JP5794237B2 - レーザ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、信号光をファイバ光増幅器により増幅して出力するレーザ装置に関する。
信号光をファイバ光増幅器により増幅して出力するレーザ装置は、例えば顕微鏡や形状測定装置、露光装置などの光源として広く用いられている。レーザ装置の出力波長は、組み込まれる装置の用途及び機能に応じて設定され、当該出力波長に応じた励起媒質がドープされたファイバ光増幅器が用いられる。ファイバ光増幅器として、例えば、石英系の光ファイバに、エルビウム(Er)がドープされたエルビウム・ドープ・ファイバ光増幅器(EDFA)、イッテルビウム(Yb)がドープされたイッテルビウム・ドープ・ファイバ光増幅器(YDFA)などが知られている(特許文献1、特許文献2を参照)。
日本国特開2000−200747号公報 日本国特開2002−050815号公報
ファイバ光増幅器は、コアにドープされたレーザ媒質に応じた増幅特性を有している。例えば、YDFA(イッテルビウム・ドープ・ファイバ光増幅器)の増幅帯域は、主に1030〜1100nmである。YDFAによりNd−YAGレーザの発振波長と同じ1064nmの増幅光を出力させようとした場合に、波長1030nm付近の寄生発振が発生しやすい。これは、YDFAの利得分布は、短波長側で利得が高く、長波長側で利得が低くなっており、波長λ=1064nmよりもλ=1030nmの方が利得が顕著に高いためである。
この結果、例えばレーザ光源の損傷等があった場合、YDFAが励起された状態においてファイバ光増幅器に入射する信号光の強度が大きく低下し、あるいは信号光の強度が0になると、イッテルビウムの反転分布密度が急激に上昇して増幅器の利得が異常に増大し、波長1030nm付近で発振するようになる。この結果、ファイバ光増幅器自体や周辺の光学素子に損傷を与えるおそれがあるという課題があった。
また、例えば、ファイバの入出射面や、ファイバ光増幅器から出射された光を波長変換する波長変換光学素子等の入出射面等に汚れ等により、励起状態にあるYDFAの増幅部以外の場所に何らかの反射体があった場合、自然放出により発生した1030nm付近の自然放出光(ASE光:Amplified Spontaneous Emission)が反射してファイバ光増幅器の内部に戻り、これが発振することもある。この場合にも、上記と同様にファイバ内を伝播する増幅光及び出射される出力光が高出力となり、ファイバ光増幅器自身や周辺の光学素子に損傷を与えるおそれがあるという課題があった。
また、例えば、ファイバ光増幅器の入出射面や、ファイバ光増幅器から出射された光を波長変換する波長変換光学素子等の入出射面等に汚れ等により、ファイバ光増幅器の増幅部外に何らかの反射体がある状態でYDFAが励起された場合、ASE光が反射してファイバ内に戻り、これが発振することがある。この結果、ファイバ光増幅器自体や周辺の光学素子に損傷を与えるおそれがあるという課題があった。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであり、ファイバ光増幅器における意図しない発振を未然に防止しうるレーザ装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明によるレーザ装置は、信号光を含む波長帯域で利得を有し、入射した信号光を増幅して出射すると共に、自然放出光を発生するファイバ光増幅器と、信号光をファイバ光増幅器に導く入力光路と、ファイバ光増幅器に導入される励起光を発生する励起光源と、励起光源に供給される励起電力を制御する制御部と、入力光路中に配置され、ファイバ光増幅器で発生され入力光路中を信号光とは反対方向に進む自然放出光を入力光路から分岐する分岐部と、分岐部によって分岐された自然放出光のうち、ファイバ光増幅器の利得分布における信号光よりも利得が高い波長の光を検出する自然放出光検出器と、を備え、制御部は、自然放出光検出器により検出された自然放出光の強度が所定の自然放出光基準値以上となったときに、励起電力を抑制し、自然放出光検出器により検出された自然放出光の強度が所定の自然放出光基準値以上となったのち励起電力が抑制されるまでの時間は、ファイバ光増幅器における信号光よりも利得が高い波長の光の利得が、発振閾値と等しくなるまでの時間に基づいて設定されることを特徴とする。
請求項2の発明によるレーザ装置は、信号光を含む波長帯域で利得を有し、入射した信号光を増幅して出射すると共に、自然放出光を発生するファイバ光増幅器と、信号光をファイバ光増幅器に導く入力光路と、ファイバ光増幅器に導入される励起光を発生する励起光源と、励起光源に供給される励起電力を制御する制御部と、入力光路中に配置され、入力光路中の信号光の一部を入力光路から分岐する分岐部と、分岐部によって分岐された信号光の一部を検出する信号光検出器と、を備え、制御部は、信号光検出器により検出された信号光の強度が所定の信号基準値以下となったとき、励起電力を抑制し、信号光検出器により検出された信号光の強度が所定の信号基準値以下となったのち励起電力が抑制されるまでの時間は、ファイバ光増幅器に入射する信号光の強度低下に伴って上昇するファイバ光増幅器の利得分布における、信号光よりも利得が高い波長の光の利得が、発振閾値と等しくなるまでの時間に基づいて設定されることを特徴とする。
本発明の第1の態様のレーザ装置によれば、ファイバ光増幅器に入射する信号光の強度が所定の信号基準値以下となったときに励起電力が抑制され、ファイバ光増幅器の利得が減殺される。このため、信号光の入射状態に起因したファイバ光増幅器の意図しない発振を未然に防止可能なレーザ装置を提供することができる。
