JPH0893724A - クリップ - Google Patents
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- JPH0893724A JPH0893724A JP25121094A JP25121094A JPH0893724A JP H0893724 A JPH0893724 A JP H0893724A JP 25121094 A JP25121094 A JP 25121094A JP 25121094 A JP25121094 A JP 25121094A JP H0893724 A JPH0893724 A JP H0893724A
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- Japan
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- piece
- pin
- clip
- sandwiching
- clip body
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ピンを備えるクリップであって、ピンを常に
は収納させ、使うときにのみ簡単な操作で突出させるよ
うにして、安全に使用できる。 【構成】 中央に形成された開口11を挟んでその一側
に摘み片12、他側に挟着片13をそれぞれ一体に設
け、該挟着片13の裏側には前記開口11と連通し、か
つ外周側を側枠で囲った裏面開放のピン収容部17を形
成したクリップ本体1と、一側を前記クリップ本体1に
軸支され、クリップ本体1の挟着片13の表側に弾発的
に付勢される挟着部材2と、摘み片31の一側にピン3
5を一体に設け、摘み片31がクリップ本体1の摘み片
12の表側に位置すると共に、ピン35が前記開口11
を介してクリップ本体1のピン収容凹部17内に位置し
得るようクリップ本体1に回動自在に軸支される挟み部
材3とよりなる。
は収納させ、使うときにのみ簡単な操作で突出させるよ
うにして、安全に使用できる。 【構成】 中央に形成された開口11を挟んでその一側
に摘み片12、他側に挟着片13をそれぞれ一体に設
け、該挟着片13の裏側には前記開口11と連通し、か
つ外周側を側枠で囲った裏面開放のピン収容部17を形
成したクリップ本体1と、一側を前記クリップ本体1に
軸支され、クリップ本体1の挟着片13の表側に弾発的
に付勢される挟着部材2と、摘み片31の一側にピン3
5を一体に設け、摘み片31がクリップ本体1の摘み片
12の表側に位置すると共に、ピン35が前記開口11
を介してクリップ本体1のピン収容凹部17内に位置し
得るようクリップ本体1に回動自在に軸支される挟み部
材3とよりなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、出没自在のピンを備え
た紙挾み用のクリップに関するものである。
た紙挾み用のクリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、紙挟みと画鋲との役目を同時に果
すことができるクリップとして例えば図14に示すよう
なものが知られている。すなわち、該クリップは、基板
101と該基板101に弾発的に軸支される挟着部材1
02とからなり、前記基板101の裏面に画鋲としても
使用できるよう下方へ突出するピン103が一体に形成
されている。
すことができるクリップとして例えば図14に示すよう
なものが知られている。すなわち、該クリップは、基板
101と該基板101に弾発的に軸支される挟着部材1
02とからなり、前記基板101の裏面に画鋲としても
使用できるよう下方へ突出するピン103が一体に形成
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなピンを備えたクリップは、ピン103が基板101
の下面に常に突出しているので、ともすると指先などを
刺すといった危険がある。また、挟むという役目のクリ
ップとして単独で使おうとする場合、つまり、ピン10
3を壁やボードに突き刺すことなく、クリップに紙片を
挾んで使うときは、ピン103が基板101の裏面から
突出していることから、使用が困難となるといった使用
上の制約がある。そこで、本発明は、画鋲として使わな
いときはピンを収容して使うようにし、一方画鋲として
