JP5797816B1 - 巻芯支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻芯が外挿されておらず使用に供していない巻芯支持装置における円環状リングの不用意な回動を阻止して、転動体の飛び出しを防止する。【解決手段】中空の巻芯が外挿されるカラー本体3の外周部に、円環状のリング7を回動自在に嵌挿し、前記リング7に、前記カラー本体3の回転駆動によりカラー本体の径外方向に移動して前記巻芯内面を押圧支持する係合手段8を設けた巻芯支持装置において、前記リング7の外周部に、押圧体21を巻芯の内面に付勢して押圧する押接機構20を設け、前記押圧体21は、突出位置においてカラー本体とリングとの相対回動を規制し、後退位置においてカラー本体3とリング7との相対回動を許容する構成である。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば紙、布、合成樹脂フィルムあるいは金属箔等の長尺帯状のシートを任意の幅にスリットして巻取る巻取装置、または巻出装置に使用される巻芯支持装置に関するものである。
従来、例えば、シートを紙管等の中空状の巻芯に巻取るに際して、巻芯支持装置が使用される(例えば、特許文献1参照)。この種の巻芯支持装置100は、図9〜図11に示すように、回転駆動軸102に対し回転伝達可能に外挿されるカラー本体103と、カラー本体103の外周に形成され、カラー本体103の回転を外挿された巻芯Aに伝達する手段とを有している。
カラー本体103の回転を巻芯Aに伝達する手段は、カラー本体103の外周部に相対回動自在に外嵌された円環状リング107と、円環状リング107およびカラー本体103の相対回動によりカラー本体103の径外方向に突出して巻芯内面を押圧支持する転動体108とから構成されている。
転動体108をカラー本体103の径外方向に突出する構成は、以下のようになっている。すなわち、カラー本体103の外周部幅方向中央部に環状溝105を設け、環状溝105に周方向所要間隔で一方端側が浅くなるよう傾斜した底面を有する複数の凹陥部106が、仕切り部106aを介して形成されている。該凹陥部内部側壁に傾斜した底面に対応する長溝113が形成されている。この底面の深い側の仕切り部106aには、転動体108を磁着保持するマグネット114が設けられている。
また、弾力手段を使用した押接手段である回転体110が、円環状リング107の外周面に出退自在に設けられている。
前記従来の巻芯支持装置100の外側に紙管等の巻芯Aを外挿してシートを巻き取る場合には、先ず、転動体108が凹陥部106の深い位置bにあって、長溝113に軸支されてカラー本体103より径方向外方へ突出していないため、巻芯Aを容易に外挿することができる。回転体110は、巻芯Aの外挿による押圧力で弾力に抗して退入する。
そして、巻芯Aにシート(図示省略)の端部を止めて回転駆動軸102と共にカラー本体103を回転させると、巻芯Aとこれに接する転動体108あるいは回転体110との摩擦により円環状リング107が回転せずにカラー本体103のみが回転し、転動体108が、長溝113に沿って浅い位置aに移動し、転動体108の一部がカラー本体103の外周面より突出する。突出した転動体108は、巻芯Aの内面に強く押圧され、巻芯Aは円環状リング107と共にカラー本体103に同期して回転し、シートの巻取りが行われる。
特開2011−73870号公報
回転駆動軸102には、複数個の巻芯支持装置100が順次装着され、その複数個の巻芯支持装置100に対して、複数個の巻芯Aを外挿するのが一般的である。ところが、巻芯Aは、回転駆動軸102の全長(全ての巻芯支持装置100)にわたって外挿されるとは限らず、巻芯支持装置に巻芯Aが外挿されない場合がある。
巻芯支持装置100は、転動体108をマグネット104により保持することにより、転動体108が凹陥部106を浅い位置a側に不用意に転動して、浅い位置でその一部を径方向に突出するのを防止する構成である。すなわち、転動体108を凹陥部106の深い位置bに保持することにより、カラー本体103と円環状リング107との相対回動を規制することが可能である。