ASE光検出器を備えた第1の態様のレーザ装置によれば、ファイバ光増幅器で発生する自然放出光の強度が所定のASE基準値以上となったときにも励起電力が抑制され、ファイバ光増幅器の利得が減殺される。このため、自然放出光に起因したファイバ光増幅器の意図しない発振をも未然に防止可能なレーザ装置を提供することができる。
本発明の第2の態様のレーザ装置によれば、ファイバ光増幅器で発生する自然放出光の強度が所定のASE基準値以上となったときに励起電力が抑制され、ファイバ光増幅器の利得が減殺される。このため、自然放出光に起因したファイバ光増幅器の意図しない発振をも未然に防止可能なレーザ装置を提供することができる。
信号光検出器を備えた第2の態様のレーザ装置によれば、ファイバ光増幅器に入射する信号光の強度が所定の信号基準値以下となったときにも励起電力が抑制され、ファイバ光増幅器の利得が減殺される。このため、信号光の入射状態に起因したファイバ光増幅器の意図しない発振を未然に防止可能なレーザ装置を提供することができる。
図1は、本発明の第1の態様における、第1構成形態のレーザ装置を例示する概要構成図である。 図2は、本発明の第1の態様において、イッテルビウム・ドープ・ファイバ光増幅器が励起された状態で信号光が突然途切れたときの波長1030nm帯の利得の時間変化を例示するシミュレーション結果である。 図3は、本発明の第1の態様において、不随意発振防止装置による励起電流の抑制状況を観察した実験結果である。 図4は、本発明の第1の態様における、第2構成形態のレーザ装置を例示する概要構成図である。 図5は、本発明の第1の態様において、光ファイバカプラの接続構成例である。 図6は、本発明の第1の態様において、部分反射鏡等を用いた接続構成例である。 図7は、本発明の第2の態様における、第3構成形態のレーザ装置を例示する概要構成図である。 図8は、本発明の第2の態様において、イッテルビウム・ドープ・ファイバ光増幅器が励起された状態で信号光が突然途切れたときの波長1030nm帯の利得の時間変化を例示するシミュレーション結果である。 図9は、本発明の第2の態様における、第4構成形態のレーザ装置を例示する概要構成図である。 図10は、本発明の第2の態様において、光ファイバカプラの接続構成例である。 図11は、本発明の第2の態様において、部分反射鏡等を用いた接続構成例である。 図12は、本発明の第2の態様において、不随意発振防止装置による励起電流の抑制状況を観察した実験結果である。
[第1の形態]
以下、本発明を実施するための第1の形態について、図面を参照しながら説明する。図1に本発明の第1の態様における、第1構成形態のレーザ装置1の概要構成図を示す。レーザ装置1は、信号光を発生する信号光発生部10と、信号光発生部により発生された信号光を増幅して出射する増幅部20と、信号光発生部10及び増幅部20の作動を制御する制御装置40とを備えて構成される。
信号光発生部10は、増幅部20で増幅される信号光を発生する部位であり、半導体レーザやバルク固体レーザ、ファイバーレーザ等のレーザ光源11を備える。図1には、レーザ光源11としてDFB半導体レーザを用い、併せて電気光学変調素子(EOM)や音響光学変調素子(AOM)、半導体光増幅器(SOA)等の外部変調器15を設けた構成を示す。DFB半導体レーザは、CW及びパルスで発振させることができるとともに、電流波形を制御することにより出力光のパルス波形を高速で制御することができ、また温度制御することにより所定の波長範囲で狭帯域化された単一波長のパルス光を出力させることができる。
本構成形態では、レーザ光源11から波長1064nmで繰り返し周波数2MHz、ON時間が10nsec程度のパルス光を出射させ、外部変調器15により1〜2nsecを切り出してON時間が短いパルス光を出力するようにした構成例を示す。このように外部変調器15を使用すると、レーザ光源11を直接パルス発振させたときに発生するチャープ(周波数変調)を抑制してフーリエ限界に近いパルス光を発生させることができる。これにより、信号光発生部10から極めて狭帯域の単色性が高いパルスの信号光を出力することができる。信号光発生部10で発生された信号光Lsはアイソレータ17を介して増幅部20に入射される。
増幅部20は、信号光Lsを増幅するファイバ光増幅器21を主体として構成される。波長1064nmの信号光を増幅するファイバ光増幅器として、1030〜1100nmの波長帯域に利得を有するイッテルビウム・ドープ・ファイバ光増幅器(YDFA)が好適に用いられる。ファイバ光増幅器21は、コアにイッテルビウム(Yb)がドープされた光ファイバ22と、Ybを励起するポンプ光源23と、ポンプ光源23に供給する励起電力を制御する制御部25などから構成される。
本構成形態においては、光ファイバ22としてダブルクラッド構造のファイバを用い、ポンプコンバイナ24を介して、レーザ光出力部10から出力された信号光Lsをコアに入射させ、ポンプ光源23から出力された波長976nmの励起光を第1クラッドに入射させている。制御部25には、励起電力を発生する電流源26と、発生された励起電力のポンプ光源23への供給を高速遮断する電力遮断器55とが設けられている。なお、光ファイバ22としてシングルクラッド構造のファイバを用いても良く、また複数のファイバ光増幅器を直列または並列に接続して増幅部20を構成しても良い。
制御装置40は、信号光発生部10及び増幅部20の作動を制御し、信号光発生部10で発生され増幅部20において数W〜数十W程度のパワーに増幅された信号光(便宜的に増幅光という)Laをレーザ装置1から出力させる。