も使うときは基板の裏側にピンを突出させることができ
るようにした安全で使い勝手の良いクリップを提供する
ことを目的とするものである。
うなピンを備えたクリップは、ピン103が基板101
の下面に常に突出しているので、ともすると指先などを
刺すといった危険がある。また、挟むという役目のクリ
ップとして単独で使おうとする場合、つまり、ピン10
3を壁やボードに突き刺すことなく、クリップに紙片を
挾んで使うときは、ピン103が基板101の裏面から
突出していることから、使用が困難となるといった使用
上の制約がある。そこで、本発明は、画鋲として使わな
いときはピンを収容して使うようにし、一方画鋲として
も使うときは基板の裏側にピンを突出させることができ
るようにした安全で使い勝手の良いクリップを提供する
ことを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明に係わるクリップは、中央に形成された開口
を挟んでその一側に摘み片、他側に挟着片をそれぞれ一
体に設け、該挟着片の裏側には前記開口と連通し、かつ
外周側を側枠で囲った裏面開放のピン収容部を形成した
クリップ本体と、一側を前記クリップ本体に軸支され、
クリップ本体の挟着片の表側に弾発的に付勢される挟着
部材と、摘み片の一側にピンを一体に設け、摘み片がク
リップ本体の摘み片の表側に位置すると共に、ピンが前
記開口を介してクリップ本体のピン収容凹部内に位置し
得るようクリップ本体に回動自在に軸支される挟み部材
とよりなり、摘み部材の摘み片をクリップ本体の摘み片
側へ押動することによりピンが前記ピン収容部内に位置
すると共に、挟着部材に係合して該挟着部材とクリップ
本体の挟着片との先端部を開き、また、摘み片を上方へ
起立させることにより、ピンがピン収容部から下方へ突
出するように構成した。
めに本発明に係わるクリップは、中央に形成された開口
を挟んでその一側に摘み片、他側に挟着片をそれぞれ一
体に設け、該挟着片の裏側には前記開口と連通し、かつ
外周側を側枠で囲った裏面開放のピン収容部を形成した
クリップ本体と、一側を前記クリップ本体に軸支され、
クリップ本体の挟着片の表側に弾発的に付勢される挟着
部材と、摘み片の一側にピンを一体に設け、摘み片がク
リップ本体の摘み片の表側に位置すると共に、ピンが前
記開口を介してクリップ本体のピン収容凹部内に位置し
得るようクリップ本体に回動自在に軸支される挟み部材
とよりなり、摘み部材の摘み片をクリップ本体の摘み片
側へ押動することによりピンが前記ピン収容部内に位置
すると共に、挟着部材に係合して該挟着部材とクリップ
本体の挟着片との先端部を開き、また、摘み片を上方へ
起立させることにより、ピンがピン収容部から下方へ突
出するように構成した。
【0005】または、中央に形成された開口を挟んでそ
の一側に摘み片、他側に挟着片をそれぞれ一体に設け、
該挟着片の裏側には前記開口と連通し、かつ外周側を側
枠で囲った裏面開放のピン収容部を形成したクリップ本
体と、一側に挟着片、他側に摘み片を一体に設けると共
に前記クリップ本体に各挟着片および摘み片がそれぞれ
対向位置するようにして軸支され、挟着片がクリップ本
体の挟着片の表側に弾発的に付勢される挟着部材と、ク
リップ本体と挟着部材間に介在し、前記軸支部に回転自
在に軸支されると共に、一部が挟着部材に開設された長
溝から表側に突出し、一側には前記開口を介してクリッ
プ本体のピン収容凹部内に位置し得るピンを突設した一
対の円板状の操作摘みとよりなり、挟着部材の表側から
操作摘みを回転させることにより、ピンが前記ピン収容
部内に位置するか、またはピン収容部から下方へ突出す
るように構成した。
の一側に摘み片、他側に挟着片をそれぞれ一体に設け、
該挟着片の裏側には前記開口と連通し、かつ外周側を側
枠で囲った裏面開放のピン収容部を形成したクリップ本
体と、一側に挟着片、他側に摘み片を一体に設けると共
に前記クリップ本体に各挟着片および摘み片がそれぞれ
対向位置するようにして軸支され、挟着片がクリップ本
体の挟着片の表側に弾発的に付勢される挟着部材と、ク
リップ本体と挟着部材間に介在し、前記軸支部に回転自
在に軸支されると共に、一部が挟着部材に開設された長
溝から表側に突出し、一側には前記開口を介してクリッ
プ本体のピン収容凹部内に位置し得るピンを突設した一
対の円板状の操作摘みとよりなり、挟着部材の表側から
