JP3124484U - 巻芯支持装置 - Google Patents

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勝 川崎
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株式会社セイワ
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Abstract

【課題】中空の巻芯を外挿し、回転駆動軸より回転を伝達する巻芯支持装置において、従来、スリップリングの両側に凹陥部があり、その上端角に紙管等の内面が摩擦接触して屑粉が発生していたのを解消する。
【解決手段】紙管等の中空の巻芯Aが外挿され、回転駆動軸2に対し、回転伝達可能に設けられるカラー本体3の外周部幅方向中央部に環状溝5を設け、該環状溝5に周方向所要間隔で一方端側が浅くなるよう傾斜した底面を有する複数の凹陥部6を形成する一方、環状溝5に回動自在にスリップリング7を嵌装し、該リング7に前記各凹陥部6に対応し上記傾斜底面に沿って浅い位置でその一部を径方向に突出して外挿された巻芯に係合する転動体8を配すると共に、上記スリップリング7を転動体部を除き環状溝の全幅をもってカラー本体とスリップリング外周面を段差なく面一に形成し、かつ環状溝内側面とスリップリング側面との間の隙間をなくした。
【選択図】 図3

Description

本考案は、例えば紙、布、合成樹脂フィルムあるいは金属箔等のシートなどのシート帯をそのまま、又は任意の幅にスリットして巻取る巻取装置、または巻出装置の巻芯支持装置に関するものである。
従来、この種の巻芯支持装置Aとしては巻取り用の回転駆動軸に対し摩擦結合等により一体に回転しうるよう設けられたカラーと、このカラーに外挿される紙管等の中空巻芯にカラーの回転を伝達する手段とを有し、外挿された巻芯を1回転方向に拘束して回転させるものが一般的に知られており、多く提案されている。(例えば特許文献1参照)
その具体的構造の1例を図4〜7に従って概略説明すると、回転駆動軸2に回転伝達可能に設けられるカラー本体3の外周に幅方向中央部に周方向に連続した環状溝5が形成され、該環状溝5にスリップリング7が回転自在に嵌装され、該リング7を挟んで両側に周方向一方端側が浅くなるように傾斜した底面を有する複数の凹陥部6が、例えば等角度間隔の3個所に設けられ、各凹陥部6に夫々傾斜底面に沿って周方向に移動可能で、かつ底面の浅い位置において一部がカラー本体の径方向外方に突出し、底面の深い位置においてカラー本体の外周面より没する如く転動体8が配されていて、これら転動体8は夫々離脱せずに径方向に変位できるように保持される構造を有して、圧力制御されたエアーが図7矢示方向に、回転駆動軸の軸芯中心孔より供給されてピストン9を押し上げ、このピストン9がスリップリング内周をスリップしながらトルクを伝達し、カラー本体の回転を転動体8を介して外挿された紙管等の中空巻芯に伝達して巻取り又は巻出しを行うようになっている。
特開2001−187656号公報
ところが上記巻芯支持装置は転動体8が傾斜底面の深い位置bにあるとき、中空の巻芯が外挿され、止着ボルト11で止着されたスライドコロ(車輪状の回転体)10の回転が巻芯を嵌挿方向に案内して巻芯の外挿作用を容易にし、回転駆動軸と共にカラー本体を回すとリングの回転方向に回らない上記スライドコロとの摩擦によりリング7が回転せずにカラー本体が相対的に回転し、転動体8が傾斜底面の浅い位置aへ移って径方向に一部突出し、巻芯内面に強く押圧され巻芯内面に摩擦結合して、それ以降、巻芯はリングと共にカラー本体に同期して回転し巻取りが行なわれるが、上記の如く転動体の位置の移動ならびに巻芯内面に摩擦結合して巻取りが行なわれるとき、環状溝に比較し、スリップリング幅が小さいことから環状溝5内面とスリップリング7側面との間に凹陥部6による凹部空間が残り、紙管等の内面と凹陥部6の両側上端の角部との摺擦接触により屑粉が生じ、これがカラー本体の外周中央部におけるスリップリング両側の凹陥部6内に蓄積し、正常な巻芯支持作用を阻害することが分かった。