このように構成されるレーザ装置1において、ファイバ光増幅器21が意図しない発振を起こすことを未然に防止する不随意発振防止装置50(50A)が設けられている。第1構成形態の不随意発振防止装置50Aは、ファイバ光増幅器21に入射する信号光Lsを検出する信号光検出器51と、制御部25に設けられた電力遮断器55とを備えて構成される。
信号光検出器51は、レーザ光源11とファイバ光増幅器21との間から分岐させた光路上に設けられており、例えば、信号光を1〜数%程度反射する部分反射鏡53や、信号光の1〜数%程度を分岐する溶融延伸型の分岐カプラ等を介して、信号光発生部10から出射された信号光Lsの一部が入力される。信号光検出器51は、MHzオーダー、またはそれ以上の帯域を持つ高速の赤外光センサであり、例えばInGaAsフォトダイオードを利用したセンサを用いることができる。信号光検出器51の検出信号は制御部25に入力される。
制御部25は、信号光検出器51により検出された信号光Lsの強度が所定の信号基準値以下となったときに、電力遮断器55に、ポンプ光源23への電力供給を抑制する指令信号を出力し、電流源26からポンプ光源23への励起電力の供給を抑制する。
上記「信号基準値」は、ファイバ光増幅器21が励起状態で光ファイバ22に入射する信号光Lsの強度が低下したときに、これに伴って上昇する波長1030nm帯域の利得の大きさに基づいて設定される。
すなわち、ファイバ光増幅器21が励起状態のときに、光ファイバ22に入射する信号光Lsの強度が低下すると、信号光強度の低下に伴ってYbの反転分布率が上昇し、利得分布全体が利得の高い状態に上昇する。このとき、利得分布において波長1064nmよりも波長1030nm帯の方が利得が高くなり、その結果、上昇した波長1030nmの利得が発振閾値を超える(即ち、波長1030nmの片道利得が、ファイバ光増幅器21の反射減衰量を超える)と、ファイバ光増幅器21において1030nmでレーザ発振するようになる。
「信号基準値」は、ファイバ光増幅器21に入射する信号光Lsの強度低下に伴って上昇する利得分布において、1030nm帯の利得が発振閾値と等しくなるときの信号光の強度に基づいて設定される。例えば、信号光Lsの強度と同等または所定のマージンを加えた値以上に設定される。信号基準値は、制御部25に設けられたメモリ(不図示)に設定記憶される。
信号光検出器51により検出された信号光Lsの強度が信号基準値以下となったのち電力遮断機55により励起電力が実質的に遮断されるまでの時間は、ファイバ光増幅器21に入射する信号光Lsの強度低下に伴って上昇する利得分布において、1030nm帯の利得が発振閾値と等しくなるまでの時間に基づいて設定され、その時間と同等以下、例えばゼロ〜その時間の数十分の一以内に設定される。設定された時間は、制御部25に設けられたメモリ(不図示)に設定記憶される。
具体例として、ファイバ光増幅器21に入射する信号光Lsのパワーが0.5W、ポンプ光源23による励起光のパワーが120Wで作動している状態で、ファイバ光増幅器21への信号光Lsの入射が突然途切れたときの、波長1030nm帯の利得の時間変化についてのシミュレーション結果を図2に示す。図2における横軸は信号光Lsの入射が途切れたときからの経過時間、縦軸は波長1030nmの光の利得である。なお、ファイバ光増幅器21は、長さ3m、コア径25μm、 クラッド径250μm、コアに添加されたYbの濃度は6.9×1025 /m3とした。
信号光Lsが途切れた後もファイバ光増幅器21に励起光が入射され続けると、Ybの反転分布率が急激に高まり、波長1030nmの利得gが時間の経過とともに指数関数的に増大する。発振閾値はファイバ光増幅器21に残存する反射光量等に依存し、ファイバ光増幅器の構成により異なった値となる。ファイバ光増幅器21の反射減衰量を−50dBとすると、片道利得が50dBを超えたときに1030nmで発振する。図2から、信号光Lsが途切れた時点から約10μsecで発振に至ることが分かる。
ファイバ光増幅器21の片道利得が反射減衰量を超えるまでの時間は、励起光のパワーにほぼ反比例するため、励起光のパワーがより大きい場合には、より短い時間で発振に至り、励起光のパワーがより小さい場合には、より長い時間をかけて発振に至ることになる。信号光Lsの入射パワーが大きく減少したときから6〜8μsec程度以内に励起電力を実質的に遮断すれば、反転分布の増大が抑えられ、ファイバ光増幅器21が意図しない発振を起こすことを抑止することができる。
不随意発振防止装置50Aにおいては、信号光検出器51から入力される検出信号が信号基準値以下となったときに、制御部25が電力遮断器55に電力供給を遮断する指令信号を出力し、電流源26からポンプ光源23への励起電力の供給を数μsec以内に遮断させる。具体例として、信号光検出器51から入力される検出信号において、光パルス2〜6パルス分に相当する1〜3μseの時間(例えば、4パルス分に相当する2μseの時間)、信号光Lsが検出されなかったときに、ポンプ光源23への励起電力の供給を即時遮断する構成が例示される。
図3に、不随意発振防止装置による励起電流の遮断状況を観察した実験結果を示す。図3における横軸は時間(1μsec/div)、縦軸は励起電力及び信号光Lsの光強度である。本実施例では、光パルス4パルス分に相当する2μseの間途切れたのを確認後にポンプ光源23への励起電力を遮断しており、電力遮断器55が励起電力を遮断するのに要した時間は1μsec未満である。