操作摘みを回転させることにより、ピンが前記ピン収容
部内に位置するか、またはピン収容部から下方へ突出す
るように構成した。
【0006】または、一側に摘み片、他側に挟着片をそ
れぞれ一体に設け、該挟着片の裏側には外周縁を側枠で
囲う裏面開放のピン収容部を形成したクリップ本体と、
一側に摘み片、他側に挟着片をそれぞれ一体に設けると
共に前記クリップ本体に各挟着片および摘み片がそれぞ
れ対向位置するようにして軸支され、挟着片がクリップ
本体の挟着片の表側に弾発的に付勢される挟着部材と、
クリップ本体に回動自在に軸支され、一側端縁に前記ピ
ン収容部内に位置し得るピンを突設した作動枠とよりな
り、常には前記ピンがピン収容部内に位置すると共に、
作動枠を回動することによりピンがピン収容部から下方
へ突出するように構成した。
れぞれ一体に設け、該挟着片の裏側には外周縁を側枠で
囲う裏面開放のピン収容部を形成したクリップ本体と、
一側に摘み片、他側に挟着片をそれぞれ一体に設けると
共に前記クリップ本体に各挟着片および摘み片がそれぞ
れ対向位置するようにして軸支され、挟着片がクリップ
本体の挟着片の表側に弾発的に付勢される挟着部材と、
クリップ本体に回動自在に軸支され、一側端縁に前記ピ
ン収容部内に位置し得るピンを突設した作動枠とよりな
り、常には前記ピンがピン収容部内に位置すると共に、
作動枠を回動することによりピンがピン収容部から下方
へ突出するように構成した。
【0007】
【作用】このように構成される本発明に係るクリップ
は、ピンが常にはクリップ本体の裏側でピン収容部内に
位置しており、クリップ本体の下面に突出しないから危
険がなく、また、ピンを使わないクリップとして使用で
きる。また、画鋲として使うときは、摘み片を起立させ
るか操作摘みを回転させることによりピンがクリップ本
体の下面に突出するようになっている。
は、ピンが常にはクリップ本体の裏側でピン収容部内に
位置しており、クリップ本体の下面に突出しないから危
険がなく、また、ピンを使わないクリップとして使用で
きる。また、画鋲として使うときは、摘み片を起立させ
るか操作摘みを回転させることによりピンがクリップ本
体の下面に突出するようになっている。
【0008】
【実施例1】以下に本発明に係るクリップの一実施例を
図面と共に説明する。図1は斜視図、図2は分解斜視図
をそれぞれ示す。クリップは大略クリップ本体1と挟着
部材2と摘み部材3とから構成される。
図面と共に説明する。図1は斜視図、図2は分解斜視図
をそれぞれ示す。クリップは大略クリップ本体1と挟着
部材2と摘み部材3とから構成される。
【0009】クリップ本体1は中央に形成された開口1
1を挟んで、その一側に摘み片12、他側に挟着片13
がそれぞれ一体に設けられており、開口11の表側両側
に軸孔14を有する一対の軸支部15,15が突設され
ている。また、挟着片13の裏側には前記開口11と連
通し、かつ外周側を側枠16で囲った裏面開放のピン収
容部17が形成されている。
1を挟んで、その一側に摘み片12、他側に挟着片13
がそれぞれ一体に設けられており、開口11の表側両側
に軸孔14を有する一対の軸支部15,15が突設され
ている。また、挟着片13の裏側には前記開口11と連
通し、かつ外周側を側枠16で囲った裏面開放のピン収
容部17が形成されている。
【0010】挟着部材2は、挟着片21の一側の両側に
前記軸支部15,15の内側に配置され、同じく軸孔2
2を有する一対の軸支部23,23が突設されており、
また該各軸支部23,23には作用板24,24が一体
に設けられている。更に、両軸支部23,23間には挟
着片21から両側に所定幅の隙間25,25を離して受
止板26が延設されている。
前記軸支部15,15の内側に配置され、同じく軸孔2
2を有する一対の軸支部23,23が突設されており、
また該各軸支部23,23には作用板24,24が一体
に設けられている。更に、両軸支部23,23間には挟
着片21から両側に所定幅の隙間25,25を離して受
止板26が延設されている。
【0011】摘み部材3は、摘み片31の一側の両側に
前記挟着部材2の両隙間25,25から軸支部23,2
3の内側に配置され、同じく軸孔32を有する一対の軸
支部33,33が突設されている。また、両軸支部3
3,33間に保持板部34を一体に設けると共に該保持
板部34の外側に挟み片31と略平行なピン35を突設
