JP5945042B1 - シート類固定器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本願発明は、磁石体を基材に設けることでシート類を保持するシート類固定用器具において、前記シート類固定用器具を簡単に作成できるシート類固定用部品を作り、前記、シート類固定器具部品で作られた、シート類固定器具を掲示板等に固定した場合、ただ単にシート類を押し込む(差し込む)だけの簡易作業でシート類が掲示板等に備え付けることが出来る機能を持たせることを課題とする。【解決手段】基材に補助部材や窪み穴を設け、基材又は補助部材、又は窪み穴に磁力を通す機能を備えさせたことを特徴とするシート類固定器具用部品を作成する。そして前記基材、前記補助部材、前記窪み穴に磁石体又は磁力に貼りつく性質のもの又は刺入部材を備えたことを特徴とするシート類固定器具を作成する。【選択図】図32

Description

シート類(掲示物等)を固定する刺入部材の最も代表的なものは画鋲である。本発明は基材に磁石体を取り付けて、前記基材を折り曲げて刺入部材頭部に磁石体を固定し、金属部材(刺入部材頭部等を含む)と磁石体の間の空間に磁力により固定する磁石体と金属部の接面にシート類を挟み込んで固定する器具(シート類固定器具)及びその部品(シート類固定器具用部品)に関するものである。
従来、掲示物を掲示する主な方法は三通りある。ひとつは代表的な刺入部材の画鋲単体で
掲示物に穴を貫通させてから掲示板等に固定する方法であり、幼稚園や学校等で児童が書
いた絵画画用紙を掲示板に固定する場合は、ほとんどがこの方法により行われている。二
番目の方法は、マグネットボードと磁石体を使用する方法であり、三番目の方法は、セロ
テープ(登録商標)を用いる方法である。又、テントシート等を固定する場合においても,
画鋲よりも強固に固定できる刺入部材(ネジ等)により上記の固定方法が用いられる。
特許第5612785号広報 画鋲補助具
以下において、刺入部材の代表例である画鋲を表記して説明するが、本願発明における刺入部材とは画鋲に限定されるものではない。磁力により固定される部分を持つ刺入部材であれば画鋲でなくてもかまわない。又、以下において磁力に貼りつく性質のものを金属板と表記して説明するが、磁力に貼りつくものであれば金属板でなくても構わない。
0003項の先行技術は、「可撓性を有し、且つ、全域にわたって画鋲の貫通が可能である基材が磁石体を備えることを特徴とする画鋲補助具」であり、画鋲を用いて基材末端を掲示板に固定し、前記基材を折りかえして基材先端の磁石体を前記基材末端に設けられた画鋲頭部に磁力により貼り付けて、その接面(磁石と画鋲頭部)の固定力を利用して、シート類を固定する(挟む)ものである。
しかし、先行技術では、シート類を固定する(挟む)際に、片手でシート類を持って、他方の手で前記器具を片手で開閉しなければシート類を固定することは出来ない。なぜならば、前記接面には画鋲頭部が存在し、シート類を押し込むだけの簡易作業では画鋲頭部が接面に存在するので、これが邪魔をして挿入(押し込み)時にシート類が画鋲頭部に引っかかる不具合がある。本願発明は、画鋲頭部等の異物を接面から無くし、ただ単にシート類を押し込む(差し込む)だけの簡易作業でシート類が固定出来るシート類固定器具を作成するにおいて、本願発明は、前記シート類固定器具のみならず、用途に合わせシート類固定器具に必要な磁石体、金属体、刺入部材の配列を基材に設けることが出来るシート類固定器具用部品を作成する事を課題とする。
まず基材に磁力を通す機能を備えさせたことを特徴とするシート類固定器具用部品、又は
磁力を通す機能を備えた基材に磁石体を備え前記基材に磁力に貼りつく性質のもの、及び/又は刺入部材を備えたことを特徴とするシート類固定器具を作成する。
又、前記基材に窪み穴を設けたことを特徴とするシート類固定器具用部品、又はシート類固定器具を作成する。更に、前記基材に補助部材を設け、前記補助部材により前記基材が空間や隙間や爪や突起や粘着力を備えたことを特徴とするシート類固定器具用部品、又はシート類固定器具を作成する。
そして、前記補助部材に磁力を通す機能を備えさせたことを特徴とするシート類固定器具用部品、又はシート類固定器具を作成する。加えて前記基材または補前記助部材または前記窪み穴が磁石体を備えたことを特徴とするシート類固定器具用部品、又はシート類固定器具を作成する。
更に、前記基材または前記窪み穴または、前記補助部材により前記基材に備えられた前記空間、前記隙間、前記爪、前記突起、前記粘着力(粘着剤)に、磁石体、又は磁力に貼りつく性質のもの又は刺入部材又はプレート又は立体物を設けることが出来ることを特徴とするシート類固定器具用部品、又はシート類固定器具を作成する。
そして、前記補助部材又は前記基材が刺入部材針部を貫通させる事が出来ることを特徴とするシート類固定器具用部品、又はシート類固定器具を作成する。
更に、前記基材及び/又は前記補助部材及び/又は前記窪み穴に、穴やスリットを設けたことを特徴とするシート類固定器具用部品、又はシート類固定器具を作成する。
加えて前記基材が可撓性又は、折曲部を備えたことを特徴とするシート類固定器具用部品、又はシート類固定器具を作成する。
0003項の先行技術は、磁石体を備えた基材を折り返した際に、磁力に貼りつく物体(画鋲頭部等)を基材の表面に存在させる必要がある。つまり磁石体と基材の接面に異物(磁石に貼りつく画鋲頭部)の存在が必要である。前記磁石体と前記画鋲頭部が接面で貼りつく事で、シート類の固定を実現させる器具である。この器具においては、ただ単にシート類を押し込む(差し込む)だけの簡易作業でシート類を固定することは出来ない。なぜならば、シート類を押し込む場合に画鋲頭部(異物)が引っかかり邪魔になるからである。
この、課題を解決するために、本願発明では、基材に補助部材や窪みを設け、前記基材及び/又は前記補助部材、前記窪みに磁力を通す機能を備えさせたことを特徴とするシート類固定器具用部品、又はシート類固定器具を作成する。
本願発明シート類固定器具用部品、又はシート類固定器具は、磁力を通す機能を基材や補助部材や窪みに備えさせることで、前記基材や補助部材に設けられる磁石体、磁力に貼りつく性質のもの(以下金属板と表記)、刺入部材、プレート、立体物等が基材に設けることが出来、これによりシート類固定器具を容易に作成できる。つまり、本願発明の「用途に合わせシート類固定器具に必要な磁石体、金属体、刺入部材、プレート、立体物等を基材に自由に配列できる部品」により、前記磁石体等を設けられた前記シート類固定器具が完成される。これにより本願発明のシート類固定器具用部品、又はシート類固定器具により、本願発明の主旨である「ただ単にシート類を押し込む(差し込む)だけの簡易作業でシート類が固定出来る(画鋲頭部等の異物は接面から排除される)」が達成できる。
前記基材又は前記補助部材、前記窪みに磁石体を備えさせる手段や、前記空間に、磁石体、磁力に貼りつく性質のもの(以下金属板と表記)、刺入部材等を設ける手段により、本願発明の前記シート類固定器具用部品は前記シート類固定器具としての効果を発揮できる。その効果について以下に述べる。効果の説明においては前記シート類固定器具用部品を用いて説明を行う。前記シート類固定器具においては0159項以降の実施例9でその手段や効果を述べる。又、プレートや立体物を前記基材又は前記補助部材、前記窪みに備える手段や効果についても実施例9で説明する
本願発明は磁石体を設けた基材を二つ折りにした場合に、ただ単にシート類を押し込む(差し込む)だけの簡易作業でシート類を固定することを課題としており、前記課題解決には、磁石体と基材の接面をプレート状(平面等)にする為に、基材接面から画鋲の存在を排除することが必要である。
その手段としては、基材に補助部材を設け、前記基材及び/又は前記補助部材に磁力を通す機能を備えさせ、前記補助部材により前記基材が空間や隙間や爪や突起や粘着剤を保持するシート類固定器具用部品又は、磁力を通す機能を備えた基材に、窪み穴の空間を設けたシート類固定器具用部品を作成する。又、前記窪み穴には磁石体、金属板、刺入部材等を固定できる補助部材を設けても良い。
これにより、磁石体、金属板、刺入部材、プレート、立体物等を前記空間や前記隙間に使用用途に応じて、好きな場所に設けることが可能となり、様々な使用が出来るシート類固定器具が出来上がる。又、使用においては基材の接面側に画鋲頭部を存在させない機能については0034項以降の実施例で詳細を述べる。
本願発明シート類固定器具用部品(以下、本願発明と表記する)により、磁石体、金属板、画鋲、プレート、立体物等を使用用途にあわせて、好きな箇所に設けられるという効果があるが、まずは、本願発明において、前記基材に磁石体を備えさせるか、前記空間が磁石体を設ける機能を持つことについての効果を以下に述べる。
本願発明において、前記基材又は前記補助部材に磁石体を備えさせることで前記基材は磁石体により磁力に貼りつくものに固定することが可能となる。この固定における本願発明の効果を、本願発明の形態の一例を用いて以下に述べる。
前記基材の上部先端に磁石体を備えさせ、前記基材部の磁石体と同一方面の下部末端に金属板を設けた場合、前記基材を前記磁石体および前記金属板が外側になる様に折り返すことで、前記磁石体と前記金属板は前記基材又は前記補助部材を間に挟んで接面を形成する。つまり、裏返した状態で接面を形成する。
この接面になる基材及び/又は補助部材が磁力を通す機能を持つ効果で、前記接面に存在する基材又は補助部材を通して磁力により固定される。本願発明はこのように基材及び/又は補助部材が磁力を通す機能を備えることで、基材接面に存在する異物(画鋲頭部)の存在を消し去ることが可能となる。
つまり、本願発明では基材及び/又は補助部材が磁力を通すことを特徴とすることで、接面の片面又は両面をプレート状にして固定することが可能となる。これにより異物(画鋲頭部)の存在が接面から排除され本願発明の主旨「ただ単にシート類を押し込む(差し込む)だけの簡易作業でシート類が固定出来る」が達成できる。