不随意発振防止装置50Aを備えたレーザ装置1では、ファイバ光増幅器21が励起状態のまま信号光Lsの入射パワーが大きく減少したときに、波長1030nmの利得が発振閾値まで上昇する以前に励起電力が実質的に遮断され、ファイバ光増幅器21が意図しない発振を起こすことを抑止できる。本構成形態によれば、ファイバ光増幅器21が励起状態においてレーザ光源11がオフになった場合に加えて、例えば、レーザ光源11や外部変調器15の破損や断線、レーザ光源11とファイバ光増幅部21との間の光路上への異物の進入や光ファイバ22の導入部の断線などにより、信号光Lsの遮断が生じた場合でも、ファイバ光増幅器21が意図しない発振を起こすことを防止し、その結果、構成部材が損傷すること等を未然に防止することができる。
次に、第2構成形態の不随意発振防止装置50(50B)について図4を参照して説明する。図4は不随意発振防止装置50Bを含むレーザ装置2全体の概要構成を示している。レーザ装置1と同様の構成部分には同一番号を付して重複説明を省略する。第2構成形態の不随意発振防止装置50Bは、第1構成形態の不随意発振防止装置50Aに加えて、ファイバ光増幅器21から出射する波長1030nm帯の光を検出するASE光検出器52を備えて構成される。
図4に示すレーザ装置2においては、レーザ光源11とファイバ光増幅器21との間に、図5に示すような4ポートの2×2溶融延伸型の光ファイバカプラ54が設けられ、各ポートに信号光Ls、ファイバ光増幅器21、前述の信号光検出器51、及びASE光検出器52が結合されている。光ファイバカプラ54は、例えば分岐比を99:1とし、信号光発生部10側から入射する信号光Lsの1%を信号光検出器51に分岐し、ファイバ光増幅器21で発生して入射側に進行する後方伝播自然放出光(Backward ASE光)の1%をASE光検出器52に分岐するように構成することができる。図5には波長1030nm帯の後方伝播自然放出光のみを透過するバンドパスフィルタBPFを設けた構成を例示する。
なお、上記光ファイバカプラ54に代えて、波長1064nmの光について99%透過(1%反射)する一方、波長1030nm帯の光については全反射する波長選択性の部分反射鏡を用い、信号光発生部10側から入射して反射された波長1064nmの反射光を信号光検出器51に入射させ、増幅部20側から入射して反射された波長1030nm帯のASE光をASE光検出器52に入射させるように構成しても良い。あるいは、図6に示すように、波長1064nmの光について99%透過(1%反射)する部分反射鏡541と、波長1064nmの光を透過し波長1030nm帯の光を反射するダイクロイックミラー542とを組み合わせて構成し、両者の間に波長1030nm帯の光を遮断するアイソレータ545を設けて構成しても良い。
ASE光検出器52は、MHzオーダー、またはそれ以上の帯域を持つ高速の赤外光検出器であり、例えばInGaAsフォトダイオードを利用したセンサを用いることができる。信号光検出器51の検出信号、及びASE光検出器52の検出信号は制御部25に入力されている。なお、信号光検出器51の検出信号に基づく制御部25の作用は、第1構成形態の不随意発振防止装置50Aの説明において詳述したとおりであるため重複説明を省略する。以降、ASE光検出器52の検出信号に基づく制御部25の作用について説明する。
制御部25は、ASE光検出器52により検出されたASE光の強度が所定のASE基準値以上となったときに、電力遮断器55に電力供給を抑制する指令信号を出力し、電流源26からポンプ光源23への励起電力の供給を遮断する。
「ASE基準値」は、ファイバ光増幅器21における1030nm帯の光の利得が、発振閾値と等しくなるときの後方伝播ASE光の強度に基づいて設定される。前述したように、Ybの利得分布では波長1064nmよりも波長1030nm帯の方が利得が高いため、ファイバ光増幅器21が励起状態において、信号光Lsの入射が途絶えたり、ファイバ光増幅器21の外部に何らかの反射体があった場合、自然放出により放射された1030nm付近のASE光がこれらの反射体で反射されて増幅器へのフィードバックレベルが高くなる。その結果、ASE光のパワーレベルが増大する。ファイバ光増幅器21の外部の反射体としては、例えば、光ファイバ22の入出射面や、ファイバ光増幅器21から出射された増幅光を波長変換する波長変換光学素子等の入出射面等の汚れ等が挙げられる。このような場合、実効的にファイバ増幅器の反射減衰量が増加し発振閾値が下がることになる。そして、波長1030nmの利得が発振閾値を超えるとファイバ光増幅器21において1030nmでレーザ発振するようになる。
「ASE基準値」は、ファイバ光増幅器21における1030nm帯の光の利得が、発振閾値と等しくなるときの後方伝播ASE光の強度に基づいて設定され、そのときの後方伝播ASE光の強度と同等以下、例えば1/10〜1/100程度に設定される。
ASE光検出器52により検出された後方伝播ASE光の強度がASE基準値以上となったのち電力遮断機55により励起電力が実質的に遮断されるまでの時間は、波長1030nm帯の利得が発振閾値と等しくなるまでの時間に基づいて設定され、その時間と同等以下、例えば数分の一程度に設定される。ASE基準値は、制御部25に設けられたメモリ(不図示)に設定記憶される。
図2に、ファイバ光増幅器21が励起状態において、信号光Lsの入射が突然途絶えたときの波長1030nm帯の利得の時間変化についてのシミュレーション結果を示した。図2に示したように、信号光Lsが途切れるとYbの反転分布率が急激に高まり、波長1030nmの利得gが時間の経過とともに指数関数的に増大する。信号光Lsが途切れたのち発振に至るまでの時間は、ファイバ光増幅器21の反射減衰量を−50dBとしたときに約10μsecであった。