している。
前記挟着部材2の両隙間25,25から軸支部23,2
3の内側に配置され、同じく軸孔32を有する一対の軸
支部33,33が突設されている。また、両軸支部3
3,33間に保持板部34を一体に設けると共に該保持
板部34の外側に挟み片31と略平行なピン35を突設
している。
【0012】そして、クリップ本体1の挟着片13側の
表側に挟着部材2の挟着片21を配置し、またクリップ
本体1の摘み片12側の表側に摘み部材3の摘み片31
を配置し、クリップ本体1と挟着部材2と摘み部材3の
各軸支部15,23,33を合致させ各軸孔14,2
2,32に枢軸4を挿通すると共に、クリップ本体1の
摘み片12と挟着部材2の受止板26間で前記枢軸4に
ねじりバネ5を巻装する。
表側に挟着部材2の挟着片21を配置し、またクリップ
本体1の摘み片12側の表側に摘み部材3の摘み片31
を配置し、クリップ本体1と挟着部材2と摘み部材3の
各軸支部15,23,33を合致させ各軸孔14,2
2,32に枢軸4を挿通すると共に、クリップ本体1の
摘み片12と挟着部材2の受止板26間で前記枢軸4に
ねじりバネ5を巻装する。
【0013】これにより、挟着部材2の挟着片21がク
リップ本体1の挟着片13の表側に弾発的に付勢され
る。また、挟み部材3は枢軸4を中心として回動自在に
軸支され、常にはピン35が開口11を介してクリップ
本体1の挟着片13裏側、すなわち、ピン収容部17内
に位置する。更に、挟着部材2の作用板24,24が挟
み部材3の両軸支部33,33の外側に形成される凹溝
36,36内に係合するようになっている。
リップ本体1の挟着片13の表側に弾発的に付勢され
る。また、挟み部材3は枢軸4を中心として回動自在に
軸支され、常にはピン35が開口11を介してクリップ
本体1の挟着片13裏側、すなわち、ピン収容部17内
に位置する。更に、挟着部材2の作用板24,24が挟
み部材3の両軸支部33,33の外側に形成される凹溝
36,36内に係合するようになっている。
【0014】そこで、図3一点鎖線に示すように、摘み
部材3の摘み片31をクリップ本体1の摘み片12側へ
押動すると、作用板24,24及び受止板26が押され
挟着部材2の挟着片21とクリップ本体1の挟着片13
先端間がねじりバネ5の弾発力に抗して広げられる。一
方、逆に前記摘み片31を図3二点鎖線で示すように上
方へ起立すると、摘み片31の上面が挟着部材2の挟着
片21の他側端に当接して停止し、ピン35がピン収容
部17から下方へ垂直に突出することになる。
部材3の摘み片31をクリップ本体1の摘み片12側へ
押動すると、作用板24,24及び受止板26が押され
挟着部材2の挟着片21とクリップ本体1の挟着片13
先端間がねじりバネ5の弾発力に抗して広げられる。一
方、逆に前記摘み片31を図3二点鎖線で示すように上
方へ起立すると、摘み片31の上面が挟着部材2の挟着
片21の他側端に当接して停止し、ピン35がピン収容
部17から下方へ垂直に突出することになる。
【0015】本発明のクリップは上記構成よりなり次に
使用方法を説明する。まず、図4は複数枚の紙片Pを挟
着する場合を示すもので、挟み部材3の摘み片31をク
リップ本体1の摘み片12側へ押動し、両挟着片13,
21間を広げて各紙片Pを挟着する。この場合は、ピン
35がピン収容部17内に位置しており、外側へ突出し
ないので、ピン35が指先などに刺さるといった危険が
無い。
使用方法を説明する。まず、図4は複数枚の紙片Pを挟
着する場合を示すもので、挟み部材3の摘み片31をク
リップ本体1の摘み片12側へ押動し、両挟着片13,
21間を広げて各紙片Pを挟着する。この場合は、ピン
35がピン収容部17内に位置しており、外側へ突出し
ないので、ピン35が指先などに刺さるといった危険が
無い。
【0016】図5は掲示板のボード面Tにクリップを刺
し固定しておいて、複数の紙片Pをクリップに挟着する
場合を示すもので、摘み部材3の摘み片31を略垂直に
起立させ、クリップ本体1の裏側にピン35を突出させ
てボードT面に刺し固定しておく。そして、受止板26
を押動して挟着片21を開き紙片Pを挟着する。
し固定しておいて、複数の紙片Pをクリップに挟着する
場合を示すもので、摘み部材3の摘み片31を略垂直に
起立させ、クリップ本体1の裏側にピン35を突出させ
てボードT面に刺し固定しておく。そして、受止板26