本考案は上述の如き実状に対処し、上記巻芯支持装置の使用において巻芯との摩擦接触による屑粉の発生をなくし、円滑な回転を確保する巻芯支持装置を提供することを目的とするものである。
即ち、上記目的に適合する本考案の特徴は、中空の巻芯が外挿され、回転駆動軸に対し、回転伝達可能に設けられるカラー本体の外周部幅方向中央部に環状溝を設けて、該環状溝に周方向所要の間隔で周方向一方端側が浅くなるように傾斜した底面を有する複数の凹陥部を形成する一方、該環状溝に回動自在にスリップリングを嵌装し、該リングに前記凹陥部と対応する周方向所要間隔位置に前記傾斜底面に沿って移動し、底面の浅い位置で一部が径方向外方に突出することにより外挿された巻芯に係合して該巻芯を拘束し、回転させる転動体を夫々配設すると共に、前記スリップリングを前記環状溝の全幅をもってスリップリング外周面とカラー本体外周面を段差なく面一に形成し、かつカラー本体外周における環状溝内面と、スリップリング両側面との間の隙間をなくした構成にある。ここで、隙間をなくしたとは、完全な密着ではなくスリップリングの回動を妨げないことは云うまでもない。
なお、上記巻芯支持装置においては、更にスリップリング外周部に所定の間隔をおいて巻芯の内面に付勢して押圧する車輪状の回転体をスリップリングの軸方向にのみ回転可能に設けることが効果的である。
本考案巻芯支持装置は特にスリップリングをカラー本体の外周幅方向中央部の環状溝の全幅をもつて形成し、従来のスリップリング両側の凹陥部による凹部空間を全面にわたり被覆したことにより、従来、回転駆動時、巻芯内面がカラー本体外周部と摩擦接触したとき、巻芯が紙管等である場合、該摩擦接触により特に凹陥部壁部上端角部等によりその内面が擦られて屑粉等を発生し、凹陥部に蓄積されて回転を阻害することがあったのが、上記の如くスリップリングが環状溝の全幅を有して凹陥部が形成されることがないことから、紙管等の内面が凹陥部上端角部により摺擦されることがなくなり、屑粉の発生がなく好適な回転伝達をはかることができる。
以下、更に添付図面を参照し、本考案の具体的態様を説明する。
図1〜図3は本考案に係る巻芯支持装置の1例であり、図1は正面外観図、図2は径方向要部断面概要図、図3は図2のP−P線における軸方向要部断面概要図である。
これら図において、1は回転駆動軸2の外周にベアリング4を介して嵌め込まれ、軸芯に対して遊転する巻芯支持装置であり、本体をなすカラー本体3の外周にその幅方向中央部に環状溝5が形成されており、該環状溝5には本考案の特徴をなすスリップリング7が図1に示す如く環状溝の全幅にわたる幅をもって、かつ、スリップリング外周面とカラー本体外周面が段差なく面一をなすように嵌装されている。
そして、カラー本体3の環状溝底面は図2に示す如く周方向に一方端側が浅く、他方に順次、深くなるように傾斜した底面を有する複数の凹陥部6が周方向に所要の間隔をおいて、例えば図2では等角度間隔の3個所に設けられ、各凹陥部6の間には夫々仕切部6´が設けられていると共に、スリップリング7における上記各凹陥部6に対する周方向所要間隔位置に夫々、前記傾斜底面に沿って周方向に移動可能で、かつ底面の浅い位置において一部がカラー本体3の径方向外方に突出する各1つの転動体8が配設されており、マグネット12により夫々離脱せずに径方向に変位出来るよう保持されている。なお、前記転動体8の外周には摩擦抵抗を上げるために例えばローレット加工などの微小な凹凸をつける加工が施されている。
ここで、特に注目すべきことはスリップリング7の幅であり、図4に示す従来装置におけるスリップリング7ではスリップリングの幅が環状溝の幅に比し小さいため、スリップリングの両側に凹陥部6による凹部空間をカラー本体外周に有しているのに対し、本考案ではスリップリング7が上記凹陥部による凹部空間を覆ってカラー本体3外周の幅方向中央部における環状溝の全幅にわたってスリップリング外周面とカラー本体外周面が面一に段差なく嵌装されていて、カラー本体外周における環状溝内面とスリップリング両側面との間の隙間がなく、従って、従来のカラー本体外周に見られる凹陥部による空間がないことである。