ASE基準値を、波長1030nm帯の光の利得が発振閾値と等しくなるときの後方伝播ASE光の強度の1/50程度としたとき、当該ASE強度を超えたのち発振に至るまでの時間は、概ね5μsec程度である。そのため、後方伝播ASE光の強度がASE基準値以上となったときから2〜4μsec程度以内に励起電力を実質的に遮断すれば、反転分布の増大が抑えられ、ファイバ光増幅器21が意図しない発振を起こすことを抑止できる。励起電力を遮断するまでの時間は、制御部25に設けられたメモリ(不図示)に設定記憶される。
レーザ装置2においては、ASE光検出器52から入力される検出信号がASE基準値以上となったときに、制御部25が電力遮断器55に電力供給を抑制する指令信号を出力し、電流源26からポンプ光源23への励起電力の供給を即時遮断させる。指令信号に基づいて電力遮断器55が励起電力を抑制するまでに要する時間は1μsec未満である。これにより、波長1030nmの利得が発振閾値まで上昇する以前に励起電力が実質的に遮断され、ファイバ光増幅器21が意図しない発振をすることを抑止できる。
不随意発振防止装置50Bを備えたレーザ装置2によれば、前述した不随意発振防止装置50Aを備えた場合の効果に加えて、光ファイバ22の入出射面や後段の波長変換光学素子の入出射面の汚れやゴミの付着がある場合や、加工対象物などから反射した自然放出の戻り光がある場合でも、ファイバ光増幅器21が意図しない発振を起こすことによりそ構成部材が損傷すること等を未然に防止することができる。更に、ファイバ光増幅器21の入射側にファイバカプラ54と信号光検出器51とASE光検出器とを設けた簡明な構成で、安全性及び長期信頼性の高いレーザ装置を提供することができる。
以上の説明では、ポンプ光源23と電流源26との間に設けた電力遮断器55によりポンプ光源23への供給電力を抑制する構成を例示したが、電流源26そのものをオフにするように構成しても良い。また、信号光Lsの波長を1060nm帯とし、ファイバ光増幅器21としてイッテルビウム・ドープ・ファイバ光増幅器(YDFA)を用いた構成を例示したが、信号光の波長は他の帯域であっても良く、ファイバ光増幅器は他のレーザ媒質がドープされたもの、例えば、エルビウム・ドープ・ファイバ光増幅器(EDFA)などであっても良い。
[第2の形態]
次に、本発明を実施するための第2の形態について、図7を参照しながら説明する。図7に本発明を適用した第3構成形態のレーザ装置3の概要構成図を示す。レーザ装置3は、信号光を発生する信号光発生部10と、信号光発生部により発生された信号光を増幅して出射する増幅部20と、信号光発生部10及び増幅部20の作動を制御する制御装置40とを備えて構成される。
信号光発生部10は、増幅部20で増幅される信号光を発生する部位であり、半導体レーザやバルク固体レーザ、ファイバーレーザ等のレーザ光源11を備える。図7には、レーザ光源11としてDFB半導体レーザを用い、併せて電気光学変調素子(EOM)や音響光学変調素子(AOM)、半導体光増幅器(SOA)等の外部変調器15を設けた構成を示す。DFB半導体レーザは、CW及びパルスで発振させることができるとともに、電流波形を制御することにより出力光のパルス波形を高速で制御することができ、また温度制御することにより所定の波長範囲で狭帯域化された単一波長のパルス光を出力させることができる。
本構成形態では、レーザ光源11から波長1064nmで繰り返し周波数2MHz、ON時間が10nsec程度のパルス光を出射させ、外部変調器15により1〜2nsecを切り出してON時間が短いパルス光を出力するようにした構成例を示す。このように外部変調器15を使用すると、レーザ光源11を直接パルス発振させたときに発生するチャープ(周波数変調)を抑制してフーリエ限界に近いパルス光を発生させることができる。これにより、信号光発生部10から極めて狭帯域の単色性が高いパルスの信号光を出力することができる。信号光発生部10で発生された信号光Lsはアイソレータ17を介して増幅部20に入射される。
増幅部20は、信号光Lsを増幅するファイバ光増幅器21を主体として構成される。波長1064nmの信号光を増幅するファイバ光増幅器として、1030〜1100nmの波長帯域に利得を有するイッテルビウム・ドープ・ファイバ光増幅器(YDFA)が好適に用いられる。ファイバ光増幅器21は、コアにイッテルビウム(Yb)がドープされた光ファイバ22と、Ybを励起するポンプ光源23と、ポンプ光源23に供給する励起電力を制御する制御部25などから構成される。
本構成形態においては、光ファイバ22としてダブルクラッド構造のファイバを用い、ポンプコンバイナ24を介して、レーザ光出力部10から出力された信号光Lsをコアに入射させ、ポンプ光源23から出力された波長976nmの励起光を第1クラッドに入射させている。制御部25には、励起電力を発生する電流源26と、発生された励起電力のポンプ光源23への供給を高速遮断する電力遮断器55とが設けられている。なお、光ファイバ22としてシングルクラッド構造のファイバを用いても良く、また複数のファイバ光増幅器を直列または並列に接続して増幅部20を構成しても良い。
制御装置40は、信号光発生部10及び増幅部20の作動を制御し、信号光発生部10で発生され増幅部20において数W〜数十W程度のパワーに増幅された信号光(便宜的に増幅光という)Laをレーザ装置3から出力させる。
このように構成されるレーザ装置3に、ファイバ光増幅器21が意図しない発振を起こすことを未然に防止する不随意発振防止装置60(60A)が設けられている。第3構成形態の不随意発振防止装置60Aは、ファイバ光増幅器21から出射する波長1030nm帯の光を検出するASE光検出器52と、制御部25に設けられた電力遮断器55とを備えて構成される。