を押動して挟着片21を開き紙片Pを挟着する。
【0017】図6は掲示板などのボードT面に紙片Pを
鋲止めする場合を示すもので、ピン35をクリップ本体
1の裏側に突出させておき、ボードT面に紙片Pを当て
がい、その上面からピン35を刺し紙片Pを固定する。
鋲止めする場合を示すもので、ピン35をクリップ本体
1の裏側に突出させておき、ボードT面に紙片Pを当て
がい、その上面からピン35を刺し紙片Pを固定する。
【0018】図7、図8は他の実施例のクリップを示
す。該クリップは、大略クリップ本体1aと挟着部材6
と操作摘み7とよりなる。クリップ部材1aは、本実施
例と略同じ形状からなるので、各部は同符号をもって説
明は省略するが、開口11の一側に該開口11と連通す
る一対の切欠溝18,18が設けられている。
す。該クリップは、大略クリップ本体1aと挟着部材6
と操作摘み7とよりなる。クリップ部材1aは、本実施
例と略同じ形状からなるので、各部は同符号をもって説
明は省略するが、開口11の一側に該開口11と連通す
る一対の切欠溝18,18が設けられている。
【0019】挟着部材6は、一側に挟着片61、他側に
摘み片62が一体に設けられると共に、裏側略中央の両
側に、クリップ本体1aの両軸支部15,15の内側に
配置され軸孔63を有する一対の軸支部64,64が突
設されている。また、挟着部材6の該各軸支部64,6
4の外側には、長溝65,65が開設されている。
摘み片62が一体に設けられると共に、裏側略中央の両
側に、クリップ本体1aの両軸支部15,15の内側に
配置され軸孔63を有する一対の軸支部64,64が突
設されている。また、挟着部材6の該各軸支部64,6
4の外側には、長溝65,65が開設されている。
【0020】操作摘み7は、保持部材71の一側に前記
クリップ本体1aの両軸支部15,15と挟着部材6の
両軸支部64,64間に配置され軸孔75を有する一対
の円板状の操作板72,72がその偏心位置で固着さ
れ、他側にピン73が突設されている。また、前記保持
部材71の前後側面にそれぞれ開口11の内側前後端縁
に嵌着する凹窪部74a,74bが設けられている。こ
のため、該各前後端縁は断面弧状に形成されている。
クリップ本体1aの両軸支部15,15と挟着部材6の
両軸支部64,64間に配置され軸孔75を有する一対
の円板状の操作板72,72がその偏心位置で固着さ
れ、他側にピン73が突設されている。また、前記保持
部材71の前後側面にそれぞれ開口11の内側前後端縁
に嵌着する凹窪部74a,74bが設けられている。こ
のため、該各前後端縁は断面弧状に形成されている。
【0021】そして、クリップ本体1aの表側に挟着部
材6を各挟着片13,61および摘み片12,62を対
向位置させて配置すると共に、クリップ本体1aの軸支
部15,15の内側に操作板72,72、更に該操作板
72,72の内側に挟着部材6の軸支部64,64が位
置するようにして、クリップ本体1aと挟着部材6間に
操作摘み7を介在させる。更に、クリップ本体1aと操
作摘み7と挟着部材6との各軸孔14,75,63を順
に合致させ、枢軸4を挿通すると共に、クリップ本体1
aの摘み片12と挟着部材6の摘み片62間で前記枢軸
4にねじりバネ5を巻装する。
材6を各挟着片13,61および摘み片12,62を対
向位置させて配置すると共に、クリップ本体1aの軸支
部15,15の内側に操作板72,72、更に該操作板
72,72の内側に挟着部材6の軸支部64,64が位
置するようにして、クリップ本体1aと挟着部材6間に
操作摘み7を介在させる。更に、クリップ本体1aと操
作摘み7と挟着部材6との各軸孔14,75,63を順
に合致させ、枢軸4を挿通すると共に、クリップ本体1
aの摘み片12と挟着部材6の摘み片62間で前記枢軸
4にねじりバネ5を巻装する。
【0022】これにより、挟着部材6の挟着片61がク
リップ本体1aの挟着片13の表側に弾発的に付勢され
る。また、操作摘み7は両操作板72,72の下部が前
記クリップ本体1aの切欠溝18,18内に介入し、上
部が長溝65,65を介して挟着部材6の表側に臨み、
枢軸4を中心として回動自在に軸支される。
リップ本体1aの挟着片13の表側に弾発的に付勢され
る。また、操作摘み7は両操作板72,72の下部が前
記クリップ本体1aの切欠溝18,18内に介入し、上
部が長溝65,65を介して挟着部材6の表側に臨み、