図中、10はスリップリング5の外周部に所定の間隔をおいて設けられ、スリップリング7の初動の巻芯に対する係合力を確保し、かつ巻芯の挿脱を容易にする車輪状の回転体であり、止着ボルト11で止着されて巻芯の内面に付勢して押圧する押接機構を形成し、スリップリングの軸方向にのみ回転が可能となっている。
本考案は以上のような構成よりなり、巻芯支持装置の外側に紙管等の巻芯を外挿してシートを巻き取る場合には、先ず、転動体8が凹陥部6における深い位置bにあって、カラー本体3より径方向外方へ突出していないか、又は突出していても極めて僅かであるため、巻芯は容易に外挿することができる。このとき、弾力手段を使用した押接手段である車輪状の回転体10は、巻芯の外挿による押圧力で弾力手段に抗して弾力的に退入し、かつ巻芯の挿入に伴って回転して巻芯外挿作用を問題なく容易に行うことが可能である。
そして、巻芯にシートの端部を止めて回転駆動軸2と共にカラー本体3を回すと、巻芯とこれに接する転動体8あるいは前記車輪状の回転体10との摩擦によりスリップリング7が回転せずにカラー本体のみが回転し、転動体7が凹陥部の傾斜底面に沿って浅い位置aに移動し、図2に示すように転動体8の一部がカラー本体3の外周面3aより径方向に突出し、巻芯の内面に強く押圧され、巻芯内面と摩擦係合し、それ以降、巻芯はスリップリング7と共にカラー本体3に同期して回転し、巻取りが行なわれることは従来の巻芯支持装置と同様である。
一方、カラー本体3を逆回転させると、転動体8が傾斜底面の深い位置bへ移動してカラー本体3及びスリップリング7の外周面より内側に没し、巻芯を容易に抜き取ることができる。
なお、上記説明は巻取りにおける巻芯支持装置について述べたが、巻出し軸に対しても同様である。そして、これら巻取り,巻出し時における巻芯内面とスリップリング7及びカラー本体3との摩擦係合は、正確な巻取りのため強く行なわれるので、もし従来のようにスリップリング両側に凹部空間があり、凹陥部側面に上部尖角部が存在すると該凹陥部上端部の角部と巻芯内面が摩擦接触し、巻芯内面を削る状態で屑粉を発生することが避けられなかったが、本考案においてはスリップリングがカラー本体の外周幅方向中央部における環状溝全幅にわたり設けられていてスリップリング外周面とカラー本体外周面が段差なく面一で、かつ環状溝内面とスリップリング両側面の間に隙間がなく、従ってカラー本体外周には凹陥部による凹部空間は全く存在せず、従って屑粉を発生する角部がないため、屑粉による回転の阻害がなく、円滑かつ正確に巻取り,巻出しを行なうことができる。
本考案に係る巻芯支持装置の外観図である。 同巻芯支持装置の径方向一部省略断面概要図である。 図2におけるP−P断面図である。 公知の巻芯支持装置を示す斜視図である。 図4の装置のカラー本体の軸方向断面図である。 図4の装置のカラー本体の径方向断面による作用説明図である。 図4の装置の構造説明図である。
符号の説明
A:巻芯
1:巻芯支持装置
2:回転駆動軸
3:カラー本体
4:ベアリング
5:環状溝
6:凹陥部
7:スリップリング
8:転動体
9:ピストン
10:車輪状の回転体

Claims (2)

  1. 中空の巻芯が外挿され、回転駆動軸に対し、回転伝達可能に設けられるカラー本体の外周部幅方向中央部に環状溝を設け、該環状溝に周方向所要の間隔で、周方向一方端側が浅くなるように傾斜した底面を有する複数の凹陥部を形成する一方、前記環状溝に回動自在にスリップリングを嵌装し、該リングに前記凹陥部と対応する周方向所要間隔位置に前記傾斜底面に沿って移動し底面の浅い位置で一部が径方向外方に突出することにより外挿された巻芯に係合して該巻芯を拘束し、回転させる転動体を夫々配設すると共に前記スリップリングを前記環状溝の全幅をもってスリップリング外周面とカラー本体外周面を段差なく面一に形成し、かつカラー本体外周における環状溝内面と、スリップリング両側面との間の隙間をなくしたことを特徴とする巻芯支持装置。
  2. スリップリングの外周部に周方向に所定の間隔をおいて巻芯の内面に付勢して押圧する車輪状の回転体をスリップリングの軸方向にのみ回転可能に設けた請求項1記載の巻芯支持装置。
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