ここで、ファイバ光増幅器21において自然放出により発生するASE光には、光ファイバ22を増幅光の出射側に進行する前方伝播自然放出光(Forward ASE光)と、信号光の入射側に進行する後方伝播自然放出光(Backward ASE光)とがある。光ファイバ22の出射側から分岐させた光路上にASE光検出器を設けた場合には前方伝播自然放出光を検出し、光ファイバ22の入射側から分岐させた光路上にASE光検出器を設けた場合には後方伝播自然放出光を検出することができる。
本構成形態では、後方伝播自然放出光を検出する場合を例示する。図7には、レーザ光源11とファイバ光増幅器21との間に、波長1064nmの光を透過し、波長1030nm帯の光を反射するダイクロイックミラー56を設け、このダイクロイックミラー56により反射された後方伝播自然放出光をASE光検出器52で検出するようにした構成を示す。なお、ダイクロイックミラー56に代えてWDMカプラを用いても良い。
ASE光検出器52は、MHzオーダー、またはそれ以上の帯域を持つ高速の赤外光検出器であり、例えばInGaAsフォトダイオードを利用したセンサを用いることができる。ASE光検出器52の検出信号は制御部25に入力されている。
制御部25は、ASE光検出器52により検出されたASE光の強度が所定のASE基準値以上となったときに、電力遮断器55に電力供給を抑制する指令信号を出力し、電流源26からポンプ光源23への励起電力の供給を実質的に遮断する。
「ASE基準値」は、ファイバ光増幅器21における1030nm帯の光の利得が、発振閾値と等しくなるときの後方伝播ASE光の強度に基づいて設定される。前述したように、Ybの利得分布では波長1064nmよりも波長1030nm帯の方が利得が高いため、ファイバ光増幅器21が励起状態において、信号光Lsの入射が途絶えた場合や、ファイバ光増幅器21の外部に何らかの反射体があった場合、自然放出により放射された1030nm付近のASE光がこれらの反射体で反射されて増幅器へのフィードバックレベルが高くなる。その結果、ASE光のパワーレベルが増大する。ファイバ光増幅器21の外部の反射体としては、例えば、光ファイバ22の入出射面や、ファイバ光増幅器21から出射された増幅光を波長変換する波長変換光学素子等の入出射面等の汚れ等が挙げられる。このような場合、実効的にファイバ増幅器の反射減衰量が増加し、発振閾値が下がることになる。そして、波長1030nmの利得が発振閾値を超えると(波長1030nmの片道利得が、ファイバ光増幅器21の反射減衰量を超えると)ファイバ光増幅器21において1030nmでレーザ発振するようになる。
「ASE基準値」は、ファイバ光増幅器21における1030nm帯の光の利得が、発振閾値と等しくなるときの後方伝播ASE光の強度に基づいて設定され、そのときの後方伝播ASE光の強度と同等以下、例えば1/10〜1/100程度に設定される。
ASE光検出器52により検出された後方伝播ASE光の強度がASE基準値以上となったのち電力遮断機55により励起電力が実質的に遮断されるまでの時間は、波長1030nm帯の利得が発振閾値と等しくなるまでの時間に基づいて設定され、その時間と同等以下、例えば即時〜数十分の一以内に設定される。ASE基準値は、制御部25に設けられたメモリ(不図示)に設定記憶される。
具体例として、ファイバ光増幅器21に入射する信号光Lsのパワーが0.5W、ポンプ光源23による励起光のパワーが120Wで作動している状態で、ファイバ光増幅器21への信号光Lsの入射が突然途切れたときの、波長1030nm帯の利得の時間変化についてのシミュレーション結果を図8に示す。図8における横軸は信号光Lsの入射が途切れたときからの経過時間、縦軸は波長1030nmの光の利得である。なお、ファイバ光増幅器21は、長さ3m、コア径25μm、 クラッド径250μm、コアに添加されたYbの濃度は6.9×1025 /m3とした。
信号光Lsが途切れた後もファイバ光増幅器21に励起光が入射され続けると、Ybの反転分布率が急激に高まり、波長1030nmの利得gが時間の経過とともに指数関数的に増大する。発振閾値はファイバ光増幅器21に残存する反射光量等に依存し、ファイバ光増幅器の構成により異なった値となる。ファイバ光増幅器21の反射減衰量を−50dBとすると、片道利得が50dBを超えたときに1030nmで発振する。図8から、信号光Lsが途切れた時点から約10μsecで発振に至ることが分かる。ファイバ光増幅器21の片道利得が反射減衰量を超えるまでの時間は、励起光のパワーにほぼ反比例するため、励起光のポンプパワーが大きければ上記よりも短い時間で発振に至り、ポンプパワーが小さければより長い時間をかけて発振に至ることになる。
ASE基準値を、波長1030nm帯の光の利得が発振閾値と等しくなるときの後方伝播ASE光の強度の1/50程度としたとき、当該ASE強度を超えたのち発振に至るまでの時間は、概ね5μsec程度である。そのため、後方伝播ASE光の強度がASE基準値以上となったときから2〜4μsec程度以内に励起電力を実質的に遮断すれば、反転分布の増大が抑えられ、ファイバ光増幅器21が意図しない発振を起こすことを抑止できる。
レーザ装置3においては、ASE光検出器52から入力される検出信号がASE基準値以上となったときに、制御部25が電力遮断器55に電力供給を抑制する指令信号を出力し、電流源26からポンプ光源23への励起電力の供給を即時抑制させる。指令信号に基づいて電力遮断器55が励起電力を抑制する時間は1μsec未満である(励起電力の抑制時間については後述する)。これにより、波長1030nmの利得が発振閾値まで上昇する以前に励起電力が抑制され、意図しない発振を抑止することができる。励起電力を遮断するまでの時間は、制御部25に設けられたメモリ(不図示)に設定記憶される。