ところが、回転駆動軸102は高速回転する上に、振動が発生するこことなる。マグネット104による転動体108への磁着力は、回転駆動軸102の振動に対しては弱く、かかる回転駆動軸102の振動により、転動体108がマグネット104から離間する場合が多い。その結果、巻芯Aが外挿されておらず使用に供していない(不使用の)巻芯支持装置100においては、その振動により円環状リング107の不用意な回動が許容されるため、円環状リング107の回動に伴い転動体108が各凹陥部106を浅い位置側に移動して、転動体108の飛び出しが発生する。
この結果、シートの巻取りが完了した巻芯Aを回転駆動軸102から抜き出す際に、不使用の巻芯支持装置の飛び出した転動体108が邪魔になり、巻芯Aの抜き出しが困難となる。そのため、作業者は、円環状リング107を回動させて転動体108を凹陥部106の深い位置bまで戻してマグネット104に磁着させているのが現状である。
本発明は、巻芯が外挿されておらず使用に供していない巻芯支持装置における円環状リングの不用意な回動を阻止して、転動体(係合手段)の飛び出しを防止することを課題とする。
本発明の巻芯支持装置は、中空の巻芯が外挿される円環状のカラー本体の外周部幅方向中央部に環状溝を設け、前記環状溝に円環状のリングを回動自在に嵌挿し、前記カラー本体の回転駆動により該カラー本体の径外方向に移動して前記巻芯内面を押圧支持する係合手段を前記リングの外周部に設けた構成の巻芯支持装置であって、前記環状溝の側面に、周方向所要の間隔で、周方向の一方端側が浅く他方端側が深くなるように傾斜した底面を有する複数の凹陥部を仕切り部を介して形成し、前記凹陥部の側壁に、前記傾斜した底面に対応する傾きを有して長溝を設け、前記係合手段は、前記長溝に軸支されて、前記凹陥部の前記傾斜した底面に沿って前記底面の一方端側の浅い位置と他方端側の深い位置との間を往復移動自在とされ、前記底面の浅い位置でその一部が前記径外方向に突出することにより、外挿された巻芯の内面に係合して該巻芯を拘束し回転させる構成である一方、前記リングの外周部に、押接機構によって巻芯の内面に押圧する押圧体を設けると共に、前記凹陥部の底面の前記深い位置において前記長溝に連続するガイド溝部を設け、前記押圧体は、前記リングの外周部から突出した位置において前記押圧体に設けられた係止部が前記ガイド溝部に設けられたストッパ部に係止して、前記カラー本体と前記リングとの相対回動を規制し、前記巻芯の内面に押圧されて前記リング内に後退した位置において前記係止部と前記ストッパ部との係止が解除されて、前記カラー本体と前記リングとの相対回動を許容する構成であることを特徴とする。
本発明は、回転駆動軸に装着されているにも係らず使用されていない巻芯支持装置の係合手段の不用意な飛び出しを阻止して、巻芯を回転駆動軸から容易かつ迅速に抜き出すことができる。
本発明の実施形態に係る巻芯支持装置を示す外観斜視図である。 同巻芯支持装置の側面側の一部省略断面図である。 複数個の巻芯支持装置を回転駆動軸に装着した状態を示し、図2におけるP−P断面図である。 カラー本体の側面図である。 (a)は本発明の実施形態に係る巻芯支持装置の要部を示す平面図、(b)は正面断面図である。 本発明の実施形態に係る巻芯支持装置の要部を示し、カラー本体とリングとの相対回動を阻止する状態を示すカラー本体の環状溝内の断面図である。 (a)は本発明の実施形態に係る巻芯支持装置の要部を示す平面図、(b)は断面図である。 本発明の実施形態に係る巻芯支持装置の要部を示し、カラー本体とリングとの相対回動を許容する状態を示すカラー本体の環状溝内の断面図である。 本発明の実施形態に係る巻芯支持装置の要部を示し、カラー本体とリングとの相対回動を許容する状態を示すカラー本体の環状溝内の断面図である。 本発明の実施形態に係る巻芯支持装置の要部を示し、カラー本体とリングとの相対回動を許容する状態を示すカラー本体の環状溝内の断面図である。 従来例を示す巻芯支持装置を示す外観斜視図である。 同巻芯支持装置の側面側の一部省略断面図である。 図10におけるP1−P1断面図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1〜図8は、本発明の実施形態を示す。
図1は巻芯支持装置を示す外観斜視図、図2は巻芯支持装置の側面側の一部省略断面、図3は複数個の巻芯支持装置を回転駆動軸に装着した状態の断面図である。