更に、前記補助部材により前記基材が空間や隙間を備えたり、基材に窪み穴の空間を備えたりすることで、前記空間や前記隙間に磁石体、金属板、刺入部材、プレート、立体物等を使用用途に応じた好みの場所に設けたシート類固定器具が完成する。これについての詳細は実施例で説明する。
0023項で述べた、前記基材の上部先端に磁石体を備えさせ、前記基材部の下部末端の磁石体と同一面に金属板を設けた場合ではなく、前記基材の下部末端の他の一方面に金属板を設けた場合においても本願発明の主旨は達成できる。その使用例については0034項以降の実施例を用いて説明する。
0034項以降の実施例1で述べるが、前記空間に金属板等を備えさせ、前記補助具に針部や粘着性を備えさせて掲示板等に固定する(差し込む、貼り付ける)ことが可能であるが、前記空間に刺入部材の一部を収納して、前記補助部材が刺入部材針部を貫通させる機能を備えさせれば、前記補助部材に針部や粘着性を備えさせずとも掲示板等に固定することが可能となる。又、前記補助部材の代わりに前記基材が刺入部材針部を貫通させる機能を備えさせた場合も同様の効果があるが、これについては実施例2において説明する。
更に、前記基材が可撓性又は、折曲部を備えたことを特徴とするシート類固定器具を作成する。本願発明は磁石体とそれに貼りつく接面が必要であり、折り返さなくても良い形態は0036項の図2に示すが、使用に際しては基材を二つ折りにして使用する形態があり、その場合は前記基材が可撓性(柔軟性)又は、折曲部を備えさせることで二つ折りが可能となり前記接面が形成される。
前記補助部材又は前記基材が刺入部材針部を貫通させる事が出来ることを特徴とする本願発明の効果については0055項で、前記基材又は補助部材がスリットを備えたことを特徴とする本願発明については0072項から0082項までで、又、前記基材及び/又は前記補助部材及び/又は前記窪み穴に、穴を設けたことを特徴とするシート類固定器具用部品、又はシート類固定器具についての効果は044項や0147項で説明する。
本願発明の一例の側面図 本願発明の一例の側面図 図1で示す本願発明を二つ折りにした一例の側面図 本願発明の一例の側面図 本願発明の一例の側面図 本願発明の一例の正面図(基材が穴を備えた状態) 本願発明の一例の側面図(画鋲を補助部材に嵌めこむ手段の一例) 図7の本願発明1を掲示板13に固定してシート類10を固定した側面図 本願発明の一例の側面図 図9を用いた本願発明の一例の側面図 本願発明の一例の側面図 図11を用いた本願発明の側面図 本願発明の一例の背面図(補助部材4に穴15を備えた形態) 本願発明の一例の4種類の背面図(補助部材4にスリット16を備えた形態) 補助部材4にスリット16を備えた本願発明の一例の背面図及び画鋲 補助部材4にスリット16を備えた本願発明の一例の背面図 補助部材4に複数(5個)の穴15を備えた本願発明の一例の背面図 画鋲を3個用いた場合の本願発明の一例の側面図 本願発明の一例の側面図 本願発明の一例の側面図 本願発明の一例の側面図 本願発明の一例の側面図 本願発明の一例の側面図 本願発明の一例の背面図 本願発明の一例の側面図 本願発明の一例の側面図 本願発明の一例の背面図 本願発明の一例の側面図 本願発明の一例の側面図 本願発明の一例の側面図 複数の基材2a、2b、2cを用いた本願発明1の側面図 本願発明の一例の側面図 本願発明の一例の側面図 本願発明の一例の側面図 本願発明の一例の側面図 本願発明の一例の側面図(3種類を記載) 本願発明の一例の側面図 本願発明の一例の側面図(a)および(b) 本願発明の一例の側面図 補助部材4の形態の一例を示す補助部材4の背面図 補助部材4の形態の一例を示す補助部材4の正面図 本願発明の一例の側面図(a)および正面図(b) 本願発明の一例の側面図(a)および正面図(b) 本願発明の一例の側面図 図44で示す本願発明の使用における側面図 本願発明の一例の正面図(a)および背面図(b) 図46で示す本願発明の使用時の側面図 本願発明の一例の正面図(a)および背面図(b) 図48で示す本願発明の使用時の側面図 本願発明の一例の正面図(a)および背面図(b) 図50で示す本願発明の使用時の側面図 シート類固定器具としての本願発明の一例の側面図。 シート類固定器具としての本願発明の一例の側面図。 図52、53で、基材2が窪み穴22や、補助部材4、爪23を備えた側面図 基材2に突起物19を備えさえた本願発明の一例の側面図。 図55の基材2に突起物19を備えさえた本願発明の一例の折り返した側面図。 本願発明の一例の側面図。 図57における本願発明の正面図 本願発明の(a)側面図(b)正面図(c)背面図(d)使用時の側面図 本願発明の一例の背面図 本願発明の一例の側面図 本願発明の一例の側面図 本願発明の一例の側面図
以下、本願発明シート類固定器具用部品及び、本願発明シート類固定器具部品を用いて実現するシート類固定器具の両方を本願発明1と称して実施例を説明する。説明の順序として、まず実際にシート類固定器具として使用する場合の実施例を先に例示し、実施例5以降に本願発明シート類固定器具部品の一例を示す。
実施例では、本願発明1は基材2が磁石体3を備えた形態を用いて説明するが、実際は基材2が磁石体3を備えさせることが出来る機能があれば良い。その機能については実施例5以降で説明する。実施例においては基材2が備える磁石体3は単数であるが磁石体3は複数でも良い。
図1は、本願発明1の側面図である。基材2が一方面に磁石体3を備え、反対側の他方面に空間5を創り出す補助部材4が備えられている。前記空間5(基材2と補助部材4とで出来る空間5)は閉じられても開かれていても構わない、又、開閉が自由な構造でも構わない。図1では折曲部6が設けられており、この部分により前記基材は二つ折りにすることが可能となる。
図1で示す折曲部6は単数でも複数でも良く、単純な折り曲げ線を基材に備えさせる手段や、複雑に蝶番等の構造であってもその形態はどのようなものでも、基材2を折り曲げることが出来れば構わない。
図2では別の形態の本願発明1の側面図を示す。この場合は磁石体を備えた基材2´と、補助部材4を備えた基材2が合体部8により合体しており、これにより基材2´が備える磁石体3は折り曲げなくても最初から基材2の下方にシート類10を固定するための接面9を実現させている。合体部8には差し込み式、ネジ式、溶接接合等の手段が考えられるが、ただ単に最初から中央を折り曲げたものでも構わない。つまりどのような手段であっても、又、合体部8が中央2であってもなくても基材2と基材2´の上部が合体することで、基材2と2´の下部接面9が磁力により固定されれば構わない。
図3は、図1で示す本願発明1を二つ折りにした側面図である。この図3では基材2と補助部材4の間の空間5には金属板7(又は磁石体3)が収められて脱落しないように閉じられている。前記空間5に金属板7を設けるに際して、この空間5に隙間を与えてそこから金属板(又は磁石体)7を差し込み脱着自在にしても良い。
図3で示すように補助部材4により基材2に空間5を備えさせることにより、前記空間に金属板7は収納され、基材表面側の接面9から異物(金属板7)は排除される。又、図3では補助部材4の外部には掲示板13に貼り付ける為の粘着剤14を備えさせている。更に、掲示板13等への固定を強固にするために、基材には2個の補助部材4、4´が用いられ、両方の外側には粘着剤14、14´が備え付けられている。粘着剤14を備えた補助部材4が基材に沿って長く形成されれば掲示板13を貼りつける際の固定力が強まる。金属板7の代わりに磁石体3を用いれば、粘着剤が無くても金属のものには本願発明は磁力により固定することが可能となる。又、図3において基材2の中央付近にもう一つ磁石体3を設け補助部材4´が創る空間5´に金属板7を入れれば、複数個所で接面9が実現できる。
図4は、本願発明1において図1で示す折曲部6を基材2の中央に備えていない形態である。折り曲げる為に、基材2は可撓性(柔軟性)を備えている。又、図4では補助部材4の外面には粘着剤の代わりに針部11を備えさせて掲示板13に刺入固定する形態である。図4では前記針部11は補助部材4自体の外面に備え付けても構わない。又、針部11を備えた金属板7(画鋲等)を金属板の本体(頭部)を前記空間に収納し、前記針部11を補助部材4の外部に出す形態を図5で示すが、図4においては針部を備えた補助部材4に金属板7を密閉して基材2に取り付けた(貼りつた)形態である。図4は、補助部材4が外面に針部11を備えさせる。補助部材4が外面に針部11を備えさせる一例として差し込み固定式を図4では示すが、、補助部材4の外面に針部11を備えさせるにはネジ式、圧入式、突起及び受け皿式、ユニバーサルジョイント等どのような手段を用いても構わない。もちろん図3の様に補助部材4は複数でも構わない。
図5では針部11を備えた金属板7(画鋲等)を前記空間5に収納し、前記針部11を補助部材4の外部に出す手段の一例を示す。説明においては針部11を備えた金属板7を画鋲として説明する。前記基材2の裏側(磁石体3の他方面)には画鋲頭部12を設けて、補助部材4を用いて基材2に画鋲頭部12を固定させることで、基材2と補助部材4によって実現する空間5に画鋲頭部12がおさまり、補助部材4に設けられた穴から画鋲針部11が外部に突出する。この場合、画鋲頭部12のみならず画鋲針部11も部分的に収納されていても構わない。又、図5では補助部材4には画鋲針部11を貫通させるための穴15が備えられている。
この場合、画鋲頭部を接着材や粘着剤等で固定する手段でも本願発明1の効果は変わらない。つまりあらかじめ磁力を通す機能を備えた基材に磁石体及び画鋲頭部を設けたことを特徴とするシート類固定器具を作成した場合においても本願発明1の課題は解決できる。更に、磁力を通す機能を備えた基材に磁石体及び磁力に貼りつくものを貼りつけたことを特徴とするシート類固定器具を作成した場合でも本願発明1の主旨は実現する。この形態である前記シート類固定器具の詳細は実施例9で説明する。