枢軸4を中心として回動自在に軸支される。
【0023】そこで、図9一点鎖線に示すように、挟着
部材6の摘み片62をクリップ本体1aの摘み片12側
へ押動すると、両挟着片13,61の先端間がねじりバ
ネ5の弾発力に抗して広げられる。また、操作摘み7
は、通常凹窪部74aが開口11の内側前端縁に嵌着し
て停止している。そして、挟着部材6の表面から操作摘
み7の両操作板72,72を指先で回転することによ
り、ピン73を同図二点鎖線のようにピン収容部17か
ら下方へ垂直に突出させることもできる。この際、凹窪
部74bが開口11の内側後端縁に嵌着してその位置が
保持される。なお、使用方法については、本実施例の図
4ないし図6と同様となるので、その説明は割愛する。
部材6の摘み片62をクリップ本体1aの摘み片12側
へ押動すると、両挟着片13,61の先端間がねじりバ
ネ5の弾発力に抗して広げられる。また、操作摘み7
は、通常凹窪部74aが開口11の内側前端縁に嵌着し
て停止している。そして、挟着部材6の表面から操作摘
み7の両操作板72,72を指先で回転することによ
り、ピン73を同図二点鎖線のようにピン収容部17か
ら下方へ垂直に突出させることもできる。この際、凹窪
部74bが開口11の内側後端縁に嵌着してその位置が
保持される。なお、使用方法については、本実施例の図
4ないし図6と同様となるので、その説明は割愛する。
【0024】図10乃至図13も他の実施例に係るクリ
ップを示すものである。該クリップはクリップ本体1b
と挟着部材6aと作動枠8とから大略構成されている。
なお、前記クリップ本体1bと挟着部材6aは前記クリ
ップ本体1または挟着部材6と略同じ形状からなるの
で、同部位は同符号をもって示し、その説明は省略す
る。
ップを示すものである。該クリップはクリップ本体1b
と挟着部材6aと作動枠8とから大略構成されている。
なお、前記クリップ本体1bと挟着部材6aは前記クリ
ップ本体1または挟着部材6と略同じ形状からなるの
で、同部位は同符号をもって示し、その説明は省略す
る。
【0025】クリップ本体1bは摘み片12と挟着片1
3とにより平板状に形成され、軸支部15の傍に後記す
る作動枠8の取付板84が嵌入する抜孔19が開設され
ている。
3とにより平板状に形成され、軸支部15の傍に後記す
る作動枠8の取付板84が嵌入する抜孔19が開設され
ている。
【0026】作動枠8は一側上面の両側にそれぞれ軸孔
81を有する軸支部82,82が突設され、中央にクリ
ップ本体1bの摘み片12の外側端縁に嵌脱自在に嵌着
する通孔83が開設される枠状に形成されている。この
ため、クリップ本体1bの摘み片12の外側端面は、断
面弧状に膨出しており、一方、作動杆8の通孔83にお
ける前記外側端面と対向する内側面は断面弧状に窪んで
いる。また、軸支部82,82側である一側端縁を下方
へ屈曲すると共に該屈曲部に取付板84が設けられる。
該取付板84は中央に強度を増すための膨み84aが持
たせてあり、その外側面に作動枠8と略平行にピン85
が突設されている。
81を有する軸支部82,82が突設され、中央にクリ
ップ本体1bの摘み片12の外側端縁に嵌脱自在に嵌着
する通孔83が開設される枠状に形成されている。この
ため、クリップ本体1bの摘み片12の外側端面は、断
面弧状に膨出しており、一方、作動杆8の通孔83にお
ける前記外側端面と対向する内側面は断面弧状に窪んで
いる。また、軸支部82,82側である一側端縁を下方
へ屈曲すると共に該屈曲部に取付板84が設けられる。
該取付板84は中央に強度を増すための膨み84aが持
たせてあり、その外側面に作動枠8と略平行にピン85
が突設されている。
【0027】そして、クリップ本体1bの裏側に挟着部
材6aを各挟着片13,61および摘み片12,62を
対向位置させ、挟着部材6aの各軸支部64,64がク
リップ本体1bの各軸支部15,15の内側に位置する
ようにして配置し、更にクリップ本体1bの各軸支部1
5,15の外側に軸支部82,82が位置するようにし
て作動枠8を配置する。
材6aを各挟着片13,61および摘み片12,62を
対向位置させ、挟着部材6aの各軸支部64,64がク
リップ本体1bの各軸支部15,15の内側に位置する
ようにして配置し、更にクリップ本体1bの各軸支部1
5,15の外側に軸支部82,82が位置するようにし