巻芯支持装置1は、例えば紙、布、合成樹脂フィルムあるいは金属箔等のシートを巻取る巻取装置の回転駆動軸2の外周に、軸受4を介して嵌め込まれ装着される装置である。巻芯支持装置1は、本体をなす左右一対のカラー本体3を備えている。
カラー本体3は互いに嵌合着されており、外周で且つ幅方向中央部に環状溝5が形成されている。環状溝5には、円環状のリング7が嵌装されており、リング7とカラー本体3とは、互いに相対回動自在となっている。環状溝5内面とリング7両側の間に隙間がなくリング外周面とカラー本体外周面が段差なく面一をなすように構成されている。そして、カラー本体3の環状溝側面は、図2および図4に示す如く周方向に一方端側が浅く、他方に順次、深くなるように傾斜した底面を有する複数の凹陥部6が、カラー本体3の周方向に設けられている。本実施形態は、3個の凹陥部6が設けられた場合を例示する。
各凹陥部6の間にはそれぞれ仕切り部6aが設けられている。リング7における各凹陥部6に対する周方向所要間隔位置に各1つの係合手段としての転動体8が、リング7の直径方向に出後自在にそれぞれ配設されている。転動体8は、凹陥部6の底面の深い位置(待機位置)bにあって、カラー本体3より径外方向へ突出していないか、又は突出していても極めて僅かである。また、転動体8は、凹陥部6の底面の浅い位置aにおいて一部がカラー本体3の径外方向に突出する。
凹陥部6の両側壁には、前記凹陥部の傾斜する底面の傾斜度合いに対応する傾きを有して長溝13が設けられている。転動体8両側には、軸8aが突出されており、両方の軸8aを長溝13に軸支させることにより、転動体8を保持しており、転動体8は、前記凹陥部6に沿って移動可能である。
図4はカラー本体の側面図、図5(a)は巻芯支持装置の要部を示す平面図、図5(b)は側面断面図、図6は巻芯支持装置の要部を示し、カラー本体とリングとの相対回動を阻止する状態を示すカラー本体の環状溝内の断面図、図7(a)は巻芯支持装置の要部を示す平面図、図7(b)は断面図、図8(A)〜(C)は巻芯支持装置の要部を示し、カラー本体とリングとの相対回動を許容する状態を示すカラー本体の環状溝内の断面図である。
これらの図に示すように、リング7の外周部には、所定の間隔をおいて複数個の押接機構20が設けられている。押接機構20は、リング直径方向に出退するようにリング7に形成された凹部7aに収容された押圧体21と、押圧体21を突出する方向に付勢する付勢手段としてのスプリング22とを備えている。
押圧体21には、係止突部25の両端部が突設されており、係止突部25は、リング7の外周面に締結された止着ボルト26により、突出する方向への移動が規制されている。従って、押圧体21は、リング外周面7bよりも所定寸法だけ突出する突出位置と、リング外周面7bと略面一まで後退する後退位置との間で出退自在となっている。
押圧体21の先端面は、巻芯Aの内面に押圧する凸面状の接触面21aである。すなわち、押圧体21の接触面21aは、図2において湾曲面となっており、湾曲面の曲率半径(外周径)は、例えば、巻芯Aの内面の曲率半径(内周径)と略同等に設定されている。なお、接触面21aの曲率半径は任意に設定可能である。
また、図3において、接触面21aは直線となっている。また、押圧体21は、接触面21aの両端から延設される傾斜面21bを有している。
また、押圧体21は、カラー本体3とリング7との相対回動を解除自在に規制するストッパ部材としての機能も備えている。すなわち、長溝13の他方(凹陥部6の底面の深い位置b)には、ガイド溝部31が設けられている。ガイド溝部31は、リング7の長溝13の他方に連続して延設されている第1溝部32と、第1溝部32に連続し且つリング7の外周面に開口する第2溝部33とから構成されている。
一方、押圧体21の両端部には係止部21cが突出して設けられており、各係止部21cは、ガイド溝部31に摺動自在に嵌入されている。ガイド溝部31を形成する縁部にはストッパ部6bが設けられている。
押圧体21の突出位置において、押圧体21の係止部21cがストッパ部6bに係止する構成になっており、リング7が回転するのを規制する。これにより、転動体8は移動することなく待機位置を維持している。
一方、押圧体21を押し下げて後退位置にすると、押圧体21の係止部21cがガイド溝部31を摺動して後退するため、押圧体21の係止部21cはストッパ部6bから離間する構成になっている。このため、リング7の回動を許容することができる。