不随意発振防止装置60Aを備えたレーザ装置3によれば、光ファイバ22の入出射面や後段の波長変換光学素子の入出射面の汚れやゴミの付着がある場合や、加工対象物などから反射した自然放出の戻り光がある場合でも、ファイバ光増幅器21が意図しない発振を起こすことより構成部材が損傷すること等を未然に防止することができる。
次に、第4構成形態の不随意発振防止装置60(60B)について図9を参照して説明する。図9は不随意発振防止装置60Bを含むレーザ装置4全体の概要構成を示している。レーザ装置3と同様の構成部分には同一番号を付して重複説明を省略する。第4構成形態の不随意発振防止装置60Bは、第3構成形態の不随意発振防止装置60Aに加えて、ファイバ光増幅器21に伝播する信号光Lsを検出する信号光検出器51を備えて構成される。
図9に示すレーザ装置4においては、レーザ光源11とファイバ光増幅器21との間に、図10に示すような4ポートの2×2溶融延伸型の光ファイバカプラ54が設けられ、各ポートに信号光Ls、ファイバ光増幅器21、信号光検出器51、及び前述したASE光検出器52が結合されている。光ファイバカプラ54は、例えば分岐比を99:1とし、信号光発生部10側から入射する信号光Lsの1%を信号光検出器51に分岐し、ファイバ光増幅器21で発生して入射側に進行する後方伝播自然放出光の1%をASE光検出器52に分岐するように構成することができる。図10には波長1030nm帯の後方伝播自然放出光のみを透過するバンドパスフィルタBPFを設けた構成を例示する。
なお、上記光ファイバカプラ54に代えて、波長1030nm帯の光については全反射する一方、波長1064nmの光については99%透過し1%反射するような波長選択性の部分反射鏡を用い、信号光発生部10側から入射して反射された波長1064nmの反射光を信号光検出器51に入射させ、増幅部20側から入射して反射された波長1030nm帯のASE光をASE光検出器52に入射させるように構成しても良い。あるいは、図11に示すように、波長1064nmの光について99%透過(1%反射)する部分反射鏡541と、波長1064nmの光を透過し波長1030nm帯の光を反射するダイクロイックミラー542とを組み合わせて構成し、両者の間に波長1030nm帯の光を抑制するアイソレータ545を設けて構成しても良い。
信号光検出器51は、MHzオーダー、またはそれ以上の帯域を持つ高速の赤外光センサであり、例えばInGaAsフォトダイオードを利用したセンサを用いることができる。信号光検出器51の検出信号、及びASE光検出器52の検出信号は制御部25に入力されている。なお、ASE光検出器52の検出信号に基づく制御部25の作用は、第1構成形態の不随意発振防止装置50Aの説明において詳述したとおりであるため重複説明を省略する。以降、信号光検出器51の検出信号に基づく制御部25の作用について説明する。
制御部25は、信号光検出器51により検出された信号光Lsの強度が所定の信号基準値以下となったときに、電力遮断器55に電力供給を抑制する指令信号を出力し、電流源26からポンプ光源23への励起電力の供給を遮断する。
「信号基準値」は、ファイバ光増幅器21が励起状態で光ファイバ22に入射する信号光Lsの強度が低下したときに、これに伴って上昇する波長1030nm帯域の利得の大きさに基づいて設定される。
すなわち、ファイバ光増幅器21が励起状態のときに、光ファイバ22に入射する信号光Lsの強度が低下すると、信号光強度の低下に伴ってYbの反転分布率が上昇し、利得分布全体が利得の高い状態に上昇する。このとき、利得分布において波長1064nmよりも波長1030nm帯の方が利得が高くなり、その結果、上昇した波長1030nmの利得が発振閾値を超えると、ファイバ光増幅器21において1030nmでレーザ発振するようになる。
「信号基準値」は、ファイバ光増幅器21に入射する信号光Lsの強度低下に伴って上昇する利得分布において、1030nm帯の利得が発振閾値と等しくなるときの信号光の強度に基づいて設定される。例えば、信号光Lsの強度と同等または所定のマージンを加えた値以上に設定される。信号基準値は、制御部25に設けられたメモリ(不図示)に設定記憶される。
信号光検出器51により検出された信号光Lsの強度が信号基準値以下となったのち電力遮断機55により励起電力が実質的に遮断されるまでの時間は、ファイバ光増幅器21に入射する信号光Lsの強度低下に伴って上昇する利得分布において、1030nm帯の利得が発振閾値と等しくなるまでの時間に基づいて設定され、その時間と同等以下、例えばその時間の数分の一程度に設定される。設定された時間は、制御部25に設けられたメモリ(不図示)に設定記憶される。
図8にファイバ光増幅器21が励起状態において、信号光Lsの入射が突然途絶えたときの波長1030nm帯の利得の時間変化についてのシミュレーション結果を示した。図8に示したように、信号光Lsが途切れるとYbの反転分布率が急激に高まり、波長1030nmの利得gが時間の経過とともに指数関数的に増大する。信号光Lsが途切れたのち発振に至るまでの時間は、ファイバ光増幅器21の反射減衰量を−50dBとしたときに約10μsecであった。
ファイバ光増幅器21の片道利得が反射減衰量を超えるまでの時間は、励起光のパワーにほぼ反比例するため、励起光のパワーがより大きい場合には、より短い時間で発振に至り、励起光のパワーがより小さい場合には、より長い時間をかけて発振に至ることになる。信号光Lsの入射パワーが大きく減少したときから6〜8μsec程度以内に励起電力を実質的に遮断すれば、反転分布の増大が抑えられ、ファイバ光増幅器21が意図しない発振を起こすことを抑止できる。