て作動枠8を配置する。
【0028】更にまた、各軸孔14,63,81を合致
させ、枢軸4を挿通すると共に、クリップ本体1bの摘
み片12と挟着部材6aの摘み片62間で前記枢軸4に
ねじりバネ5を巻装する。これにより、挟着部材6aの
挟着片61がクリップ本体1bの挟着片13の表側に弾
発的に付勢される。また、作動枠8は枢軸4を中心とし
て回動自在に設けられるが、通常は通孔83がクリップ
本体1bの摘み片12の外周縁に嵌脱自在に嵌着し、こ
の時ピン85が挟着片13裏側で、ピン収容部17内に
位置することとなる。
させ、枢軸4を挿通すると共に、クリップ本体1bの摘
み片12と挟着部材6aの摘み片62間で前記枢軸4に
ねじりバネ5を巻装する。これにより、挟着部材6aの
挟着片61がクリップ本体1bの挟着片13の表側に弾
発的に付勢される。また、作動枠8は枢軸4を中心とし
て回動自在に設けられるが、通常は通孔83がクリップ
本体1bの摘み片12の外周縁に嵌脱自在に嵌着し、こ
の時ピン85が挟着片13裏側で、ピン収容部17内に
位置することとなる。
【0029】そこで、図13一点鎖線に示すように、挟
着部材6aの摘み片62をクリップ本体1bの摘み片1
2側へ押動すると、前記両実施例と同様に両挟着片1
3,61の先端間がねじりバネ5の弾発力に抗して広げ
られる。また、作動枠8を起立させることにより、ピン
85を同図二点鎖線のようにピン収容部17から下方へ
垂直に突出させることができる。この際、取付板84の
膨み84aがクリップ本体1bの抜孔19内に嵌入し保
持される。なお、この実施例におけるクリップも前記両
実施例のクリップと同様に使用できるもので、その説明
は割愛する。
着部材6aの摘み片62をクリップ本体1bの摘み片1
2側へ押動すると、前記両実施例と同様に両挟着片1
3,61の先端間がねじりバネ5の弾発力に抗して広げ
られる。また、作動枠8を起立させることにより、ピン
85を同図二点鎖線のようにピン収容部17から下方へ
垂直に突出させることができる。この際、取付板84の
膨み84aがクリップ本体1bの抜孔19内に嵌入し保
持される。なお、この実施例におけるクリップも前記両
実施例のクリップと同様に使用できるもので、その説明
は割愛する。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るクリッ
プは、紙挟みとして使用する場合はピンを収納しておけ
るので安全であり、また画鋲として使うときは、簡単な
操作でピンを突出できるので、これら使い分けも容易と
なり、極めて使い勝手が良いという利点を有する。
プは、紙挟みとして使用する場合はピンを収納しておけ
るので安全であり、また画鋲として使うときは、簡単な
操作でピンを突出できるので、これら使い分けも容易と
なり、極めて使い勝手が良いという利点を有する。
【図1】本発明に係るクリップの斜視図。
【図2】同上分解斜視図。
【図3】同上作用を説明する断面図。
【図4】同上クリップの使用状態の斜視図。
【図5】同上クリップの使用状態の斜視図。
【図6】同上クリップの使用状態の斜視図。
【図7】他の実施例のクリップの斜視図。
【図8】同上分解斜視図。
【図9】作用を説明する断面図。
【図10】他の実施例を示すクリップの斜視図。
【図11】同上作用を示すクリップの斜視図。
【図12】同上分解斜視図。
【図13】同上作用を説明する断面図。
【図14】従来のクリップの斜視図。
1 クリップ本体 2 挟着部材 3 挟み部材 11 開口 12 摘み片 13 挟着片 17 ピン収容部 31 挟み片 35 ピン
Claims (3)
- 【請求項1】 中央に形成された開口を挟んでその一側
に摘み片、他側に挟着片をそれぞれ一体に設け、該挟着
片の裏側には前記開口と連通し、かつ外周側を側枠で囲
った裏面開放のピン収容部を形成したクリップ本体と、 一側を前記クリップ本体に軸支され、クリップ本体の挟
着片の表側に弾発的に付勢される挟着部材と、 摘み片の一側にピンを一体に設け、摘み片がクリップ本
体の摘み片の表側に位置すると共に、ピンが前記開口を
介してクリップ本体のピン収容凹部内に位置し得るよう
クリップ本体に回動自在に軸支される挟み部材とよりな
り、 摘み部材の摘み片をクリップ本体の摘み片側へ押動する
ことによりピンが前記ピン収容部内に位置すると共に、
挟着部材に係合して該挟着部材とクリップ本体の挟着片