図5における本願発明1の場合、基材は可撓性を持つか折曲部を持つ事で折り返しが可能となる。この様に、図5においての本願発明1は、前記補助部材4を基材2に差し込むことで画鋲や補助部材4が基材2に固定するが、補助部材4や画鋲頭部の固定方法は接着や粘着での固定でも構わない。どのような手段であっても磁力を通す機能を備えた前記基材2に空間5を創り出す補助部材4を備えさせるか、磁力を通す機能を備えた基材に磁石体又は画鋲頭部を貼りつけることで本願発明1の課題は解決できる。もちろん、0066項(図10)等で示すように補助部材4は開閉が自由に出来るタイプでも、画鋲を完全密封した開封不可能な完全固定タイプのものでも構わない。磁石体3や画鋲頭部4の接着を強化させる爪部品や段差部品等を基材2に備えた場合は、前記爪部品や前記段差部品は本願発明1の補助部材4に含まれる。前記基材に磁石体及び画鋲頭部を設けたことを特徴とするシート類固定器具の詳細は実施例9で説明する。
この様に、本願発明1には様々な形態があるが、前記基材2に磁力を通す機能を備え付けることで、前記基材2が前記磁石体3に貼りつく事で、前記磁石体3と前記基材2との接面9によりシート類10が固定される。この様に本願発明1を用いれば、先行技術でみられる基材2側の接面9に異物(刺入部材頭部等)の存在が排除され、シート類を刺し込む際に前記異物がシート類を刺し込むにおいて邪魔をすることはない。本願発明1は、前記異物を前記接面9から排除する事で、差し込み簡易作業によるシート類10の固定を実現させることを可能とする(図8参照)。前述した実施例では、基材2が磁力を通す機能を備えなければ、前記磁石体3は基材2の接面9に貼りつく事は出来ず、シート類を固定することは出来ない。又、図4で示す補助部材4も四角の箱形を基材2に備えさせる場合は、基材2に貼りつける面も磁力を通す機能を備えなければならない。
図6を用いて基材2が磁力を通す為の手段の一例を説明する。図6においては、本願発明1の正面図を示す。基材2や補助部材4の膜厚が厚い場合、磁石体3は磁力を通すことが困難である。そのような場合は、基材2側の前記接面9の領域に穴15を開けることで磁力を通す機能が増す。前記穴15は単数でも複数でも良く、どのような形状でも構わない。又前記穴15の代わりにスリット16を備えさせた場合でも同じ効果がある(図46参照)。
又、基材2側や補助部材4の前記接面9の領域部分を薄くすることにより磁力を通す機能が増す。もし、この領域を厚い基材2や厚い補助部材4で形成した場合、磁石体3の磁力は基材2の裏面にある空間5に備え付けられた金属板7に届かず、シート類の固定が困難になる。この様に、基材2や補助部材4の接面9の領域が磁力を通しやすい構造にしたり、磁力を通す素材を用いたりすることで、基材2は磁力を通す機能を備えることが可能となる。図1、2、3、5で示す補助部材4の場合は、基材2に設ける補助部材4の基材2側は開かれているので補助部材4の接面9側は基材2の外面そのもの(接面9側の補助部材4の外面は存在しない)なので、補助部材4の接面9の領域に磁力を通す機能を備えさせる必要はないが、図4で示す形態においては、四方を基材で囲んだ補助部材4なので、基材2側の補助部材4の接面9側の外面(外壁)は磁力を通す機能を備える必要がある。又、図1、2、3、においては、補助部材4の外面(図では右面)に、磁力を通す機能を備えさせることで、空間5に磁石体3を備えさせた場合、金属体(磁力に貼りつく掲示板、冷蔵庫のドア等)への固定が可能となり、本願発明1の効果は増すことが出来る。
図4では折り曲げる為に、基材2は可撓性を備えていると0029項で述べたが、その素材としては、柔軟性を有した素材(合成樹脂材料、ビニール、ゴム材料、皮革、布、糸、厚紙等)を材質とすることが望ましい。又、図6で示すように、折り曲げる部分を細くしたり薄くしたりすることで、折り曲げが容易に出来るようになる。
図6では磁石体3や穴15を備えた基材2部分は正方形であるが、基材2は円形や楕円形、三角、多面体等とどのような形でも構わない。又、基材2全体が磁力を通す機能を備えていなくても、基材2は接点9の部分が磁力を通す機能を備えていれば良い。つまり、補助部材4を取り付けられた空間5の近辺が磁力を通す機能を備えていれば良いという事になる。補助部材4の磁力を通す機能についても同様である。
又、磁石体3は小さくても強力なネオジム磁石が最適であると考えるが、磁力を備えていればどのような素材や形態であっても構わない。また磁石体3の数は、単数でも複数でも構わない。磁石体3の貼付位置は、基材2の外部でも内部でも、一方面でも両方面でも構わない。形状においても、平面ではなく球体、半円形、又は多角体にすることでシート類10のスムーズな挿入固定が可能となる効果がある。
尚本願発明1の、図解説名における基材2は縦長長方形の板状であるが、基材2は横長であっても、また長方形でなく正方形や楕円形であっても構わないし、また、板状でなくとも棒状でも構わない。
さらに、基材2を透過性のあるものにすることで、外観を損ねないといった効果がある。図6の様に、基材2の折り返し部(この図では中央)を細く薄くすることで二つ折りがしやすくなる効果がある。
図2、図3においては、折曲部6や合体部8で二つ折りの状態になるので、柔軟性を有さない素材でもよい。基材2の素材そのものを金属にすれば、接面9に磁石体3を貼り付けることは可能だが、基材2の素材を金属にした場合は、外観を損ねる、コストが高い、重くなる等の欠点がある。又、基材2の接面9側に金属板7(又は磁石体7)を取り付けた場合、接面9に金属板7の異物が存在する。
次に、画鋲(刺入部材)を用いて使用する本願発明1について述べる。図7では刺入部材の一部(画鋲頭部12)を空間5に収納出来る(出し入れが可能)形態の図を示している。又、図8では画鋲頭部12を空間5に収納した使用例を示している。
本願発明1は磁力を通す機能を備えたことを特徴とする基材2の一方面に磁石体3を備えさせ、前記基材2に空間5を創り出す補助部材4を備えることで、画鋲頭部12を図7で示す前記空間5に収納させることで、画鋲(刺入部材)を用いた場合でもその効果を発揮することが可能となる。
0040項で述べた図5では、画鋲頭部12を補助部材4により作り出された空間5に固定して、この空間5から画鋲頭部12の取り外しが不可能な形態を示した。又、図7、図8ではL字型の補助部材4を基材2に備えさせものを示したが、以下においてはそれらと共に、他の形態の例を述べます。
まず、図7は補助部材4に画鋲針部11を貫通させる事が出来る穴15を備えさせている。この部分に穴15を備えさせなくても画鋲針部11が貫通できる素材で補助部材4を形成すれば同じ効果であるが、画鋲を貫通できない様な素材や厚みを補助部材4に用いた場合は穴15が必要となる。どちらにしても、本願発明1を、画鋲を用いて使用する場合は、どのような手段であっても良いが、画鋲針部11が補助部材4を貫通させなければならない。スリット16を用いた貫通例は0072項以降で説明する。
図7では、前記補助部材4の末端のベロ部分を外側に押し開き画鋲針部を穴15に差し込ませて画鋲頭部12を前記空間5に収納させる。前記補助部材4の末端のベロ部分には柔軟性のある素材を使用している。
この様にして画鋲頭部12を前記空間5に収めた状態を図8で示す。使用に際しての説明を以下において行う。
図7では画鋲頭部12の空間5への収納については0055項で記載したが、図7の本願発明1はこのようにして前記空間5に画鋲頭部12が収められた状態で基材2を二つ折りにして使用する。
図8で示すように、補助部材4の外面に突出した画鋲針部11を用いて掲示板13に差し込むことで、本願発明1は掲示板13に固定される。
図8で示すように本願発明1の基材2を二つ折りにした場合、磁石体3と基材2の接面9の基材2側には画鋲頭部12という異物が存在せず、接面9の基材2側は平面プレート状である。
前記接面9における基材2の部分は磁力を通す機能を備えているので磁石体3は画鋲頭部ではなく、前記基材2のプレート状の平面の基材2に固定される。つまり前記接面9における基材2の部分は磁力を通す性質があるので、磁石体3は基材2の裏面の画鋲頭部12に引き寄せられてプレート状の基材2の接面に磁石体3は固定する。
このように本願発明1を用いた場合は、前記接面9の基材2側には先行技術にみられる画鋲頭部12は基材2側の接面9の表面には存在せず、シート類10を押し込む基材2面はプレート状となる。これにより、本願発明1の主旨であるただ単にシート類10を押し込む(差し込む)だけの簡易作業でシート類10を固定することが可能となる。
先行技術では、画鋲頭部12が邪魔になり、引っかかるのでその都度、開閉してシート類10を固定しなければならない不便さがあった、本願発明1の効果によりこの課題(シート類10の簡易固定)は解決される。
0056項(図7)では、前記補助部材4の末端のベロ部分を外側に押し開く手法を述べたが、以下において、画鋲頭部12を前記空間7(基材2と補助部材4が作る空間7)に収納させる手法について記載する。
図9は、補助部材4に穴15と折曲部6を備えさせた形態の本願発明1である。
前記穴15に画鋲針部11を貫通させ、折曲部を折り曲げることで、画鋲頭部12が前記空間5におさまり、図10の状態となり、前記した図8における使用が可能となる。
又、図11は補助部材4に穴15と折曲部6、6´を二か所に取り付けた例である。更に補助部材4の先端は基材2に固定出来る機能を備えさせている。又基材2面に固定させる補助部材4は画鋲頭部を収めるような形態(一例として画鋲頭部12を収納する窪み穴を備える)を取るものもある。これにより画鋲頭部12は空間5内で安定する。
前記補助部材4の先端を基材2に固定する手段の一例を図11で示すが、前記基材2の裏面又は前記補助部材4´の末端に受け穴18を備えさせ、又、補助部材4の先端に突起物19を備えさせ、前記受け穴18に前記突起物19を嵌めこむことで、画鋲頭部12は前記空間5内で安定し、この手法により実現する前記空間5は強固に四方に固定される。
