら挟持基板と挟持主板との対向空間内に収まる長さとした複数本の画鋲針を突出形成させてなるものとしたことを特徴とするクリップ。
  3. 刳り抜き孔は、挟持基板それ自体を弾性素材製とし、補助板を折畳んだときに、画鋲針の基部付近が対応する孔縁部分の内径寸法を、画鋲針の基部付近の外径寸法より、僅かに小さな値に設定するか、または、該刳り抜き孔の内縁に、画鋲針の基部付近を弾性的に挟着可能な仮着用バネが装着、一体化されるかの何れかとし、折り畳まれた補助板を、挟持基板裏面に添設仮着可能とした、請求項1または2何れか一項記載のクリップ。
  4. 補助板の適所と、補助板を折り畳んだときに、これに対応する挟持基板の適所との間に、被嵌合部とこれに仮止め可能な鈎爪とからなる仮着機構を設けてなるものとした、請求項1または2何れか一項記載のクリップ。
  5. 補助板と、補助板を折り畳んだときに、これに対応する挟持基板との適所夫々に、互いに吸着する如く磁極配置させた永久磁石を貼着あるいは埋設して一体化するか、または、何れか一方に永久磁石を、何れか他方に磁性板を、夫々貼着あるいは埋設、一体化するかの何れかにしてなるものとした、請求項1または2何れか一項記載のクリップ。
  6. 補助板が、画鋲針突出形成がわとは反対側となる面に永久磁石を組み込み、補助板を折り畳んで挟持基板裏面に添設、仮着状態としたまま、被着面とする金属面への取り付けが可能となるようにした、請求項1または2何れか一項記載のクリップ。
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