不随意発振防止装置60Bにおいては、信号光検出器51から入力される検出信号が信号基準値以下となった場合に、制御部25が電力遮断器55に電力供給を抑制する指令信号を出力し、電流源26からポンプ光源23への励起電力の供給を数μsec以内に抑制させる。具体例として、信号光検出器51から入力される検出信号において、光パルス2〜6パルス分に相当する1〜3μseの時間(例えば、4パルス分に相当する2μseの時間)、信号光Lsが検出されなかったときに、ポンプ光源23への励起電力の供給を即時抑制する構成が例示される。
図12に、不随意発振防止装置による励起電流の遮断状況を観察した実験結果を示す。図12における横軸は時間(1μsec/div)、縦軸は励起電力及び信号光Lsの光強度である。本実施例では、光パルス4パルス分に相当する2μseの間途切れたのを確認後にポンプ光源23への励起電力を遮断しており、電力遮断器55が励起電力を遮断するのに要した時間は1μsec未満である。
不随意発振防止装置60Bを備えたレーザ装置4では、ファイバ光増幅器21が励起状態のまま信号光Lsの入射パワーが大きく減少したときに、波長1030nmの利得が発振閾値まで上昇する以前に励起電力が実質的に遮断され、ファイバ光増幅器21が意図しない発振を起こすことを抑止できる。本構成形態によれば、前述した不随意発振防止装置60Aを備えた場合の効果に加え、ファイバ光増幅器21が励起状態でレーザ光源11がオフになった場合に加えて、例えば、レーザ光源11や外部変調器15の破損や断線、レーザ光源11とファイバ光増幅部21との間の光路上への異物の進入や光ファイバ22の導入部の断線などにより、信号光Lsの遮断が生じた場合でも、ファイバ光増幅器21が意図しない発振を起こすことを防止し、その結果、構成部材が損傷すること等を未然に防止することができる。更に、ファイバ光増幅器21の入射側にファイバカプラ54と信号光検出器51とASE光検出器とを設けた簡明な構成で、安全性及び長期信頼性の高いレーザ装置を提供することができる。
以上の説明では、ポンプ光源23と電流源26との間に設けた電力遮断器55によりポンプ光源23への供給電力を抑制する構成を例示したが、電流源26そのものをオフにするように構成しても良い。また、信号光Lsの波長を1060nm帯とし、ファイバ光増幅器21としてイッテルビウム・ドープ・ファイバ光増幅器(YDFA)を用いた構成を例示したが、信号光の波長は他の帯域であっても良く、ファイバ光増幅器は他のレーザ媒質がドープされたもの、例えば、エルビウム・ドープ・ファイバ光増幅器(EDFA)などであっても良い。
上記の通り、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。
次の優先権基礎出願の開示内容は引用文としてここに組み込まれる。
日本国出願2011年第009122号(2011年1月19日)
日本国出願2011年第009126号(2011年1月19日)

Claims (3)

  1. 信号光を含む波長帯域で利得を有し、入射した信号光を増幅して出射すると共に、自然放出光を発生するファイバ光増幅器と、
    前記信号光を前記ファイバ光増幅器に導く入力光路と、
    前記ファイバ光増幅器に導入される励起光を発生する励起光源と、
    前記励起光源に供給される励起電力を制御する制御部と、
    前記入力光路中に配置され、前記ファイバ光増幅器で発生され前記入力光路中を前記信号光とは反対方向に進む前記自然放出光を前記入力光路から分岐する分岐部と、
    前記分岐部によって分岐された前記自然放出光のうち、前記ファイバ光増幅器の利得分布における前記信号光よりも利得が高い波長の光を検出する自然放出光検出器と、を備え、
    前記制御部は、前記自然放出光検出器により検出された自然放出光の強度が所定の自然放出光基準値以上となったときに、前記励起電力を抑制し、
    前記自然放出光検出器により検出された自然放出光の強度が前記所定の自然放出光基準値以上となったのち前記励起電力が抑制されるまでの時間は、前記ファイバ光増幅器における前記信号光よりも利得が高い波長の光の利得が、発振閾値と等しくなるまでの時間に基づいて設定されることを特徴とするレーザ装置。
  2. 信号光を含む波長帯域で利得を有し、入射した信号光を増幅して出射すると共に、自然放出光を発生するファイバ光増幅器と、
    前記信号光を前記ファイバ光増幅器に導く入力光路と、
    前記ファイバ光増幅器に導入される励起光を発生する励起光源と、
    前記励起光源に供給される励起電力を制御する制御部と、
    前記入力光路中に配置され、前記入力光路中の前記信号光の一部を前記入力光路から分岐する分岐部と、
    前記分岐部によって分岐された前記信号光の一部を検出する信号光検出器と、を備え、
    前記制御部は、前記信号光検出器により検出された信号光の強度が所定の信号基準値以下となったとき、前記励起電力を抑制し、
    前記信号光検出器により検出された信号光の強度が前記所定の信号基準値以下となったのち前記励起電力が抑制されるまでの時間は、前記ファイバ光増幅器に入射する信号光の強度低下に伴って上昇する前記ファイバ光増幅器の利得分布における、前記信号光よりも利得が高い波長の光の利得が、発振閾値と等しくなるまでの時間に基づいて設定されることを特徴とするレーザ装置。
  3. 請求項1または2に記載のレーザ装置において、
    前記ファイバ光増幅器はイットリビウムをレーザ媒質とするイットリビウム・ドープ・ファイバ光増幅器であり、前記信号光の波長は1.06μm帯であるレーザ装置。
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