図12において基材2を折り返した際に実現する接面9の部分は図11で示す基材2面に加え補助部材4´部分は磁力を通過する機能を備えなければならない。この様に補助部材4を四方に固定することで補助部材4は安定する。基材2への補助部材4の端部の固定手段は上記に限らずどのような手段であっても構わない。
以上、本願発明1発明の形態の一例と使用について基材2の正面図と側面図を用いて説明しました。以下においては、背面図を使って基材2の裏面に備えられる補助部材4の一例を示します。
図7、図10、図12で示す補助部材4の外面背面図は図13で示す補助部材4が穴15を一つ持つ形態である。この穴15は図13で示す単数ではなく図17で示す複数でも構わない。好みの穴15に画鋲針部11を差し込めばよい。又、穴15が無くても補助部材4の外面を画鋲針部11が貫通できる素材や厚みであれば穴15と同じ効果があるという事は言うまでもない。
以下においては、補助部材4が穴15ではなく、スリット16を備える形態について説明する。又、図7、図12においても補助部材4が備えるのは穴15ではなくスリット16でも本願発明1の効果は変わらない。
図14は補助部材4の外部に開口しているスリット16 (図14、図15はC型スリットの形態である)の一例であるが、スリット16に加えて、基材2と補助部材4の間に画鋲頭部を挿入出来る隙間17を備えさせることで画鋲頭部13を前記隙間17に差し込み前記空間5にスライドさせれば簡単に画鋲頭部12は空間5に収納する事が可能となる。
この場合の背面図を図14で示す。図14に示す形態においては、基材2と補助部材4が作り出す空間5に画鋲頭部12を押しこめる隙間17を備えさせ、又、補助部材4の外面には外部に開口しているスリット16を備えさせたことで、前記スリット16に画鋲針部11を嵌めこみ、前記隙間17に画鋲頭部12を押し込むだけで、スムーズに横滑りして、画鋲頭部12は前記空間5に収納される。もちろん、画鋲針部11は補助部材4の外部に突出する。
図15の実施例では、隙間17は左方の一面にしか存在させていないが、図7で示したようにL字型の様に他方面に隙間があっても、このスリットによる効果は変わらない。
又、図7では、補助部材4の末端4bに柔軟性を備えさせて持ち上げて使うが、この様に持ち上げて使う場合は図16で示すようにスリット16が補助部材4の外部に貫通していない(C型ではない)形態でも構わない。しかし、補助部材4が全く柔軟性を備えていない場合はスリット16が補助部材4の外部に貫通するスリット16(C型スリット)
であることが望ましい。
又、スリットを備えることで、画鋲針部11がスリット16内で自由に動かせるので、前記空間5における画鋲頭部12の位置を好みの位置に設定出来る。
図16では、補助部材4の外部に開口していないスリット16を示す。外部に開口していない前記スリット16の端から画鋲針部11を入れながら画鋲頭部12を前記空間5に押し込む手法も取ることが可能である。
この場合は、最初にスリット16の端部に画鋲針部11を通して(押し入れて)、画鋲頭部を隙間17に挟み込みスライドさせて、画鋲頭部15を空間5内部に収納させる。スリット16内で画鋲頭部の収納は自由なので空間5内の好みの位置に画鋲頭部12を固定できる。本願発明の全てのスリット16は縦長、横長、ストレート、カーブ等どのような形態でも構わない。
前記スリット16は同じ広さでも構わないが、前記スリット16の端部は広い方が画鋲針部11を通しやすいが、それ以外はあまり広くない(狭める)方が、画鋲針部の安定が良い。つまりスリット16の切り口が狭い方が、画鋲針部11がスリット16の両側に挟まれるので、画鋲針部11の安定が強化されるという事である。
又、基材2と補助部材4で形成される空間5や隙間17は狭い方が、画鋲頭部12が空間5内で安定固定される。このような手段を用いずとも本願発明1の主旨(シート類10を押し込むだけの簡易取り付け)は達成するが、このような手段を加えれば、画鋲針部11や画鋲頭部12を空間5内で安定し、本願発明1の使用時において、掲示板13への固定においてぐらつきを解消する等、本願発明1を掲示板13に固定する際の一助になる。
又、補助部材4を長くすれば空間5は長くなり、複数の画鋲の挿入が可能となる。スリット16も長くすれば、複数の画鋲頭部12が前記空間5に収納され、針部11も複数となり掲示板13の固定力が強くなる。
図17では図13、14,15,16とは別の形態の補助部材4の背面図を描く。図17では前述したスリット16の代わりに、穴15をa〜eと複数備えさせたものである。この様に、基材2と補助部材4が創る空間5には単数ではなく複数の画鋲頭部12を備えさせても構わない。
図18は 穴15a、15b、15cと補助部材4に穴15を3つ備えさせ、画鋲頭部12a、12b、12cを3つ空間5に備えさせた実施例を示している。これにより本願発明1は3か所に針部11を備えるので、掲示板13への固定が強固になる。
更に、磁石体3を12a、12b、12cの好みの位置に取り付けられるので、シート類10の全面に出る基材2ののりしろ部分2´の調整が可能となり、シート類10の美観を損ねず、シート類10の大きさにあわせて、シート類10の前面を露出させる事が可能となる。
又、磁石体3を複数にしたり、複数の画鋲頭部12a、12b、12cに貼りつく大きさにしたりした場合はシート類の固定が強化される。
0034項から0086項の実施例1においては、基材2の一方面に磁石体3を備えさせ、基材2の他方面に補助部材4を備えさせる形態を用いて説明した。実施例2では、基材2の一方面に磁石体3を備えさせ、前記磁石体3と同一面に補助部材4を備えさせる形態について説明する。
図19は、基材2に磁石体3を備え、その同面に補助部材4を備え付けたものである。0040項の図5の類似形態である。
その差異は、補助部材4が基材3の磁石体3の同一面に備えるか、他面(裏面)に備えるかというものである。この差異によって本願発明1の主旨(シート類10を押し込むだけの簡易取り付け)の効果が変わるものでは無い。
図19では画鋲針部11を、磁石体3を備えた基材2の同一面から付き差し、その同一面に存在する画鋲頭部12を補助部材4により実現する空間5に閉じ込めるものを示している。
図19では補助部材4は受け穴18と突起物19によって固定され、画鋲頭部12は補助部材4により基材2の面から隠される(補助部材4の裏面になる)。
図19では前記補助部材4は磁力を通す機能を備えているので、補助部材4の裏面にある画鋲頭部12と磁石体3は補助部材4を間に挟んで固定させることが可能となる。先に接着剤等で画鋲頭部12を基材2に固定させてから、補助部材4を取り付けても良い。
この場合は、本願発明1を二つ折りにすれば、磁石体3が貼りつく接面9は基材2ではなく補助部材4になる。図19で示すように前記補助部材4がプレート状なので磁石体3と補助部材4の間に、ただ単にシート類10を押しこめばシート類10の固定は完了するので、本願発明の主旨は達成出来る。
又、図19では補助部材4の下方を伸ばし末端をベロ状にしている(図19ではやや外側にそる、真っ直ぐでも内側に沿っても良い)。この形態により本願発明1の主旨(ただ単にシート類10を押しこめばシート類10の固定が完了)はより一層達成出来る。
実施例1での基材2や実施例2での補助部材4の磁石体3との接面9は、プレート状態であれば本願発明1の主旨は達成できるが、前記接面9が御椀型、半円形、波打ち型等の形態やスロープ状等で形成すれば、より一層本願発明の主旨は達成出来る。前記接面はこのように平面でなくても平面以外の様々な形態を取ることでより一層その効果を高めることが可能となる。
又、補助部材4に限らず、実施例1においては図19で示す補助部材4の様に基材2の端部を長くし(ベロ状の基材20)、更に内側又は外側に反る技法を用いれば、本願発明1の効果を高めることは言うまでもない。
図20では、画鋲頭部12を収納する補助部材4はなだらかな半円形をしている。この様に接面9においては、その接面9における基材2(実施例1)や補助部材4(実施例2)の形状を変えれば本願発明1の効果は高まる。又、磁石体3の形状を変えることでもその効果が高まることについては0048項で述べたとおりである。
図21は、実施例1における図7の類似形態である。その差異は、補助部材4が基材3の磁石体3の同一面に備えるか、他面(裏面)に備えるかというものである。補助部材4はプレート状でも、御椀型、半円形、波打ち型等の形態でも構わない。もちろん実施例1での基材2の接面9の領域や基材2自体をプレート状、御椀型、半円形、波打ち型等の形態でも構わないのは言うまでもない。使用についての詳細は0055項以降で述べているのでここでは控えさせて頂きます。
図22はL字型の補助部材4を図21の逆につけたものである、この様にL字型の補助部材4は基材2の中央部付近にその端部を固定させるだけではなく、基材の下方部や側面部にその端部を取り付けても、又磁石体と同一面でも他方面でも本願発明1の効果は変わらない。
又、補助部材4はL型でなく、どのような形態でも良く、基材2と補助部材4が創る空間5は閉じられていても良く、又、一方面に限らず多方面に開かれている状態でも本願発明1の主旨は達成できる。
図23は5角形の磁石体3a、3bの2個を取り付けた基材2にL字型の補助部材4を備えさせ空間5を実現させたものである。前記補助部材4は基材2の中央に三角形の頂点を描くようなスロープ状を形成している。
図24は図23の裏面を示すが、画鋲針部11を差し込む穴15は複数(3個)設けている。画鋲針部11を好きなだけ(この場合は最高3個)前記穴15a、15b、15cに差し込むことで画鋲頭部12を前記空間5に画鋲頭部12を3個設けさせることが可能となる。
図23図24を折り返した状態を図25で示すが、磁石体3aは画鋲頭部12aに、磁石体3bは画鋲頭部12bの磁性でスロープ補助部材4の表面に貼りつく事が出来る。基材2´の部分は前面に露出するので、この部分が邪魔であれば、磁石体3aは画鋲頭部12bに、磁石体3bは画鋲頭部12cに補助部材2を挟んで磁力で固定すれば露出部分を調整することが可能となる。図25ではこの状態を示している。