カラー本体3の内周部の両側には、軸受4が設けられている。軸受4の外輪41は、カラー本体3の端面と面一となっているが、内輪42の端部は、カラー本体3の端面より若干突出している。
本実施形態の巻芯支持装置1は、以上のような構成からなり、巻芯支持装置1を使用して紙管等の巻芯AにシートSを巻取る場合について説明する。
巻芯支持装置1は、巻取装置における巻取軸を構成するもので、図3に示すように、回転駆動軸2の軸方向に複数個を配して外挿する。このとき、互いに隣接する巻芯支持装置1の軸受4の内輪42同士を当接させる。これにより、隣接する巻芯支持装置1の位置決めと、巻芯支持装置1間に所定の間隙を生じさせることができ、巻芯支持装置1同士が干渉するのを防止できる。
次に、回転駆動軸2に外挿された巻芯支持装置1の外側に、巻芯Aを外挿する場合について説明する。巻芯Aを巻芯支持装置1に外挿する前の状態では、転動体8が凹陥部6深い位置bにあって(図2参照)、凹陥部内側壁の長溝13に軸支されている。これにより、転動体8はカラー本体3より径外方向へ突出していないか、又は突出していても極めて僅かであるため、巻芯Aは容易に外挿することができる。このとき、図6に示すように、押圧体21は、リング7の外周部(図6ではリング7自体の図示を省略していることから、実質的にカラー本体3の外周部)から突出した位置にあり、押圧体21に設けられた係止部21cがガイド溝部31に設けられたストッパ部6bに係止して、カラー本体3とリング7との相対回動を規制している。
この状態から、巻芯Aを巻芯支持装置1に外挿すると、図8Aに示すように、押接機構20の押圧体21は、巻芯Aの外挿による押圧力で付勢手段であるスプリング22に抗して弾力的に退入し、かつ巻芯Aの挿入に伴って摺動して巻芯外挿作用を容易に行うことが可能である。また、図8Aに示すように、押圧体21の後退により、ストッパ部6bは係止部21cとの係合が解除される。これにより、カラー本体3とリング7との相対回動が許容される。
そして、巻芯AにシートSの端部を止めた後に、圧力制御されたエアーを、回転駆動軸2の軸中心孔2aに供給し、ピストン(図示省略)を径外方向に押し上げ、このピストンがカラー本体3の内周面をスリップしながらトルクを伝達し、カラー本体3を所定トルクで図8A中矢符X1方向に回転させる。すなわち、巻芯AにシートSの端部を止めて回転駆動軸2と共にカラー本体3を矢符X1方向に回転させると、巻芯Aとこれに接する押圧体21との摩擦抵抗により、リング7が回転せずに、カラー本体3のみが矢符X1方向に回転する。すなわち、相対的に見れば、図8Bに示すように、リング7に設けられた押圧体21及び転動体8が一体となって、カラー本体3に対して矢符X2方向に回転(移動)する。
このカラー本体3とリング7との相対回動により、転動体8が凹陥部の底面ならびに凹陥部内側壁の長溝13に沿って浅い位置a側に移動し、図8C及び図2に仮想線で示すように転動体8の一部がカラー本体3の外周面3aより径外方向に突出し、巻芯Aの内面に強く押圧される。その結果、転動体8は巻芯内面と摩擦係合し、カラー本体3の回転を外挿された巻芯Aに伝達し、それ以降、巻芯Aはリング7と共にカラー本体3に同期して回転し、巻取りが行われる。
一方、カラー本体3を逆回転(矢符X2方向に回転)させると、転動体8が傾斜する底面の深い位置bへ移動してカラー本体3及びリング7の外周面より内側に没し、巻芯を容易に抜き取ることができる。
巻芯Aは、複数個の巻芯支持装置1で支持されるのが一般的であるが、巻芯Aの長さ寸法が短い場合(シートSの帯幅が小さい場合)には、巻芯Aを支持する巻芯支持装置1の個数も少なくなる(1個の巻芯支持装置1の場合もある。)。
すなわち、巻芯Aが外嵌されていない巻芯支持装置1が存在する場合がある。仮に巻芯支持装置1に巻芯Aが外嵌されていない場合、かかる巻芯支持装置1は、カラー本体3のストッパ部6bと押圧体21の係止部21cとの係合が維持されているため、これにより、カラー本体3とリング7との相対回動が阻止された状態を維持することとなる。この結果、カラー本体3とリング7との相対回動により転動体8が不用意に突出するのを防止することが可能である。このため、使用されていない巻芯支持装置1は、図3に示すように、振動が発生した場合であっても、リング7の回動を防止でき、転動体8が不用意に突出することがない。この結果、巻芯Aを抜き取る際に、転動体8が邪魔になり、抜き取りの支障となることはない。