との先端部を開き、また、摘み片を上方へ起立させるこ
とにより、ピンがピン収容部から下方へ突出するように
したことを特徴とするクリップ。 - 【請求項2】 中央に形成された開口を挟んでその一側
に摘み片、他側に挟着片をそれぞれ一体に設け、該挟着
片の裏側には前記開口と連通し、かつ外周側を側枠で囲
った裏面開放のピン収容部を形成したクリップ本体と、 一側に挟着片、他側に摘み片を一体に設けると共に前記
クリップ本体に各挟着片および摘み片がそれぞれ対向位
置するようにして軸支され、挟着片がクリップ本体の挟
着片の表側に弾発的に付勢される挟着部材と、 クリップ本体と挟着部材間に介在し、前記軸支部に回転
自在に軸支されると共に、一部が挟着部材に開設された
長溝から表側に突出し、一側には前記開口を介してクリ
ップ本体のピン収容凹部内に位置し得るピンを突設した
一対の円板状の操作摘みとよりなり、 挟着部材の表側から操作摘みを回転させることにより、
ピンが前記ピン収容部内に位置するか、またはピン収容
部から下方へ突出するようにしたことを特徴とするクリ
ップ。 - 【請求項3】 一側に摘み片、他側に挟着片をそれぞれ
一体に設け、該挟着片の裏側には外周縁を側枠で囲う裏
面開放のピン収容部を形成したクリップ本体と、 一側に摘み片、他側に挟着片をそれぞれ一体に設けると
共に前記クリップ本体に各挟着片および摘み片がそれぞ
れ対向位置するようにして軸支され、挟着片がクリップ
本体の挟着片の表側に弾発的に付勢される挟着部材と、 クリップ本体に回動自在に軸支され、一側端縁に前記ピ
ン収容部内に位置し得るピンを突設した作動枠とよりな
り、 常には前記ピンがピン収容部内に位置すると共に、作動
枠を回動することによりピンがピン収容部から下方へ突
出するようにしたことを特徴とするクリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25121094A JPH0893724A (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25121094A JPH0893724A (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | クリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0893724A true JPH0893724A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=17219342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25121094A Pending JPH0893724A (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | クリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0893724A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008119856A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-05-29 | Muneshichi Yamamoto | クリップ |
JP2013199990A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Ryo Fukuda | 板材のクランプ装置 |
-
1994
- 1994-09-19 JP JP25121094A patent/JPH0893724A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008119856A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-05-29 | Muneshichi Yamamoto | クリップ |
JP2013199990A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Ryo Fukuda | 板材のクランプ装置 |
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