又、磁石体3を1個にして、画鋲を複数(4個等)備えさせる形態にすれば、4か所の画鋲頭部12の好みの頭部に磁石を固定できるので、基材2がシート類10の前面に出る露出をかなり調整出来る。又、本願発明1は複数(4個)の針部11を備えた場合は掲示板13等への固定が補強される。又、シート類10を固定する際に接面9の固定力を増したい場合は、球形の磁石体3の接面9の領域を面状にしたり、補助部材4の形状に添うようにしたりする手段がある。
図26は球体の磁石体3a、3bの2個を取り付けた基材2にL字型の補助部材4を備えさせ空間5を実現させたものである。前記補助部材4は基材2の末端からはセリ出て湾曲しているが、基材中央部から基材末端に三角形の頂点を描くようなスロープ状の形態であっても良い。又、補助部材4の端部は基材2端部より長く反り返っている。この端部により本願発明1の効果は増す。
図27は図26の背面図を示す。図27で示すように基材2の背面端部に開口したスリット16を備えている。前記スリット16から画鋲針部11を差し入れて、図26の隙間17から画鋲頭部12を押し込む。前記画鋲頭部12を3個押し込めば、図25と同様な状態となり、画鋲頭部12は空間5の中に3個収まる。穴15で空間5内に画鋲頭部12を設けることは可能であるが、穴15ではなくスリット16を備えた場合は画鋲頭部12を下方から押し込みやすい利点がある。前面に出る基材2の露出部分の調整手段については、0103項で述べた通りである。
この様な複数の穴15やスリット16を基材2に備えさせる手法により基材2がシート類10の前面に出る露出部分を少なくして美観を整える為の解決手段は実施例2のみならず、実施例1においても補助部材4に複数の穴15やスリット16を備えさせることで同じ効果が得られる。
図28は補助部材4をスロープ状に形成し、又、補助部材4の端部にベロ状の基材20を備えさせたものである。この補助部材4と基材2が創る空間5には金属板7又は磁石体3が備えられている。このスロープやベロ状の基材20により、本願発明の主旨であるシート類10の簡易差し込みの効果は高まる。金属板7の代わりに空間5に磁石体3を備えさせれば金属体への磁力による固定が可能となる。
この状態で、基材2の背面に両面テープや粘着ジェル等を備えさせれば、画鋲針部が刺さらないガラスやタイル等の壁面への固定が可能になる。この様に本願発明は画鋲を使わなくてもその効果を発揮できる。
実施例3においては、磁石体3と補助部材4が基材2の同一面にある場合の実施例2とは異なった使用例について説明する。実施例3における本願発明1ではシート類10を押し込む際の接面9,9´に画鋲頭部12だけではなく磁石体3も存在しない形態について説明する。
図29は基材2の同一面に磁石体3と補助部材4を備えた本願発明1の形態である。実施例1、実施例2においては、磁石体3を基材2の内側に折り曲げたが、実施例3においては磁石体3を基材2の外側に二つ折りにした形態を示す。
図29では、基材2の右外側に補助部材4が、基材2の左外側に磁石体3が設けられている。この本願発明1では補助部材4の裏側の接点9aと、磁石体3の裏側の接点9bが磁力により固定されることで、シート類10をこの間に挟んで固定することが出来る。
この、接面9には画鋲頭部12(接面9a)のみならず磁石体3自体(接面9b)側も異物が排除され、基材2により接面9a、9bの両面がのプレート状になるので、本願発明1の主旨であるただ単にシート類10を押し込むだけでシート類10の固定が完了する。
この際、基材2を、磁力を通し且つ摩擦係数の少ない(セルロイドの様に滑る)素材を用いれば本願発明1の効果が更に高まる。又、基材2の端部を反りかえすことで、より一層、本願発明の効果が増す。
この場合、シート類10の固定力を強める為、図30で示すように複数の磁石体3、磁石体3´、及び補助部材4、補助部材4´を備えている。これによりシート類10を固定する接面9及び接面9´が複数(2箇所)存在し、この2箇所の接面9、9´の固定により、シート類10は強固に固定される。このように、接面9を複数設ける手法で、固定は強化される。画鋲の代わりに、補助部材4、補助部材4´に金属板7を入れれば、磁石体3,3´を用いて金属ボード等への貼り付け固定が出来る。
磁石体3及び補助部材4を幅広く備えさせた場合、接面9の面積は広がりシート類10の固定は強化される。このように磁石体3の大きさや形状をどのようにしても、本願発明の主旨(ただ単にシート類10を押しこめばシート類10の固定が完了)は達成できる。更に固定も強化する。
又、基材2や磁石体3や補助部材4に模様やキャラクターを備えさせれば美的アクセントがかもしだせる。そして、磁石体3や補助部材4や基材2に挟持部分、又はU字型、C字型等のスリットを備えさせれば名前のプレート等を挟むことが可能となる。これについては実施例9で述べる。前記シート類10が小学校の絵画等である場合には、名前のプレートが挟み込める。絵画等の大きいシート類においては本願発明1を複数用いれば良い。
実施例4では、複数の基材2を重ねあわせた本願発明1について述べる。
図31では、基材2a、基材2b、基材2cが連なっており、磁石体3aを備えた基材2の図における右端には補助部材4が備えられ、その空間5には画鋲頭部12が備えられている。
そして、磁石体3bを備えた基材2bが基材2aに重ねられて固定されている。更に前記基材2bには磁石体3cを備えた基材2cが重ねられて固定されている。この様に複数の基材2a、2b、2c、を用いれば、複数のシート類10を本願発明1に取り付けることが可能となる。複数の基材2を用いた場合でも前記実施例1、実施例2、実施例3で述べた様々な手法を取り入れることは可能である。
この様に基材2が単数ではなく複数であっても、本願発明1の請求項1における「基材に補助部材を設け、前記基材及び/又は前記補助部材に磁力を通す機能を備えさせ、前記補助部材により前記基材が空間や隙間を保持することを特徴とするシート類固定器具」は、その主旨である「ただ単にシート類10を押し込むだけで固定が出来る」を実現する事が出来る。
勿論、基材2bや基材2cは磁石体3の代わりに磁石体3を設けることが出来る空間5を創り出す補助部材4を備えた形態でも、その部分に磁石体3を設ければ構わない。前記空間5には画鋲の代わりに磁石体3や金属板7を設けても良い。
基材2a、2b、2cを合体させる(重ねる)手段としはスライド式や、突起物及び受け皿等を用いた脱着可能にすれば、用途に応じて単体でも複数でも使用出来る。基材2a、2b、2cを合体させる手段はどの様なものでも良い。また、基材2a、2b、2cに複数の磁石体3や複数の補助部材4を備えさせても構わない。
実施例1、2、3、4では実際に使用する一例について、磁石体3、金属板7、画鋲頭部12を基材に設けた状態(シート類固定器具としての使用例)について述べた。実施例5においては、本願発明1のシート類固定器具部品の形態について説明する。
図32では基材2に取り付ける補助部材4は複数(4個)の形態で説明するが、基材2に設ける補助部材4は単数でも構わない。又、補助部材4は基材2の両面や他方面でも本願発明1の主旨は達成できるが、実施例5では基材2の一方面に補助部材4を複数設ける形態の一例を示す。図32を見て頂きたい。図32では基材2と補助部材4a、4b、4c、4dが存在するだけで、実施例5で示す図32の基材2や補助部材4には、実施例1〜4で示す磁石体3、金属板7、画鋲の存在がない。
図32では補助部材4は4個であるが、補助部材4の数はいくらでも構わない。0003項で述べた先行技術特許第5612785号広報では基材2は必ず磁石体3を備えていなければならないが、本願発明1には磁石体3を備えさせる機能があるので、用途に応じ、好みの補助部材4の空間5や隙間に磁石体3を後に設ければ良い(脱着自由自在)。
図33では、補助部材4aに磁石体3を設け、補助部材4bには画鋲頭部12が収納される。この磁石体3や画鋲頭部12は補助部材4により密封固定されても良いが、実施例5では取り外し可能に出来る補助部材4を用いる。
図33では、補助部材4の2箇所は磁石体3および画鋲12が設けられるが、補助部材4c、4dには何も設けられていない。
図32、図33、図34形態では、画鋲頭部12や磁石体3は補助部材4a、4b、4c、4dの4か所の好きな所を選択して設ける(自由配列)ことが可能となる。この様に磁石体3、金属板7、画鋲頭部12を基材2の好きな所を選択して設けることが可能な本願発明1の利点を下記に述べる。尚、前記補助部材4a、4b、4c、4dにプレートや立体物を選択して取り付ける手段と効果については実施例9で説明する。
図33における本願発明1を折り返したものを図34で表す。この場合は基材2を折り返した場合に前面に出る基材ののりしろ2´が少ないので接面9に固定されるシート類10の美観を損ねない。
図35では補助部材4a、4bに、画鋲頭部12a、12bを入れ、又、4c、4dに磁石体3、3´を入れたものを示す。掲示物は2点の接面9a、9bにより強固に固定される。又、補助部材4a、4b、4c、4dの全てに磁石体3を設けるか、又は一部を金属板7や画鋲を設けるかは使用状況によって決めれば良い。
図36では、磁力を通す機能を備えた基材2に磁力を通す機能を備えた補助部材4を2箇所に設けた場合について述べる。図35-aには2個の補助部材4a、4bが基材2に設けられているが、その補助部材4a、4bの空間5a、5bには何も設けられていない。この状態が、請求項1に述べられている。
図36-bでは補助部材4aの空間5aには画鋲頭部12が設けられ、補助部材4bの空間5bには磁石体3が設けられている。この様に空間5内の設定は多種多様に出来る。図36-bの配置で磁石体3と画鋲頭部12を空間5に設ける選択をした場合は、画鋲針部11が突き刺せる掲示板等に本願発明1を使用する場合に適している。
図36-cでは補助部材4a、4bの空間5a、5bには磁石体3a、3bが設けられている。この様に空間5内の設定は取り外しが自由自在なので多種多様に設定が出来る。図36-cの配置で空間5a、5bに磁石体3を設ける選択をした場合は、金属体に本願発明1を貼り付けて使用する場合に適している。もちろん片側の補助部材4´に磁石体3bの代わりに金属板7を設けても良い。挟み込んで固定すれば本願発明1の主旨は達成できる。