よって、回転駆動軸2に装着されているにも係らず使用されていない巻芯支持装置1の係合手段(転動体8)の不用意な飛び出しを確実に阻止して、巻芯Aを回転駆動軸2から容易かつ迅速に抜き出すことができる。
また、マグネットで転動体8を保持する場合には、カラー本体3とリング7との相対回動を規制するためには、磁着力の大きなマグネットが必要となるが、本発明は、従来と異なり、転動体8を保持するためのマグネットが不要となり、部品点数を減少することも可能である。
しかも、磁着力の大きなマグネットを使用する従来の場合は、シートSの巻取り時等に転動体8をマグネットから強制的に離間させるトルクが押接機構20と巻芯Aとの間に要求されるため、帯幅に小さいシートSを巻き取るには不向きであった。本発明は、転動体8をマグネットから強制的離間させることもないので、帯幅に小さいシートSを弱いテンションで巻取ることも可能となる。また、マグネットを不要とすることから、コストも安価にすることも可能である。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記実施形態では、3箇所にガイド溝部31(第1溝部32および第2溝部33)を設けた場合を例示したが、一箇所かあるいは二箇所に設けることも可能である。
なお、前記実施形態は、巻取りにおける巻芯支持装置1について述べたが、巻出し軸に対しても同様である。上巻取り,上巻出し、あるいは下巻取り,下巻出しを可能とするために、前記カラー本体3における傾斜する底面を両端側を深く、中央部を浅く中高状に形成すると共に、該傾斜する底面に対応させて凹陥部内側面の長溝13を中央部を外周に近くなるよう中高状に傾斜させることが可能である。この構成によれば傾斜する底面及び長溝の中間部を越えて転動体を移動せしめることにより逆回転駆動を回転軸に与えることができ、上巻取り,上巻出しのみならず、下巻取り,下巻出しに対しても容易に対応することができる。
1 巻芯支持装置
2 回転駆動軸
3 カラー本体
4 軸受
6 凹陥部
6b ストッパ部
7 リング
8 転動体(係合手段)
13 長溝
20 押接機構
21 押圧体
21a 接触面
21c 係止部
22 スプリング(弾性体)
31 ガイド溝部
32 第1溝部
33 第2溝部
A 巻芯
S シート
a 底面の浅い位置
b 底面の深い位置(待機位置)

Claims (1)

  1. 中空の巻芯が外挿される円環状のカラー本体の外周部幅方向中央部に環状溝を設け、前記環状溝に円環状のリングを回動自在に嵌挿し、前記カラー本体の回転駆動により該カラー本体の径外方向に移動して前記巻芯内面を押圧支持する係合手段を前記リングの外周部に設けた構成の巻芯支持装置であって、
    前記環状溝の側面に、周方向所要の間隔で、周方向の一方端側が浅く他方端側が深くなるように傾斜した底面を有する複数の凹陥部を仕切り部を介して形成し、前記凹陥部の側壁に、前記傾斜した底面に対応する傾きを有して長溝を設け、
    前記係合手段は、前記長溝に軸支されて、前記凹陥部の前記傾斜した底面に沿って前記底面の一方端側の浅い位置と他方端側の深い位置との間を往復移動自在とされ、前記底面の浅い位置でその一部が前記径外方向に突出することにより、外挿された巻芯の内面に係合して該巻芯を拘束し回転させる構成である一方、
    前記リングの外周部に、押接機構によって巻芯の内面に押圧する押圧体を設けると共に、前記凹陥部の底面の前記深い位置において前記長溝に連続するガイド溝部を設け、
    前記押圧体は、前記リングの外周部から突出した位置において前記押圧体に設けられた係止部が前記ガイド溝部に設けられたストッパ部に係止して、前記カラー本体と前記リングとの相対回動を規制し、前記巻芯の内面に押圧されて前記リング内に後退した位置において前記係止部と前記ストッパ部との係止が解除されて、前記カラー本体と前記リングとの相対回動を許容する構成であることを特徴とする巻芯支持装置。
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