図37では空間5a、空間5a´の2つの空間を持つ補助部材4aと、単体の空間5bを備える補助部材4bを基材2に設けた形態を示す。図37では補助部材に何も備えさせていないが、図38-aでは、前記空間5aに磁石体3を備えさせ、空間5bに磁石体3又は金属板7を備えさせている。図38-aでは、空間5a´を板、紐、糸、布、厚紙等に挟み込んで本願発明1を固定することが出来る。又風呂場のタイル等の水気の多い所には粘着ジェルを空間5a´に絡ませて本願発明にタイルに固定させても良い。板、紐、糸、布、厚紙等に挟み込んで本願発明1を使用する場合は補助部材4aの先端の4α、4βを長くすればしっかりと固定が出来る。ただ単に、空間5a´に前記板、紐、糸、布、厚紙等を挟み込むだけで本願発明1の固定が完了する。空間5a´に挟み込めるものであればどのようなものでも本願発明1は固定が可能となる。又、補助部材4の4γの部分を蝶番やバネ等で固定する機能を備えさせても良い。又、図38で空間5aに磁石体3を刺し込んだ場合、補助部材4aの外側(4βの一面)に金属板7や磁石体3を設けた場合、空間5aにある磁石体3と前記補助部材4βの一面は磁力により貼りつき固定されるので、この接面9´に前記板、紐、糸、布、厚紙等に挟み込めば本願発明1の前記板、紐、糸、布、厚紙等への固定は完了する。
更に、図38-bでは前記二股の補助部材4aを三又にして、空間5aに磁石体3又は金属板7及び三又構造で外側に新たに出来る空間5δに磁石体3又は金属板7を備えさせた形態を示す。図38-bでは空間5a´には何も挟まない。補助部材4は磁力を通す機能を備えるので空間5a´は磁力により両側が貼りつき閉じられる。この様な磁力で前記空間5a´が貼りつき固定をする機能を利用すれば、前記板、紐、糸、布、厚紙等を前記空間5a´に挟み込む際の固定が強化される。又、前記空間5a´に両面テープ等の粘着剤を施しても前記板、紐、糸、布、厚紙等を前記空間5a´に挟み込む際の固定が強化される。
実施例6では前記実施例1〜5で示さなかった補助部材4の形態の一例を示す。この様に補助部材4には様々な形態があるが実施例6ではその一例を示す。
図39では基材2に備えられた補助部材4は外部に開口している(L字型ではない)。この様にすれば、補助部材4には基材2や画鋲を刺す穴や画鋲を刺しこめる素材等、画鋲を刺し込むことが出来る機能は必要ない。画鋲頭部12を前記補助部材4嵌めこめば画鋲針部11は外部に露出する。
図39−a、図39−bには補助部材4の空間5には何も設けていないが、図39−Cでは、空間5に画鋲頭部4を、空間5´は磁石体3を備えている。
この様に外部に開口する図39の補助部材4の様に補助部材4には様々な形態があるが、その一例としては、補助部材4の端部を上下や左右をかぎ型にしてそこに画鋲頭部12や磁石体3や金属体7を押しこむ。この形態を図40で示す。図40では上下左右の四方にかぎ状の爪があるが、この爪は一か所のみの単数や、上下のみや左右のみの2箇所、又は5箇所、6箇所以上の複数であっても、磁石体3、金属板7、画鋲頭部12を設けることが出来れば構わない。
又、図41で示すように補助部材を円形にして縁をベロ状の基材20にして、そこに画鋲頭部12や磁石体3や金属体7を押しこめばよい。ベロ状の基材20は柔軟性(可撓性)がある方が望ましい。
この様に補助部材4が創りだす空間5には様々な形態がある。
以上、補助部材4を基材に備えさせることで、本願発明1の主旨が達成できる実施例を述べた。実施例7では、本願発明1の請求項2で記載する「磁力を通す機能を備えた基材に、窪み穴の空間を設けたことを特徴とするシート類固定器具」について、その形態を記載する。
図42では、基材2に磁石体3、金属板7、画鋲頭部12を設ける際に前記基材2に前記磁石体3、前記金属板7、前記画鋲頭部12の固定を可能とさせる機能を持つ補助部材4αを備えさせた図である。この補助部材4αにより前記磁石体3、前記金属板7、前記画鋲頭部12を基材2に設けることが出来る。補助部材4αは図40の先端部分の鍵型やL字型、又は図41で示すベロ状の基材20でも構わない。図42-aは側面図、図42-bは正面図を示す。基材2に窪み穴22を設けて、窪み穴22の上下に爪状の補助部材4αを備えさせている。窪み穴22の底面には空気を通す穴15が設けられている。前記穴15により磁石体3等を押し込む際に空気が抜けるので空気圧力による反発を解消することが出来る。又、穴15を大きくしたり、幅の広いスリット16を窪み穴22の底部(基材2)に備えたりした場合は、基材が磁力を通す機能を増すことが出来る。
図43では、基材2に磁石体3、金属板7、画鋲頭部12を設けることが出来る図42で示す補助部材4αが備えられていない。ただ単に基材2に窪み穴22が2箇所設けられているに過ぎない。この窪み穴22の外枠が磁石体3、金属板7、画鋲頭部12を嵌めこみ収納固定できる場合は、前記窪み穴22の外枠が補助部材4αとなる。前記窪み穴の外枠を補助部材と見なすが、前記窪み穴の外枠のみでは磁石体3等の固定が安定しない場合は、下記の様に手段による補強が必要となる。
この場合(前記基材2に磁石体3等の固定が安定しない外枠補助部材4を設けた窪み穴22を備えた本願発明1)は、粘着剤、接着剤、両面テープ等を用いて磁石体3、金属板7、画鋲頭部12を前記窪み穴22に固定することで、磁力を通す機能を持つ基材2に記磁石体3、前記金属板7、前記画鋲頭部12の基材に対する固定が安定する(固定することが出来る)。前記基材2に磁石体3等の固定が安定しない外枠補助部材4を設けた窪み穴2においては、前記粘着剤、接着剤、両面テープ等を用いて磁石体、又は磁力に貼りつく性質のもの又は刺入部材又はプレート又は立体物を設けることが出来る窪み穴(補助部材4)を、磁力を通す基材2が備えたことになる。
図42、図43では、磁石体3、金属板7、画鋲頭部12を固定する為に押し込む際に、空気が窪み穴に残留し、空気の圧力で固定が押し返される。これを防ぐために空気を通す穴15を基材2に設けている。もちろん、この空気を通す穴15は実施例7のみではなく、本願発明1の全てにおいて備え付けても構わない。又、この空気を通す穴15は単数でも複数でも良く、0044項で述べた図6の様に空気を通す穴15により基材2は磁力を通す機能を増す効果もある。もちろん穴15の代わりにスリット16でも構わない。
図44では、基材の一部を御椀型にして丸みを持たせた本願発明1を示す。窪み穴22、22´を備え、窪み穴22には画鋲頭部12、窪み穴22´には磁石体3を備えている。
図44で示す本願発明1を二つ折りにして、磁石体3と画鋲頭部12が御椀型の基材を接面9としてシート類10を固定させた使用例を図45で示す。この御椀型の接面により、本願発明1の主旨(ただ単にシート類を押し込むだけで固定完了)の効果は増す。お椀型のみならず、基材2が半円形、球形、多角形等を備えた場合でも同様の効果がある。
実施例8では別の形態の本願発明1を示す。本願発明1は基材2や補助部材4が磁力を通す機能を備えるがゆえに様々な形態が考えられる。その一例を示す。
図46の本願発明1について述べる。図46-aは正面図、図46-bは背面図を描く。図46-aは基材2の上部に窪み穴22を設け、下部には窪み穴22´´を備えている。窪み穴22´´には横に大きく開くスリット16が備えられている。使用に際しては磁石体3を前記窪み穴22に固定する。又、図46-bで示す基材2の背面下部には窪み穴22があり、前方から貫通するスリット16を備えている。
図46-aで示す基材2の上部前面にある前記窪み穴22には中央に空気を通す穴15が3か所開けられている。前記窪み穴22に磁石体3を固定するにおいて前記磁石体3を押し込む際の空気の圧力抵抗が前記穴15により排除される。
更に図46-aでは基材の下部の円形部分の両面には浅めの窪み穴22があり、前記浅めの窪み穴22にはスリット16が備え付けられている。画鋲頭部12を固定する為に、前記画鋲頭部12を背面から前記スリット16を通してスリット16の前面の上部や下部から部分的に露出させても良いし、図46-bで示すスリットの背面の窪み穴22´に接着剤で固定しても良い。図46-bで示す窪み穴22´の外枠に伸縮性を備えさせたり、又は窪み穴22の周辺に補助部材4を備えさせたりする手段を用いた場合は接着剤が無くても固定が可能となる。スリット16の上部や下部から画鋲頭部12を一部分出す場合は窪み穴22に傾斜を付けて画鋲頭部12が接面9においてシート類10の押し込みを阻害させないようにする工夫を行う。
図47は0151項〜0153項で示した本願発明1において、磁石体3と画鋲4を備えた側面図を記載した。この様にしてスリット16に画鋲頭部を挟み込んで使う場合は、スリット16が補助部材4の代わりをする。
図48は基材2の裏側を袋状にしてそこにスリット16を備えさせた本願発明1を示す。aは正面図、bは背面図を描いている。
図49は、0155項の図48で示す本願発明1の使用の側面図を示す。画鋲は袋状のポケットに裏部分の窪み穴22からスリット16に画鋲針部11を通して固定する。
図50では基材2が上部に磁石体を備え、下部には窪み穴22を備え、前記窪み穴の22の前面の基材2部分にはU字状のベロ状基材が備えられている。その正面図が図50-aであり、背面図が図50-bである。
図51では0157項の本願発明を使用する場合の側面図である。使用については、図50-aの正面にあるU字状のスリット16を手前に開き、開いた際にベロ状基材2´の後部にある窪み穴22(図51の22)の背面にある穴15に画鋲針部11を貫通させ、前記くぼみ穴22に画鋲頭部12を収納させる。U字状のスリット16によりベロ型になる基材2´で蓋をするわけである。この場合、磁石体3を折り返した接面9は前記U字状のベロ状基材2´により平らなプレート状となり、前記U字状のベロ状基材が磁力を通す機能を持つので、このプレート状の接面にシート類10を滑り込ませる事が出来る。0048項で述べたがこの際、磁石体3の形状を変えることで、更に本願発明1はその主旨を達成できる。
実施例1〜8においては主にシート類固定器具用部品について述べた。しかし本願発明1の請求項2においてはシート類固定器具についても記載している。前記シート固定器具においては、一部を0042項で述べた。実施例9では前記シート固定器具についての詳細を述べる。
本願発明1の請求項2には「磁力を通す機能を備えた基材に磁石体を備え、前記基材に磁力に貼りつく性質のもの、及び/又は刺入部材を備えたことを特徴とするシート類固定器具」と記載されている。この記載に基く描写が図52、図53である。
図52、図53ではa、b、cを記載するが、図52-aでは磁力を通す機能を備えた基材2に磁石体3と金属板7を、基材を挟んで両側の上下に備えた本願発明1を示す。図52-a、図53-aでは金属板には両面テープ等の粘着剤が備えられている。この粘着剤で本願発明1を壁等に固定することが出来る。又、二つ折りにした場合は、基材2が磁力を通す機能を備えた機能を持つので、磁石体の背面の基材2の部分は金属体に磁力により貼りつき固定することが出来る。
図52-b、図53-bでは磁力を通す機能を備えた基材2に磁石体3と更に別の磁石体3´を、基材を挟んで両側の上下に備えた本願発明1を示す。図52-bでは、二つ折りにした場合は磁石体3´の前面のみならず基材2が磁力を通す機能を備えた機能を持つので、磁石体3側の背面も金属体に磁力により貼りつき固定することが出来る。
図52-c、図53-cでは磁力を通す機能を備えた基材2に磁石体3と画鋲頭部12を、基材を挟んで両側の上下に備えた本願発明1を示す。図52-cでは画鋲頭部だが、他の刺入部材や金属板7に針部を持たせたものでも本願発明1の効果は変わらない事は言うまでもない。
図53、図54の使用例においては、実施例1から8で前述しているのでここでは省略する。
図54では図52-c、図53-cを用いて請求項2記載の本願発明シート固定器具(以下本願発明1と記載)の各形態を示す。図54(a)は本願発明1の基材2に窪み穴22,22´を設けている。前記窪み穴22に磁石体3等を固定する。窪み穴22だけでは固定力が弱い場合は窪み穴22の底面に粘着剤等(両面テープ等)を取り付ければ良い。前記基材2の中央は可撓性を備えている。又、基材2は穴15を備えている(この穴15はスリット16でも構わない)。図54(b)は本願発明1に補助部材4を設けている。基材2の中央には折曲部を備えている。
図54-cは、本願発明1の基材に爪23,23´を備えている。前記爪23,23´(補助部材4)により基材2は磁石体3等を固定する機能を持つ。もちろん突起や穴や粘着剤の補助部材を用いても前記磁石体3等(磁石体3、又は磁力に貼りつく性質のもの7又は刺入部材、プレート24、立体物25等)は基材2に固定することが可能である。
図55は本願発明1の基材2に突起物19(補助部材4)を備えさせた形態を示す。前記突起物19に嵌めこめる穴を備えたプレート24(図55ではネームプレート)や立体物24(図55ではキャラクター)を前記突起物19に嵌めこめ(ユニバーサルジョイント構造)ば、本願発明1のシート類の前面側には、名札やキャラクターを備えることが可能となる。
図55の様にユニバーサルジョイントにすれば、前記プレートや立体物の位置調整は可能である。もちろん基材側に穴15を設け、プレート24や立体物25に突起物を備えさせても構わない。
プレート24や立体物25を備える機能としては、実施例1〜8で示した基材2に補助部材4や窪み穴22、穴や、突起、爪や粘着剤を用いても機能は達成できるという事は言うまでもない。その形態については図57で一例を示す。
図58は図57の技法でプレート24や立体物25を本願発明1に備えさせた正面図である。基材2の形状を変えることで様々なタイプが前面で表現できる。この様に本願発明1はプレート24や立体物25を備える機能があるが、当初から磁力を通す基材2にプレートや立体物を備えさせても構わない。
又、基材2、補助部材4、磁石体3に絵柄や、名前等のデザインや立体物25を最初から備えさせていれば、上記形状を変えることで様々なタイプが前面で表現できることに加え、様々なデザインや立体物25を使用する際に本願発明1の前面にかもしだすことが可能となる。
図59では基材2がU字型のスリット16を備えたことを特徴とする本願発明1について説明する。図15は基材2が磁石体を備え、又、画鋲頭部を備えさせ、画鋲頭部を貼り付けた基材2には穴15が開いている。前記穴15は画鋲頭部15を接着する際に空気を逃がす空気穴及び、磁力を通しやすい効果を持つ穴として備えられている
図59-aにおいては側面図を示すが、基材2は磁石体3の反対側にU字型のスリットを備えている。図59-bは正面図を示す。これを上から前方に折り曲げ掲示板13に固定させた状態を図59-dで示す。
図59-cでは背面図を示す。基材2の上部にはU字型のスリット16が備えられている。背面の下部画鋲針11を掲示板13に差し込んだ側面図を図59-dで示す。基材2に備えられたスリット16(U字、C字、コの字型等)を備えることで、プレート24や立体物25を備え付けることが出来る。
図60は別の形態の本願発明1の背面図を示すが、基材2には磁石体3等を設けることが出来るポケット状の補助部材4が備えられている。更に前記補助部材4にはC字型スリット16を備えている。図60で示す形態の本願発明1は折り返し使用する際にC型スリット16により、その挟持効果で磁石体等や、プレート等を設けることが出来る。
図61、図62は基材2の下部に備えた補助部材4の形状を記載する。図51は補助部材に突起物19,19´を備える。これにより画鋲頭部12は空間5内で安定する。又画鋲頭部12は基材2に押し付けられるように貼りつくので、基材2の接面9の磁力に貼りつく効果は高まる。前記爪19は円形の突起物等でも構わない。
図62は、基材2の背面に窪み穴22を備え、前記窪み穴に画鋲頭部12を押し込み爪23,23´で固定したものである。爪23が無くても窪み穴の外面に柔軟性や伸縮性を備えさせれば、磁石体、又は磁力に貼りつく性質のもの又は刺入部材又はプレート又は立体物等の固定は可能となる。
図61、図62においては補助部材の空間5に備えられるのは、画鋲頭部12だけではなく画鋲針部11も含まれると解釈される。
図63は基材2に3個の窪み穴22、22´、22´´を備えさせた形態である。この様に窪み穴22や補助部材4や爪23は基材2の片面のみならず両面に備えても構わない。
更に、図63では基材2には3個の磁石体3又は金属体7が備えられており、前記磁石体3又は金属体7の中央にはネジ穴が備えられている。これにより、ネジを備えさせた針部11やプレート24や立体物25の固定が可能である。
前記ネジ穴26はネジ穴でなくても良く、針部11やプレート24や立体物25等の固定が可能である機能を備えていれば構わない。もちろん前記機能(針部11やプレート24や立体物25等の固定機能)は、本願発明1においては基材2や補助部材4に備えさせても同じ効果がある。
実施例1〜8ではシート類固定器具用部品としての使用例、実施例9においてはシート類固定器具用部品としての使用例について説明したが、本願発明1は請求項1記載のシート類固定器具用部品であっても請求項2記載のシート類固定器具であってもその機能は変わらず発揮でき、本願発明の主旨は達成できる。
尚、本願発明1はシート類固定器具用部品であり、これに磁石体3、金属板7、画鋲頭部12等を設けることで、本願発明器具1を固定する例においては実施例では画鋲のみを表記しているが、画鋲に限定されない。つまり、針部11を備えた頭部12が磁石体3に磁力で貼りつく性質を持つ刺入部材を用いれば実施例に示す効果を持つ事が出来ることは言うまでもない。
最後に、画鋲以外の刺入部材を本願発明に用いる場合の一例を述べる。
画鋲では抜け落ちる可能性がある場合においてはネジを用いると抜け落ちが防止される。外部で風の強いところにテントシート等を固定する場合等は画鋲では無理であり、画鋲よりも強力な固定力のあるネジ、釘等が不可欠であり、前記ネジ、釘 (単数又は複数)によりこの場合の刺入部材補助具は壁面に固定される。この場合は磁石体3も強力、複数、大きいものが必要となる。
家の外壁等に本願発明器具1を固定する場合は外壁に対する刺入部材としてネジや釘が本願発明器具1を固定する為に用いられる。通常はタッピンネジやドリルネジが用いられるが、外壁が貫通する穴を備えた場合はボルトネジを用いることが出来る。たとえば外壁で本願発明1を使用し、日よけシートを挟み込めば、外壁での日よけシートの固定が完了する。もちろん、外壁においても前記0136項に述べた手法(板、紐、糸、布、厚紙等への固定の手法)で固定しても良い。
又、庭等で床シートを固定する場合はネジや釘を地面に打ち込んで使用することが出来る。
本願発明1の補助部材4が外部に貫通したスリット16を備えた場合は、画鋲や刺入部材を抜くことなく、外部に開口したスリットに針部11を挿入してスライドさせれば、刺入部材を抜くことなく本願発明1の固定は完了する。
尚、基材2と補助部材4が作る空間5は狭い方が画鋲頭部12は空間5内で安定しやすいし、基材2に密着し磁力の影響を受けやすい。補助部材4が創る空間5に刺入部材を備え付ける場合、刺入部材頭部12のみとは限らない。
この様に、本願発明1を用いればシート類10の取り付けにおいて邪魔な異物(刺入部材の頭部12)を基材面から排除出来ることにより、簡易作業でシート類10の固定が完了する。
1 本願発明器具
2 基材
3 磁石体
4 補助部材
5 空間
6 折曲部
7 金属板又は磁石体(磁力に貼りつくもの)
8 合体部
9 接面(磁石体3と基材2の接面)
10 シート類
11 針部
12 画鋲頭部(刺入部材頭部)
13 掲示板
14 粘着剤
15 穴
16 スリット
17 隙間
18 受け穴
19 突起物
20 ベロ状の基材
21 両面テープ又は粘着ジェル
22 窪み穴
23 爪
24 プレート(図ではネームプレート)
25 立体物 (図ではキャラクター)
26 ネジ穴

Claims (11)

  1. 可撓性及び/又は折曲部を持つ事で折り曲げ可能の基材に磁石体を備えさせ、前記基材に
    磁石体を備えさせる箇所とは別の部分に補助部材を設け、
    前記基材及び/又は前記補助部材が磁力を通す機能を持ち、
    前記基材と前記補助部材の間に空間を備え、
    前記空間に磁石体又は金属板又は刺入部材を出し入れ自由に挿入して固定が出来る隙間を備えたことで、
    前記隙間から挿入して前記空間に固定される磁石体又は金属板又は刺入部材と、前記基材に磁石体を備えさせた箇所が前記基材を折り曲げた際に磁力により固定されることでシート類を挟持して固定することを特徴とするシート類固定器具。
  2. 可撓性及び/又は折曲部を持つ事で折り曲げ可能の基材に磁石体を備えさせる機能を持たせ、前記基材に磁石体を備えさせる機能を持たせた箇所とは別の部分に補助部材を設け、
    前記基材及び/又は前記補助部材が磁力を通す機能を持ち、
    前記基材と前記補助部材の間に空間を備え、
    前記空間に磁石体又は金属板又は刺入部材を出し入れ自由に挿入して固定が出来る隙間を備えたことで、
    前記隙間から挿入して前記空間に固定される磁石体又は金属板又は刺入部材と、前記基材が磁石体を備えさせる機能により磁石体を備えさせた箇所が前記基材を折り曲げた際に磁力により固定されることでシート類を挟持して固定することを特徴とするシート類固定器具。
  3. 可撓性及び/又は折曲部を持つ事で折り曲げ可能の基材に補助部材を設け、
    前記基材に前記補助部材を設けた箇所とは別の部分に別補助部材を設け、
    前記基材が磁力を通す機能を持つか、又は、
    前記基材、前記補助部材、前記別補助部材の少なくともいずれか2つが磁力を通す機能を持ち
    前記基材と前記補助部材及び、前記基材と前記別補助部材の間にそれぞれ空間を備え、前記各空間に磁石体又は金属板又は刺入部材を出し入れ自由に挿入して固定出来る隙間を備えたことで、
    前記補助部材側の空間に備えられた前記隙間から挿入して前記空間に固定される磁石体と前記別補助部材側の空間に備えられた前記隙間から挿入して前記空間に固定される磁石体又は金属板又は刺入部材とが、
    あるいは
    前記別補助部材側の空間に備えられた前記隙間から挿入して前記空間に固定される磁石体と前記補助部材側の空間に備えられた前記隙間から挿入して前記空間に固定される磁石体又は金属板又は刺入部材とが
    前記基材を折り曲げた際に磁力により固定されることでシート類を挟持して固定することを特徴とするシート類固定器具。
  4. 上部先端より下部の位置に磁石体を備えさせた基材と、上部先端より下部の位
    置に補助部材を備えた別基材と、各々の上部先端付近を合体させる合体部を備え、
    前記基材、前記補助部材、前記別基材、の3部材の全てが磁力を通す機能を持つか
    あるいは
    前記別基材側に対向する側の前記基材面に磁石体を備えた構造においては、
    前記3部材のうち少なくとも前記補助部材、前記別基材の2部材が磁力を通す機能を持つか、又は、
    前記別基材が前記基材面に対向する場合は少なくとも前記別基材が、そして、
    前記補助部が前記基材面に対向する場合は少なくとも前記補助部が
    磁力を通す機能を持ち、
    あるいは
    前記別基材側に対向しない側の前記基材面に磁石体を備えた構造においては前記基材が磁力を通す機能を備えた上で
    前記別基材が前記基材面に対向する場合は少なくとも前記2部材のうち前記別基材が、そして、
    前記補助部が前記基材面に対向する場合は少なくとも前記2部材のうち前記補助部が
    磁力を通す機能を持ち
    前記別基材と前記補助部材の間には空間を備え、前記空間に磁石体又は金属板又は刺入部材を出し入れ自由に挿入して固定出来る隙間を備えたことで、
    前記基材に備えさせた磁石体と前記隙間から挿入して前記空間に固定される磁石体又は金属板又は刺入部材が磁力により固定されることでシート類を挟持して固定することを特徴とするシート類固定器具。
  5. 上部先端より下部の位置に磁石体を備えさせる機能を持つ基材と、上部先端より下部の位
    置に補助部材を備えた別基材と、各々の上部先端付近を合体させる合体部を備え、
    前記基材、前記補助部材、前記別基材、の3部材の全てが磁力を通す機能を持つか
    あるいは
    前記別基材側に対向する側の前記基材面に磁石体を備えさせられる構造においては、
    前記3部材のうち少なくとも前記補助部材、前記別基材の2部材が磁力を通す機能を持つか、又は、
    前記別基材が前記基材面に対向する場合は少なくとも前記別基材が、そして、
    前記補助部が前記基材面に対向する場合は少なくとも前記補助部が
    磁力を通す機能を持ち、
    あるいは
    前記別基材側に対向しない側の前記基材面に磁石体を備えさせられる構造においては前記基材が磁力を通す機能を備えた上で
    前記別基材が前記基材面に対向する場合は少なくとも前記2部材のうち前記別基材が、そして、
    前記補助部が前記基材面に対向する場合は少なくとも前記2部材のうち前記補助部が
    磁力を通す機能を持ち
    前記別基材と前記補助部材の間には空間を備え、前記空間に磁石体又は金属板又は刺入部材を出し入れ自由に挿入して固定出来る隙間を備えたことで、
    前記基材に備えさせられる磁石体と前記隙間から挿入して前記空間に固定される磁石体又は金属板又は刺入部材が磁力により固定されることでシート類を挟持して固定することを特徴とするシート類固定器具。
  6. 上部先端より下部の位置に補助部材を備えさせた基材と、上部先端より下部の位置に別補
    助部材を備えた別基材と、各々の上部先端付近を合体させる合体部を備え、
    前記基材、前記補助部材、前記別基材、前記別補助部材、の4部材の全てが磁力を通す機能を持つか
    あるいは
    前記基材が前記別基材に対向する場合は、前記4部材のうち少なくとも前記基材及び前記別基材が磁力を通す機能を持ち、又は、
    前記基材が前記別補助部材に対向する場合は、前記4部材のうち少なくとも前記基材及び前記別補助部材が磁力を通す機能を持ち、又は、
    前記補助部材が前記別基材に対向する場合は、少なくとも前記4部材のうち前記補助部材及び前記別基材が磁力を通す機能を持ち、又は、
    前記補助部材が前記別補助部材、に対向する場合は、少なくとも前記4部材のうち前記補助部材及び前記別補助部材が磁力を通す機能を持ち
    前記基材と前記補助部材及び前記別基材と前記別補助部材の間にはそれぞれ空間を備え、
    前記各空間に磁石体又は金属板又は刺入部材を出し入れ自由に挿入して固定出来る隙間を備えたことで、
    前記補助部材側の空間に備えられた前記隙間から挿入して前記空間に固定される磁石体と前記別補助部材側の空間に備えられた前記隙間から挿入して前記空間に固定される磁石体又は金属板又は刺入部材とが
    あるいは
    前記別補助部材側の空間に備えられた前記隙間から挿入して前記空間に固定される磁石体と前記補助部材側の空間に備えられた前記隙間から挿入して前記空間に固定される磁石体又は金属板又は刺入部材とが
    磁力により固定されることでシート類を挟持して固定することを特徴とするシート類固定器具。
  7. 前記補助部材が可撓性及び/又は折曲部を備えたことを特徴とする請求項1,2,4,5のいずれか一項記載、又は、
    前記補助部材、前記別補助部材の少なくともいずれか一つが可撓性及び/又は折曲部を備えたことを特徴とする請求項3又は6記載のシート類固定器具。
  8. 前記基材、前記補助部材、の少なくともいずれか1つに単数又は複数の穴を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載、又は、
    前記基材、前記補助部材、前記別補助部材の少なくともいずれか1つに単数又は複数の穴を設けたことを特徴とする請求項3記載、又は、
    前記基材、前記補助部材、前記別基材の少なくともいずれか1つに単数又は複数の穴を設けたことを特徴とする請求項4又は5記載、又は、
    前記基材、前記補助部材、前記別基材、前記別補助部材の少なくともいずれか1つに単数又は複数の穴を設けたことを特徴とする請求項6記載のシート類固定器具。
  9. 前記基材、前記補助部材、の少なくともいずれか1つにスリットを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載、又は、
    前記基材、前記補助部材、前記別補助部材の少なくともいずれか1つにスリットを設けたことを特徴とする請求項3記載、又は、
    前記基材、前記補助部材、前記別基材の少なくともいずれか1つにスリットを設けたことを特徴とする請求項4又は5記載、又は、
    前記基材、前記補助部材、前記別基材、前記別補助部材の少なくともいずれか1つにスリットを設けたことを特徴とする請求項6記載のシート類固定器具。
  10. 前記スリットが外部に開口していることを特徴とする請求項9記載のシート類固定器具。
  11. 前記基材、前記補助部材、の少なくともいずれか1つにプレート及び/又は立体物を備える機能を持つことを特徴とする請求項1又は2記載、又は、
    前記基材、前記補助部材、前記別補助部材の少なくともいずれか1つにプレート及び/又は立体物を備える機能を持つことを特徴とする請求項3記載、又は、
    前記基材、前記補助部材、前記別基材の少なくともいずれか1つにプレート及び/又は立体物を備える機能を持つことを特徴とする請求項4又は5記載、又は、
    前記基材、前記補助部材、前記別基材、前記別補助部材の少なくともいずれか1つにプレート及び/又は立体物を備える機能を持つことを特徴とする請求項6記載のシート類固定器具。
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